北西の魔導王国「ベルチア」 †
英雄奇譚に記された領域 西方諸国のひとつ、広い国土に 高度な魔導文明を誇る絶対王政国家
国花:向日葵 イメージカラー:黒、ゴールド
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領土 †
酒場のある街から北西にかなり行ったあたりの領域を統治する王国
高度な魔導文明を築く、中央集権的な王政国家
前黄金暦530年頃。魔導師たちが自由に術の研究を行うため、
人里離れた土地に研究所を構えたことに端を発する
国教が無く、王国の安寧秩序を害さない限り
信教の自由が認められている
比較的穏健な政治指向で、領土拡大にはかなり消極的
推定人口は数100万。ヒトやドワーフ、
水棲人などのヒューマノイド種族が7割を占める
ここでのヒトの平均寿命は長く、130年を超え、
不老長寿(メトセライズ)の方法も幾通りか実現している
各都市は治安良好。周辺にも怪物や盗賊の姿はほぼ見られないが、
奥地の遺跡や森林などへ行けば
古の魔導師たちの研究成果と思しきガーゴイル、
ゴーレムなどの魔法生物や、
魔力に惹き寄せられたレッサーデーモンなど魔界の住人が散見される
高原や峡谷には危険な野生のグリフォンが生息し、
立入禁止区域に指定されていることが多い
また、霧雨の都ウルリケなどの湿原地帯には、
大蛇や沼鼠といった怪物が旅人の行く手を阻むことがある
王都ベルチア †
スフォルツェンド公国, アルケイディア帝国あたりのイメージ
ネーミングはミルチアとヴェネツィアを足したんじゃないかと思われる
北西に大洋を臨み、周辺部を緑に囲まれた、北西の魔導王国の首都。
たまに濃霧が発生することと、冬が厳しいこと以外は概ね過ごしやすい気候。人口約100万人(仮)。
上下水道、精霊灯などが完備され、塔のような高層建築物が立ち並ぶ。
飛空挺や地下鉄も定期的に運行され、乗用に調整されたグリフォンやワイバーンの姿も多く見られる。
人工精霊や使い捨て魔導器など、マジックアイテムが一般レベルにまで普及し、国民の生活の基盤となっている。
空間圧縮、転移魔術により外見からは想像もできないほどの広さを持つ建築物や
テレポーテーション・ゲートも数多く存在するという。
イエローシャーク港 †
海魔沈めを目指したキラ・イエローシャークが住んでいた港。
大船主イエローシャーク家が実質支配権を握る独立都市……だったが現王国領。
王国からやや遠い場所に位置し、長年クラーケンに苦しめられていたものの、
魔導兵団の助力を得て解決をみたことが、王国に加盟するきっかけとなった。
ベルチア領アクイラ †
サクレツさん考案の領地です。原題は「アクイラ領」 たぶん一都市の名称でなくて、複数の街から成ると思われます
魔導王国の領土の1つ。この地の民は、濃い緑の髪と瞳。褐色肌に、5大属性とは別個の特殊魔法を使うのが特長的。
140年頃にはサクレツ・サイハ(故人)が酒場の街の学園へ入学し、
201年には、同エリア出身の商人ボア・キャッスルが、キャラバン船に搭乗して酒場の街へ赴いている。
ベルチア領ウルリケ †
人工精霊の産地としても名高く、王都ベルチアへの中継地点として賑わう地方都市。
ハイラーグ皇国領に一番近い場所にある都市。湿原に囲まれ、霧雨の都市ともいわれる。
魔族の商人ディアマンテ・ルブルムの出身地。
ウォールスオレンジ地方 †
暗黒の王・ナグレン、スイエル縁の地(にするかも)
文物 †
魔術の分類と5大属性 †
┌─炎─┐┌─水─┐┌─風・気─┐
│ 地 ││ 氷 ││ 雷 │
└───┘└───┘└─────┘
公式が魔導器を炎・氷・雷・光・闇の5つに分けているので、その分類法(ゴールデンロア古式魔導属性分類法)を主に
地は「炎」に含まれる。「氷」は水と重なる。「雷」は風や気に含まれる……などとアレンジが加えられている
無論、それに属さない系統の術も研究が進んでおり、別の分類法も存在する
音、植物(地に含める分類が有力)、時空に関する術は特に研究が盛ん
メイガスとアークメイガス、ドミナス †
独自の階位・オリジナルクラスであり、Magusの英語読み
「魔導士(メイガス)」とは、魔術師と魔法戦士、そして魔具技巧士を合わせた概念
王国民はこのメイガスが多くを占める
第8段目の公式武器称号(魔法剣などを用いるのならば、魔導器以外でもよい)を得た者は
「上位魔導師(アークメイガス)」と称され、王国民からその魔力と知力を敬われる
第8段目称号1つでなく、『炎の魔術師(第5)』+『氷の魔術師(第5)』でも、アークメイガスの階位と呼べる
例えば、レイトローズ家のシトリンは『闇の大魔術師(第6)』+『氷の大魔術師(第6)』なのでアークメイガス
メイクイーン家のニナやディアマンテは「大魔導師(グランメイガス)」と呼ばれているが、
これは「上位魔導師(アークメイガス)」より上位の尊称。アークメイガス級の力に加え、レア称号の獲得を要する
第9段目の最終称号を得ると「主(ドミナス)」と呼ばれて、その属性に関する魔術を極めし者として讃えられる
グランドメイガスの上位に位置し、名家の生まれでなくとも、将官や王族近くの役職に就けるという
ただし、魔法剣などを使うとしても、近接武器や射撃の第9段称号ではドミナスでなく、アークメイガスにとどまる
『大切断(斧の第9段称号)』を持つレイトローズ家のスイフがアークメイガスなのは、そのような理由に基づく
魔導至上主義 †
炎・氷・雷・光・闇 5つの属性を宿した魔導器。それを自在に使う魔導師(魔術師)を尊び
その反面、魔術を扱えない者を軽視、酷いときには蔑視する王国の風潮
この風潮ゆえの行動が、周辺諸国と衝突する原因になることもある
特に機械や科学の力で栄えた旧レオスタン諸国、現レオスタン連邦とは過去戦争になったことも多々ある
ほぼすべての王国民に魔法の素質・才能があるため、長い年月を経るうちに醸成された
このため、かなり強力な魔導師が国王をはじめとする重要な役職に就くのが慣わしだが
余所者が国王に就くのを避けられるシステムが出来上がっている
具体的には、王家は本家だけでなく、レイトローズ家などの傍系がいくつか集合してその体を成しており
それら家系の中から「王の資質がある強力な魔導師」という条件を満たすようにして
王国が「得体の知れない強力な魔導師」に乗っ取られるのを防いでいる
近年になってそのマイナス面が強く指摘されるようになり
状況は多少改善されてきたものの、未だ根強い
この主義に異を唱えていた学者の筆頭ともいえるのがスノーフレーキ家のラム
曰く「他所から来た人から見たら感じ、悪いやんか」
(とはいえ彼女も、先述した国王に就く資格を限定して国益を保護するシステム、はプラス面として評価していた)
王立五芒魔術研究機関(R5機関) †
略記:R5機関
建国以前から存在し、今では王都ベルチアに本部を置く魔導研究機関
魔導器の5属性と同じく、炎、氷、雷、光、闇 5つの部会に分かれ、術の研究・実験が日夜繰り返されている
ここでの成果は魔導兵団に軍事転用されるなど、王国の存続・繁栄に直結するため非常に重視され、予算も多く割かれる
180年頃にはベルチア3魔人の筆頭、レイトローズ家のセダムが炎魔術部会長と、R5機関長官を兼任
118年3月。後に西方の魔王として覚醒することになるネルバトゥーラが、R5機関所蔵の「魔王に関する資料」を閲覧している
それは彼が、当時の闇魔術部会長であった故スノーフレーキ家のラムの友人であり、
彼女が遺言で高レベルの閲覧許可コードを遺していたため、通常は非公開の資料にも目を通せたらしい
また、ゴルロア学園の生徒・ツルギが研究のため訪れたこともある
闇魔術部会のエージェント霧島ヨーコが、黄金暦138年頃から「脅威」の調査のため酒場地域に赴いていた
しかし144年5月。西にある街へ向かう街道にて、
暗殺団の見習い部隊教官(レオスタンの「紅い月」所属アサシンの疑いあり)の刃に斃れ、任務は後任に引き継がれたという
202年頃に酒場の街に訪れたキャラバン飛空艇の船医セデスも、この機関に所属していたが
本人は元エージェントであって今は関わりがない、と偽っていた
「221年1月に戦死」と記録されているものの、詳細は機密扱いになっている模様
ベルチア王立アカデミー †
留学生も数多く受け入れている王国の最高学府。入学試験はさほど厳しくないが、卒業は至難の業
卒業後は魔導兵団やR5機関などへ進む者も多い(S13機関に引き抜かれる者もいる)
魔導兵団 †
R5機関の研究成果のうち軍事転用されたものが、ここで実戦配備される
王国の防衛を担う、数万の魔導士から成る軍隊
洋風の錫杖(魔導器)、軽い皮鎧、外套が制式装備だが、各自の魔導器を持参することも可能
特筆すべきは指揮能力と、魔術の実力を兼ね備えた人物が将官や上級士官になれるという、実力主義構造
無名の家から出た魔導師が、将官になったという例は枚挙に暇がない
魔導士集団による効果的な魔術使用に重きを置き、確実に王国の脅威を排除することから
前黄金暦人魔大戦時代はかなり恐れられた
現在も王国領各地の陸、海、空に配備され、モンスターや外敵から王国を守護している
(魔導歩兵、精霊砲兵、海上艦隊、飛空挺艦隊など)
もっとも、かつてたった1人の『剣聖』相手に魔導士100人がかりで大敗北を喫したことからすると、
武術については遅れをとっている、といわざるをえない
ベルチア鋼 †
王国に古来より伝わる、法力(魔力)をもって鍛えられた合金
おおむね銀白色、あるいは青みがかった銀色
主に杖や指輪など魔導器の素材として利用され、その製法は秘密……
……ではあるが、力のある魔導師や、腕の良い鍛冶師からすれば、大体の見当はつくという
強靭さ、軽さという点ではレオスタン鋼に一歩譲るものの、比較的安価かつ、
魔力の流れを円滑にする、あるいは増幅する性質(高い魔素伝達力)があるため、魔導師の装備として好まれる
金属に触れると皮膚が爛れてしまうという種族も、
ベルチア鋼製の道具であれば爛れない、という噂もある
関連項目:レオスタン鋼
ベルチア銀 †
純銀に いくつかの希少な物質を混ぜ合わせ、魔力の流れを良くする術を施したもの
冷たく輝くこの合銀は、ベルチア鋼よりも強靭で軽量、魔素伝達力も格段に高い
通常の銀製品より硫化しにくい(黒ずみにくい)ため、メンテナンスも容易である
値が同量のベルチア鋼の10倍ほどする以外はとくに欠点の見当たらないマテリアル
224年中頃から西方商船などでベルチア銀製アイテムを見かけるようになったが
近年開発された物ではなく、昔からある物らしい
精霊銀(ハルモニウム) †
斬撃、衝撃…特に音波攻撃には強いが、電撃には弱い
という銀白色の合金。王国内で出回っている物は、ガリオン統合帝国製がほとんど
加工しやすいため(といっても王国には加工技術が無い)武器・防具やアクセサリの素材に利用される(ハルモニアの剣など)
出典はロマサガ2、サガフロ2
死神の子とひまわりの花 †
死の象徴と、生の象徴・太陽の花 その相反するものの融和
長い間定まっていなかった国花が、ひまわりに定まったのは、王国の魔導士(メイガス)の1人が酒場の街へ来たときのこと
死神の子・デスロックが撒いた種によって、漆黒の魔女宅・跡地に、毎年ひまわりが咲く光景に胸を打たれたから…らしい
それ以来、王国民の間に、彼女を座敷わらしや護り神のように丁重に扱う風習が自然と生まれた
人工精霊 †
(「鋼殻族アルバアの旅日記」より拝借)
ウルリケが一大産地。索敵用、照明用など、用途に合わせて作られる魔法生物
知能レベルも単細胞生物級から、高価なものになると高等生物に匹敵するものまである
→詳細
ドライエレメント †
人工精霊の加工技術
人工精霊を「時間凍結」あるいは「代謝停止」して長期保存を可能にしたもの
グランギニョルの日曜日 †
黄金暦97年11月に繰り糸の魔女ヴェルメィユが起こした事件。彼女の両親はメイガスクラスで、特別高位というわけでもない
彼らは魔術師のサラブレッドを作ろうと研究を始める。実験対象はホムンクルスや魔術適性の高そうな孤児達
勿論、最初は倫理観から軽い実験だった。しかし成果が出ないとなると段々とエスカレートする
だが成果はなかなか出ず、夫婦の精神を追い詰めていき……最終的には自分たちの娘に手を伸ばす
夫婦の実験は最終的に言えば成功した。成功し過ぎてしまっていた。街一つが壊滅するという最悪の形で
ヴェルメィユの「禁じられた人形劇」により住民達は狂い、殺しあった。これがグランギニョルの日曜日と呼ばれる事件だ
夫婦の実験は間違いなく優秀な魔術師(魔女)を生み出した。彼等自身が身をもってその成果を目にしたことだろう……
※さらに詳しくはベルメーユの名簿にて
人物 †
漆黒の魔女 †
(「北西の魔導王国」という設定を初めて使用したのは、このキャラから)
闇魔術第8段階『漆黒』クラスの「アークメイガス」ラム・スノーフレーキを指す。
王国での地位は、R5機関闇魔術部会長、王立アカデミー教授。そして魔導至上主義に反対する立場をとった。
関西弁キャラ。酒場のある街に移り住み、「魔王」の研究や、闇魔術使いを載せた「闇リスト」の作成などを行う。
魔眼や変身魔法、重力魔法を得意としており、
長年冒険者として生きたが、戦死。しかし功績を讃えられ、その死後、王国では「漆黒の英雄」と評されることになる
彼女には子がなく、長らく続いた「スノーフレーキ家」は歴史から姿を消し
「レイトローズ家」の勢力が増したという
死後、その魂は黒猫に転生したが、何年かの後。その黒猫の姿も見当たらなくなった
漆黒の魔女・ラム(G.E.74−117)
紅爵 †
『灼熱の』初獲得記念の観賞用キャラ
主(ドミナス)レッドベリー・アイズのこと
漆黒の魔女の死後、レイトローズ家のセダムが台頭するまでR5機関長官を務めた
ベルチアの3魔人 †
『羽散らしのマナ』 / 『大切断・スイフ』 / 『灼熱の』『闇に魅入られしセダム』 獲得記念
上位魔導師(アークメイガス)の階位にあるマナ、スイフと、2人を束ねる主(ドミナス)・セダムのこと
3名とも漆黒の魔女と互角以上の魔力・知力を持っており、王家傍系である名家「レイトローズ家」の出身者
雷鳴の覇者・マナ(G.E.127−)
魔導 †
エナジーボルト&マジックミサイル †
指向性エネルギー弾(または光線)を放つ攻撃魔術。着弾すれば衝撃によるダメージを与える。
術者の得意とする属性を帯びることはあるが、大抵無属性。
「マジックミサイル」は「エナジーボルト」に自動追尾・誘導性能を付加したものと捉えればだいたいあってる。
ロックオン方式は多岐に亘るが、標的の姿を強くイメージする方法が一般的らしい。
高位術者ともなれば、標的の魂魄などにロックして、命中精度を引き上げることができる。
エナジーボルトは単発で、マジックミサイルは同時に複数(魔力+100ごとに1発増加…がベターらしい)発射されることが多い。
威力を見極めたうえで、武器や防具で弾いたり、防ぐことも可能。
なお、「マジックミサイル」は一度発射されてしまったとしても、術者を攻撃するなど
精神集中を乱せば、全弾コントロールを失うこともある。失わないこともある。
バースデイスーツ †
相手の装甲や魔法障壁などを除去して、防御力を低下させる補助魔術。要は「脱がせる術」
スターウィルス †
人魔大戦時代に開発された合成術(スペルフュージョン)の一種。基本的には数人がかりの詠唱が必要だが、
主(ドミナス)級の魔導師ならば 単独でも使用可能
対象圏内に猛毒のウィルスを発生させて生体の視神経を破壊、目や鼻から血を噴き出させ多臓器不全にて死に至らしめる
広い効果範囲と高い殺傷力を持つが、制御が難しく
敵だけでなく味方も壊滅させるリスクを持つため、今日では禁呪として、王国内では原則使用が禁じられている
一応、ウィルスには安全装置として数秒で死滅するようプログラムが施されており
闇魔術の一種である月術「ムーンシャイン」などでも解毒が可能ではある
精霊砲 †
ほぼ位相エネルギー砲
旧型、Type3までは、火薬の代わりに魔力で弾を飛ばす魔導兵器。
火薬を使用する方が、低コストかつメンテナンス面で優れていることなどから、このタイプは次第に廃れていく。
現在のものは、砲塔、砲身内にある魔導器に魔力を抽入してリロード、発砲する仕組み。
光線や光弾が命中した部位、エリアを破壊する指向性エネルギー兵器で、原理は「エナジーボルト」に近い。
Type07以降(非個人用)ともなると破壊力は桁違いになる。
基本は無属性だが、火炎精霊砲、雷撃精霊砲、冷凍精霊砲などのバリエーションも存在している。
Type04 : 拳銃型
Type05 : 狙撃銃型、散弾銃型
Type06 : ロケット砲型
Type07〜Type10 : 大型艦船などに搭載される破壊兵器。
エンジェルシールド †
1戦闘ごとに1回しか使用できない
神族の御使い(天使族)を魔術で圧縮し、半器物化したマジックアイテム。
望まずにこれにされてしまった者や、「材料」の意識が残っているものもあるので忌み嫌われる呪物でもある。
普段は指輪や腕輪、あるいは盾として存在し、装備者の生命に深刻な危機が迫ると、光り輝く翼を出現させてその身を護る。
射撃、近接、魔法あらゆる攻撃に対して高い防御力を持つ。
特に光魔術に対する耐性が極めて高く、デーモンの眷属と人間の共同研究の産物との記録が残っている。
漆黒の魔女・ラムが所持していたのを最後に発見されていない。
外交 †
ガリオン統合帝国との関係 †
(他の中身さんとの設定シェア)一応の相互不可侵、交易関係
両国は、北西の海を隔てて存在。
王国領では高純度の銀が産出される。それを製鉄技術に優れたガリオン統合帝国へ輸出し、
帝国で加工された『精霊銀』(加工が難しく、王国の技術では作ることができない合金)を安価で逆輸入している。
輸入された精霊銀は兵器の装甲、武器・防具・装飾品や魔導器の材料となり、
一部は再びガリオンへと再輸出され、残る大部分は王国内で消費される。
そのため精霊銀(ガリオン製ハルモニウム合金)は、王国民にとって身近な金属のひとつとなっている。
高級品である黒金の魔導金属『ダマスカス鋼』も、年に僅かながら輸入。
こちらは、富裕層の高位魔導師やR5機関において使用され、一般の王国民が目にする機会はほとんど無い。
ヒルベルトホルストと関係 †
(他の中身さんとの設定シェア)
ヒルベルトホルストとは人魔大戦のおり、共に戦った間柄。
- 辺境の寒村出身のネルバトゥーラと、生前のラムに親交があった
- 現在でも、領域が近いこともあり国家間・民間問わず交流がある。
ハイラーグ皇国との関係 †
(他の中身さんとの設定シェア)
ハイラーグ皇国とは、人魔大戦のおり、共に戦った間柄。
アドラフリューグとの関係(なうどろーいんぐ) †
(他の中身さんとの設定シェア)
十字教(≒キリスト教)のシスター・シュガーの郷里「ヨーレンホルム」が、
王都ベルチアから、ほぼ真北へ海を越えて何日か行ったあたりの土地にある。陸路の場合は北東へ迂回する。
そこは寒冷地で、酪農・牧畜中心の田舎。大昔に北方にいた狩猟民族の一部が根付いた土地らしく、「ホルム」は代々の族長の名。
裕福な土地柄ではないらしく、細々と生活している。名産品はチーズ、ヨーグルト、スノゥラビットの毛皮、ゴートの角など。
丘陵、山岳地帯が多く、珍しいモンスターとしてスノゥラビットやゴート等がいる。その身から取れる素材は重宝される筈なのだが、
商売に向かない金銭に無関心な民族性のお陰で商人にとってはいいカモとなっている。
その節制な民族性ゆえ、十字教の布教は比較的進んでいる。恐らく最北西の布教地であろう。
※尚、この地方出身の冒険者の多くは「牧童」であるという……
ナエド港 †
ノタレ島のナエド港から出航した海賊船(バーカム・ノーザンライトが乗船していた)イントレピッド号が領海内に侵入してきたため
魔導兵団のアーウール級巡洋戦艦が警告の後、精霊砲をもってこれを撃沈した
酒場のある街 †
私立ゴルロア学園の地下に存在するとされる(実際には別の場所にある空間を魔術で繋げている)
学園地下迷宮の転送用立体魔方陣や、空間圧縮・結合といった魔導技術、
インビジビリティ・クロークなどのマジックアイテムは、明らかにベルチア産のもの。
このことから、王国が迷宮建設に何らかの関わりがあったと見られるが、詳しいことは定かでない。
エルフィンプライムとの関係 †
王国から東(酒場からは西)霧深き森にあるダークエルフの里
700年程前のファーストコンタクト以来交流があり、良好。上位精霊魔術や、乗用グリフォンなど、ここから伝わったものも多い
王立アカデミーに教授として招聘されているダークエルフもいる
レオスタン連邦との関係 †
王国から南東の方角へかなりいったところにある「茫漠たる砂漠」に位置する、古より連綿と続く文明圏
この連邦を構成する都市の中に、王国とは何度か武力衝突したエリアもあり、
また、暗殺団「紅い月」によって、王や高官を暗殺された過去もあるため、良好とは言い難い
しかし連邦成立時に一応の不可侵条約を結んでおり、民間レベルでの交易は盛ん
補足 †
特務機関・セクション13(S13機関) †
略記:S13
諜報、防諜、破壊工作などを行う組織。王国はその存在を公式には認めていない
全容不明。強力な魔導師がその任に当たり
レイトローズ家など王家近縁の人物が代々関わっていると噂される
限定的ながら王国で禁忌とされた術を研究・使用できる権限を持つという
外法魔導師・シトリン(生年不詳−G.E.179)
レオスタン・ナジャ政変において、黒幕側の手駒として加担
「リッチ」と呼ばれる種族に変貌した元人間。レイトローズ家の影の歴史に属する人物
通常武器ではほとんどダメージを受けないが、ヴァンパイアやダンピールはその特性を突破できる
そのため、ミロクが雇ったダンピール、カウェント・ロッソ・ツェペシュによって滅ぼされた
消滅前にキリク、ネモと接触したが、彼らとカーマローカを結ぶ物証は得られなかった模様
矛盾の魔王 †
矛盾の魔王ヴァルキサスの逸話が、現在でも連綿と伝わっており
上位魔導師(アークメイガス)の中にも、密かに彼を信仰する者までいるという
つまり、知名度や逸話の内容如何でその力を増減させる彼の者は
王国領内では絶大な力を持ち得る
漆黒の魔女・ラムらが酒場周辺域の「魔王」について調査を行い、
酒場の街におけるヴァルキサスが関わった戦闘記録を幾つか回収している
またコーガ領領主のコーガ男爵が実際にヴァルキサスと接近・遭遇、交渉したことがあり、
その時の仔細が魔導王国の大使へ伝わっている
なお「前黄金暦時代に矛盾の軍勢と戦火を交えたことがある」という記録があるが
真偽不明であり、歴史学者間での論争が絶えない
その他 †
- 「力のある魔導師は死後黒猫になる」という言い伝えがあり、黒猫は丁重に扱われる
- 東の、いわゆる日本系の国家(日出国など)から移り住んだ者も多い
そのため時折、和名の姓もみられる(霧島分家、霧島本家など)
- 人魔大戦とは数百年前に起きた、魔族と地上民との戦争
魔導王国は地上民側、西方国家連合軍として魔導兵団を投入している
- 死神の子デスロック、魔王ヴァルキサス、古龍アトリアはベルチアでは人気の意匠
- 保護主義的な経済政策を採っている
- 農業に適した土地がそれほど多くは無いが、魔導技術で穀物を大量生産するファクトリーやファームがいくつもある
よって自給率は高め。しかし、珍しい香辛料や天然の作物は輸入するしかない
- 「魔女の箒社」という魔導式エアスクーター製造・販売会社がある
- 有名な魔王や竜の名を冠した飛空艇が存在する。王国正規軍である魔導兵団や研究機関R5の装備で、工作機関であるS13の飛空艇はこれらとは別にある
航空母艦:「ヴァルキサス級」「アキベドル級」
戦艦:重武装艦「ンガ級」、小型高速艦「アトリア級」
特殊兵装試験艦:鹵獲艦「ファーブニル級」、焼夷兵装艦「フレムガルド級」
どれも精霊砲と呼ばれる魔導式ビーム兵器と、空対空および空対地魔導ミサイル、対物および対魔防御結界(シールド)を搭載している
- ※魔導王国戦術飛空艇のイメージ