Chouette
──黄金暦246年9月──
狩人の資格を得た女は、止り木に別れを告げて古巣に舞い戻る。 その手には仲間のサインでいっぱいの旅行鞄、懐に忍ばせた人魚の鱗。 帰路の途中で女は一枚の写真を見た。 「あらゆるものは去り、何物も止まらぬ」 「同じ川に二度と足を踏み入れることは出来ない」 「されど川は同じ空の下で流れ続ける」 女は笑んで帰途に着く。 こうして3年6ヶ月に渡る女の短い旅路は終わった。
三行 †データ †
日記 というより口述 †情報の秘匿は個の利を助け、広く知らしめば後の礎の一つとなる。
黄金暦246年9月 †
副次的なこと †
コメあうあう † |