此花家出身 此花朔夜 496678 †
あるところに長い時を生きた狐の妖怪がいました
悪さばかりしていた狐は、一人の人間の男に懲らしめられました
男は言いました
「お前はこの先もずっとずっと生きていくのだろう」
「私が死んだあとも、生きて悪さを働くかもしれない」
「だからお前に枷をつけさせてもらった」
「この枷はお前の力を封じるもの。いつかお前が本当に人間を愛し、理解するときまで外れることはない」
狐は憤慨しましたが、枷の効力は絶大でした
いつしか狐は枷を外すことを諦め、男の傍に寄りそうようになりました
そして長い長い時が過ぎ、男は死に、狐は一人になり、枷を付けたまま生きてきました
その後狐はとある街にたどり着き、単なる興味からある集団に首を突っ込みました
そこはとても暖かくて、優しくて、賑やかで、居心地のいい場所でした
定められた別れの日まで、皆が精いっぱい、全力で生きていました
狐は思いました
「あぁ、これが限られた命を持つ種族の美しさか」
そして心から願いました
「彼らの行く末を見守りたい。誰にも忘れて欲しくない」
最後に、狐は気付いたのです
「ならば自分が記憶し、語り継いでいけばいい」
「それが、長命種たる自分が、彼らのために本当に出来ることなのだ」
それから更に長い長い時が過ぎても狐は生きています
依然と違うのは、狐の胸の中には大切な、大切な仲間との思い出が残っていること
そして、その首にはもう首輪がついていないことでした
お主らはわしの記憶の中で生き続けておる
これが、主らのために、わしが与えられる永遠じゃよ
GL部よ、永遠なれ
ID: | 496678 |
名前: | 此花朔夜 |
出身家: | 此花 |
年齢: | ?? |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
方針: | |
難易度: | |
信頼性: | |
その他: | ステータス/戦歴/名簿 |
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三行 †
| キツネで! |
法術師で! |
ババァ!!!! |
<さらばじゃ!またどこかでな! †
設定 †
耳と尻尾が示すとおりキツネの妖怪
その姿は10代後半程度だが、その実年齢は100倍近く
時代がかった口調でぺらぺらとよく喋る
よく回る口だがその言葉の大半は冗談だったり妄想だったりするので
そんなに真面目に耳を傾けなくても彼女との会話は成立する
自身は妖怪でありながら人間に対しての敵意はない
むしろ人間が作り出す様々な技術に対して強い好奇心を抱いており、積極的に人と関わろうとする変り者
戦闘技術 †
長生きしているだけあってそれなりに腕は立つ
主に味方に向けた法術、陣術での後方支援を得意とする
個人指定のバフ、範囲指定のバフを主に使用する
共に無詠唱でほぼ即時発動が可能なのが強みではあるが効果は普通程度
法術に使う錫杖は仕込み杖となっており、これを用いた近接戦闘もある程度は可能
居合のような抜刀術を得意とし、自分から切り込んでいくのはどちらかといえば苦手
しかしどちらも純粋なアタッカー、サポーターには及ばない
臨機応変に立ち回れる便利な役回り程度で考えておくと間違いない
交遊録 †
クチバ | 猫を連れた少年。最近見かけんが… | プライ | 自称宇宙人。わしを所有物だと言い張る |
ムァン? | GL部の長寿組。色々と気のまわる奴じゃ | ??? | …そういや名前聞いておらなんだな。狐仲間と思われる |
ヒナボリ | GL部のギルマス。小さいながらも立派な部長 | メル | ちっこい癖に不遜な奴。それに見合う実力はあるようじゃがの |
カーラ | 商人。あぶらげを売ってくれるのはありがたい | 華厳 | 忍びの癖にまったく忍んでおらん。本人曰くそれが役目だとか |
リラン | 人魚の少女。ちょこまかとよく動き回る奴じゃのう | ロッシャ | ブン屋の少女。何やらGL部のことを記事にしたいらしい |
シュエット | 無口じゃが感情は豊かな奴じゃの。尻尾はもっと優しくな… | レト | 勇者の青年。ふざけた態度じゃがその心内は真の勇者じゃの |
キエル | 司祭の少年。わしの医術の師でもあるの | 咲碁 | ちゃらけた態度じゃが、無能ではない。良き哉良き哉 |
バーク? | 自称騎士。さてさて、その肩書きの真贋は如何に | | |
TIPS †
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| | 身に着けた首輪
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彼女がその首に付けた皮の首輪を決して外すことはない
本人の意志があればすぐにでも外れはするだろうが、彼女はそれを善しとしない
傍目には随分と古ぼけたものに見えるだろう
何かしらの意味があるものか
それとも単なるファッションか
彼女はそれを語ろうとはしない
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+
| | 尻尾の数
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通常、妖狐の尻尾の数は年齢と蓄えた妖力に比例して増えていくもの
1200年を生きた彼女の尻尾は、普通に考えれば9本あってしかるものである
しかし彼女の尻尾は現在1本しかない
そしてその身に蓄えた妖力もせいぜい200〜300年を生きた狐程度のものしかない
その理由は彼女の遠い記憶の彼方にある
このことを騙る時、彼女は自らの首輪に軽く触れ、思いを馳せる
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こめあうん †