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| | 最初期
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- 漁村
- 拠点の中核である廃漁村。どの国にも属さない辺境に存在し、かつては漁業によって栄えていた。
最盛期には数十世帯が暮らしていたものの、度重なる魔物の襲来によって半数が死亡・行方不明となり、生存者も逃散した。
廃村となって四半世紀が経過しているが、今なお営みの跡が残っている。
数十年後に冒険者たちが活躍する「酒場」の街からは、直線距離にして50km程度離れている。
実際には山脈などの要害に阻まれるため、一朝一夕にはいかない。
とはいえ、馬車による交通網が発達しているので、それらを乗り継げば容易に辿り着けるだろう。
建築物、特に住居は魔物の爪牙と風雨に晒されていたこともあり、
まったく使い物にならない。住居は立て直した方が良い。
- 住居から少し離れた倉庫には、農具、漁具、村の催しに使われた道具などが収められている。
いずれも古ぼけてはいるが、大事に使われていたのだろう。手入れが行き届いている。
- 住居近くには、山の湧水を引いた井戸がいくつかある。長らく使われていなかったため、掃除が必要だ。
- 海
- かつては平和で穏やかな海であったが、ある日を境に魔物がはびこるようになってしまった。
生き残った漁師によると「急に潮の流れがおかしくなって、それから魔物がたくさん出るようになった」らしい。
今もなお危険な状態ではあるものの、漁業資源の宝庫である。
- 暖流と寒流が複雑に入り混じっており、多様な生態系が構築されているようだ。
//ご都合主義なのでなんでもいます。
- 沖に「魔物の巣」と思われる小島がいくつか確認されている。
小島を中心に嵐が巻き起こっており、また、付近には海棲の魔物がたむろしている。小舟では近づくことも難しいだろう。
漁村を壊滅に追いやった魔物の出処であるとされ、非常に危険。解決すべき問題の一つ。
- 磯
- 砂浜の両翼に広がる、ゴツゴツとした岩場。
- 本格的な漁ができない者でも、ちょっとした釣りや素潜りができるスポット。
干満の差で水生生物が取り残されていたりする。
また、貝類が多く自生している。焼いたりして食べるとうまいゾ!
- 石でできた小さな祠があり、綺麗な球状の宝石が祀られている。
漁師たちは出漁前に、ここで航海と漁の安全を祈っていたようだ。
- 砂浜
- 白い砂地が広がる波打ち際。嵐の次の日には漂着物が多く流れ着く。
- 係留場
- 木製の古びた桟橋。ボロボロの小舟が数艘、係留されている。中型船までならギリギリ寄せられそうだ。
- 山
- 最大1500m級の峰が連なる山地の、端の当たりの低山。開拓が行われず、ほぼ手付かずの自然が広がっている。
海側には針葉樹が多く、やや高地には広葉樹が生い茂っている。
通年で豊かな湧水があり、村で上水に使われるほか、海へ流れ込んで涵養する働きもある。
- 軽く散策をすれば、食べられそうな山菜や果実をすぐに見つけられるだろう。
- 本当に食べられるか、体に害がないかどうかは自身で確かめる必要がある。
- 村落から離れた高地には大型の肉食獣が生息、時には魔物も出没する。
開拓に資する稀少な資材があるようだが、自分の身を守れない者は立ち入るべきではない。
- 畑
- 山の程近くにある耕作地。放置されてずいぶん経つため、草が生い茂っている。
手入れをすれば畑作ができるだろう。
傍らに簡便な資材置き場があり、塩抜きされた牡蠣殻が山積みになっている。
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