簡易説明 †
平坂会の一般部員。
コメント欄 †
そんなもの……ウチにはないよ…
細々とした設定とか †
三年生女子。
身長は158cm。体重51kg。
中流階級の家庭に生まれ、ごく普通に育った。
戦闘向けの異能をたまたま持っていたため、
なんとなく通信教育でバントライン一刀流という早撃ち(抜刀術の一種)を学び、
平坂会のことを偶然知って参加した。(Bチームのまとめ役)
あだ名は桃っち、まいちゃんなど。
コンジュラーには名前を引っ掛けてモブ子という不名誉なあだ名をつけられてしまった。
持っている武器は誕生日プレゼントにアリシアにもらった霊剣クトネシリカ・真打。
かなりの切れ味と剛性、しなやかさを併せ持つ凄まじい刀。
好きな食べ物はカレーライス。
趣味はアイドルの歌をカラオケで歌えるよう練習すること。
将来は犬を飼いたいらしい。
最近、足の甲にドライヤーを落としてすごく痛かったらしい。
掃除が好きで平坂会のどこかをいつも掃除している。
異能『神行法』 †
思考や肉体を加速させる異能。
ファーストステージの異能ながらまぁまぁ速くなる。
精神的消費もほどほど、性能も悪くない。
怪我を避けるため足回りの保護は必須となる。
セカンドステージになったら『体内時間加速』、
サードステージになったら『戦闘レベル危険域限定解除』って名前にしたいなぁとぼんやりと考えている。
(そうなることは多分ない)
リンク、相談スペース、コメントアウト †
そんなもの……ウチにはないよ…
まさかの! いただきもの(ありがとうございます) †
- 竹のちっちゃいつづらと中にみかんいっぱい(多々良恒河沙)
- 冬にミカンをいっぱい食べられる幸せったらない。
- 竹のつづらは後で小物入れに再利用してたら、お婆ちゃんが笑って褒めてくれた。
- 高級焼き菓子セット(立華千透)
- うわー!! こんなに美味しい焼き菓子なかなか食べられない…!!
- 家族でダイエットは明日から作戦してたらあっという間になくなった。良い…
- スパイスボトルとスパイスラックのセット(雲野彼方)
- めちゃくちゃ活用している……!!
- 特にこのスパイスラックの品のいい、調度品としての調和具合がセンスぅ…って感じ。
- 新品の掃除用具一式(フェル・シュング)
- 来たね、来たね!? こういうのが普段使いにとてもいい!!
- そして使ってみてわかる、私の手の長さにちょうどいい道具の数々…グッド。
- 櫻岡大神宮謹製・勝守(法力10倍版)(櫻岡八雲)
- 不思議と勇気が湧いてくるお守り。可愛くデコってある。
- これをつけてから裏奈多区で大きな怪我をしなかったし、本当に素晴らしいもの!
- 海外のオシャレでお高い洗剤(氷室静)
- わー!! よく広告とかあるけど手が出ないお値段のアレー!!
- シンプルな写真立て(蒔絵大地)
- 不思議と部屋にぴったりな、落ち着いたデザインの写真立て。
- みんなで撮影した写真を入れて、今も大事に飾ってある。
- グレイビーボート(ナンシー・恵比寿橋)
- あはは! かーわいー! こんなグレイビーボートあるんだ、びっくり!!
- そして不思議なことに今の今まで普段使いして欠けも傷もない。大事に使っているのもあるけどね。
- 丈夫な指貫グローブ(市川勇樹)
- いつも使っているもののワンランク上のやつきたー!!
- 不思議といつも使っているものより手に馴染んだ。抜刀居合はこういうのが大事なんだよね。
- うさぎ意匠のキーホルダー(櫻岡真榊)
- 可愛い! こんなキーホルダーがほしかったんだー。
- そして家の鍵をつけていつも使っているけど、見る度に笑顔になれる。そんな一品。
- 錬金鋼材で作られた薬玉図の鍔(倉花姫乃)
- いや誕生日にもらっていいレベル超えてるでしょこれー!?
- 軽く、丈夫。サビ一つ浮かないこの鍔は、何度酷使しても割れることはない。
- 桃図目貫と桃色下緒(倉花姫乃)
- 追加のプレゼントきちゃったー!? 女神か!! 姫乃ちゃんマジ女神!!
- 私の戦闘時の衣装とぴったりで、とても気に入っている。
- 小瓶に入った桃のフレグランスの香水(祇洋助)
- いや先輩器用ですね!? とーってもいい匂い…
- なのに主張しすぎない、いい感じの香水だった。先輩、調香師になれるんじゃないかな…
- 流行色のアイライナー(高坂綾)
- お化粧をあんまりしてこなかったけど、先輩に教わりながらやってみたら…素敵!!
- 颯先輩にもらったものも一緒に使い方を教えてもらった。今も同じのを買って愛用している。
桃田舞子の手記より抜粋 †
- 4月XX日 段階的集団探索・浅層
- 今日は平坂会による裏奈多区への強行偵察を行った。
しかし、転送段階でAチームは予想地点より外れたポイントに転移。
敵の数は異常発生といえるレベルで多く、
私たちBチームとカナちゃんたちCチームは早々に撤退。
私も仲間を守るために勇み足を踏み、結果として負傷してしまった。
なんでも噂によるとAチームは姦姦蛇螺と戦ったらしい。
よくわからない。こんな浅い層に姦姦蛇螺が出たことは今までにない。
記録にもない、とコンジュラーは言っていた。
帰還した魔眼の消耗も激しく、ブレイバーは大きな傷を負っていたようにも見えた。
正直、不安が募る。
このままでは黒の王を討伐するより先に、何かしらの大きな犠牲を払うことになるのではないだろうか。
思考の隅にネガティブの黒点が消えないまま、私は今日も生きている。
- 5月XX日 段階的集団探索・二回目
- 今日は万全を期して、事前に用意したセーフハウスから探索を行った。
けど、トラブルというのは起こるもので。
BチームもAチーム同様、大量の猫の忍者に襲われてしまった。
Aチームはその上で、くねくねと八尺様まで相手にしたようで。
どんどん敵が強くなっている気がする。
私たちBチームは、Aチームがヌシを撃破した先で転移できるよう安全確保を…
行うはずだったけど。
高坂先輩のドッペルゲンガーが現れて、私たちは全滅させられてしまった。
悔しい。負けたことが、じゃなくて。
高坂先輩に責任を感じさせるような負け方をした、弱い自分がただ悔しい。
- 6月XX日 段階的集団探索・三回目
- この日はストライダーの……高坂先輩のドッペルゲンガーを討伐するために潜った。
ブレイバーが相当な負傷をしていたり、セイバーやメイガスが消耗してたり。
色んな部分で強敵だったのだろうと伺わせる。
高坂綾ドッペルゲンガーは討伐され、高坂先輩と統合がなされたらしい。
私は時々考える。黒の王は何故、人の心を踏みにじってまで誰かを遠ざけたいのか、と。
そして………その。会話の大部分とドッペルゲンガーの言葉はインカムを通じて聞こえていた。
BチームもCチームも全部高坂先輩のドッペルゲンガーについて知っている。
……めちゃくちゃ気まずい。
- 7月XX日 四凶『窮奇』戦
- 悪神、四凶の窮奇と戦うことになった。
私たちは周囲の怪異と戦っていたけど、Aチームは真正面から窮奇と戦っていた。
すごい勢いの攻撃を時にいなし、時に受け、時に反撃しながら戦うAチーム。
私はあの中に入れなくても。
あの人達の助けになれるのなら。
何度だって戦いの中に身を投じるだろう。
出てきた周辺怪異は中国系怪異が多かった気がする。
もう陰摩羅鬼はうんざり。
さらなる四凶、渾沌の出現により全員が撤退を余儀なくされた。
これから先の激しい戦いを予感させる、そんな終わりだった。
- 8月XX日 暴走族の怪異及び伊吹大巳戦
- 暴走族の怪異を壊滅させるために水白高速へ。
珍しくAチームに混じって戦ったけど正直、周囲はレベルが違った。
これがAチームかぁ。Bチームのまとめ役くらいじゃ足を引っ張るだけなのかなぁ。
そんな思考を覆す、シャイニィさんとランセイバーさんの正体。
そうか、二人は櫻岡兄妹だったんだ。
でも、正体が露見したことにショックを受けて櫻岡(兄)は倒れてしまった。
……シャイニィさんの技で全滅を免れたんだし、お礼を言いたいんだけど。
多分、モブに言えることはあんまりない。
伊吹大巳も取り逃がし、大混乱の戦闘終了後ミーティングになってしまった。
私は心の中で櫻岡(兄)と櫻岡(妹)に感謝しながら帰路についた。
- 8月XX日 櫻岡真榊ドッペルゲンガー戦
- カレーを食べていたら櫻岡(兄)が裏世界に行ったとの報告が。
Aチームが現場に急行すると櫻岡(兄)とドッペルゲンガーが対峙しているシーンだった、らしい。
(私はBチームなので周囲の怪異と戦っていた)
急に一帯が真っ暗になったり、歪んだ光で満ちたりと
遠目に見ていても激戦が覗える、そんな裏世界バトルだった。
結果として櫻岡(兄)は自分の心の闇を受け入れ、また私たちと一緒に戦ってくれることになった。
(櫻岡妹も自分のドッペルゲンガーを受け入れたみたいだけど詳細はわかりません!)
これで櫻岡先輩と八雲ちゃんにちゃんとお礼が言える。
今までありがとう、二人共。これからもよろしく!
- 10月XX日 氷室静ドッペルゲンガー戦
- Aチームは氷室くんのドッペルゲンガーと戦ったらしい。
とはいえ、私はドッペルゲンガーの喋ったことについて細かいことは聞かなかった。
話すなら本人の口から、であって。それは誰かから又聞きすることではない。
そして私のようなモブに話すようなことでもないだろう。
戦闘中、凄まじい冷気が吹き荒れ、戦場の外で怪異を散らしていたBチームにも被害が及んだ。
はっきり言って規格外の力だった。
これが氷室くんの心の闇、と思うと同時に。
これほどの力を持った存在を生み出す黒の王が恐ろしくなった。
いつか、倒さなきゃいけない相手なのに。
私は心の奥底で黒の王を恐れているんだ。
氷室くんは自分のドッペルゲンガーを受け入れたらしい。
それは良いことだけど、手放しで喜べることではないようにも感じた。
- 11月XX日 黒の王遭遇戦
- この日、私たちは黒の王と遭遇した。
……まるで戦闘力が違いすぎた。いや、違う次元の強さというか…
とにかく、Aチームはあっという間に全滅寸前まで追い詰めれてしまった。
でも、私の誕生日を祝ってくれるって……みんな言ってたから…
考えるより先に私は黒の王の前に飛び出していった。
黒の王の前で啖呵を切り、覚えたての奥義『絶・白刃一掃』で勝負をする私。
でも……それを嘲笑うように弾く黒の王の前に立ちはだかったのは。
コンジュラー……ううん、エグゼクター。アリシア・アンダーソンだった。
彼女の圧倒的な力でも為す術のない黒の王。
それでもアリシアの機転で何とか全員、命を拾うことができた。
もし……私が黒の王を怖がっていたせいであいつが力をつけたんだとしたら。
私は自分が恥ずかしい。
- XX月XX日 黒の王最終討滅戦
- この日、私たちは万全を期して黒の王に挑んだ。
アリシアが絶対否定の力で切り傷をつけていた黒の王は、弱体化していた。
そして前準備をし、強くなっていた私たちは黒の王との戦いを優位に運ぶ。
皆の力を結集して、黒の王を打倒した。
(私も最終奥義で黒の王の腕を斬った!!)
しかし、黒の王は現れた自らのドッペルゲンガーの力を強引に吸収し、
黒い龍として私たちに立ちはだかる。
その力は圧倒的だったけど、ドッペルゲンガーの寂しいという気持ちをねじ伏せて力を得たせいで
黒い龍は風や砂粒が触れても激痛が走る……生き物として不完全な存在となっていた。
Aチームはその力の限りに戦い、黒い龍を征伐。正しい終わりを与えた。
私たちの戦いは終わり。裏世界はアリシアの手で崩壊し、平坂会の戦いは終わりを告げた。
…私も戦えた。もう黒の王の影に怯えることはない。
平坂会を巡る物語はひとまずこれで一区切り。
もうこれ以上、この手記を読む必要はない。