マスター・リコール/サーヴァント『ライセンサー』
- (─あれから宿舎から荷物を拾い、そのままリコール宅へと向かった。)
(道中、案内以外の言葉を交わす事は余りなかったが…その無言は決して居心地の悪いものではなかったと思う。…少なくともリコールは。)
(目の前に広がる景色の中、小さく見える家を指して)あそこの家だ。家に人が戻ってるかもしれないし…戻ってなくても困るから、潰すなよ? (「これ」だとやられかねん、と薄く笑いながら今自分が乗っているそれを指し、荷物を手に取る) (「…さて。乗った時は押し込まれた訳だが…どう降りるもんだこれは…」などと思っているリコールを知ったものかと言うように、それは次第に地へ降りていった) -- リコール
- ああ、……此方も視認した。
(長距離巡航形態の機体、副操縦席からの声に仮面の男は応えて) (低速かつ見慣れない場所からのナビ…とはいえ存外短い空の旅、その間に平静を取り戻した様子を画面上から見取って再度頷く) 問題ない、あれだけ空間があれば……門前で安全に停まれよう (降りるぞ…とだけ告げて、機体が急速に下降) (寧ろ垂直落下というべき軌道で地上へ近付き……空中変形での機体の減速と絶妙な推力調整) (地表すれすれで暫し浮遊した後、黒の巨人が正しく門前に降り立った) -- 仮面の男?
- -リコール・リンヴィ・ウェースト宅前-
(目を白黒させて「あれは下降と言うよりは落下だった…!」と怒りと恐怖を混じえた声で訴えつつ、手を借りて降りる) (「”これ”はとりあえずはここに置いておけ」などと雑な指示をしつつ、荷物を抱え直して家へと足を進める) (寂しそうに佇む小さな家へ近付いて行くにつれ、上空から小さく見えたそれはそれなりの大きさの家だと認識を改めさせられるだろう)
…なぁ。(突然、家へと歩いていた足を止めてそちらを見やる) -- リコール
- (退屈せずに堪能してもらえたようで何よりだ、と邪気なく笑んで)
(黒い巨人を降りて見やれば既に三つ折りのような…格納時のコンパクトな形態となって鎮座していた)
うむ、なかなかの門構え……どうした、主人よ? (不意に足を止めた先導にゆっくりと後方に続いていた男が見返して) -- 仮面の男?
- …良かったらでいい。来たばっかりだしな、落ち着いてからでも構わん。…一緒に師匠の墓に挨拶に、行ってくれないか
わたしにまた家族ができたのだと、あの人に伝えたいんだ。…例え、そこに師匠が眠っていなくともな。 (少し気恥かしくなって咳払いをひとつ)…そ、それに知っての通り、聖杯戦争に行ってからは宿舎に篭りっぱなしだった…久しぶりに挨拶したいのもあるんだ …分かってるかもしれないが命令をするつもりはないから、お前の思うように答えてくれればいい。これはただの質問だ…お願いでもあるが (「答えは聞かなくても」と思っていても…何処か気弱な、伺うような目で返してしまう) -- リコール
- (向かい合って立ち止まり、気恥ずかしげに勇気を振り絞って告げられるお願い…)
(そんな事か…と男は事も無げに呟いて、リコールに歩み寄り…軽く頭に触れて) ならば荷を置いてから花を選びに参ろう……主人の彼方での行状を、私からも仔細に話さねばなるまい (二つ返事よりも直截な解…気兼ねせずに言えばいい、そういう男からの姿勢の現れか) -- 仮面の男?
- (人に願い事をするなんて殆ど無かった。慣れないその行動はどうにも居心地が悪くて、視線が彷徨うが)
…うん。ありがとう。(望んでいた答えと触れられた掌。それだけで落ち着いた気がした) …あんまり話す事も無いかもしれないが、な。…何と言うか…色々情けなくもあるし……そもそも、聖杯を獲りに行くなど!と怒られてもおかしくない事を、した。 (視線を地面に落として頬を掻く。表情は見えないが、声から苦笑っているような色が見える) 勿論、後悔なんてひとつもないし…わたしは違う形で、願いを手に入れた。そして、それを叶えた。 満足だ。これでいいし、何よりこれがいいと思ってる、けど。 (頭上に載せられた手に、そろそろと手を添えてから顔を上げ) それでもきっと、多少なり怒られるんだろうなあと思う。…そしたら、一緒に怒られてくれるか。 (上げられた顔は既に怒られた後のような顔で。…それから声も上げずに一筋だけ涙を流した。怒る人など、既に居ないというのに) -- リコール
- (暫らく目を離した間にキミは随分と色々な顔を見せるようになったのだな…と。)
やれやれ、随分みっともない顔だ…これでは怒るより先に師に笑われてしまうぞ? (仕方のないといった口振りで笑い掛け、触れ返した小さな手を握り) ならば任せておけ、私は説教を受ける側のプロフェッショナルだ。 懲罰と訓告漬けには慣れていてな……我が剣の師との対峙は大半が正座だった (しんみりとした空気を面白くもない冗談?で軽快に飛ばして) -- 仮面の男?
- (こんな空気でも冗談を言ってのけた事に何だか笑えてきてしまって。一度大きく吹き出してから、クスクスと笑い)
…レディにみっともない顔だとか言うのはやめろと、前にも言っただろ …っはぁ、くふふ……プロフェッショナルがついててくれるなら、何とも頼もしい限りだ。…ありがとう
…それにしても いつの間にか、余り見なかった表情をするようになった、な。 (擦ったからか少し赤い、まだ涙を含み濡れた瞳で微笑みながら、握られていた手をゆっくり握り返しながら…ぽつりと漏らすように) …それとも、そう言った所を見る前だった…だけだろうか? -- リコール
- ユニオンの国民性というものだ、如何なる逆境であろうと軽口と共に笑い飛ばす…ん?
(意外な言葉だったのか幾分驚いた様子で) 興味深い、な……今まさに私の方も主人へ同じ印象を抱いていたところだ。
共に戦に備えたあの間は濃密な時間ではあったが、過ぎ去ってみれば一時に過ぎず… 時を置いて見えなかったものがこうして見えてくるのは不思議でもないが… 互いが互いに変化をもたらしている一つの証拠かもしれん。 -- 仮面の男?
- (何かおかしい事を言っただろうかと、驚いた顔をきょとんと見つめ返していたが)
そう、か。…そうだな、あの頃のわたし達とは少し違う様に思う。いい方向に、変わったのかもな 同じ志を持ち、共に行動して…それ程長いとは言えないけど、密度がな。…短期間に色々ありすぎた。 ああ、そうだ。…元より、似たもの同士だったのではないかと思うのも、否定はしない。 (口元を緩め、思い出したかの様に付け足して。握ったままだった手を引いて、止まっていた足をゆっくりと、再び進め出す) そんなもんで似たもの同士だ。仲良く行こうじゃないか。…これからもな。
(希望を含めた言葉なのか) (これからを見越した様になのか) (それでもいいのか?と問いたいのか) (自分に、そして相手に言い聞かせているのか) (それとも、それらすべてか) (楽しさと、ほんの少しの不安を含ませたような声色で) きっと、長くなるぞ。 (そう言った。) -- リコール
- ああ……悪くない。
(ポツリと洩らした言葉) (頑なさが解れ、いい意味でも悪い意味でも…お互い緩く、いい加減になった) ならば望むところだ、と……言わせてもらおう (かつてと同じ男の怖じぬ、頼もしさを秘めた不敵な笑みがリコールを見返して) (…その表情は空のように晴れやかで、少年のように愉しげだった) -- 仮面の男?
- (愉しげな笑みに何時もと少し違う歳相応の笑顔で返して)
(ゆっくり、家へと歩いて行く) (そうして扉の前へ着くと同時に、繋いでいた手を離して) ちょっと待った。グラハムはまだ、そこで立っててくれ。 (と言って、自分はひとり戸を開けて中へ入る。手に持っていた荷物を置いて、改めてと言ったように振り返り)
…おかえり。 -- リコール
- (門前で待機を命じる言葉と先行する背…万能には程遠い身には、主人の意図を汲みかねたが)
(振り返った瞬間の…彼女の表情から全てを察して)
(ある種の儀式。出迎える家主からの、来るであろう言葉を待ち。) (必然、その言葉を受ければ…ならば敢えて。言わせて貰おう、と)
…ああ。『ただいま』だ、リコール。リコール・リンヴィ・ウェースト……グラハム・エーカーは帰還した。 -- グラハム?
- (その言葉に柔らかく微笑んでから、爪先立ちになって抱きしめる)
(背丈の差から、抱きしめていると言うよりは親に縋る子供のようだ)
うん。…ここがお前の…グラハムの家だ。 (その体制のまま満足気に見上げて、笑ってみせる) (先程までの笑顔とはまた少し違う、何処か安心したようなもの…その笑顔もまた、歳相応だ)
おかえり。おかえり、なさい。 …ありがとう。
かえってきてくれて、ありがとう (今までで一番小さいけれど、一番柔らかい声だった) -- リコール
-
- (召喚の間に足音が響く 小さく音を立てながら真っ暗なそこに入ってきたのは、この場に不釣り合いな小さな子供)
魔方陣はもう用意されてる、のか …粋な計らいだな (何故用意がされてあるのか、一体誰が用意したかなんてどうでもいい 例えこれが無くたってやってみせるつもりだった) (本来であればこれに加え、詠唱も必要である筈だ けれどそんな事知った事ではないとばかりに、彼女は真っ直ぐ魔方陣へ歩を進める) これがあるだけで十分だ やる…やって、みせる (ぎゅっと手にした懐刀を握り、そして、魔方陣の中央へ投げつけるように突き立てた) …呪文詠唱なんて知らない これが、誰のもので、誰を喚び出せるかなんて 調べもしなかった(淡々と、静かな口調) おれは……いや、わたしは (パン!と勢い良く手を叩き合わせ) そこにある手掛かりと…自分の力だけで、喚んでみせる! (覚悟を決めるかのように そして自分を奮い立たせるかのように声を張り上げ) (魔方陣とその中央にある懐刀へ全魔力を注ぐように、手を翳した) -- リコール
- 成長途上にして未熟な少女、傲岸な詞は己を追込み……昂ぶらせ、鼓舞する
精神の高まりが直に呼応して、駆け巡るのは鮮やかな紅 ……燻り続けた火種のように、矛先を得た激情。秘め、堰止め続けてきた膨大な魔力の奔流 場に敷かれた陣諸共灼くが如く、一気に循り… 突き立てられた短刀を基点に還り、また廻る
増していく場の圧力…一度始まれば止める術は無く、餓鬼が如く術者へと更に一層を求め続ける 望む存在を引き当てる為に、自らの下へと導き続ければ……逆流してくる蒼い光と、その奥に潜む漆黒 --
- …っく…早く、しろッ…!
(じわじわと、けれど確実に増してゆく圧に顔を歪め、苦しげな表情を見せる そんな余裕が無い中、耐えぬくためにもまだ見ぬ相手へと毒づいた)
っ!?眩し…… (真っ暗なその部屋を満たす眩い光に思わず目を閉じる 閉じていても目を開けているかのように光が広がっているのがわかる) うまく…行ってるだろ…!…間怠っこしい、早く、来いッ! (その包むような光の中でなんとかじわりと目を開けて 手を翳すように、それを掴むように、それに縋るように、光に潜む黒へ手を伸ばす) -- リコール
- (意地でも諦めぬ強い意志、力付くでも急くように手繰り寄せたその宿縁……)
(身の内側へと青が染み込み、結び付く繋がり……) (途端、場に満ちた圧力が四散。禍々しい赤の粒子が辺りに埋め尽くすように舞って……)
(視界の前方に何時からか、人影一つ。東方風の奇異な風体、その仮面の男) 単刀直入に聞こう……私を呼び出したのはキミで相違ないな? (媒体の短刀の前に佇む少女へとそう問うた) -- 仮面の男
- う、わ!?(突然掛かっていた圧が四散し、力を込め踏み堪えていた体は手を伸ばした前方へと倒れ込む)
痛…なんなん… (少々強くぶつけた所をさすりながら、体制を直そうと毒づきつつ顔を上げる…何なんだ、全く と紡ぎだされる筈であった言葉は続くことなく消えてしまった) そ、こにある…「それ」が、お前のなら…そう…だ (突如現れた仮面の男から視線を逸らすこと無く、魔方陣の中央へ突き立ったままのそれを指差して) …お前が誰かなんて知らずに喚んだ、何が出来るかは知らない …質問をひとつする、答えて (目を一度も逸らさないまま、仮面の男の目を見て) 力が必要だ だから、喚んだ …お前はそれに、応えられるか -- リコール
- どうやら間違いではないらしい……その懐剣は我が師より頂戴したものに相違ないからな
(視線を遣った後に男は転倒した少女へと歩み寄る) …フッ、これは傑作だ!まさか誰彼とも、何とも知らずに…とは! (痛快とばかりに愉しげに笑う) ならば、その問いは…ナンセンスだ (少女の問い掛けを切り捨て、鬼面の向こう側…青く鋭い眼光) …私は何の為に此処にいるのか。キミの願いに応える、その為以外にはありえない (現界した段階で己の存在意義は既に認識している…この偽物の武士道の使い道も) -- 仮面の男
- 無知なる幼き者よ、逆に問おう。キミにはこの私を従える覚悟はあるのか、と?
(少女の眼前で仮面の男は身を屈め、向かい合う…その視線は強く、見透かすように器を計る) 我が望むは強者との闘争……老若男女、神も魔も。因果運命愛憎すら越えて、一切を斬る血河。 私を傀儡として飼い馴らせるとは思うな…一度踏み入れば引き返せぬ。 怯惰を見せるならば我が道阻む敵として、キミとて斬ろう (主人すらも容赦はない、同時に男の言葉は決して単なる嚇しではないのだ) その覚悟があるのならば……私の手を取り、立ち上がるがいい。 -- 仮面の男?
- そうか それなら、それでいい わたしから言うことは何も
(見通すよう男の視線に、隠す素振りも見せずあからさまに顔を歪める) 先程の言葉を借りようか 「その問いは、ナンセンスだ」 言っただろう 誰かも、何が出来るかも知らないと …今更そんな事で揺るぐような、ヤワな覚悟じゃない 例えもっと聞く耳を持たない様な奴でも手懐ける いや、従わせる…と、言った方がいいかな お前だって飼い馴らしてみせるさ それまでにそっちが逃げ出さないといいが、なあ? (そう言って下から挑発するような視線を投げかけて に、と笑った)
…そういう事だから 分かったなら手、貸して 従え、と言う意味でも …今、立ち上がるのに、と言う意味でも -- リコール
- 怖い顔だ……気概くらいはそうであって貰わねば困るというもの…
(小憎たらしい少女の口振りと態度に不快よりも、寧ろ嬉しそうに男は低く笑う) 主人よ……最初の頼み、心得た。なれば、参ろう…まずは如何したい? (軽く手を取り、少女の身を引き上げて起こして…問い掛ける) -- 仮面の男?
- レディに対して怖い顔とは失礼だな(ふん、と鼻を鳴らしつつこちらも笑う)
っしょ、と…ご苦労 …どうしたいか?そんなの決まってる わたしの前に道を作れ 邪魔者は蹴散らし …聖杯を、手に入れるぞ ライバルは多い…やれるか?いや、やれるだろう?(問いかけるような言葉は消え、殆ど命令のようなそれ) -- リコール
- 望みとあれば姫らしく抱えるのもやぶさかではないが?
(からかうように冗談を返して) 何人居ようと、やれるかと問われれば無論と答えよう……但し。 (きっぱりと応えながらも言葉を句切って間を置く) 主人であるキミの地力があってこそだ……今や私とキミは不可分に結び付いている キミの力を糧に存在している以上、その分を超える力を私も振るい得ないという訳だ 物理的に道を造れと言うならば、それこそ四方十里を山ごと更地にしてみせるだがな…… (過大な自信家か大言に聞こえる言葉を気負いもなく淡々と) -- 仮面の男?
- 男なら女の口から言わせるものではないな、モテないぞ(肩を竦めながら薄く笑い)
わたしの力が不安か?…そうだな、喚んだのがこんな子供だ、そう思っても仕方がないだろう けれどお前に生前以上の動きをさせてやれるのは、保証するさ その言葉だけじゃ例え主とは言え、信用出来ないか?自信はあるんだがな (その様子に気にする事も無く、自分も堂々と言ってのける) -- リコール
- 残念ながら私は女人には厳しい。
何より…童の使うべき台詞ではないな、もう少し齢を重ねれば淑女として世間もキミを扱うだろう ……疑うというよりは限界を把握する必要があるという意味だ。 初見の試作機の処女飛行でも記録更新出来る自負はあるが… 撃墜数を稼ぐ前に本陣たるキミの陥落では無意味だ それ次第で勝つ為の戦略が変わり、戦術の幅が絞られてくる…… 魔術師辺りのサーヴァントであれば、試さずとも加減を見抜けるのだろうが …残念ながら私はその類が不得手だ。キミの眼に若いながらも才気を感じる程度、さ -- 仮面の男?
- …わたしのサーヴァントは、ホモだった
(その言葉を聞いた途端眉を寄せた まだ若い彼女には理解も共感も出来ず) …別にいい 淑女として扱われたと言って、わたしに得な事なんてそう無い…わたしが本当に欲しい物は、それじゃない …言葉で表すなら、魔術師を5人用意して、わたしと同格、かな 他で表すとしたら…そうだな、実戦、くらいか?所謂ぶっつけ本番、と言う奴だが…限界を把握しないままは少々不安かな? (誰が…とまでは言わないが、彼女に不安そうな顔色は勿論一欠片もない) 不得手?…お前、クラスは -- リコール
- どう思おうと一向に構わんが、思考が飛躍しすぎと言われた事はないか?
私か?私はあれだな…アーチャー?ん……これは違うな。 ライダー、いや……ライセンサー、といった所か。 どうやら一般的なサーヴァントではなく、イレギュラーなクラスらしい。 五人分との自己申告だが、引き自体は確かに悪くないか…… だが、実力はあっても過信は死を早めるものだ… -- 仮面の男?
- ない そして、わたしの今の意見は間違ってはいない、と言わせて貰おう まあなんだ、頑張れよ
ふむ、確かに…聞いたことがない、な (ざっと調べただけなのだが、多分、そのようなクラスは無かったように思う 何にせよ自らイレギュラーと名乗っているのだ) わたしは死なない …それに過信云々は、お前もそうかもしれないじゃないか -- リコール
- 全力は無論だが、ならば敢えて言わせてもらうぞ……キミは誤解をしている上に思い込みが激しい、と!
基本の七クラス以外の分類、イレギュラー…大概派生で、特化型等ではあるが 私の場合は複合型…マルチ或いはハイブリッドと言った所だ。 (単純に言えばレアものと思えばいいと告げて) …才に溺れて努力を怠り、思考を放棄したまま無策で場当り的。 (指折り数えて) 人はそれを残念な人…或いは自殺行為と呼ぶ -- 仮面の男?
- …何処がどう誤解だと言うんだ?(思い込みが激しい…辺りは否定しても水掛け論になるだろう、ととりあえず置いておく)
(気になる事や詳しい事は落ち着いてからやその都度でも良いだろう とりあえず簡単な説明で済まし、次の話題に移ろうとした…が、指折り数えながら次々と出てくる言葉を聞いて口を閉ざし、眉間に皺を寄せ始めた) …それで、お前は何が言いたい?…わたしがそうだとでも言うのか まさか自分がそうだと言う訳じゃ、ないだろう? (普段だったら気にも止めないその言葉たち それが何故だか今は無性に腹が立って、苛立ちを隠さず口調に出す) -- リコール
- やれやれ、平行線か…困ったものだ。
まあいい、一先ず落ち着ける場でも探すとしよう……ん?ああ、他意はないが。 (視線は言葉の額面通りであると暗に告げてくる) 初対面で相手の全てが分かる程の眼力は私も残念ながら持ち合わせていない。 例えば……キミが妙な従者を引いたと思っていると判る程度で、な 故にそうではないと、これからの行動で証明してくれればいい… …それで自ずと、我々は勝利するだろう (憎たらしく捻くれた男の挑発的な言葉の数々、その一方で勝者たる信頼関係を構築できると確信している口振り) -- 仮面の男?
- (睨み付けたままその言葉を聞いて、小さな彼女は漸く理解する…今は自分の事をそう思っているのだろう、それでも…)
理解した(最後の一言を聞くと、漸く子供らしい笑顔を見せて、一言だけだがそう答える) …こんな場所で長話をし過ぎたな…とりあえず部屋に行こうか 用意された部屋が、あるそうだ (そう言ってひとりずんずんと扉へ進み…部屋を出る前に仮面の男の方へ顔を向ける) …これから、宜しく頼むぞ (それだけ言うとすぐ顔を背け部屋を出て行く) (そして、部屋の外から「早くしないと迷子だぞ」と言う声) -- リコール
- さてリコールとやらは居るかな?(まずはコンコンとノック) -- シャレット
- (声掛けにもノックにも言葉では応えもせず、いきなりガチャリとドアを開ける) -- リコール
- 話しどおりの人相風体だ この嬢ちゃんで間違いなさそうだな(色とりどりのキャンディを取り出して)とっとけよ お近づきのしるしって奴さ -- ガンスリンガー
- ガンスリンガーお前は誰にでもそんな感じなのか?ふむ、特に何も言わずとも分かるとは思うが、顔見せというやつだな -- シャレット
- 悪かったな 子供は嫌いじゃないんだ ん…ああ、すまん気づかなかった! ほら、好きなの取っていいぞシャーリー -- ガンスリンガー
- 知らない人に物は貰うなと「保護者」から言われている 結構だ
(話通り、と言う言葉に眉を顰めながら飴を差し出した男を睨むように見やり) 顔見せ…ガンスリンガー………対戦相手、か?(玄関先で漫才をされても困る、と言った顔) -- リコール
- わかったわかった、一つ貰うから少し落ち着け(一個とって口に運ぶ)
ああ、対戦相手、と言うことになるのかな?正々堂々と言うつもりも無いが、顔を知らずに戦うのも無いだろうと思ったまでだ -- シャレット
- そうかい、残念だな だが賢い子だ こいつは手ごわいかもしれんぞシャーリー(笑って飴玉をひっこめる)あんた一人か? -- ガンスリンガー
- 子供相手だと皆それなりに油断するのだがな そこの、見る目はあるんだな?
(顎でガンスリンガーを指しながら腕を組んで笑う) …普通は顔を見たがるものかね?まあ親交を深める訳ではないから、別に問題はないか? …いや、居たと思うが…こちらも呼んだ方が、良いだろうな(部屋の奥へ顔を向け)…ライセンサー、客人だ -- リコール
- 勿論私も居る……
(二人の後方から男の声) (今まで違和感なく部屋の入り口正面の自販機に寄り掛かっていた男) (明らかに人目につく筈の異様な風体の男が近付いてきて) -- 仮面の男?
- …おい、ライセンサー?(部屋の奥まで様子を見に行って…帰って来ると二人の後ろに居る男に目を向けて)
何処に出てきてるんだお前は(恥かいたのを隠すように若干怒りを含んだ声) -- リコール
- はっはっは、今回は命懸けだからな ケツに火がついちまってるのさ それにあんたは一人前のレディだと聞いていたんでね
ああ、仮面の…ライセンサーか どういう縁だかやりあう事になったらしい よろしくな(ポンチョの下から差し出される右手) -- ガンスリンガー
- もとより油断するつもりは無い、見た目ほどあてにならないものは無いからなっと、ほう、これがリコールの従者か(いかにも怪しげだなぁとの顔)
通常の権謀術数なら見ようとも思わんがな、ルールが決められている上での争いだ、見ても見なくてもそれほど趨勢に影響は無いだろう? それでも敢えて来たのは見てみたかったからだ -- シャレット
- 要は暇だったのさ お堅いのは無しで行こうぜシャーリー(肩を揉む)どうだ、あんたらさえよければ飯でも食いにいかないか? -- ガンスリンガー
- 部屋に置くと狭くなる…とキミが駄々を捏ねるから、アレを屋外に移動させていた
其処へ客人が丁度よく来ただけの話だ…… (カツカツと足音を立てながらガンスリンガーの前に立ち、手を差し出すかと思いきや留める) …いかんな、キミとの握手は辞退させてもらおう。 下手に触れようとすれば…堪らず此処で始めてしまいたくなる…… それでは不完全燃焼だ、当日まで漲らせねば……! (奇抜な格好の割に口調は理知的…一方でその眼は狂喜に満ている) (仮面のサーヴァント…己を隠し、内なるものを抑える為なのか) -- 仮面の男?
- (従者に肘撃ちをくらわせつつ)気安く触るなといっているだろう?まったく、そこの仮面の男とは正反対も良い所だ
そもそも食事など相手が了承するとは思えないが、馴れ合うつもりは無いのだろう?(とこれはリコールに声をかける) -- シャレット
- 何処からの情報か教えて貰いたいものだな?褒めてやりたい(腕を組み直しながら胸を張り)
見た目で油断するような人間はこんな所には居ないかもしれないな…つまらん、武器がひとつ用なしになってしまった (目を伏せてフン、と鼻を鳴らし、言葉通りつまらなさそうな顔) 駄々を捏ねたとか言うな、人を子供扱いして…少しはそこの男を見習ったらどうだ(と言いつつ、仮面の男へどうする?と言いたげな視線を投げかけ) -- リコール
- 勇ましいな あんたも楽しみはとっとけない口かい?(閉じたり開いたりしながら手を引っ込める)
お、迷ってるな だったらこのねーちゃんのおごッ(腹を押さえる)俺がおごってやろう! 皿からはみ出ちまうほどでっかいステーキだ 腹いっぱい食えるぞ! -- ガンスリンガー
- かと言って淑女扱いしても文句が多い…ならば私の好きなようにするのが正しい選択だ。
(主人の視線を意に介した様子もないが) 私の主人は食に煩い…何処か良い店を知っているかね? (先の態度の割に存外乗り気なのか…緊張感があるのか無いのか掴み所が無い) -- 仮面の男?
- 奇遇だな。残念ながら辛抱弱い性質で、ね……ガンスリンガー
強者を目にすると…気も漫ろになる程に落ち着きもないのさ (肩を竦めて残念そうに笑う) -- 仮面の男?
- お前の場合淑女に対しての態度がなってないからであってな…聞いてるのか、おい
(意に介さないその態度に眉間の皺を一層深くする) …と言うことだ(眉間の皺に指を当て、首を振ってから シャレットへ返すようにそちらを見上げ) -- リコール
- ……従者同士が乗り気で、マスター同士が消極的とはな……まぁリコールに異存が無ければ私は構わないが
(そもそもそれは私の金だろう、と突っ込んでおく事も忘れない) -- シャレット
- ではガンスリンガー、道案内任せた(割と投げやり) -- シャレット
- ああ任された そっちの嬢ちゃんはライセンサー、あんたがエスコートしてやってくれ っし、いくぞ野郎ども!(出発していった) -- ガンスリンガー
- おやかわいい こんにちは、リコールさん 対戦相手じゃないと分かったので、ふつーにご挨拶にきました
(カップ入りのぷちショートケーキを幾つも入れた袋を提げている) -- アルス
- (主人よ、客人だぞ…等と呼び掛けている可愛い刺繍入りのエプロンをした仮面男の姿も見える…) -- 仮面の男?
- (仮面の男へとお前…と呆れ返った声をかけながら小さな子供が現れる)
…対戦相手だどうの、って事は、キミも聖杯関係か(決して警戒は解かない、と隠す様子も無く堂々と顔に出し) それで?なんの挨拶だって?対戦相手じゃあないんだろう? -- リコール
- (なんかこわかわいいのがいる…と思いつつ)
ええ、マスターのアルスといいます これからよろしくお願いしまーすって挨拶です よかったらどうぞ、ホワイトデーですしね(ぷちショートケーキを2つ差し出す。毒などは入っていないものだ) -- アルス
- (隠すように仮面の男の前に立つが、まあ勿論、隠せている訳もなく)
…「よろしく」?…今回は当たらなかったものの、敵には変わりない…いずれわたしとお前で戦う事にもなるかもしれない それでも、か(どう見ても自分より年上であろうアルスを睨みつけるようにしてそう言い) (続けて差し出されたそれにも、睨みつけるような視線…暫くそのままで手を出さなかったが……中身は気になるようで) -- リコール
- もちろん、分かっていますよ(睨まれるのを気にする様子もなく)
そのときにはお互いの願いをかけて、全力で戦いましょうね 絶対、悔いの残らないように まぁ……これは好きにしてくださいな(カップを適当に置いて) それじゃあ、またね -- アルス
- …マスターは基本サポート、とは言え、殺し合いをするのに、なんで顔を合わせようとするのか…不思議でいけない(先程話していた相手はもう居ないと言うのに、疑問をこぼす)
あいつはなんだか危なさそうだ…毒殺、にしては堂々としすぎる、か? (どうしたものかとカップに目を向けたまま) -- リコール
- 主人よ、口を挟むのも何だが……油断せぬのは良い事だ。
しかし、もう少し悠々堂々と構えるがいい。私が居るかぎり手出しはさせん
少なくともそやつは…従僕を直には伴わずに我らの前に姿を見せたのだからな 敵に塩を贈ると言う奴だ……ならば相応に礼を見せぬにしても 手土産を素直に受け取らんと器量が小さく見えるぞ? -- 仮面の男?
- (毒味役が欲しいかとエプロンを外しながら問うような視線) -- 仮面の男?
- む(器量が小さく見える、と言われれば少しむっとした表情になるが、間違ってはいない意見に黙りこむ)
(ああ、外すのか と言う表情で仮面の男を見やり)…もし毒が入っていたとして わたしが死ねばお前も死ぬ、が…戦い前に死んでもらっちゃ困るのだが まあなんだ、注意するに越したことはない人物だが…甘いものは平気か -- リコール
- 問題ない、盟友の買い込みすぎたドーナツの処理をよく引き受けたものだからな……
決闘の場以外、対決の日取り以前に目立つ交戦は禁ずる約定ではある。 屍晒さぬように気を付ける事だ。 …何より私は『心眼』を鍛えている、未だ我らへの害意はみえん。 故に今の段階では要らぬ心配だろう……と、私の勘が告げているぞ? -- 仮面の男?
- …ドーナツ、食べるのか(少し意外そうに)
そんなみっともない真似はしない、しないし、させてくれるなよ? …残念ながら、わたしはまだただの子供だから、色々と経験が少ない その分……は、補え (頼りにしている、とは言わず) まあ、それならいい…信用するぞ、その言葉 紅茶あるのか、あれ(自販機を指差す) -- リコール
- 熟知している、ご期待にはお応えしよう……
盟友の好物でな…特売と聞くと腹の限界以上、無駄に買い込む男だった。同僚と手伝ったものだ 無論抜かりはない、緑茶やココア…果汁系も取り揃えている。 冷凍系の甘味や食品類となるとまた別に用意する必要はあるがな… (男の宝具と説明されたが、自販機に関係したサーヴァントというのはどうにも奇怪であった) -- 仮面の男?
- とりあえずてすとだけ -- りこーる
|