BEWITCHED!!

  • （出立の時間になった。行きは転送を使ったが、帰りは迎えに来てもらわねばならない）
    （鈴子と約束をしているので、そこまで行く必要があるのだが）
    やぬし。またがいたいんだが。（服を着た状態でがに股の格好で壁に凭れ掛かっている）     -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 23:05:11
    • あああああ……親御さんとかになんと説明すればよいやら……！！（一晩でどれほど己を糾弾した事か知れない）
      だ、だろうなァー！！！（ゆりりりの惨状を見て戦慄。罪ある人も罪無い人も全力で石を俺に投擲しなさい）
      （そして、離別の覚悟も霧散していない。いっそ、この娘を掴まえて逃避行でもしてやろうかなんて、）
      （ダイムノベルでもそうそう出て来ない様なベタな展開に逃げようと考えてすらいた）
      ……無理を、無理をさせたなあ。ええと、そうか、歩きにくいというか、転ぶというか、キツいよな、それじゃ。
      股裂きを常に貰ってるようなもんだもんな。（しでかした事を想い、ハートがズタボロになる家主）
      （少しの逡巡を経て、ゆりりりの前で背を向けて屈む）……ん。       -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 23:29:38
      • いや、またさきとかでなくたんにヒリヒリするだけだぞ。（がにがに）
        あー。こまった。……りんちゃんにおいていかれる……。ん？
        （背中によじ登る）ごめんなー、やぬし。とちゅうまででいいからな。
        かいだんがたぶんつらいから、したまででもいいぞ、そこからはたぶんだいじょうぶだ。
        なー、やぬし。これで好きなひととセックスできて、あたしが言ってたみたいなスゴイひとになれるか？         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 23:35:21
      • （(よじられっ)「軽っ……！」荷物の包みを背負うよりも数段軽い感触に、撃震が奔る）
        ごめん、っていうか、俺がやったことだしな……。（出せるなら体中の穴という穴から血を出したい気分）
        途中まで連れてく。（体幹を安定させて揺らさないようにし、扉を開く。ああ、片手で支えられるこの重量よ）
        （ロビーのベルボーイやらに会釈しつつ、ドアマンが居るホテルを選んだ事を感謝して、ぽくぽく歩いてゆく。意識しないと、重さは感じられない）
        お前次第だよ。あと、星の巡り合わせだな。俺は、気がついたら必要以上のものを持ちすぎて、膝をついちまったから。
        望むと望まざるに関わらずな。……でもな、ゆりりり……お前なら、良い結果になると思うさ。それぐらいされたって、罰は当たらない。         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 23:48:53
      • （ふんふん、と聞いていたが、やがて首をかしげ）……？　ちがうぞ。
        「やぬしが」スゴイひとに、なれるか、聞いたんだ、あたしは。
        ……これでおわかれだからな。あたしがみとめたスゴイやぬしなんだから、やぬしにはスゴイひとになってほしいんだ。
        ひざをついたなら、たちあがればいいだろう。（文字通りの意味だと捉え）あたしをせおえるくらい、まだやぬしはげんきじゃないか。（逆にそれが助言になった）
        とまってたら、だれにもあえないし、どこにもいけないからな。またあえるかも、なんていうのもなくなっちゃうしな。         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 23:54:45
      • （背中が少し強張った。この娘の性格など手の内で、不意を打たる事も無いと思っていたが、昨日から突かれっぱなしである）
        ……お前は。（「他人の事を心配し過ぎだ」他人などと、口を出せよう筈も無い。あわよくば、己だから言われたのだと思いたくもあった）
        （儚い絆の糸は、世界を隔てて垂るものなのか。風に煽られただけで切れる蜘蛛糸に等しいのではないのか）
        お前は、軽い癖に……。俺じゃなくたって、そこらのおおっきいめの犬だったら軽く背負えるだろ。……でも、お前ぐらいは背負えるんだな。
        バカめ。心配に及ぶもんか。一時期は、地域の中で最強とまで謳われてたんだぞ。……人に出来無い事ぐらい、十二分にやってやる。
        遮二無二歩き散らかしてやるよ。（早足の歩幅を抑えて、少し速度を落とす。場所がむやみに近く思えてきた）……ゆりりり、お前もな。その、痛いのはすぐ収まるから、ちゃんと歩けな。         -- メイアーワイズ 2012-02-16 (木) 00:10:59
      • そっか。（返事は短い。短いが、家主の背中で、小さく笑顔を零した。それはそれは幸せそうな笑顔）
        （初めては家主がいい、と言った言葉に嘘はない。大切な人を救うことができたのだとしたら、自分の痛みなど気にならない）
        （ただ痛いだけだった今までの道のりに比べたら、背中の温かさを感じることができる今の方が、少女には幸福だった）
        まかせろ。あたしはりっぱな……だれかをえがおにできるようなひとになりたいからな。
        まじょでなくても、まほうがつかえなくても、やぬしみたいにすくえるひとっているんだな、っておもったからな。
        まほうがつかえないのに、だれかをすくえるって、まほうみたいだな。（矛盾していても、今の少女の本音でもあった）
        この辺でいいぞ。きっと、てんそうするところまでみられてると、あたしもやぬしもなくだろうからな。
        （よいしょ、とせなかからおりる）ありがとうな、やぬし。がんばれ。がんばるよ。あたしも。         -- ゆりりり 2012-02-16 (木) 00:17:21
      • （笑顔は見えない。声の上擦りと身動ぎで、背が少し擽ったく、知る事は出来た。別れがまた辛くなる）
        （大部分では己が大人だ。しかし、社会通念などに限った話で、人間的にはこの娘は随分大人なようだった）
        （鈍る足取りは、この娘がこうして別れを決意していなければ、容易く逆を向いて、どこかへ連れ去りでもしたかもしれない）
        ……解ってるじゃないか。過ぎた力なんて、必要ないんだよ。むしろ、加減ができなくなって傷つける事もある。
        簡単な事なんだ。人は、それを難しくするばかりなのがいけない。
        （軽々しかった重量なのに、躄離れてみると、寒しさが背中へ吹きつける。この温もりの大きさは何にも替えられない）
        馬鹿め、それは俺の台詞じゃんかよ。頑張れよ、お前も。なあ、頑張れよ……辛くてもさ、どっかに俺が居るからさ。
        どっかで俺も頑張ってるだろうからさ……。ありがとうな、本当に。なあ、きっと、ゆりりりならやれるから。
        （頭を撫でてから、ついと踵を裏向ける。きっぱりしなければ、先に泣きそうだった）         -- メイアーワイズ 2012-02-16 (木) 00:41:02
      • そうだな。それは、とてもうれしい。やぬしががんばってるとあたしがうれしい。
        だから、あたしががんばってるとやぬしがうれしいんだって思いながらがんばるぞ。
        （気持ちよさそうに頭を撫でられる。頭を撫で、褒めてもらえるという経験も、生まれて初めてだった）
        じゃあな、やぬし、げんきでやれよ！　あたしがいなくなってもがんばれ！！

        （たったった……と道の先に駆けていく）
        （小さい背中が、より小さく、か細く、それでも力強く別れの道を進んでいく）
        （たった一人だけれど、それは一人じゃないことを知れたから。道の繋がったどこかで、自分と同じように頑張っている誰かがいると、知れたから）

        （でも）
        （一度だけ振り返った）
        （頑張るって決めたのに）
        （一度も挫けたことのない、振り返ったことのない強い少女が）
        （目に一杯涙を溜めて、今にも零れそうなほどに泣きそうになりながら）

        （大きく、手を振った）

        exp015701.png         -- ゆりりり 2012-02-16 (木) 01:06:34
      • （振り返りなどするものか。それは今迄飽きる程繰り返して来た事だ。後ろ向きに、歩こうともせずに）
        （後ろ髪を引かれるとはこれを云うのだ。名残り惜しく、今一度表情を眼に焼き付ければ今後どれだけ励みになるものか）
        （だけれど今だけは振り返るわけにいかない。ゆりりりは不安がるだろう、もっと名残惜しくなるだろう）
        （膝が震えて歩く事すらままならぬ事になろうと、この踵を返すわけにはいかない）
        （過去を悔やんで過去を羨んで過去を恨んできた己が、ようやっと前を向けたのだ）
        （“あの”ゆりりりが手を振るのを、背中に感じる暖かみにも似て春一番のように冷たい何かが、感じさせる）
        （余計にそちらは向けない。涙を目元にも汲まない。零れて趾を残せば、それに足跡を引かれてしまう）
        （呆気無い、そうでない別れが終わる。抱き合って啼き喚くよりずっと辛い別れだった）         -- メイアーワイズ 2012-02-16 (木) 01:27:10
      • （言いたいことはやまほどあったけれど。少女は良かれと思い、一言だけ、言葉を重ねた）
        （それは、こちらに来てからずっとお願いしていたことの成就の形。彼女にとって、本当に嬉しいことだったから）

        exp015702.pngbr;
        （（少女は駆けていく。大切なものを胸に抱いて）
        （今度こそ、振り返らずに、真っ直ぐ）

        （それは、最後までしまらない、そんな凸凹で、ありきたりな結末）
        （どこにでもあるような小さな幸福を大切に胸に抱きながらそれぞれの一歩を歩みだす、始まり）

        （そして、吹けば飛んでしまうような）
        （絵本の中にあるような、何の濁りもない純愛の物語であり）
        （肩を竦めて笑ってしまうような、そんな一人の人間と、一人の魔女っ娘のお話である）         -- ゆりりり 2012-02-16 (木) 01:36:37
  • あー？（噴き出す意味が分からずに単純な疑問が顔に出て人相が悪くなる。可愛い）
    ……？　あのな、やぬし。ちょっとしつもんついかする。（手を挙げて質問する姿勢）
    好きでもないあいてとしたから、やぬしはきずついた。だからあたしとはできない。
    だからあたしはやぬしがあたしをきらいなんだとおもったんだが、やぬしがあたしを好きなら。
    （首を傾げて）なにかおかしくないか？（鋭い研ぎ澄まされた無垢な刃）    。 -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 00:15:51
    • （指先に小鳥が止まり小首を傾げた、という心擽られるかのようだが、実際の所は喉首に喙を突き付けられている）
      は、はい、どうぞ……。（厭な汗がかあっと湧いてくる。失策ったが、挽回は可能だ。「頭を……頭を冷やすんだ……」）
      （首が自然に──自然に──横へぐるりと回ってゆく。目線だけ逸らすのでは限界角度があるので、不利と見たのだ）
      そ、そりゃ……俺も傷ついたし、相手も傷ついた。だから、好きでもない相手とは、…‥は……。
      （タイトルバックにスポットが当たり、五文字がせり上がってくる。「やらかした」）
      嫌いな筈は無い。（と言うのに、喩え話に毅っ張りノータイムで否定を挟むあたり、心は窮まるところまできている）
      けど、そうで、なくてな…………好きには、いろいろあってな……？（しどろもどろ選手権大会があれば優勝旗をかっさらえる感じになる）       -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 00:24:29
      • あと、ほかにもいうとな。やぬし。あたしはほうほうをきいたんじゃないんだ。
        おしえてくれたのはうれしかったけど、べつにほうほうはやぬしにしながらおしえてもらえばいいとおもってたから。
        あたしは、どう「すれば」いい？　って聞いたんじゃなくてな。「どう」すればできるかを聞いたんだ。
        「どうすれば」、やぬしはしてくれるか？　ってきいてたつもりだったんだけどな。
        ……？？　あたしはやぬしならいいって、しようって、さいしょからいってるだろ？？（純粋無垢な好意は、それを羞恥より先に直接届けられていた）
        だれでもいいんなら、やぬしがいやだっていうなら、ほかの人におねがいするだろ。（それこそ、当たり前のように言う）
        （無垢なる刃第二弾。性行為＝魔力拡充の為とだけ思っていたなら、その相手が自分の家主である必要は、どこにもない）
        （目を細めて悩む）よくわからんな。わからんまま帰るか……（荷物をまとめはじめる）        。 -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 00:33:31
      • （十字に斬り付けられた心は身中で血を吹き出す。言わずもがなそれは血液の嵩増しとなり、ダムが崩壊しかかる）
        （少し考えてみれば解る事だった。そして、もっと早い段階で気づいて耐性を整えておかなかった事へ悔恨の想いを向ける）
        （精神の中で東西に岐れた自分ディベートの議論は白熱している……）
        （東は「己だって望んでいるしゆりりりも望んでいるんだから、その通りにするのになんの不都合がある！」と押し込み、）
        （西は「ゆりりりは歳の割に身体つきが幼いし性知識も薄い！　後で不自由しないよう今のうちに優しく教えてやるべきだ！」）
        （と押し通す。非常に不幸な事にゆりりりのベッドの横に荷物は纏められていたので、位置取りが余りに丁度良く、）
        （淀み無く事を成せて反射的な行動でも的確にそれを完遂出来た事もあり、「お別れ」の訪れを見せ付けられて焦ったというのも）
        （結論から言うと、紙鑢で入念に磨かれた丸い白木のような両肩を掴んで寝台に倒して抑えつける事になった）
        ？　？　“！？”（己が何も信じられなくなり、軽いパニックを起こす）         -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 00:48:44
      • （視界がぐるりと回転した）……おー？
        （何度もスイングして投げられた感覚に似ていたが、それにしては動けない。あまりに動けない）
        ……？　（何か混乱しているような、息が荒いような家主を見上げ、頭の上に「？」が舞う）
        ……！（ぴこん、と頭の上に電球がともる。効果音は２の方の効果音で）
        あのな、やぬし。（何と言えばいいのかよくわからなくなって、混乱してるやぬしを余所に、25秒ほど悩む）
        （長い長い熟考の後、打たれた一手は、王の眼前に唯一の手ごまを置くというだけの、単純なものだった）
        （小首を傾げて、無垢な瞳のまま、小さく笑って言う）

        ……して？         -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 01:01:49
      • （「大丈夫だ、こうすると頭が全く冷えた。この娘のなんと頼り無い体躯だろうか、肩など今にも外れそうではないか」）
        （擬似にも閨事をなぞって心は満足する。静謐なる想いを抱くのだ。想像もいけない、ただこうでできただけでも満足だ）
        （本能と肉体が暴れれば困った事だが、精神が暴走してもまた困った事になるのだ。一つ、勉強になった）

        　。

        （少し潤んだ肉付きの足りない桃色の唇が紡いだ水蜜桃にも似た甘い囁きは理性と理屈を頭から弾き出す）
        （辛うじて踏み止まれたのは全く奇跡としか言い様が無い。チェックメイトを食らって降参しない、それ位やってのける）
        （冷静に、つとめて冷静にゆりりりの心情を理解する。理解して理性的に抱く事を考えているようだが、そんなことはない）
        （吐露されたものに対してゆりりりの把握は追いついていなかったが、悲哀と苦痛を己が覚えた事を理解はしてくれた）
        （つまるところ、己が“そういう存在”であったと知りながらそうして甘やかに誘いの芳香を嗅ぐわせるのである）
        （「ちょっ、待っ……！」怯えていた筈だ。“怖い話”だとも解りながら、己を気遣ってくれた。どころか、好きだとすら）
        （好き：好き：好き。「駄目えっ！　駄目だったらあ！」己は人を本当の意味で好いた事があったろうか）
        （“別れ”は訪れる。それは覚悟しているがその後はどうだろう。己が言ったように、“良い人”を見付けて……）
        （胸糞が悪くなる。己を心臓を掻き毟って取り出して壁に投げつけたくなった。沈黙は、熱く、長い）

        （「そうだ……！」天啓が下る。「接吻だけにとどめよう」それできっとこの上無く心は満たされる筈だ）
        （とすれば退くのも容易いし、何よりロマンティックでは無いか。星空の下で交わらぬ二人が口付けを交わすのは、）
        （最早物語では定番の事である。別れの間際にその程度やって何が悪い。全く悪くない。それが悪いならこの世が間違っているのだ）
        （桜の花弁を薄く引き伸ばして、上下に重ねた様な可愛らしい唇へ心奪われる。ゆりりりの無垢な瞳の清流が青々と、視線を投げている）
        （無言のままに、細く繊細な顎へ指をかけて唇をこちらを向かせて、それを食む。軟かく、埋まってゆく気分がする）         -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 01:22:41
      • （それは教えられた作法の中にはない。直接的な行為にのみ絞られた教示は、行為の中核とその派生にしか及ばなかった）
        （意味も知らない。学ぶ機会は知性のなさに剥奪されて、同世代との隔絶を以て決定的な物となっていた）
        （だからその行為を何と呼ぶのかもしらないまま、ただ小さな唇を蹂躙される）
        ぷぃ…やぬ。ぷ。む（問おうと動かした唇は意味を必要としない褥の論理に駆逐される）
        （答えは貰えなかったので良く分からない。良く分からないが、そういうものなのだとして、とりあえずそのままにする）
        （なんとなく、触れられることは心地が良かったので、下唇がちょうど口の前に来た時だけは、家主の真似をして乳飲み子が吸うようにちゅうと吸った）         -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 01:46:41
      • （火薬庫にある花火を爆発させたら大変な事になっちゃうけど、爆発させたいな。よし、マッチを点けるだけにしよう）
        （火種は落とされた。困惑のおもばせも知らぬままに、軽い唇を堪能する。酔うという表現に喩えるなら、）
        （度数の高い精製酒の注がれたグラスを鼻先へ近づけて深く呼吸をしたかの、ぞくりとくるほど強烈な酔いが回ってきた）
        （香水なんぞつける習慣も無い石鹸洗いの小娘であるが、それだけに素の甘ったるい香りがして、顎を掴んだ指先に力がこもる）
        （奥底まで落ち込んで命綱を握りさあ帰ろうというところで、妙に柔らかでくすぐったい感触が来る）
        （唇同士が重なって、ゆりりりのほうからそれを寄せてくる。原因を考慮する暇もない。歯車がガリガリと狂いだした）
        ゆりりり。（ほんの一時だけ唇を離して名前を呼び、また間髪入れず寄せて、尖らした舌先をゆりりりの口内へ遣り、歯茎に触る）         -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 01:59:33
      • （贔屓目に評価して鮪である。血の通った死体といっても過言ではないほど、何をしていいか分からずに疑問符を付随した行為が続く）
        （牛乳に砂糖を入れて温めたような匂いは、どこから生じているものか。過剰に柔らかな四肢は軸の入った真綿のごとき感触を指先に返す）
        （呼ばれて、少しだけ眉と目を開いて動かす）な（んだ、と返そうと口を開いたところで、口内への侵入を許して体が動く）
        （何をしているんだろう。特に嫌な感じはしないし、面白い）あぅし。（蹂躙されながらなので家主、と発音ができない）
        ぁぅし、れ、なん、ぷ、これ……なん、なんだ？　ぅあ。ぷふ。（心の中で、こたえろよ！と思いながら、小さい手を家主の頬に沿えた）
        （唇を離されたころにはどろどろになっていた）ぅあー……なんか、ほあほあするー……いぬみたいだなやぬし。（疲れたのかぐったりと四肢を投げ出して横になっている）         -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 02:12:42
      • （キスが共同作業という名目のもとで為されるものだとすると、これは最早“キシ”とかそういう類のものである）
        （一方的に唇を重ねて舌先を歯茎にゆるりと這わし、小さな歯を撫でながら熱い口の中を隅無く探ってゆく）
        （途中に触れた舌もまた小さい。朱色に水を混ぜた色であると、ちらりと覗いた舌で解った）
        （血の通いを粘膜から直接感じ取るようであり、それがまた容易く頭を逆上せてやまない。舐る度におどおどした反応がくるのも堪らない）
        （幼さからか殆ど感じている様子も無く、陽射の中で風に煽られる心地よさ位にしか思われなかったろうが、）
        （困惑しながら手を差して、されるがままになる姿に恐ろしい征服欲を募らせる。どうにも止まれそうも無かった）
        （歯の裏側の隅々まで優しく──かなり主観的──そうした後に、唇を離すと、ゆりりりはくたっと躰をシーツの上へ無防備に寝かせる）

        （非常に阿呆で稚拙で知恵遅れの園児だってこうは考えまいと思うが、どうしてかそう考えてしまった）
        （“キス”という行為をゆりりりが理解していなかったから、それは性交の入り口では無く、）
        （頭を撫でる等の戯れ合いと同じく、殆どなんとも無いものとして反応されてしまったので、満足なんざ全然足りなかったのだ）
        （薄雲を纏めたぐらいさらさらで細い髪の毛がシーツへ投げ出され、乱雑に絡んで、どうしてそれが艶やかに見える）
        （薄着の裾から覗く、ほんの少しだけなだらかに隆起した胸が、まだ乳房とも言えず、しかし幼いながらの魅力を見せている）
        （9割がたのっぺらぼうのつるつるした体躯の、白粉を敷き詰めたような肌理細やかな表皮が、汗ばんでいる）
        ……。ああ、うん、これからもうちょっと犬みたいになりそうだ。
        （言葉を吐いた事を自ら知らず、無意識のままに薄布を視る。ここが分かれ目であろう。いろいろ絡みあってまさに今転んだのだ）
        （ほどき易そうなゆりりりの衣服の、弛く結ばれた上下をしゅる、しゅると続けざまに解いて、顕にしてゆく）         -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 02:33:26
      • （薄い胸が上気した色を伴って呼吸に合わせて上下している。それだけ、その行為の負担は大きかった）
        （まさに味わわれる程度の長さを以て解きほぐされた体は、心より先に支度を終えていた）
        （はぅ、と漏らすため息はどこか知らぬ間に艶を帯び、甘ったるい匂いをさせて青年の鼻を擽る）
        （撹拌された口内の余韻を細い指で確認するように口の中を探り、何を掴んだものか、その正体を見るために細い唾液の糸を携えた二指を横目で遊ぶ）
        ……きもちよかったけどな。（マイペース甚だしい感想を述べて、朝焼けに指先が光るのを興味深そうに見ていた）

        おー。（指先がリボンに触れる。何をしたいかが分かるので、自然に脱がしやすいように腰を浮かす）
        （引き抜かれるようにして抜き取られた一枚の布と、紅の上着がはらりとどけられると、余りにも目に白い肌が現れる）
        （細い肩、細い腰。だが、同年代同身長と比べて、若干胸の発育はいい。それこそ胸と呼ぶのもはばかられる程度の薄いふくらみではあったが、斜めから差した光が影を落とす程度に自己主張をしていた）
        （それとは対照的に、どこにも陰りのない無垢な体は表面を滑らかに、継ぎ目すらない白磁を思わせる造型で振れるに美しい）
        ……さむいな。ふゆだからか。（布一枚とったところで、何が変わろうと思うが、体温調整の機能もあったため、目に見えてその腕に、首に、鳥肌を作って見せる）         -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 02:50:10
      • （理性が恋慕に侵されて精神がゆりりりを求めるも、躰の準備ができていない相手に対して性欲ぶつけるのは本能が躊躇った）
        （しかし、剥かれた躰を見れば、触れれば掌が撥ねられそうな程瑞々しい肌が、白く光を吸い込んでいる）
        （紅絹の色づきが小さな胸の先で鮮やかに乗り、それは小さいからこそいじらしくなる淫靡さを纏っている）
        （産毛も目立たない若い肌は下のほうまで持続していて、陰毛を生え揃わした妖女とはまた違い、）
        （未発育が誘うような造形を作り出している。“牝”と本能が認識するに足るものでありすぎて、疑問はもう抱けない）
        それは、暗に煖めて欲しいって言ってるのか？（頭を支えるので精一杯の首に手を回して、ゆりりりの上半身を起こす）
        （後ろから軽く抱きしめてやると、芳香がとても甘い。金木犀もその場を譲る、甘い蜜の香りである）
        （まだ服は脱がずでいるので、つるつるして小さくやわこい肌がシャツ越しに触れて、やきもきする）
        （右手の指をを鎖骨のあたりに引っ掛けて、ゆっくりなぞりながら下ろす。脇腹から胸にかけての胸の上部分を、）
        （指先で軽く押して愛撫する。マッサージするのとそう変わらないが、ゆるゆると慣らしていく）         -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 03:06:11
      • あー。それだとうれしいな。さむい。（ぐでえ、と色気も何もない、拾い上げられるように起こされ笑う）
        （見目でそれほどまでの滑らかさの肌は触れてこそ指先に優しく押し返すような弾力とさわり心地を返した）
        （後ろから抱くと耳の後ろの当たりから虫蜜のような匂いがする。生来、魔女とはチャームの魔法を持っているものであるが、その生りそこないの匂いかもしれない）
        ふひ。（指先は少女の肌よりも冷たい。褥で我慢すべき声は、擽ったさも相俟ってか、笑い声になって漏れる）
        （ゆるゆると肌を伸ばすようにして行われる行為に、黙って背中を丸めて従う）こそばゆい。
        やぬしの手おおきいな。ぅひ。（胸の頭頂に指先が掠ると、流石に敏感なのか、触れている部分に鳥肌が立った）
        ぅあー……じんじんする。（体の奥からくる疼きに、寒さだけを理由としない震えに襲われた）         -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 03:14:53
      • （子供らしいと言うと誤解されるかもしれない。存分に誤解してくれてよろしい。この娘を愛でるのが愉しいのだ）
        （ゆりりりの胸は弾力があるのに非常に柔らかい。芯に硬さが少し残るものの、それが寧ろ手に心地好い）
        （魅了されてゆく。それとも、一年かけてじっくりと魅了されてしまったのか。抱きしめる腕に力が余計にこもる）
        こそばゆいか。……ああ、すまないな。ちっと驚かしたかな。痛かったり、厭だったりしたら直ぐに言えな。
        （暫くそうしてゆっくりと胸の上側を圧していた。指先に伝わる肌の感触は、触る毎にまたその欲望を煽る魔性のものだ）
        （少しして、腹あたりまで掌を下ろす。へそのあたりを押すと、膨らんだ風船のようにぷにぷにと強い弾力を返してくれる）
        （そこから手を昇らせて、小指の付け根側をゆりりりの躰に押し付け、手全体で小ぶりな胸を持ち上げながら、慎重に触っていく）
        （肌の血行が良くなったせいか、ゆりりりの躰が熱い。疼きがこちらにも伝わってきて、唆られた）         -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 03:25:48
      • そんなことないぞ。たのしい。……そういえば、あんまりさわったりとかしなかったからな。（お互いに）
        くふ。（時折笑い声のようなものが漏れるのは、我慢できないらしい。特に脇が弱いらしく、腕が振れるたびに笑う）
        んぐ……（胸腔を圧迫されるような感触と、体の芯に触れられているような感覚が一気に来る）
        あぅあー……なんか、あったかくなってきた。（ぽあー、と夢見心地のような表情で中空を眺める）
        （口接の余韻だろうか、涎まで垂らして芯からくる疼きに体を震わせる）
        （ぺたりとベッドの上に座り込んでいたが、もじもじと擦りあわされる太ももの奥に違和感を覚えて少し下を向く）
        （よく分からないのですぐに興味をなくして）あー……ぉなかすいた。（と自由奔放な感想を漏らした）         -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 03:48:57
      • （ゆりりりが“鳴る”。モノ扱いをするでは無いが、触る度に擽ったがる所が解って、わざとそこをつうっと触れてやったりもした）
        いや、ぺたぺた触るもんでもないし、それに、お前はたまにケットに潜り込んできたろが。
        （幼い果実なんて、どこかの猥文に出そうな単語だが、手の中でくにくに姿を変えるやわこい果実は、思わずそう表現したくなる）
        （この娘はきょろきょろと文鳥のように視線を散らす。股ぐらに目を向けたのは、違和感を見ようとする気紛れだろう）
        （教えはしたがやはりあどけない。実感もなにも無いのだろうが、気持ちよさげに躰を攀じるので、どうしてもこちらもやめられない）
        ……雰囲気のない奴だな、全く。（溜息──自分でも意外なほど熱かった──を耳の裾へ吹きかけながら、）
        （胸から手を離して、ゆりりりの顔近くに右掌を持っていく。小さな頭は簡単に手で覆えてしまう）
        （親指をゆりりりの口内へ入れてやり、もう片方の手で髪の生え際を撫でてやる）それ、ちょっと舐めてな。
        （頭を撫でる手は、蜘蛛の糸といい勝負が出来る軟い毛をくるくる絡まして動く。前から後ろへ、襟足あたりも撫でてやる）         -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 04:01:28
      • （わざと鳴らされていることも知らず、良くもまあくふくふと鳴いたもので）
        ふんいきー…。あるぞー、すっごいあるし、がんばって、がんばるからなー（品位と似たようなものだと判断）
        ん。（顔を覆われ、小さい唇を横から割って、口内に侵入してくる）ふん。（素直に頷き舐める）
        （指紋の一つ一つを確かめるように、指先がふやけるほど熱く潤んだ口内で適当に舌が転がされる）
        （乳飲み子が哺乳瓶の先を吸うかのごとく、そうしていると安心するのか、無心で吸ったり舐めたりをした）
        ぶあ。……べつにあじがあるとかじゃないんだな。かんでいいか。だめか。（残念そうに言う）
        やぬしたのしいか？　あたしはあったかいが。（くるりと振り返って尋ねる）         -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 04:16:59
      • （淫靡に勿体付けて舐るではなく、親指は元気にちろちろ舐められた。唾液が熱く絡んで、薄い舌がくるくる這う）
        （擽ったい。そして、吸う音と嘗める音が微かに響いて、どう言おうか迷うが、その姿は淫猥である）
        （丁寧に舌を使って懸命に出来るだけの事をするのが、この娘の性格を表すようだ。素直に気持ちが良い）
        そりゃ、指には味がないだろうな。いや、別に噛んでくれたっていいけれど、ま、良か。
        （濡いが深くぷるぷるとした弾力の、海月でもくっついた様な唇を抜けて指を抜くと、唾液でそれがてらてらした）
        たのしいかって。……滅茶苦茶愉しいな……。（手をゆりりりの胸へ遣り、先程まで口に入っていた親指で、先端を愛撫する）
        お前、ちょっと可愛いから……。（余り強くせず緩やかに、そこだけでなく周りもくるくる触れて、じくりと刺戟をする）         -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 04:27:04
      • （唾液が指先と糸を引いた）あー。なんか、いろいろするんだな。
        （その指がゆっくりと降りてきてどこに着地するかを眺めていると胸の先端に触れた）
        いひゃはひゃ。くぅふ。（少しだけのっぴきならない顔になり）あっ……さきっぽいじめたらだめだぞやぬし……！
        （性感ではなく、単純な刺激によって少しだけ色を増し、腫れる）いたい。……あかくなる。
        いっ、う……むね、ぃや。……やぬっ……。（僅かな抵抗のように両手が胸に添えられた手に乗る）         -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 04:33:17
      • （そこは胸の中でも一際軟かく、押すと胸内へ指が沈んでゆく。粘膜に近くも遠く、内側を触る気分がする）
        （触り始めはくすくす喉を鳴らしていたのに、腫れてくるにつれて敏感になり、ゆりりりは身を固くした）
        （乗せられた手は震えている。暖炉の火とて煖かいのみでなく、燃え上がれば近付くだけで肌を火傷さしてしまう）
        （過ぎた刺戟は未だただの痛みと変わりなく、同種のものとして嫌がるのだろう。ゆりりりの瞳を見ながら手を外す）
        大丈夫だって。本当に嫌な事なんてしないから。（謝らないで、肩に手をかけて、最初と同じようにシーツへ抑えつける）
        （予期はしているし焦らない。甘くしてやるのでなく優しくしてやるのだから、こうして指先を離すのもまた愉しいのだ）
        （だけれど、己の躰は随分熱って焼け焦がれた鉄の様だ。心臓の挙動がおかしく、自己の内側の荒波に揉まれる様だ）
        （頭はそれ以上に冷静で、透き通っている。ただ、掴んだ肩の握力を強めて、華奢な肩を骨まで確かめようとしたのは、意識の外だ）
        （押し倒すと少しだけ体重をかけて覆い被さる。こんなに近くに居るのに、傍に寄れなければ気が狂いそうだった）
        （また口付けをする。全く浪漫ちっくでない、青い接吻である。顎が微かに震えてしまう。舌先を突き入れて一周掻き混ぜた）
        （柔らかでつるつるした頬の内側をなぞると、震える程に気持が良い。今度は余りしつこくしないで、口を離した）
        ……ほんと、怖かったら言えな。俺、もしかしたら、我慢できなくなって、怖くなるかもしれないからな。
        （己を「そういう奴」だと定義し直して、首筋にキスをする。ここも柔らかい。舌で嘗め上げると、ゆりりりの肌を良く感じ取れる）
        （そこからまた、口付けを下ろしてゆく。指先では指紋が摩擦を多くするが、舌ならば幾分マシの筈だ）
        （程無くして胸先へ。淡く色づき、充血して赤を乗せたそこは、非常に扇情的だった。口へ含んで、舌の力を緩めながら舐る）         -- メイアーワイズ 2012-02-14 (火) 23:11:48
      • でも、そんなっ、にあたっ、たら、だめだ……！　ちくちく、するんだ……！（目を閉じて手に力を込める）
        （指先で弄ばれることから解放され、荒い息を吐く）い、っかしょ、を、ずっとさわるのは、なんか、きつい……んだ。ぐる、ぐるする。
        （言い訳がましく言われる隙に柔らかな寝台の上に寝かされる）
        （再び侵入してくる生き物のような舌に抗議の声は軽く剥ぎ取られ、なすがままにされる）
        ……だいじょうぶだ、あたしは……ちょっとくらいなら、がんばるからな。
        でも、こわくならないようにしてくれるなら、それのほうがうれしいけどな。……まかす。
        （指先より幾分刺激の弱い舌が、肌の上を這う感触に、顔を赤くして口を両手で塞いだ）
        （我慢しきれないくふ、だの、ひふ、だの言う小刻みな笑いが口の端から漏れ、まるで大人に隠れて咎められる遊びをしているような、秘密めいた静謐感を齎していた）
        （ゆっくりと、舌は降りていく）
        （それは、患部を舐める子供の治療法のように思え、事実指で擽られるよりは刺激が弱い）
        （這う舌先で小刻みに動き回る先端は舌で押し込んでしまえば中に落ち窪むほど柔らかく、それでいて芯を持つ）
        ……でないぞ。すうな。ふぃ…。（助言をした）         -- ゆりりり 2012-02-14 (火) 23:59:05
      • （そこが芯を持つと、舐る舌にも伝わる。ころころ舌の上でで動き周り、気を良くして唇でそれを捉えて吸ってやる）
        （敏感な箇所だけではなく薄い胸肉の部分も、舌を固くして触ってやる。飽き無いもち肌で、止められなければ止められない）
        （砂糖菓子の芳香がする。魅了の薫りが増してきたのか、無味の柔らかい胸が果実の様に甘い。当然の事ながら錯覚だ）
        （抗議か助言か。助言らしい言葉は、乳飲み子へするものを思わせる。出るのなら飲みたい。己は、甘えているのか）
        （少々癪に触ったので、もう片方も同じように唾液を塗りつけて、何度も口付ける。どうも、興奮気味だ）
        ……はあ。（唾液に照る乳首は紅い色彩を呈して、美味でありそうだ。実際そうだった）……うん、まあ、もう吸わない。
        （今更、裸体を意識する。これは、茹卵がどうとか表現するのが正しい。シミが無く、白い肌が小さな躰全体に広がっている）
        （痩せっぽちだが、甘味好きが働いたのか処どころに丸みを帯びて、その肩や肘などが魅力的である）
        嫌だったら言えよな、本当に。（ドクンドクンと胸を打つ血が急かしてくる）
        そしたら……やめるから。（目線は降りていく。曖昧な窪みは、普段から目にしていた臍に違いないが、そこも何かいやらしい）
        （そこから更に下へ。太股と言うには随分細い脚を掴んで広げる。制動が利かず、幼いそこを己は見たがっていた）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 00:42:13
      • そうか。（助言が聞き入れられたので満足げに頷いた）
        （ずり下がるようにしてベッドを下方に向けて這う家主に、少しだけ頭を上げて、その様子を見る）
        （見れば、ゆっくりと下半身に向けて視線と姿勢を動かしているようで、いよいよか、と思って相手の視界を助けるように左手で左足の脹脛を持ち上げた）
        （ひっそりと息づいていたものが、曝け出される。幼い肉が歪み、シンプルな構造が視線の前に現れる）
        ……はないきが、こそばゆいんだが。（抗議か感想か、何か言わねば自分からすることがないため暇なのか、そんな言葉が漏れた）
        （時間を掛けたことで幼いながらも生理的な反応を齎し、静かに潤みを携えていたのか、姿勢を変えると秘裂から静かに蜜が零れた）
        （本人は気づかないまま、天井のシミが何に見えるかをのんびりと考えている）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 00:56:34
      • （敢てそこへは一度も視線を向けずにいた。釘付けになる事が必至であったからだ。なんと、切羽詰まった事だろう）
        （その構造は端的に言うと薄かった。色素は薄い表皮から透ける赤血の色のみで、淡い淡いピンク色をしている）
        （陰核は皮を被っていて、まだ芽も出さない。毛は産毛すら見つけるのが難しく、どこまでも蕾だった）
        （然しそれが蜜を垂らして誘っている。零れ落ちた一滴は透明で、粘りを帯びた趾を残しつつ、膣の下へ流れていく）
        （指先一つも触れていないのにそうなっている。只々、ここまでで満足していたのに、欲が纏めて迫り上がってくる）
        （圧迫された血に逆上せ上がり、しかし、それでも冷静になる。この娘は慣れていない上に幼いのだ。それは変わらぬ事実として在る）
        うっ。（恐烈に興奮が高まっている。鼻息どころか、細い血管が破れて血を垂らしてしまいそうだ）
        （穢れない膣肉から、広がりすらしていない小陰唇が充血して覗いている。眼が離せない。どうして己はここまで昂っているのだろう）
        （巷で評判の美女やらと一晩を共にした時も、舞い上がっていたがここまで冷静さを失う興奮は無かったというのに）
        （成熟したものより神聖に見える。それに、あの饐えた厭な臭いがしない。膣内の常在菌も発達しておらず、）
        （乳酸菌も数が居ないのだろう。ゆりりりの香り以外がそこからは感じられなかった）

        （そこには未だ触らない。よく伸びそうな肌に包まれた太股の内側を指先で、指圧するつもりで揉んでいく）
        （押しこめば、考えるよりずっと柔軟に指を受け入れて、ぷるんと凹んで瑞々しい）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 01:13:11
      • （いよいよ以て何か始まるのかと期待していたが、特に進展はない。だったら持ち上げているのも暇なので、膝を立てた状態に足を戻す）
        （股下で興奮をしている家主のことなど露知らず、のんびりと鮪を決め込んでいる）
        （太ももの内側を撫でるように、揉み解すようにして触れられると、心地よくて足が開く）
        （ぐい、と子供の柔軟性に任せて、触れやすいように足を130°ほど開いて見せた）
        こうか？（相手の意に沿ったつもりであったが、結局のところ的外れでもあり、逆に外れた的が新しい意図を持つことにもなる）
        （完全に、体を開いていることが、姿勢から伝わってしまうかのごとき、完全なる解放状態だった）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 01:23:13
      • （ある程度揉み解す。最初からよく伸びるゼリー程度の硬度しかなかったのだから、変化を感じ辛いがほんの少し軟かくなる）
        （それから触り初めより煖かい。暫く放っておかれたから、初春の外気に熱を奪われていたのだろう）
        （こちらの血行は一方的に良くなっているから、手は煖かい。熱を伝えながら掌全体を使って、親指の付け根に力を入れて揉む）
        （胸より揉み甲斐があったのは黙っておこう。どうせ、気にする玉ではないが。）

        ？（広げられる。柔らかな腰の関節が、桃色の肌を引き伸ばして、太腿の間にある場所を顕にする）
        （その心算が無い事なんてハナから承知済みなのだが、こちらの心情からするとまな板の上の鯉にしか見えない）
        （「召し上がれ♡」だとか、「好きにして♡」だとか、色っぽい台詞はないが、行動がそれに見える。抗えなかった）
        （流れ弾に胸を貫かれて、そこへ頭を寄せる。許可を得てやる余裕も無く、下から上へ舐め上げる。薄い塩味が喉に伝わってきた）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 01:35:03
      • んあー。……手があったかい。（季節は３月だ、まだ春の陽気とは程遠い）
        （温かく大きな掌から伝わってくる熱と、それ以外の熱で以て温められた体は、少しだけ静かに白い寝台の上で色づく）
        （僅かに身じろぎするとぎぃ、と音を立てるベッドは、一人と半人分の体重を支えて、少し軋む音を出した）
        う、っひ！？（流石に予想外だったのか、妙な声が漏れて抗議の声より先に、小さい両手が家主の頭の上に載る）
        やぬし！？　えっ！？　えっ！？　きたない！？　うひ！
        （びくん、びくん、と体だけが反応して、小さな尻が寝台の上から逃げようとするかのごとく動く）
        （細い腰が未知の感覚にくねり、まな板の上の鯉がまだ生きていることを示すかのごとく、小さく暴れた）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 01:58:13
      • （否定して理解させてやるような間を待てる気がしない。押し倒して不慣れな躰を生で喰らいかねない）
        （零れ落ちて来る度蜜を舐め上げる。一口ごとに喉奥が熱く燃え上がり、腹の底へ欲求が重なってゆく）
        （膣口から未熟な淫唇を舐り上げて、ほんの少し苦い尿道口を辿り、皮ごと陰核を撫でて、恥丘まで舌を這わせる）
        （一度にそこまで楽に刺戟できるような、こじんまりとした部分である。それから、太股にも舌を向ける）
        （単純に、つるつるした剥身のそこを舐めてみたかっただけだ。半分欲求で動いている。準備をさせる心算の筈なのだが）
        ……ちょっとだけ、我慢してなよ。（狭い膣口に口をつけて、舌をそこへ潜らせる。火傷してしまいそうに熱かった）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 02:08:59
      • いっあ！　やぬし、おかし、い……！？（内部に何かが侵入してくる初めての感触に、頭を振る）
        （精一杯押し返すが、しっかりと抑えつけられた太ももと呼ぶには余りにも細い脚に、身動きが取れない）
        ふっ、あ……！？　え、あ……！！　ぎ……そ、こ、おしっこ……！！（小さい腰を振り乱して懸命に逃げようとする）
        （舌ですらきついと感じられるような小さな穴が、侵入者を排斥しようとして更にきつく締め付ける）
        （だが、本来女体が備えている柔軟性は十分に備えているせいか、完全に押し返すような力はなく、静かに潤みを携えていたこともあって、深くまで入り込む）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 02:16:10
      • （抗議は聞き入れない。鼓膜を打ち、耳骨を揺らすも、それは甘い部分しか頭には届かない）
        （少し気は咎めるが、それが油を注いでいる。唇と舌で感じる、ゆりりりの大事な部分が興奮を高めていく）
        （小尻を捕まえてベッドに抑えつける。柔らかで健気な抵抗が、手に伝わってくる。性欲しか唆られない）
        （ほんの少しもゆりりりの求めた意味は果たせず、それも、まあゆりりりの体躯では当然の事だろう）
        （盃の水が波打とうと溺れる人間なぞ居ない。零れて触れる水が火に落ち、蒸気へと変えてしまうだけだ）
        （舌を膣の深くまで押しこむ。全体から締め付けられて痛いぐらいに感じるが、濡れそぼったそこは動きを咎めない）
        （這い擦る速度でゆっくりと、一度に送り込まずに感触を教えるように舌を前後させる。襞も少なく、つるりとした心地だ）
        （すぐには離さない。数十秒も数分もかけて、じっくり味わう。否応無しに、血が底へ下る）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 02:25:44
      • （まるで肉食獣に咀嚼されているかのように、隅々まで味わわれる。さながら白い寝台という皿の上に載った料理のように）
        いあっ！　やぬし、おかしいから…っ！　やぬっ……！（異物感と、未知の感覚に鈍い輝きの金色の頭を押す）
        （それでも止まらない家主に、髪を引っ張り、注意を促そうとしたが、下半身の感覚で手に力が入らず、きゅ、きゅと引く程度になってしまう）
        （むず痒いとくすぐったいの中間のような責めに、口を開閉させて言葉にならない言葉を紡ぐ）
        （きち、きちと定期的に締めつけることすら、僅かな抵抗のように感じるかもしれない）

        （まるで何時間も経ったかのようだった。ぐったりと、解きほぐされた状態で寝台の上に横たわる）
        （下半身が粗相をした時のように濡れていることが恥ずかしくあったが、それにすら反応できないほどぐったりと横たわり、薄い胸を上下させた）
        や、ぬ……（僅かに理性の光が灯った瞳が家主の顔を捉え、涎の跡もそのままな口から、掠れた声が出た）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 02:44:28
      • （幾等時間が経ったろうか。息が荒いのは途中まで呼吸を忘れていたからだ。もう、夢現で秒数も数えられない）
        （髪を引いた程度で収まるものでは無い。じりじりした抵抗が、熱く感じる。口に入れて咀嚼したくなる）
        （眼に入れても痛くないという慣用句があるが、己が今先に思った事はどうなのだろうか）
        （昂りを抑えきれない。舌と膣の粘膜が混ざり込む。全体をなぞって、穴の角度や窄まりを全部確かめる）
        （入り口の八の字筋も広がり、内側も掻き混ぜられてとろとろになる。溢れる蜜が、止めどない）
        （充血が酷く、赤み増している。口を離してそう気づく。ぬらぬらと熟して、酷く淫靡な様子だった）
        （幼くて綺麗な構造はそのままに、出来上がってしまっている）
        （痙攣もせずに横たわるゆりりりは、理性を儚くさせて瞳を潤ませている。もう、耐えきれはしない）
        （乱雑に衣服を脱ぎ棄てる。ボタンが一つ二つ弾けて転がり、躰をそこへひけらかす）
        （見た事が無いくらい、陰茎が熱り立っていた）……ゆりりり。（躇う。出来るのか、判別がつかない）
        （覆いかぶさりかけながら、逡巡をする。収まらない興奮は身を引かせず、純粋な精神が身を留まらせる）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 03:02:01
      • （教えられた手順より複雑な行為で以て、その順番すら分からないままなすがままになっていたが、やっと到達する）
        （少女は思う。リンちゃん、セックスはつかれるぞ、と）
        （弛緩した四肢は投げ出されており、力を籠めようとすると体の疼きが邪魔をした）
        （それでも、来たるべき衝撃に備えないといけないという自衛本能が身体を動かす。肘をつき、少しだけ体を浮かし）
        ……やぬ、し}……あたしは、たぶん……いたがる。とおもう。いた、いのは、へいき、だけど。
        でも、その……あたし、さいごまでがんばるから……さいごまで、やめないで、ね……。
        いたい、とおもうけど……それ、いじょうに、「シて」、帰りたい」んだ。
        （最後の一押しとばかりに、相手のひとかけらの暴力性すら後押しするであろうキーワードを、小さく口にした）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 03:15:14
      • （処女が痛がる理由の大きな一つは十分に潤滑でないために摩擦が痛みを及ぼすというものがあり、）
        （双方共に経験が浅く、手順が解らずに挿入を急いだ場合に起こるものである。しかし、そんな論理は通用しない）
        （舐めている間にも感じたが、指を二本がやっと程度の内径である。己の陰茎の大きさを測った事は無いが、標準だろう）
        （少しでも乱暴を働けば傷つけかねない。愛でる愛でないの話では無く、花びらを触って散らしてしまうようなものだ）
        （──だけれど、その咎を一生背負おうと後悔はしない想いがあり、それに応える想いがあり、）
        （それではやはり論理が通用せずに、生命の欲望に突き動かされて流されるが如くに、意識は決壊する）
        （ゆりりりを抱くこと以外はもうどうでも良くなる。ツケは宵に持ち越して、今はこのまま酔わずにいられない）
        ……そんなことを言われたら、本当の本当に、最後までやめられない。……全部したくなってしまうだろう。
        もう、お前……泣き叫んでぐちゃぐちゃになっても止まらないぞ。爪を立てても歯を立てたって止まらないぞ。
        ゆりりり、お前を抱きたくて仕方が無いんだ。もう、頭が一杯でお前しか考えられない。何も解らない。
        （細腰を掴む。すっかり濡れそぼったゆりりりの膣へ、限界まで張り詰めた男根の先端を押しつける）
        （熱い場所へ触れて、奥から欲望が湧き上がる。このまま破れても突き入れてしまいたい。抑えて、先を埋めてゆく）
        （粘液に濡れて、熱い体温が纏わりつきながら伝わってくる。包まれていく先端へ、今迄感じた経験の無い快感が奔った）
        すまん、ゆりりり……好き過ぎて、愛おしすぎて、どうしようも無いんだ。         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 03:32:09
      • （先端が、沈み込む。すでにその時点で、かなりの圧迫感に、無意識に布団をずり上がる）
        ぎ、ひ……！（喉の奥から、苦悶の声が漏れる。それだけはどうしようもない）
        （十分に潤んではいる、準備も整うほど解きほぐされているにも関わらず、それでもまだ引き裂かれるような感覚に歯を噛む）
        や、ぬ……！！（相手の腕に爪を立てる。傷つけていることすら、自覚できない。痛いほどに掴んだ手の爪が、薄皮一枚刺さり込む）
        （そのまま爪でひっかき、肉を薄く抉る。痛みを相手と分かち合うように、爪を立てる）
        ……かっ……（喉奥から、痛みに耐える悲鳴のようなものが、詰まって出てこないように空気の漏れる音が弾ける）
        （見ないようにしていたが、ベッドの上をずり上がるさ中、身を起こして局部を見る）

        qst076991.png         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 03:55:45
      • （シーツが波打つ。罅割れた声は悲鳴に等しく、押しこむ度に抵抗も声も強くなる。縊り殺すかのようだ）
        （容赦は無い。心がずきずき痛むのに、熱く気持ちが良く強く絞めつけて来る内側に、引摺りこまれてゆく）
        （若襞はに擦り上げられて、ぶつぶつと狭い内径に張り付いた処女の証を押し広げながら進んで、）
        （ゆりりりの中身を味わって、快感に焦れていく。爪を突き立てられた痛みが、ほんの少しだけ腰を引き戻させた）
        （少し引き戻しては強く突き入れて、無理矢理そこを広げる。鮮血の滲みは内側からであり、裂けている様子は見られない）
        （それでも内側はきゅうきゅうに絞めつけてその狭さを持って陰茎に食らいつく）
        （小さな膣の奥底まで、無理矢理達させた。襞の蠢きは痛みにひくつくゆりりりの拍動と動悸して、）
        （ぴくんぴくんと熱さを脈動させている。粘りのある熱湯へ一物を突き入れた様な感触を覚える）
        ……。（蒼白く血が止まるほど腕を掴んでいた手に、手を重ねて、もう一方の手でゆりりりの頭をかき撫でる）
        頑張ったな……。（膣内の奥で止まっている陰茎が痙攣して、絶頂を耐えように耐え切れなく、踏みとどまっている）
        （“一つになれた”と云う実感が、心臓を燃え上がらせる。躰が煮え滾り、震えるままに動かしたい気持ちを押さえた）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 04:20:01
      • あああ、う、あ……あああああ……（ぼろぼろと涙が零れる）
        （痛い、引き裂かれるように痛いのが続いている。我慢すると宣言していなければ心が折れていただろう）
        （1�兩茲某覆爐燭咾法�入り口が、途中が、万の針で突き刺されているかのような痛みが走り、奥歯を噛みしめた）
        （収まるべきところまで収まりきると、はぁー、はぁーと苦しげに息を吐き出す）
        が……ん、ば……る、て……いった、か、ら……ぎっ……！
        ちょ、と……待……て。……い、たい……。（耐える時間を貰うために静止を要求した）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 04:35:30
      • （柔らかい肉襞が詰まって陰茎を締め付ける。ぞくぞく茎から立ち上る快感があり、亀頭が挟まれもどかしい）
        （この躰のどこに、成熟した男根が半分以上も収まったのだろうか。内蔵を犯すようでそら恐ろしくなり、しかし愉悦を感ずる）
        （抜き取るのも激しい痛みを伴うだろう。微動だにせず、僅かに蠢いている膣の熱感を存分に味わう）
        ……ほんと、がんばったな。安心しろ、動かないから……大丈夫になるまで、こうするから。
        （上半身だけ動かして、涙を指で拭い、気を散らすためにくしゃくしゃ髪を撫でる）
        （苦痛に歪みながら受け入れてくれている。心底嬉しく、嬉しい部分が引き摺り出されて躍り出しそうでもあった）
        （腰の根本に渦巻く、雄性の愚劣な欲望を警めて、接合の感覚だけを噛み締める。痺れる味がした）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 04:49:06
      • ふー……っ……ふー……っ。（喉奥から、逃がすように呼吸を吐き出す）
        あ、たし……は、まじょ、に……なる、からな……ふ、ふふん。（涙目で気丈に笑う）
        で、も、おも、ったより……くる、しくて……で、も……。やぬ、しが、ぎゅ、てするから、がまん……できて。
        やぬ、しが、きもち、いいなら……それ、は、よかったと、おもう、ぞ。おもう。
        い、ぎ……やぬ、し……「どう」しても、いい、から……は、はやく、おわらせ、て。
        （ぐっ、と再び歯を噛みしめ、布団をぎゅっと握った）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 04:58:38
      • （こちらも深手を負っている。心境を述べると火薬庫へ核が突っ込んできたと、それぐらい言える）
        （「先ず、浅いとこで慣らしてやって……あんまり強くすると、えづきそうだから……」）
        （待っている間に自らを冷静に省みて、どれだけ苦しくなくしてやれるかを考える。己は二の次にせねば暴走する）
        （手綱をしっかり握らなければ己の意志とはまるで関係のないままに、突き進むのみだろう）
        （鼻息を荒くして、張り上げている馬脚がそれを表している。冷静にして、しなければいけない。自律しなければいけない）

        （愛おしくなる台詞を嘔かれる。気遣いをするのみを考えていたのに、差し水が下る）
        （閉じ込めていた己の快楽が吹き出して、火花を上げるほど赤熱した欲情を吐き出す先を求めている）
        ゆりりり、本当、……ちょっとの間だけ、酷いから、頼む。我慢しててくれな。気持ち良すぎて、止められないから……っ！
        （決壊して、下半身のみに意識が集中すると、ゆりりりの膣の構造を一つ一つなぞり上げる執拗な前後が始まる）
        （つるつるした内壁が絞めつけてきて、奥の窄まりをこりこりと撫で上げると、狭苦しい内部が律動して、）
        （熱された小さな躰が絡み付いて、その一波が陰茎の奥の芯の部分を直接擦るほどに狭まって擦り上げてくる）
        （ずりずりと何度も狭隘さを味わい、淡く白い肌の間から己の陰茎が出入りするのを、痲れながら見定める）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 05:11:51
      • （内側から引きずりだされるような感覚を覚え、再び爪が腕に食い込む）
        あ、が……ひ……ぐ……う、ぐ……（引いたと思えば、押し、再び腹部に圧迫感が詰まる）
        （下腹部に手をやると、薄い腹の肉の下に、陰茎の存在感すら覚えるほどに膨れている）
        （抽送で、可哀そうなくらい体が上下に揺れ、横隔膜が圧迫されて、あう、あうと声が漏れる）
        （涙も涎も我慢できずに、流されるままになっており、それでも瞳だけは真っ直ぐに家主を見る）
        （小さい性器は懸命に傷つくまいと潤いを増しており、スムーズに動けるだけの潤みは与えていたが、やはりサイズの違いによって狭さだけは変わらない）
        （痛いほどに締め付けながら、それでも懸命に獣欲に応えようと蠕動し続ける）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 05:26:26
      • （凄烈な圧迫が、入り口でも奥でも伝わってくる。それだけゆりりりを強く味わっているという解釈が罷り通った）
        （奥の奥を抉ろうと突き入れれば、軽い躰はシーツに波を立たせて摺れる）
        （何かに邪魔立てをされている気分がして、それが厭で、ゆりりりの腰をぎゅっと掴んでこちらへ引き寄せた）
        （ぷりぷりした弾ける肉の触感が陰茎を包み込む。内側から腹の歪みが表面まで伝わって膨れていた）
        （誰も触れた事の無い奥深くまでゆりりりを犯している事の愉悦と、苛烈な責めを耐えさせている苦痛が、）
        （背中合わせに同居して心内へ去来した。しかし、それは両者共快感を強めるばかりで止める事すら考えない）
        （ぐしゃぐしゃに泣き、喚く力もないまま犯される姿に透徹なる興奮を覚えていた）
        （苦痛に喘ぐが嫌がる素振り無く、受け入れる様へ、喉がからからに乾くほど愛おしさを感じた）
        （ずちゅずちゅと音を立てながら掻き回す陰茎を、蠕動が拘えて擦る。狭い狭い膣内の奥へと密着して、快感を漁る）

        （白い焔が奥底で燃え上がっている。骨盤を擦り上げる渦を巻いて、吹き出される時を今かと待っている）
        ゆりりり、出すぞ。（終わりの近い事を告げた。少しだけ辛抱して貰わなければいけない）
        （これから、本当の獣に近付く程に、生殖行為しか稽えられず、眼の前の幼い牝を受精させる事しか思えなくなる）
        （手と腰を使ってゆりりりの躰を引き寄せて、ぐにゃりとする位に柔らかいそこを本当の奥底まで掻き混ぜる）
        （愛液が分泌させる度に絡みつく熱は増してゆき、燃え上がる。狭く浅いその場所を余す所なく貪る）
        （つるつるした内部の上側を執拗に擦り上げて、両側部から圧迫する襞を何度も行き来する）
        （乱暴に、まだ準備もし始めの幼子を欲望のままに突き上げる。圧迫と若い弾力が何よりも婬欲を高めていく）
        （脊髄を伝わり脳まで、箍が外れた事を認識する。神経をまるごと擦られる快感を、狭さが加速させていく）
        （ピストンが深くなる。浅い場所でストロークして逃したく無かった。一番奥の弾力のある場所へ先端を押し付け、）
        （立ち上ってくる情欲を無理矢理に食らわせる）ゆりり、り……っ！
        （根本から陰茎が痙攣して、ゆりりりの膣内で跳ね上がり、白い陰液を断続して注ぎ込んでいく）
        （導管を通り抜ける精液は、ゆりりりの奥底へ流れこんでいき、そこから溢れて、熱い感覚がまた続く）
        （眼の前が真っ白になって、躰に伝わるゆりりりの感触だけが全てになる。射精は長く続いた）         -- メイアーワイズ 2012-02-15 (水) 05:52:55
      • （抽送が激しくなるにつれ、人形のように小さな体が揺れ動く）
        （最奥へと出された性は破瓜の赤と混じり合い、到底胎内に収まる量ではなかったのか、まだ蓋がされている状態にもかかわらず押しのけるように零れ出た）
        （ごぽ、と生々しい音を伴って雫と化した精に、胎を打たれ、小刻みに体が震える）
        ぁ……う、ぁ……（かろうじて漏れ出した呻きのような返事と共に、静かに抱き合う）
        （長く続いた終わりの証の後も、別れを惜しむかのように、繋がったまま残された時間の一秒一秒を数える）

        （終わりはもう確実にすぐそばにあるから）
        （二度と忘れないように）
        （――二度と忘れられないように、深く）         -- ゆりりり 2012-02-15 (水) 06:11:00
  • （ボロボロになっても満足できる結果に笑顔で帰ってきた少女と、自身の不甲斐なさに絶望と共に世界への呪詛を吐きながら帰ってきた青年が）
    （結果の紙を突き合わせた瞬間、同じ表情になり、大声で快哉を叫んだことは号室にして８つ離れている部屋にまで届いていたというのだから）
    （まあ、二人にとっていかにその結果を得る瞬間を待ちわび、待ち焦がれていた瞬間であったかということも測れよう）
    （笑みに上限があれば、その上限すら越したであろう満面の笑みで抱き合い、振り回され、調子に乗って唇へのキスを求め、それはダメだとベッドに投げられ、）
    （弾んだところで再び拾われて振り回されている頃には、今までの苦労も何処へやら。明日に迫った別れの日など知らぬ存ぜぬとばかりに、小規模ではあったが宴が開かれた）

    （とまれこうまれ翌日の早朝である。一人起き上がる少女は部屋の中の惨状も見ずに、自身の合格通知を拾い上げた）
    ……ごう、かく。（含み笑いである。見るものすべてを幸せにしかねない、耐えがたい笑みを携えた）
    （これで、魔女になれる。自分が今まで貰ったものすべてを、誰かに返すことができる）
    （合格通知がくしゃくしゃになるのも構わず、それを抱きしめて家主の方を見た。膝立ちで寝ている家主へと歩いていく）……やぬし、やぬし。（揺り動かす）     -- ゆりりり 2012-02-12 (日) 20:42:14
    • 見たかよ…………俺だってなあ、外面だけじゃなくて、ちゃんと人のためになる事も出来るんだぜッコラー……。
      （宴の余韻は、蛍の光のように尾を引く）
      （ゆりりりと酒を酌交わすわけにもいかないし、良いウィスキーを出してきてグラスで数杯を胃に落としたのみだ）
      （それでも陽気さは抜けない。酒気は抜けているがそれ以上に人を酔わせる達成感！）
      （押し寄せて叩きつける瀑布の如き歓喜が響き、阿呆だのと言い合う事すら放棄して馬鹿騒ぎをしてやった）
      （〔別れ〕眼の前にその文字が浮かぶようだけれど、出来る限りの事はしてやった。今は考えずに眠ってもいい）
      （苦楽を同舟で乗り切った。荒波に幾多も揉まれれば酔いもしようさ）
      （寝惚け眼で霞みながら囈言を吐く者を、揺する者が居る。芒としながらゆるい返事を呟く）……どォーしたい……ゆりりり。       -- メイアーワイズ 2012-02-12 (日) 21:54:12
      • （自分の家主が起きてくると、少女は夏の快晴のように笑った）……ふへ。ありがとう。
        （何度そうしたか知れない。当事者以外がされれば、もう見慣れすぎて嫌気すらさそう行為であろうが、少女は合格通知を広げた）
        （自分の顔の幅より更に大きいそれに、表情が隠れる。が、誰が何越しに見ようが、その少女が笑顔であることは伝わるだろう）
        （合格通知の横から首を伸ばして表情を覗かせ）あたしは、やぬしがやぬしでよかったぞ。
        きっと、にんげんとまじょが、ちからをあわせてしけんをするって、こういうのをしるためにえらい人がやらせてるんじゃないかって、思った。
        ……たぶん、ひとりでくじけてたら、ずっとくじけてたままだったとおもう、あたしは。ありがとう。やぬし。         -- ゆりりり 2012-02-12 (日) 22:08:44
      • ……。飽きないね、お前も。俺もだけどさ。（文面も紙質すらも目に焼き付いて離れない）
        （この光景を一生忘れまい。単なる紙切れ一つが、どこまでも優美で気高く思える。それが、ゆりりりの成果なのだ）
        （思えば始まりも一枚の誓約書であった。意志とは無関係に契約が履行されて、クーリングオフも効かなくなった）
        （今思えば、何事にも臆病で一歩引き、総ゆる事を成そうとせずに生きていた己の背中を誰かが押したのではあるまいか）
        （結果は最高だ。涼夜かの山頂へ上り、朝陽を一杯に身に浴びた気分で、屹度この世に生れ落ちるその時より幸せだったろう）
        （ゆりりりも同様だ。オンブに抱っ子をしたのでなく、共に歩いてきて、あの娘が成長すら見せて剰え合格すらしたのだ）
        （この通知は事実である。誰にも覆すことなどできまい。後ろ指を差してもそれは、晰かなる間違いになるのだ）

        くくくくっ……おい、何だよ……解って来てるじゃないの。そうだよ、それがきっと本質なんだ。そしてお前はやり切った。
        俺だって……（篤い雲が陰鬱に立ち込めていた、十数年前から今迄を思い返す。今は、とても晴れやかだ）
        （雲の切れ間から覗くではなく、満天の輝きが満ちている。ゆりりりの笑顔はそれを抽象したようだ）
        俺だって、お前が居なきゃ腐ってたさ。愚図のまま……腐ったままでいたさ。中途半端なままな。
        ありがとう……偉かったぞ。（ゆりりりの頭に手を置いて撫でる。手の内で猫っ毛がさらさらと絡んでは解けて、心地が好い）         -- メイアーワイズ 2012-02-12 (日) 22:43:04
      • ほんしつ。（触れる指は心地よく、顎の下を擽られた猫のように目を閉じ、言われた言葉を反芻する）
        （目を開き、手の中の通知に目を落とす。少女は思う。50という数字は、きっと目安なのだ）
        （それ以上倒しても、それ以下でも、本質というものはあまり変わらない）
        （二人で50という目標に向かう途中、何を思い、何をすべきかを考えたことこそが……結果でありこの試験なのではないかと）
        （だから、その合格通知の紙は嬉しくもあったが、どこかその価値は一晩で変わってしまったように少女は思えた）
        （不思議だった。あんなに欲しかった合格通知だったはずなのに。今は別のもので胸が満たされている気さえする）

        （家主が、あの家主が苦笑でなく、微笑んでいる。ずっと欲しかったのは、きっとそれなのだ）
        そっか。やぬしからみても、えらかったか。（それは、純粋に、とても嬉しかった。これからも、そう思って貰えるように歩いて行こうと思えるくらいには）
        ……そうだな。うん。しけんはここでおわりだけど、ほんとうにがんばらないといけないのはこれからだよな。
        やぬしはこれからどうするんだ？　あたしは、その、今日帰るんだが。（時間が来れば、魔女っ子界に）         -- ゆりりり 2012-02-12 (日) 22:57:27
      • （隙間から微かに部屋に入り込んでくる、風が煖かい。春が近づいてきている。出逢った頃へ巡り戻ろうとしている）
        己でそう思えるんなら、一人前だなあ……これが終わりじゃなくて、始まりなんだもんな。
        俺は……そうさな、故郷に戻って俺の出来る事をしようかな……なんっても、俺は凄いからな。景気なんて直角に上がっちまわ。
        （ゆりりりの言葉の後半を、聞かないフリして先の話をする。後腐れも無い満足な結果を出して、互いに喜んだのに、）
        （別れとしてはこれ以上無い好条件だと言うのに、喉奥にイガが詰まって出て来ずに苦しい。ゆりりりは口に出したと言うのに）
        お前は……魔女になるんだもんな。（別れの言葉でも無く、双方が喜び合える事実の確認だ。望む事だ）
        （その為に別れを挟まねばならないのに、それを考えると余りに陰鬱となる。「気の迷いだ」と切り捨てることも叶わない）
        （複雑に感情が暴れ回り、正体が掴めない。ここでも、まだ臆病は無くなっていないらしい。軽く目を逸らす）         -- メイアーワイズ 2012-02-12 (日) 23:19:28
      • （はぐらかされたことに気付ける頭はない、ただ、返事を貰った分だけに反応し）
        そっかー。じゃあ、やぬしもこれからだな。えへー、はじまり。（魔女になれることは、素直に嬉しい。ずっと目標にしてきたことだったから）
        あー。やぬし、いっこだけ聞いていいか？
        ずっと思ってたんだけど、聞けないままなのは、ちょっとアレかなと思うので。分かんないことは教えてくれるんだろ？
        （家主の返事を待たずに、じっと家主の目を覗き込む。ガラス玉のような輝く白青の目が二つ、見上げるようにして相手の目を捉えた）
        （そして、徐々に頭が傾いていく。表情はそのまま、真横に、大体地軸の傾きである23.4°程度まで）
        （頭の上には、大きな大きな？がぴょこんと乗り、居候最終日にして、その質問が飛び出した）

        ……セックスってなんだ？（重ねて言おう。12ヶ月目である）         -- ゆりりり 2012-02-12 (日) 23:28:19
      • ……もう最後だからなんでも答えてやるよ、言え。（青白い瞳の内側に小さな火花が燻っている。好奇心か知識か、何か）
        （鈴の様にまん丸く見開かれて輝き、瞳はものを言う。小首を傾げるのは正しく小動物的で可愛いらしい）
        （恐らくはこの時点で予期していたのだろう。惑星の地軸に疑問を抱いた古代の学者連中の如く、鋭敏に察知していたのだろう）
        （(ぼ きっ)雰囲気の腰が折れる音）……くっ……！！（「成長……成長したけど、そうだ、これがあったんだったァー！！」）
        （「いやァー……待て。待て。『最後にせっくすしようやぬし！』じゃない。それ自体を聞いているんだ……」）
        （「そうだ、そうだとも。成長しているんだ。朝顔の蔓が伸びるのも目に視えないようでいてしっかり伸びているものなのさ」）
        うん……そうだな、訊きたいだろうな。そうだ。今迄ずうっと言ってたんだもんな。よし、わかった……教えちゃる。
        （無意味に動悸が激しくなる。お祭り野郎が、祭事の日付を間違えて、なんでもない日に半被を着て出てきたような感じだ）
        セックスというのはだな……。（「どうして俺は真面目腐ってこんな事を話しているのだろうか。教えて……God……」）
        端的に結論だけ言ってしまおう。セックスというのはな、赤ちゃんを作る事を言うんだ。（「あ、やだ。今俺、ばかみたい……」）         -- メイアーワイズ 2012-02-13 (月) 00:05:32
      • ほう。……ほう？（理解できてない）……（自分の中で反芻している）
        ……しんじれないな、それ。なにか、こう、話がとんだ気がするぞ。
        おけふいたらもうかるみたいな話にきこえる。そうでなく、こう、なんだ、けつろんじゃなく、どうするかを聞きたいんだ。
        リンちゃんが言うには、ばくはつてきにまりょくをあげるぎしきみたいなものだっていうんだが、じっさいのやり方はおしえてくれないんだ。
        だから、さいしょこの試験がはじまったとき、やぬしとセックスした魔女がかつ！　とあたしは思ってた。
        でもやぬしはぜんぜんしてくれない。……どゆこと？
        どういう条件をクリアすればセックスできるんだ？　……あたしは、合格はしたけど、このままでいい魔女になれるとは、思えないんだ。
        やぬし……あたしは、どうすればいい？　なにかすれば、いいのか……？（手段と提案はどうあれ、そこにあるのは目標に対して真摯な姿勢である）
        （先ほどと同じ青真珠の眼が、胸で燻るような焦燥を内包して自分の家主へと向けられた）         -- ゆりりり 2012-02-13 (月) 00:17:49
      • （『そうか……じゃあたいせつなことなんだな！　教えてくれてありがとうやぬし！　あたしもいつかたいせつな人と……』）
        （純粋な疑問がグイグイ来る。この一年間己の傍らでずっと悩みに悩んで焦げ付くほど煮詰めたものなのだろう、）
        （その言葉は、将来の夢を語るように真摯だった。その筈だ、魔女になるための儀式と思い込んでいるのだから）
        （「世の中……上手くいかねえじゃんね……？　うふふ……どう、どう説明をしたら？　教えて……Budda……」）
        （突っ撥ねるのは一言で済むが、気持は済むまい。何時かは誰かが教えなければならないことなら、早いほうがいい）
        （心臓に悪いものを抱えながら、背中に冷や汗をナイヤガラの滝と舁きつつ語る）
        成る程……解った。うん、もう、ぼかさず話すしかないよな、うん……。ええとな……どこから説明しよう……。
        雰囲気作りからかな……。（小規模の錯乱が頭に訪れている。自らの頭を叩いて錯乱にお帰りいただく）
        いいかな。“子供を作る”……子供が大切なのは解るだろう？　そういう行為をする時にはとても強いエネルギーが出るんだ。
        それが魔力を高める……理解できてきただろう？　ええと、な、そんで、具体的にどうやるのかと言うと……。

        （目を瞑り、自然の流れが己で環るのを感じる。呼吸は大地の鼓動と同じリズムで行う）
        （軽い冥想状態に入り込み、頭の中を空白にする。そこから知識を引き出していく。一種の逃避である）
        …　…　…でな、…　…　…。（──概要を説明中──。どこまで理解できるものか知らぬが、余計を省いてひと通り教える）         -- メイアーワイズ 2012-02-13 (月) 00:32:32
      • ………………（最後の講義なう。内容を細かく描写してしまえば、それはもう書くに忍びないような内容になってしまう）
        （赤面するまえに青ざめ、快楽を知る前に別の意味で震え、恐怖に引きつる）
        （時にジェスチャーを、時に図示し、それでも理解できない事柄については、実際のサムシングをディスカバリーして事細かに教示が続く）
        （猜疑心と好奇心と恐怖心が少女の中で三国志を開き、国が三つに分断される。世はまさに三国時代。疑と誤とショックである）

        （大凡一週間ほどに感じられた彼女にとってのカルチャーショックタイムは、小一時間ほどで説明が終了した）
        （ぶすぶすと頭から煙が吹いている）
        …………………そんなこと、あたしが、できるんですか。（祝え。敬語を覚えた瞬間である）         -- ゆりりり 2012-02-13 (月) 00:49:32
      • （無意識の上で工法を行うのは魔術師には珍しい事では無い。意識よりも精確に描写が出来るからだ）
        （此度も、先ず輪郭線から描写してその内側へ構造を描いてゆき、陰影のディテイルを事細やかに伝え、）
        （生命の神秘と言えば聞こえはいい。だけれどキュビズム的な抽象感を伴ってゆりりりには伝わってゆく）
        （宗旨替えも已む無しと言ったあけすけのレクチャーである。授業としては満点を与えられる内容であったのは不幸である）
        ああ……。（煙が見える。しかも黒い煙が立ち上っている。意識を取り戻した己は「やっちまった」としか思えない）
        （敬語すら使うのだ。世の中の形を掴み、その段差をがっくんがっくん感じているところなのだろう。心から祝福を贈る）
        （この娘は把握していないが理解したらしい。執念く教唆を続けたから、己から学ぶのに慣れて、飲み込みが好くなったのだ）
        （悲劇である。そろそろ、嘆じることはやめて現実に戻ろう）……うん。
        ここで嘘吐いても仕方ないから、まだ早いのは確かだけどね、お前の歳なら躰は出来るようになってるよ。出来無いこともない。うん。うん……。
        （「それをお前はいつもしようって言ってたんだぜ！　HAHAHA！」言えない……沈痛な沈黙が部屋全体にのしかかってくる）         -- メイアーワイズ 2012-02-13 (月) 01:14:14
      • そ、そうか。……そうか。（いつの間にか正座になっていたのも頷けるという話だ。反芻するように頭の中で咀嚼する）
        （ＡだのＢだの飛び越えてウルトラＣを決めた脳内知識は未だ抽象的ではあるが、教示の前よりビジョンが明確で、）
        （嗚呼なんたる悲劇か、ポルノ自体の造詣が浅いせいで思考にモザイクは未だ導入されていないがゆえ肉色の何たるかが鬩ぎ合う魔空間と化していた）

        （じゃあ。と切り出せない。知ってしまったがゆえのブレーキ。チキンレースに想像力は不利な材料でしかない）
        （部屋全体の重圧は、初めて訪れた「気まずい」類の沈黙によるものだ。何せ少女の方が気まずそうというのは初めてだから）
        ……ぁの。ぇと。（頭の中で、必死にイコールをつなげていく。因果の証明は苦手ではあるが、理論を理解できてしまえば問題がどこにあるかは考え付く）
        ……じゃ、ぁ。ぁたしが、せっく……できるとして、じゃあ、しなか、たのは……。
        やぬしが、したく、ないから……。（伺うように、確認するように、問題の位置を探る。口をもごもごしながら、尋ねるように視界の下側から見上げた）         -- ゆりりり 2012-02-13 (月) 01:31:42
      • （ああ、恐ろしい。はいはい歩きをしていた赤ん坊を千尋の谷に突き落として虎の穴をくぐり抜けさせたかの、罪悪感だ）
        （酒を呑まぬ者に3リットルほど火酒を流しこんで無理矢理咀嚼させたかのようだ。現に表情も上気しているではないか）
        （一時間もしない間にスパルタ教育を施されて、頭脳は波打つ疲労に揉まれているに違いあるまい）
        （声を上げそうになる。沈黙を打ち破られたのは、藁紙で製られた敷居を突き破って頭から来られたかの衝撃を覚える）
        ……何だ。（聞いてみれば、否、自分が聞かれているのだ。手を伸ばして、“間違い”の原因を探るために）
        （悍けは己に対するものだ。自らに悍けを思い、顔を蒼くする。若さゆえの過ちの記憶である）……違う。
        大切な人としなきゃならないんだ、お前は。……すまない、また、黙ってくれ。変な話をするから……聞いてくれないか。         -- メイアーワイズ 2012-02-13 (月) 02:10:00
      • うん？（素直に疑問を頭に乗せたまま頷く）
        （もし、それがそういう行為だとして、それを忌避してきたのだとしたら、いくつかの前提が崩れる）
        （再三繰り返していた自分からの催促が、もし家主を燻らせていたのだとしたら）
        （それはそれで、自分は今から家主が零す言葉を拾い集める必要があると、そう思ったから）} -- ゆりりり &new{2012-02-13 (月) 03:20:38
      • 何……そういう事はな、いろいろ難しいっていう、ごくごく単純なことで……下劣な話だよ。
        （“識っておいた”ほうが良いと言い訳をして語り始める。講義の声色と似通った、淡々としながら強い口調である）
        （淡く薄めてなれど精髄を取り出した言葉を流しこんでやる。しかし、これは完全に理解出来無い、して欲しく無い話でもある）
        （これは教唆では無い。愚図が己の背面にひた隠していた昏い写真を覗かせようというのだ。恐らくは、知って欲しくて）

        俺が凄い魔術師だって、言ったろ。一時期は水晶の夜(ブルートガング)なんて持て囃されたもんさ。大会優勝者としてな。
        お前も解る通りだけど、凄い人間は偉いと思うだろ？　皆そうなんだよ、基本的にはね。だから、皆が偉いって言ってくれたのさ。
        ……でも、偉いからって好き勝手していいわけじゃナイ。（平坦な道から、突如下り坂へ。地層は織りなされてゆく）
        俺はね……最高に偉くなったから、何をしてもいいって思ったんだよ。まあ、偉そうに振舞ったさ。
        そこらを我が物顔で渡り歩いたり……気紛れに悪い奴を懲らしめたりとか。16かそこらだったかな。若かったよ。
        （月から光の雫が滲み出るが如くに、淡い青の瞳がゆりりりの眼を視線で衝いて、深い心情を伝えてくる）
        （逸らされない瞳から語られる言葉はそう多くない。「怖い」目だ）
        悪い事はしなかったんだ。人殺しもしない、厭な事は言ったかも知れないが、まあ、そんなに酷い事は言わなかったつもりだ。
        でも、悪い事を一種類だけ覚えてしまった。それが“色”だよ、ゆりりり。つまりは、エロいことさ。
        黙っていても女の娘が寄って来るんだ。……踏み外したらもう、転げ落ちるみたいに、頭がそれ一色になった。
        好きでもない：大切でもない：どうでもいいと思っている娘を抱いた。いや、犯したと言っていいね……。
        憧れて近づいて来る娘をだまくらかして、そういう事をしたんだ。気持を考えずにね。
        犯罪にはならなかった。まあ、当然だわな。でも、俺は酷い罪を犯したと思ってる。いろんな娘を泣かせたよ。
        お前が一回りちょっとくらい大きくなった未通女も、見境無しに……それで、堕落してったの、俺は。
        （“怖い”瞳を衝き通して、「性欲が絡むと人はこういう風にもなる」「それが、己なんだ」と、じろりと、ゆりりりを凝視る）
        「何が悪い」か解るか？　……俺は己が大切だと思ってる娘や好きな娘なんてただの一人も抱いちゃいなかった。
        本能……本能は悪くない、でも、俺は本能だけで動いたの。……動物みたいに、まるで通り魔だった。
        結局俺に残ったのは空虚な気持と罪悪感……人らしいことを何もしなかった。野獣だったんだよ。
        理知的で格好の良い、稀代の天才魔術師なんてどこにも居ない。そこらに居る鼠みたいな男が一匹だ……。
        だから逃げ出してきた。……自己嫌悪に塗れて、それでどうして人前に出て期待を受けられる!?　
        自分の責務も何もかも、全部棄てて身の着のままに金だけ持って逃げてきた。あとは、のらくらと10年が過ぎたんだ。
        （寒気が指先を凍らせる。自律神経が狂ってしまったようで、己に血をまるで感じられない）
        （若気の至り等と言えばそれまでだが、挫折を知らなかった己は自らの脚で誇りも何も打ち砕いて、畜生にまで貶めたのだ）
        ゆりりり、お前に原因があるんじゃないよ。……俺がそういう、おっとろしい人間だから、いけないって言っているんだ。
        もっと大切な人を見つけなよ。心から愛し合えるみたいな、そういう人を……。
        （己が出来無かった事を他人へ託す。人として有り触れた行動だろうが、随分心が楽で、憑き物が弱る想いがした）         -- メイアーワイズ 2012-02-13 (月) 03:54:00
      • （それは、初めて見る家主の顔だった。言葉よりも、その瞳……俯き半目だったことの多い家主の瞳を、初めて垣間見たことが、恐ろしかった）
        （諦観。怨嗟。後悔。絵具は混ぜすぎると彩度を失う。そこに無理やりに白を混ぜたところで、明るい色には戻らずに色は鈍く、輝きを失う）
        （同じように様々な感情を上から塗りたくられたように、深く暗い色を灯した瞳が、静かに自分を諭していた）

        （それが、自分の家主の本質であり、仮面の下であり、自分が幸福であると言った、その人である）
        （到底すぐに咀嚼しきれない、性行為の本質より更に苛烈で、生々しい過去を与えられて、静かに俯いた）
        よく……わからん。やぬしのことばは、むずかしい。
        でも、いけないことをしたっていうのは、わかる。それで、すごくくるしんでるっていうのも、わかる。
        ……かなしいな。（少女は笑った）魔女になっても、あたしは好きな人もたすけられないみたいだ。
        かなしいな。そのためにがんばってきたのに。……すごく、かなしい。
        でも、このかなしさって、きっとやぬしがあたしにわけてくれたんだろ。だったら、あたしはこれ持ってかえる。
        魔女っ娘界には物をもってかえれないらしいんだ。だから。……やぬしがくるしいのを、はんぶん、あたしがあっちにもってかえる。
        だから。

        ――そんなかなしいかお、しないで。

        （どうするかなんて、分からなかった）
        （泣いてしまわなかったのは、泣くときっともらった悲しいが家主の下へ帰ってしまうから）
        （だから、その薄い胸にそっと家主の俯いた頭を抱き寄せた）
        （大丈夫だよ、と、母親が子供にそうするように）         -- ゆりりり 2012-02-13 (月) 04:18:28
      • （ただ頷いてさえくれれば満足だったのだ。「何か残せた」と実感出来たのなら、残りの人生を生きるに不足は無い）
        （粉骨砕身で教師でもなろうかという夢創は現実逃避以外の何物でも無い。柱の立たぬそれは打ち砕かれる為にある）
        （返される、蒼い冷淡の色ながらして暖かみの溢れる円らな瞳は、恐怖を浮かべはしたが植え付けられはしなかった）
        （この娘は自分の事も十分に考えられないのに、その分を他人に回そうとする。「だから、頭がいつも空っぽなのか」）
        ……持って帰る？　……違うんだ、違うんだよ、ゆりりり……俺みたいのを、恐れるだけでいいんだ……。
        ただ怖いものを見たと思ってくれればいいんだ。それが……何よりも。

        （綺羅びやかな経歴や魔術も、愚図の精神の下では持ち腐れであると、全てを嫌悪の対象に向けてきた自分が、）
        （誰かに手を差し伸べる事が出来た。小さな切掛けでしかないが、“何も出来ぬ”という愚図な根性は随分立ち直った）
        （期待に応える事だって、ゆっくりあゆみを進めればまた出来る様になる。本当の意味で立ち直る事ができる）
        （────しかし、それは、“ゆりりり”という出来損ないの少女を助けながら共に歩むという、どこか一方的な関係でもあった）
        （面倒を見なければいけない、ノルマに十分な数だけ魔物の魂を集めなければいけない、教えて成長させてやらなければいけない）
        （“ゆりりり”から己に何かして貰う等夢にも思わない）
        （ゆりりりを一方的に助ける事を通じて己が立ち直る。結局の所、殆ど己の事しか瞳には映っていなかったのだ）

        （だけれどこの暖かみは何だ。野花の茎の様に華奢で、折れてしまいそうな躰が、懸命に懸命に己を抱きしめてくれている）
        （余りに丈が低いから、頭だけを抱きしめるので精一杯の躰が、頼りない腕に力を籠めている）
        （泣きはしない。泣きはしないが、どこまでも救われる。人からの優しさを貰ったのは実に14年振りの事だった）
        （親娘の関係が入れ替わったのか。そうではない、返されたのだ。今、初めてゆりりり自身を見つめられた気すらする）
        （本当の意味で伝わらなかった物を貰えている）…………ゆ、りりり、りっ！
        （鈍重で苦海の鉛をつけていた躰が、我慢ならないほど動き出し、ゆりりりの躰をかき抱く）
        （折れる寸前にまで力を籠める。頭だけではどうにも足りそうになかったし、自然にそうなった）
        本当は、本当はな……寂しかったんだよ、誰も理解してくれないみたいで、寂しかったんだ。
        もう、誰からも温もりを貰えないみたいで、誰からも煖めて貰えないみたいで、どこまでも寂しくって、独りきりで……。
        あんまり、もう、寂しくない。心が凄く軽いんだ。俺は、たぶん、ちょっとだけ物事を好く考えられるようになる。前向きに。
        ありがとうな、なんか、情けないな、今迄助けてるつもりだったのに。ここにきて、少し、たくさん、救われっぱなしだ。
        す、すまん。苦しいだろうけど、苦しいだろうけど、ちょっとだけ我慢してくれ。こんな、こんなふうにするのは。
        （力を緩めても猶強い。手荒く扱えば壊れそうな、柔い躰をぎゅうと抱きしめる。涙は少しだけ出てしまった）
        ……俺な。（ゆりりりの耳元に口を寄せて、小さな小さな蚊鳴きの囁きでほんの少しの言葉を呟く）
        これからずっと誰も、誰一人も好きになれないと思っていたけど、お前は好きだよ、ゆりりり。
        （扉の向うで聞き耳を立てられたとしても聞かれたくない。唯一人のみに伝わるように密やかに、小さく小さく言った）         -- メイアーワイズ 2012-02-13 (月) 05:05:14
      • （そういえば昔、母親にこうやって抱き寄せられたことがあった。これから色んな辛いことがあるけど、頑張ってと、そう言われて）
        （自分はもう、何もしてあげられないけど……母親は震えた声でそう言っていたが、今の自分と同じ気持ちなら……きっと母は泣いていたのだ、と少女は思う）
        （その時は何を言われたのか、どんな気持ちで言われたのか分からなかったが、その時自分が思ったことだけは覚えている）
        （頑張れと言われたから、頑張る。今までずっと引きずり、独りの自分を支えてきた……たった一つの、決意）
        （だからゆりりりは笑う。「頑張って」笑うのだ）

        （強く抱きしめられると、くふぅ、と肺から空気が漏れるような吐息が溢れた）
        （少女は苦しかったけれど、多分家主はもっと苦しいんだろうなと思うと、動くことができなかった）

        （最後まで、その告白と吐露を聞き）
        そうか。……よかった。
        （薄い、むき出しのような胸から、僅かに鼓動が変化したのが聞いてとれたかもしれない）
        （それは、終ぞ知ることがなかったであろう、初恋の始まりの音）
        あたしも好きな相手に好きって言われて、うれしい。（少しだけ、今までの笑顔と意味の違う笑顔を返した）
        （それは――子供同士が隠れてするような）
        （あるいは、世界で一番小さな、世界中の誰にも知られることのない秘めやかに密かな睦言だった）

        ……（ほっ、と言いながら頭を離す）
        やぬし。あたしな、やぬしがやぬしでよかった。合格とか不合格とかじゃなく、たぶんあたしはさいしょに助ける人のところにくるようになってたんだな。
        だから。よかった。あたしのはじめては、ぜんぶ大好きなやぬしがいいなって、思うからな。（薄い胸を張った）         -- ゆりりり 2012-02-13 (月) 05:33:28
      • （単純過ぎると馬鹿にされるかも知れないが、人生をやり直したような気持ちすらした）
        （瞼の裏側を洗われて、窓に浮かぶ景色も艶やかに色付いて見えるような。宗教じみた表現をするほど、単純に救われたのだ）
        （嘘も偽りも無い言葉だと、心から信じられる存在になってしまっていたから、それが胸を直接打って氷を砕いたわけだ）
        （数奇と切捨てるには忍びない、運命と語りたい出来事である。複雑な心情をしていると自賛していたが、己の心は単純だった）
        （不幸しか降り掛からない身の上と、諦めながら怯えていたのを、解されたようで、もう、語り尽くせもしない）
        （そうして喜んでいると、次なる言葉が降り掛かる）
        （親愛とも恋慕ともつかない「好き」を投げかけたものが返って来た。腕の中の小さな躰が熱くなった気がする）
        （互いの熱で世界から隔離され、ゆりりり以外の事が真っ暗になる。瞭然としない「好き」が形を持ち始めた）

        （壮絶な焦りを覚える。心境は東西に岐れてディベートを繰り返し、双方が熱狂した叫び声を上げている）
        （その論議の内容を言葉で認識するといよいよ危ないので、ゆりりりを離す。元に戻った筈なのに、異様な喪失感が躰に残った）
        ……そか。俺もな、ゆりりりでなきゃ……こうはならなかったさ。良かったよ、ほんと……巡りっていうのは、不思議だな。
        （落ち着きを取り戻して暖かな笑顔を向ける。それは限り無い親愛を向けていた。誰よりもずっと大事な存在として。──しかし！！）
        （(ｺﾞｯ)新進気鋭でリリーフされた投手の硬球を胸に食らったような感じがする。言葉のデッドボールである）
        そういうこと、言うなよな……！（「はじめてを全部」なぞと、深く考えず言うに違い無い。真に受けた己が悪いのだがもう遅い）         -- メイアーワイズ 2012-02-13 (月) 23:56:03
  • （小さく鼻を啜りながら、むき出しの腕を擦る。室外に立たされたことは何度もあるが、どうもこちらの世界の方が寒いようで）
    （はあ、と息を吐くと煙のように白い吐息が、両手をわずかに温める。だが、意地悪な北風が温めた傍から指先をかじかませ、吐息はため息へと変わった）
    （キィ、キィ、とブランコを漕ぐ。そういえば、遊びに来ていたときは楽しかったが、いざ暮らしてみるとなると漕ぐことも億劫である）
    （原因は分かりきっている。遊びというのは合間にやるから楽しいのだ。今はその遊びではなく、日常の一コマなのだとしたら、楽しめないことも道理だ）

    あー。やぬし、おこってるかな。（ずび、と鼻をすすった）
    でも、やぬしだから、せいせいしたとか言ってそうだなー。あたし、いっぱいめいわくしたしな（少女は笑う）
    （虚勢でも、苦笑でもない。そうすることで、大切な家主を守れたという子供の発想が、少女を純粋に笑顔にさせていた）     -- ゆりりり 2012-02-10 (金) 22:28:58
    • （死線が張り巡らされた先を潜り抜けた事もあるが、その時よりも必死のままに空を蹴ってきた）
      （全盛の頃は汗一つも滴らさなかったのに、今ではじっとりと汗が額に浮かび、冷や汗と混じっている）
      （その割に結末は剰りにも呆気無い。木枯らしの褐色が散る灰色の世界にぽつんと紅色が座っている）
      （合わせる顔も持たないのに無策で来た。それが、突然申し訳の無い事に思えてくる。唇に苦味を塗られた気分がする）
      （漕がれる事の無い吊り椅子と化したブランコへと、音も無く背から近付くのが精一杯であった）当の家主は、怒っているんだが？
      （存在感も消して近づいた後に、怒気で感情をすっぽり覆い隠して声を掛ける）       -- メイアーワイズ 2012-02-10 (金) 22:46:38
      • （けらけらとその言葉に笑い）そっかー、おこってるかー、なんかそれはそれでうれし……。
        ﾋﾟｷﾞｯ…！？（ガキン、と冬の寒さ以外の理由で凍りつく。返事が返ってくるとは思っていなかったらしい）
        （勢いよく立ち上がり、後ろも見ずに、全力で逃げようと一歩目を踏み出し、一歩目を踏み外した）
        （べちゃぁ、と転倒系の擬音の中では一番鈍臭い音がするような、恐るべき無様さで倒れ込んだ）
        うぁ……いだい……（流石に痛かったのか、その場に座り込んで鼻の頭を押さえて呻く）         -- ゆりりり 2012-02-10 (金) 22:53:59
      • （先に告白しよう。己はゆりりりを怖れている。硝子細工を無遠慮に触れるものか）
        （この娘にそんな表現が似合わない事も知り尽くしているが、白手袋もつけぬ手で触れば手垢をつけて剰え割ってしまいかねない）
        （孤独に旅鴉を続けたのも、人と深く関わって、心の深い所へ傷を付けたくなかったという気持が大きかったからだ）
        （有躰に言ってしまうと、臆病のために人から逃げてきたのだが、今まさに眼の前で傷ついている娘が居るのは何かの皮肉だろうか）
        （否、彼女が傷ついているというのも恐らく己惚なのだろう。傷ついたのは恐らく自分なのだ。それを怖れていたのだ）
        （但し、転ろんで物理的に傷ついたのは歴然の事実であるため、それは仕方が無い。つかつか歩み寄って手を引く）
        なんで、逃げるんだ。……逃げても解決しないだろうに。         -- メイアーワイズ 2012-02-10 (金) 23:39:41
      • （寒さと転倒で赤くなった鼻の下で唇を尖らせ）……だって。おこってるって。おこってるなら、にげられるかなって。
        かいけつは、どうでもいいんだ。あたしは、いままでもずっとダメで、こんかいもダメだっただけだ。
        また、次にがんばればいい。慣れっこだからな。……でも。
        ……やぬしが。やぬしがダメって言われるのは。……くやしいぞ、あたし。
        こんなのはじめてだ。だれかといっしょに何かするなんて、だれかがあたしのために何かをしてくれるなんて、はじめてだったから。
        （それは、能天気に見えた少女が珍しく見せた、動揺の表情……もっと砕いて見れば、怯えの表情）
        （不幸なるは……自分の不出来を理解できるだけの頭の出来は、持ち合わせていたということ）
        （自身の不甲斐なさに、誰よりも苛まれ、改善しようとし、また挫折を繰り返していることを――誰が見抜けたろうか）
        （いつも少女は笑っていたから。……楽しいことばかりではない、優しい人ばかりではない――この世界で）         -- ゆりりり 2012-02-11 (土) 00:02:31
      • （能天気な阿呆に見えていたのは最初だけで、裡側から覗く健気さに気づかないでも無かったのだ）
        （教えれば貪欲に吸収しようとするが、油物を食べ過ぎれば下すように、学んだ事は苦しみながら垂れ流して身につきはしなかった）
        （だからこそ哀れとも言える。居た堪れない憐憫が、心情へと一杯に注がれて、運命を呪ってやったこともある）
        （気付かなかったが、自分自身でもそれを呪って苦しんでいたのだろう。冬の黄昏が辛さを風に載せて運んでくる）
        （表情と言葉の中に全てが表れているようで、見てはいられない。直ぐ様否定してやれば良いのかも解らない）
        （子供の頃に大きな賞賛を得て一人前になったつもりでいて、そのまま成長する事無く齢を重ねたツケを払う時が来たようだ）
        ……。（着ていたコートを脱いで無理矢理ゆりりりを包み込む。眩しく憎たらしい笑顔が消えた、曇り顔が厭だった）
        黙って聞いてくれ。お前は今俺が言った事を否定するだろうし、それでいいだろうけれど……お願いだから黙ってくれ。
        （言葉は限りなく軽い口調で、話が始まる。空気を重くしたくなかったからだが、意味はそんなに無かった）
        もう「駄目」って言われてるんだ、実を言うと。……自分で「俺は駄目だ」って言い続けてきたんだぜ、ゆりりり。
        ここ十年弱くらい、俺はそこらじゅうを渡り歩いて、旅をしてたんだ。全部観光……何もしないで呑んだくれてばかりだ。
        何もしていない。怖くて何もしなかったのさ。期待されるのが厭になって、力があるのに何もしなかったんだ。
        お前とは多分正反対で、理解に苦しむだろうけれど、とにかく怖くて何もできなくなった。おかしいけれど事実なんだぜ。
        でもな……でもな。なんか、この街に来てな……“魔法少女”がなんだとかあって……軽い遊びの心算で応募したんだ。
        そしたらお前が来てな。……遊びだとか言えなくなっちまった。放っておけなくなった。悪い意味でだぞ……。
        結局……久しぶりに俺が何か、身になることをしているんだよ、今。
        （心情の吐露は、気持の表面を流しだしてゆく。難しい話や、自分の過去の因行は抜きにして、事実を語る）
        お前がいなくなったらさ、多分このまま逆戻りだよ。護謨製の紐で、ケツを繋がれてるんだ……何もしないということに。
        だから……いなくなるなんて言うなよな……。本当に何もしないまま、終わっちまうから……。         -- メイアーワイズ 2012-02-11 (土) 01:17:45
      • （その言葉を、少女の頭で余すことなく拾い上げることができたとは言い難い。ただ、その表情から、言葉の調子から、何を伝えようとしているのかは、直接伝わってきた）
        （ずっとそうしてきたのだ。知識や脳で理解できないから、肌で感じるしかない。それがかなりの正鵠性を持っていることも知らずに、少女は阿呆のままで居続ける）
        （相手がどうしてほしいかは、分かるのだ。その通りにできないだけで。その通りにすることが、自分には難しいだけで）
        （そのことを、確りと理解し、咀嚼していたことも少女にとっては不幸だった。納得してしまえば、上手にその欠点とは付き合える）
        （でも、上手く付き合ってしまえば、それはいつしか伴侶になってしまう。劣等感を劣等感のまま受け入れることは、彼女の成長を鈍らせている原因でもあった）
        （だからこそ、今……自分のために努力する誰かという存在を初めて得て……少女は初めての感覚を味わっていた）

        （ありていに言おう。……もどかしさを）

        あたしは。いていいのか。（コートは温かい。でも、そのコートは、家主が自分の着ていたものを脱いで着せてくれた物だ）
        （同じように、他人の努力を当てにしてしまえば、きっとそこに齎されるであろう自分の「失敗」という結果に、他人の評価が紛れてしまう）
        （もどかしい。それは、とてももどかしい。上手くできないことが、とても、もどかしかった）
        ……きっと、あたしといると、やぬしも、ダメって言われるぞ。
        いっぱいいっぱい、ダメって言われるんだ。みんなから指をさされてわらわれるぞ。
        ためいきも、いっぱい、つかれる。い、いっしょに、きらわ、きらわれるかもしれない、んだぞ。
        （自分が、疎まれていたのと……同じように）         -- ゆりりり 2012-02-11 (土) 01:33:15
      • いいよ。……ここが俺の実家とか、協会なら別だけど……俺の借りてる宿屋なんだから、俺が許可していいだろ。いいよ、いても。
        （愁いがゆりりりの表情を歪ましている。寒空に凍えた顔が、温められて解れたのだろう。この娘は随分と孤独だ）
        （硝子の棺に入れられようとこの孤独は薄まる事があるまい）
        （余りに愚鈍であるから、人同士が歯車になって咬み合うコミュニティのどこにも咬まして貰えないのだ）
        （己が努力をしてゆりりりの助けになろうとも、それは一方的な物になる。吐き出せぬままずっと抱えているのだろう）
        （人の添え物であるばかりか、泥塗れの自分はそれを濁らせるばかりだと思っているのだ）
        じゃあ、なあ。今から恥ずかしい事を言うぜ……？（目線を合して肩に手を置く）
        失敗したからって、ゆりりりは俺に後ろ指を差すか・恨むか・嫌うか。違うじゃんか。しないだろう、そんなこと。
        俺だってそんなことはしない。努力が結果に結びつかない事は知ってるし、お前はまだ若いんだ。気に病む事なんて無い。
        ゆりりり、お前、やれるだけの事をやってるだろうが……試験なんだぜ、これって。戦争でも試合でも無いんだ。
        俺はお前を、まあ、ちょっと足りない娘だと思うが、それなりに評価してるし、お前だって俺を評価してくれてるだろう。
        二人でやる試験なんだから、それだけで沢山だよ。…………ああ、似合わない事を言ってるな、俺は……。         -- メイアーワイズ 2012-02-11 (土) 02:20:33
      • ……そっか。あたしは、いてよかったのか。
        （それは、確認のような響きで、どこかぼんやりとした表情で、少女の口から感嘆として漏れた）
        （本当に、少女にとって、意外な事実だったから。確認してみなければ、真実だと分からないくらいには）
        （苦みの強い苦笑を漏らす家主の目を見た）やぬし、あたしな。（えへー、と笑った）　まじょに、なりたいんだ。
        わがままかもしれないけど、まじょになって、いままでのありがとうを、だれかにかえしたい。
        （手紙にも書いたであろうことを、そのまま繰り返す）
        もしかしたら、ダメかもしれないけど。……でも、がんばるから。
        （小さな、本当に小さな小指を差し出した）……いっしょに、がんばらせて。
        （それは、まるで密約を愉しむように。少女の口から、内緒の話として小さく自分の家主へと囁かれた）
        （その気持ちが、誰かに聞かれてしまわないように。秘密を共有する楽しさを、初めて知ったように）         -- ゆりりり 2012-02-11 (土) 02:39:40
      • ……やってみればいいじゃん。悔いは残らないだろうさ。（魔女の種族が人間かどうかは扠置き……）
        （ゆりりりは何処迄も庇護されるべき子供であったのだ。誰かの手を煩わすこと無しに息も出来無い）
        （約束事を決めて遊ぶ事も無く、無秩序に遊び呆けていたのだろう。猫が草花に戯れ付くようにと、動物的に）
        （願張ろうともその器は満たされない。何も成す事が出来無いまま日々が過ぎて成長も出来無いでいたのだろう）
        （自己の内側で完結しては諦めるのを繰り返すばかりで、それが俺に知られる事も無かった様に外側に出る事が無かったのだ）
        （だけれど今に約束をする。人同士を繋ぎ留める事を約束と言うのなら、ゆりりりはこの時に自らにも他人にも人と認められたのだ）
        （冷めたい小指に小指を搦める。心の温かい人間は手が冷たいらしいから、温かいのだろう）
        （己の手は温かいが、今まさに冷やされている）……指切拳万　嘘吐いたら　…　…　…         -- メイアーワイズ 2012-02-11 (土) 02:54:08
  • （青年が冒険から帰ってくると、先に帰っていたのか部屋が散らかっている）
    （机の上には買い与えたクレヨンが散らばり、奔放に描かれた文字の踊る紙が机のそこかしこにある）
    （何か購入したのだろうか、大きな野外寝具製品のパッケージが破られてゴミ箱から覗いている）
    （一緒に、ここ一帯の地図が一冊丸ごと捨てられており、いつも遊んでいた公園の周囲の１Ｐだけが綺麗に破られていた）
    （部屋は、しんと、静かだ）     -- 2012-02-10 (金) 17:35:07
    • ……現場。（乱雑に散ら破ッた有象無象の数々は、冒険帰りの疲労も吹き飛ばすほどに凄絶である）
      自由だねえ……何よ、この部屋でアートでも表現したのかね？
      なんかのパッケージに……地図が破られてやがんじゃん。癇癪でも起こしたかね？　それとも、遺留品から真相を暴けと？
      （部屋はまるで海の底であるように、静けさを深く満たしていて、緩やかな流れのみが鎮座し、躍動を感じさせない）
      寝相に死相を浮かばせてるあいつが、寝てるだけでこんなに静かとは到底思えないね……これは、外へ行ったな。
      （地図帳を捲りつつさらりと目を通せば、記憶と照らしあわせて抜けている部分が透けてくる）公園だ。
      態々この公園だけなんで切り取ッた。それから、このパッケージは……。ああ、ああ……見えてきたぞ。
      俺も我鬼の頃にやったことと、同じかも知れないな。（机の上に並んでいる画用紙へ目を向ける）       -- メイアーワイズ 2012-02-10 (金) 19:45:49
      • （そこには一枚の紙）
        （内容は……試験内容への苦言と、ユリリリの魔女としての適性のなさが、懇切丁寧に書かれている紙が無造作に置いてあった）

        （そしてその横に、ぎりぎり判別できる文字で、何枚にも渡って書かれた）
        （――貴方の魔女っ娘からの手紙があった）         -- ゆりりり 2012-02-10 (金) 20:19:35
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp015434.png -- 2012-02-10 (金) 20:19:54
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp015435.png -- 2012-02-10 (金) 20:20:10
      • ……糞食らえだ……。オトコノコとオンナノコじゃ、家出の理由も違うってか。飛切りの馬鹿め……！！
        （一行を読んだ後には、波の引きもさながらに血汐が足の底まで引いていって、残りを全て走り読みにした）
        （晴天の霹靂かも、狐の嫁入りかも知らないが、青空のあの娘からこの文字が滴ることを驚いた自分に、）
        （人を見る目の無さを在り在りと晒される様で嫌気が差す。「そうとも、俺は元々自分のことで手一杯の人間なんだ……」）
        零れ落ちたのさ……両手一抱えの因業を持って……手も繋げない……それじゃあ、離れて当然じゃないの。

        素直な奴め。……素直な奴め……。俺にはもう、何もできないのに……俺はもう、何もしちゃいけないのに。
        出来るから出来ると思っていやがった。子供め……！！　俺はなんにも出来無いんだぞ……！
        （焦躁が思考を蝕めば、もう冷静さを取り戻す事は叶わず、墜落感を味わって、臓腑が持ち上がり吐き気を催す）
        （苛烈に自らを責める。過去も含めて今に至るまで、やってきたことの浅はかさと愚劣さを幾度と無く反芻をする）
        （四方にある白壁も歪み、思わず手を突いた樫の木造りのベッドもまた、異様に硬く感じる）……冬なんだぞ！！
        （ハンガーに掛けたばかりのコートを掴み羽織り、荷物を幾つか手当たりにダレスバッグへ突っ込む）
        勝手なことするなよな……！（窓に手を掛けて開く。冬の空気が暖気と擦れ違いざまに入り込み、頬を切り裂く）
        薄氷……！（窓枠に足を掛けて、二階の窓から躍り出す。結界を足先に張り、靴と反撥させて空を駆ける）
        俺が意気地なしだったせいで！！（風に巻かれて、向かう先は一つである。走り抜けてゆく）         -- メイアーワイズ 2012-02-10 (金) 22:14:27
  • おっさーん！喫茶店つれてってくれやー！ 喉が渇いてるんですー！
    すいません間違えました。あまりのおっさんオーラについ。どうですかそちらはその後。 -- マーチ 2012-02-09 (木) 21:34:49
    • いてもうたるぞワレ……"!?"（(ﾋﾞｷｨ)）茶やのうておどれの血ィ飲ましたろか！　あ、はい。間違えたのなら仕方ないじゃんね。（朗らか）
      おおっと、慣れないチンピラムードが今の発言で戻ってきそうになったぞー。デリケエトな20代に対してする発言は気をつけたほうがいい。
      あと三ヶ月で14匹を倒さなければいけない。聞けばおたくの所はもうノルマクリアしたそうじゃないか、ちくしょう可愛げな子と連れ立ってさあ！　何よもう！       -- メイアーワイズ 2012-02-09 (木) 22:32:39
      • ごめんなおっちゃん……怒らんといてな……これからは気ぃつけるさかいな……
        ふーむ月あたり二人で合計五匹倒してりゃお釣りがくるじゃないか。全然いけますね。合格は決まったようなもの！おめでとう！（背中ばしばし）
        ええ何とかお先に。あとは悠々と応援ですよ。可愛げ……？（全力で疑問げ） -- マーチ 2012-02-09 (木) 23:37:03
      • おっちゃん言うとるやないかい。
        そうかなァー……っ。俺、討伐しかできねえしなあ。来月は「戦いは避けられない（ｷﾘｯ」とか言ってるから大丈夫だと思うんだけどなあ。（ばしらればしられ）
        ……あ、ごめん。表現をミスったかもしれない。可愛いっていうか……こう、なんだ……健気？　健気っていうか……こう、なんだ……なんだろう……でも、いい子だよね？　そういう感じするよねっていう。深く考えずにモノを言うとこうなるんだよ、覚えておきたまえ。（目が泳ぐ
        うちの娘も可愛げはあるんだけどなあ……魔法の基礎とか教えても、まるでスポンジから水が流れ出るように教えたことが抜け出ていくんだよなァー……っ。心配なりませんよ俺は。         -- メイアーワイズ 2012-02-09 (木) 23:43:17
      • あ、そうか…ごめん探検前提で考えてた…　まあ、あれですよ。それでも二、三体ずつだし。かっこいいポーズで蝙蝠か鼠あたりを一度に二体倒しちゃったりすればそれだけで余裕だよ。たぶん。
        確かに健気でいい子ですが健気に試験をがんばってるいい子なのはみんなそうなのでは。そちらの子はまあ…
        8歳くらいなんでしょう？もう親と子くらいの差ですよね。しょうがないんじゃないですかね、気長にしっかり教えてやるしか… -- マーチ 2012-02-10 (金) 00:07:50
      • だよねー。そりゃもうぶちのめしてやりますよ。勘とか戻ってきたし気を抜いたら怪物どもが根絶やしだわ。
        ……。（ふいと目を逸らす）……少なくともエレメンタリースクールは出てる……あいつは、中等生だ……。（悲痛な声）         -- メイアーワイズ 2012-02-10 (金) 00:32:38
      • 来月が楽しみだなー。おじ兄さんの本気、きっとすっごいんだろうな！ 具体的数値が！
        えっ……（絶句）　　…ま、まあ……ハイスクールになってもあのぐらいの知性の人たちだっていますし…？
        …おっちゃんあれやな……こういう失礼なこと言いたくないけど……とんでもない子ひいたな… -- マーチ 2012-02-10 (金) 01:06:05
      • はっはっはー困ったな……闇の陰謀がな、俺の活躍を詐称する可能性があってな……本当は十数倍の数値倒してるのに低いなんてことがあるかもしれなくてな。そうなったら世間の影に葬られた俺の栄誉を思ってくれるとありがたいよ。（視線が古式泳法）
        信じらないだろ？　俺も最初に訊いた時に思わずビビったもん。魔女は寿命が長いからああなのかと思えば、他の子見たらそうでもないし。
        甘酸っぱくて控えめで、ちょっとファンシーなマシュマロみたいな生活を期待してた俺は一体どこへいってしまったんだろうな。まあ、楽しくないわけではねえよ。うん。あとおっちゃん言うなし。ここ最近でぐっと老けこんできたような気がするけどおっちゃん言うなし。頑張ってるねんで。         -- メイアーワイズ 2012-02-10 (金) 01:14:52
      • まあ闇の陰謀も詐称したくもなっちゃうよね……。もしうっかり卒業しちゃったら大変だ。社会のためにも阻止しなきゃ。て感じで
        まあいいじゃん。おっちゃ……お兄さんももう子供がいてもいい年なんだしさ。（知らないけど見た目で判断した
        お父さんになったと思えばさ！ 青春よりも似合ってる似合ってる！ じゃ、残りの期間がんばってねー -- マーチ 2012-02-10 (金) 04:16:55
      • 20代っついましたよね？　確かに、おかしくはないんだよね。でも、その、あはは……なんか、そういう気になれんくてな。
        娘が居るっていう感覚もわからないんだ。だから、本当を言うと俺はあいつをどう見てるか解らない。……でも似合ってるとか言われんだよなあ。
        おうよ……そりゃもう、シャバダヴァよ……！         -- メイアーワイズ 2012-02-10 (金) 05:37:00
  • （夜中。もぞもぞと青年（？）の布団が動く）
    （18歳にまで成長し、性徴し身長は人並みのレディ、スレンダーボディとなった少女が、いつの間にか布団の中にもぐりこんだようで、もぞもぞと顔側から這い出してくる）
    ……家主……。（いつもより艶のある切ない声で、小さくつぶやいた）     -- ゆりりり 2012-02-08 (水) 22:46:09
    • （醒めない悪夢が続く）
      （最近は起きれば汗だくになっている事がままある。秋の朝の鋼のような涼しさがとても心地好く、昨日を乗りきれたと実感する）
      （粘ついた黒い悪夢が頭蓋の裡にへばり付いて、考える電流を隅々まで鈍らせるようである。正直、超きつい）
      （今宵も試練が始まる。傍に寐ているというだけで、存在の重量が深く感じられて、眠りはいつだって浅かった）
      （今回はなんと潜り込んで来たってわけで二人の距離に指数関数的反比例をして恐怖は深まります）
      （小柄でありながらも細らかな肉付きが明白にあり、紅色の薄着から覗く、優れて白い透けるような肌が見えて）
      （もはや稚児肌でないが黒目がちの瞳に、淡く色づいた唇が動き、小さな弦楽器を鳴らしたかの響きが耳を潤す）
      ……なんで、来んのっ……！（「わ゜ー！！」ちなみに、上記の表現が駆け巡るのに要した時間は電光の落ちる速度に等しい！）       -- メイアーワイズ 2012-02-08 (水) 22:59:56
      • （物憂げに潤んだ瞳、細くしなやかな指先、ふわりと鼻先で香る幼い肢体のときより甘く酸い匂い）
        ごめん家主起こして……あたし……も、我慢……できなくて……。
        （一歩一歩、肉食獣が距離を詰めるような緩慢さで、緩やかに青年の身体を這い上ってくる）
        どうしても……したくて……ずっと、我慢、してたんだけど……無理で……一人でやろうと、したんだけど、上手くいかなくて。
        だから……家主……お願い……。


        exp015338.png
        トイレついてきて……！         -- ゆりりり 2012-02-08 (水) 23:24:15
      • （瞳は雄弁に物を語る。瞳の色も輝きも変わらぬままに、躰はすっかり一人前の様相だ）
        （薫りに鼻を撫で上げられて、確かではあるが幽香なる雌の匂いを吸い込み、本能へ火種を送り込む）
        （あな激しきは理性との葛藤である。幼子の躰の時から、想像をさせられては惑わされて蹣跚けていたというのに、）
        （それが現実に目の前に居て、あまつさえ「一人で」等とのたまうのだ。何が独りなのかは瞳に語られており、）
        （その磁力に思わず精神を惹かれてしまいそうだ。ああ、凹んでいるその身へ凸を嵌めてあげるのが自然で無くて何か。）
        （理性の一線に足をかけて、白いゴールテープが腹の前にある。踏み出して踏み切れば、もう、それ以外の全ては余計だ）
        …………いや、それは、いけないね。（口の上で否定をして焦らすのもまた趣がある）
        （それともこれは踏ん切りのつかぬ屁垂た自分が、許可を得てしか踏み込めないだけの話であるのか。それとも、過去の記憶が……）

        潤ﾂ潤ﾂは??（幻想は淡い夜の夢と化した！　股ぐらへ白魚の指先を妖しく這わすのも、もう、扇情の効果は無い！）
        ねえっ……お前、そうなっておきながら、それでもやることが同じなの……っ!?　嘘でしょ……っ！？
        あああっ、拙い、今のお前を見られたらホテルの人に節操無い奴だなって思われるっ！　嫌だっ！　ちょっ、ほら、
        ついてやるから、早く来いよっ！　ゆっくり、ゆっくりしてよ！　抜き足差し足だかんな！（手を引く。デジャヴ）         -- メイアーワイズ 2012-02-08 (水) 23:39:05
      • （幾分肉付きが増し、少女だったころできていた隙間が埋まった脚の付け根を擦り合わせて迫りくる尿意に耐える）
        あたしな、頑張ったんだ……！　大きくなったら、大きくなったらな、きっと一人でトイレ行けると思って……！
        でもな……！　ここのトイレまでの廊下、暗いだろ……！？　窓ガラスも多いし……！
        誰かの顔がこっち見てるような気がして、気がして……！！　あっ……！　あっ……！
        来ちゃう……！　あっ……！！　何か来る……！！　出ちゃうよ……！！！！
        んあっ……！　はぁ、はぁ……あっ、あっ、あっ、あっ！？　あっ！！？（涎まで出た涙目）         -- ゆりりり 2012-02-08 (水) 23:50:25
      • わかった、わかったからっ！（フローリングの冷たい季節は、跣のゆりりりへ寒気をゾワッと送り込む）
        わかった、怖いよな、こんだけ窓あるとどっから入ってくるかわかんねえから、身構えられねえよなっ。
        だから、耐えてっ！　耐えてっ……！　そうしないと、俺は漏らしたお前の世話をすることになるだろっ……！！？
        そうしたら……そうしたら……結果的にどうなるか見えたものじゃないか！　そんなの厭だ！　そんな属性も無いっ！
        頑張れ、もうすぐだ……耐えろ、耐えろ……俺がついていてやるから。安心しろ。この手の暖かさを感じてくれ……っ！         -- メイアーワイズ 2012-02-08 (水) 23:54:07
      • うん……頑張る……今まで、ずっと頑張ってきたから……今までずっと歩いて来た道のりを、無駄にしたくないから……！
        だから、家主がいれば……家主がいれば、あたしは頑張れるって、知ることができたから……！！
        けしてあたしは、負けたりなんてしない……！！（尿意に）　絶望する必要なんて……ない……！！（尿意に）

        （間に合った）
        ふいー。……大人になったらできると思ってたことも全然できないな。
        家主は相変わらずあたしとセックスしてくれないし。（トイレの扉をちょっと開けて、ﾁﾗｯﾁﾗｯと期待した目で家主を見る）         -- ゆりりり 2012-02-09 (木) 00:21:04
      • （「乗り切ったぁああああ！！」厠の扉をゆりりりが閉めた瞬間に最高の笑顔で万歳三唱）
        （ここを離れたらしかけで席を立って扉を開けてよちよち歩いてこられかねない。離れられない。だから耳を結界で塞ぐ）
        （声だけは聴こえるように位相を調節する。このあたりがベテランである）……躰だけ大人になっても何も出来無いって。精神が大人にならんきゃあ……。
        って、やめろやめろ！　開けるな！　はしたない！　……そう、精神が大人にならんきゃ、大人になっても出来無いんだぞ、解れっ！（扉を開けられたら危ないので慌てながら）         -- メイアーワイズ 2012-02-09 (木) 00:26:02
      • 精神か……今度してもらうときは精神まで大人にしてもらおう。鈴ちゃん出来るかな……。
        （目だけ見えるくらいの若干の隙間。ただ隙間からどこの部位か分からない肌色が扉の隙間の縦に一本の線として見えている）
        分からん。家主の言うことはいつも難しい。大人になったらセックスしてくれるって鈴子ちゃんも言ってたのに。
        あー。この体不便だ。知ってるか家主、おっぱいって重いんだぞ。持ってみるか。凄い面倒だぞこれ。
        ……っていうかな。このおっぱいのせいで、おしっこ終わったのに、紐が、紐が上手く結べん……！！　むきー！！！         -- ゆりりり 2012-02-09 (木) 00:41:03
      • できるもんか。そんな魔法があるのなら、世の中は今頃もっと上手く巡ってる。（しかし、あのトンデモ少女ならやりかねない）
        （線らしきものが視界に入った瞬間に、視神経を介して行われる催眠魔法を打ち消す対抗呪文受動結界が作動する）
        （映像情報をほぼ完全にシャットアウトすることで無用な勘違いや精神高揚を回避。さすがはベテランといったところである）
        （だけれど、視えないというのは想像を掻き立てるもので、木の壁一枚隔てた先にあの肢体が服を外しているとなると、）
        ……。いいかい。それを理解して、本当にそれをしたいと思う人とするんでなきゃ駄目なんだ。それが大人ってことさ。
        （ほんの少しでも理解して頂きたい。胸の膨れがどうとか、言わないで頂きたい。面倒なのはこちらである）
        ええい、お前は……！　この小便垂れめ！　……！？　ちょと待てこら。なんで上まで脱いでる！！？（(ｶﾞﾋﾞｰﾝ)）
        そういや、以前もそうだった気がしないでも……おっ。（頭上に電球が閃く）ちょっと待ってれ。（がさごそ音）
        （扉の隙間から白くて薄い綿の布が差し出される）以前のお前だったらぶかぶかで目も中てられなかっただろうが、
        今なら俺のシャツも着れるだろ。（───彼が間違いに気がつくまで───後、一分強───）         -- メイアーワイズ 2012-02-09 (木) 01:01:50
      • そっか。まだセックスは良く分からんけど、どうせするなら家主とがいいと思ったんだけどな。（足をぶらぶらさせながら）
        いや、あたしトイレする時全部脱がないとできない畑の魔女だし……。そういえば最初の頃お風呂でして怒られた気がするが、伏線だったんだよ家主。
        おお。分かった。待つ。……ぶえー、服だ。まあ、小さかった頃の服サイズ合わないしな。
        （ごそごそと着る音）……家主、ちょっといいか、これギリギリ隠れるけど、ギリギリしか隠れないぞ。
        （丈は、本当にギリギリ、両手で引っ張ってようやく隠れる程度、その反動で割と小ぶりだが形のいい胸が薄く白い布地に押し付けられて形を歪ませている）
        （押し付けられた胸の形がその輪郭と頂点すらはっきりと位置を自己主張し、薄くシャツの表面で色づく）
        （白いシャツから伸びた足は滑らかに長さを強調され、見る者の情欲を煽る。……裸Yシャツ少女の完成であった）         -- ゆりりり 2012-02-09 (木) 01:21:00
      • （内容は空洞で、手で圧せばくしゃりと潰れる様な軽い言葉である。紙細工の花の如くで、それは芳香を発することも無い）
        （だけれど、純粋で含みの無い言葉は胸を打つ。そのせいで拍動は僅かに高まり、耳を上気させる）やめろよ、そういうこと言うの。
        （飽く迄稚児の戯言なのに、本気に攝る必要も意味も無いのに、ほんの少しだけ“救われた”気になるのだ。狂い事である）
        （まあ、どうせ畢竟の事ながら、十秒もすれば熱も抜け出ていつも通りのものとなる。頬を摘まれたようなものだ）
        ……そんな畑の魔女は知らない。だけれど、魔女は儀式をする時は裸になる事が多いからな。空を纏うのだと言って。
        ある種お前も、その意味では正しいのかも知れないね。でも、どうせ違うんだろうなァっ……！（悔やむ）
        ええ、お前、隠れてないのとギリギリでも隠れてるのと、どっちがいいよ？　そんなの、後者に決まってる。
        それに、普段からどうせギリギリを突き詰めた服装だろうが、俺はもう慣れたよ。人は慣れたらなんでもできるようになるんだ。

        　　　　　　　　　。　　　　　　　　　　　　、　　　　　　　　　。　　　　　　　　。　　　！　　　　！！
        　　　、（　　　　　、　　　　　　　　　　　　　。　　　　　　　　　。　　　　　　　　　　　　　　）
        （言葉を失って、赤面どころか沸騰して、瞳を互い違いに動かして、口は空気を求める鯉のようで、馬鹿みたいである）
        （然し乍ら今回ばかりは責められる謂れも無い。針鼠が近付く者を傷つけるのだとすれば、眼前の光景はそれより猶悪い）
        （喩えるならば、鋼仕立ての白鎧で武装した上に、流水さえ斬れる程磨がれた剣を持ち、躰は頑健にして豪腕の、）
        （戦士と相対する毛虫の様な心持ちである。万に一つの勝ち目も無ければ、ほんの少し撫でてくれるだけで潰されてしまう）
        （あらゆる感覚から、心の底部を成している性欲を引摺り出してくる、謂わば……雌の権化であった！）
        ゆりりり、よし、もう寝られるな。お化けとかマジ出ないじゃん？　ほら、もう夏過ぎたし。秋だし、シーズンオフだし？
        もうなんていうか、大丈夫なわけよ。独りでも全然な？　だから、ほら。独りでいけるって。な？　だから、俺、ねる！（回れ右）         -- メイアーワイズ 2012-02-09 (木) 01:42:15
      • （蓋し、最初にフグを食べて死んだ者は幸せであったろう。少なくとも二番目にそれを食べる者に比べれば）
        （そういった形で発明される人間の新しい領域にはいつも光明が存在するのだとしたら、それがいずれ偏在する性癖であったとしても）
        （偶然の産物である此れは例え産声と共に死を迎えようとも幸せと言えよう。直視すべし、メイア―ワイズ青年）
        （然して斯様に火に炙られたがごとく表情で目を逸らし、内なる情欲に心を焦がすに至れども、体に未だ着火はせず）
        （哀れ青年は早口で口上を唱えた後、再びその雌の権化が服を着たような存在、否、雌の権化が服を着ていないような存在が）
        （寝台の上に再び潜り込んでくることに怯えながら、少し期待しながらも瞳を閉じるのであった）

        exp015233.png
        おーい。やぬしー。
        もどったらもどったでむすべん。たすけろやぬしー。
        （本当の哀れはどちらであろう？　少女の声は諦めて全裸で部屋に戻るまで、およそ24分続いたという）         -- ゆりりり 2012-02-09 (木) 01:59:12
  • （日差しに追われ日陰に逃げた猫達が、満ち潮で沖の岩に取り残された）
    （遭難者の様相を見せていた。日差しを浴びるくらいなら夏場の押し競饅頭も）
    （辞さぬとばかりであった。そんな夏の日のことだ） -- 2012-02-06 (月) 23:11:47
    • あれー家主さまぁ、ここおうちじゃなくて宿屋っぽい・・・ですねぇこないだ海であった
      魔術師さんちにゆりちゃんが居るって聞いたのですが
      （その辺りと聞いてアバウトな鈴子のあたまに仕舞われたナビに従いついたそこは、ちょっとよさげな宿屋） -- 四ヶ森 2012-02-06 (月) 23:12:47
      • …宿屋暮らしなんてのはこの街じゃよくあることだろ？しかしなー…リンコちゃんのナビってのが不安を掻き立てるな
        （宿の前。おっさんと幼女が二人並んで扉を見つめているのはさぞ怪しいであろう）
        …いかん、暑い。間違っててもいいからさっさと入ろうか。しかしゆり、ゆり…誰だっけな（海での思い出は全て最期のドタバタできれいさっぱり押し流されたようでよく覚えていない）
        まぁいいや。会えば思い出すだろ…ごめんくださーい（ともかく二人に会うために、というよりは夏の日差しから逃れるために宿屋の中へと足を踏み入れるのだった） -- ディンギー 2012-02-06 (月) 23:15:36
      • （薄雲の空気にも瞭然と白く見ゆる気高い白壁は、雪に輝きを注ぎ込んだかの流麗さを見せている）
        （しかし、土蚯が顔を出せば直ぐ様乾涸びて細長い干物と化してゆきそうなこの日差しには、流石に堪える様子で、）
        （ヴィクトリアン・タイルの散らされた装飾も反映が強すぎて、過ぎたる光に色褪せてしまうようである）
        （それはそれとして、陽当りの良い事は確かな三ツ星の宿である。給仕の服も統一された上質な綿のものであり、）
        （この空気の中ではそれが讎となって寧ろ暑そうでありはするが、笑顔を絶やさないのはプロの矜持か）         -- 2012-02-06 (月) 23:25:58
      • （別にそういう風景描写は全く関係なく、魔女っ娘リストに書かれていた住所録には、とある一室の番号が記されており、）
        （その当の号室を知らずとも、目立つ二人組の特徴を伝えるだけでその居場所を知ることができる）
        （そしてなんだかんだで中級の居室の前であるが、中から声が聞こえてくる）だからさぁ、欲しいもんがあるんだろう……言ってみろ、ほら、ご褒美だからさ……         -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 23:28:19
      • （その言葉は部屋に二人が近づくにつれ、徐々に鮮明になっていく）
        いいのか、やぬし。すごいな……あっ、でも、あたしそのためにこんげつがんばったんだからな……
        すっごいたいへんだったけど、すっごいがんばったから、もういいよな、やってくれるならおねがいはいっこしかない！
        （二人がドアを開けると同時に、少女がベッドの上で仁王立ちして両手を上げ）
        こんげつはあたしにせっくすを教えてくれるのか！！　やぬし！！（満面の笑みで、叫んだ）         -- ゆりりり 2012-02-06 (月) 23:35:09
      • それ以外でぇええええェーーーっ！！！（叫びあう両人） -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 23:36:44
      • （穴があれば覗くし、声が聞こえばナチュラルに聞き耳を立てる、鈴子はそういう性向の持ち主なので）
        （フロントで教えられた部屋の前で、声がしてきたら。ためらいなく足をとめて息を潜めた。）
        （そして息を潜めながらほんとうれしそうに荒げつつ）
        （やぬしさまーちゃんすですね！ささ、興奮したら何時でもやれるように、私の後ろのポジションについてください。）
        （微塵の気まずさも感じさせることなく、小声でそんなことを言っていた。） -- 四ヶ森 2012-02-06 (月) 23:46:00
      • …何つーか、最近の女の子はホントに進んでんだなぁ
        （今から扉の向こうで始まらんとする桃色の遊戯に果たして鈴子は何をしようというのか。想像は容易にできた）
        何をする気なのさリンコちゃん…混ざるとか言うなよ？（ため息をつき、鈴子の後ろからドアノブに手を伸ばして捻る）
        ごめんくだｓ―（その瞬間に耳に飛び込んでくる絶叫二つ。そして即座に理解した。この男は盟友であると）
        （ベッドの上で仁王立ちする少女とそれに相対する家主に何とも言えない視線を向けて立ち尽くす） -- ディンギー 2012-02-06 (月) 23:49:42
      • （あー開けちゃだめーといいかけて、混ざるという手もあったか、と思い直した鈴子） -- 四ヶ森 2012-02-06 (月) 23:53:05
      • 解ってよ！　お前、今月頑張ったからご褒美あげたいと思うのが親心っていうか家主心じゃん！　家主心すごい傷ついたよ！？
        それは駄目だと何度！　ほらっ、もっと欲しいもんあんだろ、高めの菓子だとか、ふわふわしたぽんぽんのついた、可愛げな服だとかさあぁァー……。
        ん。（凍りつく時間。この会話から受け留められてしまった疑問を氷解される手段はあるのか!?）
        ……おはっ、おは……（朝の挨拶の様になる。この時悪夢から目覚めたのだ……傍らの同年代の男が、同じ瞳をしていたから。救われたのだ。落ち着いたのだ）
        ……お恥ずかしいところをお見せしました。（微笑んで朗らかに話し始める）         -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 23:55:18
      • えー。やるならせっくすがいいー。おかしとかもう飽きたー。（ぶーぶーと不満を零す）
        おかしやるからちょっと来いって言ったけど、やぬしそればっか……ん？
        おー？（来客に目をやる）         -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 00:05:03
      • ゆりちゃーん！鈴子ですよー！
        （ドアが開かれた瞬間、猥雑行為のことをすっかり忘れて、ベッドの上のゆりりり目掛けてダッシュ＆ジャンプする鈴子。）
        （旧知との再開がとてもうれしかったから、というわけでなく、鈴子の頭髪と同じ色の桃色淫猥脳みそは２個以上のことを同時に考えられるほどの器用さを持ち合わせていないからだった。） -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 00:12:53
      • （「わぁっ……やだっ、この娘……八割方ゆりりりと同じだわ……！！」飛び込む姿を見てふと思う） -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 00:14:32
      • …いえ、とんでもない。突然押しかけてこちらこそ申し訳ない（穏やかな笑顔で軽く頭を下げる）
        （そこにあるのは全てを悟り、同じ苦難を乗り越えんとする同士にしか芽生えない奇妙な絆があった）
        ってあ、ちょっとこら！！（なんて大人のやりとりもゆりりりに飛びつく鈴子を見てすぐに終わってしまった）
        あー、その、ディンギーっていいます。あの子の家主やってるんだけどもー…そちらさんも、だよね？ -- ディンギー 2012-02-07 (火) 00:16:09
      • おー！おあー！！りんちゃん！！ひさしぶりゅ――！！（ダッシュジャンプを受け止めきれず、ベッドに押し倒される）
        ひさしぶり！！　おーいえー！！　げんきそう！！         -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 00:16:53
      • ムウと呼んでください……親しい友人にしか許さない渾名です。ディンギーさん。（背後の混沌を一時的に目に入れないようにして、一礼を交わす）
        おたくも……ひっ、く、苦労してらすようで……！（涙随らに、一言で解る遣り取りをする。わざと、そうして大仰に言ってみせたのだが、言っている最中に滲んできた涙は偽物ではない）
        ……ああ、ゆりりり……そうか、友達か。うん、解る、解る……。ちゅーか、ちゅーか……お前っ、あの時の人魚（？）……すなめりみたいなっ！（よつがもりを震えながら指差す）         -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 00:21:35
      • こないだ海で会えなかったから遊びにきたですよーう！（押し倒して、転げまわる）
        ゆりちゃんはいつも家主さんに犯されまくってるですかー？ -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 00:23:23
      • 海はきづいたら海の家でねてたからな！！　ふしぎ！！
        おか？　あー、せっくすのことか、りんちゃんに言われた通りに魔力が上がるからやってくれって言ってるのに、ぜんぜんしてくれないんだ、あのあほやぬし！！
        あたしはすっごいやぬしにおかされまくりたいのに！！　りんちゃんのほうはどうなんだ？　あれやぬしだろ？
        おかされまくってるか？　せっくすしほうだいか？         -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 00:28:14
      • あぁ…何だか、ようやく心許せる友人に出会えた気分だな…（天井を見つめて呟く）
        っていきなり何言ってんの鈴子ちゃん！！ムゥさんが居るってのにそんなことするわけないだろ！？
        （初対面の男を全力で擁護する。盟友であるのなら、幼女の誘惑に屈している筈がないから―！）
        あー…うん、あれはその、この子の魔法の一つでね。一応、魔法少女なんだよこの子… -- ディンギー 2012-02-07 (火) 00:29:29
      • （現実があんまり非情すぎて、目から苦味を感じるから、思わず瞼を閉じちゃった。でもね、理解してくれる人が居たの！　アタイうれしい！）
        （地の文が壊れながら、誤解をせずに全てを理解してくれたディンギーへ感謝の視線を送る。当然、こちらも理解をしている）
        ……ええ、そうなんですか。うちもね、魔法少女なんですよ……奇遇ですね……。（遠い目）
        あいつったら、ほら、ああして、理解せずに迫ってくるから、退くことを識らなくて、蛮勇を見せてくるんですよっ……！（両手で顔を覆う）         -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 00:34:49
      • ゆりちゃんもまだでしたかーさっき、『おかしてやるからちょっと来いって言ったー』って聞いたので、てっきりぃ
        あ、ゆりちゃんの家主さん、こんにちわー。やぬしさまー一応じゃなくてちゃんと魔法少女ですよ、間に肉奴隷がはいりますけど -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 00:34:58
      • まさかこの歳になってここまで境遇が似た人に出会うなんて思ってもみなかったなー……（ムゥと同じ方向を見つめて）
        しかし…なんだ。その迫る理由を作ったのがうちの子というのが…申し訳ない…っっ！！（崩れ落ちる）
        これでおたくのとこの子が何か道を踏み外してうちの子と同じ道を歩んでしまわないか不安になってきたよ…
        （二人も肉奴隷少女になったりとかしたら世の少年の夢はぶち壊しだなぁとか思いつつ） -- ディンギー 2012-02-07 (火) 00:37:57
      • おかしてくれればいいのになー……そうすればあたしもっとがんばるのになー。
        （鈴子に倣ってディンギーのほうに挨拶をする）ユ・リ・リ・リだぞ。（数を数えながら）
        魔女っ娘だ！　しょうらいはりっぱなまじょになりたいです！（無添加な笑顔）
        あたしもやぬしにがんばっておねがいするので、ぜひやぬしさんは鈴子ちゃんをおかしてあげてね！         -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 00:42:48
      • あっ、ひどい。間に一つ単語が入るだけで、こんなにも運命って皮肉になるんだ！　……俺より苦労してそうだ……ディンギーさン……。（涙含む）
        喩えるなら、砂浜に寝そべっていたら大波に襲われたのが俺で、海の上に放り出されて大渦に巻き込まれたのがディンギーさんだ……。
        肉奴隷の意味を訊きたいけれど、それを訊いたらもっと心が痛くなっちゃいそうだから聞かない。いいんだ、ディンギーさん、貴方は悪くない。悪くないんだ……。（レイプ目）
        ねえっ、今こそ訊きたい。原因がよつがもりちゃんならね、よつがもりちゃんどうしてそんなんなっちゃったの！？　俺、わからねえっ……！　闇だっ、一厘先が闇だっ！         -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 00:43:00
      • 最初の一言だけなら！自己紹介だけならすごく素直な良い子に見えるのに…！！
        いや実際素直な良い子なんだろうけど…だろうけどっっっ！！！（挨拶の後半部分を胃が痛くなる想いで聞きつつ）
        でもね、まだ夜這いとか実際に貞操の危機には陥ってないから大丈夫…まだ行ける、俺まだ大丈夫（言い聞かせつつ） -- ディンギー 2012-02-07 (火) 00:45:20
      • ああ、夜這いかあ、うちの魔女っ娘は一体それがなんなのかを識らないからなあ。だから、貞操の危機は無いんだ。それに比べたらまだまだ、そちらは酷いな。もう、自制するとかしないとかじゃなくて、精神を病んでくるだろうな……。（ひたすらに遠い遠い目） -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 00:47:49
      • えー？そんなんって、私何かおかしーですか？
        （空を飛べることに疑問を持つ鳥は居ない・・・メイアーワイズの疑問はむなしく滑空していた斜め上へと。）
        ・・・あ、ゆりちゃん家主さんと家主様が疲れ切った顔してますです。やっぱり

        いつも手を出したいのに出せないのがストレスなんですよぅ、このままだとおちんちんの
        おけけが円形脱毛です。 -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 00:55:39
      • よくわからんが、しんきくさい顔ってやぬしみたいな顔をいうんだとあたしはおもう。
        そっかー、りんちゃんのやぬしもおっさんかー。おっさんばっかりだなーこっちの世界。
        おっさんだとせっくすしてくれるからかな？　あたしのやぬしは先生が選んだんだけど。         -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 00:58:34
      • 知識が無いってのもそれはそれで辛そうだね…教える、ってのも辛いもんな…
        っていうか！っていうかそこの魔女っ子二人は何を好き勝手言ってんのさ！
        別に、別に手を出したいわけじゃないんだよ！？むしろ逆だかんね！？何故、何故これだけのことを分かってくれないんだ…
        （その場に崩れ落ちて天を仰ぐおっさん） -- ディンギー 2012-02-07 (火) 01:00:34
      • 犯してくれそうなおっさんはぐるぐるまわってバターになりやすいのがこっちの世界みたいですよぅ -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 01:00:50
      • （嗚呼、嗚呼、根掘り葉掘りと根を探せども、それが無い。淫猥な虫媒花を咲かしたのではなく、元々が砂薔薇の原石だったのだ……）
        （育たずとも元々その気質で、厭らしい言葉が雅語なのだ。綺麗は穢い穢いは綺麗の、戯曲の魔女を思い出すようだ……）
        ……くっ！！（涙が一筋溢れる）……こんな年端も行かない子に、できるかっ……酷いことなんて、できるもんかっ……！
        どうしてそれを求めて強いるのか！　俺は、それを上手く言葉で表す術を知らなァーいっ！（おっさんが二人崩れ落ちるの図。一言で表すと異様）         -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 01:05:02
      • そっかーざんねんだ。きょうのあさパンだったけど、もしかしたらあのバターはおっさんだったのかもな、やぬし。
        それかやぬしもおかしてくれそうになったらじょじょにバターになったりするのか？
        ……あたしはバターになったやぬしをどうすればいいというんだ。         -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 01:07:54
      • おっさんたちがピクリとも動かなくなったな……。 -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 01:16:15
      • 原因は貴女たちにあるのだと、とみに認識していただきたい。（蠢く美青年） -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 01:17:49
      • だいじょうぶですーその時は私が雌犬になってぺろぺろなめてあげるので　
        （バター犬少女宣言）
        ところで、私達ちっちゃいから犯してくれないそうですよ！魔法でおっきくなりましょう！ この間やってみたらできたので、たぶん今日もできます！
        （ドヤ顔で振り上げられた鈴子の手の中で、ｼﾞｬｯｯｺﾝと雄々しい音を立てて）
        （かわいらしいハートの下に羽が生えたパステルカラーの丸っこい、ステッキが展開した。）

        （いつになく鈴子がやる気まんまんである。なぜなら、きわめて一方的に）
        （親友認定しているゆりりりは、鈴子以上のポンコツであり、優越感に浸れる）
        （数少ない貴重な相手だったからである。鈴子がゆりりりと親しい理由がそれであった。） -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 01:18:37
      • 君らが正常な思考と判断力を取り戻してくれれば俺たちはすぐにでも動くだろうよ…（ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ） -- ディンギー 2012-02-07 (火) 01:18:55
      • そうか。じゃあそのときはりんちゃんにおねがいしよう。
        そんなところにげんいんが。おっきくなったらせっくすできるのか。（今日一日だけでver.up並の情報がインストールされていく）
        おー！！魔女っぽい！！いいなそれ！（棒状の物を持つことを学校に禁止されているので箒もステッキもない魔女っ娘）         -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 01:21:01
      • その判断がまず間違っていると気づいてよリンコちゃぁぁぁぁぁん！！！
        （おっさん達の願いも空しく鈴子は手を出されるにはどうしたらいいのか、という方向に思考を巡らせてしまった）
        やばい、やばいぞあれは…！！ムゥさん、今すぐ目をふさぐんだ！脳がやられるっ！！
        （経験者は語る。あの術を使った直後、自分達は間違いなく理性の壁の崩壊と命を賭して戦わなければならなくなるから） -- ディンギー 2012-02-07 (火) 01:22:05
      • おおきくなったらとか、そういう問題じゃないんだってば！　インターフェイスじゃなくて根本的な問題なんだよ！（苦情を申し立てる）
        はん？（ファンシーなステッキは見るに楽しい少女趣味である。まさしく魔女っ娘らしくて心が安らぐ、が）
        ……え、え？！　何っ！？　何が起こるっていうの！？　ちょっ……！！（間に合うか！？　間に合わないのか！？　ともあれ目を瞑る！）         -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 01:25:05
      • 夫がオオアリクイのクイの部分に躓いて死んでから３年がたちました〜　（※呪文）
        微妙な感じに巨女魔法がかかると、それはとってもうれしいなって！　（魔法に文字通りお願いする珍しい魔法少女）
        （鈴子がきらきらな効果音と光と放射しつつ、くるくると回って魔法をかけた。）
        （効果を緩和された巨女魔法が鈴子とゆりりりの２人を包む！）
        -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 01:33:39
      • 呪文ひっでええ！！（ツッコミを入れながら、死ぬほど視界の外が気になりつつも、盟友の言を信じて全力で目を塞ぐ）
        （そのへんにあったナンを目に貼りつけた上で手で目を押さえた）         -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 01:38:41
      • おあー！？（鈴子が放った巨大魔法に包まれて、その姿が、シルエットが光の中に消える） -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 01:47:49
      • 発動しちゃったーーーー！？
        ム、ムゥさん！先に言っとく！何があっても理性は保ち続けるんだ……っっ！！
        （光の渦の中、盟友に向かって最期の助言を放つ。あとは己自身との戦いになる） -- ディンギー 2012-02-07 (火) 01:50:19
      • え、だって、あれだろ。あんなにへっぽこな小娘の魔法だってんだから、どうせ、このまま背がどーんとか、理性！？　理性！？
        ぐわぁあああーっ！！（恐ろしき光の中に包まれる。それは慟哭する夕陽の輝きである。光の偏差が──炸裂する──！！）         -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 01:56:29
      • （光に包まれた二人のシルエットがみるみるうちに、膨らみ丸みを帯び肉感を増していく。）
        （巧妙なカメラワークでもって放送コードを守ってくれる配慮も今はなく。）
        （乳房がゆりりりののれんみたいな上着の観音開きをさらに押し広げればピンクの乳首が芽を出して）
        （鈴子の腰元でスカートのホックがはじけ飛んで、官能的な臀部が晒される。）
        ふぅぅー・・・ほんとにうまくいった。
        （魔法の成功を喜ぶまえに安堵した鈴子は、下着はつけてなかった。だって今日は暑いから） -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 02:02:24
      • なんだー、ぜんぜんなんにもみえないぞー！！
        やぬしー！！どこだやぬしー！！（少しだけ低くなった声が、未だ解けぬ光の中から聞こえてくる）         -- ゆりりり 2012-02-07 (火) 02:06:40
      • 効果音がヤバァーっい！！！　やめろっ、ゆりりりっ！　くるなっ！　ああ、どこから近づいてくるかわからないっ！（目にナンがはりついたまま）
        俺の傍に近寄るなァァ─────ｚ＿＿＿＿＿ッッ！！！         -- メイアーワイズ 2012-02-07 (火) 02:09:05
      • あ、変身バンクの光がまだ消えませんねー -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 02:09:12
      • 上手く行っちゃったのかよ！どうする、頑張れるのか俺……っ！！
        （未だ止まぬ光の中、これから襲い来るであろう官能の使途達との死闘を想像して冷や汗を流すオッサンであった） -- ディンギー 2012-02-07 (火) 02:09:52
      • （10代の少女の細い腰つきに妙齢の女の肉付きを乗せた体は、科学的に不可能であると）
        （されながら、誰もが憧れざるをえない色香を持ち、それを現実のものにしてしまう）
        （物理法則を超えた奇跡を起こすその業はまさに魔法であった。）

        （そして、そんな人類の夢と希望がパンパンに詰まった美女から目をそむけるおっさん2人を）
        （ああ、男じゃないとダメな人なんですね！というなかれ。彼らは今夢や希望よりも）
        （一社会人としての良識を必死に守っているのだ。戦う男の姿なのだ。）
        まーとりあえずうまくいったので、このままおっぱい揉ませてきせーじじつにしちゃいましょう！ゆりりちゃん！
        （そして彼女達はまさに官能と堕落をもって是となす魔女の姿であった。）

        （この後、鈴子のポンコツ魔法が、そううまく行くはずもなく。）
        （部屋の天井と床をミシミシ言わせるほど巨大化してしまって。誘惑どころではなくなったのだけど。） -- 四ヶ森 2012-02-07 (火) 02:37:06
  • // -- 四ヶ森 2012-02-06 (月) 22:04:11
  • ……（夜中、というか深夜。寝ている家主のベッドに近寄り、家主を揺り動かす）
    やぬし、やぬし……。たいへん。おしっこ……。漏りる……っ。（緊急事態）     -- ゆりりり 2012-02-05 (日) 23:40:11
    • （紆余曲折の一ヶ月が過ぎる。先日の発情薬の件についても、苺アイス6カップで許して貰う事に決着がついたので良しとする）
      （鐚銭程度で買えるものに釣られるようでは、土虫を針に刺してぶら下げる投込み釣と同じレベルと、笑ってやるのも置いておく）
      （久方振りに訪れた精神の安寧は、あの薬の一件等まさしく悪い夢だったと思える程に、洛楽とした心地好いものだった）
      （だから小さな手が必死に伸ばされて躰を撫でても、戯れつくようにしか思えない）……んー、どしたぁ……？
      （言葉で漸く事態を把握する）……一大事だ！（(がばっ)）……いや、いや、待てな。トイレぐらいなぜ、独りでいかない？       -- メイアーワイズ 2012-02-05 (日) 23:50:23
      • （その場で妙なステップを踏んで尿意をごまかしながら）……知ってるか、やぬし……！　おばけっているんだ……！
        あたしのともだちにな、魔女めざしてるおばけがいるんだ、でもそれは、知ってるおばけでな、
        もしかしたらトイレまでの道のりで、しらないおばけがでてきたとき、あたしはたぶん漏りる……！
        あっ、あっ、あっ……！　はやくっ……やぬし、やぬしっ、はやっ、はやくきて……！（じだんだが早くなる）         -- ゆりりり 2012-02-05 (日) 23:56:44
      • 落ち着けェー……お化けは居るさ、でもな、俺が居るからにゃ安心だよ。なにせ、霊性すら通さない結界を張れるんだ。
        俺がついてればとって食われる事もなければ、どこかにさらわれることもないし、漏れることもないんだ。（ベッドから降りて立ち上がる）
        （流石に下の世話まで任されては。想像するだに地獄の坩堝を開けたかのように厭な想像が湧き上がってくる）
        ……いいか、そっとだ……そっとだぞ。一度決壊したらばあっといっちまうからな、水張った桶運ぶみたいに、そっとするのがいいんだ。
        だから、そうっと歩いてこい、手を引いてやるから……もう一方は股ぐら押さえてな。（手を引いてゆっくり歩く。冷や汗やばい）         -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 00:16:29
      • がんばるっ……がんばれるっ……あたし、つよいこだから……あっ……う……！
        しちいちがしち、しちにじゅうし、しちさんさんじゅうご、しちしにじゅうよん、しちごさんじゅうご……！！
        （下を向き、打ち震えながら手を引かれ、トイレへと向かう。本末転倒でお化けなど気にしていられないくらい切羽つまってる）
        なんでやぬしのいえこんなにおおきいんだ……トイレまでも遠いだろ……！　あたしがいてもそれでもひろいいえってむだじゃないか……！
        （それでも、なんとか八の段の中ごろまで言い始めたころに、ようやくトイレに到達し、勢いよく飛び込んでいき）
        （……かなり長い長い水音が、途切れなくドア越しに響いた）………ぁー。         -- ゆりりり 2012-02-06 (月) 00:21:26
      • 35が二人登場してるぞォー……5の段を覚えやすいからって連呼しちゃいけねえ。（気を紛らわせる）
        テメエがちっちゃ過ぎるのが問題なんだよ。普通、女の子ってのはもっとスペースとるもんだと思ってたからな。大は小を兼ねるだ、我慢しろ。
        （小の話題ではある。さて、トイレまで見事到着した。あの精神薄弱知能減衰の小娘が、よくも根性を見せたものだと素直に心の中で褒める）
        一件落着だぜ……ふぅ、悪夢見た後みたいに、背中が汗でびっしょりじゃん……。ま、これで平和が戻ったんだ。よしとしよう……。         -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 00:27:04
      • ぁー…………（長い。どれだけの間我慢していたのか、長い。ちょっと恍惚の表情を浮かべる12歳）
        ぁー。もっとスペースとっていいのか。それはいいことを聞いた。（きらん☆）
        （ドア越しに掛けられる言葉）ぁー、でもなー、さびしくないか。ひろいいえで、ひとりだったんだろー？
        やぬしは魔法もつかえるし、すごい魔法使いなんだろう？　けっかい、とかいうのをどうにかしたりできるし。
        なんで、こんなところで、ひとりでいるんだ？　魔法使いなら、もっとすごい人のやくにたったりとか、するんじゃ？
        （少なくとも。自分が魔女を目指している理由が、それであり、自分がメイア―ワイズほどの実力を持っていたら、そうするから、ドア越しに、少女は尋ねた）         -- ゆりりり 2012-02-06 (月) 00:34:13
      • （智能は屹度良くて7歳程度だろう。いつもそう認識してはいるが、時折歳に似合わない程に聡明になる事がある）
        （馬鹿と天才は紙一重と云うやつだろうか。小川の流れる音からは耳を背けながら、企みやら続く言葉を聞いておいた）
        そりゃ、人の役にだって立ってたさ……そうだ、丁度お前ぐらいの歳の頃だな。嵐って解る？　海から来る大風だ……。
        それを俺の結界で防いで畑を守った事があるんだ。あの頃から俺の天才ぶりは発揮されていたと見て間違いないね。
        （ここ迄は楽に話せる部分だ。自分の穢さの見えない、無垢な部分であり、坂を駆け上がる心地よさも感じて居た頃だったから）
        ……。でも、人に讚められたり、目立ったりするのが厭になって……独りになったんだよ。         -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 01:01:51
      • （既に危機は去った。後は拭くだけなのだが、両足を遊ばせながら、家主の言葉を聞く）
        （深く考えているわけではない。ただ、なんとなく、少女の感覚として道理に合わないので、口をついて出た言葉だった）
        そっかー。すごいな、やぬしは。たくさんのひとを守れるんじゃないか。
        あたしはうらやましいな。めだつことはあっても、ほめられることないからなあたし。やぬしみたいに上手くいろんなことできないからなぁ。
        でも、ひとりになりたいなんておもったことないぞ。ひとりってさびしいからな。……やぬしはさびしくないのか？         -- ゆりりり 2012-02-06 (月) 01:09:06
      • それはお前がまだ若いからだ。きっとすぐに出来る様になる。お前と同じ位の年頃って言ったけれども、俺は早熟だったんだよ。
        だから、熟れ過ぎて地面に落っこちた。……俺が厭になって、厭になって、見られたくなくなって、人を遠ざけたのさ。
        寂しいけれど……俺の本性を知られて、蔑んだ目で見る人達が傍に居るよりか、独りで居たほうがマシなんだよ。
        （眠気で麻痺していて、気が緩んで、口元を傾けられたから言葉が溢れてきた。「どうせ、明日になったら覚えてない」気にしない事にする）
        だから、ゆりりりも俺の事はあんまり聞かないほうがいいぜ。まっとうに生きて、まっとうに人に囲まれて暮らせるようになりなよ……。         -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 01:18:04
      • そっかー。そうだといいな。（未来への展望は、常に少女の目に宿っている。今日より明日を、明日より明後日を楽しみにする子供の目だ）
        やぬしの言うことは、ときどきむずかしくてよくわからん。（ただ、分かろうと知っている単語を拾い上げて）でも、じめんにおちた果物は、つちとまじってひりょうになるぞ。
        種ものこる。あたらしいきをそだてる。ひとりでいようとおもっても、そうやってぐるぐるいろんなところをまわるんだ。
        だから、前よりさびしく感じなくていいし、ひとりじゃないとあたしはおもう。あたしはだれかのためになりたいと思ってるけど、やぬしはあたしのためになってるからな。
        ……トイレも間にあったし。（ウヒヒヒヒと子供の笑い声で笑う）……ひもがむすべん。（後処理をした後、全部脱いだ服が着れなくて四苦八苦している）         -- ゆりりり 2012-02-06 (月) 01:27:39
      • やっぱりお前はガキだな、ゆりりりよ。だって、何もかんもまるまる捉えていやがるから。（だから時折真理を衝かれる）
        （惑わされっぱなしだ。麗かで黒髪の大人しげでミステリアスな美少女、であったなら距離を測られて無難な一年を過ごしていたのか）
        （無遠慮に突っ込んで来る姿には、掻き回され続けている。まだ半分も期間が過ぎていないのに、大忙しだ。複雑な唸りが胸内で燻ぶる）
        しかし、本性なんか知らなくても育てる事ぐらいは出来るってのは良く言ったもんだ。お前を育てられるかもって話だからな。
        今月は頑張ったそうじゃないの……褒美の一つでもくれてやりたいくらいじゃん。でも、でもな。もうちょい大人になって欲しいな。（凄い苦戦の音を聞く）
        あー！！　いいから貸せい！　結んじゃるから早く寝ろ！（扉を開ける。アレする）         -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 01:37:27
      • えへー。（何故かてれる）まあきっとどうにかなるよやぬし。
        今日をすごせたんだから明日だってきっと来るさ！　もしかしたらすっごい晴れるかもしれないしな！
        えっ、ごほうび！？　あ、もしかしてせっくすしてくれるのか！？　したいしたい！！いましよう！すぐしよう！（ぴょんこぴょんこ）
        うん。ごめん。なんかな、よるだからな、てもとがな。ほんとうはむすべるんだぞ、ほんどだぞ。

        exp015233.png         -- ゆりりり 2012-02-06 (月) 01:55:51
      • Σorz（(ﾊﾞﾀｰﾝ)余りに気を抜かれたから、膝に力が無くなりかくりと崩れ落ちて、自らの意図と全く反して礼拝の体勢となる）
        （それは嘗て踏み絵を強いられ雹害された基督教徒さながらに、屈辱的なものだった。自らを取巻く全てへ恨み言を小1時間吐きたくなった）
        ……うるさい。というか、下履きを穿け、いい加減に……！（しゅるしゅると巻き付ける。布通りの良い滑良かな肌も、持ち主がこれでは残念だ）
        セックスは駄目ェーぇえ！！（夜中なので出来るだけ小声につとめる）ええい、いいから、用も足したんなら早いとこ寝る。本当にお化けに怖い国へ連れていかれてしまうぞ。         -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 02:01:15
      • きぶんいい（気分がいい）なにやらしゅうきょうというものがどのようなものかわかったきがする（知力＋１。バフなので解除される）
        あたしもねむいからなぁ……ねるまえにアイスいっぱいたべるんじゃなかった。
        えー。きょうこそしてくれるとおもったのにー……ひぃ！！　それはこまる！！　やぬしねるぞ！！　すぐねよう！！
        （ぐいぐい引っ張って寝室まで戻り、必要以上にお化けが怖かったので添い寝をする形になった）         -- ゆりりり 2012-02-06 (月) 02:07:22
      • （「こいつは娘こいつは娘こいつは娘限りなく娘一点の曇りも無く娘完膚なきまでに娘確実に娘絶対娘白壁の黴なんてないくらい娘ありえないありえない」）
        （添い寝を強要された彼は必死だった。漂う純粋な女の子の薫りが酷く鼻を擽り、呪文を繰り返した）
        （結局彼に安寧は訪れず、頓に苦労するままである。次にはアイスでは無くチョコか何かを買えば、この様な事にもならなかったのだろうか、自分を悔いた）         -- メイアーワイズ 2012-02-06 (月) 02:25:36
  • 発情薬が振りまかれた -- 2012-02-04 (土) 08:45:53
    • こういうピンポイントなの撒くじゃーーん！！？（(ﾌﾞﾜｻｧｰ)）……げほっ、しまった、ちょっと寝不足だから受動結界が作動しなっ……ごふぁっ！ -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 16:13:17
      • たっだいまー！！　（どばーん！と扉が開く） -- ゆりりり 2012-02-04 (土) 17:02:47
      • （心臓の鼓動はやにわに早まる。脈打ちが一度起こるたびに、肺に巡わった薬効が血に乗って体中に流れてゆく）
        （瞼の上側あたりに熱い衝動が燃え出し、震え立つような滾りが遠慮なく騒ぎ立てて、思考は乱闘状態である）
        ……十代の頃に、戻ったみたいじゃんか……全部受ける前に打ち消してたから、浄化はあんま得意じゃねンだよね。
        ハハッ、収まるまでぢっとしてるか。なに、待ってたら勝手に燃え尽きる……。（(どばーん！)）ヘーイ！！　あの阿呆！！
        （無秩序に躰の全てを興奮させていた熱情は、的を見つけたと見てそこに射る様な意志を集中させる）
        （赤い炎は燃え上がる度に黒いタールへと変じて、ずぶずぶと脳を溺れさせる）
        （想像が具体的な形になる前に、ベッドで腸捻転を起こした患者の様に転げ回ってみるが、効果無し。軽い足音が近づく）         -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 17:21:32
      • うへえ。埃っぽい。（べぇ、と舌を出したまま手で仰ぐ。大半は部屋の主が吸ったらしく効果は微弱）
        どうした、やぬしー。ひるまっからごろごろしてると怒るくせに、じぶんはごろごろしてるじゃないかー。
        （何かに思い当たる、といった顔で合点がいったように手を叩き）あっ、今日はもしかしてごろごろしていい日なのか！？　あたしもするぞー！　わー！
        （無秩序で無鉄砲で無遠慮で無邪気な少女の塊が、軽く助走をつけたあと、今日に限って転びもせずに、大きくジャンプして迫る）         -- ゆりりり 2012-02-04 (土) 17:25:58
      • うげっほっ、げほっ、げえ。（このホテルの建物は年代物のアンティークであり、掃除をすれども埃は溜まってしまう）
        （感傷に浸る間も与えてはくれない。運命は急速な勢いをもって、濁流のスピードで総ゆるモノを押し流そうとしてくる）
        馬鹿っ、近づくなっ！（不幸の粒が折り重なって、見ゆる景色は燃やし尽くされた砂丘である。足の裏から熱が伝わる）
        （「夏だからいいんじゃね！」と思って放っておいた、露出度の高いゆりりりの服が赤と淡赤色の暴力を伴って視覚から潜入してくる）
        好くない！！　良く無いィー！！　いい日なんて、無い！！（全てが上手くゆかぬ娘は、屹度この突撃も失敗するだろう）
        （そう思っていたのが甘い。この場合の失敗とは、突撃の成功であるため、綺麗にこちらの脇腹あたりにくっついてくる）
        （しっとりしてぷにぷにの柔らかい肌が心地よい重量感を持って、というところで脳のバイパスを断ち切る）ぎゃー！！
        （不幸の砂漠で不幸の叫び声を上げる。余りに不幸すぎて恍惚する。不幸中の倖いは、ゆりりりに薬の影響が無かった事だ）
        （魔術師特有の四拍呼吸とコンセントレーションで精神力を保ち、喝を入れる）……ゆりりり、頼む、離れて。マジで離れて。
        俺は今大変な病気に罹ってしまっているから、ここから離れてくれないとゆりりりに伝染っちまうんだよ。         -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 17:39:04
      • おお？（いつもならば巴投げで加速をつけられて部屋の端まで投げ飛ばされるところが、抱き留められて上機嫌）

        exp015161.png

        （馬乗り状態で、尻の下で弱弱しく呻く疑問符を浮かべる）どしたー？　ぐあいわるいのか？　びょーき、って、昨日まで元気だったろ。
        ……あっ、もしかして怒ってる？　あたし、こんげつ一匹もたおせなかったから、やぬし怒ってる？
        （ぴょんぴょんと跳ねながら）しょーがないだろ！　エリミナがな！　ゆずってくれるってやくそくしたのに！！
        やくそくしたのにあいつ、おもいっきりトドメ刺しにいってな！！（思い出すとさらに立腹は増すのか、ぴょんぴょんぴょんぴょんメイヤーワイズの下腹部の上で跳ねる）
        （それはもう、それはもうリズミカルに）         -- ゆりりり 2012-02-04 (土) 18:40:23
      • （投げ捨てる。それは自ら奈落の底へ足を片方踏み入れるようだ）
        （幼きなれど、なればこそ軟かく手の内へ収まり、組み伏して手折るのも正しく赤子の手を捻る労力で済まされる）
        （その細く儚げな肩を掴む等出来ようか。何もしない今ですら、燻されて焦げた黒い情と全身全霊の理性が鎬を削っているのだから）
        ……怒ってにあ。病気、マジ病気。俺、突然病気になる体質なの。あるから。そういうのあるから。いっぱいあるから。

        （重油の如き本能が鼻から注がれる。辛うじて落とされていないが、火種は油面の直ぐ上にぶら下がっている）
        （真白き部屋に初夏の陽が注いで、麗風な昼下がりである。普段なら雅語の一つでも口ずさんでみたくなる、平和な日である）
        （窮地である。骨盤もまだ未熟な臀部が腰の上に乗っかっている。このままでは、硬化したなんぞやを。窮地である）
        いいから、来月から頑張ればいいから。大丈夫だよメイアーワイズ氏今日4匹倒してきたから。すごいダイジョブ。ジョブジョブ。
        （死地である。腰を揺すり始めた。最早、戦線の維持が不可能になりつつある。死地である。メイデイである。これは訓練ではない）
        （小尻は小刻み揺れて、柔軟にその形をふにふにと変える。何処でと聞かれるとボカして答えるより他ない場所である）
        （頭から血の気が引いてみると、今度は視覚が問題になる。見えそうである。何処がと聞かれるとボカして答えるより他ない）
        （染み一つ無い肌は天性のものか、それはそれとして魔性であり、死呪を吐くアモンすら陵駕する恐ろしさを秘めている）

        （「こいつは何も解ってないしそもそもガキだし本当に何も解ってないからこそこうするんだし一寸先が闇なんて知らないまま目を瞑って突撃してるようなもんだしこのまま進んではいけないし国際問題っていうか世界際問題になったら困るし魔女裁判にかけられるし裁判員が魔女だしヤバいし火炙りされるしそんなことしたらダンディなスメルが滲みでて魔女達が全部俺に惚れてしまうしそしたら魔界がそれはもう俺ハーレムになって魔王とか呼ばれちゃったりして大変だしそういう王とか向いてないし俺助けて」）
        ハァッ！！（ゆりりりを跳ね除ける。ペルシア仕立ての分厚い絨毯の所へ放り投げたのでアフターケアも万全だ）
        断　固　面　会　謝　絶　結　界(ヘイル・メイル)　！　！　！（ベッドの周囲に虹色のオーロラの様なモノが突然出現し、取り囲む）
        いいから近づかないでよォー！！　一人になりたい時だってあるんだよォー！！（この叫びに題名をつけるとするなら、悲痛である）         -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 19:37:29
      • おーこーってーるーだーろー！！そのくーちょーうーはー！！（伸ばし棒ごとにぴょんこぴょんこ、薄い尻が跳ねる）
        （骨ばってはいるが少女の柔らかさを持ち始めた肉の感触が生々しく布越しに伝わるだろう）
        （なにせ、少女には下着を履くという習慣すらないから）

        exp015166.png
        （地獄絵図）

        （口調に違和感を覚えて頭の上にいっぱいはてなが浮かぶ）何か今日きもちわるいなやぬし。
        みょうにやさしいというか、いつもだったらこのままじゃ卒業できない、とかいって怒るのに。
        ……？　あれ、やぬし何か……（小さな尻の下に違和感）
        （そのまま感触を確かめるように二三度その場で腰を捻り動かし、そこにあるものの大体の形状を確かめる）
        ああ、やぬし！！　あたしに隠れてなにか食べてたの隠して――

        （そぉい！と投げ捨てられ、哀れ木の葉のように舞い上がった薄い体は、二回転と半分だけ回って）
        （ぼっふぅ！と絨毯の上に転がる）ぐえ！！
        あ、いたた……なにすんだやぬ……（虹色のヴェールの正体は分からないが、それを見た瞬間自分への拒絶だということは理解できた）
        や、やっぱりおこってるじゃないかー！！！　やぬしのばか！！　おっさん！！　こうねんきしょうがい！！　きょうはえっちしようって言ってあげないから！！
        その、ええと（悪口の語彙が少ない）　　　いーーーーーーだ！！！（その一幕だけで脳の中身も知れよう、セリフに反して、あかんべーをしながら出ていった）         -- ゆりりり 2012-02-04 (土) 20:55:24
      • （底に一センチほど残ったカルピス原液の瓶からなんとか数杯ぶん捻出しようとして薄くなったカルピスのような罵詈雑言を浴びる）
        （そんな悪口は耳に入らない。出て行ってくれた事が何より倖いで、台風一過を乗り切ったことに心の底から安心する）
        ……はあ、はあ……。（先程までゆりりりが触れていた部分に、感触がまだ残っている。思わず歯を食い縛った）
        俺は……あの娘に、なんて思いを抱いたんだ……。（虹色のヴェールが解けて空気へ消えてゆく。精神がすっかり衰弱してしまった）
        う……。（未だ収まらない性欲と一緒に、喉から込上げるものがある。冷んやりした壁に手を突きながら便所へ向かう）
        げえええ……っ。（未消化のスクランブルエッグと咀嚼されたパンを便器へ吐き出す。厭らしい劣情も一緒に流れ出た）
        げほっ……げほっ……。ちくしょう。薬のっ、せいとは言えっ……なんてことだよ。
        （この便所が水洗である事をとみに感謝しながら鎖紐を引っ張って流す。清らかとは言えない透明な水が全て押し流していった）
        俺は、下衆じゃないんだっ。もう、あんな時みたいな事はしないんだっ。
        ……糞う、あんな娘には流石に今まで催さなかったのに。薬が恐ろしいのか、俺が恐ろしいのか解らないじゃん。
        （洗面台へ向かう。白磁が綺麗で心休まり、金色仕立てのジャ口から出る水が、酸味のある口を潤す）……ぷあっ。
        酷い顔してやんの。やあい、不細工め。（磨かれた鏡に指紋をつける。俺は、冗談みたいに蒼い顔をしている）

        ……はあ、はあ、糞う。気の迷いだ。……ちうか、解ってきたぞ……あの娘の厄介なところが、審らかに。
        エッチとかセックスだとか言って来る癖に、それが行為に結びついて無いから、こっちばっかり惑わされるんだ。
        去り際に言った台詞が証拠だ。……あいつはもう、全く違う意識を抱いてるんだ。俺とな。ちくしょう。誰か教えてやれ。
        （俯せにベッドへ横たわり、恐ろしく気怠い間隔に襲われ、眠気に巻かれる）……もう、ああは思わない。……帰ってきたら謝らんきゃな……。         -- メイアーワイズ 2012-02-05 (日) 04:33:41
  • み、水……メシ……。(見慣れた宿屋の通りに、異彩を放つ影ひとつ 視線を向ければ、一人の女性が倒れている)
    (君は助けても良いし、助けなくても良い でもきっと助けないと、後悔するんじゃないかなぁ……)
    (くすんだ金髪の下は、きっとそのような目で見つめていることだろう) -- クラハ 2012-02-04 (土) 00:40:15
    • 梅雨の晴れ間の輝きはァ、地面に張られたタイルを干してェ、いいよなァー〜……。（ふらりくらりのらりくらりと歩いて帰宅中）
      ……。雨降ってなかったら、外に出たゆりりりが濡れて帰ってこねえし楽でいいよなァー。ハハハ。（すたすたすたと通り過ぎる）
      （それはとても早足で、疲れた躰に追いつくことなど適わない。程なくして人影は消えてなくなった）
      （そして、戻ってくる。クラハの眼の前にミルクの入った皿を置く(こと)）可哀想になァーこんな所に捨てられてさ。いやあ、世の中って、ツライ！（そのままナチュラルに去ろうとする）       -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 00:51:35
      • (踵を反して一歩二歩。三歩目にて違和感に気付くはずだ 骨ばった足首を包むようにして、細指がまとわり付いて離さないということに)
        (一連の様を見守るように視線を送る雑踏の民草の群れが、無視を決め込む青年の姿を目撃したらどうなることか)
        (その話が広がる速度は、合戦場を飛び交う鉄砲玉にも等しいことは、想像に難くない)
        (人の噂は七十五日とも言うけれども、この情報社会で一度零れたスキャンダルはそう)
        (半永久的に記録され、延々と青年の人生に影を差すのだ 周囲のざわめきが大きくなってゆく)
        酒……ヤニ……はよう、はよう……。(女の爪は、青年の裾を侵し、ふくらはぎの毛をキリキリと引っ張る) -- クラハ 2012-02-04 (土) 01:03:24
      • （捨猫への義理は果たした。一皿のミルクがあれば、新天地へ足を動かすことも出来る。だから、もう関係ない）
        （君の手は俺の足を掴むためでなく、未来を掴むためにあるはずだ。立ち上がってくれ頼む）痛い、痛い！　やーめーろぉ！！
        嗜好品まで善意にたかろうとするなこの駄目人間が！　ゆりりりの教育に悪いからここらから離れい！         -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 01:09:32
      • やめてください通行人の皆さん！　目は口程にものを言いますよ！　その目は人を侮辱しているのとおなじことですよ！！！ -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 01:10:43
      • ふひひひ、肌が触れ合えばその縁は一生モンじゃあ！わっち、この手は絶対に離さんからな！
        (もぞもぞとズボンの端を掴んで、起き上がり、凭れ掛かる 不定形生物が獲物を補食する行動と、それは酷似していた)
        このミルクは何処産じゃ？ぬし産か？絞りたてかぁ……？(ずるずると皿を啜りながら、わき腹を小指で突付く)
        どんな教育しとるんじゃ、ほれ。言うてみい。非合法なアレやソレを言うてみい！ -- クラハ 2012-02-04 (土) 01:15:27
      • 貴様と袖を触れ合わせるんじゃなかったよォー！！　袖搦みをかまして腕まで掴まれるなんて思ってなかったがよォー！！　その気力をもっと建設的な所に使え！！
        （ぬめぬめと動くクラハである。躰全体に栄養が行き渡っていないせいで、満足に動く部分と動かない部分が混在し、結果的に蛇のような動作になる）
        うしさんだよォー！！！（突かれて身を震わせる。当然のことながら悪寒である。今年最大冷え込みが初夏に襲ってきた）
        全うな教育してらすわ！！　間違った知識の強制だのなんだので大忙しだ！　それは全てにおいて法の枠に収まっている！　俺は迷わない子羊だァー！！
        てメッ、いい加減離せよっ！　そんなに金が欲しンならドアウーマンでも立ちんぼでも好き勝手やっていろ！　俺はもう、しらん！         -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 01:21:46
      • 何じゃ、つれない男じゃな。男が女に恩を売ったということは即ち、体を求めとるんじゃないの？
        ほれ。こういうの。(指先で輪っかを作って、人差し指にて前後しながら 懲りずにそのまま後を付ける)
        なあなあ。子供に興味無いんなら、アレの面倒を見とるんじゃ？金か？権利か？
        旨味なんてありゃあせんなら、普通せんぞ。皆して。(正面に回って、訝しげに顔を覗き込む) -- クラハ 2012-02-04 (土) 01:30:20
      • （言葉に乗せられている内は、殆ど冗談に混じって、淡色の遣り取りを交していたが、指の動きを見て嫌悪感を露わにする）
        ……言ってることは解るが、最ッ低だなおたくは。どこまで女を捨てればそうなれるんだか……。（考えが過ぎって頭の中が掻き乱される）
        ……ケッ。そんな旨い汁を吸いたきゃ最初からプロに頼むね。少し奥まった路地に行けばゴロゴロしてら。看板な豪華な店より、入り口が豪華な店を選ぶのがコツだぜ。
        （覗かれれば目を逸らす。逃げた先でも目を逸らす。川中の魚へ手を差した様に、するりくらりと捕まらない）……。
        （半目でクラハを見下ろしながら）気紛れさ……そこらで猫を拾って飼うのに理由なんざ必要ないね。ただの酔狂だろ、普通。ああ見えて見てるぶんには可愛いところもあるしな。         -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 01:44:18
      • 絆されたか？何が故に？どうもぬしは、理解の範疇じゃ。ちいともわからん。
        (草鞋の先で、地面に不満な心を捩り付ける 魔術師肌の人間を相手取った経験が薄いためか)
        (未だ彼の本心を読めずにいる 顎先に手を当てて長考し、呻き声にも似た吐息を漏らす)
        よし、今度あの子供を借りるな？二三聞きたいことができた。いいじゃろ？ -- クラハ 2012-02-04 (土) 01:56:28
      • （心底へ恐ろしい嫌悪が黒煙を上げる。十数年の内に心の底へこびり付いた、炭粉の様な嫌悪が肺の中を埋めてゆく）
        ……偶然だ。偶然あいつが来たから、偶然情が湧いたのさ。運命的だろうが……それで十分だ。
        （建前で黒い言葉を覆い隠して、自らの嫌悪を禁(とじこ)める。また心底へ蒸着して、消えない炭に戻るだろう）
        （掠れた金髪が雲越しの光に透かされて、訝しく思った表情がよく見える。表情筋に寒気が走って、顔が作れなくなった）
        （後一つ二つ三つでも踏み込まれれば瓦解する、弱い心が助かって、躰と心に熱が戻る。これ以上土足で踏込まれたくは無い）
        ……ゆりりりは、俺のじゃ無い。訊きたいんならあいつに聞けばいいさ。
        飴玉かなんか持ってけば楽勝でついて行くね。顔見知りなら余計にその成功率は高い。
        ──……もっとも、パンの耳も口に入らない、鳩にも劣るようなクラハ嬢に用意できるかどうかは別問題だな！　HA!（大爆笑）         -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 02:12:10
      • ……生きるだけなら、そう多くはいらんでな。見得も銭も、最低限の物しか持ち合わせとらん。
        小馬鹿にされても、わっちの人生じゃ。その手の煽りは慣れとるよ。金を余してる奴は皆言う。
        不可思議かもしれんけどな、只ぬしの人柄を知りたかっただけ……不快な気持ちにさせてすまんかったの。
        不出来な童といえ、犬だ猫だと扱うような醜愚とは……思いとう無いな。(蒼天は何時しか陰り、曇天へと移り変わってゆく 侘しげな面持ち)
        (彼とは真逆に歩み、すまぬと残す 振り返れば空の皿だけが残されていた) -- クラハ 2012-02-04 (土) 02:56:46
      • ……本気で言っちゃいないって。ただ、俺もちっと冷静を欠いてものを言ってたさ。そこを謝ろう。
        俺の人柄なんて知っても意味はねえよ……掘り下げれば掘り下げるほど、穢い部分が見えてくるゴミの埋め穴だぜ。
        でもな、ゆりりりは大事にするよ。猫可愛がりもしねえし、そこまで深い干渉もしないけど、いいはずだろ、それで。（皿をぴらぴらさせながら歩く）沙我な、捨て猫。         -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 03:04:23
  • 手柄を奪ってしまったかな？ふふふ（嘴仮面を外さなかった同行者が笑う　心なしかギチギチした音も聞こえるような…） -- ザムザ 2012-02-03 (金) 18:27:07
    • （「うわあ絶対存在がヤバいタイプの人だよー　だいいち冒険中に明らかキチン質の音が聞こえたよー　まずいよー」）
      いんやァー。力加減がわっかーんねーんだよなァー……ブランクがさ、ほら、ブランクが。だから、倒しきれんくて、結局おたくらに助けられちってる訳よ。
      最終的に出来上がった撃墜数１の俺は一体どうしたらいいのって感じだけどそこらはご愛嬌だよねー。       -- メイアーワイズ 2012-02-03 (金) 20:35:35
      • 君には休憩を提案するという大事な仕事があったじゃあないか。胸を張りたまえ（にこり　見えないけど） -- ザムザ 2012-02-03 (金) 22:07:12
      • おおっと……たいした事してなさを噛み締めて芳醇な苦いエキスが口の中いっぱいに広がるようだ……。（(ずーん)）
        俺、単に俺が疲れたから休もうって言っただけだもん……もう、しばらくだらけた生活してから息が上がっちゃってまあ。         -- メイアーワイズ 2012-02-03 (金) 22:09:39
      • ティータイムには調度良かったろう？すすぎたまえ、新茶を持ってきた（缶をわたす）
        ダイエットかい？ -- ザムザ 2012-02-03 (金) 22:27:15
      • おお、この時期だと何某のセカンドフラッシュかい？　ありがたい。強い薫りと味じゃないと、この苦味が押し流せないからね……。
        （早速据え置きの炎の魔導器原動ケトルとポットを持ってくる）ダイエットォーっちゅーかリハビリテーションーっていうか。どうも、うちの娘のために気張らにゃいかんみたいでね。
        全盛期の実力とは言わないけど、ちょっとぐらい取り戻さなきゃ……って、ちっと待って。おたくさ、茶とか飲めるわけ……？（「樹液とかすするわけ……？」）         -- メイアーワイズ 2012-02-03 (金) 22:34:19
      • 飲めるとも。この嘴面はね、先にストローが装着できる（嘴と言うか蚊みたいになってる！）
        お子さんかい？仕事のひとつも出来なくては嫌われてしまうかな？年頃であれば -- ザムザ 2012-02-03 (金) 22:45:53
      • （この強化型ケトル〔イーフリード〕は僅か一分20秒で500mlの水を沸点まで持ち込むことができる。激しく突沸するのが玉に瑕）
        ……わぁっ……。そう、ｋ……ｇ……蝶みたいッスね！　マジクール！
        （ポットとカップにお湯をぶちまけて流しに流す。約200ｍｌのお湯が紅茶になることなくその命を散らしていった）
        （ポットにティースプーン二杯分ぐらいであろうカレースプーン擦り切り一杯分の茶葉を投入。お湯をドボボボボ）
        ……いんや、実を言うと魔女の卵でねえ。ホームステイみたいなもんさ。俺の仕事も落第するか否かに関わるんだってよォー。世知辛いってーか適当ってーか。さすがに魔界だね。
        （蓋で茶葉達を熱湯地獄の中に監禁して蒸らした後に、3分ぐらい経ったのでカレースプーンを入れて内側を一周かき回す）
        （その後金縁のカップに注いで紅茶完了。ゴールデンリングつきの琥珀色の液体が出来上がったので皿に載せて客人に差し出す）
        お砂糖とかお砂糖はそこらにシュガーポットがあるんでお好みでェー。ええと、茶菓子あったかな。ストックしといても、ゆりりりの奴が食っちまうもんだから。（がさがさ）         -- メイアーワイズ 2012-02-03 (金) 22:59:06
      • 中々にオシャレだろう？ありがたく頂こう（飽和する勢いでぶちこまれる砂糖　ちゅいー）甘い…すばらしく
        （香りが空気に染みていく。しばらくくつろぎ、思い出したように）うちにもいるんだよ、魔女の卵。 -- ザムザ 2012-02-03 (金) 23:07:59
      • （期待通りの行動を仕出かしてくれて非常に愉快な心持ちになる。茶菓子は見当たらなかったが、そもそもストローで茶菓子吸えないし。いいやって思った）
        （仮漆塗の家具があってテーブルにレースのクロスでも掛けてあり、タキシードのアテンダントでも居れば雰囲気の調子は中々に英国調だったろう）
        （白壁塗りで窓からの風が開放的な今日この頃では、さっぱり日常的である。それでも、寛げて良いものだ）
        （この男も見かけによらない。でも、なんていうか、生理的に微妙に受け付けない）
        （茶を飲んでいる間は口が塞がる事に感謝する。円い舌触りでするりと紅茶が口を撫でてゆく。飲むに心地よい）
        （──が。(ブフォっ)）……げほっ、鼻が、鼻がゆるやかで香り高いフレーバーに……。
        ええっ、ってことは、あれかい……魔女の学校の、居候のなんやらに参加してんのかい……？　……。どんな娘？         -- メイアーワイズ 2012-02-03 (金) 23:20:16
      • 何と言うか…ジプシーとキャラバンと魔女が一体になって迫ってくるような…良い娘ではある（フォローが入った）
        頼れるもの、どういう基準で決まるかも判然としない男一人。多少の粗相は受け入れる度量を求められているのだろうね、彼女らの試験を鑑みるに。また僕らも、さ
        茶菓子で甘やかすのはまた別の話として。さて君の方は？うふふ、他の魔女扶養者の話を聞くのは初めてだな… -- ザムザ 2012-02-03 (金) 23:35:41
      • それでいい娘ってのが想像し難いんだけど……なに？　ウゥドゥドールで呪ったりするけど、ロアに仕えて信託を受け取ることもある、みたいな？　いい娘なんだろう。（確定RP）
        無駄に馬齢重ねちまった俺を好く反面教師に見て、成長して欲しいね。絞める所は絞めるが、度量は見せるさ。
        と、いうのもだ……。（気が重いの温かい紅茶を飲んで落ち着ける）飛切りの落ちこぼれでな。脳みその容量も足りないのに、そこに乗っかる知識も少ないときてる。
        一言で言うと、非ッ常ー……に幼いんだわ。すゥーぐに人の言うことに影響されて、変なことを言い出すし。娘なんて居たこと無いから、そういうことされると迷うんだなぁー……対応に。もう、馬鹿な娘なんだわ。たまに、そういうところが可愛い時もあるけど……それは、光の加減が見せる一種の奇跡みたいなもんだな。         -- メイアーワイズ 2012-02-03 (金) 23:46:02
      • 君が彼女を語る言葉は男親のそれだよ。自信を持ちたまえ（ぎちぎち、立ち上がる音に不快感を覚えるだろうか？）
        「教師」になるのも悪くはないと思うね…君は優秀なのだろう？（ストローを外し、しまい込むと　帽子を被り直し一礼）
        ではさようなら…魔女の卵を抱える雄鶏、メイアーワイズ君　孵る事、心より祈っている -- ザムザ 2012-02-04 (土) 00:02:21
      • （嫌な気分はそこそこに、無駄に紳士な人柄を、単なる躰の駆動音一つで嫌がる気にもなれず、複雑な顔をする）
        ……。娘なんて居たことないんだけどね。もし居たら、いろいろ……理解できたっけなあ。（右手を順々に指折る）
        教師ぐらいにならなれる……せめてそれぐらいなら残せるさ。なんっても、俺の恩師も独身貫いてたっけど教え方が上手かったんだ。指名手配されたけど。
        えいと、ザムザ氏だったかね。あんたの魔女っ娘も暗土から早く顔を出せる気になれるといいね。……俺は冷たいから、温めても孵るかわからんっけど。そんじゃな。         -- メイアーワイズ 2012-02-04 (土) 13:01:24
  • 苦労人のワイズさんに差し入れのご提供です。花見じゃたこ焼きさんきゅーなー、美味しかったよ（ちょっと高級な菓子折を持ってきた） -- ムァン? 2012-02-02 (木) 23:03:49
    • （燦々と皐月晴れの陽気が差し込む、白壁の部屋の中である）
      （客人を招き入れれば、スポットの当たっているにも関わらず花の無かった部屋に花が生まれ、華やかになる。心が滾った）
      おー、ムァンちゃんじゃないの。いやはは、礼ならテキ屋のおっちゃんに言ってほしいが、花のシーズンが終わったら経営難で撤退しちまったし、言えねえなあ、有難く俺が受け取ろうじゃん。
      （菓子折りを受け取る。これは、厳重に保管しておこう。でなければ、犠牲者の一つと成ってしまう）……なーぁ、魔女っ娘ってさァ、こんなに手ぇかかるもんなんかな。苦労ってかさ、扱いに迷うことすらあんだよ。       -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 23:10:29
      • ふむ、良い部屋だ。テキ屋のおっちゃんも残念だなー、あたしが顧客になってやったのに。まー世の中諸行無常ってね（菓子折渡して）
        うん、個人差はあると思うけど、やっぱり苦労はするもんだと思うよ？あたしの所も頑張って化粧覚えさせるのに苦労してるし。いい子だけどねー。
        なんだい、ゆりりりちゃんの世話がそんなに大変かー？素直でいい子そうだけどなー？どり、おねーさんに相談してみ（無駄に年上風を吹かせる） -- ムァン? 2012-02-02 (木) 23:13:03
      • 化っ粧……！！（雷に撃たれる。カルチャーショックの雷撃は痛みを伴った）……あまりに別次元すぎて、俺、ちょっとクラッとしちゃった……。（よろめいてベッドに倒れる）
        何化粧って。ウチのなんかアレだよ、洟でナチュラルメイクされてんのが精々だよ。もう、間抜けなの。……素直だけどさァー。阿呆も過ぎると罪なんだなってさ。
        ……って、あん？　ムァンちゃん今いくつ……？（吹いてきた年上風を受けながら）         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 23:19:06
      • そんなカルチャーショックを受けないでほしいな！大丈夫？ベッドで横になっててもいいぞー？いや、素材はいいのに勿体ないと思ってなー
        ん、いかんぞー女の子なんだから、しっかりお洒落も教えてあげないと。こんど家に遊びに来たまえ、化粧の面白さを教えてあげようじゃないかー。女は着飾ってナンボよナンボ。
        ん、あたし？だいたい２８０歳くらいかな、ケンタウロスって長生きなんだ。この街には３０年くらい住んでるかな…冒険も現在三回目。 -- ムァン? 2012-02-02 (木) 23:23:25
      • ああ……頼むわ。言っとくよ。（※行間で）あの空っぽでカラコロ音のしそうな頭へ、せめて女心を詰め込んでやってくれ。そうすりゃ少しは含羞も持つさ……。
        あ、なーんだ一個年し……（フリーズ）……ん？　……28の間違いでなく？　え、しかも、俺の人生より長いことこの街に住んでんの？
        え、嘘ん。そんだけ生きてたら……あれよ、同種族とか居なくて、寂しくないんかい。         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 23:27:32
      • 女たるもの慎みを持つべきだよな、うむ、そういうことなら任された！もっと可愛くしてやろう！（微妙な返事）
        ２８０歳ですよ？そーだよ、たまにしばらく旅に出てたりもしたけど、３０年近く前からずっと、だなー。
        ん、あたしはケンタウロスの集落から逃げ出した奴だから。あいつらは保守的すぎてそりが会わなかったし…そういう意味じゃ、寂しくないよ。
        ただ、つい最近、集落を出てから初めて他のケンタウロスに出会えたんだ。だけどそいつも、冒険で死んじゃった。そういう意味じゃ、寂しいな。…寂しさを感じるのはいつもの事過ぎて、慣れたかな。 -- ムァン? 2012-02-02 (木) 23:37:41
      • （ほんの少し目を見開いて、驚いたような：喜んだような表情をする）……。逃げ出してきたんか。あははァー、理由は全く違うが、俺とおんなじだね。……俺の場合、俺のほうに問題があったんだがね。
        そんなことにゃ、慣れたくないもんだな……俺も、ゆりりりの為に仕方なく冒険者やってるが、随分やくざな職業だ。ムァンちゃんに限らず、さむしさに震える奴らは多いんだろう。
        ……でも、みィーんなどうしてか楽しそうなんだよな。どうかしてるぜ。         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 23:54:28
      • うん、ちょっとなー生まれの事とか毛の色とかで迫害されてたからな、向こうもせいせいしてるんじゃない？ワイズさんも訳アリかー、この街にはそういう人は多いよね。
        ２８０年も生きてりゃ嫌でも慣れるさ、子供のころからお爺ちゃんになるまで看取った友人もいるんだぜー？冒険者って職についたらなおさらかもねー。
        だけど、そう、刹那的な出会いと別れがあるからこそ、楽しいんじゃないかなってあたしは思うよ。いや、楽しまなきゃってみんな思ってんのかもね。変な話だけど。
        だから、ワイズさんもあんまり否定的にならず、ゆりりりちゃんとの出会いを楽しんでみるといいよ。成るようになる、ってさ。…何だか真面目な話になっちゃったなー？ -- ムァン? 2012-02-02 (木) 23:59:13
      • へええ……そんな綺麗な毛色を嫌うやつらなんて、ろくなもんじゃ無いよ。離れて正解じゃないの。（可笑しそうに高笑う）
        様々な出会いがあるのも解るよ。……実を言うとな、ゆりりりの事も存外毛ぎらいはしちゃいないんだよ。
        見ていて楽しいしな。せめて、ちっとぐらい……俺から、ほんの少しだけあるいいところを吸収して帰ってくれたらいいと思うよ。
        なァに、子供のことで大人が真面目になるのは、当然じゃないの。まあさ、お互いがんばろうや。俺はだいぶがんばらなきゃいけないだけど……（ずーん）         -- メイアーワイズ 2012-02-03 (金) 00:08:05
      • 白毛は忌子、だとさ。まー神馬とケンタウロスのハーフだから分からんでもないけどなー畏れるのは。あ、あたし実は神獣です☆（きゃぴ）
        うん、そーだね。ワイズさんのそーゆー、なんてんだろ、いいわけしたり愚痴ったりするけど自分の中ではしっかり整理してて受け止める覚悟があるっていうの、好きだよあたしは。まだ若いけど大人だねー。
        ああうん、大変だったらあたしがちょっとだけ手伝ってやるからさ…頑張って…（凄く気を遣った声色で）んじゃあたしそろそろ帰るよ、ゆりりりちゃんによろしく。お菓子は全部あげちゃってね（去っていった） -- ムァン? 2012-02-03 (金) 00:12:22
      • そっかー神馬かあ。神馬！？　へええ、いや、そうだよなあ、ユニコーンなんて白毛だものな。ええぇーどうしよう、タメ口利くどころか、ムァンちゃんとか呼んじゃったよ。
        ……わ、やったあ、ムァンちゃんに好かれちったー。おっｓ好青年超単純だから、そういうことすると喜んじゃうよー？
        ……でも、言わなきゃ伝わらない事もあるんだ。大人じゃあないよ、まだ、子供を引き摺ってら……。
        とあれ、心強い。ま、悪く無いね。こういうのも。また会おうぜ、ムァンちゃん。全部は食わさねーよ、甘いもんばっか食い過ぎて脳が阿呆にならあね。         -- メイアーワイズ 2012-02-03 (金) 01:17:50
  • （メイアーワイズさんのお宅ですか？　着払いなんで13Gと、あとここにサインを、ありーっす、という軽い返事の後、置いて行ったちょっとした大きさの荷物を開封したら）
    （愛しい愛しいあなたの魔女っ娘が丁寧に梱包材に包まれて送られてきた。でろぉ…と涎垂らして気絶中）     -- ゆりりり 2012-02-02 (木) 21:48:32
    • （宿を忙しなく歩きまわっていた。用も無いのにフロントに出張って、蝿の様に鬱陶しがられたり、テラスでテーブルに腰掛けて怒鳴られたりした）
      （部屋に戻って観葉植物へ霧吹きで執拗に水を吹き掛けていたところ、ベルが鳴る）……ルームサービスは頼んでませんがねェー？
      あ、すんませんどうも。ああ荷物ですかァ。重い中真実に大変な荷物を、ええ、どうも、（(さらりさらり)）13G……じゃ、5G金貨三枚で。2Gは心付けと、ハイ。ありしたー。
      （開ける）一体誰が送ったんだ。天地無用。ははあ、引っ繰り返したら中身が出そうだもんなあ、こいつ。
      おい、ゆりりりよ、ここで死ぬな。面倒負うの俺じゃんかよ。こぅら。（頬を指で突く）       -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 21:56:35
      • あぶあー……（ゆるゆる目を覚ます）　おとーさんとおかーさんが、かわのむこうで手振ってた……ふたりとも何ふじゆうなくいきてるのに。
        おー、やぬしー、あれ！？　ぼーけん終わってる！？　（梱包材を散らかしながら立ち上がる）
        こんげつはすごいぞ！　えーと、なんひきたおしたっけな！！（指折り数える）         -- ゆりりり 2012-02-02 (木) 21:59:19
      • じゃあ屹度、一回向うに渡っちまったんだろう。現世から手を振ってたんだ。そんで、賽の河原の鬼にも呆れられて戻ってきた。
        （「元気じゃん」頭が急激に痛くなってくる。然もこれでまだ落第させぬと云うのだから、学校側も相当に追い詰められているらしい）
        ……んーと、マイナス一匹かなあ。スコア的に言うとさ。         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 22:09:02
      • よくわからんが、ちょっとこまりますかえってくださいおねがいします、みたいなこと言ってたな、おに。
        えー……がんばったのにー。（がっくりずるずる野垂れる）……まー、終わったことはしかたないし、来月からまたがんばるぞ。やぬしもがんばれ！
        そーだな、けーきづけにえっちするか！　まりょくがあがるってきいたから来月からスゴイことになるかもしれないし！（笑顔で例の指）         -- ゆりりり 2012-02-02 (木) 22:15:47
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp015076.png -- ゆりりり 2012-02-02 (木) 22:19:56
      • これって若而して俺ががんばらなきゃいけないのかな？（スコア一つ入った瓶を見ながら）……仕方無いじゃん、ブランクあんだしさあ。
        （(ｲﾗｯ)）……。（本棚へ行って荷物を漁る）
        『海藻のついた大きな岩牡蠣の蓋を開けて、スプーンで皿の上に取り出したようなその柔肉が、
        　皿の上で一瞬ぐにっと収縮の蠢きを繰り返すような、そんなキャサリンの秘所の肉襞の眺めに、
        　ジョニーはぐっと激昂し、その幾重にも折り畳まれた肉襞をぺろっと嘗めた後、からかうように膣口へ指をつき埋めてやった。
        「あう！　ああ、いやーん！」
        　黄色い悲鳴が上がって、キャサリンの腰にひくつくような震えがはしった』
        （きっとゆりりりには一分たりとも理解できないが、多分恐ろしい怪文章に聞える官能小説の一説を情念こめて朗読する）         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 22:24:26
      • おー？　……な、なんだ、やぬし、あの、やぬし……？　じゅもんか……？
        あっ、怖い話だこれ！！　やめて！　キャサリンかわいそう！！　やぬしやめて！！　キャサリン怖がってるいやがってる！！（袖を掴んで涙目で振る）
        あたしが悪かった！！　昨日やぬしのベッドでおねしょしたのもごめんなさいします！！　そうだ、アイスがあったからあれ半分あげるから、やぬし！（ぐいぐい）         -- ゆりりり 2012-02-02 (木) 22:37:43
      • ほォーらわっかんないだろお！　全然解ってないだろう！（朗読を止めつつゆりりりの額を指先でぐりぐり）
        ベッドメイクの人に「ああ……もうそういう歳なんですね、ええ、解ります」って顔された俺の気持が解るのか！　それからそのアイス元々俺んのだよ！　お前のも買ったろう！　お前イチゴで俺チョコ！　残ってんのチョコだけ！（掴まれたままじたばた）
        （──以下、暫く不毛な争い──）
        ふう。（汗を拭う）……おい、こら、ゆりりり、ちょと聞け。         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 22:42:29
      • いたい、やぬしのこうげき、ぜんぶじみにいたい、おとがないのにいたい。
        あの人からなぜかやぬしがあたしの存在をかくそうとするからじゃないか。そんなことないぞ！　ぜんぶにきのうのうちにゆりりりって名前かいたからな！
        くやしかったらあの小さいあいすにやぬしのながい名前かいてみろ！！

        あー（もはや何の話していたか思い出せない鳥頭）
        あい。ちょと聞く。（頷く）         -- ゆりりり 2012-02-02 (木) 22:55:43
      • （シーツ“とか”が替えられたベッドへ腰を下ろして、ため息をつく。肺の中に入ってくる息がすごい重い）
        ゆりさんさァー……もう、早急に話しておかんきゃいけない事だと、そうしないと捻れてバタフライしそうだから言うんだけどさァ。
        そりゃ性魔術ってのは存在してるから。そこは今は否定しないよ、話がややこしいじゃん。でもさ、「セックス！」とか「エッチ！」とかな、言うけどさ。
        意味解って言ってる？         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 23:00:45
      • （首は傾いた。地軸の傾きと同じ23.4度くらい）さあ……？　てっとりばやくまりょくがあがるほうほう、って聞いた。
        クラスにすごいバイーンでずどーんな子たちがいるんだけど、その子が教えてくれたんだ。
        くわしくきいたら、やればわかるってさ！だからやぬし、あたしと！！いますぐ！！（ ＞ｗ＜）b         -- ゆりりり 2012-02-02 (木) 23:08:32
      • （その動作は悪い意味で小動物的だった。白鼠を硝子張りのケージに入れて、向うの景色が見えているのに、）
        （その先に行けないからと首を傾げるような。確かに可愛げではあるが、正直に言うと憐れさが優って何も言えない）
        ……あー、はっ、はっ、はぁ。…………。いやぁ、解ってた事だけど告げられると脱力するもんだな、え？
        やっても解らない事もあんのよ？　具体的にどういう事すんのか想像したことあるか？　わりと、恐怖よ。         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 23:15:19
      • え、いや、知ってる、知ってるぞ。（目が泳ぐ）なんだ、えっと、こう……ポーズとか、決めて、えっと。
        （ぶすぶす知恵熱で煙が出る）あー……（思考放棄）……あー、そういえばチョコアイスが残ってたなー……。（理性放棄）
        やぬしー、今日はちゃんとねるまえにおといれいくから、いっこ食べていいかー……？（話題放棄）         -- ゆりりり 2012-02-02 (木) 23:20:07
      • おー、良い線いってる良い線いってる。ポーズは中級者編ぐらいかな。でも、それ以上に根本的なことをだな。
        （煙が出てきたので羽団扇で扇いで消火する）……いいよ、ただし、また漏ったらお仕置きだかんな。……あと、腹ァ壊しちゃ駄目だぞ。         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 23:29:29
      • ういー。だいじょうぶ、今日は１個でがまんするからな、やみあがりだし。
        ……（氷冷保管庫に足を向ける途中、少し不思議そうな目で家主の腕を見る）
        ……なー。（声をかける、が）
        （少しだけ、なんと続けようか迷ったのち、別にいいやと猫が対象に興味をなくすようにそのまま無言でアイスをとりにいった）         -- ゆりりり 2012-02-02 (木) 23:37:36
      • （目を向けられたのが解った瞬間に、腕輪を手で覆って隠す。その必要も無かったと知って、空回りに目を回す）
        ……おー。いってこい。……。……阿呆の癖に、嫌に聡い娘だ。誇りでもあるが、汚点でもあるから……知らんでいて欲しいな、別れるまで。
        （続いて、半分のアイスを食いに行った）         -- メイアーワイズ 2012-02-02 (木) 23:44:09
  • （少しだけ間隔を空けて置いてある、樫の木彫りのベッドはがっしりとした装飾が為されている。それが、この部屋の主役だ）
    （マチュールの白壁に囲まれて、窓から燦々と日差しを浴びる。雲ひとつない青空から、澄んだ空気と光が降りてくる）
    （客人を迎えるには絶好の日和だった。この日の為に態々、独り身だと云うのにツインの部屋を借りたのだ）
    （広々とした部屋は、装飾がいちいち良い。その一つ一つが組木になって、美しさを造り建てているようだ）
    （四方の壁の一面は窓に支配されている。喜んで、その場所を明け渡そう。しつこすぎず、かつ繊細な作りの窓は空を映す）
    （この部屋は珍しく水周りを完備しているだけでなく、高枕のようなフォルムをした白塗りの電話機も完備されている）
    （不自由はしない、させない）……早くこないっ、かなー。久々だな、こんな感覚……。
    8ツの頃に文通相手からの手紙待った時みたいじゃん。届いた返事は「ごめんなさい」だったけど。何が悪かったのか教えて。
    でも……（麗しく塗られて黒褐色に輝くドアを見据える。自然と、その外を想像してほんのり笑顔になってしまう）
    新しい生活が今から始まるんだなぁ。うわ、髪梳かしときゃ良かった。でも、あんまし気合入れすぎてもな。
    ……。というか、別部屋にしたほうが良かったかもしれん。女の子だしなァ……いや、年齢的に手出すなんて考え無いけどな。
    気使うべきだよな、でも、女の子と一つ屋根の下かあ、うん、うん、なんか、ワクワクしてくるな！　……。
    （2つのベッドの間隔をこっそり5cm近づける）……ふう。……いや、距離って近いほうが、いいじゃん？　そうじゃん？
    早く来ないかなあ！（わっくりとっくりしながら部屋を白熊のようにうろつく）     -- メイアーワイズ 2012-02-01 (水) 00:58:05
    • （喜劇というものは往々にして面白おかしくコミカルに描かれる悲劇の別称である。そこに存在するのは登場人物のままならない人生であり、拭い去れぬ苦しみであり、底知れぬ悲しみである）
      （演者は演じているだけだが、仮にその物語の登場人物にその心を置いてみた場合、そこには生々しい人生の苦しみや悲しみがあるのではないか？）
      （とまれこうまれユリリリ＝リリーマルレーンの人生は誰がどの角度から見ても喜劇であることは間違いなかった）
      （目の前を通るのは必ず黒猫、切れてない下駄や靴の緒がない、パンを落とせばバターのついた面が必ず下になる）
      （走れば折れるし、跳ねれば砕ける。天は二物を与えるという慣用句があるらしいが、一つも与えられていない上他人に何か奪われてるのではないかと心配になるほどだった）
      （それでいてそれが喜劇と称されるのは、ほぼすべて、全てが彼女の自業自得であるという点だ）
      （物語の発端はありふれた契機。記す必要もないくらいの日常の中の一コマ。卒業試験という極わかりやすい四文字に集約される）
      （いくつかの議題をクリアする必要があったが、筆記、実技、全てにおいて過去最低の成績をダブルスコアで逆に抜き去る快挙を遂げたこの魔女っ娘）
      （特に筆記など全100問のテストでもらえた○は点数の０だけだというのだからお笑い種）
      （困ったのは学校の先生である。もはや学校の汚点と化したその生徒を、なんとか合格させる方法はないかと荒療治を考え付いた）
      （その数々の記録をひとまず棚に置き、棚に積み上げて積み重ね、最終試験を受けさせてしまおうということだった）
      （とまれこうまれ、何度も言う。喜劇というものは往々にして面白おかしくコミカルに描かれる悲劇の別称である。そこに存在するのは登場人物のままならない人生であり、拭い去れぬ苦しみであり、底知れぬ悲しみである）
      （だからこそ、メイアーワイズ＝シャヴィアルチェリカがその家主に選ばれたのは、ただの偶然だったわけである）

      （唐突に空中に穴が開き、時給制職員もかくやと言わんばかりに、親の仇でももう少し大事に扱う勢いで）
      んぎぃ！！
      （魔女っ娘が、直接脳天にお届きになった。痛みは着払いである）       -- ゆりりり 2012-02-01 (水) 01:17:21
      • （マーフィーの法則はどうも、贔屓をするようだ。世の中にある遍く偶然の算々を、一つの場所に集約してしまう気来がある）
        （白絹の手帛に一点だけ赤い雫を垂らせば、それはそれで不格好になるのだが、あちらこちらに掠れた赤があるよりか、）
        （ただ一つだけ赤い点が存在するほうが、幾分かマシとでも考えているのだろうか。飛切りの愚者であると言う他無い）
        （さて、伊太利亞硝子(ミルフィオリ)と良く似た万色を湛える世界がある。色取り々りの魔女が住まう、ファンタジアである）
        （そこにも一際赤い一点が存在した。なるほど、数多の色が玉石混交に存在する世界ならば、その赤い一点もアクセントになろう）
        （なんと残酷なことかは知れないが、その赤い点とは、低俗な洒落にすぎない！　赤点の事であったのだ！）

        （何も知らない陽気を鼻から歌で垂れ流す。曲目は、人生讃歌である。テラスを満面に染める光を、自分の未来だと信じているのだ）
        （後に起こる出来事は、大きな山と緩やかな谷のみが存在した、ある意味で平坦な人生の中でも、極めて酷いものだった）
        （雪山のクレヴァスである。一度落ちればもう登ることも出来ず、助けることもできない、底無しの落とし穴である）
        （ほら、もう、眼の前に、その穴が開く……このまま、空に開いた穴へ、真っ逆さまに落ちてゆくのだ……）

        なんだ？（その時ばかりは「魔女らしく玄関の樋を跨ずに、こうしてお邪魔をするのか」と、期待してしまった）
        （その後に今迄積み上げた期待がどうなるとも知らないで。人影が──ずるり──どしゃん──と、落ちてくる）
        （その歪で不細工な音こそ、全てが崩れ去る音だった）……。ええ、ええ……えええええ？　これ、人、女の子かい？
        したって、なんて、間抜けな顔を……幼年学校も上がってないくらいの子じゃないか、これ。ひどいことをする。
        間違いがあったんだな。（感想を述べて結論をつける。迷いは一点も存在しない純白だったが、墨汁を落としたように、俄に──）
        （不安が──）まさかな。（不安が────！！！）         -- メイアーワイズ 2012-02-01 (水) 01:39:55
      • （経済用語にウェーバーの集積理論というものがある。同系統の店舗が近くに乱立していておかしいと思ったことはないだろうか？）
        （だがしかし結果的に集積することで客足が引かず、双方の店にとって有益であることを商業圏を真円として図示した理論である）
        （さすれば不幸というものもより自身の不幸の質を高めるために互いに引き合う性質があってもおかしくないではないか）
        （だとしたら罪深きは互いに引き合ってしまった性質そのものである、と記してしまうことが、頭を押さえて蹲る少女にとってのせめてもの慰めであろう）

        ――痛〜〜〜〜！！（本当に痛かったのだろう。受け身や護身どころではない、叩きつけられたといっても過言ではない。少し高めの部屋の高めの壺の上に着地したことが彼女の幸運で彼の不幸だった）
        （壺は好意的に解釈をすると『増えた』。好意的なまま解釈の幅を広げると『無数の斬新な皿』になった。ありていにいえば『砕けた』。残酷に言うなら『ゴミと化した』）
        （涙目で頭をさすりながら、さすることでどうなるという勢いで叩きつけられたが、まあ比較的ショックを吸収しやすい頭の中身をしていたのだろう。エアバッグが発明されるまでまだしばらくの日数を要するが）
        （ともあれ、そうした形で最初の危機を乗り越えた少女は、少女にしてはその損害の少なさに日頃の行いの良さを噛みしめていた）
        （しかし衝撃は衝撃、目の前に瞬く星々を掴もうと手を伸ばしたところで、視界がようやく明瞭になる。何やらぶつぶつといい、徐々に目の光がなくなっていくその男に向けて）
        （――少女は呼び止めるように大声で、それも、最初からそうしようと思っていたその通りに嬉しそうに）
        （男を現実世界に引き止めるための救いの言葉、という名の男を涅槃の彼方に突き飛ばして嗤う即死呪文を放った）

        ――やぬし！！！
        （それはそれは、いい笑顔であったという）

        あたしがやぬしの魔女だぞ！！！（追撃まであったという）         -- ゆりりり 2012-02-01 (水) 01:58:57
      • （人は見知らぬ人に対しては優しい。擦れ違う人には他生の縁があると見て、落とした財布を態々差し出してやることもある）
        （渡してから財布が思いの他重かったことに気づいても、「良いことをしてやった」という驕りに隠されて、不粋な心は見えなくなる）
        （相手側から礼でも言われて、少し豪華な屋台飯をご馳走になったりもすれば、「徳というのはあるもんなんだなあ」なんて、）
        （自らが聖人であり、そのために齎された供物なのでないかと思いあがったりなんかして、頗る陽気になる）
        （己もそうである事を認めていたから、地面へへばり着いた少女に手を差し伸べる。車に轢かれた蛙の様だ。全く嘆かわしい）
        （不安を押し込めて、見知らぬ少女、これから先出逢うこともないだろう少女へ手を差し伸べる。見知らぬ少女へ、関係無い少女へ──）
        （「そうだ、そうに違いない」願う。嘗てとある大会の決勝戦で、励まされながらも覚悟を決めたあの時より、ずっと願う）

        ああっ。（旅人をしていて、心が枯れてくるといつも一輪の花を活ける。その土地で育った花が綺麗に水々しく咲くのを見ると、）
        （芳香に乗って元気を吸い込める気がする。最近その花瓶を新調したのだ。クリスタル硝子造りのそれは、水がそのまま氷にならずに、）
        （その形を為したかのようで、余りに美しい。さあ、これを新調した理由もそうだ、何を隠そう、居候となる少女のため）
        ひどい。なんてことだ。（台無しになった花瓶がそこへ惨殺死体となって、愚鈍の少女の下に葬られていた）
        （慍りが込上げて、この少女を墓標にして地面に埋めてやろうかという衝動に駆られる。だが、ぐっと我慢した。彼女は被害者だ）
        ああ、もう、その硝子は危ないから退きなよ。頭痛いだろうけどな、硝子は氷じゃないから、瘤は冷やせない。
        佐佐と元の場所にお帰────やめろ。（気遣いを投棄てて、ペルシア仕立ての絨毯に散ら破る硝子も知らんふりして、）
        （その娘が口を開いた瞬間に動物的直感が、「口を塞げ」と過激な赤着の左翼が如くに、大音声でわめきたてる）

        やっ────（「聞き間違いだ！！」窓から見える空が、なにゆえか物理法則を無視して、暗雲に覆われる）
        あああー！！　言ったなあ！！（俄に暗くなった室内で死刑宣告を浴びる。この日この時に、人生最大最悪の谷底へ突き落とされた）
        お、お前が、俺の頼んだ……淑やかで、元気で、若々しくて、鳥渡ぐらいは抜けてるところもあるといいなあ、なんて、
        まさしくそんな娘が居るって言った、その、そんなわけが、ないだろう！（初対面で、内面を知らぬにも関わらず、そう、）
        （“まるで知らないにも関わらず”この娘の“危険性”が肌と匂いと目と耳と喉と第六感から第八感まで伝わってくる！）
        そうだ、名前っ……名前、言ってみろよ。俺は、メイアーワイズ・シャヴィアルチェリカだ、聞き覚えないだろう。そう言え、なっ？         -- メイアーワイズ 2012-02-01 (水) 02:30:21
      • （疑問符が割と広めの部屋の隙間を埋め尽くした）メ？（今日この日から契約が履行される予定の、少女の家主の名前は斬新な略され方をした。１文字が限界だった）
        （良く分からないので笑顔で疑問符を出す）えへへー。（褒められていない。というか褒められたことはない）
        よくわからんけど、やぬしはやぬしだぞ。かおが、やぬしだから。（記憶力がいいわけではないこの少女がその家主の顔を覚えるまでどのくらいの苦労をしただろうか）
        （日常生活、常にそれだけを見続け、時に溝に落ち、時に跳ねられ、時に轢かれ、時に失くし、時に諦め、時に魔法で記憶を植え付けてもらうまでこの間こちらの時間に換算して約小一時間）
        （美談とは人が必要として作る物であった。かくも悲しいことに）

        （愚鈍と彼が称したのは間違いではない。愚鈍が服を着ていると評されることがあったので、服らしい服すら着るのを辞めたような少女が立ち上がる）
        あたしはユ、リ、リ、リ、リ。……？？　ユ（指一個折る）リ（指一個折る）リ（指一個折る）リ（指一個、折ろうとして小指がついてくるので左手で抑えた）
        えへー（照れて笑う）……ごめんなんのはなしだっけ？　やぬしー、おなかすいたー。
        ああ、そうだ、やぬし、短いあいだだけどよろしくおねがいしますって言えって。「言えって」、はいらないんだっけ？

        あ、これ渡せって言ってた、先生が。
        （履歴書というべきか、来歴書というべきか、彼女の名前「ユリリリ＝リリーマルレーン」という文字が几帳面に書き添えられた彼女のプロフィールが契約書という書面で送られた）
        （皮肉にも、承諾の際に拇印を押し、感知して契約を成すインクの要らないサイン部分が、丁度メイヤーワイズ青年、ギリギリ彼の名誉のために青年とするが、彼の親指に触れる形で渡された）
        （親指の跡は綺麗に残った。それはもう、完璧に、余すところなく、狙って押してもこんなに綺麗にできないだろと、選手権があったら二位以下が大会を行い、シードのメイヤーワイズ選手と最後に闘うトーナメントになるくらい、完璧に）         -- ゆりりり 2012-02-01 (水) 02:46:38
      • （綺麗な綺麗な白壁が、隙間なく疑問符に埋められる。その空気を胸いっぱいに吸い込む。「ああ、知らぬのだ！」歓喜の声のために）
        （誤配送なのだろう。乱雑な送り方をする運送会社だ。投げ捨ててくるぐらいなのだから、その窓を違えることなんてありありだ）
        （正しく配送される方はご愁傷様。これから、自分には薔薇色の薫りに包まれて過ごす、優雅で楽しい時間が待っている）
        ……顔？　そんな、そんな馬鹿な。ああ、もしかして、魔術戦の雑誌とか読むか？　ほら、俺、有名人だから。
        たまァに写真が載るんだ。落ち着き無いから、写真写り悪くなっちまって人に写真見られるの嫌いなんだけどさ。
        う、あれ。まさか、俺、サインするときリングネーム使っちまったかなァ。今思い出したけど、それもありうるぞ、いや、違う。

        （推測は直ぐ様無に帰す。自らの名前も言えぬ幼稚・幼稚・幼稚の少女がその覚束ない指でダイム雑誌を捲れるものか）
        （人の名前を覚えられるものか）……ちょ、ちょっち待ってくれ。俺、今朝張り切って食ったローストビーフサンドが戻りそう。
        （顔が青褪める。昔青のインクを頭から被ったときもこんなに青くならなかったはずだ）ああ、そ、それは真実の家主に。

        うわああっ。（今度は色を無くす。赤紙よりも恐ろしい、切符だ。片道切符だ、それを受け取ってはならない）
        い、いいや。そうだ、間違いだって伝える方法も書いてるはずだもんな。いくら、こいつが駄目駄目だっても、書類は。
        （来歴書の“端っこを掴む”。それがいけなかった！！　親指が変に張り付き、それを退けてみると……）わあっ……。
        わああああああっ……（内容：自分の名前・“ゆりりり”という不幸にも先刻聞いた名前・「契約は取り消せません」の文字・拇印）
        わぁああああああああーーっ！！！？　そん、そんなっ、ちょっと待て！　ついてるはずだろう、こういうのには……
        説明書とか、うわっ、消え……っ！（指で擦る。消えない。消えない。──消えない！！）         -- メイアーワイズ 2012-02-01 (水) 03:10:54
      • へえ、やぬしまじゅつ使えるんだ、すごいな。
        （あまりにも常軌を逸した、魔女っ娘の定義に対する冒涜のような発言が夕餉の材料の羅列のように気楽に零れ落ちた）
        （朗らかに魔女っ娘は続ける）あたし全然だめでなー、なんにもつかえないからどうにかこうにかやってこいって言われてなー。
        そんなにすごいやぬしだったら、もしかしたらあたしでも魔女になれるかもしれないなー。それはうれしい。
        未だに初等科のきょーかしょ、読めないし、思い通りにいかないどころか思うのもびみょうだし、よくほら、ものがたりのなかで、
        うわー、失敗しちゃった、何かでたー、とかあるけどあれすごいよね。
        あたし「けむりすらでない」し。（えへー、と笑う）

        あ、えっと、なんだっけ。もし、あたしでよければそこに親指を千切って乗せるんだったか……？
        ん？　何かするんだったんだけど、よくわかんないな。あ、魔術わかるならやぬしわかるのか？
        あはははは、やぬしおもしろい。……おー？（みるみる内に契約書が端から消えていく）
        （つまりは、転送。言い換えるなら送信。残酷にするなら契約完了ということである）

        どしたー？　うずくまって。えへー。よくな、あたしの先生がそんなんやってたぞ。
        このこがなにがわからないのかわからないのかわからない…とかいいながら20日くらいでどっか他のがっこーに行っちゃった。
        なんとかびょーいんとかいうところだったかな。よくおぼえてないけど。
        よーし、やぬし！！　けいやくしゅうりょうってことは、あたしがんばるぞ！！
        いろいろ、はできないけど、あたしにできることなら何でも言ってくれ！！
        やぬしと魔女はお互いに助け合って、ともに依頼をのりこえてりっぱな魔女をそだてるんだって、せんせーが言ってた！！
        あたしは魔術使えないからな、あ、だからいっこおねがいがあるんだけど、やぬし！！
        （目を輝かせ、満面の笑みで手を挙げる、見た目10歳児）         -- ゆりりり 2012-02-01 (水) 03:33:18
      • お前、初等科じゃないの！！？？？？？！！？？？？？？！？？？！？？？？？
        （脳が理解を拒むという慣用句がまさに当て嵌まる状況なれど、それはダイレクトに頭へ送り込まれた）
        だって、お前っ、そのっ……！　背高いなって、思ってたのに……！（詰る処、相当年齢が幼稚であろうと。思っていたのだ）
        （救いが根こそぎに消えてゆく中で、契約書を破くなりして術式の機能を失わせなかったのは、怠慢が招いた災難である）
        ああっ！（手元から“誓約書”は綺麗さっぱりなくなって、その先生とやらの手元に送り届けられて、安心を受け取らせたのだろう）
        （送り出した書類の代わりに残ったのは……）

        （明日を最も必要としない者が、最も快く明日に立ち向う──『教説と手紙』の弁である）
        （この娘には今日を、否、三歩歩く間程度しか考える知能しかない。ともなれば、明日だけでなく今日にも快く立ち向かえよう）
        （それと引換に、砂時計の流れるように積もり積もるのが自分の不安である。輝かしき、新しき、麗しき明日が消えてゆく）
        （必要だった明日がどこかへ──）……ああ、先生、苦労したんだなァ。そうだよなあ、こんな、こんなのって……ないよなあ。
        恥の上塗りっていうけど、塗りすぎてレリーフが出来上がったみたいじゃん。ハハハ……ははっははは……あははっ。

        （ひと通り笑った後に、改めてゆりりりのほうを向く。無邪気に笑う態は小憎らしくなるというか、）
        （最早憎しみを覚えて、大切ななんぞやの仇敵と、長ドス腰だめに構えて突撃したくなるぐらいだが、ほんの、ほんの一撮み）
        （「頑張ろう」という気概が見える。俺の求めた若々しさに相違無い、眩しく明るい命の灯である）
        （恐らくはその火を中に宿した洋灯は地面に落ちて火事をいとも簡単に作りだすのだろうが、それは考えないでおいて）
        （するとなれば、魔術の魔の字も知らぬ。魔女であるのに魔を抜いて、女らしくもないから女も抜いて、残るは虚無のこの娘でも）
        （嘗ては天才などと称され、今はただの人の自分でも、教授してやれば真徳もになり、別れに涙でも流してくれるのであるまいか）
        （娘や息子の居ない我が身として、やり甲斐のある仕事だろうと思った。斯く言う己は、とある賢人に教えられたことがある）
        （その男は国家反逆罪の烙印を押されて国外追放を食らったにも関わらず、国内に潜んでデータベースを漁り、）
        （死刑宣告を浴びせられた直後に行方を煙のように晦ましたような人物なのだが、彼のおかげで色々なものを得た）

        ……よしっ！　なんでも聞いちゃるぞ、解った、知りたいことは教えてやる。なんでも聞けえ、魔素の成り立ちか？
        それとも、魔術の土台となる精神を鍛える訓練法か？　お前は精神薄弱だから、打って付けだろうなあ、とにかく、
        訊きたいのはなんだ！         -- メイアーワイズ 2012-02-01 (水) 03:58:17


      • （顛末の最後、例の指ジェスチャーをして、それはそれはもう可愛らしい満面の、満面の笑みで）

        （魔力が上がるらしいから）あたしとせっくすしてくれ！         -- ゆりりり 2012-02-01 (水) 04:01:52
      • http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp015076.png -- ゆりりり
      • （嫋やかな桜よりも元気が良くて、凜々と咲く向日葵よりもあどけなくて、口を閉じていれば物言わぬ花のごとき可憐さを秘めている）
        （雑味が無く一途に阿呆だからこそ成し得た、純真の可愛さがある。悪くない。この娘が阿呆なのは、この娘の責任では無いのだ）
        （ならば大人がその責任を負って正しく教えて育ててやるのが人情という云うものだろう。俄然ヤル気が湧いてきた）
        （本自、“魔女っ娘”を居候させるのだから、滅茶苦茶な生活も覚悟しないでもなかったのだ。気合を入れて、聞く）

        （──然し──）


        駄目ェエエエーーーーッッ！！！
        （彼女に初めて教えたのがそれとあっては、この先の生活も知れたものだろう。そして、ゆりりりはきっと学ばない）
        （────その夜、彼はツインベッドの隙間を10cm増やした────）         -- メイアーワイズ 2012-02-01 (水) 04:13:50
Last-modified: 2012-02-16 Thu 01:36:37 JST (4447d)