名簿/469138?

お名前:
  • (BBSで噂を聞きつけ、再び廃墟へと訪れる。そこは、廃墟のままではあったがかつての禍々しく淀んだ空気はなく、朽ち渇いた…いや、澄んだ空気で)
    (ここにはあのPKはもう居ないのだろう、そして…、恐らくはあの一本角の少女も。楽しそうにおままごとをしていた彼女を思い出す、彼女は…解放されたのだろうか?)
    (うつむいたまま、アイテムインベントリに収めてある奇跡的に食べれる出来で作れた手作りクッキーを見て、ただ、胸の痛みを感じていた) -- 伊吹 2012-01-07 (土) 00:14:14
    • (同じくBBSで修正されたとの話を聞き、エリアにやって来る。その廃墟には、かつてあった張り詰めたような空気はなく、何処か澄み渡った感じで…)
      (恐らくあのバグPKは、もうここには居ないのであろう。何故か、直感的にそう思った。ではあの一本角の少女は…無事にログアウト出来るようになったのだろうか…?)
      ふむ…俺に出来ることは…もう何も無いようだな…(ただ、少女の解放を、心から願う、皆で飲むために持って来た淹れたての紅茶と、焼き立てのクッキーを握りしめ、ただ暫く立ち尽くした) -- トラヴィス 2012-01-07 (土) 03:10:35
  • 全てが正常になった廃墟群の風に、小さな羽根が流される。 -- 2012-01-06 (金) 03:11:55
    • (風に外套を流しながら一人の男が立っていた。抱えていたはずの少女はいない)
      (空を見上げる、実に綺麗な色だった。あの少女は今ごろ目を覚ましているのだろうか)
      (サングラスを外し、晴れた空と同じ色をした瞳が天を映す。眼鏡越しに見るには勿体無い、そんな空だった) -- デュランダル 2012-01-06 (金) 03:26:36
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  • (BBSで噂を聞きつけ、再び廃墟へと訪れる。そこは、廃墟のままではあったがかつての禍々しく淀んだ空気はなく、朽ち渇いた…いや、澄んだ空気で)
    (ここにはあのPKはもう居ないのだろう、そして…、恐らくはあの一本角の少女も。楽しそうにおままごとをしていた彼女を思い出す、彼女は…解放されたのだろうか?)
    (うつむいたまま、アイテムインベントリに収めてある奇跡的に食べれる出来で作れた手作りクッキーを見て、ただ、胸の痛みを感じていた) -- 伊吹 2012-01-07 (土) 00:14:14
    • (同じくBBSで修正されたとの話を聞き、エリアにやって来る。その廃墟には、かつてあった張り詰めたような空気はなく、何処か澄み渡った感じで…)
      (恐らくあのバグPKは、もうここには居ないのであろう。何故か、直感的にそう思った。ではあの一本角の少女は…無事にログアウト出来るようになったのだろうか…?)
      ふむ…俺に出来ることは…もう何も無いようだな…(ただ、少女の解放を、心から願う、皆で飲むために持って来た淹れたての紅茶と、焼き立てのクッキーを握りしめ、ただ暫く立ち尽くした) -- トラヴィス 2012-01-07 (土) 03:10:35
  • 全てが正常になった廃墟群の風に、小さな羽根が流される。 -- 2012-01-06 (金) 03:11:55
    • (風に外套を流しながら一人の男が立っていた。抱えていたはずの少女はいない)
      (空を見上げる、実に綺麗な色だった。あの少女は今ごろ目を覚ましているのだろうか)
      (サングラスを外し、晴れた空と同じ色をした瞳が天を映す。眼鏡越しに見るには勿体無い、そんな空だった) -- デュランダル 2012-01-06 (金) 03:26:36
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  • その最中、ユズの姿も真白の中で━━白亜の翼の撫でる様に━━ -- 2012-01-06 (金) 03:09:18
  • ━━全てが真白に飲み込まれる。 -- 2012-01-06 (金) 03:06:07
  • 認知外空間と化したエリア、闇にぽつりと浮かぶ階段を小さな少女が駆け上っていく。
    銀の髪を揺らし、息を切らせて懸命に段差を飛ぶ。
    『━━後ろから、あの『天翼』のデュランダルは追いかけてくるだろうか』
    しきりに背を気にするのは、果たしてそればかりを気にしているからではない。
    GLOの世界に自らが取り込まれて、それからもう半年以上が経過している。思考として巡らせているのはそのことの意味についてだ。
    アクタラと言う少女は、-因子を持ってはいたが、戦闘人形と化していたユ$+グーに情を抱き、エリアから排除されてしまった。
    混沌のトラヴィス・ウェッジウッドと伊吹、二人を何とかけしかけて、ユ$+グーを倒して貰おうとした。どうやら上手くはいったらしいが、
    状況は変えられず。しかしあれから、伊吹はどうなっただろう。まあ、混沌がどうにかするだろうとは思う。想像以上に力を持っていた。
    イヴェール。わたしをレギーナと呼んだ。しかし、わたしはお姫様ではない。もしくは、その可能性はありえたのかもしれないが。
    ガルベイドにはちょっと悪い事をしてしまった。ちょっと反省。
    それからレイとか言う男。あれはどういう人間なのだろう。全てがナンセンスな男だ。きっと余計なものばかりを背負い込んでいるに違い
    ない。追って来ているのがこの男でなくて幸いではあったかもしれない。そう少しだけ何故か想う。
    そして、デュランダル!デュランダルだ!
    わたしの邪魔をする存在であると、何処かで理解していた。吉川ユズが心を惹かれていたから。……それが追って来ている!
    この場所は吉川ユズの精神領域をわたしの胎内に共有させたものだ。わたしが拒絶すれば少なくとも簡単には追ってはこれない所だろう。
    ……つまり、吉川ユズが侵入を許している。
    先を急がなくてはならない。

    階段を駆け上り、一つの大きな扉が現れる。
    扉を開けば吉川ユズの精神体が横たわっているはずだ。誘拐された時と同じ姿で。本当のレギーナが待っている。
    -- 2012-01-05 (木) 21:16:39
    • (暗闇に浮かぶ階段。ただそれだけの世界を白亜の男が上がっていく)
      (闇に靴音が響いては黒の彼方へと消えていく。サングラスの奥の瞳でしっかりと階段の上を見据えながら一歩一歩確実に昇る)
      (この先にユン・グーが、ゆずが待っている。なぜだかそんな確信を抱いていた)

      (大きな扉を片手で押し開き、横たわる人影を見たときに確信は現実に変わった)
      ユン・・・!(吉川ゆず、自分にとってはユン・グーというPCの名前を呼んでその身体の傍らに立つ) -- デュランダル 2012-01-05 (木) 21:25:53
      • 大きな扉の先はコンクリートで覆われた大部屋になっている。何処か隠れ家を連想させるもので、玩具や雑誌が床に散らばっている。
        灰色のソファーに横たわる吉川ゆずの姿は現実のものよりずっと幼く、髪も長く腰の下まではある。
        ……誘拐された当時の姿。しかし左手首から腕がノイズに覆われている。
        深い眠りについていて小さな白い羽根を抱えている。
        -- 2012-01-05 (木) 21:41:45
      • 随分待たせてしまったな。(ソファーの前で片膝を付き、やすらかな寝顔を眺める)
        (病室で見た顔よりも随分と幼い。丁度リアルの自分と同じくらいの年恰好)
        これは・・・。(左腕を覆うノイズに目を落とす。リアルのゆずにもこれと同じように痣が広がっていた)
        このノイズを消すことが出来れば・・・ -- デュランダル 2012-01-05 (木) 21:55:19
      • びゅう。
        デュランダルの横顔を狙って、棒状の先を鉄球で丸めた物体。見覚えのあるモルゲンスタインが投げ込まれる。
        -- 2012-01-05 (木) 22:00:38
      • (くるとわかっていたかのような素早い反射で身体を反らして鉄球を回避する)
        (コンクリートを粉砕した鉄球を一瞥してから、ゆっくりと視線を投擲した相手へと向けた) -- デュランダル 2012-01-05 (木) 22:03:41
      • 振り返れば扉を背中にして少女が佇む。大部屋と階段を繋ぐものとは別の扉━━足枷が扉の中に繋がる
        拒絶、されました。
        (ぽつりと呟く。闇の中で口元だけが歪む。)
        ……ユズちゃんは変わった。人間は、いとも容易く感情と言うもので心のメモリを上書きしていってしまうんですね。
        (自らの胸に手を当てる)……わたしの中のユズと、貴方の知るユズ、ユン・グーはもしかしたら、わたしの知る彼女とはまた違う存在なのかもしれません……。
        ……。
        こうしましょうデュランダル!わたしを消して、貴方は貴方の中の貴方の知るユン・グーを救うといい!
        わたしはこの心に眠るユズに託された死への願いを叶えます。その末に……滅びるのが悪です。……消去されるべき存在です。
        準備はよろしいですか?
        -- 2012-01-05 (木) 22:53:47
      • 生きているものは変化する。たとえそれが意識を失い、ただ眠っているだけだとしても。
        お前が知るユン・グーも俺が知る彼女も、同じ心から生まれたものなのだろう。
        俺はユンを、ゆずを救うためにここにいる。ゆずの心が産んだ者がお前だというのなら・・・。
        お前も救ってやる!(白銀の二丁剣銃がその手に宿る。手を交差させ銃身で十字を組む。鋼の銃身が光を照り返し、円光となって煌いた)
        来い。(十字を解き放ち、構えた) -- デュランダル 2012-01-05 (木) 23:03:46
      • (キィン…と、耳鳴りが響く。少女が膝まづけば激しいノイズが背後の扉を隠してしまう。)
        (キキ……キキキキ……と、硝子を爪で引っ掻く様な音。)
        (ノイズが割れる。)
         
        (少女の背後の宙を引き裂いて二つの異形の手が現れる。二つの手により空間はこじ開けるように広げられる。)
        (広げられた空間から大量の赤黒い泡。そして巨大な獣の骸のような━━一角獣の化け物が顔を覗かせる。)
        (獣は咆哮して、デュランダルを視界に捉え、赤黒の泡から両の手を伸ばした。)
        -- 2012-01-05 (木) 23:17:51
      • (扉から現れた一角獣の怪物。これが、こいつがユン・グーに取り込み、魂を縛りつけたバグそのものか)
        (伸ばした手は虚空を掴んだ。白い矢となって疾駆しながら躯の怪物に銃撃を浴びせる)
        (跳躍、壁を蹴り方向転換。空中を滑空しながら無尽の弾丸を浴びせかける)
        (爆炎が炸裂し、飛燕が舞い、斬撃が飛び交う) -- デュランダル 2012-01-05 (木) 23:24:17
      • (一角獣がこの世のもの為らざる咆哮を浴びせる。)
        (片手で薙ぐように空間を裂き、化け物とデュランダルとの間にいくつかの虚空の亀裂が生じ、爆炎が砕かれ、弾丸が虚空の隙間に飲み込まれてしまう。
         …その間にもう片手は別の大穴を開けている。
        (虚空の大穴の中にぬらりと骸の手が伸びる。滑空するデュランダルの真上を何かがノックする。)
        (一角獣がにたり…とデュランダルを嘲笑う。瞬間、割れ目が広がり異形の手が降り掛かる。)
        -- 2012-01-05 (木) 23:44:02
      • よくも使う!(銃撃による攻撃を無効化されて吐き捨てる。その時、躯の片手が別の時空を明けている事に気がついた)
        まずい。(そう思った瞬間、天が割れて腕が振り下りてくる。下げたガードの上から強烈な衝撃が響いた)
        ぬう!(そのまま弾き飛ばされて壁に突き当たる。放射状に罅が砕け、からだが半身埋まった)
        ぐはっ!(壁から落ちて片手を付く。まだだ、まだこれからだ。胸の十字が輝いた)
        (全身と左手が再構築され、巨大な砲撃兵器が現れる。天翼の鎧外套ヴァージョン2)
        くらえ!(左の大砲から蒼い閃光が発射される) -- デュランダル 2012-01-05 (木) 23:55:24
      • (蒼い閃光を握り込む様に骸の手が覆う。閃光が炸裂して隙間から洩れて闇を照らす。)
        (異形の手が光の中に爆散して残った欠片が周囲に突き刺さる。残されたぬらりと伸びた手が、ソファーのユズを破片から守るように覆う。)
        (亀裂から泡が膨らむと、破壊された手を修復する。指先がち、ち、ち、と振られる。)
        (エリアを揺るがす咆哮。認知外空間が広がり、周囲に巨大な亜空間を作り出し部屋が引きのばれるように広がる。)
        (━━どうやらエリア情報が書き加わったらしい。
         デュランダルの精神を、掴まれて引き伸ばすような奇妙な感覚が襲うだろう。まるで、隠された別の世界に自らが飲み込まれてしまったかのように。)
        (獣の巨躯、上半身が露出する。)
        (両の手が捻じ曲がり形を刃に、猛烈な横なぎによる報復が行われる。)
        -- 2012-01-06 (金) 00:25:12
      • 第二幕ということか。(エリアチェンジ。その巨躯を露にした怪物の躯が巨大な刀を振るった)
        (飛翔。向上した飛行能力をフルに稼働させ、白い軌跡を描きながら縦横無尽に飛び回る)
        (迫り来る刃をかわしながら左の大砲と右の拳銃が吼えた)
        (数倍に膨れ上がった火力が舞う。幾重にも射線が重なり、抵抗する隙も与えないほどの砲撃、砲撃、砲撃、砲撃)
        うおおおおおおぉぁぁ!! -- デュランダル 2012-01-06 (金) 00:39:18
      • (猛烈果敢なデュランダルのラッシュ、ラッシュ、ラッシュ。骸を再生する隙もなく削られていく。)
        (とうとう、片腕を吹き飛ばし泡ぶくが散る。刃に形成された爪先が亜空間の中に消える。)
        (一本角を振るって砲撃を振り払い、残された腕を大振りにしてデュランダルに振り下ろす。
         次元が破壊され、データの結晶が刃となり白亜の翼を射止めようと降り注ぐ。)
        (精神を引き込むこのエリアによるフィードバックによって、突き刺されば、プレイヤーにも激痛が襲うだろう。)
        (同時に、残された手も全壊し咆哮する頭部だけが残る。)
        -- 2012-01-06 (金) 01:01:07
      • 断て!ジェフティ!(号令と共に白亜のビットが空間に四散し、ソファに横たわる吉川ゆずの精神の身体を散弾から防ぐ)
        (左腕を大盾として体の前に突き出し、降りかかる結晶の刃を防ぐ)
        ぬぅぅ!!(迎撃していた右手の拳銃が破片によって弾き飛ぶ。白い外套に突き刺さる刃。どうにか防ぎきったが再構築が解除され、羽根が散るエフェクト共に元の姿へと戻った)
        (残るは頭部、唯一つ)
        『必ず助けるから』
        (かつて病室で昏睡している少女に言った言葉が胸のうちで蘇る。左手に残った銃に虹の輪が浮かんだ)
        (拳銃を天に掲げる。光のデータが燐光を放ち、闇を照らしながら渦を巻く)
        (七色の帯が羽根のように羽ばたき、広がり、大鷲の如き翼となる)
        天翼の名において。(僕の時には、誰も来なかった。一人で暗い部屋の中で閉じこもり、ゲームばかりしていた)
        (誰かが悲しんでいる時、手を伸ばせるような人になりたかったんだ)
        (七色の翼を纏いながら一本角の髑髏へと飛ぶ。聖剣のような鋭さと輝かしさで)

        聖なる剣(デュランダル)は、その為のものだ)

        光を解き放つ!(“鍵”が髑髏へと突き立てられ、ひかりがあふれた) -- デュランダル 2012-01-06 (金) 01:28:04
      • (骸の隙間を縫って光が洩れている。赤黒い泡、ウィルスが光から逃れるようと周囲に散り散りになりつつあった。)
        (一角獣は、聖なる剣をじっと見据えて、突き立てられればそのまま引き裂かれた。)
        (体内で腕輪が感応するように銀色に煌き、獣は自らの消滅を願った━━)
        -- 2012-01-06 (金) 01:47:07
      • ソリスの調律とそれらがもたらすデータ螺旋の福音に交じり、閃光が暗黒を消滅させていく。
        逆流するデータが認知外空間と化したこの世界を修復する一方で、骸の一角獣だけがプログラムに新たな命令を書き加えられてDeleteを上書きする。
        正常なデータは恐らく吉川ゆずの精神が作り出している夢のエリアだ。そして悪夢と化した存在だけが消滅していく。
        形を成さなくなりつつある獣。その一部である一本角の少女もDeleteプログラムの渦に引きずられていく。
        -- 2012-01-06 (金) 02:01:22
      • 終わったか・・・。(修復されていくプログラム。解き放った鍵の光は増幅を繰り返し、世界をあるべき方へと導いていく)
        (そしてそれは、かの少女も例外ではなかった)
        ・・・!(デリートの渦に巻き込まれていく少女をみた瞬間、身体は駆け出していた)
        (飛び出して、手を伸ばす)
        掴まれッ! -- デュランダル 2012-01-06 (金) 02:09:53
      • (差し出された手を笑顔でいなす)
        ……わたしは狭い世界の住人です。そうであるが故、人間の可能性だとか、希望を信じたりなんてしませんでした。
        それは吉川ユズのことだけではなくって……(言葉が途絶える、鎖が消去されて、足枷が飲み込まれる番になったからだ。その次は足。)
        (ぐっと引き上げた顔中を大粒の涙で濡らしている。そしてDeleteプログラムに引き寄せられたのだろうか、鉄球の激震が壁を破壊して現れる。)
        (デュランダルの背後を指で示す、吉川ユズが衝撃でソファーから転げ落ちている。)……ユズを一緒に救うって言った!行け!!
        -- 2012-01-06 (金) 02:27:28
      • ぐっ・・・!くっ・・・!(大粒の涙を流す少女に手を伸ばす。もう少し、もう少しで指先が触れる)
        (そんな時、鉄球が壁を崩し、よこたわるゆずへ向かって転げ出した。後ろを見て苦悶に満ちた顔を一本角の少女に向ける)
        うわあああぁ!(伸ばした手を握り締めてゆずの元へと馳せる。その身体を胸に抱いて、渦を振り向いた) -- デュランダル 2012-01-06 (金) 02:41:17
      • デュランダルのメッセージログに、ユン・グーからのチャットメッセージが受信される。
        「デュランダル……翼を、かたっぽ……貰ったから」
        激震するハートブレイクがDeleteプログラムに沈んでいく中、その鎖に引きずられて、二本角の少女が━━ユン・グーが地面を滑り込み、片鱗だけの翼が擦れて火花を散らす。
        二人の姿が崩れゆく認知外空間の断片に遮られて消える。
        ユズの手からHMDが落ちる。だかこれを拾うような時間も無いだろう。全てが0と1の海に還りエリアが崩壊しようとしている━━
        -- 2012-01-06 (金) 02:56:22
      • ユン・・・。(ログに表示されたメッセージを確認して、渦へ消えていく二人の少女を見送った)
        (サングラスに遮られた瞳が哀しい輝きを湛えていた)
        (崩落していく世界。こうしている時間も無い。ゆずを抱えたまま空へと飛び立ち、羽根に包まれてエリアアウトした) -- デュランダル 2012-01-06 (金) 03:02:26
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  • 大穴の先 -- 2012-01-03 (火) 19:57:55
    • (大穴を抜けた先、一瞬光で目を潰され、顔をしかめるが、すぐに目もなれて周囲も良く見えてくる)
      ……ここは、なんだ?
      (少なくとも地上と同じ場所には見えない) -- レイ 2012-01-03 (火) 20:10:12
      • 球体状に開けた空間、その中心に白いレンガの家がある。
        レイが出た場所は家の裏側であるらしく、境界線ので区切られた様に若草が家を囲んで途切れているものだ。

         (音を立てて窓が開かれる。顔を出したのはこれも銀髪の少女で、一本角だ。)
        はやく!こちらへ!はやーく!!駆け足!ダッシュ!!
        (必死に大手を振って家に招こうとしている。)
        -- 2012-01-03 (火) 20:20:21
      • へ?(今までの陰鬱かつ荒廃したエリアからはかけ離れた明るい少女の声に驚き、頓狂な声を上げる)
        え? あ? あ、ああ! わかった!
        (頭に疑問符を浮かべながらもとりあえず言われるまま少女の家に招かれ、駆け足で家に入ろうとする) -- レイ 2012-01-03 (火) 20:41:32
      • (足枷をぎりぎりまでピンと張り、窓枠から身を乗り出して両手を突き出している。)
        遅い遅い遅い遅い!(駆け足のレイを急かすように手をじたばた)飛び込んで!ジャーンプっ!!!!
        -- 2012-01-03 (火) 20:48:31
      • あああー! もう、わかったわかった!! んな叫ばなくても!(ある程度家に近づいたところで大きく踏み切り、)
        そうするよ!!(勢い良くジャンプして窓から家に飛び込む) -- レイ 2012-01-03 (火) 21:02:58
      • (レイが家に飛び込むのを見計らいその場を退いた。それからすぐさまに窓を閉めて鍵を掛ける。)
        (窓硝子に向かってつぶてがぶつかる。家が震動して、屋根から土埃が落ちる)
        (レイに向き直ると駆け寄って)レイさま!貴方はレイさまですね!?因子の力は、鍵の能力はお持ちですか!?
        -- 2012-01-03 (火) 21:13:28
      • 視界全体にノイズが走る。地震により、エリアそのものが不安定になっているらしい。 -- 2012-01-03 (火) 21:17:40
      • ……!? ……あいつ、追いかけてきてたのか……!(窓硝子に雹がぶつかるような音がしたかと思えば、同時に震動に見舞われて……自分がこの少女に助けられたのだという事を改めて理解する)
        ありが……うお!?(礼を言おうとしたところで詰め寄られて驚いて後ずさり。物凄い勢いで話しかけてくる少女の声に驚く)
        因子? 鍵? ……えーと、何の話だそれ? つか、何で俺の名前しってんの!? 君は誰!? -- レイ 2012-01-03 (火) 21:22:17
      • (レイの反応に愕然とした表情を浮かべる。開いた口が塞がらないと言う顔だ)
        え……あああ……!(ぺたんとその場でへたりこむ。表情を見れば、決して震動でよろけたのではない。)
        鍵の……鍵の力があれば何とか二本角を退けられたのに……。レイ……まさかその程度の力も備えていないだなんて!(指でびしっと指して)
        わたしのことより自分の心配をしてください!じきにさっきの化け物がここに来ますよ!
        -- 2012-01-03 (火) 21:32:50
      • いや、その程度って……まぁ、確かに俺はそんな強くねーけどさ……というか質問に答えろよ!? 君は誰!? そして何故俺の名前をしってる!?
        他にも色々聞きたいことあるんだよ! ってさっきの奴までくるのかよ!? じゃあ逃げないと……って……(少女の足元が鎖に繋がれているのをみて)
        しょーがねぇな……!(ダガーをふりかぶって鎖を千切ろうとする) -- レイ 2012-01-03 (火) 22:06:35
      • 鎖がダガーを弾き、刃から持ち手に向かいカウンターデータを流す。攻撃を弾く電気ショックだ。
        (頭を横にふる)……どうしたって、わたしはここから逃げ出せません。
        ……少しぐらいは時間がありそうですね。まず、わたしが誰かと言う質問。
        わたしはまあ……未帰還者です。そして貴方を追いかけてきているバグPKに消され様としています。
        二つ目の質問ですが、逆にわたしの姿に見覚えがありませんか。もしくは似てる人物に。
        親しい間柄ではないのでしょうが、顔を合わせ言葉を交わしたことぐらいあるはずです。
        (エリアの球状が崩れて一部がかける。震動が徐々に大きくなってきている。)……近付いている。
        -- 2012-01-03 (火) 22:19:21
      • 逃げ出せないって……しかも、未帰還者……!?(はじめてみる未帰還者。嘘か本当かは分からないが……こんなエリアにいて足に鎖まで嵌めているのだ。嘘でも本当でも何かしらこの件に関する事情を知っている人物であることは確かだ)
        君に……似てる……?
        (顔をよーく見つめる。そういえば最初の銀髪をみたときも少し思っていたことだが……顔の輪郭や面影から誰かを思い出せそうな気がする)
        (数秒見つめたあとに、)
        ……!?
        (思い当たるのは……)

        (巨大なモールを持ち、可愛らしいツインテールをした小さな少女PCの顔)
        (そういえば、最初のロイとの接触以来、彼女の姿はみていない)
        お前まさか……ユンなのか!? -- レイ 2012-01-03 (火) 22:30:02
      • (レイの問いかけに肩を竦める。否定とも肯定とも取れる曖昧なものだ。)
        (見返すように目を細める、レイを━━プレイヤーまでをも見透かすような透明な金色の眼差しだ。)
        これが、わたしと貴方の最初で最後の接触になるでしょう。なので言わせて頂きます。
        今の貴方が私を救えないという事は、それは同時に貴方は自身のご友人さえも救えず、取り戻せないと言う事です。
        誰かを救うことに、お互いが親密であるとかいう関係性はなんの意味も無い。差し出すべき手を持たないのであれば、誰も救えるはずもない。
        無駄な、無意味なあがきです。
        (無表情で言い切ると、片手を上げて扉を示した。玄関、出入り口だ。)
        お行きなさいませ。出てすぐの場所に転送ゲートがあります。
        ……。
        いえ、このような言葉では勘違いなされる事でしょうから言っておきますが、わたしはもっともスムーズな解決策を提示しているつもりです。
        自身にとっても、貴方にとっても。(強い意志の様なものを言葉に含ませて言う)
        -- 2012-01-03 (火) 22:48:10
      • ……(強い意志の篭った言葉。そして、重い意味の篭った言葉……)
        (彼女のいっていることはどうしようもないくらい真実で、どうしようもないくらいに誠実だった)
        (それでも)
        ……せぇよ
        (男は両手に歪な三爪の双剣を構えて)
        うるせぇんだよ、そんな理屈しるか!
        (少女を庇うように前に立つ)
        いいか、御嬢ちゃん……俺はアンタから聞きたいことがまだまだ一杯ある。だからこれで最初で最後になんてするつもりはない
        ついでに、目の前で消されることが分かってる女の子をほっといて逃げるつもりもサラサラない
        そして最後に……俺は

        スムーズじゃない解決策でも構わない

        たったひとつの冴えたやり方で誰かを泣かせるくらいなら……俺はいくらでもある冴えないやり方を選ぶ
        手探りで……全員笑って帰れるやり方ってのを探してやるよ
        (前にでる。PKに立ち塞がるように、前に) -- レイ 2012-01-03 (火) 23:05:24
      • (言葉を失う様に絶句して、レイの背中を見詰める)
        ……呆れました!わたしの言葉の意味が分からなかったのですか!
        (腹を立てるように地団駄を踏む。言葉遣いよりもそこは子供らしい)
        貴方がここでわたしを庇ったとして、それでどうなるのですか!恐らく……少し善戦して、そして何の事もなく貴方はPKされるだけでしょう!
        因子を持たない貴方では、ましてや貴方はわたしを庇おうとしている。二本角の狙いは実質わたしだけなのですよ。
        わたしを消そうとするだけ。動くものを追い、邪魔をするのならばエリアから排除する。ただそれだけです。
        (テーブルに備えられたティーポットを傾けると、中から古いお守りが現れる。そこそこのレアアクセサリー装備のである。それがレイの装備欄に強制転送される。)
        蛮勇を誇るのであれば、それを持ってひとまず逃げなさい。囮になるのです!
        わたしは身を隠す術を持っています。嘘ではありませんよ。貴方は次の可能性を探しなさい!
        -- 2012-01-03 (火) 23:30:40
      • 分かった上でいってんだよボケ!!! 大人を舐めんな!!! いいかガキよく覚えとけ!
        かっこつけでアホでバカでどうしようもない大人ってのはな……子供を自分より先に死なせるなんてそれこそ死んでもしたくねぇんだよ!!
        ……例えソレが電子世界の仮初の姿だろうがなんだろうがだ
        (古ぼけたお守りを受け取りながら……外に出る)
        こいつは預かっとく。預かるだけだ。あとで必ず返しにくる
        (嘘ではない、という彼女の言葉を信じて、二角のPKの目前に躍り出た) -- レイ 2012-01-03 (火) 23:44:51
      • しかし……わたしは……(言い淀み、下の唇を噛む。)
        良いでしょう。返しにくるといい!その時、貴方が果たして同じ言葉を紡げるのか確かめてさしあげましょう!
        任せましたよ、レイ!(鎖を引き摺ってクローゼットの中に入ると内側から鍵が掛かった)
         
        激震の後、二本角が現れる。
        どうやら鉄球の化け物は後ろに続いているらしい。震動は極限まで大きくなっている。
        -- 2012-01-03 (火) 23:54:21
      • ━━天板が崩れる。エリアは暗闇の中に沈んでいく。 -- 2012-01-03 (火) 23:56:43
  • --
  • --
  • (ポータルから再び現れて)おじゃましまーす、やっほーレギーナちゃん、元気してる?
    (そういうイヴェールの姿は以前に来た時より力強くなっていた。ここ最近はレギーナを守る、という名目のもとレベル上に明け暮れていたのだ) -- イヴェール 2012-01-02 (月) 23:09:48
    • イヴェールさま……(微笑んで、しかし何処か元気のなさげにイヴェールを迎えて、やはり空のポットを傾ける。)
      何も変わらず息災にしています。イヴェールさまの方はとっても凛々しくなられましたね。強い意志のようなものを感じます。
      -- 2012-01-02 (月) 23:33:27
      • むむ、元気ないよレギーナちゃん!なんかあった?例の怪物にいじめられた?(よしよし、と撫でて)
        うん、えへへ。レギーナちゃん見てたらほっとけなくって……お守りするために頑張ってるんだよ(えっへん) -- イヴェール 2012-01-02 (月) 23:34:55
      • そうではありません。ただ今のわたしに出来る事はただ想いを募らせることばかりで……溌剌となさっているイヴェールさまが羨ましく思います。
        わたしを守るためにですか……?(首を傾げて)何故……?
        -- 2012-01-02 (月) 23:41:09
      • ああ、なるほど……早くここから出ないとね。そのためにも、強くならなくっちゃ!(ふんす)
        何故って……可愛い女の子がピンチなら、救ってあげたくなるのが人情じゃない?あと、友達じゃない。それ以上の理由がいるかな -- イヴェール 2012-01-02 (月) 23:45:34
      • 友達……。そうですよね、友達なら救うに決まっています。彼女が苦しんでいるならば尚の事です。当然ですね。
        イヴェールさまは、もしもレギーナが危なくなったら命に代えても盾になり助けてくださいますか?(膝をついてイヴェールの両手を取って言う)
        -- 2012-01-03 (火) 00:06:20
      • 彼女……?よく分からないけど、友達なら救うよ。だって哀しいでしょ?
        (命に替えても盾となる。その言葉は、やはりただのNPCの台詞とは思えなかった。では本当にこの子は未帰還者……そう思うと、同情と一緒に恐怖が押し寄せる。が)……うん、勿論。盾となり槍となり、レギーナちゃんを助けてあげる。それで助かったら、二人で色々なところに行って遊ぼう?(にっこりと、微笑みかけた) -- イヴェール 2012-01-03 (火) 00:11:40
      • 人はある部分で輪の様に繋がっています。イヴェールさまがわたしを救うのであれば、わたしもわたしの友人を救う事がきっと出来るのです。
        だからイヴェールさま……ありがとう…。優しいお言葉をありがとうございます。この気持ちをレギーナの友達にも共有してあげたい……。胸の裂けそうな気持ちでたまらない…。(両手を頬に運び大事そうに撫でると、深い吐息を吐く。)
        -- 2012-01-03 (火) 01:15:56
      • レギーナちゃんの友達もピンチなの?それは大変だ、その子もちゃんと救ってあげないとね……
        ううん、友達として当然のことだよ……何はともあれ、その友達を救うにしてもまずはレギーナちゃんが助からないと助けようがないし、一緒にがんばろ?ね?(きゅっとレギーナの掌を強く握って) -- イヴェール 2012-01-03 (火) 01:20:30
      • お話しの様に強い王子様が現れて下さればと、今のわたしはその事ばかり考えています……。
        天高く全ての苦痛と苦味からレギーナをお救い下さいと毎日願い祈っています。助けてください……助けて……助けて……(頬に涙が伝い掌に落ちる)
        イヴェールさまならきっとわたしの気持ちがお分かり頂けます。頂けるはず……。
        -- 2012-01-03 (火) 01:38:47
      • 強い王子……(ふと頭に過るは、白い翼に身を固めた男だった)……ねえレギーナちゃん、レギーナちゃんをどうしたら救えたことになるの?一体何と戦えばいいの……?
        大丈夫、大丈夫だよ……(涙を漏らす少女をぎゅうと抱きしめて)今は無理だけど、私だって、強くなるから……助けるから。
        だから気をしっかり持って。マイナス思考ばっかり巡らせても事態はよくならないよ。ね? -- イヴェール 2012-01-03 (火) 01:53:37
      • 救うには……(瞳に逡巡の色が見える。紡ぐべき言葉に迷っている様でもある)
        まずは奪われた器をこの手に戻さねばなりません……ポットがなければお茶は注げずにただ冷え切ってしまう……。この零れるだけの涙と同じです。わたしも強くありたい……。
        器さえあれば……足枷も消えて、わたしは果たされない想いを遂げることが出来ます。ああ、この様なこと……イヴェールさまだからお話しているんですよ……。(親しさを込めた声色で言うと、それからゆっくと抱き返す)
        -- 2012-01-03 (火) 02:12:11
      • (辛いことを言わせようとしているのかも知れない。だが、ここでこれを聞かなければただ野放図に張り切っているだけになってしまう)
        器……?器って言うと、杯とかそういう……?何か大切なモノなのかな。それがあるとレギーナちゃんが強くなれる器……
        (逆を言えば器がなければこの枷は壊れないということを知り、物理的破壊を試みようとしたのをそっと撤回した)ふふ、私たちは友達だもんね。でも、果たされない想いって……?(もふもふ、と抱き返しつつ) -- イヴェール 2012-01-03 (火) 02:18:56
      • 器であり楔を開ける鍵です。それがあればお姫様の元に救いの翼を届けられるかもしれない……
        (イヴェールの考えを読んだのかくすりと笑って)…わたしの足枷は力ではどうにかなりません。それこそイリーガルでなければ……
        勿論、友達を救うことです……(もふもふとされればびくびくと身動ぎして)
        -- 2012-01-03 (火) 02:32:13
      • 器であり鍵……?う、うーん分からないよレギーナちゃん…… 救いの翼……(やはりフラッシュバックするはかの天翼。もしかしたら天翼さんの関係者かも知れない、これはイヴェールにとって大きな収穫だった)
        あう、やっぱり?そんな単純なものなら今頃抜け出せてるよね……イリーガルな力かあ、どんなのか見当もつかないや。
        その友達って、どんなコなの……?(なんとなく反応が可愛いのですりすり) -- イヴェール 2012-01-03 (火) 02:36:11
      • そういうのはイメージの問題なんです。連想できなければ…きっとまだ見ぬ夢の話に過ぎない。
        えっと……(軽く地団駄を踏む、触られているからだ)…えっとですねー……その友達はとても内気でわたしとは正反対の……あの、イヴェールさま……?(とても困った表情を浮かべる)
        -- 2012-01-03 (火) 02:48:17
      • イメージ……うむむ、難しい……(精一杯頭を働かせる。耳を澄ませばぎゅいーんとかそういう音が聞こえるかも知れないぐらいだ)……そういえば昔読んだ漫画で、女の子が鍵になってたような……
        (全くその様子に気付かず)うんうん、内気で……うん?どしたの?……あ、もしかして嫌だった?(そそ、と離れて) -- イヴェール 2012-01-03 (火) 02:54:14
      • りんごは果実で、女の子は人間です。何処まで行っても……しかし、過ぎればそうではないです。
        いえ……嫌というか……落ち着かない感じで……。イヴェールさまわたしをからかっています?(上目遣いで何とも言えぬ表情で様子を伺う)
        -- 2012-01-03 (火) 03:17:36
      • 概念の問題だよね。器や鍵がそういう形をしていなくても、そうであるという概念さえあればそれは器や鍵……とか。適当言っちゃった!
        え?ううん、全然?可愛いからむぎゅーしたりしてるだけだよ?(蠱惑的な表情に中野乱舞である) -- イヴェール 2012-01-03 (火) 03:22:39
      • まあ……大体はそんなような事です。
        ははぁ……イヴェールさま申し訳ありません。わたし疲れが溜まっているようで……(ふらふらと部屋に供えられたベットによれよれ前から倒れて)
        (それからすぐに寝息を立てはじめる)
        -- 2012-01-03 (火) 03:36:41
      • でもそうだとしたら、やっぱりどういうものかわかんないね。対象が広すぎるよ
        うん、分かった。ごめんねべたべた触っちゃって、次から気をつけるね……おやすみなさいレギーナちゃん。(可愛らしい寝息を立てるレギーナを暫し眺めてから去って行った) -- イヴェール 2012-01-03 (火) 03:39:27
  • (白で統一されたテーブルセットがカタカタと揺れて止まない。
     お行儀良く椅子に座りって両手は膝の上。遠く流れていく雲を見上げるのと同じ様に天井を見詰める。)
    -- ???? 2012-01-02 (月) 04:17:25
    • (揺れが収まるとティーカップに視線を注ぐ。)
      トラヴィス様……完全な力であれば彼女を止められたかもしれませんのに…。残念です。
      もっとより完成された力が必要なのでしょうか…………。
      -- 2012-01-02 (月) 05:44:09
      • ……。
        いけません。もっとわたしが頑張らないと……!(手でぐーを作り、えいえいおーと小さい声でかかげる)
        -- 2012-01-02 (月) 05:53:51
  • --
  • --
    • (では空気なんか読まずに) http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp013995.png -- 2011-12-31 (土) 00:40:15
      • (超難産) http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp013996.png -- 2011-12-31 (土) 00:40:40
      • 遊びに来てくれたコヤスさまがわたしが寂しくないようにとお人形を下さいましたよ!やったー!
        (//ありがとうございます!ありがとうございます!) -- ???? 2011-12-31 (土) 00:54:34
  • …? -- ???? 2011-12-29 (木) 19:38:49
  • フィールドのアドレスはここですか… 罠ではない事を祈りますが
    (今の状況を解決できる…かもしれない。メールに記されていたのは極めて怪しい話。数日の間悩み続けたが、手掛かりが欲しい心の方が勝り、結局この地へ足を運ぶ事となった) -- ガルベイド 2011-12-29 (木) 13:12:55
    • (土気色の世界の中にぽつんと立った白いレンガの家。見る物を誘うような意味深げな色彩のコントラストだ。)
      (入って来いとでもいいたげに、ドアがひとりでに開く。)
      -- 2011-12-29 (木) 15:05:53
      • わぁ、これは…見るからに、ですね(とは言うが、ここまで来たのだ。今更躊躇っていても仕方ない)
        (いつでも逃げ出せるよう、警戒だけは怠らないようにしながら、そーっと家の中を覗き込み)
        もしもしー どなたかいらっしゃいます……か?(注意深く辺りを窺う) -- ガルベイド 2011-12-29 (木) 22:43:37
      • ばーん!(声が響く、家の中から顔を出して指先で銃を作ってガルベイドに向けて発砲したものだ。)
        (勿論、銃弾などは撃たれていない。空想か、ごっこ遊びの指鉄砲だ。)
        あ……、もしかしてガルベイドさんって方?来てくれたんだ…!(そして満面の笑みである)
        -- 2011-12-30 (金) 03:09:57
  • --
  • (光が差し込んだかと思えば全身を寒色でコーディネートした少女が現れる。ワープ・ポータルでの移動だ)
    えっと、ここ……かなあ……手紙にはココらへんってあったけど…… -- イヴェール 2011-12-28 (水) 16:29:39
    • (薄褐色の世界。どこかの地下の様だがそんなエリアの真ん中に白レンガ作りの家がぽつんとある) -- ???? 2011-12-28 (水) 20:33:17
      • (焦げ茶の世界に佇む白亜の建物は逆に不気味で、如何にも何か起こりそうな予感をイヴェールに与えていた)
        入っていいのかな……(こんこん、とおとぎ話のような家の扉を小さく叩いた)ごめんくださ〜い…… -- イヴェール 2011-12-28 (水) 23:09:52
      • はぁーい
        (家の中から声が響く。金属が床を打つ音があって、すぐに少女が扉を開けて顔を覗かせる)
        え、あれ、もしかして遊びに来てくれたんですか?どうぞおあがりになってください!(招く様に扉を引いて)
        -- 2011-12-28 (水) 23:24:33
      • (愛らしい声に可憐な姿。あのメール、嘘じゃなかったんだと内心ガッツポーズ)
        うん、あの手紙を出したのはあなたかな。おじゃましまーす(吸い寄せられるように家に足を踏み入れる 傍らのエンゼルフィッシュもまた、ゆったりと泳ぎながら入った) -- イヴェール 2011-12-28 (水) 23:32:36
      • (招き入れれば満面の笑みで、お茶をお淹れしますね等と言ってポットを持ち出す。)
        (来訪がある事を承知していたのかテーブルがセットされている。カップの一つにポットを傾ける。空のコップには何も注がれない)
        お手紙……はてなんのことでしょう。ちょっと分からないですね。お砂糖は何個ですか?
        -- 2011-12-28 (水) 23:52:59
      • あ、おかまいなくー……(何も注がれないカップ。ああ、おままごとなのかなと理解。懐かしいなーと思わず目を細めて)
        あれ、おかしいな。私に手紙が来てねー、それにここの住所が載ってあったんだけど。可愛い女の子とお話しませんか、って。うーん、2……いや、3つ! -- イヴェール 2011-12-29 (木) 00:00:58
      • 三つもお砂糖だなんて、お甘いのが好きなんですね。お魚ちゃんの方もたんといれますからね。(乳白色の器から黒色のザラザラをスプーンで分ける。ミルクもある様だが中身は不明だ。)
        ここの場所が。それなら遊びにきてくださった何方かがイヴェールさんにここを教えたのかも。
        わたしが寂しい寂しいというから、気を利かせてお友達を呼んで下さったんですよ。……お友達になって、くださいます?(上目遣いで)
        -- 2011-12-29 (木) 00:12:05
      • うん、甘いのはいいよね、心がはずむ…・…あ、この子は……いや、うん。ありがとー(ほわりと笑って、得体のしれない物が入ったカップを口につけて飲むフリ)……ん、おいしい!いい葉を使ってるね
        なるほどー、じゃあその人に感謝しなきゃね。こんな可愛い子に会わせてくれたんだから。
        もちろん!あ、でもお名前聞いてないや。なにちゃんって呼べばいいかな。 -- イヴェール 2011-12-29 (木) 00:26:33
      • (微笑を返して、しかしすぐに悲しそうな表情を浮かべて)でも皆さん何だかわたしの為に危険な目に遭ってしまうかもしれなくて
        わたしと同じになってしまうかもしれないのに……ああ…!何て酷い話でしょうか…!
        イヴェールさん、お気付きですか。わたしあなたのお名前を知っているんですよ。勿論お魚さんの方も。でも自分の名前が思い出せない…!ここにずっと閉じ込められたままもう何ヶ月になることか…!
        ; -- ???? 2011-12-29 (木) 00:45:33
      • 危険な目に……?(何のことだろうと首を傾げる、がそれは彼女の足元を見れば分かった。この子は誰かに捕らわれている)
        そういえばどうして……もしかして会ったことがあるのかな……?って、やっぱり閉じ込められてたんだ……どうしてこんなことになったの? -- イヴェール 2011-12-29 (木) 00:57:49
      • わかりません…。けれどわたしのログにはいくつかの名前とアドレスが残されています。
        もちろん、その中にイヴェールさんも。閉じ込められた理由はわかりませんが、でも……知り合いかもしれない方とまた再び会えて…とても嬉しくてわたし…(カップに顔を埋めて肩を揺らす)
        -- ???? 2011-12-29 (木) 01:05:31
      • うーん……(じぃっと少女の顔を覗き込む。琥珀の瞳、小柄な身体、可愛いおでこ……そんな知り合いは一人しかいないが、似てるとも言いがたい。次の発言はほとんど鎌掛けのようなものだ)
        ……ユン・グーちゃん、だったり……?いや、まさかね。たしかに最近、連絡取れないけど……
        あぁっ、泣かないで!(慌てて駆け寄って)辛かったね、もう寂しい思いはさせないから。私が、いるから。(そういって頭を撫でた) -- イヴェール 2011-12-29 (木) 01:17:36
      • ユン・グー……いいえ、そのような方のアドレスはありません。しかし失ってしまった記録の中にはもしかしたらその名前があったのかもしれない…
        イヴェールさん……あなたがずっとこちらにいらしたらよいのに…。この場所で一人残されていた間の事は今もとても思い出したくない…(イヴェールの手を両手で取って大事そうに抱える)
        -- ???? 2011-12-29 (木) 01:30:15
      • そっか、そうだよね……じゃあ、頑張って思い出さなきゃね。私も出来る限りお手伝いするよ。でも、そのあいだずっと「あなた」って呼ぶのはなんか他人行儀だよね。仮の名前とかつけなきゃ。何がいい?
        (彼女の吹けば飛んでしまいそうなか弱さにずきんと胸の辺りが痛む。出来ることなら彼女の言うとおり、ずっとここにいたいぐらいだった)
        ……私もずっといたい。ここでずっと、お話相手になってあげたいよ。(すっ、と少女の頬にもう片方の手を差し入れ、撫でる)でも、それはできない……だから、出来る限りならここにいるよ。私でいいなら、時間が許す限り。 -- イヴェール 2011-12-29 (木) 01:36:59
      • 仮の名前……いえ、名前はわたしには恐らくひとつのもの。忘れてしまいまっても上書きをしてしまうことはできません……
        けどこの場だけの呼び名としてでしたら……イヴェールさんにお任せします。だってずっといたいと仰って下さったんですもの。不可能なことでもそれだけでわたしは…嬉しい…(瞳をうるうるさせてイヴェールを見詰める)
        -- ???? 2011-12-29 (木) 01:55:06
      • 勿論。思い出したらそっちの名前を使ってくれたらいいんだよ。あくまで此処だけの名前。そうね……レギーナ、レギーナちゃんなんてどうかな。お姫様って意味なんだけど。まるで囚われのお姫様みたいだから……
        (潤んだ瞳で見つめられれば、例え同性でもドキッと胸を高鳴らせてしまう。それほど少女は美しかった)もう寂しがらせたりしないから。一緒にいようね……(ぎゅう、と華奢な体を抱きしめた) -- イヴェール 2011-12-29 (木) 02:05:34
      • はい……、ではレギーナと。レギーナはイヴェールと会えて今とても幸せです…(抱き合う形になり、ふわりと髪先が触れる。体重などないかの様に軽いが、体感型ならの感覚だ。)
        (抱き合っていると、突然辺りが振動をし始める。揺れは徐々に大きくなりテーブルのカップをカタカタと、少女の足枷をガタガタ鳴らした。少女はその間にイヴェールから身を離している。)
        ……(地震が落ち着くのを待ってから口を開く)……また、少し活発になってきたみたい。きっと食べ物を探しているのね。
        -- 2011-12-29 (木) 02:28:22
      • うん、私もレギーナちゃんと会えてよかった。あの手紙には本当、感謝しなきゃね(貯めていた給料を叩いて良いHMDを買ったので、その脆さが痛いほどに分かる。余計に保護欲が強まった)
        ……!?(突然起きた振動に身を強張らせて、じっと様子を窺う。レギーナの身になにか起きたのであろうかなどと色々思索して)
        ……何かこの近くに、いるの? -- イヴェール 2011-12-29 (木) 02:37:25
      • わかりません……けど感じることがあります。わたしは何時か殺されてしまうと…
        あの揺れは大きな敵意、わたしをここに繋ぎとめているものにほかなりません。恐ろしい……(自分の身体を抱いて)
        イヴェールさま、せっかくですが…いまは長居は無用です。今日はお帰りになられてください……何とも危険な存在が近くにいるのですから
        -- 2011-12-29 (木) 02:58:15
      • えぇっ、やだよ、そんなのやだ!そんな事言わないで!(珍しく声を荒らげる)
        そっか、きっとすごいモンスターがいるんだね……(そう考えると、やはりあのメールは運営のものなのかもしれない。つまり、手の込んだイベントということだ)
        えっ、でも……レギーナちゃんをほっとけないよ。寧ろレギーナちゃんのほうが危ないじゃない…… -- イヴェール 2011-12-29 (木) 03:03:19
      • モンスターと言うよりは……。いいえ、わたしはいいんです。
        イヴェールさまの他の方にもお伝えしたのですが、被害者がわたしだけですむのであれば、それで幸いなのです。
        誰にも傷ついて欲しくはありません。とても寂しいことですが、それが定めならば……。(優しく笑いかけて)
        -- 2011-12-29 (木) 03:17:14
      • ……?(言い淀む様子に怪訝そうな顔をして)何? よくないよ……!さっき一緒にいようねって約束したばかりじゃない!
        駄目だよ……自分一人で抱え込もうとしないで……?友だちになったばっかりの子がそんなふうになるのやだよ……(こうなればテコを使っても動かない。説得して帰すのは難しそうだ)
        //めんどくさいこでごめんね! -- イヴェール 2011-12-29 (木) 03:22:52
      • う……ええー!?(想定以上のイヴェールの思い入れ方に思わず声をあげる)
        冗談ではなくて本当に危ないんですよ。特にこの状態では未帰還者が増えるだけで…………(困った様な表情をイヴェールに向ける。)
        (そして少し迷った後、イヴェールに向かって強制転送を発動する。ポータルでの転送と同じ要領でイヴェールをエリア移動前の元の場所に転送させるものだ)
        ご、ごめんなさい……またね…(手を振って見送る)
        -- 2011-12-29 (木) 03:35:14
      • //ふふふ、対応するまでよ! -- 2011-12-29 (木) 03:41:21
      • えっ、未帰還者……?(彼女は勘違いしていた。これは運営のイベントであり、死んでもデスペナルティを受けるだけだと。それならば、彼女になりきってロールプレイできると踏んだのだ)
        (だが、思わぬ単語が現れた。動揺が表情に現れたところで)わ、わわっ!?(そして光の粒子となって消えた)

        (飛んだのは街のポータル。唖然としてそのゲートを暫く見つめていたが、やがてホームに戻ってからログアウトした)
        (……、私もついに足を踏み込んじゃったか。という思いと共に) -- イヴェール 2011-12-29 (木) 03:43:05
      • //ありがたい……それじゃ長々と居座っちゃってごめんね!楽しかったです、おやすみなさいー -- 2011-12-29 (木) 03:43:43
      • やりすぎちゃったかな……でもしょうがないよね。全部、あの子が悪いんだから……
        (再び振動しはじめた天井を見る。慣れた様な仕草でベットに寝るとすぐに寝息をたて始めてしまった。)
        -- 2011-12-29 (木) 03:50:27
      • //本筋に絡むきっかけ?になれたならいいんだけど…。そうか…全体的にまだまだなんだよね。おやすみなさいまし!--
  • --
  • ふむ、ここか…?(罠のつもりでやってきたので、装備満載で転送門を降り立つ黒いの)
    人気はないな…やはり罠か…?
    (//メールありがとうございます!こっちで良かったんでしょうかー?) -- トラヴィス 2011-12-27 (火) 22:12:21
    • (転送門からカーペットが敷かれて小屋に続く。小屋は見るに場違いなもので、辺りの褐色に対して白塗りでそれにレンガ作りである。)
      (絵に描いた様な装飾に彩られた内装の部屋、その窓からトラヴィスに向かって手を振る女の子の姿がある)
      (どうやらはしゃいだ様子でおいでおいでをしている。
      //わぁい!) -- ???? 2011-12-27 (火) 22:41:39
      • なんだ…?このエリアは…観光エリア…?(それにしても敷かれたカーペットといい、あの小屋といい、相当に場違いだ)
        それに、こんなエリアは…(長くGLOをやっているが、観光エリアとしても聞いた事がない)
        (みれば、おいでおいでをする少女の姿)行くか…(これは罠で、小屋の中には数人のPKが屯してるかも知れない、少女もその仲間かも…一抹の不安を抱きながらも、小屋へと歩をすすめる) -- トラヴィス 2011-12-27 (火) 22:50:48
      • ……?なんでしょうかここは…?(トラヴィスに一歩遅れてエリアにたどり着く伊吹)
        (明らかに通常のエリアとは場違いな空間に戸惑う。なんだこの空間は?もしやあのスパムは新手の非公式サービスの宣伝か?)// -- 伊吹 2011-12-27 (火) 23:00:39
      • (トラヴィスが近付けば待ちきれないといった様子で、自ら小屋の扉を開き忙しそうに伊吹にも目を向ける)
        来て下さってありがとう!ここは暗くて陰湿でじめじめしていて不安だったのです。目覚めてからずっと一人で……
        勿論、メールを読まれてきたんですね。何人かにお出ししてトラヴィス様と伊吹様が来られた、歓迎いたします!(にこにこして二人を家の中に招こうとする。)
        -- ???? 2011-12-27 (火) 23:27:08
      • (あたりをきょろきょろと見回し、気づけば、幾度か死地で見かけた頼もしい姿を見つける)
        あ、トラヴィスさん!……と?(そのトラヴィスを扉を開き招く少女に気づく)
        (どうやら少女はこちらにも気付き、歓迎の意を示し嬉しそうにしているが…)警戒は、忘れないようにしませんとね…
        ……お招き頂きありがとうございます(家に近づきぺこり、と礼をしながらも、拳を確かめるように握り直し、招きに応じた) -- 伊吹 2011-12-27 (火) 23:36:19
      • ぬ…?君は、確か、伊吹君ではないか。何故またこんな所へ?
        お招きいただき、感謝する…率直にお伺いするが…罠ではないのかね?
        (場を走る、HMD越しでも悪寒が走るような威圧感、これが、混沌の混沌たる所以なのかも知れない) -- トラヴィス 2011-12-27 (火) 23:46:41
      • 罠だなんて……わたしはお二人とお友達になりたくって、それでメールを送りました!(屈託のない笑顔で二人に言う)
        わたしの置かれた立場をご理解いただければ、きっと親身なお言葉をいただけると思いますの。
        ああ、どこからわたしのお話しをしたものか。さ、取りあえず中へ……。
        (ジャラリと金属の音が響く、二人を招く女の子の足には足枷がはめられている。子供部屋の様な内装には不釣合いなものである)
        さあ、トラヴィス様に伊吹さま。ご遠慮なくなさって(おままごとをする様な声色で、ポットを手に傾けてカップにお茶を注ぐ仕草。差し出されたカップは空だ。)
        -- ???? 2011-12-27 (火) 23:57:45
      • ああ、私は、スパムを受け取って、一応様子を見に…(と、答えを紡ぐ間にぞくり、と周囲の空気が刹那、緊張する。トラヴィスが意を発したのだ)
        (だがそれをそよ風のように受け流し笑顔を見せる少女)友達…ですか、まあ、それ自体は一向に構いませんが…(やはり、普通ではない)
        (部屋に招かれ、音で気づいた鎖に一瞬眉をしかめたが、すぐに冷静になり、勧められた椅子へ座る)
        ああ、これはどうも、お構いなく…(と普通に対応しようとしたが…そのカップは空だ。これは…)
        ……ああ、これは美味しい紅茶ですね。良い葉を使ってますね?(一瞬の思考の後、空のカップを口元にやり、笑顔を見せ、言った。営業スマイルならリアルでお手のものだ) -- 伊吹 2011-12-28 (水) 00:07:52
      • 君もか?俺も同じようなメールを受け取って、様子を見に来たところだ。
        そうか…それは失礼をした。非礼をお詫びする。(ぺこりと頭をさげる)
        友達に?ああ、私も一向に構わないが…(子供部屋のような小屋の中に招かれると、足かせが目に入る、不釣り合いだ、そもそも足かせのアクセサリなどあっただろうか?)
        (成すがまま、進められた椅子に座り、差し出されるカップ、中身は空だ)これ…は…あ、ああ、確かに美味い紅茶だ。(伊吹に話を合わせる、それが最善だろう) -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 00:19:33
      • ああ、良かった。飲んでくださって。
        (満足げに二人を見遣って、お団子もありますよ。そう口にして黒い塊を差し出す)
        (泥団子らしい。泥の体から小石が顔を覗かせている。何より土の中にノイズが混じっている。)
        ……これは、このお団子はこのエリアの上で作ったものなんです。誰か来た時に喜んでほしかったけど……わたしのPCスキルじゃ、こんなのしかアイテムを作り出せなくって…
        (今にも泣きそうな表情で身を震わせる。顔を両手で覆って声には嗚咽が交じる)
        -- ???? 2011-12-28 (水) 00:31:51
      • やあ、これも美味しそうなお団子ですね、和洋折衷のおもてなし痛み入ります(と営業スマイルを崩さないまま言うが)
        ですが申し訳ありませんがお腹がいっぱいでして、このお茶で充分です(警戒を忘れていいない伊吹はノイズを見逃さない。これは…当たり、か)
        (と泣き出した少女に内心身構えつつも)いやいやいや!私もお料理殆どできませんで!
        チョコイベントの時にチョコと言う名の炭作っちゃったりもしまして!(とどこか親近感を少女に覚えてしまう) -- 伊吹 2011-12-28 (水) 00:48:44
      • いや、こう言うのは気持ちだからな。ありがたく頂こう。(HMDの向こうでトレースシステムで無かったことを心底嬉しく思う。泥団子、食べれば何かバッドステータスがあるかも知れないが、一応食べ物だ、食べ物にカテゴライズされている。うん)
        (だが食べてみると、やはりと言うか、泥の味がした。しかもノイズ混じりだ、何だろう、やはり違和感、ノイズ混じりの泥団子…このエリアで作ったと言ったか?ではここもバグに犯されているエリア?)
        (なんとか飲み込み)げほっ…し、失礼…… -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 00:56:43
      • そうですよね……こんな黒くては美味しくいただけるはずありません。(『土団子』と表示されるアイテムを悲しそうに見詰める)
        そうなんですか、でも伊吹さまがお作りになった墨ならわたし全部食べたいです。
        (健気そうな笑顔、すぐに驚きに変わる)…あらまあ…!トラヴィスさまがお食べに…!……おいしいですか?(困った様な顔で)
        …お二人はとっても親切で、だからお話しします。実はわたしはこの場所に閉じ込められているんです。
        お二人は未帰還者という方をごぞんじですか。(特に伊吹の方をじっと見据えて)……じつはわたしがそうなんです。どこにも帰れずに、ここにずっと…。
        (言い終わるやいなや、小屋の外で地鳴りのごとく地響きが起こる。地震が起こるように小屋も揺れる。)……これも全部、あの怪物のせいで。
        -- ???? 2011-12-28 (水) 01:10:09
      • (トラヴィスが泥団子を頬張ったのを見て、びくっ、と驚く。ご、豪胆な…!流石混沌、などと思いつつも)
        (だんだん分かってきた、この少女には悪意はなさそうだ、罠を仕掛けるならこんなままごと遊びではなく…いくらでもやり用はある)
        ええ…よく、知ってますよ。とても良く…。(少女の視線を受け、答える。それと同時に、何も分からないに等しくはあるが)
        …え!?(貴方が、と続けようとした言葉を振動が邪魔をする)(一気に警戒レベルを引き上げ、椅子から立ち、少女に問う)
        ……どういうことですか?詳しく、お聞かせください(と建物の外を見据え) -- 伊吹 2011-12-28 (水) 01:20:49
      • ああ、大丈夫だ…美味…い…(ごほっと咳き込みながらも、出された泥団子を完食する)
        ずっと閉じ込められている…?君が、未帰還者…?(本当に未帰還者なのだろうか?閉じ込められているというのは、誰に?質問は尽きることなく湧いてくる)
        (突如、鳴り響く地響き、兎に角、本当に未帰還者なら、何か情報を聞き出せるかも知れない)詳しく、お聞かせ願おう…。 -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 01:27:09
      • (伊吹とトラヴィスの言葉に肯いて、揺れが収まり落ち着いたところで話を続ける)
        はい、『Σ 苦痛生みし最果ての 廃墟郡 』と言うエリアでわたしはPKにあって、それから気が付いた時にはここで足を鎖に繋がれた状態で目を覚ましたのです。
        なんどもログアウトを試みたのですが…失敗してしまって。それにまるで自身のアバターと一つになってしまった様なんです。
        まるで自分がここに本当に存在しているような……(恐ろしそうに身体を抱きしめて)
        ……今この瞬間もあのPKが存在していると思うと恐ろしくて恐ろしくて
        -- ???? 2011-12-28 (水) 01:36:16
      • …そういうことですか……(失礼、と近づき鎖を近くで見やる。確かに通常のアクセサリではなさそうだ。これでは破壊もままならないだろう)
        私も、ログアウトが出来ない、という状況には心当たりがあります(そしてトラヴィスもそのはずだ、とちらりと視線を送り)
        アバターとの同一化…?そのケースは初めて聞きました…。未帰還者は…(彼女は、では、まだここに居るのか?と思いを馳せ)
        …そのPKの特徴は、覚えていますか?…大丈夫、恐れなくてもいいんですよ(と営業スマイルではない笑顔を向け、口調を優しげに)
        (十中八九当たり、だ。自分だけならどうなってしまうか分からないが、トラヴィスも居る。仮に、ここにそのPKが来たとして、今すぐ絶対の危機にはならないだろう) -- 伊吹 2011-12-28 (水) 01:46:23
      • (Σ 苦痛生みし最果ての 廃墟郡…確か、BBSで噂になっているバグエリアだ)
        (だとするとこの娘の話は存外、嘘ではないのかも知れない)成程…概ね、理解した…(ログアウトできない、と言うのは一度経験したことがある。伊吹の視線に、軽く頷き)
        (自身とアバターが一体化したような感覚、噂で聞く未帰還者に似通ったような事例だ。それに、自分もアバターの痛みのようなものを共有することもあった。最早、噂ではないのだろう。これは)
        そうだな、取りあえず、そのPKの特徴を教えてくれ。大丈夫だ、出来うる限り、力になろう。
        (罠かと思ったが、まさか当たりとはな…だが、もし、そのPKがバグに犯されたものだとしたら…あり得る、十分に) -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 01:56:34
      • 鎖は詳しく調べられるのであればチートによって作られたものである事が分かるだろう。時折テクスチャが揺れて、触る事も危険な様に見える。
        やっぱり……自信があることではなかったんですが、どうやら思い違いはしてなかったんですね。(ほっと胸を撫で下ろす)
        もちろんお話しします。お二人はようやく出会えた友人で、わたしみたいにPKされては欲しくないですから。
        ……あの化け物は二つの角をはやした白鬼のような見た目で、瞳はわたしと同じなのですが白目が色黒く、とてもおぞましい黒い煙を連れています。
        ジョブもスキルも分からないですが……恐ろしい化け物を楔に繋いで飼っています。(不安げに二人の様子を伺って)……参考になれたでしょうか。
        -- ???? 2011-12-28 (水) 02:11:04
      • ……ええ、とても参考になりました(少女の不安を払うかのように強く頷く)
        (決まりだ、以前戦ったバグPCも全てを飲み込むような闇を背負っていた、そして)
        (改めて鎖を見れば、バグPCと同じようにテクスチャの崩れ。これをそのPKが何らかの方法で少女につけたのであれば…)
        (自分に鑑定スキルが無いことを少し悔しく思う。ジョウならこの鎖を解析し、何かしらの対抗策を思いつくかもしれないが)
        ひとつだけ、気になることが。……楔に繋いだ化け物、とは? -- 伊吹 2011-12-28 (水) 02:23:21
      • やはり…この鎖は、既存のアクセサリではなかったか…(チートか、バグによって作られたものか…どちらにせよ触るのは危険だろう)
        ああ、思い違いではない…俺達も君と同じような症状に…一時的だが陥ったことがある…
        角に、白鬼のような外見に、黒い煙…その煙…泡のような物ではなかったか?(だとすると十中八九ビンゴだ、バグに犯されたプレイヤーにPKされたと見て、まず間違いない)
        恐ろしい化物を楔に繋いで飼っている…?その化物は、どんな形だったか、分からないかね?(ビオラの例がある、独特な外見だったら、恐らくはイリーガルモンスター、未帰還者に成ったのもうなずける) -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 02:29:12
      • はい……(伊吹のトラヴィスの反応を見て力になれたようだと思ったのか表情も綻ぶ)
        泡の様かまでは……でも纏わり付くような存在感があって、わたしにはとても近付いては危ないものだと感じました。
        先ほどの揺れ、ばけものが起こしたものに違いありません。あれは巨大な赤くてくろっぽい鉄の塊の様な……。
        ごめんなさいそれ以上……詳しくはわからないです、ただわたしには生き物のように見えたということです。
        (会話をしている間にも振動が起こって、並べられたカップがかちかちと揺れる。)
        -- ???? 2011-12-28 (水) 02:40:58
      • 纏わりつくような存在感、か…(ガルベイドと、ユン・グーはまさにそんな感じだった。黒い煙…やはりバグPCにキルされると未帰還者になるという噂は本当だったようだ)
        巨大な赤黒い鉄の塊…か(ビオラの時は確か、不気味な仮面に杖と大鎌を持った姿だった。だがやはり、聞く限りでは、そのようなモンスターも聞いたことがない)
        いや、いいんだ…キルされたときの感覚が曖昧なのも未帰還者の特徴だ…それだけの情報でも、有益なものだよ。感謝する。(だが生物のよう、やはりイリーガルモンスターを連れたバグPCか…) -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 02:51:19
      • (よかった、少しは元気づけられたようだ、と思うとまたもや振動。大地をこれ程までに揺るがす化け物とは…)
        いいんですよ、無理はしないで。それ以上は……私達の仕事です(胸を張り、頼もしく見えるよう不敵な笑みを浮かべて見せる)
        (どうだろう?上手くできているだろうか?トラヴィスの頼もしさの半分もあればいいのだけれど)
        …とは言っても、今日は軽い調査のつもりでここに来たので、ちょっと準備が整ってません。それに…(自分に対抗できるのだろうか?と迷う)
        リヴェル様や、デュランダルさんの力が必要になるかもしれません。そういえば…トラヴィスさんも、あの時光が照らしたように見えましたが…?(とトラヴィスの槍を見やり) -- 伊吹 2011-12-28 (水) 02:53:38
      • ああ、そうだ。そこからは、俺達の仕事だ。(どんと胸を叩く、大丈夫だ、とでも言うかのように)
        そうだな、俺も罠かと思ってここに来たものだから、バグが起こると、流石に対処に困るな…(それは、正直な感想であった、今の自分にはバグを浄化する能力がない…そのことを恨めしく思った)
        ああ、あの二人の能力が必要かも知れん…俺の槍は…あの時たしかに光が通ったはずなんだが…未だに何の効果もないんだ…無力で済まない… -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 03:03:46
      • えっと…
        どうか、『Σ 苦痛生みし最果ての 廃墟郡』にはくれぐれも近付かないように、お二人のお友達にも教えてあげてくださいね?
        (二人の様子を伺う彼女であるが、どうやらとても不安定な状態にあるらしい。アバターにノイズが走る)…ああ、また。
        こんな状況でなければ……もっとお役にたてるところなの……です……ガ……。(どうやらゆれとノイズが同期しているらしい、強い影響を受けている。)
        -- ???? 2011-12-28 (水) 03:07:05
      • (申し訳なさげに言うトラヴィスに、笑みを送り)いいえ、そんなことはありません。あの場の他の誰でもなく、
        光はあの二人と、トラヴィスさんを照らしたんです、そこにきっと意味はあるはずです(そう、自分ではなくこの雄大な力強さを感じさせる男を)
        分かりました…、どちらにしろ報告はしようと思っていますし、ご心配なさらず(すると少女の輪郭が崩れ、その可憐なアバターが歪められていく)
        …っ!大丈夫ですか!?気をしっかり持って!(駆け寄るが、触れることはできない。悔しさが胸に広がる) -- 伊吹 2011-12-28 (水) 03:13:25
      • ああ、承知した。そのエリアには近づかないよう、知り合いには警告しておこう。
        (揺れに同期するように、少女にノイズが走る、やはりバグの影響を深刻に受けているようだ)大丈夫か!?(思わず肩をつかむ、危険なのは承知のうえだ。)
        今は…残念ながら打開策がない…兎に角安定するまで、ゆっくり休んでくれ。と言ってもここでは満足に休めないかも知れないが…
        ああ、そうだな…自分もあの光に選ばれた…そこに意味があると信じよう。 -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 03:19:39
      • (まだ幼さの残る声が割れて、言葉にならないがノイズの中にある表情は「心配ないと」語っている様である)
        (トラヴィスが肩を掴めばよりノイズが激しくなり、触られた手を弾いてしまう)
        ……どう……か……むりは……しない……で……。
        ……(声を振り絞ると、もう声は出せない様である)
        -- ???? 2011-12-28 (水) 03:28:15
      • (迷わず肩を抱いたトラヴィスに、これが自分とこの男の差か、と暗い思いを抱くも)
        今は…何もしてあげられることはなさそうですね…(と最早その美しい姿形は跡形もなくなってしまった姿を見て)
        また…来ます。貴方から頂いた情報、無駄にはしません(少女へと深くお辞儀し、礼を送った) -- 伊吹 2011-12-28 (水) 03:33:36
      • (思わず肩をつかんだが、それはノイズをより酷くしてしまったようだ、弾かれる手、自分の無力さを痛感する)
        ああ、大丈夫だ…無理はしない…だから君も、無理はするな…いいね?
        俺も近いうちにまた来よう。今度はちゃんとした紅茶とお菓子を持って、こう見えても趣味で調理スキルは上げているんだ。皆には内緒だがね。
        それでは、貴重な情報、本当にありがとう。くれぐれも無理はしてはいけないよ。 -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 03:38:44
      • (尾を引く思いながらも、少女に背を向け、帰途へつく)
        …トラヴィスさんが、料理上手いなんて、意外です(と楽しそうに笑って)人は見かけによらないというか…
        あの子が美味しい料理作れるようになるためにも…料理スキル練習できるようにするためにも…頑張りましょう
        (と言って、右拳をトラヴィスに差し出した) -- 伊吹 2011-12-28 (水) 03:46:15
      • ……(こくこくと肯いて手を揺らす。)
        ……ぁ………ぉ………(何事か話をしているようだが、口パクになってしまっている。口を手で覆う。)
        ……また、
        何時でも来られて……下さいね。わたしはひとりで待っています
        (揺れが収まる、二人を見送るように頭をぺこりと下げる)
        -- ???? 2011-12-28 (水) 03:47:08
      • ハハハ、意外かね?そうだろうな、普段は「混沌」で通しているからな。このことはくれぐれも内密にしてくれたまえ、伊吹君。
        応とも、共に頑張ろう、あの子が、元の世界に戻れるようにするためにも(差し出された拳に、拳を合わせる)
        ああ、ひとりで寂しいだろうが、待っていてくれ…いつか必ず、打開策を持ってくる…。
        (//遅くまで本当にすみません…レスも遅れてしまって申し訳ないです…お付き合いいただき本当にありがとうございました。(土下座)) -- トラヴィス 2011-12-28 (水) 03:55:29
      • (背後の少女の礼に気づき、肩越しに笑顔を見せ手を振って)
        そうですね…それじゃ口止め料に私もトラヴィスさんのお菓子頂きますか。
        あの子の分まで食べちゃわないようにしませんと(と軽口を叩きつつもその目は鋭く)
        (トラヴィスと共に転送門へと帰還した)
        (//こちらもありでした!うひゃーゆるふわうぇーぶかわいい!) -- 伊吹 2011-12-28 (水) 04:02:41
      • //来て下さって嬉しかったからいいんだ -- 名簿/469138? 2011-12-28 (水) 20:29:05
  • zzz -- ???? 2011-12-25 (日) 23:27:42
  • zzz -- ???? 2011-12-27 (火) 01:44:07
  • ……zzz -- ???? 2011-12-27 (火) 03:45:42
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  • ↓<<<廃墟郡のログ>>>
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  • 空が明けていく…… -- 2012-01-05 (木) 01:04:48
    • (空はひたすらに白い。)
      (天を仰ぐように両手を伸ばしてくるりと一回転する。)
      -- 2012-01-05 (木) 01:10:41
      • エリア情報を書き換えた・・・?(晴れ渡った空を見上げるサングラス。少女に視線を戻した)
        さあ、話してもらうぞ。 -- デュランダル 2012-01-05 (木) 01:20:18
      • 勿論、お話ししますとも!(ゆっくりと手を下して、ふう、と一息)
        わたしとデュランダル、あなたは言わば同じ…まあ似た目的を持ってここにいる。いわば同士の様なものです。
        仲間です!(言い直して、手をぱちんと叩く)
        ……むかし、ある所に何もかもの現実から拒絶されて、独り悲しみに暮れる女の子がいました。
        父親も母親も自分達の口争いばかり、それも女の子を利用して自分の間違いを認めようとしないための言い訳に。
        友達はといえばある事件を境にして、彼女とは会わなくなってしまいます。
        彼女は悪者によって誘拐されてしまったのです。一応はすぐ助かりましたが、悪者は捕まらず、悪者は誰にも退治されることはなく。
        また、町内のどこかで彼女をつけ回しているとの噂です。目的は今度は、彼女の友達を誘拐の的にしようとして。
        まあ、根も葉もないでっちあげに過ぎないのですが、その噂のために仲の良い友達は彼女と遊ばなくなり、両親も彼女を世間と隔離するようになりました。
        何処にも羽ばたけない可哀想なゆずちゃん。出来る事は想いを募らせることばかり。枕を濡らして泣いても誰もその理由に気付けません……。
        ある日、そんな可哀想な彼女の肩をある女の子が叩きます。(両手を軽く振ってにこり)…ま、わたしです。
        ……わたしは彼女の全てを知り、嘆きました。どうして人はこんなにも理解し合えないのか……。そしてどうしてこんなに小さな本当に弱い心を野ざらしにするというのか……。
        その想いは日を跨ぐごとに増していきました。そして何年も月日は経って……。
        (咳払い)
        子供のときから月日が経つと、ある種の存在の希薄な友達というのは記憶から、抹消されてしまうものです。わたしもその限りではなく……
        しかしです、ユズがユン・グーと言う名前でGLOと言う世界に繋がった時、わたしは再び彼女を発見し、彼女もまたわたしを見つけたのです。
        彼女がわたしを覗き込んだ時、わたしは彼女の変化に戸惑いましたが、根本ではやはり想いは変わらず邂逅したのですよ。
        そして……今度は、この、今のありさまです。全く、とんでもない!
        ユズのアバターはウィルスに感染して貴方によって一旦は助けられた!しかしウィルスは消えてはいなかった!何故!?
        ……そしてこの場所で!このエリアで!!(頭を抱えて震える、音声は引き攣りギリと歯軋りがされる。)
        何故、このエリアがあの様なイリーガルを生み出したのか!貴方に想像出来ますか!?
        …わたしは全部見ていた!
        -- 2012-01-05 (木) 01:54:06
      • ・・・・。(謎の少女の口から語られるゆずの半生。雑誌の表紙からは想像できないような寂しいものだった)
        (しかし本人以上にゆずのことをよく知るこの少女への不信感はますます強まっていく)
        俺が知る吉川ゆずはGLOでのユン・グーという側面でしかない。何が起こったのか見当も付かない。
        ・・・・。この場所で?まさか、あのPKは。(ハッと気がついた。巨大な鉄球。銀色の髪、金色の瞳。大きく外見は変わっていたが、諸所の特徴はユン・グーそのものだった)
        (まじまじと眼前の少女を見る。その特徴を目の前の少女も揃えている。再び衝撃が走った)
        ユン、なのか?あのPKも、お前も! -- デュランダル 2012-01-05 (木) 02:15:19
      • そうでしょう、そうでしょう。(肯いて肩を竦める姿には少しばかり軽蔑の色が交じる。ユン・グーに似ている様で、全く似ていない表情の動き。)
        わたしもあの化け物もユン・グーのアバターをコピーして複製されています。
        まあ……どちらもユン・グーであるとは確実な形では言えないですけどね。受け皿が似ていても、精神別物なのですから。
        それも、片方は中身は空っぽ。それも貴方の。デュランダルの一部を劣化コピーしてしまったせいでおばかに暴れて。
        …この腕輪がその寄り代、データの断片です。(腕輪を見せる、渡さずに大事そうに抱えるとすぐに隠してしまう)
        で、ご納得いただけたならたのみごとなんですけれど。わたしと一緒にゆずちゃんを救って頂けませんか?
        わたしも長く隔離されていたので、貴方が吉川ゆずを知っている理由については見当もつかないですが。
        -- 2012-01-05 (木) 02:30:15
      • 俺の・・・所為だったのか。(忌々しげに拳を握り締める。あの時迂闊に放ったデータドレインがこんな事態を生み出すとは考えても見なかった)
        頼む必要は無い。俺が引き起こした事だ、俺がケリをつける。もう誰も未帰還者にはさせない。(ゆずを知っている訳を尋ねられると思い出すように視線を上げた)
        故あってリアルで対面した。それだけの事だ。教えてくれ、どうすればゆずを、ユン・グーを救える。 -- デュランダル 2012-01-05 (木) 02:43:43
      • リアルで━━(その言葉を飲み込むと、瞳の奥に一瞬の淀みが浮かぶ。)
        まあ良いでしょう。せっかくですし、教えて差し上げましょうか。
        吉川ゆずを、この悲劇の連鎖から救う方法、それは……━━ 
        (━━軋む音。眼前の、少女の、背中の方からだ。)
         
        http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076373.jpg 
        黒い泡がぽつぽつと出現を始める。宙の空間が割れる。隙間から何かがデュランダルを見ている。-- 2012-01-05 (木) 02:50:15
      • (少女の言葉の続きを待っていたそのとき、不気味な泡と共に空間が割れた)
        (その亀裂の奥から覗き込んでくる巨大な瞳と目が合った瞬間、考える前に体が動いた)
        (少女を庇うように前に出ると、拳銃を抜き放ち割れた空間の奥へ撃ち込んだ) -- デュランダル 2012-01-05 (木) 03:01:24
      • (自らを庇い、割れた空間に意を向けるデュランダルの耳元で囁く)
        「やはり、……した」
        (尋常ではない力でデュランダルを突き飛ばす、その手には腕輪が握られている。)
        http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst076374.jpg 
        (にたりと口を歪めた)
        話しを続けましょう!ゆずを救う方法の話しです。
        わたしは深い眠りの中で彼女の本心を知りました。彼女はわたしの心をノックして、自らの消滅を願ったのです。
        吉川ゆずをこの世界でDeleteします。それが孤独からの唯一の救いです。
        -- 2012-01-05 (木) 03:16:16
      • ぐあっ!(庇おうとした少女から突き飛ばされ、その異常な力に呻く。瓦礫を舞わせて踏みとどまり、邪悪な笑顔を見た)
        デリートだと・・・!ユン・グーの精神は、心はこの世界にある。それを消してどうする、そんな事をすれば吉川ゆずはどうなる!
        貴様は、貴様は一体誰なんだ!(懐から銃を抜き、びたりと構えた) -- デュランダル 2012-01-05 (木) 19:09:05
      • だから、全部、Deleteするですよ!苦痛も寂しさも心が存在何かしているから!!そんなものが!そんなものが!
        (頭を抱えて苦しそうに呻き、そっと顔を上げる)……Delete!
        Delete!Delete!Delete!(両の手を真っ白の空に這わせて、自重に委ねて自ら背中から倒れる。背後は断崖だ。)
        (断崖下のテクスチャが割れてメッシュが壊れる。脆く崩れ行く硝子細工と化したデータと共に闇の中に落ちていく。)
        ……自己紹介は不要でしょう。その時はわたしも一緒に消えます。
        ……。
        そして、ここから先はオママゴトではない。痛みに耐えられないのならば、帰りなさい……
        (闇の中に沈んで姿をくらます。闇は何処までも深く続いている。)
        -- 2012-01-05 (木) 20:37:23
      • (狂気に包まれながら叫ぶ少女が背中から奈落に落ちていく。駆け寄って覗き込むと淵の中からこちらを呼ぶ声)
        俺は約束を果たす。(病室で握った白い手を思い浮かべながら、闇の淵へと身を躍らせた) -- デュランダル 2012-01-05 (木) 20:55:50
      • 全てのデータが塗り替えられた闇の中ではHMDの液晶も、コントローラーすらも意味をなさない。
        しかし、何かデュランダルを、もしくは内海誠を闇は受け入れている。誘う様に小さな羽根がふわりと浮かび、デュランダルを導くものだ。
        -- 2012-01-05 (木) 21:19:44
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  • (薄暗いエリアに白亜のPCが舞い降りる)
    (着地した羽根のエフェクトを歩き割りながら、サングラスの視線をぐるりと回す)
    ここか・・・。 -- デュランダル 2012-01-03 (火) 22:36:06
    • 薄暗い廃墟郡であるが、周囲は穴だらけで、建造物はすでにほぼ破壊されて瓦礫の体を成している
      血溜まりがそこらに存在し、遺品かどうか━━放置され消耗された武器が辺りを転がる。この場で、何らかの大量PKが行われたのは疑いようもないだろう。
      息が詰まるような風も無い空間が広がる。天もなく、星も月も雲すらも無い。
      -- 2012-01-03 (火) 23:42:46
      • ・・・・。(惨劇の後を見渡して、PKの戦力の分析を測る)
        バルディッシュ…いや、ヘヴィーウェポンか?(残された遺品の一つを手に取り、瓦礫に突き立てる)
        何処にいる。(ゆっくり立ち上がると薄暗い空間を歩いていく) -- デュランダル 2012-01-03 (火) 23:53:48
      • 終末、終焉……そんな言葉が似合う廃墟群。その廃墟の1つが突如爆散し
        中から二つの人影が飛び出してくる
        おらおら! どうした二本角! 俺はこっちだぞ! -- レイ 2012-01-03 (火) 23:49:45
  • (足元には巨大な鉄球の化け物。激震するハートブレイクに乗り上げて、瓦礫を振りまいて天高く飛び上がる。)
    (瓦礫の中には白いレンガも含まれる。重力落下を続けながら金色の瞳を動かして、レイを、そしてデュランダルを見遣る。)
    (鉄球は二人を飛び越え瓦礫の山に激突した。二人の頭上、中空で、銀色の髪が靡き鎖の一撃が振り下ろされる。)
    -- 2012-01-04 (水) 00:10:04
  • (回避に専念し、細かくステップを交えつつ、定期的に煙幕弾を銀の少女になげつけて視界を奪う)
    チッ……ジリ貧だな
    (地下の少女にはああいったが、ぶっちゃけ逃げるつもりなんて毛頭ない)
    (ここで仕留める……そう胸に誓っていた) -- レイ 2012-01-04 (水) 00:19:53
  • !(崩落した廃墟から飛び出してきた二つの人影に素早く双銃を取り出して身構える)
    レイ?(思わぬ知人に声を上げる。そしてもう一人。巨大な鉄球を操る少女のPC)
    奴がチートPKか!(鎖の一撃をサイドステップで回避ざまに空中に飛び上がる)
    (舞い散る瓦礫を足場に一気に上空に駆け上がり、銀色の少女PKに疾駆する)
    そこまでだ!(銃を構え、引き金を引こうとした時、少女の顔が目に入った) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 00:21:16
  • !? その声は……天翼の旦那か!?
    (思わぬところで思わぬ声を聞くが、今はありがたい。この上ないほど頼もしい味方だ)
    そういうこった! 単刀直入に話す! 奴が1人の少女をPKしようとしてる! だが、そんなことさせるつもりは俺は毛頭ねぇ、その前にあのPKを仕留める! 手伝ってくれ! -- レイ 2012-01-04 (水) 00:24:55
  • (煙で正確な一撃にはならないが、地面に次々と穴を開けて際限ない。
     銀の髪を広げて瓦礫と共に落ちていく。そしてデュランダルを捉える。)
    ……。
    (目線が合うが言葉は無い。片足で瓦礫を粉砕すると、そのまま粉塵の中に姿を隠した。)
    -- 2012-01-04 (水) 00:27:30
  • ・・・!(引き金を引こうとした瞬間に合った目に、既視感を覚えて指が止まる)
    (その一瞬で瓦礫の粉塵に身を隠された。思わず毒づいて空中に浮遊したまま辺りを見渡す)
    任せろ。だが奴は違法改造PCだ。危険を感じたらすぐにエリアアウトしろ。
    ジェフティ!(白亜のビットを召喚し、粉塵の中へと散らす。敵を発見すればオートで攻撃する索敵モード) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 00:34:11
  • レイが逃げる為に多用した煙幕が残留し、瓦礫と砂埃がそれに交わる。
    瓦礫の山に激突している鉄球が騒音になり、鎖の引きずる音も掻き消えてしまっている。
    そして、粉塵に黒雲が僅かに交じっている。バグによりテクスチャを塗り替えられた影響であろう。僅かだが、ノイズも生じる。
    -- 2012-01-04 (水) 00:47:53
  • 悪いが断る。今回は俺にも個人的な理由が山ほどあってな
    此処は引けない戦場なんだよ!
    (粉塵の中を走り回りながら、相手の気配を探る) -- レイ 2012-01-04 (水) 00:49:23
  • 何かが二人の間を飛び上がる……が朽ち果てた生き物の骨だ。
    そしてどうやらデュランダルの放ったジェフティの性能を関知しているらしい。決して索敵網に入らない。
    からからと小石が揺れる。
    煙幕が鉄球の巻き起こす風圧にゆられて徐々にだか確実に掻き消えていく━━
    -- 2012-01-04 (水) 01:12:05
  • くそ……何処にいやがる……!(自らの放った煙幕だけの影響なら何の問題もないが……いつのまにか混じった謎の黒煙のせいでこちらも身動きが取りづらい)
    (慎重に動いている心算ではあったが……焦りからか、自分でも気付かないうちに僅かに突出していた) -- レイ 2012-01-04 (水) 01:21:40
  • 賢しい奴だ。(ジェフティを身の回りに戻すと、360度全天に配置しなおす)
    (パニッシャーを左右に大きく広げて構えると、銃身に膨大な力が集中していく)
    レイ。(銃身の輝きがピークを迎えた頃に小さく呟く)
    伏せろ。(パニッシャーから極光の波動が打ち出され、それに続きジェフティが一斉に掃射される)
    (そのまま身体を回して周囲全てを薙ぎ払っていく。隠れようと無駄だといわんばかりの銃撃の嵐) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 01:21:59
  • !?(デュランダルの警告を耳にして、咄嗟に伏せる) -- レイ 2012-01-04 (水) 01:23:28
  • なぎ払われ退いていく瓦礫、しかし敵の姿は現れない。
    ビシリと、瓦礫が割れる。レイの足元だ。
    (鎖が突出してレイの足に絡みつき尋常ではない力で地中に引き込もうとしている。力の方向は腱を向き、つまりレイの背の斜め後ろからだ。)
    (抵抗をすれば白い手が伸びてさらに引き込みは力を増す。確実にレイだけを仕留めようとしている。)
    -- 2012-01-04 (水) 01:30:23
  • しまっ……!(気付いたときにはもう遅かった)
    (身体を伏せて、歩みをとめたほんの一瞬)
    (その一瞬で意識を完全に刈り取られ……地中に引きずり込まれながら気絶する) -- レイ 2012-01-04 (水) 01:54:19
  • 何!(土中からの攻撃。引きずりこまれるレイ。手を伸ばすも既にその姿は無く)
    くそっ・・・!(歯噛みしながら銃を構え、次の攻撃に備える) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 01:59:18
  • (気絶したレイを盾に瓦礫の山の頂からゆっくりと現れる。
     デュランダルと対峙する形を取ると、具足を鳴らして距離を近づけていく。その間にレイの腰にさがったお守りを引き千切って捨ててしまう。)
    (先ほどのデュランダルのジェフティによる一斉掃射で、無傷ではなかったらしい。具足から伸びる翼のシンボルから黒い血が滴っている。)
    (血は瓦礫の山を伝い、デュランダルの足元に流されて止まない。)
    -- 2012-01-04 (水) 02:08:24
  • ・・・・。(現れたPKにゆっくりと向き直り、レイが盾にされたと知る)
    お前の目的は何だ。なぜ此処でPKを繰り返す、答えろ。(流れる黒い血を認め、勝機を感じ取とった) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 02:15:28
  • ……(問いに明確な返事はないが、沈黙が答えになっている)
    (ジャラ、ジャラとレイを絞めていた鎖が解かれる。もう用は無いとばかりにゆっくりと、レイを手放す。
     ……無防備になった。
     ……そして、じりじりと詰め寄っている。
     出血は背中から、そして良く見れば黒ずみの中にはノイズが走る。瓦礫の溝を通り、水溜まりを作り出している。)
    -- 2012-01-04 (水) 02:26:49
  • そうか。(放り投げられたレイに帰還アイテムである転翔の羽を投げて転送させる。これでホームポイントまで戻れたはずだ)
    (無防備になった少女のPKが近寄ってくる。何を企んでいるのかはわからないが、どの距離からでも撃ち負けない自信がある)
    (手の銃を下げたまま、歩み寄るPKを映すサングラス。その目に流れ出した血に走るノイズを見た)
    お前は・・・!イリーガルか! -- デュランダル 2012-01-04 (水) 02:34:20
  • デュランダルの確信、その刹那に悲鳴が広がる━━ -- 2012-01-04 (水) 03:04:48
  • 1 
    ━━銀髪の少女を破り 
    2 
    イリーガルが、異形の存在が姿を現す。 -- 2012-01-04 (水) 03:09:27
  • (骨の翼。そう形容するのが一番近い怪物が少女から現れる)
    (デュランダルにインストールされた力が呼応する。邪なものだと。正せ、と。)
    ならば。
    (断罪の名を冠した白銀の剣銃が跳ね上がり、銃口が火を噴いた)
    俺が討つ! -- デュランダル 2012-01-04 (水) 19:23:55
  • (白銀の雨に撃ち抜かれ、しかし意ともせずに踊るように、少女の身体を捻り異形の翼が蠢く)
    (まず鎖がアンダースローでデュランダルの射撃の合間をぬって襲い掛かる。蛇の如く噛みつき肉を裂かんとする。
     翼も少女の身体から体現すれば容赦もなく、五本の骨を伸ばし次々にデュランダルを串刺しにしようとする。)
    (その間に血だと考えられていた液体は少女の足元に向かい収束を始めている。)
    -- 2012-01-04 (水) 20:34:02
  • シュッ!(空裂く鋭蹴が蛇の鎖を蹴り飛ばす。続いて襲い掛かる骨の槍をサングラスが映した)
    (側転、ダッキング、スウェーバック、上体逸らし。最小の動きでそれらを回避して跳躍する)
    (流れ出た血が再び少女のもとへと収縮しようとしている・。その血にハイプレイヤーの勘が働いた)
    爆炎弾!(拳銃から放たれた業火の弾丸が血を焼く) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 20:50:10
  • (操り人形の様に少女の体が揺れ━━もしくは、始めから操り人形でしかなかったのだろう。)
    (翼に宙吊りにされ浮かび上がる。爆炎で血と共に巻き上げられるが、それにも構わず血は人形の髪先を伝い吸収されていく。)
    (狂い踊る鎖を尻尾に、翼が徐々に大きくなりはじめている。)
    -- 2012-01-04 (水) 20:58:35
  • それが本体というわけか。(大きくなっていく翼を見上げながら右手を指揮者のように振るった)
    (白き羽根のビットが背後より召喚され、流線を描いて空間に散った。暗空に浮かぶ翼の怪物をその手の平の上に乗せるように指を広げ)
    穿て。(手を握りこむと同時に、怪物の周囲へ飛来したビットが一斉に蒼い閃光を掃射した) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 21:10:50
  • (蒼き閃光によって殲滅されると、その一部をまた血のノイズにより再生していく。)
    (補っていると言うべきか、それでも確実に血が蒸発している。供給が足りなくなると引っ付いていた人形部分の皮膚が黒く萎んで行く。)
    (鎖がぶらぶらと虚しそうに揺れている。攻撃は効いている。)
    0 
    ━━ミシリと、軋む音。
    -- 2012-01-04 (水) 21:43:34
  • (召喚時間の限界が過ぎ、ビットを収納する。眼前の怪物には確実にダメージは通っている)
    (双銃を構え、弾丸の嵐を骨の羽根に見舞う。連なる発射音。絶えることの無いマズルフラッシュ)
    (天才的な連射スキルによってはじき出された弾丸は次々と翼を穿っていく)
    (そのとき、確かに何かが軋む音を聞いた) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 21:59:22
  • (━━キリキリ、硝子を爪で引っ掻く厭な音。
     弾丸が何もないはずの空間にひびを入れる。ひびは赤黒い。)
    1 
    (空間が割れる。赤い流血が割れた空間から溢れて止まず。またエリアの黒によく馴染むものだ。)
    2 
    (耳鳴りが激しくエリアを穢し、プレイヤーにすらも痛みを与えるだろう。因子の力を持たなければより強く。)
    -- 2012-01-04 (水) 22:33:08
  • ぐっうぅ!(精神に侵食するかのような耳鳴りと、身体に奔る痛み。椅子の上で小さな体が身を捩った)
    (連射が途絶え、白亜の騎士の体が揺れる。その膝がふらつき地面へと近づいていく)
    う、お、お、お!(踏み堪えた足が瓦礫を踏み割る。引き絞った拳で殴りつけるように銃を突き出し、割れた空間の裂け目へと蒼き魔弾を撃ちはなった) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 22:41:34
  • (軋み、ノイズ、流血。歪んだ旋律が重なり死臭を放ち止まない。)
    (黒色を塗り替える赤の感染。その赤は人間の苦痛そのものだ。視界から網膜に染み付き、聴覚から侵入して、皮膚を裂く。)
    3 
     (もはや翼は翼ではなく、異形の腕となり割れたエリアをなぞる。)
    (痛みは誰の物でもなく、漂う。もはやデュランダルを標的にはしていない。ただひたすらとエリアに染み渡って広がろうとしている。)
    (デュランダルの蒼き魔弾が貫けば、より広がっていく。)
    -- 2012-01-04 (水) 22:46:06
  • 貴様が何者なのか、俺は知らない。
    (全身に奔る痛み。おそらく並みのPCなら既にこのエリアに存在さえ許されない。サングラスのレンズに亀裂が走る)
    (だけれど今は恐怖や痛みより確かなものが胸に宿っていた)
    (病室で眠りについている少女が心に過ぎった。大人の女性の優しい微笑みが過ぎった)
    だがこの世界を乱し人を喰らう貴様を、けして許しはしない!
    (右腕の銃身に、虹色のテクスチャが現れる。甚大なデータが解凍され、正す力が羽根の風車ように展開していく)
    (黒の世界を押し戻すようにフィールドエリアが白に包まれ、異形の腕を浮かび上がらせる。虹の銃口をびしりと突きつけた)
    この力は、そのためのものだ。(心が“トリガー”を引いた。撃ち出された虹色の帯束データドレイン。白の空間を奔り、邪な腕を貫いた) -- デュランダル 2012-01-04 (水) 23:06:30
  • トリガーが引き絞られ、清らかなる決定がエンターされる瞬間。
    ログに一つのメッセージが流れる。
    『翼を━━』

    偽者の翼、異形の腕が虹色にデータを分解されていく。色彩が広がればエリアのひびも姿を消してしまう。
    赤黒の液体は蒸発し、逃げ場を求めてさまよい、土に還る。
    少女の操り人形は瓦礫から転げ落ち、腕から切り離されて沈黙する。
    -- 2012-01-04 (水) 23:28:16
  • 0と1の間に消えていけ。(黒の腕が消滅していくのを見送ると、割れたサングラスを餞別のように打ち捨てる)
    (素早く装着されたスペア。素顔を晒すことなかった)
    翼・・・?(消滅の瞬間、ログに残された謎のメッセージ。ウェポンを収納すると転げ落ちた操り人形のもとへと歩み寄った)
    (あれがイリーガルだったとしたら、この少女は寄生されていたPCなのかもしれない。そんな思いを抱きつつ、横たわる細身をそっと抱き起こした)
    大丈夫か。 -- デュランダル 2012-01-04 (水) 23:40:16
  • 手酷いダメージを負ってはいるものの少女のPCは正常のようである。
    が、しかしデュランダルへの応答はない。目を見開いたまま虚ろに金色を映しているだけである。空っぽ、と言う表現が正しい。
    それまでコンクリートを削り、瓦礫を巻き上げていた鉄球も動きをゆるやかにだが停止させている。
    ━━少し離れた場所で瓦礫の山が崩れる。
    -- 2012-01-04 (水) 23:51:58
  • 人形だな、まるで。(瞳を見開いたまま何も答えない少女にそう呟く。放っておくわけにもいかない)
    (どうするか逡巡していたところに、瓦礫が崩れる音。新手か?人形を抱いたまま片手で銃を抜き、崩れた建物へ照準を合わせた) -- デュランダル 2012-01-05 (木) 00:00:28
  • やったー!!!わーーーん!!
    (まず嬉々とした歓声が、すぐさま一本角の女の子が瓦礫を退けて飛び上がる)
    (はんば武器を持ってない事、敵意はないこと、自らが戦いの勝利を祝福していることを万歳三唱で表現しつつ二人に駆け寄る)
    一時は、どうなるかと、しかし、勝った! レイ様から、デュランダルに、そして!!
    (足には枷が瓦礫の中、地中まで長く伸びているためかこけそうになりつつも、目の前まで来るとぜえぜえと息を切らす。)
    そして……!そして……えっと……!(手を膝に、声も絶え絶えに少女の人形を鑑みる。)
    -- 2012-01-05 (木) 00:20:44
  • ・・・・?(飛び出してきた一本角のPC。その余にも場違いなハイテンションっぷりにしばし言葉を忘れる)
    (レイの言葉を思い出した。地下に囚われのPCがいると。目の前のこれがそのPCなのだろうか)
    誰だ。(とりあえず問うた。手の中の銃はまだ仕舞わない)
    なぜ俺の名前を知っている。このPCと何か関係があるのか。 -- デュランダル 2012-01-05 (木) 00:29:36
  • あはははは。
    (満面の笑みが答える。冗談ばっかり、とでも言いたげに銃口の前で手を振って見せる)
    わたしの方はと言えば、結構前からデュランダル…さまの事を知っていますよ。一方的ですけどね。
    でも……えー、今はその事は置いておきません?
    わたしはいち早くユズちゃんを救いたいんです。この気持ちって分かりません?
    (沈黙する少女の体を入念にまさぐると、目を丸くして、すぐに手先の腕輪に飛びついた。それが危険な物でもあるかのようにそぞろに取り外す。)
    (腕輪を取り外すと、デュランダルの眼前で少女の人形が体内からデータを吐き出してデジタル信号となり、掻き消えていく……。)
    -- 2012-01-05 (木) 00:43:24
  • そんな答えで納得すると思うのか。こいつはイリーガルに寄生されていた。
    ようやく探し出したバグの根源だ。何があっても喋ってもらう。洗いざらいだ。
    (特に敵意は感じない。まだ不信感を抱きつつも、とりあえず銃はしまった)
    そうだ、俺はゆずを・・・。(一本角のPCの言葉に思わず答えてから、全身に衝撃が走った)
    ゆず・・・?今、ゆずといったな。吉川ゆずの事か?おい!お前!お前は誰だ!関係者か?親戚か?それとも運営側の人間なのか?
    なっ・・・。(目の前でデータと化して消えた人形にサングラスの奥の瞳が見開いた)
    何をした!これでゆずを救えるのか!?こいつは何で、お前は一体誰なんだ!答えろ! -- デュランダル 2012-01-05 (木) 00:56:52
  • (好奇心旺盛な子供の様に、目を丸くしてデュランダルを上目遣いで見上げる。)
    ですから、そう焦らないでください。すぐに全部教えますからね。
    (愛嬌よく肩を竦めて首を傾ける。かるく巻きの入った銀髪が揺れる。)
    (デュランダルの詰問を半場無視すると、手を漆黒に染まった天に向ける。腕には先ほど取り外したばかりの腕輪が装備されている。)
    (腕輪から灰色が展開して解き放たれ、天高くでエリア全体を覆う形で拡散する。空が白く澄み渡っていく……。)
    -- 2012-01-05 (木) 01:04:22
  • --//
  • (メールボックスに届いていた挑発的な文面……)
    (真偽を確認する為に、そしてウィルスバグに関する情報を得る為に足を踏み入れる) -- レイ 2012-01-03 (火) 13:07:03
    • エリアが全体的に薄暗く染まっている。しかし天には星も月も見えず、ましてや太陽などは闇に飲み込まれている様だ。
      レイがアスファルトに足を踏み入れれば、振動がPCの足を伝い視界を揺らすだろう。
      耳を劈く悲鳴が上げられ、同時にちかちかと光源が発生する。位置はそう遠くない場所だ。
      -- 2012-01-03 (火) 14:01:25
      • ……くっ!!(悲鳴に耳を塞ぎ、すぐ近くに現れた光源に目を凝らす)
        ……あのあたりか……とりあえずいってみよう
        (慎重に光源に近づく) -- レイ 2012-01-03 (火) 15:44:14
      • どうやら悲鳴は男のモノで、レイの眼前、重機の唸る様な咆哮に背中から突きつけられて飲み込まれようとしている。
        男に絶叫を叫ばせているのは━━銀髪の二本角の少女だ。BBSでの噂に目を通しているのならば、彼女がこのエリアを占拠しているチートPKだと確信するだろう
        (男の首根っこを右手で掴み、左手はただぶらりと鉄の塊を下げているが、それだけではない。
        その先端から垂れる鎖が、土煙を上げて地を鳴らす巨体の化け物に繋がれている。化け物はその一部を瓦礫からだして爪を唸らせている。
        さながら腹を空かせた猛獣に餌を与える如く飲み込まれ、男はあっという間にバラバラにされてしまった。)
         
        断絶魔と男の手がレイの足元に転がり込む。 -- 2012-01-03 (火) 17:47:54
      • ……!!!(目前に広がる陰惨かつ残忍な所業につい眉を顰める)
        (声をかける間もなく犠牲者はその身体を四散させ、足元に転がり込んできた手が助けを求めるようにピクピクと震える)
        ……チッ……! 事情が聞ける相手には見えねぇな……!
        (特徴的な二本の角をみて何か思い出しそうになるが……思索に没している暇はない。雑念を振り切ってダガーを抜き、両手に構える) -- レイ 2012-01-03 (火) 17:58:22
      • (視線がダガーで身構えるレイを捉える。左手に繋ぐ楔を引き千切ると、化け物の方は土砂と瓦礫を巻き上げて地面に潜っていった。)
        (鎖を鞭の様にしならせると、四散していた男の一部を粉々にする。障害物を排除するように、感情も無くだ。)
        (銀髪がゆれる。身体を前にゆらして地面を蹴り、鎖の爪をレイに向ける。)
        -- 2012-01-03 (火) 18:27:01
      • (速い……!)
        (大きくバックステップして回避を試みるが、前髪が数本切裂かれて落ちる。正に紙一重ならぬ髪一重)
        (切裂かれた髪の毛が銀髪の少女の視界を僅かに横切った瞬間を狙い、いつのまにか手中にもっていたピンポン玉を二個投げつける) -- レイ 2012-01-03 (火) 18:43:47
      • (鉄の爪が踊り伸びて、レイの背後の瓦礫に向かい激突する。)
        (自らピンポン玉にぶつかる形でつんのめっている。方向転換はせず片足を地に食い込ませ軸に、レイをさらに追撃する形で横薙ぎの蹴に転じる。)
        -- 2012-01-03 (火) 18:54:53
      • なっ!?(怯まずに突っ込んで繰る少女の蹴りを強かに受け、レイの見た目よりも軽い身体が宙を舞い、2,3回バウンドして吹っ飛ぶ)
        (……しかし、その姿の行方を確認する間もなく、ピンポン玉が銀髪の少女の目前で爆発し、夥しい量の煙幕を噴出する)
        (咳き込みそうになるのをどうにか飲み込み、口の端から血の筋を垂らしながら駆け出す)
        (開けた場所じゃあ分が悪い……どこか、どこか入り組んだ場所か閉所に逃げ込まないと……!)
        (静かに距離をとりながら周囲を見渡し、構造物、もしくは地下道への入り口などを必死に探す) -- レイ 2012-01-03 (火) 19:06:32
      • (煙幕を受けた性か身動きをぴたりと止める。耳を澄ませば金属が引き摺られ地を擦る音が聞こえるだろう。)
        (次の瞬間、轟々と風を切って銀髪の少女を基点に煙幕が輪切りにされる。それで煙幕が掻き消えはしないが、
         空気圧による隙間が生じており、これが索敵を目的にした攻撃であり牽制である事が伺えるだろう。視界外からの反撃を恐れているのだ。)
         
        周囲は瓦礫ばかりで、恐らくその場に建てられていたビルは少女が化け物を駆使して破壊したものと見られる。
        しかしぺしゃんこに潰れた建造物の中には地下に繋がるものも少なくない。その証拠に陥没した地面が多く見られる。
        瓦礫を退けて探せば隙間の一つはみつかるだろう。道路まで逃げれば下水に繋がる退路が存在する可能性もある。
        -- 2012-01-03 (火) 19:24:36
      • (既に攻撃圏内から離れているが、少女が暴れることで飛び散る瓦礫が少なからずレイの身体にダメージを与える)
        (煙幕はとりあえず有効ではあるみたいだな……今の内に地下道への入り口を見つけないと……あれか!)
        (丁度目前の廃墟の床が崩れて大穴をあけている。大穴の底には崩れた地下道の回廊がちらりと覗いている)
        (結構深そうだけど……躊躇っている暇はねぇな! ええい、南無三!)
        (大穴へと跳躍し、飛び込む) -- レイ 2012-01-03 (火) 19:40:27
      • 大穴に飛び込むレイのその背中で大破壊が巻き起こる。
        頭上の大穴は瓦礫で塞がり、しかし暗黒で続く穴底は何処までも深く続いている様である。
        徐々に狭くなり、そして仄かな光がうすぼんやりと見えてくる
        -- 2012-01-03 (火) 19:51:25
      • ……退路を塞がれたか……おびき寄せるつもりだったんだが、失敗したな
        (まぁいい。正面から戦ったらPKされたかもしれないし、結果オーライだ。このまま地下道を進んで別の場所から奇襲しよう)
        (そんな風に思っていたが……)
        ……ん? 光……? こんなところで?
        (地下道の遥か向こうからかすかに見えて来る光に気付き、眉根を寄せる)
        ……いってみるか。出口かもしれねぇし
        (もしかしたら地上から漏れている光かもしれない。そう思いながら光の方へと進んでいく) -- レイ 2012-01-03 (火) 20:07:17
      • 光を辿り進むレイを押すように微震が起こる。化け物がレイを探し、暴れまわっているのだろう。
        ……
        -- 2012-01-03 (火) 20:11:06
  • 慟哭する -- 2012-01-02 (月) 17:51:09
  • 最果ての -- 2012-01-02 (月) 17:50:21
  • 廃墟郡 -- 2012-01-02 (月) 17:50:16
  • (以前訪れた少女の世界とは全く違う、廃墟としか思えないような荒廃したエリアへと降り立つ)
    (あの世界…箱庭のような世界も特殊だったが、この世界もまた特殊だ。ここまで荒れたエリアは見たことがない)
    (大地の揺れはまだ感じないため、PKはまだいないのだろうが…ここは慎重に足を運ぶべきだろう)
    ……さて…今回は消耗品もバッチリですけど…迂闊には動かないようにしませんとね…(と、崩れ落ちそうな建物の影に隠れながら奥へと進んでいく) -- 伊吹 2012-01-01 (日) 23:06:14
    • 黒い天井に覆われた廃墟の群れの中は生き物にとって排他的な場所に成り果てている
      生の香りはなく風も吹かない。その為にエリア全体が静寂につつまれていると言っても良いだろう。
      薄暗い道路には時折血の様な黒い痕がこびり付いている。
      -- 2012-01-01 (日) 23:25:43
      • ふむ…ここか、少女が言っていた件のエリアというのは…
        (伊吹よりやや遅れて、エリアへと降り立つ。)成程…(ここも書き換えられている…というべきか、荒廃しているエリアだ、と言う印象)
        ん?あれは…伊吹くんではないか(先方に歩いている伊吹が目に入る)
        //乱入すみません、お邪魔なようでしたら出ていきます。 -- トラヴィス 2012-01-01 (日) 23:31:52
      • ……淀んだ、場所ですね(耳に痛いほどの静寂。人は、雑音さえもなければ気が狂ってしまうと言ったのはどこの研究者だったか)
        ……(だが、道に残る血を見つけ、更に気を引き締め前へと進んでいく。これはここでPKが行われているということの証だ、少女を疑う訳ではないが…いる、のだろう)
        僅かなノイズが無ければ人は狂ってしまう…では強いノイズを聞きづづければ人は……(無意識に呟き、大きな廃墟の下を潜ると、視界の先に開けた場所があることを感じる)// -- 伊吹 2012-01-01 (日) 23:34:44
      • // -- 2012-01-01 (日) 23:38:57
      • 廃墟の内部には数々のPCやNPCの残した痕跡が残されている。
        作りかけで捨てられたアイテム、半開きの本、耐久値の減った武器や防具━━
        遺品であるかどうかは判らないが、ある時を境に誰も近付く事が無くなったのだろう。
        進んで行けば、何かの重さに耐え切れなくなったのか天井が崩れ落ちた場所も多い。
        -- 2012-01-01 (日) 23:57:12
      • (打ち捨てられたアイテムの数々に眉を顰める。このエリアは…いや、ここのPKはどれだけの血を吸ったのか)
        (そして、このアイテムの持ち主達は…一体その後、どうなってしまったのか。暗い想像が脳裏をよぎるが、今はそれを振り払い)
        ……?……!(死地にて研ぎ澄まされた感覚は、静寂の中に自分以外の生の気配を感じる。瞬間的に三体式の構えを取り振り返る)
        誰ですかっ!!!(思わず叫んでしまい、…次の瞬間には自らを恥じる。ここで声をあげてしまうとは、獣を脅かすようなものではないか) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 00:04:04
      • これは…(廃墟に残された様々なPCやNPCの痕跡、おそらくここでキルされた者たちのものだろう)
        ルーターも流石にここまでは来ないようだな…当たり前か…(その残されたアイテムを拾うルーターの姿さえない、全く寂れている、異様なエリア…)
        (じきに、開けた場所へと出る。此処も異質だ、何か違和感を感じる) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 00:05:33
      • 驚かせてしまったか…済まない、伊吹君、俺だ。トラヴィスだ。(闇の中から出てくる男は、闇に溶け込むようなコートを纏って、まるで今まで気配もなかったかのように)
        君も、このエリアの調査に来たのかね? -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 00:08:58
      • ああ、トラヴィスさんですか…(あからさまにホッとし、構えを解く。暗闇と近しいこの男は、その実とても生を感じさせて)
        ええ、相手のことが分からないのでは対策の打ちようもありませんので…。リヴェル様のあの力も、
        自由には扱えていないようですし、万全には万全を期すつもりでここへ。 -- 伊吹 2012-01-02 (月) 00:13:30
      • 伊吹の声が廃墟の内部エリアに反響する。
        それが引き金になったのかどうか━━
        ジャラリ……。
        ジャラリ……。
        と、金属音が抜けた天井から聞こえる。そう思えば次の瞬間、何かが呻く様な悲鳴声が遠くから発せられる。
        -- 2012-01-02 (月) 00:13:42
      • (トラヴィスの姿を見て弛緩してしまった体がまるで音を立てたように緊張する)
        ……その、調査対象が現れたようですよ…恐らくは、あの子の言っていた…PK。
        (小声で言つつ、聞き耳を立てる。遠く響く声から感じるのは死、生命煽るる生命からはまず出てこない声だ)
        (トラヴィスに視線だけをやり、更に廃墟の奥へと足を進める。慎重に、冷静に。姿だけでも確認できれば儲けもの…) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 00:20:33
      • たしかにそうだな…相手を知らなければ、戦いようがない。(確かにその通りだ、と頷き)
        リヴェル君のあの力も、自由には使えないのか…だとすると、尚更だな。だが、君も俺も彼のような力はない…危ないと思ったら、全力で逃げるんだ。いいね?
        (そこへ、ジャラリ…と鎖のような音が響く、続いて悲鳴音、通常ではありえない「何か」が来るという合図)さて…来るぞ。気をつけろ。
        (咄嗟に大剣を抜き、構える) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 00:22:32
      • いや…まだだったか、早とちりするのは悪癖だな…だが警戒するに越したことはない(大剣を構えたまま、ゆっくりと進む)
        ああ、そのようだ…あの子の言っていた話は、本当だったようだな… -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 00:25:44
      • 暗がりの中で白い影が躍る。ゆらり、ゆらりと踊り身構える二人に近付いてくる。
        ある間隔まで近付いたかと思えば、ぱとりと動きを止めて━━激しい大地を揺るがす振動。
        (聳え立つ近隣のビルを破壊して鉄球の化け物が現れる。 
        粉塵を撒き散らし、鉄球を飼い慣らす様に鎖で巻きつけた少女が銀色の髪を揺らして、二人の姿を捉える。)
        -- 2012-01-02 (月) 00:35:45
      • (石橋を叩く思いで進んだ先に白い影、それはとても美しい人形にも似て…生命を、感じさせない)
        (見つけた!…だけど!こちらに近づいてくる影にどうしようかと考えるも、その次の瞬間)
        ……ッ!!!(激しい振動、そして…現れる巨大な鉄球。隠れていた物陰もその鉄球の暴威に壊れ)
        (その上質なトパーズのような黄色く煌く…そして無機質な目と視線が合った)
        トラヴィスさん…来ますッッッ!!(白、緑、青のオーラを吹き出し、三体式の構えを取る。…生き残って…みせる) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 00:44:25
      • …あれは…人影…(異様なエリアに異様な白い人影…エリアと人影から、それとなく感じる「死」のイメージ)
        (ある程度の距離まで近づいたかと思えば、続いて来る振動、この前少女のいたエリアとは比べものにならない、巨大な振動)
        (ビルを粉砕して迫り来る「それ」は通常のイベントなどではないことを物語っている)来た…か。
        (改めて、大剣を構え直す。鉄球の化物、おそらく少女の言っていた物、これは確かに、今まで戦ったこのない、イリーガルなモンスターだ)
        (しかも、少女が飼い慣らしているように思える。だとすると、この少女が件のPKか、緊張が一気に高まる)
        ああ、承知している。おそらくあの鉄球はイリーガルモンスターだ、十分に気をつけ給え、伊吹君(連携が取れるように、一応伊吹にPT申請を送っておく) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 00:50:33
      • (躊躇い等はなく接合部を振って鎖を地面に弾かせる。自ら鉄球を繋いだ楔を外したのだ。
         慣性のまま地面を破壊して進む鉄球を走らせて暴れさせたまま、鞭を振る様に鋭く鎖をしならせ、二人と自らの間にある障害物を排除する)
        (粉塵とつぶての舞う中、トラヴィスを狙って鎖が踊る。)
        -- 2012-01-02 (月) 00:56:02
      • くっ…(PKによって振るわれる鎖に瓦礫が吹き飛び、弾け、それそのものが脅威として立ちはだかる)
        (素早く瓦礫から身をかわしつつ、トラヴィスからのPT申請を受け、あの'化け物'だけではなく鎖も必殺の武器なのだと理解する)
        あっ、トラヴィスさん!!(と叫ぶも、今は人の心配をしてる場合ではないと少しづつPKへの間合いを詰める。それにそこに居るのは…あの'混沌'だ) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 01:03:05
      • (障害物が排除された、本格的に「仕掛けて」来るつもりか!)
        ケイオス流白兵戦術…推して参る!(ガキィ!!大剣を軽々と振るい、鎖を弾く、鈍い金属音が、辺りに響いた)
        俺は大丈夫だ。(ガード判定により、HPが少し削れる、まだ、許容範囲内だ) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 01:06:57
      • 楔を外された鉄球がその巨体を唸らせ、二人と銀髪の少女を囲むようにほぼ円周上に破壊活動を行っている。
        轟き声をあげ、化け物は鎖から放たれて破壊活動を楽しんでいる様ですらある。
         
        (伊吹には目もくれずトラヴィスを狙って凶器で飾られた腕を振る。 
         一撃で地面を削り、防御する混沌にダメージを通すほどの異常な威力ではあるが、どうしても大振りである。ある程度隙がある。
         その為、ひとまずトラヴィスを狙い連携を阻止する事で形勢を有利なまま闘いを進める算段なのだろう。攻撃的だが何処か防御的な戦闘方法だ。)
        -- 2012-01-02 (月) 01:23:53
      • 見れば、自分たちの円周上を回るように破壊活動を続ける鉄球、逃げ道を塞ぐ算段か、あるいは距離を狭めて挟み撃ちにするつもりか、どちらにせよ油断できる状況ではなくなった)
        (凶器で飾られた腕が振るわれる、再びガキィン!と金属が弾ける音が響く、飛び散る火花)
        (威力は…正直、予想外だ。防御スキルを発動させても、ここまでダメージを通してくるとは…だが大振り故に隙も大きい)
        敵はこちらを狙ってきている。壁は任せたまえ。敵の攻撃は大振りだ。隙を見て攻撃を。 -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 01:32:12
      • 化け物はお散歩中……、お人形さんは女王様ごっこに夢中…(もちろん化け物がこちらへ向かえば、形勢は更に不利になるだろう、だが)
        はいっ!今、ならっ!(トラヴィスのタフネスを信じてフォローには向かわず銀髪の少女へと一気に間合いを詰める)
        「舞朱雀」ッッ!!(青龍勁と朱雀勁を同時発動し、複合スキルを発動、伊吹の姿が一瞬揺らめいたかと思うとその姿が三人の伊吹になり)
        (それぞれ、左、右、上から同じ姿で、だが、左から足を狙う水面蹴り、右から両手を揃えた双掌打、上から回転にて勢いをつけた踵、それぞれ違う攻撃が襲いかかる)
        (分身が攻撃を受ければそれは掻き消えるが…本物の攻撃はかわせない。通るか!) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 01:35:34
      • (通常の、と言う表現が正しいかはともかく、イリーガルPCには珍しい動きを見せる。
         スキルによって三人に分身した伊吹、その攻撃に対して回避行動をとろうとするものだ。因子を持たない事を関知していないかの様に━━)
        (上中下の攻撃に対して斜め宙に跳ぶ形で身を弾かせる。左手では鎖を操り続けているが、もう片手で右からの双掌打を防御する。)
        (防御をして吹き飛ばされると身を翻し、小さく翼のシンボルを羽ばたかせる様に分身に向かいカウンターの蹴りを打つ。)
        -- 2012-01-02 (月) 01:50:42
      • ふむ…敵はそちらだけではないぞ?
        11式・チェイン・ソード「黒牡丹」展開(大剣がまるで紐の解かれた蛇腹剣、いや、3節根のように、無数の鎖と刃に分裂していく)
        (多少のダメージは覚悟の上で、こちらも攻撃に転じる、伊吹とうまく連携を繋げるように)
        功蛇千断翔!(鎖と刃が、少女の周りを取り囲み、鋸のような斬撃を加える、回避が難しい、一部の大剣のみが使える大技だ。果たして命中するか?) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 02:00:53
      • (本物の伊吹の双掌打をガードされ、攻撃がヒットしなかったこと以上にその行動に驚く)
        ……今までのバグPCはこっちの攻撃なんてどこ吹く風でした…。でも、わざわざガードするってことは…
        (攻撃が効くかもしれないってことだ!)(と分身がカウンターを喰らい消えた瞬間に更なる気合を込め)
        「九頭竜勁」……ッ!!(黒いオーラが吹き出す。それは、自らのレベルを引き下げる代わりに爆発的なまでのステータス上昇を行う切り札)
        (攻撃後の隙を見せた銀髪の少女へのトラヴィスの攻撃に合わせ)
        チェリャァッ!(今までの速度とは1回りも2回りも違う速度で、突進し、何もかもを貫くような蹴りを見舞う) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 02:03:06
      • (中空を舞うように地に着地すると、トラヴィスの放った鎖と刃に囲まれている。そして加速しつつ迫る伊吹の突進。)
        (鎖を手元に引き、鋸に対しては火花を散らして退けるようにして、伊吹の必殺の蹴り突を鎖で受ける。)
        (しかし、それらの動作で二人からの攻撃を完全に防げることもない。退けた事でクリティカルを免れても完全な防御にはなりえず、鎖が割れて破片が飛び散る。)
        (蹴りに押し込まれて足先で地面を削りながら後退する。その脇からは黒い血の様な雫が漏れる。)
        ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!
        (声を上げて、ハンマーの様に片手を振るって伊吹に一撃する。)
        -- 2012-01-02 (月) 02:21:54
      • ほう、功蛇千断翔を防ぐか…(だが今までのイリーガルと違い、手応えはある。防御に転じている、と言うことは、ビオラの時と同じ、少なくともダメージ判定はあるということだ)
        鎖が砕けた?(チャンスだ、蛇腹剣を戻して大剣を仕舞い、双剣を取り出す、こちらの方がコンボをつなげやすい)
        100式・ツインソード「紅椿」(手にしたのは、鮮やかな赤の刀身を纏った短剣、いや、短刀というべきか)
        (だがコンボが繋がる前に、ハンマーのような片手が伊吹を一撃する)伊吹君!!(思わず叫ぶ) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 02:34:12
      • (通った!!確かな手応え、鎖を砕き、自らの足に感じる攻撃のめり込んだ感触。だが、その事実に)
        (やっぱり…このバグPCには攻撃が通る…何故だ?以前に比べればレベルを上げ、九頭竜勁まで使ったが……)
        (一瞬、思考してしまう。その刹那の時、泣き声のような、悲鳴のような声が目の前の銀髪の少女から聞こえ)
        ごふぁっ!!(思考に妨げられた感覚は、その攻撃に反応できず、少女の見た目に反してとても、とても重い一撃が胸を貫く)
        (それは、九頭竜勁によって引き上げられた防御さえも易々と貫通し、少女の纏う悍しさが凝縮されたかのようで)
        (抗うことなど出来ず、吹き飛ぶ。それこそ、人形のように)(天井に)(弾かれ)(床へと)(落ちる)
        (石で出来た床がひび割れるほどの激突が、トラヴィスの目の前であったのは、幸か不幸か)
        ……、かっ…はっ…(言葉にならない思い、自分の攻撃が通じたのだ…貴方なら…あなた、なら…) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 02:38:33
      • (伊吹を吹き飛ばしてからの動きは迅速かつ狙いを済ましたものである。)
        (破壊された鎖を部分を引き千切り外し重荷を解くと弾かれたかのように伊吹に向かって跳ぶ。跳んで片手を伸ばす。)
        -- 2012-01-02 (月) 02:47:09
      • 伊吹君!大丈夫か!?(咄嗟にハイポーションを飲ませる)
        (だが目の前には少女が迫り、片手を伸ばしてくる、果たして回復判定までに間に合うか!?)
        (いや、間に合え…!間に合え!此処でキルされてはおそらくあの少女のように未帰還になる。それだけはなんとしなくても避けなければならない) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 02:53:53
      • (ゆっくりと、九頭竜勁によって伸びた感覚で、銀髪の少女が跳ぶのを見る。跳躍の勢いに広がった銀髪は、その足の翼も相まって天使のように見え)
        (トラヴィスが、ポーションを口元へ与えてくれるのを見る。回復までは、少し、足りないだろう。だが、その思いに感謝を覚え)
        (自らを見る。胸元には、銀髪の天使…いや、悪魔の拳の跡が僅かながらノイズを残したようにも見え)
        (ただ、引き伸ばされた感覚の中、動かない体で冷たい石の床に仰向けになり、全てを見届ける) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 03:01:22
      • (伸ばされた片手がぴたりと止まり、ほぼ灰色に近いデータの色彩が展開される。)
        (どうやら周囲のテクスチャデータを削っている。空間に穴が生まれる。片手にエネルギーを収束させ伊吹に向ける。)
        (しかし、胴から零れる黒い液体が激しく出血する。大技の負担がかかり、傷によるダメージが起こったらしい。灰色の展開がぴたりと停止する。)
        -- 2012-01-02 (月) 03:04:42
      • (何とかハイポーションを飲ませ終わる、後は回復を祈るのみだ)
        (テクスチャデータを削ってまで出す大技、イリーガルすぎる、どんな技が来るのか想像もつかない、だが、その分、発動までに時間を要している、伊吹の蹴りもかなり効いているようだ)
        (ならば、そのモーションを止めるまで)させるか!
        十閃・瞬獄!とまれぇぇぇ!!(発動させたスキルは、都合十発の斬撃を繰り出す短剣の大技、果たしてモーションを止めるに至るか!?) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 03:14:27
      • (銀髪の少女が呻くのを見る。私の攻撃は、思っていたよりも効いていたらしい)
        (ちょっとした喜びを覚えると、トラヴィスのハイポーションが効いてきた、少しは、動けそうだ)
        くっ…(更に赤いオーラを吹き出させ、自らのスキルでも回復。未だダメージは残るが膝足立ちになると、トラヴィスの攻撃を見やる) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 03:18:15
      • (一閃、二閃と攻撃を受けながらも再び灰色のデータを展開させる。しかし発動するに耐え切れなかったらしい。データが弾けて飛び砕ける。)
        (伊吹に向けて翳していた手でトラヴィスの大技を止めに掛かる。連撃を受けながらもトラヴィスの懐に潜り左手によるハンマーアッパーを加える。)
        (トラヴィスの攻撃によって少女の周囲には黒点がぽつぽつと作られ始めている。傷ついた身体からは身がざわつく様な殺気が零れ始める。
         黒々とした殺意は伊吹の足元にも届き染みを残して這う。少女が銀髪を揺らして痙攣しはじめる。)
        -- 2012-01-02 (月) 03:33:46

      •   痙攣。
         
         黒い血飛沫
         悲鳴。
          痙攣。
         黒い血飛沫
         (何かが生まれようとしている。黒い血だまりが少女の足を伝う。) -- &new{2012-01-02 (月) 03:41:06
      • …がっ…ごぼっ(膝足立ちのまま、塊のような血を吐く。何故か回復が遅い、痛みが、胸の痛みが強く響く)
        (これでは…もう一歩も歩けない、だが…トラヴィスの攻撃は効いている。これ、なら)
        (その時、ぞくり、と九頭竜勁の効果が切れ、鈍くなっていた感覚にも鋭い殺気が感じられる。なんて、冷たい、殺気)
        (少女が、がくがくと震え、黒い血を撒き散らす、それは、壊れてしまった人形から溢れる悪意そのものか。だが、これは…まだ、だ…!) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 03:44:53
      • (なんとか大技を止めるには至ったか?だがこれは息吹による攻撃のほうが大きい、自分の攻撃は弾かれてばかりだ)
        (内心安堵する暇などない、スキルが終了する前に、アッパーによる一撃、寸での所で、モーションが解除される。)
        (そして現れる黒い泡のような点、今までのバグPCたちと同じだ、咄嗟にエモノを槍に切り替え、防御体制を取る)
        零式・重機械槍「白百合」(だが防御モーションを取るより早く、自身が黒点により弾かれる)
        くっ…(見れば、痙攣するように震える少女、飛び散る血飛沫、そしてまた痙攣、何かが生まれようとしている…?何が?決まっている。「化物」だ。)
        (しかも何故か、伊吹の回復が遅い、逃げることも算段に入れたが、駄目だ、逃げ道はあの鉄球の化物によって塞がれている)
        (このままでは、二人とも殺される…!下手をすれば、いや、下手をしなくても未帰還者だ、どうすればいい?どうすれば…)
        (その時、以前、力を与えられた時のように、槍が一瞬輝いた) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 03:48:18
      • (心を引き裂く様な悲鳴。痙攣をする少女の銀髪を背中から裂いて、黒い泡が噴き出した。
         泡は塊の状態から五本に伸びて翼の形に形成される。骨の様に蠢く異形の翼。バグにより増殖した憎しみの一部とも言うべき存在。)
        (痙攣が止まり、持ち上げられて浮かされるように少女は項垂れる。異形の翼が標的を定める。
         指で例えれば小指の部位が伸びて伊吹に向かう。残りはトラヴィスを突き上げようと纏めて襲い掛かる。どちらも貫きの一撃だ。)
        -- 2012-01-02 (月) 04:02:15
      • (悲鳴、それは聞くものの心を折るような、引き裂くような、そんな、嗚咽にも、咆哮にも似た悲鳴)
        (案の定、生まれたのは、「バケモノ」五本指の羽、いや、あれを羽と形容していいものか)化け…物め…(HMD越しに、思わずそんな声が漏れる)
        (そしてあの羽は飛ぶためのものではない、おそらく攻撃に使う「武器」、身構える)
        (予想通り、攻撃はきた、予期していたと言わんばかりに、槍を器用に回し、突き上げんとする攻撃をガードする)
        (だが全てをガードできるはずもなく、虚しく自身は宙を舞い、床にたたきつけれる)
        (何より、一本が自分ではなく、回復しきっていない伊吹の方へ行っている。それが何より、不安をかきたて)
        (助けたい…なのに助けられない…あの少女も、伊吹も…自分はこんなにも無力なのか…?)
        「あ…たは…何を…望むの?」(その時、眼前に刺さるように落ちた槍から、声が聞こえた、気がした) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 04:17:22
      • (眼の前まで迫った黒く、冷たい感情しか感じられない爪をただ見つめる。だって、足が、動かない)
        (最後の力で上体を振り、なんとか避けようともするも明確なる殺意は瀬々笑うようにその機動を変える)
        (これが、逃れられない死、か。目をつむり、死を受け入れようと…しない。死ぬときは、前のめりにだ)
        (せめてこいつに見せてやろう、死に立ち向かった人間の顔を。それしかできないのが、とてもとても残念ではある、が) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 04:22:58
      • (トラヴィスを突き上げ、異形の翼はさも満足そうに元の位置に戻る。"小指"の方はといえば弄ぶように伊吹に迫っている。)
        (項垂れて揺れる手が宙を引っ掻くように、防具に包まれた足は翼と共に黒く塗られている。)
        (伊吹とトラヴィスを追い詰めてもなお黒いバグが少女の体からの増殖を止めない。バグが活性化するほどにノイズが激しくなっていく。)
        (四本の異形の翼が伸びて槍型に捻られる。床に叩きつけられたトラヴィスを今度は間違いなく、この場から葬り去ろうとしている。)
        (ぽつぽつと少女から零れる小さな黒点が地面に落ちて血溜まりと一つになる。それが合図だったのか、弾ける様な勢いでトラヴィスに異形の翼が襲う。)
        -- 2012-01-02 (月) 04:40:32
      • (気づけば、少女が、槍のあった場所、目の前に立っている、鼻をくすぐるほのかな百合の香り、それは、周りにも見えている筈だった)
        白百合…君なのか…?(思わず声をかける、あの時現れた少女とはまた違った、白い髪の少女、それはまさに、白百合の化身だった)
        「そう…私はあの時、命を与えられた…アナタの一部…さぁ、アナタは、何を望むの?」(少女が問いかける)
        力が…あの少女も…伊吹くんも、全てを助けられる「力」が欲しい…!(臆することなく、少女の問に答える)
        「それでは、アナタに「力」を…私は、アナタの武器…何も、恐れないで」(そう言うと、少女の姿は消え、再びハルバード状の槍が眼前にある、だが、それは以前とは違い光を放っている)
        (HPは尽きる寸前なのに、内側から力が湧いてくるのを感じる、立ち上がり、槍を手に取る)
        うおぉぉぉぉぉ!(槍状になった翼を、小指部分も纏めてハルバードの刃で切り裂き、そのまま少女に、少女の発する黒い泡に向かい突っ込んでゆく、槍のレンジにはいると光は一層増し)
        魔を穿つ、白銀の槍!!(渾身の突き、先端の杭が発射され、それは光条となり、少女を、少女の闇を穿たんとする) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 04:47:09
      • (少女から溢れ出した黒い血は、周囲を闇に染め上げ、残った空間さえも廃墟ですらない、ノイズまみれの、本当の意味で'壊れた'世界へと変えていく)
        (その時、光が、リヴェルが放ったものと同じ、純白の美しい光がトラヴィスから放たれ、闇を切り裂いていく)
        (あの時ほどの圧倒的な光ではないが、どこか優しい、包んでくれるような…、そう、思った) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 04:52:30
      • (白い閃光が異形の翼を背に讃え悪鬼と姿を変えた少女の胴を突く。)
        (先ほどまでの攻撃の時に起こった黒色の出血は起こらない。白き力、ソリスの調律が内部データのプロテクトを逆転させているからに他ならない。)
        (分解される中胴体が宙で真っ二つに分かれる。データが周囲に散らばり、バグデータを分解する。
         光を与えられたエリアテクスチャが一部黒ではなく元の灰色に戻り、黒い血溜まりは蒸発してしまう。)
        (━━ソリスの調律の最中、想い出したかの様に激しい揺れが近付いてくる。激震する鉄球だ。)
        (トラヴィスと分解される少女の間を横切るように巨大鉄球による破壊が巻き起こる。全てを揺らし、もしくは光を遮る様に。)

        粉塵と黒い土煙が舞う中で銀髪が靡き、それから姿を消した。 -- 2012-01-02 (月) 05:12:30
      • (少女を光が切り裂き、周囲が元の世界へ戻っていくのを確認すると、ふ、と意識が途切れそうになる)
        (鉄球が少女を攫うように乱入するとその破壊の余波で瓦礫がいくつもぶち当たり)
        (回復の遅かった体はまたもやダメージを受け意識が切れ、突っ伏してしまう。その胸の奥に、僅かなノイズを残して) -- 伊吹 2012-01-02 (月) 05:18:10
      • これが…俺の…力…(目の前にいる少女が真っ二つに分かれる、バグを分解しているのか…なぜだか理解できた気がした)
        これなら…!(行ける!血溜まりが蒸発する。こちらの少女のバグは分解され、あちらの少女は自由になる…筈だった)
        (ただ、今まで気づいていなかった脅威がもう一つ、鉄球の化物だ)まずい…!(思わず声が出る)
        (だが鉄球の化物は、自分と少女の間を横切るように通りぬけ、そして少女も、銀髪を靡かせ、その場から消えた)
        伊吹君…!(そうだ、伊吹はまだ生きているだろうか、PTのステータスを見る限り、HPは0になっていないはず…咄嗟に伊吹に駆け寄る)
        大丈夫か?いや…あまり声を出さないほうがいいな…安静にしていたまえ…
        よっと、(伊吹を抱き抱えると、ひとまず、このエリアからの撤退を図る)
        ひとまずは退けたようだが…何時またあの化物が戻ってくるとも限らん…今は撤退しよう。出来る限り丁重に扱うが…抱き方が荒いようだったら言ってくれ。 -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 05:36:32
      • ぬ?伊吹君…?(意識が途切れてしまっているようだ…ポーションを飲まそうにも、意識が途切れていてはできない)
        (まさかこのまま未帰還者に…?いや、HPはまだ残っているはずだ…しかし自分も満身創痍だ…一刻も早く、このエリアからの撤退を図った方がいいだろう)
        (伊吹を抱き抱え、足早に転送門へと向かう) -- トラヴィス 2012-01-02 (月) 05:42:20
      • 二人を見送るように分断されたユ$+グーの半身がエリアの黒に溶けて消える -- 2012-01-02 (月) 05:46:02
  • 再び -- 2011-12-31 (土) 01:38:37
  • 痛みで -- 2011-12-31 (土) 01:38:12
  • 塗り替えられていく -- 2011-12-31 (土) 01:38:03
  • --
  • --
  • --
  • --
  • 獣の咆哮が廃墟の中で木霊する。 -- 2011-12-26 (月) 00:04:47
    • うん…  見つけた… (仄暗い廃墟の中に浮かぶ白い肌)
      いる (赤々とした瞳が周囲を見回している) -- アクタラ1 2011-12-30 (金) 20:33:31
      • 女の呻くような声がエリアに響く。
        次に金属が地面に擦れる音。それから地面をアスファルトを砕く獣の咆哮。
        確実に何者かがアクタラに向かって歩み進んできている。何らかの殺意を纏いながら近付いて来ている。 -- 2011-12-30 (金) 20:46:22
      • (近づいてくる殺意に 歩み寄ってくる何者かに向けて 手を差し伸ばす)
        ねぇ 一緒に帰ろう…? -- アクタラ1 2011-12-30 (金) 20:51:49
      • (アクタラの問いかけに答えは無い。代わりに金属の擦れ合う音が返事となった。)
        (アクタラの足元に黒く広がる影。上空からアクタラに向かい巨大な鉄の塊が叩き付けられる様に振り落とされる。)
        -- 2011-12-30 (金) 21:00:15
      • (差し伸ばした腕は 巨大な鉄の塊によってアクタラの体ごと叩き潰された)
        がはっ ごふっごふっ  ……  やっぱり私一人じゃダメなの…? あ… あぐっ …
        あ…  ああ… あ…     あああ…っ!!
        うん…私に応えてっ アリぃスっっっっ!!
        (まだまだ小さいが精一杯の少女の叫び声) -- アクタラ1 2011-12-30 (金) 21:13:37
      • (以前に見た召喚とは全く違う変異
        鉄の塊の下でアクタラの体が脈打つように膨らみ 悪魔の姿へと変化していく) -- アリスガワ(-) 2011-12-30 (金) 21:14:01
      • ……?(小首をかしげる。鉄球に潰されてまともに生存するPCが居た事が意外だったのだろう)
        (しかし感傷として状況の変化を待つことはない。地面から跳躍すると、鉄球を押し込むように蹴り付け追撃する。)
        -- 2011-12-30 (金) 21:24:37
      • (鉄球を押し上げながらもう一度 差し伸ばされるのは大きく肥大化した悪魔の腕)
        ね… 一緒に… 帰ろ う…? (追撃の蹴りによってまた少し沈みながらも耐える) -- アリスガワ(-) 2011-12-30 (金) 21:31:48
      • (追撃を加える動きが止まる。差し出されたアリスガワの手を見下げて、鉄球の表面を伝い近付いていく。)
        (重力などないかのように足元を鉄球に張り付けて、アリスガワの突き出された手を見ている。銀の髪を揺らして右から、左から。
         吟味する様な視線が動く。)
        -- 2011-12-30 (金) 21:40:24
      • (何かを願い乞うような瞳でユ$+グーを見上げ見つめる) -- アリスガワ(-) 2011-12-30 (金) 21:47:33
      • (自らと巨大鉄球を繋いでいる腕を振り下ろす。地を削り、荒ぶる鎖がアリスガワの無防備に突き出した手に絡みつく。)
        (バネの如く跳ぶ。締め付けられて鎖が引っ張られる力で張り詰める。鉄球が地面から持ち上がる。
         どうやら、アリスガワ諸共廃墟に叩きつけようとしている。力の根源であろうバグがユ$+グーの全身を揺らしノイズを発生させる。
         横薙ぎに力が加えられ巨大鉄球が斜めに持ち上がり、慈悲も加減もなくアリスガワを巻き込む形で激突に向かう。)
        -- 2011-12-30 (金) 22:06:15
      • わかった… (私の言葉は届かないのだろう…)うん…(それならいっそ力ずくでもと)
        (腕に絡まる鎖を掴み力を込める)大丈夫… 今度は 負けない… 
        (斜めに引っ張りあげられながらも 翼を大きく広げ激突寸前の廃墟の一角を抉り取り 鉄球ごと飛び上がる)
        (ユ$+グーを逆に吊り上げるつもりだ) -- アリスガワ(-) 2011-12-30 (金) 22:18:51
      • (どうやら自重そのものではアリスガワの力よりも遥かに軽いらしい。簡単に体が持ち上がる。)
        (もちろん大人しくぶら下がるままではない。鎖に引っ張り上げられると振り子になって大きく孤を描いた。
         そのまま足場を建物の壁を破壊する形で確保する。片足で壁を破壊して足をかけると力比べの形でアリスガワに対抗しようとする。)
        (片手では勝てないと見込むと、鎖を両手に巻いて地面に引きずり込む様に力が加えられる)
        -- 2011-12-30 (金) 22:35:13
      • //少しだけ返事が遅れます。ごめんね! -- 2011-12-30 (金) 22:35:28
      • //了解気にせず気長にどうぞー  -- 2011-12-30 (金) 22:38:14
      • (鎖がピンと張り詰め力が拮抗した瞬間大きく開口し周囲のバグやノイズを吸い込み始める)
        ア… アア… アアアアアア
        (溜めるように一拍置いた後 吐き出されるのは黒く黒い小さな炎球)
        (鎖に沿うようにゆっくりとユ$+グー目掛けて飛んでいく) -- アリスガワ(-) 2011-12-30 (金) 22:46:37
      • (黒い火球がユ$+グーの銀色を燃え上がらせる。壁は破壊されて跡形もなく、されど金色は見開かれたまま。
         全身を振り払い、炎を払う。さらなる攻撃を加えようとするアリスガワを見据えて鎖を手元に引く。迎撃の構え。)
        -- 2011-12-30 (金) 23:14:38
      • アアアァ……  ふぅふっふぅ……… 
        (炎球が命中したのを確認すると引っ張られる力を利用して特攻 急接近して)
        (鎖が絡んだままの腕を鉄球ごと振りかぶり ユ$+グーの鉄球をユ$+グーへ返すように上から 叩きつける) -- アリスガワ(-) 2011-12-30 (金) 23:23:29
      • (鉄球がユ$+グーを潰し、抉られるように地面が削られてエリアが揺れる。)
        (足場としていた建物が跡形も無く崩れて瓦礫になり果てる。鎖は引きちぎれ、鉄球は瓦礫の山に激突してようやく停止をしたものだ。)
        (破壊跡にぽつぽつと引きずる様な浅黒い血がこびり付く。粉塵が煙になりあたりに漂う。)
        -- 2011-12-30 (金) 23:33:05
      • (倒した… 倒せた… と思った瞬間急に不安と迷いの影が襲ってくる)
        (これでよかったんだよね… 大丈夫… だよね…)
        (腕に絡んだ鎖の破片を払い おそるおそる鉄球に近づく)
        (煙は晴れておらずユ$+グーの姿はまだ 見えない) -- アリスガワ(-) 2011-12-30 (金) 23:43:18
      • (煙が晴れていく中、ゆらりと揺れる影がある。)
        (空気がつむじを起こし、接近するアリスガワに対して間の空間が切り裂かれる。煙が切り払われて石屑は風圧で地を転がっていく。
         鉄球が退かれ、限りなく黒くそまった血溜まりの中に立つユ$+グー姿が現れる。骨だけが残された様な異形の翼がその背中から伸びている。)
        (異形の翼がアリスガワに襲い掛かる。翼が広がり伸びてアリスガワを貫かんとする。)
        -- 2011-12-31 (土) 00:00:43
      • ユン…っ(咄嗟にガードした両腕と翼を貫かれながらも何とか 体に到達する前に停止させる)
        (傷口から赤い赤い血液が吹き出し骨の翼を伝っていく) -- アリスガワ(-) 2011-12-31 (土) 00:12:30
      • (体をゆらゆらと揺らしながら、そのままアリスガワに近付いて進む。近付くほどに傷口を広げる様に翼がアリスガワに食い込んで行くだろう。) 
        (破壊された鎖の一部がいつの間にか修復されており、彼女が腕を振るえば鞭の様にしなる。先端には黒い泡が、バグがこびり付いている。)
        (鎖が容赦もなく地面を割ると、断面にはデータの破壊跡が残った。)
        …………イ…(ふと、初めて口が動く。ただ唇を動かしているだけかもしれない。だが何事か声にならない言葉を口にしている唇の動き。)
        -- 2011-12-31 (土) 00:30:26
      • あがっ あぐぐっ (傷から全身へと走る痛み 腕を貫いて尚も近付いてくる異形の翼)
        (それでも 初めて動いた唇に最後の希望を 発せられるユ$+グーの言葉を聞こうと声を抑える) っ……… -- アリスガワ(-) 2011-12-31 (土) 00:40:47
      • ……タイ…………(声には多くのノイズが重なる。擦れている様でもあり、不協和音を奏でている様でもある)
        (ユ$+グーの全身から殺意が発せられる。どす黒い血、バグを周囲に撒き散らす形で━━)
        (全ての音が止まる。逆三角形の形を作り、途切れた鎖の先端がアリスガワを容赦なく引き裂き、エリアの空間ごとこの場から葬りさる。)
        -- 2011-12-31 (土) 00:51:18
      • (引き裂かれ削られていく身体と共に)
        (消えていく意識)

        (私では届かないのか 私では助けられないのか 私では…)



        ごめん 


        なさ 

        い… -- アリスガワ(-) 2011-12-31 (土) 01:06:21
      • (切り裂かれ、抜け落ちた空間がドット単位で元に塞がっていく。)
        (全ては元通り、また黒いバグで染まったまま。)
        -- 2011-12-31 (土) 01:13:21
  • --
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  • (test)
    • (test)
    • (test)
    • (test)
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    • (test)
    • (test)
  • --
  • Not Contact --
  • (転送石により転送され、地に伏して転がる)
    (混濁する意識が回復して行くのを感じる。おぼろげな視界。思い出すように誰かに抱き上げられていた様な温もりが肌を疼かせる。)
    (リアルな感触。弱弱しく地面を爪で掻いてその事を思う。━━ここはどこだろう。)
    (━━感覚が自らに告げる。リアルではないか?)
    (━━僅かに残された理性がそれを否定する。この見慣れた光景。この場所はGLOの中だ。まだログインしているのだ。そして地に伏して倒れている……何故?)
    (身体に悪寒が走り、全身が震える。どうやら片手に違和感があるらしい。何かが脈打っているのを感じる。……何が?)
    (起き上がろうと身を持ち上げる。何度も失敗して、その度、つぶてで膝を擦りむいた。痛い。) -- ユン・グー 2011-12-24 (土) 02:51:10
    • (起き上がろうと苦心していると、耳障りな騒音が遠くから響いてくる。獣のけたたましい咆哮にも似たそれはこちらに気が付くと近付いて来ていた。)
      (この音は聞き覚えのあるものだ、バイクのマフラーがうなる音だ。地べたに肌が接している為、数台のバイクが近付いている事が分かった。あっという間に囲まれる。)
      (二輪がキュッと鳴き声をあげると、エンジンの音だけを響かせてブーツが地面を蹴った。)
      「おい、見ろよ……こいつ!ユン・グー様だ!」
      (下種な笑い声が廃墟群れに響く。身体が持ち上がると同時に衝撃を感じて視界がぐらりと揺れる。)
      (━━痛い。)
      (痛みが腹部を伝って自らに起こった現象を言葉にして、ようやく自体を飲み込んだ。痛い。そしてリアルだ。私だけを襲うリアルだ。)
      (瓦礫に身体をぶつける、かすむ視界の中に三人のPCが見えた。もっといるかもしれない。)
      「どうやら誰かにバインド系のスキルを使われて身包みを剥がされちまったようだなぁ?」
      (自身を蹴った男が見下げるようにせせら笑った。その男は以前自身にPKされた男であった。自分ですら不快になる様な罵詈雑言を飛ばしていたのでうんざりして、後ろから一撃で葬った覚えがある。)
      (胸倉を掴んで持ち上げられる。)
      「どうするよ、こいつ?」
      「しらねー、ほっとけよ」
      「キルしちゃってもいいんじゃねw」
      (PKされる。恐怖がこみ上げると、痛みが増したようである。)
      たす……けて…(今は、今だけは。血が口に溢れて声にならない。)
      (男は一瞬怪訝な顔を浮かべて、しかしすぐにユン・グーの体を地面に叩きつけた。)
      (取り巻きが同情にも似た声を上げる、が、特に男を止めるでもない。当然である。
      PKされ辱められた苦い記憶を男が晴らそうとしているだけに過ぎない。やり返してやっているだけだ。一方的にリアルなダメージを受けているのはユン・グーだけである。) -- ユン・グー 2011-12-24 (土) 03:25:31
      • (血が口から漏れるのを見た。血は薄黒い。)
        (男が呪う言葉を吐き捨てて、その両手に両手槌を転送して装備、構える。)
        (こんな光景は見慣れていた。見慣れていたが、今、自らの視界にいる男は邪悪な処刑人の様に映った。)
        「へへへ、じわじわと壊してやるぜぇ!俺達に刃向かうって事がどういうことか教えてやる…!」
        「バーカ、お前だけだろ。こいつにPKKされたの」
        「うるせえ!」
        (顔を赤くした男の口元が吊り上る。)
        「一撃じゃ終わらせねえ……、たっぷり可愛がってやる。」
        (込み上げるものがある。絶望。男に赦しを請うようにすがり付こうとするが足蹴にされる)
        (何度も、何度も許しを請い自らの非を認める言葉を振り絞った。)
        (男は狙いを手に定めた。ロックオンカーソルを合わせる間があり、それから槌が振り下ろされる)
        (男が恍惚の笑みを浮かべる。黒々とした血飛沫が舞う。笑みが引き攣る。)
        (許しを請う言葉が悲鳴に変わり、廃墟郡の中で悲惨なこだまになった。) -- ユン・グー 2011-12-24 (土) 03:45:57
      • (男の頭部が潰される)
        (一瞬の出来事であった。取り巻きには何が起こったのか理解することは出来なかった。)
        (そして誰にもこの場の出来事は知らされなかった。その場にいた者が全員、未帰還者になってしまったからだ。)
        (一人はHMDが粉砕する形で、二人は苦痛の声を上げて。)
        (もう一人は意識不明の重体で━━) -- ユン・グー 2011-12-24 (土) 03:55:27

Last-modified: 2012-01-05 Thu 21:19:44 JST (4494d)