瓦礫城三期/0006
- (兄を包む黒々としたオーラの嵐に果敢に挑んでは弾かれてる…)
(一生懸命叩いたり引っぺがそうとしているが効果はない、リズの力ではどうにもならなかった) -- リズ
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- ………こっち、行った…はず。(いつになく焦った様子で、寂れた通りを小走りに進む)…この、先……?
(少し前に死んだ筈の、見覚えのある少女の姿が見えた気がして 真偽を確かめようと追ってきたのだ) -- ファラエナ
- (ファラエナが進んだ先、見渡してみると・・・)
────(路地の先で微笑んでいる少女の姿が見える事だろう) (向こう側が透けて見えるその少女はファラエナと目が合った事を確認すると路地の奥へと走り出し・・・振り返っては走りと繰り返し奥へと誘う) -- リズ
- ………! リ、ズ……!(どことなく透けて見えた気もするが、幻覚の類とは思えない はっきりとした姿に見えた)
まっ……て… どこ、行くの……!?(息を切らせながら走り続け、距離がなかなか縮まらない事と土地勘の無さそうな方へ進む事に焦りが増す) -- ファラエナ
- (走っても止まっても、一定の距離が保たれている・・・健康体のファラエナでも追いつけないスピードは晩年のリズからは考えられない事だろう)
(そうやって誘う様にどんどん土地勘のない方へ・・・・・・・否、段々と見知った場所が近づいてくる事にファラエナは気づく事だろう) (辿り着いたのはリズの栽培所の裏手だった・・・半透明のリズはファラエナが追い付くのを確認すると目の前に転がるガラクタ・・・もといトロ船とガラス板を使った蒸留装置を指さした) -- リズ
- ……は、やい……っ(時折急加速からの羽ばたき滑空を交えても、追いつける気配がない 明らかに異様だと気付くが)
けど………話す事、いっぱい…ある……!(諦める理由にはならない。 最悪、飛んで帰れば知った場所に辿り着ける…と思っていたが、覚えのある景色だと気付き) …ここって……(今でも時折足を運ぶ、リズとの思い出の場所。 しかし、裏までは見ていなかった)……これ、水……綺麗にする、装置……? リズ、作ったの……? ね……わたしも、花…育てて……みてるの こないだ、芽……出たの……!(色々な感情がごちゃ混ぜになり、一気に溢れ出した) -- ファラエナ
- (ファラエナが装置を確認すればにこっと安堵したような笑みを浮かべ)
────・・・(何かを伝えようとするように口が動くが、声は発せられず・・・諦める様に首を振る) (そしてなにかを言っている様子のファラエナに気づくと少し困ったような顔を浮かべて・・・落ち着かせようとハグをしようとするが・・・体がすり抜けてしまう) -- リズ
- ……えと、喋れ……ない……?(声が出ていない様子に、何とか意思の疎通手段はないか考え)……ししょーなら…できた、のに…… どくしん・ジツ……
リズ………リズ、なんで…?(泣きそうなのを必死に堪えていたが 透過し、触れる事もかなわないと知り ぽろぽろと涙が零れる) ……お花で、いっぱいに しよって……言ってた、のに… …ぅ… ビリーも…がんばって、るよ……? -- ファラエナ
- (泣き出してしまえば申し訳なさそうに肩を落とす・・・涙を拭おうと指をやるも、幽霊らしい寒気が伝わるのみ)
(改めて蒸留装置の方を見やり、ファラエナをみると)────・・・・(「ま・た・ね」と可能な限りわかりやすく口を動かし、消えて行った) 誰かいんのかー?(人の気配を感じたのだろう、栽培所の中からビリーの誰何の声が聞こえてくる) --
- …………(こくん、と小さく頷くことしかできなかった せめて会話ができたなら、こうも悔しい思いはしなかっただろう)
……! ビリー……… わたし……ここ…(ぐしぐし、涙を拭って声を上げる)ちょっと……見て、ほしいもの ある…… -- ファラエナ
- あーん?その声はファラエナか?・・・何だよみて欲しいって(なんだとぼやきつつ回ってきて・・・ファラエナの様子を見てぎょっとする)
ファラエナ・・・っ・・どうしたん?怪我でもしたか?(心配そう) -- ビリー
- 怪我、じゃない… ………多分、言っても 信じて…もらえない。(ふるふる、首を横に振って)
それ、より………これ、綺麗な 水、作れる……装置……(裏手に置かれている蒸留装置を示し) ……たぶん、リズが 作ってた……やつ… これ、使えない……かな… -- ファラエナ
- いや、なんだよそれ・・・(セリフはアレだが声は心配そうで)・・まぁいいか・・・無茶すんなよ(よくわからないなりに慰める様にポンっと肩を叩き摩って)
ん?・・・水・・・・・これが・・?ガラクタじゃねぇの?(初めは言っている事の意味がわからなかったが、「リズが作ってた」と聞けば真剣な目で作りを確認して) そう言う事か、言われてみれば・・・熱源は砂漠の日光か・・・でもここでも晴れていれば十分・・・つくりは単純だけど確かにこれなら・・・出来るな (ははっと笑って)こうしてみると、なんで自分じゃ思いつかなかったんだって思うもんだな・・・ありがとうファラエナ、よく見つけたな?(こりゃぁつかえるぞーっと上機嫌に運ぶことにする) -- ビリー
- ……あの、ね………リズが……(どう説明したものか、迷っているうちに説明のタイミングを逃してしまった)…その、うち……話す…の
…ぱっと見 よくわかんない、かも……だけど 水分だけ…ガラスに、くっつけて 垂らして、溜める……?(自分でも確信は持てていない様子) あと…は、綺麗な水 蒸発しないうち……溜めとけば おっけー…… ん、リズの おかげ……(運ぶのを手伝いながら、ビリーにどう説明すべきか悩む) -- ファラエナ
- リズが・・?そうか・・・アイツが作ってたの、見てたんだな・・・(それでかと一人勘違いして頷いてた)
そうそう、こっちに貯めた水が蒸発して、ガラスを伝って落ちる感じだ・・・うん?ガラスについた時に冷えないとダメだよな・・・(あれ?これ本当に出来るか?とか考えるも)まいっか!ダメだったら改良して使える様にするさ! (よくわからんが何とかなるさー!と上機嫌気味に運んでく) (設置して「ああでもないこうでもない、いややっぱこれ冷静に考えると無理じゃね?」とかぼやいてるビリーの背中を入り口に立って見守って、一先ずは満足そうにしてる) -- ビリー
- ………う、うん。 でも、なんなのか その時は……わかんなかった… この前、水の話……で、思い出して…(咄嗟に話を合わせた)
…んー……ガラスを ひやしとく方法……? 難しい…… 周り、密閉しないと 蒸発してっちゃう…かも …でも とりあえず、やって………みよ…?(少なくとも、リズの伝えたかった事は伝えられた。それだけでも、何かできた気がして 設置を手伝った後、帰っていった) -- ファラエナ
- (人気のない瓦礫城の暗い路地にふわりと降り立つ・・・辺りを見渡し)
(声にならない言葉を呟き、ふわふわと駆けていった) -- リズ
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(リズが生存していた頃…2年ほど前の時間軸。栽培所の天井の穴からふわーっと舞い降りてくる黒い影…それはリズにとって面識のない相手で) ……あぶな。 踏まなくて、よかった………(眼下に見えた鉢植えを回避するように、軌道を変えて床に音もなく降り立つ) …植物、育ててるの……? ガーデニング…って、いうんだっけ……(たまたまその場に降りてしまったが、興味を惹かれた様子でリズに問いかける) -- ファラエナ
- ふぅ・・・(息を切らしながらながら鉢植えを運ぶ、今日も暑い、水が欲しいな・・・そんな風に考えていたら後ろの方で物音がして振り返る)
あら・・・こんにちは?(うんと頷いて)そう、お花をね?・・・ちょうど咲いた子だったから、踏まれなくてよかった(なんて言って微笑んで) -- リズ
- ………こんちは、お邪魔…します。 …してます?(言い直した)ちょっと、近道…のつもり……だったの…
このへんで、お花…珍しい…… 咲いてるの、滅多…見れないから……きちょー。(しゃがみこんで、花をじっと見る) (それから、リズに視線を移し)お花…育ったら、どう、するの……? ……あ。(そこまで言ってから、自分の手にナイフを持ったままなのに気づき…慌ててしまう)これは……なんでも、ない。 -- ファラエナ
- (うんと頷き)大丈夫、通るだけなら別に}
そうだね(「貴重」っと頷いて)この気候じゃ、多分あまり長続きしないから・・・日差しが強すぎるのかも(そう言って抜けた天井を見つめる) (ナイフを見ても気にした様子もなく)しまってくれたら、続きをお話してあげる(そう言って悪戯っぽく笑ったり) -- リズ
- …枯れたら、勿体ない……場所、変えるとか……? それに、お花……(天井の、さらに上を示すように)…上に、住んでる連中に 高く売れる…かも。
ん、さっきまで お仕事中……だったから(これで大丈夫、と何も持ってない両手を見せる その手袋に血痕が残ってはいるが) 続き……これで、聞ける…?(かくん、と首を傾げて) -- ファラエナ
- 使わせてもらえてるのは此処だけだから・・・(ここ以外で育てたとしても、目を離した隙に何をされても文句は言えない)ここを改良した方が良いかなぁ
(示された上の方を見つめて)・・・良い着眼点してるね?(にししと「同じこと考えてた」って笑う) よろしい!ではこのリズさまの計画をお話しよう!(えっへんと胸を張って)・・・と言っても、今キミが言った通りなんだけどね?・・・お花を売るの、綺麗だなぁって思ってもらって、それを持ちたがる人が増えるように 裕福な人が欲しがれば、段々下の人達も欲しがる様になると思わない?そうすれば、いずれこの街はお花でいっぱいになるのよっ(素敵だと思わない?とファラエナの方を見て) -- リズ
- ……ぐぬぬ。 上の、穴……なんか、塞いだり できるように…とか?(日差しを適度に遮れる、都合のいい何かを想像しているが、具体的な案はない)
いっぱい、お花作る……いっぱい、売れる…大儲け。(ぐ、と親指を立てる)ん、聞かせて……(しゃがみこんだままリズを見上げ、聞く姿勢) お花、珍しく…なくなっちゃうけど、いいの…?(それは市場価値が下がることも意味する、と気づいて)…お金、ほしかったわけ……じゃない…? …けど、お花いっぱいは……面白そう。 きっと、いい匂い する…(すんすん) //文通スイッチONです! -- ファラエナ
- そうだねぇ・・・(うーんと見上げ)天井を塞ぐのは流石に無理かなぁ・・・大き目な、パラソルみたいなのがないか兄さんに頼んでる所なの、上手くいけば見つかると思うよ?
いいよ、私はお花を珍しい物にしたくないの・・・だって、ここの外には普通にある物なんですもの・・ただ、珍しくはなくても・・・大事にはして貰えるようにしていきたいなぁ (わかってくれるか!と目を輝かす)そうそうっこれはね?甘い良い匂いがするの(その赤い花を指し、「嗅いでご覧」ってしたりして) //はぁい -- リズ
- …パラソル……んと、ブルーシートとかなら もってる……けど(使う?と訊ねて)
…んー。 難しいと、おもう……珍しいから、高くて 大事…… 安物は……大事に、されない……(安物でも有難がる人種は、それが当人にとっては高価な代物だからだ) すごく 難しい……けど、できたら すごく、すごい。(くんくん、赤い花に顔を近づけて)……いま、わたしが 蝶じゃなくて……よかった、って…。 蜜、吸いたく……なりそ……(花の香りを堪能し)…で、えと。 リズ…でいい…? わたし、ファラエナ……(立ち上がると、改めて向き直り 微笑する) -- ファラエナ
- え?いいの!?(ほしいっと頷いて)
でしょ?出来たらすごくすごいのよ!だから挑戦するの(ぐっと握りこぶし) (蜜を吸うの?と小首をかしげたりしつつ、自己紹介には優雅に会釈で返しかけ・・・握手の手を出す)うん!よろしくファラエナ! -- リズ
- ……ちょっと、穴…あいてるけど 今度、もってくる……(雨は兎も角日差しは遮れるだろう)
…ん、お花 いいものなの……わかった… だから、応援…するね(差し出された手を握ろうとして…血まみれの手袋の手を引っ込める)…ちょっと、まってて (手袋を外し、改めて握手)……よろしくなの、リズ…。(これが、彼女との出会いだった。 この時点では、二年後に待つ別れなど知る由も無く…) -- ファラエナ
- ちょっと空いてるくらいなら愛嬌よ、完全にふさぐ必要はないんだもの
・・・(手袋についていた血には結局触れないまま握手を交わしたのだった) -- リズ
これもテスト -- リズ
- よしよし
このコメ欄は普通に訪れると幽霊の私(喋れない)と、別時間ツリーを使うと生前の私と話せるよ 別時間の時は時期を指定してくれるとうれしいな? -- リズ
- てすとー -- リズ
- 今も見るんだよ夏に咲いてる花に亡霊を〜♪ -- リズ
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