名簿/348054
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- (オレンジ色の髪をした神父が壇上傍に控えている) -- 老神父
- (低く通る声で)では、新郎は壇上へ上がってください。 -- 老神父
- はい(いつになく丁寧に、壇上に姿を見せる白いタキシードに身を包んだジーゼが壇上に上がる)
……ん? (オレンジの髪の神父、というだけで何か妙だが…首を捻るがすぐに直立不動に戻った。柄にもなく緊張している) -- ジーゼ
- (何かの間違いか。ふ、と老神父の口元が笑みを浮かべたように見えただろう)
神は厳粛です。しかし、寛容でもあります。今から緊張していては持ちませぬよ。 続いて、新婦は壇上へ上がってください。 -- 老神父
- ひゃぃ…はい…(ガッチガチに緊張しているのか返事の声が裏返る。白いウエディングドレスに身を包んだリーディアナが躓きつつも壇上に上がり)
…あれ(老神父のオレンジ色の神を見て首を傾げる。が慌てて姿勢を正す)…うぅ… -- リーディアナ
- (落ち着いた様子で新婦へ向けて頷き)
神は厳格です。しかし、誠実でもあります。…お二人とも、そう緊張なさらず。 では神と精霊の名に於いて、ここに結婚式を執り行います。 この結婚に反対する者は今、ここに名乗り出なさい。(壇上から来賓席を見て柔和な笑顔を浮かべ) -- 老神父
- ……ほら、リーディアナも深呼吸深呼吸(神父の言葉で若干緊張が解れた、何故だか妙に信頼できる気がするのだ。かなり小声で呼びかける) -- ジーゼ
- (こくこく)…だ、だいじょうぶ…生きてる…!(小声で返しながら)し、深呼吸しんこきゅう…!!(すーはー) -- リーディ
- …いないようですな。ではこの場にいる全ての者は新たに夫婦の契りを交わす二人を祝福するものとします。
新郎、ジーゼ。(タキシード姿の青年を見る) あなたは健やかなる時も、病める時も、お互いに愛し、慰め、助け。 新婦が重責に惑う時はそれを支え。 自らと、妻となる女性と、二人の間に生まれた命を守り続けることを神に誓いますか? -- 老神父
- …っ(呼びかけられると僅かに息を飲んで老神父に視線を合わせ)
(息を吸って、背筋を伸ばして、来賓にも息子にも家族にも、何より花嫁に信頼して貰えるように) ……誓います -- ジーゼ
- (ジーゼが誓いの言葉を言うまで視線を外さず。その後、皺だらけの顔で青年へ柔らかく微笑む)
新婦、リーディアナ。(今度は純白のウェディングドレスを着た女性へ向き直り) あなたは健やかなる時も、病める時も、お互いに愛し、慰め、助け。 新郎が命の軽重を違える時はそれを正し。 過去と現在、そして夫婦となってからも続く全ての時間に誠実であることを神に誓いますか? -- 老神父
- ひゃ、はい…!(胸に手を当て深呼吸していたが、名前を呼ばれると慌てて手を下ろし顔を上げる)
(神父の言葉に、ここに至るまでの様々な出来事を思い出しているのか徐々に表情が落ち着いていく) …はい、誓います -- リーディ
- (リーディアナの言葉にゆっくりと頷き、老神父は目を細めて微笑んだ)
では指輪の交換とします。新郎と新婦はお互いの指に指輪を。 -- 老神父
- はい……リーディアナ、手を出してくれ(用意した結婚指輪を取り出すと、深呼吸。リーディアナに向き直り) -- ジーゼ
- ん(頷き、ジーゼの方に向き直ると左手を差し出し) -- リーディ
- シンプルなデザインで悪いが…(リーディアナの手を取ると薬指にゆっくりと指輪を通して)
…お前の指にはまってると悪くない、綺麗だ(そう言って手をゆっくり離す) -- ジーゼ
- (薬指に通された指輪を幸せそうに目を細めて見て)もう、こんなときまで何言ってるの…バカ…
(リングピローに乗っている指輪を手に取ると、ジーゼの左手薬指に指輪を通す。やや手が震えているが)…っと…(何とか無事通し終わり、そっと手を離す) -- リーディ
- こんなときだからこそだろ…? ほら、大丈夫だから(震える手に軽く触れ、指輪をつけられる)
ありがとう(感慨深げに自分の指とそこにはまった指輪を見ながら) -- ジーゼ
- では、祝福と誓いの言葉をお互いの唇に封じます。
神の前で誓いのキスを。 -- 老神父
- …(ついに来た、一番緊張する場面が。しかもなんか思ったより見てる人が多い…!)
(深呼吸。リーディアナの目を見てヴェールを上げて) …よし(そっと近づいて軽く、静かに想いをこめて口づける) -- ジーゼ
- うく…(ベールを上げられ目が合うと忘れていた緊張が蘇ってくる)
(やっぱり無理ー!!!…と言ってグーパンしたいのを堪えながら顔を上げて、目を瞑りキスを受け) -- リーディ
- (よかった暴れなかった…と思いつつ、数秒おいて唇を離し一歩下がる)
……いや、人生で一番緊張したな(嬉しそうに笑いながら) -- ジーゼ
- うあ…(若干後ろによろめく。慌てて体勢を立て直して)…緊張した、すごく緊張したし…
(真っ赤になりながら頷いて)…私超頑張った…頑張った…(ぎゅーっと握っていた拳を解く) -- リーディ
- …照れ隠しとはいえ神の前で暴力はいけませんぞ。披露宴に入ってからは夫婦の問題としますが。
では新婦はブーケを受け取り、新郎も控え室にお戻りください。 神父の役目はここまで。二人が共に歩む人生に神と精霊の祝福と、友人の助けがあらんことを。 (どこか少年のような茶目っ気のある語調。十字を切って一礼。) -- 老神父
- …いや暴力って…ん?(どことなく語調に懐かしさを感じ)
まあいいか、披露宴も見ていってくれよ神父さん さ、行こうぜリーディアナ。今のお前が一番綺麗だ(腕を取りエスコートして退場を促す) -- ジーゼ
- り、了解いたした…終わってからね、終わってから…
は、恥ずかしいセリフ禁止…!(手を取られ歩き出し)…あ、っと (思い出したように動きを止め、薬指にはまった指輪を来賓席に見せ…右手だこれ) (脳内で左右反転してほしい、来賓席に見せ退場していった) -- リーディ
- (二人が退場したのを見守り、姿が見えなくなるとゆったりとした足取りで壇上を離れていった) -- 老神父
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