冒険者/0016

試練の儀 ―Duel Of The Brave― Edit

&ruby(ルビ){インライン要素};
設定的なことはヴェスルの名簿に書いています。
要するに、「カードゲームアニメ」的なバトルロールをしてみませんかということです。
実際のカードゲーム的なルールを作ってやろうというのではなく、あくまでそれっぽいものがしたいということです。
中の人も対してカードゲームが得意なわけではありません。
用語とか召喚方法とか、その場で色々飛び出していいと思います。まとめると、カードゲーム的なノリで戦闘ロールをしたいということ。

ですが、場合によっては別にカードゲームではなくて、他の形式や、普通の戦闘ロールでも構いません。
色々な空間設定ができます。
お名前:
  • 過去 旅立ち -- 2016-07-02 (土) 02:05:22
    • 「私たちは、『勇者』を作らなければならない」

      幾度と無く聞いた言葉。
      幾度となく繰り返された言葉。

      「私たちは、『魔王』を倒さなければならない」

      揺らめく陽炎のような光景が眼前に広がる。
      殺風景で空虚な空間に、外套を纏った一人の少年/少女が立っていた。
      腰に佩いた剣が風に揺れ、かちりかちりと音を立てる。

      彼/彼女を囲む人影が、またも陽炎のように揺れる。
      ぱちぱちと、焚き火が音を立て、外套を纏った――『勇者の器』の顔を赤く照らす。
      その瞳には、何の感情も浮かんでいない。

      ただ、自らの前に置かれた一冊の書物を見つめていた

      「私たちは、救わなければならない」

      「世界を」

      「彼を」

      人影が、揺れていく。
      『勇者の器』は、何も言葉を発しない。 -- 2016-07-02 (土) 02:05:56
      • 石壇の上に置かれた書物は、古めかしい。
        何年も何年も、それは神典として崇められ続けてきた。
        とある勇者の物語。
        とある魔王の物語。

        かつて、勇者であった少年が、世界を滅ぼす魔王となってしまう物語。

        それを、『勇者の器』は何千回と聞いてきた。
        その物語が、今もまた語られている。周囲の人影が物語を口ずさむ。

        勇者はかつて、彼らの王となるべき存在だった。
        こことは異なる世界の王国。その王族。
        彼らは、その末裔だった。

        かつて、「世界が終わった時」に――彼らは、この世界にやってきた。
        そして、そこで神の啓示を受けたのだ。
        いずれ再びこの世界に来る、彼らの世界を滅ぼした『魔王』を斃すため。
        『勇者』を作らなければならないと―― -- 2016-07-02 (土) 02:06:30
      • かつての『勇者』を救えるのは、『勇者』の魂を受け継ぐ事のできるもの。
        かつての『勇者』は、“人”であったが故に、苦しみ、罪を背負った。
        かつての『勇者』は、“人”であったが故に、『魔王』となった。

        『勇者』も『魔王』も黄昏の時の中に消え果てても、彼らは『魔王』を待ち続けた。
        自分たちが生み出す『器』が『勇者』の魂を受けつぎ、『魔王』を斃す。
        無限の苦しみの中に囚われた『魔王』を救う。
        自らの世界を滅ぼしてしまった『勇者』を救う。

        神にその使命を告げられた時、彼らの運命の全ては定まった。

        人であるがゆえに『勇者』が『魔王』に堕したのならば。
        もはや人である必要はない。ただ、『勇者』という機構となろう。
        『魔王』を斃し、『世界』を救うための機構こそが、彼らにとっての『勇者』となった。

        もう二度と、過ちを繰り返さない為に。
        人では、世界の全てを抱え込むことなどできはしない。
        ただ、『勇者』という力を受けるための『器』であればいい。

        彼らの目的は、ただそれだけ。
        かつての『勇者』を斃すこと。
        そして、彼を永遠の輪廻から救い出すこと。 -- 2016-07-02 (土) 02:07:59

      • 『勇者の器』は、『勇者』としての力を得るために、様々な過去の英雄の『伝承』『記憶』を注がれた。
        しかし、『器』は何も感じることはない。自らの中を幾つもの存在が駆け巡っていく。
        『器』は空虚であった。侵食されるような自我さえ、存在しなかった。
        自らの望みなどない。世界を救う自らの動機はない。勇気が何であるかも知らない。
        親の顔も知らず、人が持つべき感情も与えられないまま、『器』は『器』となった。

        その証である全身に刻まれた「紋章」――それが何よりの証。
        千年の時を待ち、ついに『器』は誕生したのだ。神がもたらした、予言の書物のとおりに。

        だから、もう彼らの存在意義は消えた。『器』を作り上げたのだから。
        後は、『器』が『勇者』の魂を受け継ぎ、『魔王』を斃すだけでよかった。 永遠の輪廻に囚われた『勇者』『魔王』が、解放される。
        それが、彼らの唯一の望み。

        しかし、何故自分たちがそのような使命を頑なに守っているのか。
        彼らは最早それを考えることはできなかった。
        既に、神からそう定められたのだから。
        閉鎖された世界のなかで、彼らはひたすらに世界を作り上げ続け――

        ――それが今日、終わりを告げる。
        -- 2016-07-02 (土) 02:24:27

      • 『器』と炎を囲む者達は、次々と倒れていった。
        自刃したのである。その最後の力を、『器』へと分け与えるために。
        そうして、彼らはこの地上から消え去った。
        ただ一人、『器』だけを残して。

        消滅していく彼らを見ても、ただただ『器』は何も感じることができなかった。

        『器』は旅立った。既に自分しかいない集落から去り、予言された『魔王』を滅ぼすために、とある『勇者』と関連する様々な伝承を力として。

        踵を返し、村を離れる。『器』はこうして、世界へと旅立った。

        そして、遂に誰も気づくことのなかった。
        彼らの千年の行い全て。何もかもが。
        無意味であること――

        千年の昔に、『魔王』は一人の少女に救われたことを、彼らは何一つ、知りはしなかった―― -- 2016-07-02 (土) 02:25:12

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  • 過去 旅立ち -- 2016-07-02 (土) 02:05:22
    • 「私たちは、『勇者』を作らなければならない」

      幾度と無く聞いた言葉。
      幾度となく繰り返された言葉。

      「私たちは、『魔王』を倒さなければならない」

      揺らめく陽炎のような光景が眼前に広がる。
      殺風景で空虚な空間に、外套を纏った一人の少年/少女が立っていた。
      腰に佩いた剣が風に揺れ、かちりかちりと音を立てる。

      彼/彼女を囲む人影が、またも陽炎のように揺れる。
      ぱちぱちと、焚き火が音を立て、外套を纏った――『勇者の器』の顔を赤く照らす。
      その瞳には、何の感情も浮かんでいない。

      ただ、自らの前に置かれた一冊の書物を見つめていた

      「私たちは、救わなければならない」

      「世界を」

      「彼を」

      人影が、揺れていく。
      『勇者の器』は、何も言葉を発しない。 -- 2016-07-02 (土) 02:05:56
      • 石壇の上に置かれた書物は、古めかしい。
        何年も何年も、それは神典として崇められ続けてきた。
        とある勇者の物語。
        とある魔王の物語。

        かつて、勇者であった少年が、世界を滅ぼす魔王となってしまう物語。

        それを、『勇者の器』は何千回と聞いてきた。
        その物語が、今もまた語られている。周囲の人影が物語を口ずさむ。

        勇者はかつて、彼らの王となるべき存在だった。
        こことは異なる世界の王国。その王族。
        彼らは、その末裔だった。

        かつて、「世界が終わった時」に――彼らは、この世界にやってきた。
        そして、そこで神の啓示を受けたのだ。
        いずれ再びこの世界に来る、彼らの世界を滅ぼした『魔王』を斃すため。
        『勇者』を作らなければならないと―― -- 2016-07-02 (土) 02:06:30
      • かつての『勇者』を救えるのは、『勇者』の魂を受け継ぐ事のできるもの。
        かつての『勇者』は、“人”であったが故に、苦しみ、罪を背負った。
        かつての『勇者』は、“人”であったが故に、『魔王』となった。

        『勇者』も『魔王』も黄昏の時の中に消え果てても、彼らは『魔王』を待ち続けた。
        自分たちが生み出す『器』が『勇者』の魂を受けつぎ、『魔王』を斃す。
        無限の苦しみの中に囚われた『魔王』を救う。
        自らの世界を滅ぼしてしまった『勇者』を救う。

        神にその使命を告げられた時、彼らの運命の全ては定まった。

        人であるがゆえに『勇者』が『魔王』に堕したのならば。
        もはや人である必要はない。ただ、『勇者』という機構となろう。
        『魔王』を斃し、『世界』を救うための機構こそが、彼らにとっての『勇者』となった。

        もう二度と、過ちを繰り返さない為に。
        人では、世界の全てを抱え込むことなどできはしない。
        ただ、『勇者』という力を受けるための『器』であればいい。

        彼らの目的は、ただそれだけ。
        かつての『勇者』を斃すこと。
        そして、彼を永遠の輪廻から救い出すこと。 -- 2016-07-02 (土) 02:07:59

      • 『勇者の器』は、『勇者』としての力を得るために、様々な過去の英雄の『伝承』『記憶』を注がれた。
        しかし、『器』は何も感じることはない。自らの中を幾つもの存在が駆け巡っていく。
        『器』は空虚であった。侵食されるような自我さえ、存在しなかった。
        自らの望みなどない。世界を救う自らの動機はない。勇気が何であるかも知らない。
        親の顔も知らず、人が持つべき感情も与えられないまま、『器』は『器』となった。

        その証である全身に刻まれた「紋章」――それが何よりの証。
        千年の時を待ち、ついに『器』は誕生したのだ。神がもたらした、予言の書物のとおりに。

        だから、もう彼らの存在意義は消えた。『器』を作り上げたのだから。
        後は、『器』が『勇者』の魂を受け継ぎ、『魔王』を斃すだけでよかった。 永遠の輪廻に囚われた『勇者』『魔王』が、解放される。
        それが、彼らの唯一の望み。

        しかし、何故自分たちがそのような使命を頑なに守っているのか。
        彼らは最早それを考えることはできなかった。
        既に、神からそう定められたのだから。
        閉鎖された世界のなかで、彼らはひたすらに世界を作り上げ続け――

        ――それが今日、終わりを告げる。
        -- 2016-07-02 (土) 02:24:27

      • 『器』と炎を囲む者達は、次々と倒れていった。
        自刃したのである。その最後の力を、『器』へと分け与えるために。
        そうして、彼らはこの地上から消え去った。
        ただ一人、『器』だけを残して。

        消滅していく彼らを見ても、ただただ『器』は何も感じることができなかった。

        『器』は旅立った。既に自分しかいない集落から去り、予言された『魔王』を滅ぼすために、とある『勇者』と関連する様々な伝承を力として。

        踵を返し、村を離れる。『器』はこうして、世界へと旅立った。

        そして、遂に誰も気づくことのなかった。
        彼らの千年の行い全て。何もかもが。
        無意味であること――

        千年の昔に、『魔王』は一人の少女に救われたことを、彼らは何一つ、知りはしなかった―― -- 2016-07-02 (土) 02:25:12
  •   -- 2016-06-02 (木) 23:21:01
  • 試練(Trial) V.S.クレア -- 2016-05-26 (木) 22:20:32
    • 「――展開。解放。《試練の儀(Duel Of The Brave)》」

      1人の奇妙な女の前に立つ緑のマントを身にまとった影――「勇者の器」(Vessel)が言葉を放つ。
      森閑とした空間に声が響き、反響する。それ以外の音は、何もない。
      その後に、一陣の風がヴェスルを中心に巻き上がり、マントがひらめく。
      両腕を開き、目を閉じる。それと同時に、ヴェスルの体が光に包まれた。
      それは黄金色の光。ヴェスルの体中に、何かの刻印のようなものが浮かんでいく。
      それは服の上からでもわかるほどに光り輝いている。
      ヴェスルの額には、蝶のような紋章が浮かび上がっていた。

      「失われし王国の末裔にして、勇者の器たる我が命じる。伝承の門よ、開け――」

      大地が揺れる。遺跡が揺れる。
      ヴェスルの足元にも光の条が現れ、蝶のような紋章を象っていく。

      「――これより、ここは伝承と記憶の交錯する間となった」

      強烈な光が周囲を包み、その光がヴェスルの身体の中に吸い込まれ――
      全ての景色が変わっていた。
      かつて、この街や近辺に存在していた様々な記憶や伝承の断片が浮かぶ虚空。
      それ一つ一つに囲まれた、石の舞台の上にヴェスルは立っていた。

      ここが、「試練の儀」の舞台。思念が形となる空間である――

      「ここが舞台だ。「札」は持っている?」 -- ヴェスル 2016-05-26 (木) 22:23:37
      • (胸元から引き抜くは束ねられた札(デッキ)、彼女はヴェルスの求めた正当なる継承者ではない)
        (だが継承されるべきは魂、闇へと流れ彼女と巡り合うのはある種の必定といってもいい)
        興味があるのはこの力、そして貴方からは飛び切り大きな力を感じる…

        でもぶっちゃけ、そんなのはどうでもいい! 私が欲しいものはここに全て、詰まってるから!
        だけど貴方。楽しくやってはい、終わりなんて考えてないでしょうね… (クククとデッキを構えればシャッフルへと) -- クレア 2016-05-26 (木) 22:29:11
      • ヴェスルは胸に手を当てる。すると、その身体の中から「札」の束が現れた。
        クレアを見据えるヴェスルの瞳は空虚なものだ。まさしくそれは、何かを受け入れるためにそうであるかのように。
        「……これは試練だ。僕は遊びでやっているわけじゃない」

        札を切って中に置けば、山札はその場にて留まった。
        「何かを、賭けろというの?」
        山札から札を引き、手札を作る。

        「……それならそれでもいい。僕は勇者の器としてこの試練を乗り越えるだけだ。
         さあ、始めよう――古の決闘を。君が何者であろうとも、この場に来たのならば倒すのみ」 -- ヴェスル 2016-05-26 (木) 23:32:49
      • //ウテナ見てて遅れました、すみません! -- ヴェスル 2016-05-26 (木) 23:38:02
      • 「ふふ。ここはお互いの精神を賭けるようなもの、じきに分かるときがくると思うわ…」
        彼女もまた山札から抜かれたものを手札とし、決闘者らしからぬ策謀めいた笑みを浮かべていた
        私のターン! フィールドステージ、『不貞の泥』を発動!」
        石舞台の作り、クレア側の足元に黒く、光沢で滑る泥の沼が生じる
        「効果は1ターンごとに、ラバー…もとい泥トークンを生み出す」
        「そして私は野盗の斥候を守備表示にしてターンエンド」
        泥の沼、現時点ではその効果が攻撃力もない泥のトークンを生み出すのみである -- クレア 2016-05-26 (木) 23:48:04
      • //いいのよー。あとトークンは通常モンスターとは違う、疑似モンスターみたいなものと考えてね -- クレア 2016-05-26 (木) 23:48:40
      • 「僕の(ターン)カードを引く(ドロー)

        石舞台のクレア側の様子が変化していく。
        そう、この場所ではそのカードが実体化するのである。
        「……場にカードを増やすつもりか、ならば」

        ヴェスルは手札から札を選び、天高く掲げていく。

        「天なる国より舞い降りし神の使い。全てを救済する使命を担いしものよ。
        我が呼びかけに応え、今こそ現れよ。
        機械仕掛けの天使――!」


        天に光が満ちて、荘厳なる歌とともにそれは場に召喚された。
        「機械少女 第一形態」と書かれた黒衣に銀髪の少女である。
        どこか狂った笑いを浮かべながら、それは相手を見つめる

        「僕は機械少女(メサイア)で野盗の斥候を攻撃する」

        この場では、カードの能力だけでなく、使用者の精神力がカードの力となる。
        機械少女の腕から幾つもの銃火器が現れ、守備表示の野盗の斥候に銃弾を放つ! -- ヴェスル 2016-05-27 (金) 00:31:02
      • (当然のごとく斥候は破壊される。だがそれも目論見通り、何もないままにターンがこちらへと戻る)
        「そんな怖い目で見ないで。その子、未来的でいいわね…そうぴっちりとしたインナーとか似合いそうで
        …ドロー! 街道の暗殺者を攻撃表示にしたまま、場に二枚カードを伏せて終了!」
        フィールドに出現する布を被った暗殺者、ヴェスルが察知できるかは分からないが出すカードはどれもレア度の低いモンスターばかり
        ましてや攻撃力で劣るモンスターを攻撃表示、クレアの精神力は削られることは必至
        だが場に伏せたカード、それは間違いなく状況を変化させる罠であることは読み取れるかもしれない -- クレア 2016-05-27 (金) 00:45:20
      • 「……?」
        斥候は銃弾を浴びて破壊されたが、クレアの様子は変わらない。何かしらの狙いがあることは明らかだ。
        ピッチリしたインナーが似合いそう、ということばにメサイアともどもヴェスルは首を傾げる。

        「――僕の番、ドロー」
        山札からカードを引き抜き、それを一瞥する。
        次に相手の場をみる。相手のモンスターは、あまりその伝承の位が高いとは思われない。
        しかも、相手の力は機械少女よりおそらくは劣っているものだ。それを攻撃表示にしている。
        ――攻撃を誘っている……と、ヴェスルは推測する。

        「僕はこのターン、カードを二枚伏せ、さらに手札より一枚発動する。『変形』」
        それは自身の場にある機械少女に作用するカードである。
        「このカードの効果により、僕の機械少女は新たな姿へと変形する。
        一つの魂を天へと送りしとき、天使は救世の力を得る――現れよ、破戒の救世主(メサイア)

        機械少女の狂った笑いが響けば、その体が変貌していく。機械の駆動音が響き、体から機械が露出していく。
        両肩からバズーカ砲が生え、左腕がレールガンに変化する。
        機械部分が半分ほど露出しており、機械の翼が背に生える。
        また、額に十字架のようなものが浮かび上がった。

        「破戒の救世主(メサイア)の効果発動。破戒の救世主は手札を全て墓地に送ることにより、相手の場のモンスターを二枚破壊できる……クッ!」
        それを言うやいなや、メサイアはヴェスルの方を向き、その手札めがけて銃弾を放ち、それらの札は消滅した。同時にヴェスルの精神も削られていく。
        「放て、ロンギヌス」
        メサイアが身体の中から槍を取り出し、それが奇怪な軌跡を描きながら、相手の暗殺者とトークンを狙う! -- ヴェスル 2016-05-27 (金) 01:06:16
      • (相手もカードを伏せた。勇者の儀、それは武を競うだけでなく知略も要求されるのだ)
        「ふふ。レアカードはすごいわよね、攻撃力もあってその力はまさに絶大…
        でもどんな英雄だろうと罠一つで簡単に危機に陥るもの。カードオープン、トラップ!『波濤の泥』!」
        すると場のトークンを代償とし、分解された泥は波打つ液状となって暗殺者を包み込む
        フィールドの泥もまた波及するように飛沫をあげ、暗殺者を守るかのようにその表面を固くする
        超電磁砲の弾はゴムとなった泥を貫いていくが、その勢いは瞬く間に飲まれる
        「効果はそのターンに限り、敵の特殊効果を防ぐよ。トークンが必要だからコストが重くてね」
        でもそちらの代償も大きいんじゃない?という視線で焼かれた手札を見る -- クレア 2016-05-27 (金) 01:28:46
      • 「……無効化」
        迫る槍。しかしそれが暗殺者を貫くことはなかった。
        発動された罠は『波濤の泥』――場のトークンを代償としてモンスター効果を無効化するものだ。
        ヴェスルは相変わらずの無表情であるものの、クレアの言うとおり代償は大きかった。
        メサイアは次々に進化していく強力な伝承の札である。特殊効果や耐性なども増えていく。
        ヴェスルの持つ伝承の札は強力な物が多い。そして、その強力な力で敵を圧倒するもの。
        しかし、戦略というものにヴェスルは欠けているように見えるだろう。強力な札を呼び出す力はあるが、それに頼り切っている。
        その内部は空洞、がらんどうであった。

        「……特殊効果を使ったターン、メサイアは攻撃することができない。僕はこれで終了だ」
        ターンを終える。トークンは一ターンに一度生成される。このトークンを利用した罠などが続くと見るべきだろう。
        現在ヴェスルの場にあるのは、破戒の救世主と、伏せた二枚のみである。 -- ヴェスル 2016-05-27 (金) 03:14:36
      • //ライフポイント的なものとして精神力(Spirit Point)(SP)を提案してみます。無論明確な数は決めません。いかがでしょう。 -- ヴェスル 2016-05-27 (金) 04:14:12
      • 対しての彼女は呼び出す札は非力、レアではないカードを繰り出すが搦め手を得意とする
        正反対ともいえる両者、だが勝負において正解という文字はない。勝者のみが正解となれる
        「私のターン! ドロー、…カードを1枚伏せて『強襲する盗賊』を召喚!」
        フィールドに出現する盗賊、通常ならば召喚した直後は攻撃できない。だが≪速攻≫の能力を持つ強襲する盗賊は召喚された直後から攻撃できる
        だが速攻を持つとはいえ攻撃力は非力、このままいけば破壊されるのは必至なのだが…
        //文通になってごめんね! SP採用、りょうかーい! ファジーにいきましょう! -- クレア 2016-05-28 (土) 01:36:39
      • 「何のつもり?」
        相手の出した札は『強襲する盗賊』――まさにその名の通り、教習できる札であるようだ。
        通常盗賊の札は召喚した直後の攻撃は不可能、しかしこの札はそれを可能にする。
        「……ならば迎え撃つまで。メサイア」
        ヴェスルの呼びかけに答えるようにして、メサイアが口角を釣り上げ、狂気じみた笑いを向ける。
        腕のレールガンや肩のレーザー砲、様々な武器が、向かってくる盗賊に向けられる。
        なにか特殊な狙いがあるには違いない。だが、どのみちヴェスルは今、これを受ける以外に手段はない。

        天使の断罪(エンジェル・パニッシュ)!!」
        ヴェスルの宣言とともに、盗賊めがけて無慈悲な攻撃が開始される、が――
        //文通歓迎! お気になさらず! -- ヴェスル 2016-05-28 (土) 02:31:02
      • 「にしし、何も真正面からやり合うつもりはないのよね。手札から発動、『拘束する泥沼』!」
        再びトークンを消費として使われる戦術、迎撃に出ようとしたメサイアの身体を泥が縛る
        粘着性のある泥は光沢を帯びており、それは彼女の心を示すようにしつこく輝く
        「敵一体のブロックをそのターン無効とするわ。さあ、まずは刻みなさい!」
        文字通りの強襲、ヴェスルに凶刃が振られようとした -- クレア 2016-05-28 (土) 02:42:21
      • 「……泥が」
        手札より発動したカードにより、トークンが消費され、メサイアの身体を縛る。
        泥というには嫌に光沢を帯びており、果たして本当に泥であるのかという疑問を禁じ得なかった。
        「ッ……カード発動。『勇者の鎧』――我が身を守れ……!」
        伏せられていた一枚のカードを発動する。それは『勇者の鎧』である。
        直接攻撃を受ける際のダメージを軽減することができるものだ。
        「……ッ!!」
        凶刃をまともに受け、ヴェスルの体が後ろに跳ねる。精神への致命的なダメージは回避した。
        この試練の儀の場では肉体的なダメージを被ることは基本的にない。精神力――Spirit Point――を失った者が敗北する。
        ヴェスルの体に擬似的ながらも痛みが刻まれ、SPが減少していった。

        「まだだ、この程度では倒れない……」 -- ヴェスル 2016-05-28 (土) 02:56:15
      • ダメージが軽減されたが相手の伏せカードの内の一枚、その傾向を知ることが出来た
        ダメージが通った事とは別として目の前のラバー女の口角が吊り上がる
        ヴェスルは寒気を覚えても良い。フィールドに広がる泥、光沢を帯びたそれがヴェスルの脚へと巻き付き形と成る
        「言ったじゃない。遊んで終わりじゃないって…、そうよ。私の思いが、札が答えてくれる!」
        ヴェスルの脚にまきついた泥はラバーコーティングされ、光沢艶めくサイハイブーツとなる
        女の偏執的ともいえる情熱、それは相手の精神力を削るごとに相手を自分と同じラバーの衣装に作り替えていく恐るべき闇のゲーム…!
        「…ふふ。ターンエンド、楽しんていきましょう」
        //というわけで寝ますー。明日の夜からは時間が取れそう…! -- クレア 2016-05-28 (土) 03:05:40
      • 「……なっ、これは……」
        ヴェスルは悪寒を感じた。今まで想像もしたことのないような、そんな感情をヴェスルは初めて得ていた。
        「これが、君の思念だというのか……何の、ために……?」
        クレアの笑みの答えは、それはヴェスルの脚に巻き付いた泥にあった。
        姿を変えて、それはラバーコーティングされたブーツとなったのだ!
        ヴェスルは意味がわからないという表情でひたすらに困惑している。
        だがヴェスルは理解する。なんであれ、これは禁断の闇のゲームなのだ。
        負けてしまえばどうなるかわからない。

        「……君の思うとおりになるつもりはない。これを切り抜けなければ、勇者になどはなれない。
         僕のターン、ドロー」
        ヴェスルはカードを引く。引いたカードは――

        「僕の引いたカードは『ハレルヤ・コーラス』
         この札により、メサイアは最終形態へと姿を変え」」
        手札より『ハレルヤ・コーラス』が発動される。
        それは天より響く聖なる歌。音割れしたハレルヤ・コーラスの響きがメサイアの体を変えていく。
        「く、うぅぅっ……!!」
        そのコストは絶大である。ヴェスルの精神をも侵しながら、それは天より舞い降りる。

        ハレルヤ
        全能者であり、わたしたちの神である主が王となられた
        この世の国は、われらの主と、そのメシアのものとなった
        主は世々限りなく統治される
        王の王、主の主


        「――降臨せよ! 救世の機械天使(マシンエンジェル)!!

        天から降り注ぐ強烈な光と、音割れしたハレルヤ・コーラス。
        メサイアのけたたましい狂った笑いが響き渡る。
        それはかつてこの街に存在した機械の天使。全てを破壊し滅ぼすことによって、全てを天国に贈ろうとした狂った救世主。
        その伝承の記憶が、ヴェスルによって呼び出された。

        身体の半分から機械をむき出しにし、幾つもの銃火器が体中から飛び出し、天使の翼を再構成する。
        頭上には光輪が浮かび上がった。
        「救世の機械天使メサイアの召喚に成功した場合、メサイアは場の全てのカード、そしてプレイヤーにも攻撃を加える……!」
        それは全てを壊して救うという歪な思想の現れであった。
        「……魔王を倒す力となれ、狂いし機械の天使よ。
         ――全弾発射(ハルマゲドン)!!

        メサイアの身体のあらゆる銃火器が一斉に火を噴いた。
        弾道ミサイルまで身体の中から発射され、文字通り場の全てのカードを破壊せんとしていく。
        無論それはヴェスルの場も同じである。ヴェスルの伏せていたカード、そしてヴェスルのSPまでも削り取りながら、破壊の暴風が広がっていく。 -- ヴェスル 2016-05-28 (土) 20:57:11
      • 破壊の暴風雨を広げる機械天使、無慈悲なる救済は二体の盗賊クリーチャーと召喚主である女を狙いに定めた

        「本当に、まったく…天使どころかこれじゃ狂戦士じゃない! あ、あたた…流れ弾が飛んでくるじゃない!もうー!」

        あわあわと取り乱しつつもその視線はヴェスルを逃すことなく、暗殺者の二体が破壊され攻撃表示であった一体と効果で生じたダメージが彼女の身をひび割れさせる
        彼女の魂ともいえるラバーが乾き、ひび割れ肌が陶器のように朽ちていく。だがそれでも掴みたいラバーがあるからと笑った

        「…罠発動! 『痛み分け』、1ターンに現精神力(SP)の半分以上が削られた場合、相手モンスター一体を破壊できる!」

        管楽器のような笑い声を高鳴らせる機械天使の銃、その砲身が赤熱化し始めるとそこを起点とした爆発が生まれる
        肉を切らせて骨を断つ。ヴェスルの攻撃の起点となっていたメサイアを破壊されば、
        相手の手札がほぼない今。仕掛けるならこのチャンスしかないと冷や汗をかいた -- クレア 2016-05-30 (月) 00:55:53
      • //どう運ぼうかと考えたら遅くなっちゃった。ごめんっ -- クレア 2016-05-30 (月) 00:57:06
      • 地獄のような光景が繰り広げられていた。しかし、何故かそれでも相手は笑っている。
        理解が、できなかった。

        「……何!?」

        ヴェスルの無表情な顔が驚きに変わった。
        『痛み分け』――一気にSPを削ったが故に発動させてしまったのだ。
        「こんな、札があるなんて……!」

        ヴェスルはメサイアの砲身が爆裂し、連鎖的に機械天使の体が爆破していく。
        狂った笑いとともに凄まじい爆発が起こり、ヴェスルは吹きとばされていく。
        ヴェスルの札は一枚一枚が強力だが、それを使うためのコストがあまりに大きい。
        今の攻撃で敵を破壊できなければ、最早どうしようもない。

        手札にはもう札がない。場もがら空きだ、ヴェスルはふらふらと立ち上がるものの、今相手の攻撃を防ぐ手立てはなにもなかった。
        勇者ならば、不屈の闘志で立ち上がろうとするだろうが、ヴェスルにはそういった勇気や闘志というものを、未だ理解できていなかった。
        //こちらこそめちゃくちゃやっててすみません!! -- ヴェスル 2016-05-30 (月) 22:08:31
      • 「本来なら精神力が削られた後半か瀬戸際で使うカードなんだけど、カードを一気に強くしすぎたのが敗因ね。そしてそれは…」
        ターンが回る。ドローしたカード、それを見てクレアは口角を釣り上げた
        「悪いけどチャンスは今、ここで行くわ! 魔法『隔絶されし歳月』を使用!」
        引いた札を使用し時間が加速する。カードの由来は黄金歴において時間(鯖)が止まり、事態が収束したときには歳月が飛んでいたことを再現する
        「効果は使用したターンの3ターン後の状況を再現する。つまり1ターンに1個しか作れないトークンが今に限り3個にすることができる!」
        どぷんとラバーの泥より生じる三つのトークン、これだけでは何の意味も為さないが…
        「続けて『怒涛の汚泥』を使用! 札の効果は攻撃力を持たないトークンをそのターンに限り、攻撃力を与えクリーチャーとして扱うことができる!」
        泥のトークンが形状を変える。捻じれ、穿ち、貫くために針金のように鋭くなる。
        モンスターを機械天使に破壊されたが、1ターンの内に速攻コンボを整える
        ヴェスルの場にモンスターが居ない今を絶好の好機として、
        「弱い札でもやりようはあるってこと! フルアタック!!」
        3体のトークンクリーチャーがヴェスルへと向かう! -- クレア 2016-05-30 (月) 22:31:36
      • 「……ッ!!」
        こちらには既に抗うすべがない。
        メサイアのために手札も場の札も全ては破壊された。
        相手のカードが発動する。時が加速し、トークンが次々に増えていく。
        「だが、それだけでは何も……な、にっ……!」
        次に相手が引いた札は『怒涛の汚泥』――トークンを攻撃力のあるカードへと変貌させるのだ!

        「こんなところで引いてくるなんて……」
        ヴェスルに向かってトークンが迫る。
        初めから勝負は決していたのかもしれない。
        ここでは思念の強さが勝負を分ける。ヴェスルは修行の一環として。
        だが、相手は明確な目的と、強い欲望を以てやってきていた。
        相手に強い力と引きが与えられるのは当然であった――

        「う、く、ううううっ!!」
        ヴェスルは攻撃を受けることとなった。攻撃を受ければヴェスルのSPは消滅。
        ――敗北であった。ヴェスルは負けたのだ。

        そして、これは闇のゲーム―― -- ヴェスル 2016-05-31 (火) 00:08:19
      • ヴェスルの身体に刺さった泥、光沢感あるそれらは彼女の身体を蝕むように広がっていく
        腕は瞬く間に二の腕までを覆うロンググローブに、身体は艶めく光沢によってクレアと同じような衣装へと変じていく
        だが不思議なことに嫌悪感は薄い。身体に密着はするが伸縮性のある泥は動きを阻害することはない
        闇のゲーム、だがその灰暗き欲望が反映されるのはヴェルスをこの恰好にしたいと願ったのみに限定される

        「敗因があるとすれば一つよ。貴方は一つの札(カード)に頼り過ぎる
        弱いカードでも立ち回りによっては今みたいに勝てるの。…それを覚えておきなさい」
        ぎちぎちと音をあげてヴェスルの身体をラバーが包み込み。ゲームは明けた…
        //ヴェスルちゃんの姿想像するといい…可愛い…綺麗…! ありがとうございました! -- クレア 2016-05-31 (火) 00:19:08
      • 「クッ、泥、がっ……!」
        泥が一気に体を覆っていく。服やマントは吹き飛ばされたが、泥が体を覆ったためその中は外に晒すことはなかった。

        光沢のある泥が、ヴェスルを覆う。 ――それはまるで生き物のように。
        ――それはまるでヴェスルを作り変えるかのように。
        包み、閉じ込め……そして、纏われた。
        「……これ、君と、同じの……?」
        伸縮性の素材に覆われた、目の前の女と同じような格好。
        「あ、く、うぅっ……!! な、なんだかわらないけど、これ……」
        それをヴェスルは言語化できなかった。
        なにせそういった感情を得たのが初めてだったからである。
        これこそはそう――恥。恥ずかしい、という感情だった。
        単に裸を見られるなどでは、ヴェスルは何も動じはしなかっただろう。
        しかし、それは身体の線を浮かび上がらせる。身体に密着したそれは、ヴェスルに感じたことのない感情を与えた。
        言い知れない恥と屈辱と――

        「……力だけでは、魔王は、試練は、乗り越えられない、ということ……」ナー ぎちぎちと体をラバーで包み込まれ、きしむような音を立てる。
        「……わかった。なら次は、力だけでは挑まない。次こそは、この試練を乗り越えて見せる――」

        試練の間の空間が消えていく。
        気づけば元いた場所だ。そこにあるのは、ラバーに包まれた人影二つのみ――
        //そういっていただけると幸いです! ありがとうございました! -- ヴェスル 2016-05-31 (火) 00:55:55
  • 詠唱案 -- 2016-05-24 (火) 00:31:28
    • 「――展開。解放。《試練の儀(Duel Of The Brave)》」

      とある遺跡の中で、緑のマントを身にまとった影――「勇者の器」(Vessel)が言葉を放つ。
      森閑とした空間に声が響き、反響する。それ以外の音は、何もない。
      その後に、一陣の風がヴェスルを中心に巻き上がり、マントがひらめく。
      両腕を開き、目を閉じる。それと同時に、ヴェスルの体が光に包まれた。
      それは黄金色の光。ヴェスルの体中に、何かの刻印のようなものが浮かんでいく。
      それは服の上からでもわかるほどに光り輝いている。
      ヴェスルの額には、蝶のような紋章が浮かび上がっていた。

      「失われし王国の末裔にして、勇者の器たる我が命じる。伝承の門よ、開け――」

      大地が揺れる。遺跡が揺れる。
      ヴェスルの足元にも光の条が現れ、蝶のような紋章を象っていく。

      「――これより、ここは伝承と記憶の交錯する間となった」

      強烈な光が遺跡全体を包み、その光がヴェスルの身体の中に吸い込まれ――
      全ての景色が変わっていた。
      かつて、この街や近辺に存在していた様々な記憶や伝承の断片が浮かぶ虚空。
      それ一つ一つに囲まれた、石の舞台の上にヴェスルは立っていた。

      ここが、「試練の儀」の舞台。思念が形となる空間である―― -- ヴェスル 2016-05-24 (火) 01:07:44
      • ヴェスルの手には何枚かの札を束ねた山札があった。
        それが腰に装着されたケースに自動的に装着される。
        何枚かの札を山札から引き、ヴェスルは真正面を見据える。
        そこには誰もいない。伝承の記憶を呼び起こせば、それを再現した存在も出すことはできる。
        だが、今はそうしない。
        今は、新しく手に入った札の召喚(サモン)を試す時だからである。

        「……手にした新たな「札」――その力を、いまこそ」

        ヴェスルは手札からカードを一枚選び、それを宙に叩きつける。

        札に封じられた伝承の記憶は、現界し、この空間に招来する―― -- ヴェスル 2016-05-24 (火) 01:37:11
  •   -- 2016-05-15 (日) 02:34:08

Last-modified: 2016-07-02 Sat 02:25:12 JST (1661d)