聖杯戦争/最終/再世の塔    企画/ゴルロア聖杯戦争/4期    NEXT→聖杯戦争/決戦/再世の塔3F


- 再世の塔 ・ 二階層 -

再世の塔二層
 


編集:聖杯戦争/決戦/再世の塔2F  差分:聖杯戦争/決戦/再世の塔2F

 
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  • - 再世の塔 ・ 二階層 -
    • 幾度と無く交わる剣撃。この場に残された二体のサーヴァントが、互いに己が技を揮う。
      夥しい異形の怪物等はそれをただ眺めるだけ。それは自らの意思か。聖杯其の物の意志か。
      相対する両者を囲うように、ただ呻き声だけを響かせる。鉄と鉄がぶつかる音。足元を流れる水が跳ねる音。
      奏でる音楽は、既に人が到達出来ない域にまで、達していた。
      -- 2011-11-04 (金) 23:53:59
      • (片方だけとなった”ペインキラー”を両手で握り、己の性能で出せる全ての攻撃を、その二倍の努力をして凌ぐ。既にその身体には度重なる斬撃によって受けた疵と、その修復の痕跡が赤い色として刻まれ)
        ……く、(しかし、防戦一方だ。明らかに手数が足りない。故に後方へ飛び下がり、砕け散った水晶の噴水残骸へと)
        (その場にあった手頃な長さの柱の破片を拾い、仮の武器として追い縋る黒影の放つ一撃を払う。果たしてその先端は折り飛ばされたが)
        (止まらず、一歩を踏み出して、先の一撃とは逆側の刃へ切り上げる。追撃を予測しての動きだ) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 00:01:26
      • 黒衣のセイバーに、標的は只の一つ。両の腕を以って、道往くながらに怪物共を斬り捨てる。舞うように、享楽の笑みを湛えながら。
        迎える破片を叩き潰すように打ち下ろし、その首は掻かんと逆腕の剣を撫で上げた。それは標的の目論見通り。だがそれは
        セイバーだけのモノでは無い。何度目かの交錯。生み出された衝撃の余波は、周囲を破壊し、怪物共を飲み込んだ。
        無意味と悟ったのか、再び増殖することは無かった。残された怪物等は傍観者となり、何も示さない。
        互いに後退り、黒衣のセイバーは、くるりと右の剣を廻した。
        -- 2011-11-05 (土) 00:15:23
      • 全く……自分が剣を振るう時こんな風に見えてたんだとしたら、ちょっとどうかと思うわね……(一人ごちる。相手が応えることはあるまい。応えられても困るが)
        (こちらは相手を倒し、上へと向かわねばならないというのに相手は此処で足止めするだけで良いのだ。前提条件からしてあちらが有利)
        (だが、負ける訳には行かないという思いを改めて得る。如何に状況が絶望的であろうと……諦めることを主は望まないのだ。故に)
        ……ふ、ッ!!
        (行った。姿勢は低く、身を倒すような勢いで一直線に黒衣のセイバーへ。跳ね上げるような軌道で下から切り上げ、返す手で柄尻のスパイクを相手の脳天へと叩き込む)
        (自分自身をも殺し尽くし得る手段。戦闘の流れの中で、現在の戦場でそれを行う為の手順は浮かび上がった。後は、相手がこの攻撃を如何に防ぐか) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 00:24:21
      • 1対の剣術、その利点は、セイバー自身が熟知している事だろう。手数の差。それは現在、身を以って噛み締めているのだから。
        ならばその欠点を突くのは道理。膂力の差が等しいならば、片腕よりも両腕。どちらが有利か、明白である。
        セイバーの剣は、黒衣の左腕を跳ね、掴んでいた剣は遥か彼方。その首も追従するかと思われたその矢先。
        スパイクを防ぐ剣の腹。幾年もの長きに渡り、1対の剣術を極めた者において、その利点も欠点も、熟知しているのは道理。
        狙いを読み取るのも、また道理。黒衣もまた、セイバー。彼女自身なのだから、道理である。無くした片腕か、既に刻まれた傷痕か。
        どちらが優勢か劣勢か。怪物共は、何も返さない。彼等の真紅を湛えた瞳には、黒衣が蒼炎に包まれる姿が映し出される。
        失ったはずの片腕は、再び形を生して、己が得物を深く握り締める。諸手に構えたその姿は、まるで鏡映しの模様を呈していた。
        "Obsessed Paragranum" 聖杯に拠る膨大な魔力は、彼女の傷を再生させた。伴い、考えうる限りの能力全てが、変幻する。
        剣風一旋。何の変哲も無い打ち下ろし。されど他のサーヴァントが見舞う一振りよりも、遥かに速い。遥かに重い。
        その動作は単純が故に、最も効率的な手段である。必殺の一撃とは、本来こういった物を指した。風よりも先に、音よりも先に。
        幾体もの化物を屠ってきた一閃は、セイバー自身に放たれた。
        -- 2011-11-05 (土) 00:59:11
      • (切り飛ばされる腕と、赤い軌跡。分かっている。自分ならばそうする)
        (即座に再生される腕と、両の腕に握った片剣鉈。分かっている。自分ならばそうする)
        (呆れるほどに殺すために特化した、効率的な一撃。正しく必殺。……だが!)

        ”Obsessed Paragranum”(”因業の霊賦抄”)

        (真名解放、一撃必殺が必殺足り得ないのは、こちらが同じ条件を持っているが故、同じ事。片口から肋骨と肺を砕き折り、背骨の手前で止まった刃はしかし、瞬時に溢れ出る蒼炎により体内に留められる)
        (そうして口の端から血を吐き、剣馬のセイバーは笑う。笑って、握った剣鉈を手近な柱へと投じる。聖杯戦争のサーヴァント、即ち眼前の敵を殺すための存在としては行わない行動)
        ……さぁ、て。そろそろ3分経っちゃうし、そろそろ勝負を決めないとね
        (声は静かに。無手にて鋼鉄すらへし折るその膂力を以て眼前の黒い自分を両の腕で抱きしめて、視界の端に見えた、剣を投じたのとは別の柱へと走る。その右の手指には……投じた剣鉈から伸びる鋼糸、その終端) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 01:15:26
      • 流美を誇った第二階層も、今も時折発生する地響きに、悲鳴を上げ続けている。割れた石床。柱に突き立った剣。
        崩落した天井の一部。水晶片と滝の水が、撒き散らされた血液と臓物と混ざり合い、異様な景色を演出している。
        疾駆するセイバー。同じ顔、同じ力、同じ自分を懐に、跳ね上げた水飛沫は汚水か、自分の血潮か。刃をその身に受けながら。
        黒衣の彼女が腹部を打ち据えようが、肋骨の隙間を縫うように抜き手を忍ばせようが、足並みは衰えることは無かった。
        外部より、けたたましい爆裂音。上か下かどちらにせよ、この階層にも深刻な影響を及ぼしていることは、想像に難くない。
        フロア全体が揺れ動き、胎動している。限界は近い。
        -- 2011-11-05 (土) 01:48:47
      • おォォォォォォォォォオオォォォォオッ!!!!
        (咆哮。引きずり、引きずられるようにフロアを走る。どれほど攻撃を受けようと、その歩みが止まることはない)
        (水晶と水の崩壊が作り出す空間に、銀糸で以て幾何学模様が描かれる。柱に引っ掛け、砕いた水晶に挟み込み、周囲の影までも巻き込んで、砕けの音が響く空間に描かれるのは鋼糸の網。そうして、気付いた時には)
        (黒のセイバーを抱いたまま、佇むのは網の中心。再生の限界は近く、今や全身から吹き出る再生の炎が、濁った水面を照らす)

        ────さて。
        (言葉は至極短い。剣山に等しい鋼糸の網の中心で、その戒めを解き)
        ッ!!
        (拳を握って、模造品へと叩き落とした) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 02:02:35
      • 事前に張り巡らすなら兎も角として、対象を伴ってのこの行動。黒衣のセイバーには、理解の外であった。
        当然だ。非効率極まる。何事もスマートに進行させてこそ、プロなのだから。故に、彼女には見抜くことはできない。
        何故ならばそれは、彼女に無くて、セイバーだけが持ち得ているモノ。唯一の差。マスターである、剣馬の影響。
        愉悦の表情は苦悶と驚嘆へと塗り替えられ、強固な柔肌という矛盾した装甲を、ギリギリと追い詰め、切断していく。
        滲む鮮血。滴る流血。伸ばした指先の更に先、視線の奥には彼女等の得物。鋼糸によって齎された負荷はセイバーの一打により
        フロアの崩落を加速させた。次々に落下する天井板。倒れ掛かる柱の列。
        -- 2011-11-05 (土) 02:23:15
      • (震動、轟音、衝撃。それら全てを、分かっているとばかりに頷いて。刺さったままの相手の一丁の剣鉈を左手に)
        ──、
        (無重力感を足元に感じたと同時に、こちらへと倒れ込む柱の群れ。その中の一本。先ほど投じた一刀が刺さったそれを引き抜き、右手に)
        ────守れない約束するなんて、らしくないわ
        (構え、柱を蹴って落下する。その先には、黒の複製品。理解出来ない、と表情が語る彼女へと)
        ──────これで5分。こっちの約束は守れたのだけど、ね
        (致命必殺、最後の宝具を)

        (蒼炎を曳き、衝撃波が全てを打ち据える。十字の斬撃の余波は、サーヴァントとマスターたちの戦いを見届けた悠遠なる水底に止めを刺した) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 02:36:29
      • 黒衣のセイバーから発せられた蒼炎は黒鉛色に濁り、やがてその色すらも失い、まっさらな塵となって霧散した。
        宝具によって齎された破壊の嵐は、その背を貫き、雪崩のように流れ込む瓦礫の渦に、床面はその拮抗を失ってゆく。
        残された異形の怪物共々、下方の第一階層に注がれていった。一切喝采、平等に。
        -- 2011-11-05 (土) 02:53:57
      • (ただ、瓦礫と共に落下していた。最早その身体には一片の力も残っていない。体内に残った魔力は全て使い果たした。再生は成らず、手足すら動かない)
        (それでも彼女は満足気な笑顔を浮かべながら、想う。主と過ごした、短いながらも快い生活を)
        (気付けばその身は、足先から蒼い光となって霧散し始めている──)

        (一人の少女の事を想う。彼女は今も剣馬の帰りを待っているのだろう。子どもらしい純粋さと、兄への信頼という強さを持って)
        (一人の少女の事を想う。彼女はきっと……自身では気付いて居ないだろうが何者よりも強く、そして寄る辺ともなれるのだ。自分には出来ない何かを成せる彼女への羨望を思って、くすりと笑った)

        (全てが虚空へと落ちて行く。自分自身が、虚空へと解けていく)

        (一人の青年の事を想う。)
        ああ────一度位、キスとかしておけば良かったなぁ……

        (満足気な笑みを浮かべ、解けていく。自らと並び立った相棒の幸いを願い、そうして)
        (砕けの音の虚空に、蒼の光が散った) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 03:13:40

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    • 幾度と無く交わる剣撃。この場に残された二体のサーヴァントが、互いに己が技を揮う。
      夥しい異形の怪物等はそれをただ眺めるだけ。それは自らの意思か。聖杯其の物の意志か。
      相対する両者を囲うように、ただ呻き声だけを響かせる。鉄と鉄がぶつかる音。足元を流れる水が跳ねる音。
      奏でる音楽は、既に人が到達出来ない域にまで、達していた。
      -- 2011-11-04 (金) 23:53:59
      • (片方だけとなった”ペインキラー”を両手で握り、己の性能で出せる全ての攻撃を、その二倍の努力をして凌ぐ。既にその身体には度重なる斬撃によって受けた疵と、その修復の痕跡が赤い色として刻まれ)
        ……く、(しかし、防戦一方だ。明らかに手数が足りない。故に後方へ飛び下がり、砕け散った水晶の噴水残骸へと)
        (その場にあった手頃な長さの柱の破片を拾い、仮の武器として追い縋る黒影の放つ一撃を払う。果たしてその先端は折り飛ばされたが)
        (止まらず、一歩を踏み出して、先の一撃とは逆側の刃へ切り上げる。追撃を予測しての動きだ) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 00:01:26
      • 黒衣のセイバーに、標的は只の一つ。両の腕を以って、道往くながらに怪物共を斬り捨てる。舞うように、享楽の笑みを湛えながら。
        迎える破片を叩き潰すように打ち下ろし、その首は掻かんと逆腕の剣を撫で上げた。それは標的の目論見通り。だがそれは
        セイバーだけのモノでは無い。何度目かの交錯。生み出された衝撃の余波は、周囲を破壊し、怪物共を飲み込んだ。
        無意味と悟ったのか、再び増殖することは無かった。残された怪物等は傍観者となり、何も示さない。
        互いに後退り、黒衣のセイバーは、くるりと右の剣を廻した。
        -- 2011-11-05 (土) 00:15:23
      • 全く……自分が剣を振るう時こんな風に見えてたんだとしたら、ちょっとどうかと思うわね……(一人ごちる。相手が応えることはあるまい。応えられても困るが)
        (こちらは相手を倒し、上へと向かわねばならないというのに相手は此処で足止めするだけで良いのだ。前提条件からしてあちらが有利)
        (だが、負ける訳には行かないという思いを改めて得る。如何に状況が絶望的であろうと……諦めることを主は望まないのだ。故に)
        ……ふ、ッ!!
        (行った。姿勢は低く、身を倒すような勢いで一直線に黒衣のセイバーへ。跳ね上げるような軌道で下から切り上げ、返す手で柄尻のスパイクを相手の脳天へと叩き込む)
        (自分自身をも殺し尽くし得る手段。戦闘の流れの中で、現在の戦場でそれを行う為の手順は浮かび上がった。後は、相手がこの攻撃を如何に防ぐか) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 00:24:21
      • 1対の剣術、その利点は、セイバー自身が熟知している事だろう。手数の差。それは現在、身を以って噛み締めているのだから。
        ならばその欠点を突くのは道理。膂力の差が等しいならば、片腕よりも両腕。どちらが有利か、明白である。
        セイバーの剣は、黒衣の左腕を跳ね、掴んでいた剣は遥か彼方。その首も追従するかと思われたその矢先。
        スパイクを防ぐ剣の腹。幾年もの長きに渡り、1対の剣術を極めた者において、その利点も欠点も、熟知しているのは道理。
        狙いを読み取るのも、また道理。黒衣もまた、セイバー。彼女自身なのだから、道理である。無くした片腕か、既に刻まれた傷痕か。
        どちらが優勢か劣勢か。怪物共は、何も返さない。彼等の真紅を湛えた瞳には、黒衣が蒼炎に包まれる姿が映し出される。
        失ったはずの片腕は、再び形を生して、己が得物を深く握り締める。諸手に構えたその姿は、まるで鏡映しの模様を呈していた。
        "Obsessed Paragranum" 聖杯に拠る膨大な魔力は、彼女の傷を再生させた。伴い、考えうる限りの能力全てが、変幻する。
        剣風一旋。何の変哲も無い打ち下ろし。されど他のサーヴァントが見舞う一振りよりも、遥かに速い。遥かに重い。
        その動作は単純が故に、最も効率的な手段である。必殺の一撃とは、本来こういった物を指した。風よりも先に、音よりも先に。
        幾体もの化物を屠ってきた一閃は、セイバー自身に放たれた。
        -- 2011-11-05 (土) 00:59:11
      • (切り飛ばされる腕と、赤い軌跡。分かっている。自分ならばそうする)
        (即座に再生される腕と、両の腕に握った片剣鉈。分かっている。自分ならばそうする)
        (呆れるほどに殺すために特化した、効率的な一撃。正しく必殺。……だが!)

        ”Obsessed Paragranum”(”因業の霊賦抄”)

        (真名解放、一撃必殺が必殺足り得ないのは、こちらが同じ条件を持っているが故、同じ事。片口から肋骨と肺を砕き折り、背骨の手前で止まった刃はしかし、瞬時に溢れ出る蒼炎により体内に留められる)
        (そうして口の端から血を吐き、剣馬のセイバーは笑う。笑って、握った剣鉈を手近な柱へと投じる。聖杯戦争のサーヴァント、即ち眼前の敵を殺すための存在としては行わない行動)
        ……さぁ、て。そろそろ3分経っちゃうし、そろそろ勝負を決めないとね
        (声は静かに。無手にて鋼鉄すらへし折るその膂力を以て眼前の黒い自分を両の腕で抱きしめて、視界の端に見えた、剣を投じたのとは別の柱へと走る。その右の手指には……投じた剣鉈から伸びる鋼糸、その終端) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 01:15:26
      • 流美を誇った第二階層も、今も時折発生する地響きに、悲鳴を上げ続けている。割れた石床。柱に突き立った剣。
        崩落した天井の一部。水晶片と滝の水が、撒き散らされた血液と臓物と混ざり合い、異様な景色を演出している。
        疾駆するセイバー。同じ顔、同じ力、同じ自分を懐に、跳ね上げた水飛沫は汚水か、自分の血潮か。刃をその身に受けながら。
        黒衣の彼女が腹部を打ち据えようが、肋骨の隙間を縫うように抜き手を忍ばせようが、足並みは衰えることは無かった。
        外部より、けたたましい爆裂音。上か下かどちらにせよ、この階層にも深刻な影響を及ぼしていることは、想像に難くない。
        フロア全体が揺れ動き、胎動している。限界は近い。
        -- 2011-11-05 (土) 01:48:47
      • おォォォォォォォォォオオォォォォオッ!!!!
        (咆哮。引きずり、引きずられるようにフロアを走る。どれほど攻撃を受けようと、その歩みが止まることはない)
        (水晶と水の崩壊が作り出す空間に、銀糸で以て幾何学模様が描かれる。柱に引っ掛け、砕いた水晶に挟み込み、周囲の影までも巻き込んで、砕けの音が響く空間に描かれるのは鋼糸の網。そうして、気付いた時には)
        (黒のセイバーを抱いたまま、佇むのは網の中心。再生の限界は近く、今や全身から吹き出る再生の炎が、濁った水面を照らす)

        ────さて。
        (言葉は至極短い。剣山に等しい鋼糸の網の中心で、その戒めを解き)
        ッ!!
        (拳を握って、模造品へと叩き落とした) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 02:02:35
      • 事前に張り巡らすなら兎も角として、対象を伴ってのこの行動。黒衣のセイバーには、理解の外であった。
        当然だ。非効率極まる。何事もスマートに進行させてこそ、プロなのだから。故に、彼女には見抜くことはできない。
        何故ならばそれは、彼女に無くて、セイバーだけが持ち得ているモノ。唯一の差。マスターである、剣馬の影響。
        愉悦の表情は苦悶と驚嘆へと塗り替えられ、強固な柔肌という矛盾した装甲を、ギリギリと追い詰め、切断していく。
        滲む鮮血。滴る流血。伸ばした指先の更に先、視線の奥には彼女等の得物。鋼糸によって齎された負荷はセイバーの一打により
        フロアの崩落を加速させた。次々に落下する天井板。倒れ掛かる柱の列。
        -- 2011-11-05 (土) 02:23:15
      • (震動、轟音、衝撃。それら全てを、分かっているとばかりに頷いて。刺さったままの相手の一丁の剣鉈を左手に)
        ──、
        (無重力感を足元に感じたと同時に、こちらへと倒れ込む柱の群れ。その中の一本。先ほど投じた一刀が刺さったそれを引き抜き、右手に)
        ────守れない約束するなんて、らしくないわ
        (構え、柱を蹴って落下する。その先には、黒の複製品。理解出来ない、と表情が語る彼女へと)
        ──────これで5分。こっちの約束は守れたのだけど、ね
        (致命必殺、最後の宝具を)

        (蒼炎を曳き、衝撃波が全てを打ち据える。十字の斬撃の余波は、サーヴァントとマスターたちの戦いを見届けた悠遠なる水底に止めを刺した) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 02:36:29
      • 黒衣のセイバーから発せられた蒼炎は黒鉛色に濁り、やがてその色すらも失い、まっさらな塵となって霧散した。
        宝具によって齎された破壊の嵐は、その背を貫き、雪崩のように流れ込む瓦礫の渦に、床面はその拮抗を失ってゆく。
        残された異形の怪物共々、下方の第一階層に注がれていった。一切喝采、平等に。
        -- 2011-11-05 (土) 02:53:57
      • (ただ、瓦礫と共に落下していた。最早その身体には一片の力も残っていない。体内に残った魔力は全て使い果たした。再生は成らず、手足すら動かない)
        (それでも彼女は満足気な笑顔を浮かべながら、想う。主と過ごした、短いながらも快い生活を)
        (気付けばその身は、足先から蒼い光となって霧散し始めている──)

        (一人の少女の事を想う。彼女は今も剣馬の帰りを待っているのだろう。子どもらしい純粋さと、兄への信頼という強さを持って)
        (一人の少女の事を想う。彼女はきっと……自身では気付いて居ないだろうが何者よりも強く、そして寄る辺ともなれるのだ。自分には出来ない何かを成せる彼女への羨望を思って、くすりと笑った)

        (全てが虚空へと落ちて行く。自分自身が、虚空へと解けていく)

        (一人の青年の事を想う。)
        ああ────一度位、キスとかしておけば良かったなぁ……

        (満足気な笑みを浮かべ、解けていく。自らと並び立った相棒の幸いを願い、そうして)
        (砕けの音の虚空に、蒼の光が散った) -- セイバー(双) 2011-11-05 (土) 03:13:40
  • - 再世の塔 ・ 二階層 -
    • 告知
      • 3シーン目二階層へ移動。暴走した塔からの攻撃が激しくなってくる。それぞれRP。BOSSが立ちはだかるけどもう時間がねぇって描写しつつ犬セイバーが脱落。26時15分まで
        4シーン目三階層へ移動。いよいよ自壊を始め、遺跡から暴走した聖杯のような何かへと変質し始めたアーネンエルベからマッポー的なアレでまぁはい、そういうの。実際ヤバイ。再びBOSS登場でアルム&アサシン組が相手をしつつ脱落。27時15分まで

        と、これで全ペア個別イベントに移動できる予定です。尚、時間は目安となっております
        時間制限の厳しかったBSKさんの分は済みましたので、あとは睡眠時間やリアルの兼ね合いと戦いましょう -- 運営代行 2011-11-03 (木) 01:14:10
      • アサシンが寝堕ちたようなので今日はこのシーン終るまでにアサシンが戻らなかったら終わります。次のシーンは流石に彼がいないと成立しないので -- 運営代行 2011-11-03 (木) 02:05:27
    • 圧迫感に支配された時も束の間。重苦しい鉄の扉がゆったりとスライドし、その身を軋ませながら、新たな階層へと彼らを誘う。
      其処は地響きと崩落により、歪んだ世界。水晶と流水が演出する幻想的な光景は、このフロアには残されてはいなかった。
      亀裂が走り、所々隆起した床板には、塞き止められる事の無くなった、滝の水が溢れ出している。
      -- 2011-11-03 (木) 01:07:16
      • どうやら、エレベーターでは此処までしか進めないようだ。元からそうだったのか、それとも崩落によって機能不全に陥ったのか……どちらにしろ、これ以上先は徒歩で進まねばならないという事実に変わりはない -- 2011-11-03 (木) 01:10:38
      • (下に残したバーサーカーが気にかかる……が、言うのも野暮であろう。そして、この幼きマスターは決断をしたのだ。故に、沈黙を以て敬意とする)
        ……しかし、見る影も無い……って感じね。(嘗て死闘を繰り広げた舞台を眺め、そんな軽口を漏らす。無論、周囲への警戒は続けながら) -- セイバー(双) 2011-11-03 (木) 01:12:14
      • (別れの決意をして下に残してきたはずなのに、涙が止まらない しゃくり上げながら延々と涙を拭いているような状態ではあるが青い瞳には前進すると言う強い意志が光っていた) -- ベル 2011-11-03 (木) 01:14:55
      • 二階……、このエレベーターは此処で限界か。(この崩落の中、よく持った方だと思う、寧ろ動いたことに、感謝するべきだろう)
        (下の階では、未だバーサーカーが機兵と戦っている、彼が作った時間を無為にしないためにも、先に進まねばならない)
        (先ほど決意の言葉を紡いだそのマスターを見る)……ベルちゃん、こっから先、何時も君を守っていたサーヴァントは居ない、それでも、行くんだな……?
        (今一度、その覚悟を、決意を見ようとする、年端もいかぬ少女へ) -- 剣馬 2011-11-03 (木) 01:15:10
      • ……ここも、酷いものですね(エレベーターから降り、ようやく口を開く)
        ………(ベルの様子を横目で見て、どう声を掛けるべきか…悩んでいると、剣馬が先に動いた)
        (少女の返答を気にしつつ、辺りを見渡す)…流石に、ここにはあの機械兵士は居なそうですね… -- アルム 2011-11-03 (木) 01:18:01
      • …先に、進む。バーサーカーの分まで (当のバーサーカーよりなお、感情の揺らぎを見せない赤い瞳。しかし今は、言葉にそれを押し殺す気配)
        (先に立つ。剣馬とベルを庇うように) -- 赤髪のセイバー 2011-11-03 (木) 01:20:24
      • (ヒビ割れ、歪んだ水晶の国に、無常観が去来する。ここに沈んだ、想いも、何もかもが、押し流されてゆくようで……)
        えぇ……行きましょう。敵の先制は、セイバーさんが許しませんです、から
        (自身のセイバーの傍らに立つように、歩き出す。首筋の皮下にまで、黒い細胞が表出しつつあったが…) -- 季來 2011-11-03 (木) 01:23:14
      • ぐすっ……(ごしごしと顔を擦って赤くなった目を剣馬に向ける)行きます……私は、絶対に、最上階まで……行きます(聖杯を手に入れる、とは言わない 誰もが聖杯を欲しがっているのであろう、ならば先に聖杯戦争からは下りたと思わせておいたほうがいい、と思う)
        世界を、お願いって、言われたから……これ、止めます……(この言葉も嘘ではない、聖杯を手に入れられず死んだとしてもバーサーカーは喜んでくれるだろうから) -- ベル 2011-11-03 (木) 01:25:50
      • 一行を囲う様に、岩壁から染み出す影。その数、実に百。ローブから垣間見える単眼は、真紅に揺らめき、侵入者を見つめている。
        不気味な人型は、幾つかの気配をその身に抱き、拭えない違和感を周囲に吐き散らかしていた。無音、無臭、無風。
        反応を待たずとして、影の魔術師達はその手を掲げる。彼らが念じれば、炭色の炎が浮かび上がり、其々が火球を形取った。
        淀んだ魔力の塊が、次々と放たれる。
        -- 2011-11-03 (木) 01:30:24
      • (決意の瞳、言葉を見て、真剣な表情で返す)
        オーケェ、腹が決まってんなら其れ以上何も言わねえ。お前のことは、アイツに変わり俺が信義を持って送り届けるッ!!本城ケンマは受けた恩義と借りは必ず返す男だッ!!(己が胸を叩き)

        (新たな気配を感じ)……んで、早速かよ……。邪魔するんなら叩き潰すッ!道がないなら切り開くッ!!行くぞ、セイバー!!今度はあそこを抜けねえと行けないらしいからなッ! -- 剣馬 2011-11-03 (木) 01:33:25
      • (言葉よりも速く、動作で対応する。自身の視界に入った火球を双の剣鉈で切り落とし、穿ち落とし、叩き落す。その背後には、赤毛のセイバー。)
        (先の階層での戦い方から、後ろを任せても問題の無い戦士だと認識し、残りを)────断罪の! 凌ぎ切るわよ!
        (言葉と共に、セイバーのクラスに与えられたスキル、抗魔力をフルに生かして、影の炎を吹き散らす。その様、颶風の如く) -- セイバー(双) 2011-11-03 (木) 01:34:28
      • 魔法の業ならば(先行する双剣のセイバーに応え、吼える) 防ぐは容易い!
        (特級の抗魔力を持つセイバーが二人、火球をことごとく薙ぎ、敵影に迫る。はやる刃そのままに斬り伏せ、活路を開かんと) -- 赤髪のセイバー 2011-11-03 (木) 01:39:51
      • えっ、そ、そんな……(利用するつもりだと言ってもそこまで言われると後ろめたくなってくる、が)
        お、お願いします……!(この敵の数を見るとそうも言っていられない、後ろに下がって出来る事を……今出来るのは支援魔法、対魔力の結界でも張るべきか) -- ベル 2011-11-03 (木) 01:40:30
      • (対応するように抜き放った、強化と守護の呪文の刻まれたダガー
         ――トバルとの戦いの際に破損したものと、同種の品――が火球の一つを切り裂いて…)
        ぁつっ……!(短剣ゆえ、消散した熱気が、少しばかり骨身に届く)
        ……ぇと、この階層の階段は……(思い出せ。散々、歩き回ったはずなのだから……) あっちです! -- 季來 2011-11-03 (木) 01:49:09
      • んじゃあ、ベルちゃん、早速だが補助を頼むぜ、手数は多いほうがいいだろ!(迷宮で幾多の戦闘を重ねてきた結果、自分の中の概念、『魔術の拒絶』はコントロールしつつある部類にある)
        (信頼のおける者からの魔法であれば、その効果を素直に受け、敵対するものであれば、打ち消し払う、抗魔力の効果と近しく進化しつつあるのだ)
        (相手が魔法使いであるならば、と。右手を回転させ、雷撃を宿し、最前線を往くサーヴァント二人へ、続く!) -- 剣馬 2011-11-03 (木) 01:49:33
      • 散らされ、掻き消されれれば、次の影がまた染み出して、痙攣を始めた。大蜘蛛にも似た多脚が、ぞぶりぞぶりと迫り出してゆく。
        伴い、膨れ上がる上半身。過剰な変貌にローブは既にぼろ布と化し、破れた生地の隙間からは、刺々しい骨の刃等が、垣間見えた。
        新たに形成された下半身を器用に動かしながら、瓦礫を伝い、次々に飛び掛る。
        -- 2011-11-03 (木) 01:51:16
      • (抗魔力を持つセイバーのクラスが二人揃っているこの状況、相手が魔術師ならば恐れるまでもない)
        …防ぐくらいでしたら、何とか
        (散らし切れなかった攻撃をある程度、結界で防ぎつつ拓かれた道を進んでいく)
        (既にサーヴァントの居ないベルの手前、ということもあってか自らのサーヴァントに頼るのは憚られた)
        (自分の足で歩み、自分の魔力を使って結界を張り 着実に減っていく体力と魔力…内心やや焦りを覚え始めた頃、状況に変化が見えた)
        やはり、楽には進ませてくれないのですね… -- アルム 2011-11-03 (木) 01:53:04
      • (ベルを守る剣馬に、眉を立てた笑みを向ける。それでこそ己が認めた主人だと言わんばかりに前を向き、さらなる影へと肉薄する)
        うぞうぞと、全く────
        芸風を被らせるならば、もっと品を持ちなさいな!!
        (嫌悪感を感じさせる黒い異物へと追い縋り、刃を投じる。節足を断ち割り、活路を見出すべく)
        (栗色の髪を靡かせ、後ろに信頼を置いて剣の従者は飛ぶ) -- セイバー(双) 2011-11-03 (木) 01:56:12
      • はっ、はい……!(見た感じ抗魔力には不自由してなさそうだ、そして相手が早い)
        それなら……ソーン!(メダルの一つを用いて地面に魔力の棘を生やす 貫くのではなくからめとるような弾力と粘着力を持ち、魔力を拒絶する能力で蹴散らす事も可能だ) -- ベル 2011-11-03 (木) 01:57:23
      • (敵の変容を見届ければ一歩退く、それは双剣のセイバーへの信頼でもある) 抜けてくれば、ここで断つ
        (散開して狙いを定め、降りかかってくる敵を… 自らに降ってきたそれを刃の無い剣がしたたかに打ち据える。その場に斬り伏せるのでなく、高く、いびつに撃ち上げる)
        次ッ! -- 赤髪のセイバー 2011-11-03 (木) 02:01:27
      • (魔術師を拳で打ち倒しつつ、前へ進む!季來の指示の下、階段の場所を発見する、が、更に現れたるは蜘蛛の様な影)
        ……新手かよ!(その姿を見て直感を働かせる)接近タイプなら……更に好都合だッ!!(雷撃にて強化された拳で、力強く外敵を打ち払う!が、相変わらず限が無い!)
        っ!無駄に時間を浪費してる場合じゃねえってのにッ!!このォッ!!『一網打尽』のッ!!ブリッツフィストォッ!!(拳を地面に打ち付け、雷撃を分散させ、前方の敵を何体か、その叫びの通り同時撃破していく) -- 剣馬 2011-11-03 (木) 02:06:45
      • 絶えず襲い掛かる異形の影。増援の補充は止む事が無い。やがて視界を埋め尽くすまでに増殖した黒い波に、異変が生じる。
        突如として荒ぶ突風。生み出された衝撃波は波間を割り、モーゼのように一筋の道を作り出した。先に立つのは、女剣士。
        黒鉛のような外装に身を包んではいるが、あずき色の髪、無骨な兵装。剣馬の使役するサーヴァント、セイバーと同一。
        右の剣をくるりと廻し、挑発的な笑みを湛えたまま、剣馬へと一目散。その歩みは正に疾風怒涛。彼我の距離は瞬く間に無。
        常人の反応速度を上回る剣速を以って、十字の斬光が閃いた。
        -- 2011-11-03 (木) 02:10:49
      • (────最初に感じたのは、強烈なまでの危機感。通すわけには……否、自身の目の前に立たせるな、と。本能が言う)
        (故に、切り結んだ異形の無影を蹴り、マシラの如く駆けた)

        ────”Will of Painful”(”無謬なる原初の痛み”)!!

        (放つ銀光は全く同じ。同じ剣速、同じ軌道の宝具で以て宝具を迎撃する。賦活された魔力の蒼い炎が衝撃波と化し、辺りを強く打ち据え)
        ……芸風を合わせろ、ってそう言う事じゃないのだけれどね……(溜息、そして笑みの気配。だがその表情は剣馬からは見えず)
        マスター。……こいつの相手は、私がしないと行けないようね、どうやら
        (黒の写身と対峙しながら、背後へと) -- セイバー(双) 2011-11-03 (木) 02:17:02
      • (咄嗟の出来事だった、大技の直後を狙われた。反応なんて出来るはずもない、迂闊だった、雑魚ばかりだと思っていたのか、目の前に迫る剣閃は、自身のサーヴァント、その技巧と遜色なく──)
        (力に、あの時の危機的状況を打破してくれた力に頼る時間もなく、切り裂かれた。──そう、思った。だが)
        ……セイバー……ッ!!(顔を上げ、瞬時にその場から飛び退る、冷静に判断しろ、敵との戦力が互角なら)
        (強化した状態の自分で牽制をし、その隙を狙いセイバーに大技を決めてもらう何時もの手。しかし、其れはサーヴァントが相手だとすれば分の悪い掛けにしか成らず。若しくは他のサーヴァントの援護を以って……駄目だ、敵の数が多すぎる。だとすればやはり最善策は……)
        ……任せる、ああ任せるさ。お前ならどのくらいでヤツを仕留められる……?(唯の剣士のサーヴァントであれば、彼女一人でも倒せる、そう算段を立てる、同規格のサーヴァント、其れが意味する事。その、胸に渦巻く不安を、直感を無視しながら、目を背けながら言葉を告げる) -- 剣馬 2011-11-03 (木) 02:27:05
      • (恐らく、目の前のソレは自分と全く同値のステータス、全く同じスキル、全く同じ宝具を持つ存在……そうなれば)
        無限に再生して足を止めず、一人で以て大軍を相手にし得る技量と宝具を持つ────こいつ一人で、皆の足止めは可能でしょうね
        だからケンマ。……いいえ、皆。こいつの相手は、私が引き受けるわ。
        ケンマはまだ令呪が一画残っている。だから、コイツを倒してすぐに向かうから、ソレを使って私を呼べば……勝機はある(そう言って、振り向き様に左の剣鉈を背後の剣馬へと投げ渡し)

        ────大丈夫よ、あなたの相棒は、あなたの気持ちに応える為ならニセモノになんて負けはしないから

        (それは、いつもと変わらぬ笑みで)
        (そうして、サーヴァント(ふくせいひん)は向かい合う。自らがニセモノと呼んだ黒い写像(じぶんじしん)へと)
        ……5分で、カタを着けるから。
        ……だから、待っていてね……!! -- セイバー(双) 2011-11-03 (木) 02:30:21
      • (どうやら、相棒も同じ考えを持っていたらしく、淡い期待は振り払わなければいけないようで──)
        (剣を受け取ると、右手に残された令呪、今は包帯の下に隠された其れを見て)……5分か、大きく出たな。分かった。見せつけてやれ、お前が、お前自身がこの世に二人と居ない、唯一無二の存在だってことをな!!

        (──そう、彼女は唯一無二。俺と、平和な日常を過ごした記憶、遺跡を駆け巡り、日々鍛錬に勤しんだ記憶、強敵を前に共に立ち、勝利をもぎ取った記憶)
        (数々の思いを胸に漆黒の強敵の前に凛々しく立ち並んでいる彼女は、偽物でも複製品でもない、ただ一人の本物。ストレイ・ドッグでもない、ニル・ネバーダイでもない。俺の相棒で、掛け替えの無い家族。)

        帰ったら、クリスマスパーティが待ってんだからな、遅れたら承知しねえぞ。だから──絶対に帰ってこい!!セイバー!!約束だ!!(鉈剣を握りしめ、その後ろ姿に声を投げた)
        (そして仮初の同盟を結んだ仲間を見やり、先へ進むよう促す)雑魚に構ってる時間はねえ!行くぜ!セイバーが道を作る、だったら突き進むしかねえだろ!!(走る!次の階段へ向かい、雑魚をなぎ払い、自らを持って道を作り、セイバーを背に走っていく) -- 剣馬 2011-11-03 (木) 02:49:19
      • ………頑張って、下さい(一言残して剣馬について走って行く 理由は違えど自分もサーヴァントを残して来たし、彼らの絆も決して浅くは無いだろう……そう思うと、近い将来的になる可能性はあれど声をかけずにはいられなかった) -- ベル 2011-11-03 (木) 02:59:14
      • (剣馬の言葉。眉間に皺を寄せ… しかし、無言で従う) …マスター。行こう
        (駆け寄り、主を促し… 庇いながら走る。剣馬に続くように) -- 赤髪のセイバー 2011-11-03 (木) 03:01:24
      • ……(それはどう見たって、勝算の無い戦いに思えた。)
        (5分で倒して戻ってこれる敵には思えない、ここで彼女を一人残して行くということはつまり…)
        マスター剣馬(いいのですか、そう声を掛けようとして止める)
        (この二人の間に、その決意に自分が意見してはいけない気がした。それに、これ以外に被害を最小限に留めて進む方法なんて浮かばない)
        ………アサシン、行きましょう(自らのサーヴァントに声を掛けて、剣馬に続き)
        セイバー…どうか、無事に(少し躊躇って、そんな意味のない言葉を送る。そうせずに居られなくて) -- アルム 2011-11-03 (木) 03:02:24
      • (掛ける言葉が、見つからず。ただ、自身のセイバーの言葉に頷いて……)
        ……はい、です(頂を目指し、開かれた道を、進むのみ……)
        (ただ、その際に。少しだけ後ろを振り返り、剣馬のセイバーの、その表情、その姿を……目に焼き付けて) -- 季來 2011-11-03 (木) 03:09:57
      • (主の、そして結果的に主の背中を任せるマスター達と、サーヴァントの言葉に、背中越しに無手の左手を挙げて、応えとする。それで、十分だった)
        (視線に意志を、剣には戦意を、──そして背中には、信頼を)

        ────!!

        (ただ無言のままに、鏡写しの殲滅戦が、始まる) -- セイバー(双) 2011-11-03 (木) 03:12:01
  • ──────────────────────
  • - 再世の塔 ・ 塔のどこか -
    - ラキュ・テイルとウィッチの戦いその4 -
    • 告知
    • 追撃者から逃れるために大穴に飛び込んだラキュとウィッチだが……
      それからしばらくの時が流れた
      戦いはまだ続いているのか周囲から剣戟音や爆発音が聞こえて来る
      -- 2011-10-29 (土) 23:38:39
      • ………(ラキュを膝枕し目覚めるのを待つ魔女。ドラム缶は側に転がっている)
        (時折聞こえる戦いの音に耳をすまし警戒は怠らない)
        (戦いの中のひと時ではあるが……)
        (それでもその懐かしい温もりにひと時の安らぎを感じ) -- ウィッチ 2011-10-29 (土) 23:42:56
      • うぐぐ……栗入りドラ焼きは邪道!(がばっと跳ね起きるアホ)
        あれ、あ、そっか、穴に飛び込んだんだっけ(ドラム缶被ってないので不思議に思った) -- ラキュ 2011-10-29 (土) 23:44:55
      • あ…!?(ラキュの雄たけびに驚いて)マスター目を覚ましたのね?よかったわ……
        着地の衝撃は魔術で押さえたんだけど…落下中に気を失っていたみたい……(もう一度ラキュを寝かせて)
        流石にドラム缶のまま膝枕は無理だし、ね?(ラキュの顔を覗きこんで) -- ウィッチ 2011-10-29 (土) 23:51:47
      • そっか、途中で気絶したんだ、どおりで着地の記憶がすっぽり抜けてるわけだね
        絵的にもシュールすぎるよそれ……しっかし壊れないもんだねー -- ラキュ 2011-10-29 (土) 23:53:08
      • ラキュが上を見上げると塔が黒い影を落としているのが見える
        塔には破壊の痕跡が見てとれ内部での激戦が伺える
        ウィッチの開けた大穴から黒煙が上がっているのも見えるだろう
        そして空を見上げれば飛行魔獣や飛行機械の激戦がいやでも目に入る
        -- 2011-10-29 (土) 23:57:29
      • ん、予想よりも深かったから仕方がないわ、ふふっ(ラキュの頭を撫で)
        でも…脱出には成功したし結果オーライ♪(なんて笑みを浮かべるも所々傷だらけで)
        ほんと丈夫なドラム缶だわ、暫く休んだらまた被ってもらう事になると思うわ(再生の塔をめぐる戦いはまだ続いており) -- ウィッチ 2011-10-30 (日) 00:01:26
      • ウィッチにも大分無理させちゃったねー、これ以降は人任せだけど、仕方ない、よね?
        ん、まあ安全のためだし、了解 -- ラキュ 2011-10-30 (日) 00:08:24
      • 無理するのにはもう慣れたわ、ふふっ(ラキュのおでこをツンと突いて)
        私達のするべき事はもう終わったわ…後は勇者達(ヒーロー)に任せましょう? -- ウィッチ 2011-10-30 (日) 00:13:55
      • 私達は精々皆が帰ってきた時美味しいご飯でも用意しておくぐらいだねー、まだ作れないけど(出前でいいかな、と思いつつドラム缶被って) -- ラキュ 2011-10-30 (日) 00:20:11
      • 二人が会話をしていると……
        ドーン! 塔の上部から爆音が響き瓦礫が落下してくる
        新たなる戦いが始まった様だ
        ここにいつまでもいるのは危険かもしれない
        しかし……
        安全な場所まで行くには戦場を突破するしかない
        -- 2011-10-30 (日) 00:23:17
      • ええ、そうね…私もマスターのご飯食べたい…ひゃっ!?(爆音に驚いた)
        ここから離れた方がよさそうね……(ラキュに視線を向けると覚悟を問うて)
        街までは…少し距離があるけれど…なんとかなる…ううん、なんとかしてみせるわ! -- ウィッチ 2011-10-30 (日) 00:27:48
      • ん、足手まといにならないように、気をつけながら進むよー(ドラム缶の中で頷いて)
        何かこの姿で走るのも慣れてきたもんだねー -- ラキュ 2011-10-30 (日) 00:35:05
      • ふふっ、マスターの顔が見えないのが少し残念だけど…その分…後でぎゅーっさせてもらうわ♪
        それじゃあ……
        シールドビット多角展開
        (「剣」からシールドビットを放つと自分とラキュの周囲に展開し魔術障壁を張る)
        これでよし!じゃあ行きましょう!(街を目指すべく主と共に戦場へと飛び込む魔女) -- ウィッチ 2011-10-30 (日) 00:39:41
      • 後で一杯してもらうから今は我慢だね、それじゃ突撃ー(のんきに後をついていく、邪魔にならない程度に離れながらではあるが) -- ラキュ 2011-10-30 (日) 00:50:15
      • 戦場の中へと消えていくラキュとウィッチ……
        二人が無事に街へと辿りついたかは…また別のお話……
        それでは暫しのお別れをここに


        ラキュとウィッチの戦い塔編… − 完 − -- 2011-10-30 (日) 00:54:17
  • ──────────────────────
  • - 再世の塔 ・ 二階層 -
    - ラキュ・テイルとウィッチの戦いその3 -
    • 告知
    • 白の武装神姫部隊の撃退に成功した二人だが……
      塔の内部はまだ殺気と戦いの匂いに満ちている
      増援が来る前に今後の方針を決めた方が良いだろう
      -- 2011-10-28 (金) 23:23:40
      • ん、そのドラム缶を被っていればとりあえず安全そうね……(カンカン)
        さて…マスターどうします?私達も首謀者に文句を言いに行く?(上を指差して)
        それとも…脱出する?(下を指出して)
        脱出するなら…あそこから行けるかしら?(壁面に穿たれた大穴の方を見やって) -- ウィッチ 2011-10-28 (金) 23:27:00
      • 何故か壊れない不思議なドラム缶、でも響くから叩くのダメー!(クッションがあっても音が反響するらしい)
        んー、半分成り行きで来たし、私シスターにそこまで世話にも悪い事もされてないし、脱出かなぁ(ぐるぐる回りを見渡すドラム缶、覗き窓が一つしかないので動かないと見渡せない) -- ラキュ 2011-10-28 (金) 23:30:04
      • …マジックアイテムの一種なのかしら…あらあら?打撃攻撃には要注意ね、ふふっ
        わかったわ、私たちは塔から脱出しましょう?…紐…付けていいかしら?(フラフラしすぎて心配になった)
        この大穴から行けるかしら?(大穴の方へと近づくと外の様子を伺う) -- ウィッチ 2011-10-28 (金) 23:34:51
      • 壊れないけどその辺が弱点かも、実家の倉庫に転がってた奴なんだけどね
        大丈夫と思うけど、一応つけたほうがいいかも(自分の事だから多分何かやっちゃうと思ってる)
        うーん、レーダーが欲しいね(あまり見渡せないのでほぼ完全にウィッチ任せ) -- ラキュ 2011-10-28 (金) 23:37:25
      • ウィッチが外の様子を伺うと……
        クァー! そこには巨大な飛竜が大口を開ける姿が!伝説の魔獣「大ワイバーン」だ!
        それも一匹や二匹ではない、空を埋め尽くす程の魔獣が飛び交い騎士団や自警団と交戦している
        もし大穴から脱出するのならば、魔獣の群れを突破する必要があるだろう
        -- 2011-10-28 (金) 23:40:19
      • じゃあ後で紐をつけましょ…うぉっと!?(魔獣と目が合い慌てて顔を引っ込める魔女)
        …こっちはハードそうね?強行突破と言う手もあるけれど……
        マスター…ここまでの道は覚えているかしら?(ラキュがここまで来れたのならそっちの方が安全だろうと言う判断) -- ウィッチ 2011-10-28 (金) 23:44:41
      • 何か凄いのが横切った!?
        あー、道順、うん、大丈夫、記憶してるよ、でもかなり回り道したから効率悪いかも?(ダンボールで安全な経路を選んでいた分かなり遠回りしてる) -- ラキュ 2011-10-28 (金) 23:51:32
      • あれは「大ワイバーン」だわ…あんなのまで再生されているなんてね……
        安全第一…急がば回れって言うでしょ?ふふっ
        それじゃあ道案内お願いするわね?その前に……(ドラム缶に紐をくくりつけ)
        これでよし!(どっちが主でどっちが従者かわからない状態である) -- ウィッチ 2011-10-28 (金) 23:56:59
      • 何それ、大魔王バーンの別名とか?
        りょーかーい、それじゃ逆走だねー(紐がついてるけど一応先導、どう見ても主人と飼い犬ですが無害です) -- ラキュ 2011-10-29 (土) 00:00:11
      • ラキュの道案内で塔内を進んでいく二人
        途中何度か戦闘になる事もあったが……
        絆を取り戻した二人の前でそれらは雑魚にすぎず、苦戦する事も無く先へ進む事が出来た
        しかしラキュが通った時よりも数は増え塔内の警戒レベルが上がっている事を感じさせる
        -- 2011-10-29 (土) 00:08:40
      • 昔…そう言う魔獣がいたのよ?戻ったら魔獣や幻獣についても教えてあげる、ふふっ

        …ふぅ…雑魚とは言えこう数が多いと面倒ね……(何度目かの戦闘後「剣」を腰に戻しぼやく魔女)
        マスター…大丈夫?(ドラム缶ガードがあるとは言え心配で) -- ウィッチ 2011-10-29 (土) 00:12:29
      • へー、今じゃキングワイバーンに負けていなくなったのかな?
        やっぱり進入がバレてるからか、敵が増えてるねー、ダンボール回収できてたらよかったのに、あでも二人は入れないか
        ん、全然大丈夫だよ(矢が刺さっているが不思議と貫通はしてない) -- ラキュ 2011-10-29 (土) 00:16:52
      • きゃー?だ、大丈夫って……(慌ててドラム缶から矢を抜く)…本当に怪我してない?(心配そうに覗き穴から覗き込んで)
        ん、少し急いだ方がいいわね…マスターこの先は?(通路の先を見やって) -- ウィッチ 2011-10-29 (土) 00:22:24
      • 全然大丈夫だってばー(穴は開いてるが黒い深淵のようで向こう側が見えない)
        右に曲がって迂回してきたけど、案外左に行けば早い、かも?(頭の中で思い出した道をMAPにしようとしてる、あまりうまくはいってない) -- ラキュ 2011-10-29 (土) 00:27:04
      • ……後でそのドラム缶調べさせてね?(深淵を覗く者は…なんとかという言葉が脳裏に浮かんだ魔女)
        んーそう?じゃあ左に行ってみましょう?(ラキュに先導されながら急ぎ足で歩を進め) -- ウィッチ 2011-10-29 (土) 00:30:10
      • おっけー、左ねー(一瞬黒い穴の内側に目が見えた、かもしれない)
        しっかしこの辺もまだ敵居るのかなぁ(とことこ歩くドラム缶) -- ラキュ 2011-10-29 (土) 00:31:48
      • 二人が急ぎ足で歩を進めると…ついに下へと続く階段が……
        「無かった」
        他所での戦闘の影響なのか通路は崩れ暗く深い口を広げている
        さらに背後からは多数の殺気が近づいてくる気配が……
        -- 2011-10-29 (土) 00:34:08
      • あらら?(大穴を見て唖然とする魔女)これは…行き止まりだわ?
        やはり右を行った方が…ん、戻るのは厳しそうね?(近づく殺気に気付いた)
        …ここは覚悟を決める時かしら?(ラキュの方へと振り向いて) -- ウィッチ 2011-10-29 (土) 00:36:38
      • うーん、地形変化は考えてなかった、どうしよっか、飛び降りるのも手だけど、戦う?(私は隠れてるーと隅の方に移動して) -- ラキュ 2011-10-29 (土) 00:40:13
      • ふふっ、背水の陣で戦う意味は無いわ…だ・か・ら
        ここは逃げの一手あるのみよ!(ラキュをドラム缶ごと抱えて)
        マスター行くわよ覚悟を決めなさい!(ドラム缶と共に大穴へと飛び込む魔女) -- ウィッチ 2011-10-29 (土) 00:44:24
      • 覚悟って、結構厳しいものがってにゅわぁぁぁ!!!(ドラム缶ごと穴に落ちていく、何故かすっぽ抜けない不思議) -- ラキュ 2011-10-29 (土) 00:48:00
      • 二人が大穴へと飛び込んだ直後、激しい銃撃音が鳴り響いた
        しかし、その攻撃が二人に届く事は無くて……

        暗い大穴へと消えていく二人……
        辿りつく先は天国か?地獄か?次回、塔編完結!

        To be continued! -- 2011-10-29 (土) 00:48:42
  • ──────────────────────
  • - 再世の塔 ・ 二階層 -
    - ラキュ・テイルとウィッチの戦いその2 -
    • 告知
    • ラキュはついにウィッチとの再会を果たした!
      しかし、開かれた扉の向こうからさらなる殺気と足音が近づいてくるのが聞こえてきた……
      それは一つや二つではなく…10…20…50…どんどん増えていき……
      -- 2011-10-27 (木) 23:30:26
      • これは私の…持っていてくれたのね……(「剣」を受け取るとクルリと手の中で回し)
        大丈夫よ私に任せて、貴女のサーヴァントの力を信じなさい♪(魔女の力を受け「剣」は輝きを取り戻した)
        さて、マスター…魔力の貯蔵は十分かしら? -- ウィッチ 2011-10-27 (木) 23:30:49
      • 色々解析したりはしたけど、壊してないと思うよ
        ん、今日ぐらいは大丈夫、と思う、多分、うん(何時まで効果あるんだろうと首傾げてる) -- ラキュ 2011-10-27 (木) 23:36:27
      • 狭い扉から記憶から再生された機械の天使…白の武装神姫の軍勢が侵入してくる
        さらに扉の横の壁が赤く灼熱し…爆音…撃ち抜かれた……
        穿たれた穴からさらに多数の白の武装神姫が召還の間へと侵入してくる
        塔の他所でも激しい戦闘が開始され
        侵入者排除のためにはなりふり構っていられない状況なのかもしれない
        -- 2011-10-27 (木) 23:43:42
      • OK!じゃあ行くわよ…って、マスターは私の後ろに!(障壁を展開すれば灼熱の砲撃を苦も無く防ぎ)
        んーこれは一気に片付けるしかないわね…? では…無限影の剣(ミューテーションソード)…多重展開開始……
        (ウィッチの手を離れた「剣」が浮かび上がり…数が増えていく、一本が二本に…二本が四本に…四本が八本に…十六…三十二…倍々に増えていく) -- ウィッチ 2011-10-27 (木) 23:48:14
      • へーい、流石に戦える相手じゃないしねぇ(何故かドラム缶被りなおして後ろに下がる)
        あ、増やせるんだそれ -- ラキュ 2011-10-27 (木) 23:51:32
      • 白の武装神姫達は灼熱の光線を…鋼鉄の弾丸を…破壊の爆撃を…二人に浴びせかける
        障壁に攻撃を阻まれようともひるむ事も引く事もなく……
        黙示録の審判の天使達の様に侵入者を断罪する…偽りの法の名の元に……
        -- 2011-10-27 (木) 23:56:00
      • これは私の術よ…合わせ鏡の魔女だからこそ出来る多重存在の召還……
        さ…ここから本番よ……

        其は剣士(セイバー)にして突撃兵(ランサー)……
        其は突撃兵(ランサー)にして射手(アーチャー)……
        其は射手(アーチャー)にして魔術師(キャスター)……
        其は魔術師(キャスター)にして狂戦士(バーサーカー)……
        其は狂戦士(バーサーカー)にして暗殺者(アサシン)……
        其は暗殺者(アサシン)にして騎兵(ライダー)……
        其は騎兵(ライダー)にして剣士(セイバー)……

        無限影の剣(ミューテーションソード)よ…その身を変えよ……
        我が前の敵を撃ち滅ぼすために……


        (そこにある全ての無限影の剣(ミューテーションソード)が姿を変える……)
        (閃光を放つライフルに…雷光を放つ杖に…鋼鉄の雨を降らせる火器に……)
        (炎を放つ剣に…吹雪を起こす魔術書に…闇を切り裂く聖剣に……)
        (古今東西あらゆる武器に姿を変えていく) -- ウィッチ 2011-10-28 (金) 00:07:36
      • 変化系?色々できるとは思ってたけど、カウンター属性当てるのはやっぱり重要なんだ(ドラム缶の隙間から覗きながらうろちょろ) -- ラキュ 2011-10-28 (金) 00:12:07
      • 彼女らにも感情があったのだろうか?
        目前で展開される無数の武器群への恐怖か……
        障壁を撃ち抜けぬ苛立ちか……
        ついに白の武装神姫の軍勢が突撃を開始する
        -- 2011-10-28 (金) 00:20:08
      • ふふっ、遅かったわね…!
        さぁ…受けなさい絶対破壊の洗礼

        殲滅師団(クロスファイア・インフィニティー)

        (全ての武器から一斉に力が放たれる)
        (灼熱が凍結が雷光が闇が光が重力が斬撃が粉砕が消滅が…が…が…… …… …)
        (この世に存在するあらゆる破壊の力が天使の軍勢へと放たれた) -- ウィッチ 2011-10-28 (金) 00:28:08
      • ぎょわー!(案の定爆風に揉まれて転がるドラム缶、障壁のお陰でダメージはないけど目は回ってる) -- ラキュ 2011-10-28 (金) 00:32:36
      • 無慈悲な破壊の力が白の武装神姫達を飲み込んでいく……
        破壊の力は白の武装神姫達だけでなく
        塔全体を大きく揺らし、その壁に巨大な破壊痕を穿つ
        もし、塔の外に観測者がいたのならば、その巨大な閃光を目撃したかもしれない……

        全てが消えていく中、光球が天に昇ってゆくのが見えたかもしれない
        それは彼女達が解放された証なのかもしれない……
        -- 2011-10-28 (金) 00:43:47
      • 来世での幸があらん事を……(天へと帰る天使達に目礼し)
        …ふぅ…これで片付いたかしら?…敵の気配は……(無限影の剣(ミューテーションソード)を元の姿に戻すと腰に収め周囲の様子を伺うが……)
        はひっ?マスター…?ま、マスター大丈夫?(慌てて転がるラキュの元へと駆け寄る魔女) -- ウィッチ 2011-10-28 (金) 00:49:35
      • ス、スコットランドが呼んでる……はっ!?も、もう終わった!?早い……!
        うん、大丈夫、とりあえず中にクッションも入ってるし(一応安全設計らしい足の生えたドラム缶) -- ラキュ 2011-10-28 (金) 00:52:12
      • ふふっ、あんな意思の無い人形…私の敵ではないわ……(えへんと胸を張る魔女)
        さ、今のうちに塔を抜け出しましょう……重くないの?カンカン(今更ながらにラキュの姿が心配になった) -- ウィッチ 2011-10-28 (金) 00:55:53
      • (やっぱりおっぱいもげろと言いたくなったアホの子)
        全然重くないよこれ、走れるし、あ、でもダンボールは捨ててきたからちょっと勿体無かったかも -- ラキュ 2011-10-28 (金) 01:01:15
      • 迫る脅威を撃退した二人だが……
        このまま無事に塔から脱出できるのだろうか!?

        To be continued! -- 2011-10-28 (金) 01:04:42
  • ──────────────────────
  • - 再世の塔 ・ 二階層 -
    - ラキュ・テイルとウィッチの戦いその1 -
    • 告知
    • 再生の塔が現れてから数日後……
      サーヴァントとの再会を果たすべく塔へ潜入したラキュ・テイルだが
      記憶から再生された守護者達から逃げ回りながらとうとう二階までやってきてしまった
      今は物影にて周囲の様子を伺うが……

      ※ラキュ&ウィッチイベント中です -- 2011-10-26 (水) 22:49:28
      • (伝家の宝刀、スニーキングミッションのお供、ダンボールを被ってごそごそ移動してるアホの子) -- ラキュ 2011-10-26 (水) 22:53:15
      • 通路の向こうを機械の天使…白の武装神姫が隊列を組んで通過して行く、侵入者の捜索中なのだろうか?
        さらに別の通路からは顔の無い女性達が隊列を組んでやってくる……
        その女性達はラキュが見覚えのある髪形…そして衣装を纏っている
        -- 2011-10-26 (水) 22:58:12
      • (息を殺し動きを止めてやり過ごす、今はまだ敵対してるから、何か切欠がないとこっちは一瞬で負ける、と考えている) -- ラキュ 2011-10-26 (水) 23:02:56
      • 顔の無い女性達はラキュの潜むダンボールの横を通過して行く…まるで人形の行進の様に……
        カタカタ 女性達が通り過ぎる際、ラキュの腰の剣…ウィッチの所持品だった剣が小さな音を立てた
        -- 2011-10-26 (水) 23:06:47
      • (ぎょわー!こんな時に騒ぐなバカー!)
        (必死に押さえつけてバレてないか外の様子を覗き見て……) -- ラキュ 2011-10-26 (水) 23:09:52
      • 女性達の動きが一瞬だけ止まった、まるで静止映像の様に……
        しかしラキュが剣を押さえると何事も無かったかの様に行軍を再開し通りすぎて行った
        -- 2011-10-26 (水) 23:12:26
      • (ダンボールの中の中で額の汗を拭い、こっそりと移動し始める、潜在能力を引き出してるからか、普段より考えが纏まる)
        (今のサーヴァントは複製、この塔も複製、しかし複製ではあっても精巧な、本物と瓜二つである事は今の剣の反応からして間違いない)
        (で、あれば、今のサーヴァントには致命的な欠陥、本来備わっている機能が足りていない状態ではないかと推測できる)
        (サーヴァントシステムとセットでマスターの命令権を与えるシステム、つまり令呪、一度主従を結んだサーヴァントを複製しているのなら、恐らく主導権はこっちにある、問題はその令呪の回収先がどこにあるか、だが……) -- ラキュ 2011-10-26 (水) 23:19:50
      • ラキュがそんな事を考えながら移動を続けていると…見覚えのある扉の前へと辿りついた……
        周囲の様子こそ変化しているが、そこは二人が…ラキュとウィッチが初めて出会った場所……
        「召還の間」の扉の前だ……
        その時また多数の足音が近づいてくるのが聞こえて来た……
        -- 2011-10-26 (水) 23:26:34
      • (カサカサと小さく音を立てながら移動し続け召喚の間に到達)
        (もう一度召喚の間の構造を把握しようかと小さいナイフ、魔術回路を入れたナイフを地面に刺してみる)
        (足音にはまだ気付いていない) -- ラキュ 2011-10-26 (水) 23:28:57
      • ラキュが床にナイフを突き立てると召還の間内部の情報が頭へと流れ込んでくる
        サーヴァントの召還システム…マスターの情報から記憶を再構築するシステム……
        それらのシステムを操作する端末が内部にある事がわかった
        そしてその端末を操作するには内部への侵入が必要と言う事も……
        コツコツ 足音はさらに近づいてくる……
        -- 2011-10-26 (水) 23:37:56
      • (カリカリとナイフを刺しなおしてシステムに介入するキーを取得しようと躍起になってるので周りの変化に気付いてないアホの子) -- ラキュ 2011-10-26 (水) 23:40:10
      • 再度システムへの潜入を試みるもあと一歩で届かない……
        重要なシステムなだけあってプロテクトも硬い様だ
        ザッ…ザザッ…… ノイズの様な声が通路に響いた!
        ラキュが振り返るとそこには顔の無い女性の一団が接近しつつあった!
        -- 2011-10-26 (水) 23:48:03
      • こなくそ、生意気ー(ぶちぶち文句言いながらナイフを弄って)
        ……あ(顔が無い一団だけど顔が会った)撤収!(ダンボールパージ、そして中から出てくる、足の生えたドラム缶)
        見====3 -- ラキュ 2011-10-26 (水) 23:51:20
      • ドン! ラキュは何かにぶつかった!召還の間の扉だ
        ぶつかった勢いで扉が開きラキュは召還の間内部へと転がりこむ
        そしてそのまま壁まで転がって…ドラム缶は停止した

        召還の間内部は以前訪れた時と様子が一変している
        壁面は通路の壁と同じく金属製となり様々なコードや機械が剥き出している
        一方で床に描かれた魔法陣は以前のまま残っている……
        -- 2011-10-27 (木) 00:02:33
      • ウリシュクピアーレイ!(変な絶叫を上げて転がり落ちるドラム缶)
        吐きそう……(ずるずる出てきて一応転がってきた扉をドラム缶で塞ぐ)
        こっちの方がやりやすいけど袋のネズミだよねぇ……(ナイフを取り出してさっき取得したキーコードで令呪の検索、取得をしようと弄りだす) -- ラキュ 2011-10-27 (木) 00:04:16
      • 閉じた扉の向こうから物音がする…しかし中へと潜入してくる様子はまだない
        重要な場所である故うかつな事が出来ないのだろう……
        突き立てたナイフから先よりも膨大な情報がラキュの頭へと流れ込んでくる……
        同時に壁が明滅を始め、立体モニターとして様々な画像が室内を舞い始める
        ラキュはサーヴァントシステム制御の中枢に辿りついた!
        そこにはラキュの望む、令呪…認証システムのコードもあった
        -- 2011-10-27 (木) 00:16:43
      • 流石に強行突入はしてこない、かな?(ここが壊れたら案外召喚も解除かな、と考えながら)
        っとあったぁ!(能力開放で楽々処理しつつ令呪のキーを取得、宙ぶらりんな状態で保留されてる命令系統を本来のマスター=自分に再設定していく) -- ラキュ 2011-10-27 (木) 00:22:23
      • Witch-461514 -----
        Witch-461514 らきゅ・ている
        Witch-461514 ラキュ・テイル
        …設定完了まで30:00

        変更処理が開始された…同時に閉じていた扉がギシギシと言う音を立て始めた
        設定完了まで30秒
        -- 2011-10-27 (木) 00:29:24
      • あーもう!時間が!他の処理が重いって訳じゃないし……!(隠れる場所隠れる場所とうろうろし始める) -- ラキュ 2011-10-27 (木) 00:43:44
      • 扉が開き白い手が内部へと侵入してくる
        20:00
        扉の隙間から顔の無い顔が召還の間内部を覗きこむ
        10:00
        ついに顔の無い女性達は召還の間内部へと侵入した…
        顔の無い女性達はラキュへ魔術弾を放とうと……

        00:00
        処理を……
        -- 2011-10-27 (木) 00:48:38
      • ダンシングソード一番二番起動!フルディフェンス!(プロペラのようにレプリカソードと棒切れを浮かべ回転させ、ちょっとした盾代わりにしようとして)
        って間に合った……かな? -- ラキュ 2011-10-27 (木) 00:50:46
      • ウォォォォッ…… 顔の無い女性達が悲鳴を上げた
        そして顔の無い女性達はガラス細工の様に砕け散った
        呆然とするラキュの前で砕け散った破片は光の粒子となって集まり始め渦となる
        やがてそれは一つの形を成し始めた
        そう…懐かしい…もっとも会いたい人の形を
        -- 2011-10-27 (木) 00:54:20
      • (手の甲を確認、令呪がちゃんとある、問題は機能してるかどうかだが、多分大丈夫だろう)
        えーっと、もしもーし?私のこと分かるー?(剣を停止させ左右に待機させてゆっくり近づく) -- ラキュ 2011-10-27 (木) 00:59:25
      • …わかるわよ…ドジでおっちょこちょい…だけど頑張りやさん…
        …私のマスター…ラキュ・テイル(形…ウィッチはふわりと笑みを浮かべ)
        ただいま…マイマスター……(ラキュをぎゅっと抱きしめた)
        (同時に…ラキュの右手の令呪が形を変えた……の形に) -- ウィッチ 2011-10-27 (木) 01:04:45
      • おかえりー、私超頑張ってると思う、うん、最近失敗少ないし(ぎゅっと抱きついて嬉しそうに報告してる) -- ラキュ 2011-10-27 (木) 23:08:53
      • うんうん……私との約束を守ってくれたのね……(最愛の主を強く抱きしめながらその頭を撫でて)
        聖杯戦争には負けてしまったけれど…これからはずっと一緒よ、ふふっ(形が変わった令呪を見れば微笑んで)
        でもその前に…ここから出ないと……(意識が無かった間の記憶は僅かに残っており、この現状もある程度把握している) -- ウィッチ 2011-10-27 (木) 23:15:43
      • 負けたけどまた会えたし、うん、これからも頑張らないとね!あ、あとこれ返す(レプリカソードを差し出し)
        入り口から出るとまた敵に見つかるかも、ドラム缶はあるけどダンボールはもう無いし、うーん…… -- ラキュ 2011-10-27 (木) 23:22:40
      • 再会を喜ぶ二人だが……
        新たなる敵の足音はそこまで近付いていた……

        To be continued! -- 2011-10-27 (木) 01:12:58
  • ──────────────────────

Last-modified: 2011-11-05 Sat 03:13:40 JST (4555d)