http://notarejini.orz.hm/up3/img/exp015825.png 国辱

地理・土地 Edit

東方に存在する広大な平原と、周辺に存在する多くの山地を領土とする、龍の支配する国
周辺国家を積極的に侵略、併呑して拡大した国家であり、領土は元首の斗が直接神威を振るえる範囲であるとも
根拠として東と南は海に面し、西の果ては山脈で終わり、北は氷の溶け得る場所までと
そこから先は何かしら強き神々が信じ仰がれる場所であるという共通点から唱えられている
王都は国の中心に位置していて、狭小な山地にすがるような形で南向きに形作られており
そこにあった巨大な一枚岩を丸ごと整えた宮殿が斗の王城として機能している
気候は全体的に乾燥しているが、大河が複数横切っているために緑も多い
斗が財宝を得るために貿易には力を入れているため街道も充実し、沿岸には多くの港と
外国人居留地が設けられている

住人 Edit

元首 Edit

斗(ドウ) Edit

国に伝わる伝承と本人の談によれば、東洋龍と西洋竜の間に産まれた子。神気を持ちながらも強欲怠惰で好色。
居城に出入りする者が話すに、諸国から集めた財宝の山を己の寝床として、種を問わず数多の美女を侍らす
面影は東洋龍に近く、金と赤の鱗に覆われて、蒼穹にかかる虹のごとく大きいという。
欲望を満たすために国を興し、以来譲ること無く君臨し続けている。
名の意味は「星天の龍」

彼が寝床とする財宝の山はそこで腐らされているわけではなく、功あるものには下賜されることも珍しくはない
しかしこの財宝には呪いがかけられていることも知られているので、心から喜ぶものも居ない
この呪いは財宝がどこにあってもわかり、財宝自体が斗の目となり耳となる類のもので
有り体に言えば首輪としての機能が付与されている
絶対的な存在からの下賜であるため受け取らぬ訳にも行かず、国の彼方此方まで行き届いているらしい
ただしこの呪いが十全の力を発揮するのは領土の中までで、領土の外に出ると精度は距離に比例し下がっていく
これはそれらの土地で信仰される神の神威等によって影響を受けてしまうためである

三巨頭 Edit

斗の従える三人の側近。術法の鬼(カイ)、武道の輔星(フーシン)、機械の无(ウー)
それぞれが国政の頂点に立つと同時に強大な戦力で、一騎当千の将としても知られている

鬼(カイ) Edit

斗国に置ける術法の権威。術法研究団を束ねる頭目であり、見かけるたびに姿形が違うという。種族性別不明
共通しているのは顔を隠す黒い前垂れ帽で、意味深な模様が描かれており表情を伺うことはできない
仮に誰かが彼に扮したとしても、斗を始め他の三巨頭には見分けがつくらしく
一応それなりに区別するための秘訣なり部位なりが存在しているらしい
物静かな性格であまり多く物を語ることはないが、振る舞いを見ていると快楽主義な所があるようだ
能力と知識は本物であり、かつて斗が討ち滅ぼした竜を僵尸にして従わせているという

輔星(フーシン) Edit

斗国における武道の権威。近衛部隊の隊長を務める竜人の男で、赤い鱗に竜頭の好漢
筋骨隆々とした逞しい肉体を近衛部隊の緩やかな制服に収め、見た目からは想像できない軽やかな動きを見せる
炎の息を吐くことも出来るが、凡その場合は自身の肉体のみによって戦うことを好み
しかし望まれての試合でもなければ手段の一つとして数えることにためらいはない
極めて常識的な性格をしているが、少しばかり多弁な所が玉に瑕といえば玉に瑕
戦いの間は会話手段を拳のみに絞ってくるため、その反動であるといえなくもないだろう

无(ウー) Edit

斗国における機械の権威。開発工房の取りまとめを行う人間の才媛。眼鏡をかけた斗の妾の一人
長い黒髪と高い身長、肉感的な肢体と女の魅力に恵まれ、白いチャイナドレスを身にまとう
輔星には到底及ぶものでないにせよ武術を収めていて、自身を刺客から守り切る程度には腕が立つ
殆どは自身が開発した機械によって撃退するかさせるかするので披露する場面は少ないが、修練は絶やさない
忙しない性分で、自分が好きな事にはとことん打ち込んで止まらなくなってしまう所がある
仕事の一環でもあるのだが自ら忙殺されに行っているようなところもあり、周りから止められることもしばしば

人種 Edit

交易を重視する影響から、様々な種族が行き来するのを国境付近で見ることが出来る
街道から外れた場所では土着の人間、それに乾いた環境に適した種族が多くなるが
それでもどの種族が最も多いとは判断しかねる程度には混ざり合っている
数では決めかねるとはいえ、幅を利かせているものが居ないわけではない。竜人がこれに当たる
元首が龍であるということもあり、またその落胤も時に見かけられるため
国内であればどこにいっても畏怖される存在となっている
彼らの行状に恐るべき所があったりするわけではなく、むしろ他の民とそう変わりないもので
幅を効かせているのも笠に着ている一部の者が目立つ程度でしかないが
この目立つ一部が極めて大きな力を持っていることもまた確かなのである

経済 Edit

積極的な交易を行い、国自体は潤沢な資金を蓄えているのだが、恩恵に預かれる民は大きな街道沿いの者に限られ
細道を辿っていくと前時代的な家屋が多く見受けられたり、貧困がはびこっていたりする
金品は国内に入るとまず斗の前を通過する仕組みとなっていて、その過程で多くのものが彼の手に渡る
機械の発展と術法の発展、それらの組み合わせによって生まれる物品がさらなる発展を産み、財を呼ぶと考えているためで
資金の多くがそちらの方へ注ぎ込まれることもあり、他の事は後回しにされているのが現状である
農業などは食料を外国から買うなどの無駄が発生しないよう、不足しない程度に気にかけられてはいる

歴史 Edit

建国は斗が本当のことを言っているのであれば、およそ二千年から三千年程前
平原で力を振るっていた豪族たちに力を見せつけて支配し、そのまま更に上位のものとして収まった
彼らを支配してからは持ち前の怠惰と長命の気長さに任せて静観し、全てを支配したものに任せているという

しばし怠惰に振舞っていた斗であったが、星を眺めて日々を過ごす内にある事実に気がついた
星辰と空からくる力には、相関関係が存在しているのである
そして地上にも絵を向けてみれば、森、山、島、沼、平地……様々の地形が力の流れに影響しており
規則的な動きを行っている
これを利用すれば、自身の力をより高めることが出来るのではないか?
元々強大な力を持っていた斗であったが野心に目覚め、彼の統治が始まった
豪族たちに強権を振るい、しばし国内は荒れたものの、やがて彼に逆らうものは失せ
ついには、その望む所を叶えたのである

文化 Edit

建国者であり元首であるものの影響か、多くのものを求めることを是とする気風が国全体に存在する
商業を奨励し、学業を奨励し、元首は怠惰でありながらも怠惰であることを否とする
弱肉強食という自然界の掟をそのまま滑りこませたように、強きことこそ正義で弱きことこそ悪
恵まれぬ者にとっては極めて生きづらい環境であるといえるだろう
これらの観念は武道と術法は言うにおよばず、何らかの技能で秀でているのであればそれにも当てはまる

占星術 Edit

星は自らの力を持ちつつも、星界より流れ来たる力にさらされてより輝きたり
斗国に置いて占星術は特別な意味を持っている
神秘院の研究によれば、我々の力は大地より受けるもののみならず、空より来るものによっても得られるもの
この空とは星界であり、伝承や神話に語られる天をも指すのではないかと目されている
星界には大いなる力の流れ(斗はこれを【龍脈】と呼ぶ)が存在していて
これは星々の位置、星辰によって定められるというのが斗国神秘院の見解であり
この力の流れを大地に存在する我々が感知しうるということは、力を受けた上で流れを分けているということ
恐らくは星そのものが分流器の役割を果たしていると考えられているが
【龍脈】がなぜ存在するかについては意見が別れるところであり
【龍脈】のために星が存在するのではなく、星が存在する故に【龍脈】が生まれたと見る向きも多い

【龍脈】の変動予期、整流の為に、斗国の占星術は存在している
また同時に、分流を起こしているらしい星の存在に着目し、地上でも同様の事ができないかと考えられ
古くから、都市計画や国家計画などで大きな発言権を有してきた
そしてその考えから行われた実験は大きな成果を残しており
国内において占星術師の地位は極めて高いものになっている
現在、斗国内では【龍脈】を把握し、操る者を総じて占星術師と呼んでおり
一般的な占星術師とはイメージがだいぶ異なる存在となっている

施政 Edit

殆どのことは鬼と輔星によって処理されており、彼らの部下も合わせて政務に励んでいる
无の配下からもそちらの方には武官、文官ともに派遣されて入るのだが
斗共々、政務に携わることは極稀
それでも斗が持っている力は絶大であり、彼が望むことは全てにおいて優先されるもので
緩やかな独裁政治が続いている

都市計画、国家計画 Edit

斗国内の都市の位置、道の位置、都市内に置ける建物や道の位置。その他諸々数多のことは占星術で決められたもので
存在する全ての集落は計画的におかれたものである
人々に住居建築の自由はなく、引っ越しや店舗開業の手続きも厳しく時間が掛かる
もし仮に、勝手に建築したり、集落を作ったりすれば罰せられ。建物は取り壊され、集落は解散させられるだろう
この命令に従わなければより強硬な手段が取られ、下手人の命は保証されない

異国街 Edit

都市計画などの一環で、斗国内には交流の有る他国から人員を誘致し、彼らの街を作ることが有る
それらの位置は斗国側で設定されるが、概ね【龍脈】的に重要でない位置に配されるため
国内諸都市の中では比較的自由な町並みを創ることが許されている
政府上層部ではこれを一種のランダマイザーとして用いる向きがあり
国内情勢と照らしあわせてデータを集める為に、自由ではあるものの都市景観や建築構造は全て記録される
その性質上、自由を求める国民や、一部の事情を知るものなどからは反感を持たれていることも有り&br 時たま、彼らとの間で小さな衝突が発生したりする
このため、異国街と外部との間には軍隊に寄る警備が敷かれていて、相関単位は出入りできない

【設定シェア】
西方諸国の一つベルチアも、こうした異国街を斗国内に有している
双方の思惑は様々存在しているが、斗国としては蔑ろにされがちな占星術でない術法のノウハウを得
占星術を伝え、他国での違った視点による発展を狙うなど
術法交流が主な狙いになっているようである
リフェはここの出身であり、人種としてはベルチア系斗国人

武力 Edit

術法 Edit

道術、仙術等、様々な術が軍に導入されているが、最も見かけるのは僵尸を操る術である
僵尸の生まれる条件が満たされやすい戦場において霊幻道士は有効に働き
討ち果たした敵を味方にすることも出来れば、討ち果たされた味方をも活用できる
その分味方にも恐れられており、他の部隊からは距離を置かれているのが実情
彼らの使う術は元々死体運搬用の技術であったものが改良されて生み出されたものであり
市井にも使い手は伝統的に多くいるのだが、あおりを受けて昨今では恐れられることも多いようだ
軍部では僵尸が日光に弱いという弱点を補うため、闇術を合わせて習得するように教育される
このため彼らの部隊がいる辺りは常に暗く、明るい環境では目立つ

根底にあるのは占星術であり、【龍脈】利用のノウハウを生体に用いた者が霊幻道士である
死者が起き上がったりするのは【龍脈】の良からぬ影響の一つであり
それを乱すことで死者を討ち、再現することによって従えることが可能
房中術などもその一環で、人の中に流れる力を整えることによって治癒、回復させるものである

斗国における術法は占星術が大きなウェイトを占めていて、他の術法は些か肩身が狭い状況にあり
それほど発達していないというのが実情と言って良い
他の術法で起こせることのいくらかを、占星術によって再現することも出来るのも理由の一端であるが
根本的な理論や拠り所が異なるために、理解し得ないものも数多く存在している

武術 Edit

徒手空拳を基本とし、多くの得物を扱うことが出来るよう手広く教育される傾向にある
全ての兵があらゆる兵科を兼ねられるように務めていて、これは僵尸化も念頭においてのことらしい
もちろんその事実は一般の兵には伝えられていないのだが、ある程度階級が上になると知るか知らされるかするので
絶望するような者はそこでふるい落とされ、冷酷非情なものが残る形となっている

占星術はこのようなところにおいても利用されており、体の流れで【龍脈】に訴える手法が有る
一見して無駄に見えるような動きが混ざっていることもあるが、それは実のところ力の操作を行っていて
そこから繰り出される一撃は重く、そこへ打ち込む一撃をいなされてしまうということが多々ある

機械 Edit

四肢の一部を欠損した兵士などは、精密に人体を再現した義肢を付けて再び戦場に立つことが可能
純粋に機械で構築された兵器もあれば、動物を改造した生物兵器もみかけることができる
斗から平らげられた強き存在が行き着く場所の一つであり、機械化された竜も多い
ちなみに他の行き着く場所は術法部隊や、斗の後宮などである

機械は占星術と相性がよく、綿密に計算された内部構造で【龍脈】を構築することにより
機械単体では発揮できないような性能を実現している
国内における機械の方向性は二極化しており
占星術を絡めることによって精密、高性能を実現したものと
あえて占星術を用いらないことによって強度を確保し、安定性を重視したものの二つである
国軍などは双方を適所に配して運用しているが、技術者や使用者間の溝は深く
暗闘が繰り広げられているという


Last-modified: 2014-01-10 Fri 16:15:05 JST (2515d)