名簿/443799

  • おいしいですよね、カブトムシ -- 2011-12-06 (火) 01:18:46
    • こう、ハネもいで油でサッと…ね -- 2011-12-06 (火) 01:20:54
      • (我喰らう者あるならば全力にて抗うのみ、そう言うかのように羽を翻し、大気を震わせる震脚、そして一蹴の元、跳びかかった) -- 甲虫 2011-12-06 (火) 01:25:29
  • すいません、となりの街までいきたいんですけど、どうやっていったらいいですか? -- ノビス 2011-12-06 (火) 18:21:27
    • …………………(街と街の間、それも公道から大きく外れて大型MOBなどもいる山岳の辺り、ワイバーンの死体を前に返り血を拭いながら振り向く)

      ……
      ………
      …………(スっと腕をあげ南東の道を指さす遠くに公道にまでつながっているのが見える) -- 甲虫 2011-12-06 (火) 18:31:01
      • ありがとうございました(ぺこり) -- ノビス 2011-12-06 (火) 18:46:36
      • (去ったのを見れば、飛び上がり、次の獲物とばかりに空を舞うグリフォンが猛撃の餌食となった) -- 甲虫 2011-12-06 (火) 18:57:12
  • オレの名はユン・グー!!!(PKエリア、突如高所の崖上から身を乗り出して意気高々と叫ぶ幼女PC)
    お前だろ、掲示板でPvPの相手を求めていたのはよう。よっぽど腕に自身ありってとこだけど…(横目気味にまじまじと)
    ……はーん、なんだよちょー期待はずれ、ただの昆虫野郎ジャネーかヨ。てめー、本当に金10万も持ってんだろーな!?おい!!(ビシッと指を差す) -- ユン・グー 2011-12-06 (火) 20:45:10
    • (荒野の崖上からの声、それを見上げるでもなく仁王立ちしたままの甲虫)
      (幼女の声に返事はない、ただ挑みに来たものであれば、そのやる気を削ぐことはない)
      (片手をあげると幼女の遙か前方、甲虫の後方に転送門が現れ…開いた扉の奥には山積みとなった金貨が見える。10万どころではない金額だ) -- 甲虫 2011-12-06 (火) 20:53:06
      • (見た事も無い額の金貨を見れば、歓喜の色も濃厚に声を上げる)ひゃー!マジかよこいつ!スッゲー!!!
        よっしゃ、決めたぜ!おまえぶっとばして金ぜーんぶ奪ってそれで装備買って……それで今日からオレも有名PK人だ!もう誰にも止められねえぜ!
        (岩肌を蹴り上げ意気揚々と飛び降りて着地、勢いを殺さずそのままに甲虫に向かい襲い掛かる体勢)っおらー!しねよやー!!(一本背負いにした鉄玉の鈍器が鈍く風を切る。) -- ユン・グー 2011-12-06 (火) 21:09:34
      • (仁王立ちのまま、鈍い、金属を激しく叩いたような音が鳴り響く、振り下ろされた鈍器は見事に、甲虫の脳天を捉えていた)
        (が、しかし手に逆に衝撃が伝わり痛いほどの頑丈さ、揺れひとつしていない、一撃から、幼女はさほどレベルも高くないのが伺えた)
        (そのまま仁王立ちで、構えもしない、まるで打ち込み続けろと言わんばかりに) -- 甲虫 2011-12-06 (火) 21:23:22
      • !?(手応えは確かにあった、クリティカルダメージの予感すらある。ダメージ表示をチェック、虫も殺せぬ数字。)
        ふ、ふざけんな!この!この!この!この!カブト野郎がぁーっ!!(両手持ちにした鈍器を幾度もなく打ち据える。どの一撃も彼女の全力であり、必死のものである。)
        (一々叫んで攻撃していた所有か、息切れをして、初心者さながらに身動きを止める。)な、なんだよ…くそ! -- ユン・グー 2011-12-06 (火) 21:42:06
      • (ガンっゴンっギンっと激しい音だけが虚しく響き渡る、ダメージが通ってないわけではない、ただレベル差がありすぎるだけだ)
        (息切れして、悪態をつくユン・グーに首だけ動かして、見据える、それだけか?もう終わりか?っと何処か落胆を通り越して哀れみすら、感じられる視線。この手合いのプライドを酷く逆撫でして煽るような視線である) -- 甲虫 2011-12-06 (火) 21:49:34
      • お、おんどれ!反撃もせんとなめくさってからに…!!(歯軋りの音。睨んで顔を赤くした。ふるふると震えて、それからすぐに目の色を変える)
        …!そうか分かったぞおまえ!さては……チートだな?どーだ図星だろ!!(びしっと指差して不敵に笑う)
        …それで、だからあんなにがっぽり金貨も持ってんだろ!どーよ! -- ユン・グー 2011-12-06 (火) 22:07:29
      • (チート、その言葉は彼の最も嫌いなものの一つだ、反撃もせず仁王立ちだった甲虫から表情が消え、一気に衝撃波のような気功が溢れ出しユングーの体をあっさりと吹き飛ばす)
        (そしてまた体勢を元に戻し、仁王立ちに戻る、強者が訪れるのを待つように…今のお前では無理だとでもいいたいかのように…甲虫の背後の転送門の扉も閉まり。そして消える) -- 甲虫 2011-12-06 (火) 22:13:19
      • (胸元に手を当てて震える息を吐く、恐らく胸の鼓動はリアル側のものであるが、感情的には別問題だ。)
        こ…怖かった……。あ、あいつそっとしておこう……。(足が竦みまともには帰れそうにない、転送アイテムを消費してその場を後にした) -- ユン・グー 2011-12-06 (火) 22:20:12
      • (報奨が金では、ああいう無謀な輩しかこぬか…募集方法を変えてみるか…それにしても…誰もこない…と仁王立ちのまま、暫し立ち尽くし、強者を待ち続けるのであった) -- 甲虫? 2011-12-06 (火) 22:24:25
  • (其処に足を踏み入れたのは、まるきり偶然だった。特に意図もなく、当然広場の募集なんて見たわけもない)
    (ただ、本当にただ偶然通りかかった。それだけなのに)
    ……!!?
    (ぞくりと背筋が凍えた)
    (次の瞬間、既に俺は飛びのいて構えていた) -- レイ 2011-12-06 (火) 23:06:29
    • (飛び退いた場所、生粋のアサシンの直感がなせたものだろう…そこには深々と地面をえぐるほど、構えていたレイに石礫となって降り注ぐほどの一撃が)
      (背後からの一撃を見事交わした男を見て笑う、メタリックな外骨格に身を包んだ…PCだ、表示ではそうある。魔物ではない) -- 甲虫 2011-12-06 (火) 23:12:28
      • チッ……PKかよ、しかもかなりのハイレベル……!
        (紙一重。殺気感知のスキルを持っていなければ確実にやられていた……しかし、こんな往来でしかけてくるなんて……どこかのPKギルド構成員か? そう疑いつつ、相手のネームプレートを確認するが……俺はそうしたことを直後に後悔する)
        なっ……!? お、おい……マジかよ……
        (ネームプレートにはギルドの名前なんてなかった。あるのはPCの名前……いや、名前なんかじゃない。ただの英数字の羅列。出鱈目にキーボードを叩いたらたまたまできた、そういう類のまるっきり意味不明な記号の羅列)
        (それこそがコイツの名札。それこそがコイツの特異名称)
        ビートルワン……噂のカブトムシさんかよ……俺がアンタのメガネに叶うとは到底思えないんだがな
        (言いながらもウミヘビとマムシを両手に構えつつ、距離を取る。張り付かれたら終わりだ) -- レイ 2011-12-06 (火) 23:28:53
      • (地面から肘まで刺さった腕を引き抜くと、柳が揺れるかのようにゆらりと立ち上がると フィールドBGMが変わる
        (PKを仕掛けられたことをしめすかのように、レイと甲虫の周りを囲むように半径100mほどに巨大な壁が現れた、バトルフィールドと言うわけだ)
        (強者は己が弱いと知るもの、己の力量を理解しているもの、それはつまり…相手が強者であれ己の限界を見誤らぬ者)
        (メガネに叶わないという言葉に、口角をあげてまるで笑っているかのように見えた)
        (そして獲物を構え、闘志を示した男にたいし、腰を低く落とし、左手を前に、右手を後ろに、その独特の前傾姿勢の構えをとった刹那!一蹴の元レイに飛びかかるかのような蹴りをノーモーションで放つ!) -- 甲虫 2011-12-06 (火) 23:44:39
      • チィッ……!(変化したフィールドBGMと、周囲に現れたバトルフィールドを見て腹を括る。とはいえ、相手は伝説的廃人プレイヤー。倒すことはまず不可能……逃走の糸口をつかむまで凌ぎきるしかない)
        (ノーモーションで放たれる蹴り……見てからの対応は到底不可能。相手は力量に自信がある。なら、打ち込んでくる場所は恐らく上段。心臓か頭)
        (相手の蹴りの打線を予測してダガーを振るう。ダメージを与えられるとは思っていない。狙いは切り払い。パリィだ) -- レイ 2011-12-06 (火) 23:57:19
      • (距離が開いていることもあり、考える時間、対応する時間それらは十分あった、一蹴で間合いを詰めるとはいえ、上からの蹴りとなれば…レイの予想通りだ、頭上を刃のようになった踵が襲う!)
        (的確な判断により腕のしびれを感じるほどの一撃ではあるが見事にパリィに成功する、しかし鋼のような踵には傷もついた様子もなく、そのまま空中で回転しながら着地)
        (二度、二度まで受けきった男に嬉しそうに)ククっ…カカカカ…カァーッカッカッカッカッカッカ!!!!(金属音のような甲高い奇声の雄叫びをあげ、さらに猛追する)
        (自分の距離に持ち込もうとまっすぐ、レイの懐を目指し飛びこんでくる) -- 甲虫 2011-12-07 (水) 00:03:31
      • ハッ……流石はグラップラー、いつでもすることは一つ、真っ向勝負ってか……! 気持ちのいい野郎だぜ畜生
        (腕に依然残り続ける痺れに戦慄しながらも、気持ちは限りなく落ち着いていく。今はビビってる暇だって惜しい。身体全体がそう伝えてくる)
        (二度なんとか凌いだが、回避職のアサシンだから出来た芸当といえる。そして、回避職である以上、防御は紙。火力職のグラップラー、しかもハイレベルランカーPCの攻撃なんざ一発だってもらえない。カスっても即死だ)
        俺も出来ればカッコよくそうやって戦いたいところなんだけど……
        (バックステップして少しでも相手の到達時間を遅らせつつ、懐から取り出したピンポン玉大の「それ」)
        悪いがアンタ相手じゃ手段は選べないんでな!
        (閃光弾をたたきつける)
        (周囲に解放される大音量と閃光の暴力。無論、モニター越しのプレイヤーにもダメージを与える非道の武器) -- レイ 2011-12-07 (水) 00:31:32
      • (血肉沸き踊る戦いを求めるかのような真っ直ぐな突進、小細工など無く、ただひたすらに拳を振り上げ突き出し、蹴り上げ、その拳や足に残る感覚を求め…)
        (そして距離を稼がれつつも、あと数歩、蹴りを放とうと飛び上がった瞬間であった)
        (空中で閃光弾による目眩ましと大音量…体感没入型で五感までもシンクロさせていた甲虫にこれほど効果的な目眩ましはなかった!)
        (咄嗟に目を閉じたが音までは防ぎ切れない、平衡感覚を失うと飛び蹴りの体勢のまま勢い良く地面に激突し、受身を取りながら転がり、直ぐに立ち上がろうとするが視界が定まらない、ぐらつく体で男を探す)
        ぐぅるるるぅぅうううおおおおおおおおおおおおおぉぉおおおお!!!!(小細工をされたことに激怒するかのような雄叫びをあげレイの追撃に構えるように、腰を落とし、筋肉を隆起させ、反撃の体勢を取る) -- 甲虫 2011-12-07 (水) 00:41:26
      • させるかよ
        (耳元……背後で男は囁く。普通のアサシンなら間違いなくとっていない状態異常見切りスキル。閃光弾の効果を自らは無視して、音と光に紛れて既に暗殺者は甲虫の背後を取っていた)
        (その手に握られているナイフは既に先ほどのバステ付加ナイフではない)
        (素早く持ち替え、その手に握られているナイフは……鋭い錐のようなドリルナイフ、ナーファル)
        (装甲の間を穿つ、防御力半減の付属した対ボス装備)
        (間髪おかず、装甲と装甲の継ぎ目に容赦なく一角を突き刺す!) -- レイ 2011-12-07 (水) 00:57:02
      • (閃光弾のせいで声は聞こえていない、しかし気配は感じ取ったが時既に遅し、普通の斬撃、貫通にたいしては絶大な防御効果を誇る甲殻であれど…)
        (継ぎ目を狙われ、半減効果も見事作用し、一矢どころではない、甲虫の右肩から腋にかけて刃が貫通するば鮮血が多量に吹き出した!)
        (が、しかし、ここでやっておくべきことは目を眩ませ、平衡感覚を失わせた間に逃げることがもっとも良き判断であっただろう)
        (背後、そして、囁けるほどの至近距離、右腕を貫通し、動けなくさせれたとしても、ここは甲虫の、拳術士の距離)
        (むしろ貫通したことが災いとなった、筋肉がさらに隆起し刃をそのまま肉に埋まり動かなくなる、その一瞬の隙、震脚からの残った左の背後への肘撃が0距離でレイを襲う)
        (その反動を利用するように、後ろ回し蹴りまで放つ回避すら困難な怒涛の二連撃!) -- 甲虫 2011-12-07 (水) 01:10:51
      • なっ!?(予想外。これで一時的にでも戦闘不能にして逃げるつもりだったが……欲張りすぎた)
        (なんつータフネスだよ……! しかも、筋肉でナーファルを……チッ!)
        (断腸の思いで装備を手放し、咄嗟に飛びのく。何とか肘は回避するが……回し蹴の先端がレイの腹部を浅く薙ぐ)
        (たったそれだけ)
        (たったそれだけの、普通のグラップラーならせいぜい2桁のダメージが出ればいい程度の接触で)

        (アサシンの身体は襤褸雑巾のように吹き飛ぶ)

        (か、カスるなんてレベルじゃねぇ……ふ、服にちょっと引っかかっただけで、こんな……!)
        (そんな本来ならまともなダメージにすらならないような接触……そのたった一発でHPのカウントは残り一桁を示し、レイの身体を一瞬で戦闘不能にまでおいつめる。なんとか生きてはいるが、もうこれ以上の戦闘続行はどう見ても不可能だ)
        (平衡感覚スキルのお陰でノックバックダメージがのらなかったことが幸いしたな……受身とれなかったら本当にさっきの一撃で即死だったぞ……クソ!)
        (先ほどの一撃でふっとばされ、すでにバトルフィールドの外縁は目前。脱兎の如く逃げ出し、バトルフィールドの外縁の壁を飛び越える) -- レイ 2011-12-07 (水) 01:29:02
      • (強き者とは、驕らぬ者、己の限界を見極めれる者。甲虫は好む、強く、そして貪欲な者を、狩る事にも、生きる事にも貪欲な者を)
        (吹き飛ばし、あと一撃で狩れはする、されど…今狩り取るにはあまりに惜しい、魅惑の果実)
        (瀕死でも外壁を飛び越える姿を、追うでなく、肩に刺さった刃を引き抜き……一定距離離れたからだろう外壁は崩れるように消え去った、見事な一撃を放った暗殺者の姿もまた、それに紛れ完全に目視外となる)
        (刃を引き抜いた肩には大穴が開いたが呼吸を整え、筋肉が隆起すれば、血が吹き出すが一瞬で穴も塞がる)
        (思わぬ良き獲物を見つけたこと、今後の楽しみが増えたとばかりに…暗殺者の残したナーファルを握り、甲高い声の雄叫びが、暫くの間、その場に鳴り響き続けた...) -- 甲虫 2011-12-07 (水) 01:37:53
  • 甲虫の拳がまた一人、挑戦者を葬る
    復活エリアへと転送されるまでの間、敗者は何事かわめいてはいたが、それは彼の耳には届かない そも、敗者の泣き言に何の意味があろうか
    彼が求めるのは強敵 しかし、今日は未だ心を震わせるに値する相手に出会っていない


    Hay、Yasushi-Nirasawaって知ってるか 彼のdrawingは最高にCoolだぜ?

    いつからその場にいたのか そこにはちっぽけなアニメキャラクターが立っていた -- マガ 2011-12-10 (土) 19:29:22
    • (血に濡れた拳を払い、喰いでのない相手の顔など既に脳裏から消え失せる)
      (そして浮かぶは歴戦の猛者達…彼らと再び拳を交わらせる日を、次はどのように戦うか…そんな事が脳裏に浮かんで消え、浮かんでは消え、目を閉じ覇気を高めていれば)
      (声、気配一つなく、このような至近距離にまでいつの間にか近づかれていた、ゆっくりと視線をあわせるように見据えれば…)
      (ふざけた姿だ、10年単位に古い…アニメのキャラクターがそこに立っていた。そしてその返答に答えるでなく、ただ見据える) -- 甲虫 2011-12-10 (土) 19:38:41
      • そうその歯ぁ剥いた顔! そういう風なクリーチャを描くのが得意なPunk爺でさぁ あ、興味ねぇって?Hahaha
        よぉ、お前が「カブトムシ」かい?Beetleってよりは…まあいいやそんな事 お前強そうだな、オレと遊んでくれねー?
        (ふざけているのは見た目だけではない 若葉マークが表示される初期レベルの分際で一丁前に挑戦者のつもりだ)
        (腰をやや低く落とし、構える 武器は手にしていない 果たして甲虫はこの相手に気まぐれを起こし、相手をするだろうか) -- マガ 2011-12-10 (土) 19:52:12
      • (韮沢靖、その道を志す者で知らぬものは居ない。ただそんな話に花を咲かせるような者では甲虫は無かった)
        (ただ興味をしめしたのは会話内容でもその得意な姿でもない、初心者マークがついてまるでド素人にしか見えぬ抜けた格好でありながらも…)
        (言葉を発しながら歩きまわるその足運び、アバターの形状から足音がしないとかそんな生優しいものでもない)
        (構える仕草一つとてもどうだ、まるで数百の戦場の闇を縫って生き抜いてきたかの如く…隙一つないではないか。)
        (強さなど関係ない、ただ気付かれず一撃の元に下せば…最低限の鋭利な爪と牙さえあればいいと語っている野生動物のような、そんなものさえ感じる)
        (…面白い。実に面白い。そう思っているのか、口角を吊り上げて歯を剥き出しに、ニィと笑えば、マガと甲虫の周り半径50mに石壁が現れBGMも変わる) -- 甲虫 2011-12-10 (土) 20:05:41
      • …Let's Rock 
        (先ずは距離を詰める心算なのか、マガが甲虫へと駆ける 途中、やや奇妙なステップ)
        (甲虫へと目掛け【道端の石】が回転しながら飛んでくる こんなものは当たったところでダメージにはならない)
        (自分自身の側へと動くように誘導する心算だろうか) -- マガ 2011-12-10 (土) 20:22:56
      • (しかし甲虫はマガの姿を、一足一動をまるで映像に記録しているかのように、微動だにせず、目で追う)
        (合間合間のあのステップはどうしたことか、一歩進んでいるように見えれば三歩進み、五歩進んでいるように見えて二歩しか進んでいない。変則的で相手を惑わすかのようではないか、そしてその全てに気配も足音もない)
        (石を投げつけられても視線は足運びにのみ、飛んできた石はまるで無意識で当たり前のように、羽が鋭利な刃物のようになって真っ二つに切断し、非ぬ方向へと飛んでいった)
        (甲虫から動く様子は見られず、ただただ、マガを目で追う、構えすらとらず、仁王立ちの姿で) -- 甲虫 2011-12-10 (土) 20:32:22
      • (チャンピオンが動かぬと見るや左側から一気に距離を詰める 驚くほど速く、はない)
        (しかし若葉マークが表示されるレベルで単純に敏捷値に全振りするだけでは実現しない速さ)
        (一瞬、ステップにフェイントが入るがその程度につられる甲虫ではないだろう) -- マガ 2011-12-10 (土) 20:44:03
      • (暫くの観察、わかったことは…アバターはまったくもって初心者そのもの…されどプレイヤーは…体感型なり没入型を使いそして……)
        (マガのステップに合わせるように、一瞬で姿を消せば背後に回りこみ、まるで確認するかのような首筋、人体であれば致命傷となり得るその場所に向かって牽制打のような手刀を繰り出す) -- 甲虫 2011-12-10 (土) 20:53:53
      • (地面に向かいひしゃげたかのように低く伏せ、くるりBreak-Danceのような動き)
        (一瞬の、ほんの一瞬の奇妙な間の後、腕を使い天地逆に飛び上がる)
        (Pop-upするHit表記 ギリギリ過ぎる回避はGame上のレベル補正により命中と判断された)
        (腕のトゲをかわし甲虫のヒジを手のひらで押し、体制を戻しつつ距離を取る) -- マガ 2011-12-10 (土) 21:11:02
      • (HIT表示はある、されど…腕には掠った感触すらない。ただ残るのはマガの手に押された感触のみ、レベル差により掠った程度でもHPを大幅に減らし弱き者である証は目に見えるほど)
        (されどその差を埋めて尚、ありあまる…数十年熟成されたワインのような芳醇さが…甲虫の心を踊らせる)
        (もう少し確かめてみたいとばかりに、華麗とは違う、もっと暗く洗練された動きで距離をとったマガに向かって…片腕を突き出すと…まるで親指でコインを弾くかのような空圧の指弾がまるで弾丸のように撃ちだされる) -- 甲虫 2011-12-10 (土) 21:18:36
      • (やや判断が遅れたのか、大きく横転しかわすも再びHit表示 既にLifeゲージは5分の2、いや3分の1だろうか)
        (転がった際に拾い上げた【道端の石】を二つ投げつけながらまたも距離を詰める 先程よりもさらに速度が出ている) -- マガ 2011-12-10 (土) 21:29:13
      • (あの体勢からでも高速の指弾を避ける所か反撃、牽制の意味をこめて投擲までしてくるか…低レベルアバターという制限で石しか投げられぬのだろうが…これが刃物であれば…)
        (首を軽く傾け、眉間と眼球に届きそうであった石を避ける。距離を詰めてくるマガに対して、さらに速度をあげた指弾がまるで銃弾の雨のようにさながらマシンガンの如く降り注ぐ)
        (あと数発も当たればHPを削りきれるだろう、それどころか普通のPCであれば回避など初弾の時点で不可能である)
        (まるで…本当に銃弾の雨を掻い潜ったことがあるかのようだ…などと思いまさかなと甲虫のプレイヤーはHDMDごしに笑う) -- 甲虫 2011-12-10 (土) 21:42:17
      • (指弾をどうにか凌ぎつつ距離をつめるが、Lifeゲージは下がる一方だ)
        (跳躍 そして最後のダメージポップアップ 甲虫のすぐ脇を慣性に従ってLife0となったマガが転がりぬけていき、倒れる)

        (情報ウインドウをOffにしていないのであれば次のようなメッセージがPop-Upするだろう)
        *アイテム【やわらかいボール】を受け取りました
        (甲虫の腕のトゲの隙間にゴムボールが挟まっている) -- マガ 2011-12-10 (土) 22:02:33
      • !?(驚愕の表情が一瞬だけ浮かぶ…倒れたマガを見下ろしながらも、いつの間にやらボールが取り付けられているのだから)
        (ライフがゼロになって動かぬ…コミカルで奇妙なプレイヤー…その行動もまた奇妙であるが…)
        (腕の間のボールを反対の手で掴み確認をはじめる…死に際の最後の一手やもしれぬとばかりに) -- 甲虫 2011-12-10 (土) 22:06:45
      • (紛れも無く、ただのゴムボール 尤も、あくまでバーチャルに用意されたGAMEの中のアイテムではあるが 特に何か仕込まれているわけでもなさそうだ)
        ィエァ、GAMEOVER!!負けちまったぜ but、すげえ面白かったぜ?また遊んでくれよNira-Beetle!
        (倒れたままでもボイスチャットは繋がる 甲虫がそれを聞くかどうかはともかくも)
        (やがてマガの身体が復帰エリアへと転送される 硬直…強制固定されたマガの手元はあたかも何かのハンドスイッチを握ってでもいるかのようだった) -- マガ 2011-12-10 (土) 22:15:57
      • (消えていく姿を見下ろしつつ…手のジェスチャーの意味に気づくと)
        ククッ…ハハハッ…クククククッ(堪え切れないように笑う声が、暫くの間、その場に響き渡り続けるのであった) -- 甲虫 2011-12-10 (土) 22:25:47
  • (その場面に遭遇したのは偶然だった。少し初心者からは背伸びした中級者向けの採取クエストを受けて、戻って来る最中の事)
    …なんだあれ…
    (ハイレベルなプレイヤーを見た事はある。一方的だが戦闘になった事も。だが、ここで見たのは、今だ遭遇した事のなかった「上級者同士の戦闘」だった)
    …凄い(甲虫とPKがバトルエリアで行っていた戦闘をじっと眺める) -- リヴェル 2011-12-11 (日) 20:50:47
    • (そして最後の一撃が重火器で武装した相手PKの胸へと突き刺さると…鮮血が降り注ぎ倒れた相手がリスポンに戻ったか消え失せる)
      (勝利の雄叫びとばかりに甲高い声があたり一面に空気を震わせ響き渡った)
      (暫くの間そうしていると…唐突にリヴェルのほうへと視線を向ける、見られていることには気づいていたようだ) -- 甲虫 2011-12-11 (日) 21:36:49
      • …あの攻撃を掻い潜って…(見せ物にしたつもりはない、だが見入ってしまったのも事実だ…職は違えど近距離戦闘型として憧憬を覚える光景)
        っ!! …PC…だよな(雄叫びに驚きつつ…視界に入れば名前の存在くらいは分かる。彼もPCだ)
        …(視線が合うのを感じる。襲ってくるなら逃げられるかも怪しいが…ともかく)
        ええと……すいません、勉強させて貰いました(何かの反応を返さねば、と思って出た言葉がこれだった) -- リヴェル 2011-12-11 (日) 21:42:22
      • (顔の血を拭い、振り払うようにしながら、観察するように暫しリヴェルを見据える)
        (リヴェルの言葉にたいしての返答はない。重圧な張り詰めた空気が当たりを包む、言葉ひとつ、何か切っ掛けがあれば…)
        (さきほど消えたPKのように次に地面に伏せることになるのはお前だとでも言わんばかりに重苦しい) -- 甲虫 2011-12-11 (日) 21:51:35
      • ……(会話にならない、否。知性がないはずはないので、聞いていてなお沈黙しているという事か)
        (重苦しい雰囲気が、全身感覚型ですらないのに伝わるのは何故か…リアル側でごくりと唾を飲むのもまた、初めての体験だった。視線を思わず俯かして逸らし)
        俺はきっと。あなたに一撃で砕かれる力しかない。でも…もっと強くはなりたい
        (相手から返事がないのは分かる。故に自問自答に近い…ここを分水嶺にする。相手がこれで動かなければ、このまま逃げる。もし、構えたら…一撃死でも全力で応じよう…と顔を上げて甲虫を見た) -- リヴェル 2011-12-11 (日) 21:59:54
      • (俯き、もっと強くなりたい。という言葉を言い終わった瞬間に、当たりの張り詰めた空気が一瞬で霧散する)
        (地面が抉れ、一蹴の元に飛びだつ勢いの凄さを物語る。手にかけるまでもないと見たか…それとも)
        (もっと強くなりたい。その言葉を信じてか…狩るにふさわしい強さを手に入れたその時に、再度、異形のPKは現れるかもしれないと予感させる。その空気だけが、微かに辺りに漂っていた) -- 甲虫 2011-12-11 (日) 22:16:01
      • …っ!(力強く飛び立つ音。地面を抉る勢い。でも見逃さなかった…相手を見ていたからだ。すぐに見失っていたとしても)
        (それがきっと、今の彼我の差の象徴だ。今は)
        …個人目的、一つ増えたな…いつかきっと
        (続きの言葉は飲み込んで。新たな高みを見た初心者は、無事に街に帰れたのだった) -- リヴェル 2011-12-11 (日) 22:21:15
  •  
  • デスペナルティ
    経験値−10%
    (久々に魔物相手に遅れをとったか…しかし…通常なれば倒せた相手…あれが噂にきく、バグモンスターと言うものか…まだまだ戦いの相手は幾らでもいる…げに面白きはGLO…HMDごしに、プレイヤーは笑う) -- 2011-12-14 (水) 18:26:05
  • …ぃよぉNira-Beetle!? バトってる? お前Safety areaに来る事あるんだな (相変わらず若葉マークがついたままだ)
    Hay!ヘイ!! 会話する気ないのは判ってるけどさ 少しくらい聞いてけよ
    チラホラ話題になってるNoise-area知ってんだろ?オレは遭遇した事無ぇケドよ (ちょこまかと前に回り込み、小声で)
    そのNoise、闘えるって噂聴いたこと無ぇか?こっちじゃ一部で話題になってる 強力なBoss-Enemyじゃねぇかって…
    (しかし所詮は噂であり確定事項ではない) -- マガ 2011-12-14 (水) 18:55:23
    • (戦うであれは常勝不敗ということはありえない、最強であるならば己が上に強者はおらず、ただ挑まれ淀み負けを望む日々を待つだけとなる)
      (セーフティエリア。HMD越しに赤い視界に包まれ目覚める場所は、己より強き者が居る事、まだ自分が強くなれることを実感させる。)
      (されど奇異の視線、怨嗟の声、様々なものが煩わしく感じる場所でもある、遠巻きに視線を向けてくるものなど無視するようにその場をあとにしようとしたときであった)&br:(奇異な者の中でも更に奇異なもの、返事などせずとも一人語りかけてくる。言葉で答えず暫しの沈黙ののち)

      (ジェスチャーのように親指を己の外装の胸にあてる。そこには大きく穿たられ穴。鋭利な手足の棘も欠け、羽も片側がない) -- 甲虫 2011-12-14 (水) 19:05:03
      • (返事の期待などしていなかったが、ゼスチャに促されそのダメージに気付き)
        あーっ!お前さては先にNoiseと闘いやがったな!ずっこい!ずるっこい!!SH-IT!オレだってそいつと遊びてぇっての!!!(ジタバタ)
        何処行きゃEncount出来んだ?教えろよ!ってMr.Fish(無口野郎)代表だっけかお前!
        ピコーン I get idea、よぉNira-Beetle フレンド登録しろよ フレンドSearchで付きまとってやる
        (間違えてアイテム交換画面やらなにやら開きながら) -- マガ 2011-12-14 (水) 19:20:37
      • フレンド登録は承認  されませんでした
        (答えはそれだけだ、とばかりに会話などする気がないようで、外装の回復などのためにはやくこの場所を離れようとセーフティエリアからでるように…)
        (ふと、何かを思ったのか振り返ると、マガに近づく、1歩2歩3歩…そしてマガの前に到達すると)
        ベチコーン
        (デコピンであった。しかしマガの体は軽く浮いて吹き飛ぶ程度)
        (口角をあげてニィと笑い、このくらいで瀕死になるような奴が俺が負けた相手と戦えるわけもなかろうと。そういっているかのように、飛びさって行った) -- 甲虫 2011-12-14 (水) 19:41:37
      • イッテぇ?!あっこんにゃろ 覚えてろ!懐中電灯と樹液にゃ気をつけろよ!!
        (毒づき、しかし楽しそうに。) -- マガ 2011-12-14 (水) 19:49:46
  •  
  •  
  • (強者を求め、今日も様々なフィールドを彷徨う)
    (最近の興味は専ら、あの掴めえぬ仮面と…それによって変異したPC達である)
    (仕様の規格外の存在。触れ得ぬ者。水面に映る月をどう斬るかに思慮を巡らせるかのような行為)
    (どのようにすればアレと戦えるか、あれを倒せるか…そして変異したPC達は触れれはするものをまるで手応えすらない)
    (…思索に終わりは見えない…ならば…もう一度、奴らを見つけ、戦いの中で答えを探すのみ…)
    (強者を求め、今日もまた、羽翻し様々なフィールドを彷徨う) -- 甲虫 2011-12-30 (金) 17:02:32
  •  
  • (荒野にふらりと現れる少女、何者かを探し彷徨いているようだ。その足取りは時たま、何かに耐えるように止まるが、歩みを止めることはない) -- 伊吹 2012-01-09 (月) 21:08:47
    • (暫く荒野を行けば、ある場所を境に…魔物の数が途端に見当たらなくなる…それどころか死体が大量に転がっている、収集品も集められておらず、ただ、屠殺された魔物が…まるで伊吹を導くように、点々と転がっている) -- 2012-01-09 (月) 21:17:13
      • (魔物たちの死体を辿り、打ち捨てられたアイテムを追い、その密度が濃い方へと歩んでいく)
        (それらの死体には刀傷や火傷の痕などは無く、自らの目指す場所が間違っていないことを確信させる) -- 2012-01-09 (月) 21:21:34
      • (歩みをすすめる伊吹の耳に、断末魔の叫びのようなものが聞こえた…その先にはジャイアントロードが腹部にトドメの一撃とばかりに蹴撃を見舞われ、そのまま崩れ落ちる所であった)
        (…手応えもない、とばかりに着地すれば、手脚についた血を払い、次の獲物は何処だ…とばかりに視線を巡らせたとき、伊吹の存在に気づく) -- 甲虫 2012-01-09 (月) 21:33:28
      • (甲虫がこちらに気づくと)覚えていらっしゃるかは分かりませんが…お久しぶりです、甲虫さん(と、両の拳を合わせた礼をする)
        以前、バグPCに立ち向かった時は…助けて頂きありがとうございました(その時のことを思い出すように遠い目をして)
        あの後、BBSのログを調べさせて頂きました。貴方は、甲虫と呼ばれていること。強者に戦いを挑むこと。
        そして、挑んだ並み居る強者を討ち果たし…サーバ最強の拳術士とも噂されていたこと(言い、甲虫の目を見る。この男は何を思い、何を考え戦ってきたのか) -- 伊吹 2012-01-09 (月) 21:43:21
      • (伊吹の言葉に、聞いてはいるが、返事はない、BBSを見たなら伊吹も知ってはいるだろうが会話が成り立たないこと、意味のある言葉を紡ぐ光景を見たものがいないこと)
        (1歩、2歩…伊吹の元に歩み寄ってくる。過去に見た時よりも強くなっていることはその落ち着いた佇まいから感じ取れた)
        (そして、伊吹に相対する。そう拳術士の距離。腕を、脚を伸ばせば体に届く、目の前である。伊吹よりかなり身長の高いメタリックの体。赤い目が伊吹を品定めするかのように、見据える) -- 甲虫 2012-01-09 (月) 21:50:02
      • (返答は無い。あの時も、この男は自分の知る限りでは意味のある言葉を放ちはしなかった)
        (だが、それ以上に痛烈に覚えているのは、自ら戦い、ギルドメンバーから得た情報で知りうる数々のバグPCの中でも)
        (もっとも出鱈目な強さを誇った、あの謎の仮面に変異させられたバグPCに拮抗しうるその強さ。BBSの情報だけではなく…自分の知る限りでも最強だ)
        (手を伸ばせば触れられそうな甲虫の体を見上げ、その赤い目を見つめ返すと)
        貴方の拳に…(もはや手を伸ばすのと同じぐらい自然に出来る三体式の…後ろ足に重点を置き、前足を軽く、槍を構えるかのような構えを取り)
        …強さを教えてもらいに来ました(言い、その伊吹から禍々しい黒いオーラが吹き出す。九頭竜勁。レベルを犠牲にし、能力の爆発的上昇。もはや、拳にて語るのみ) -- 伊吹 2012-01-09 (月) 22:06:35
      • (その意気やよし。とばかりに伊吹から立ち上がる黒い闘気。それを見るや、口角を釣り上げてニィと笑う。)
        (それが伊吹の視線に入った瞬間、既にそれは残像であった、気配は遠く…遙か頭上、真上、太陽を背にするかのように、まるで猛禽類が獲物を狙うかの如く)
        (鋭い爪先が、伊吹の頭上を捉えんと、急降下してくるその気配が、殺気だけが、立ち上る闘気の先より迫り来る) -- 甲虫 2012-01-09 (月) 22:24:24
      • (笑み、それは笑み、獲物を狩り、食らう、捕食者の笑み)(一瞬足りとも外さなかった視線は次の瞬間、驚きに開かれ)
        (だが、九頭竜勁によって通常とは比較にならないほど研ぎ澄まされた感覚が、僅か感じる頭上からの攻撃を捉えた)
        ふっ…!(襲い来る爪を見やることなく、落ち着いて、冷静に跟歩の歩法でそのまま前方へと足を進める)
        (そして、甲虫の着地を狙い、大地から組み上げた勁を身を螺旋とし汲み上げ、上半身を捻って背後へと着地するであろう甲虫へと裏拳を見舞う) -- 伊吹 2012-01-09 (月) 22:35:46
      • (牽制の一撃ではあったが、見事に殺気を捉え、視線をあわせるでなく、それどころかカウンターを入れようとしてくる伊吹の姿を視線が捉える、空中から軌道変わらぬその垂直の蹴りは伊吹が元々立っていた場所に深く突き刺さり、大地が砕け、石礫となりて降り注ぐ)
        (着地を狙った一撃は…石礫と大地を穿つ蹴撃の勢いが激しすぎたのであろう。あたった感触はあったが…それは甲虫の肩を滑り、そのまま空を切り、衝撃は伝わりきらなかった)
        (されど大地を穿つほどの一撃、1mほど大地をえぐったその先 伊吹の視線には土煙と共に甲虫のシルエットが見える。ほんの一瞬、されと拳で語るものであれば十分過ぎる隙であった) -- 甲虫 2012-01-09 (月) 22:45:18
      • (甲虫の蹴りの威力に待った石つぶてが肌を割く、白い肌からつつ、と血が水滴を形作るが、細いながらも鍛えられた縄のような筋肉を割くには至らず)
        (こちらの裏拳は意を外されたと知る。陥没した大地に足からも衝撃が伝わり、その威力に怖気が走り、呼応するように抑えていた胸の痛みが響く)
        (だが、そんな痛みは後回しだ、眼の前にいるこの男に、拳を叩きこみ、ねじ伏せることが今は何よりも優先される)
        (甲虫の影を見据え、当て易いその胴体を狙って爆発的な後ろ足の踏み込みと共に左腕を引き、右腕を槍のように構え、空気を切り裂いて突き入れる。それは、形意五行の型の三番、崩拳の型) -- 伊吹 2012-01-09 (月) 23:00:03
      • (大地から脚を引き抜き、構えようとする、しかし一寸遅かった。胸を捉える崩拳。甲虫が想像しているよりも、伊吹は速かった)
        (構えきれていない状態でのその一撃はまさに甲殻の中心を捉え、伊吹の手にも確かな手応えを残す、上方から、放たれたそれは逃げ場のない穿たれた大地を背にして、さらに深さを増す)
        (…確かに手応えはある。大地がさらに砕けるほどの一撃…しかし目の前の甲虫は何処か満足そうに笑うと…胸元に伸びきった見事な崩拳の手首を掴む)
        (大地を背に、伊吹を引き寄せ…その肉を打たせて、全てを砕く、そう言わんばかりに逃げれえぬ一撃を)
        (伊吹の崩拳がまっすぐ胸を捉えたように、肘撃が伊吹の胸元を狙いくる。ただ甲虫の肘は…それ自体が刃のようにつきだした、致命傷にもなりかねない一撃だ) -- 甲虫 2012-01-09 (月) 23:12:05
      • (通った!鋭く突き入れられた拳に乗った勁が甲虫の体で弾け、威となったことを感じる、だが)
        (甲虫の文字通りの鋼の体を砕くことは叶わず、拳を掴まれる。とてつもない圧力、抗うことなど許さない力、死の予感に全身が緊張する)
        おおッ!!「廻風圏」!!(とっさに対物理回避補助スキルを発動、周囲の空気がひゅごぅ、と音を立てて伊吹にまとわりつき、高圧の風となって巡る)
        させ…ませんッッ!(風の力を借りて、迫り来る必殺の左肘を下から残る手首で跳ね上げる)
        (だが、何もかもを切り刻むようなその刃はスキルの力を借りてさえ逸らし切れず、伊吹の左二の腕に大きな傷を作る。しかし…伊吹は怯まない)
        破ッ!!(右手首を掴まれたまま、左二の腕から血をまき散らしたまま、跳ね上げた勢いのまま甲虫の右肘の下、脇腹へと掌底。片手での変則的な虎撲子を放つ) -- 伊吹 2012-01-09 (月) 23:29:34
      • (拳と拳のぶつかり合い、久しく感じて居なかった、胸の高鳴りを感じる。そう求めていたのはこの血肉湧き踊る戦い…素手同士。ステゴロでの戦い)
        (二の腕を切り裂いた肘撃。吹き出した鮮血が青いメタリックの甲殻に降り注ぎ染める)
        (しかし怯むこともなく、脇腹への掌底。激しい衝撃が甲殻を突き抜け肺から酸素を無理やり吐き出させるような不快感が湧き上がる)
        (ぐっと空気が漏れるようなうめき声をあげるが…怯むことなく、至近距離での殴り合いが続く、狭い狭い穴の中、お互い回避もできぬ距離)
        (呻きをあげながらも、腕が、伊吹の首へと回れば…そのまま膝が振り上げられる。超々至近距離。離れえぬ首相撲に持ち込もうという魂胆だ) -- 甲虫 2012-01-09 (月) 23:38:23
      • (廻風圏の力によって一線は越えずとも、繰り出される拳はそのどれもが致命。鋼鉄の拳を振るい、突き叩き裂き切り…殴る)
        (紙一重で防御を続けるも一撃、一撃ごとに血が吹き出し、肉がはじけ飛び、荒野の陽光に照らされきらきらと輝き)
        (もはや甲虫の青い装甲は伊吹の血によって斑となり、得も言われぬ異様となっていた)
        …ッッ!(その時、耳の一部を吹き飛ばしながら突き入れられた拳を紙一重でかわせば、その腕はこちらの首を抱くように回り、回った腕から膝を打ち上げんとする気配を察する)
        (もう一生分の死線を渡った気になっていたが、力で大きく劣る自分ではここに待っているのは飛び切りの地獄だ、なんとしても…抜ける!!)
        うわああああッッ!!(道場の師父が好きだった技、その師父に見せるためにいつまでだって繰り返した技、身に染みて、離れられない技、それが、前へ進めと、言う)
        (超々至近距離の狭い穴の中、更に、踏み込む。それは抱き合うような超々々至近距離。そこで放たれる拳は蓄積された功夫、寸勁を超えた髪一本の距離で威を発する、毫勁) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 00:01:28
      • !!!?(首相撲に持込、あとは死なぬっ程度に滅多打ちにし、この戦いを長く長く楽しもうと…ある意味では手加減をしていた。それが仇となった)
        (細く細く…何よりも細く、そして鋭い。先ほどから何度も予想を超える。その一撃は技の寸勁の極みといってよい一撃だ)
        (激しい衝撃は今はまだない…だが確実に通った。…一寸遅れて…甲殻に開いた髪一本ほどの穴…そこから勢い良く真っ赤な血が吹き出したかと思えば、激しい衝撃を伴い、体の内から爆ぜるような衝撃が甲虫の体を何度も穴の壁へと叩きつけ、更にその広さを増していく)
        (そのたびに血が吹き出、伊吹の目には普通であれば…勝負がついたかのようにすら…見える) -- 甲虫 2012-01-10 (火) 00:13:54
      • (初めて明確に自らの攻撃によってダメージを見せた甲虫に、伊吹は一瞬、ほんの一瞬だけ油断を覚える)
        (だが、甲虫の血を浴び、自らの血と混ざり合うその熱い血に今まで幾度と無く重ね、受けた拳の重みはこの程度では消して消えまいと意識を引き締め)
        (穴の中で何歩かの距離を離し、手負いの肉食獣を仕留めんと、大きく肥大させた草食獣の角は捕食者をも貫きうるのだと)
        (血を撒き散らす甲虫を見据え、大きく大きく息を吸い、それを留め、体内を循環するようなイメージで持って細く細く吐き出す)
        「九龍絶掌」…(右拳を胸の前に掲げ掌底の形に、小さな声で呟くと、先程から纏っていた黒いオーラとは別の黒いオーラが掌から噴出し…収束していく)
        (バニーより学んだ部分特化、纏っていてさえ異常な出力を見せる九頭竜勁を、掌、ただ一点に)
        (それは、禍々しい9つの爪が食い込んだ黒い珠のように成り)…行きます。(莫大な力を押し固めた珠を掌に載せたまま、甲虫へとその一歩を踏み出す) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 00:30:22
      • (壁に叩きつけられた甲虫は身動きが取れないのか、大きく血を吐き出す、最大の一撃が迫り来るのを感じる、さきほどのわざもたいしたものであった、甲殻を纏う者にはもっとも有効打であったであろう)
        (壁からめり込んだ体を引きぬく、腕を、脚を体を頭部を…大きく人の形に窪んだ壁が崩れながらも、甲虫は立ち上がる)
        (そして、低く、低く、腰を落とし、構えをとる。さぁ見せてみろ、お前の最大限の一撃を…とばかりに不動金剛、大地に根をはるかのように覇気を練り上げる) -- 甲虫 2012-01-10 (火) 00:37:06
      • (全身を染める二種類の血液は、破けた衣装から見せる白い肌、全身を覆う黒い闘気と混ざり合うように見え)
        (そして、珠を叩きこまんとする伊吹の突進の速度に流れ、空中へと舞っていく)
        (目の前に有るのは大地にそそり立つ大木、何をしても倒れない鋼鉄の壁、そして、前を向き強さを追い求め続ける強者)
        ……届…けぇぇぇぇええええええええーーーーッッ!!(強者に、届きうるのか、この手は、強く、打ち勝つものへとなれるのか)
        (残った体力を注ぎ込み走り、全てを、自らのありったけを込めた、小さな、ちっぽけな黒い珠を青銀色の胸板へと打ち込んだ) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 00:53:50
      • (黒い珠は構えをとっている甲虫へと届く、ほんの一瞬のことであっただろう、伊吹の一歩。その一歩が、遙かなる壁に届きえた一瞬の出来事である)
        (甲虫ですら見たことがないその技は、何が起こるかも予測はつかない。だが最大の一撃であることはわかっている。そして…試すかのようにそれを避けることもなく)
        (青い果実が熟して、木から落ちてくるのをただ、待ち続けるかのように…そして黒く、黒く熟して落ちてきた、その果実を、受け止めた) -- 甲虫 2012-01-10 (火) 01:07:40
      • (掌底と共に打ち込まれた黒い珠、甲虫の身は伊吹の突進の勢いの乗った掌底に弾かれ、穴を飛び出し宙を舞う)
        (だがそれはただの打撃、先程の毫勁ほどには効いていまい。黒い珠を胸に抱いた青銀色の身が荒野の陽光を反射し、煌めいたその瞬間)
        ドン!(と甲虫の全身を、途方も無い衝撃が走る。その衝撃が広がり切らないうちにまた)
        ドン!(黒い珠が弾け、更なる衝撃を与え、その珠を掴んでいた黒い爪が一本、減じ)
        (爪が減じるたびに甲虫の身を襲う衝撃、それは銀色の胸で起こった途方も無い勁の連続爆発、そして最後に)
        ……!(爪の無くなった黒い玉が、音さえも聞き取れないような特大の衝撃を荒れ果てた荒野へと響き渡らせた) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 01:24:09
      • (宙に舞う体、浮遊感が全身を覆い尽くす。黒い果実は伊吹の手を離れ、己が胸の内に…)
        (しかし熟れきった果実は腐敗し、芳醇な香りとともに、その実を破り、裂ける。その熟れた実と香りに誘われた喰らった獣の命を奪うほどに)
        (爪がひとつ食い込むたびに、己の身の内で爆ぜる衝撃。衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃衝撃 九度。爆ぜた。その度に甲虫の体も空中で様々な方向へと跳ねる)
        (中空であるというのに何度も壁に叩きつけられ、そのたびに弾かれるかのようにデタラメに9度跳ねたあと…大地へと、落下し、荒野に土煙があがり、静寂が戻った) -- 甲虫 2012-01-10 (火) 21:04:20
      • (「九龍絶掌」。レベルを消費してしまうため、悪戯には試せず、理念だけが有ったがこの男との戦いであれば成る、そんな確信があった)
        (今の自分が持つ、唯一の、そして最大の攻撃スキル。…これが通用しなくば、満身創痍の自分にはもはや手段はない。)
        (九龍絶掌を放った腕が無理をした余波か上手く動かない、所々に凄まじい打撃を受けた腹はとっくの昔に何本か肋が砕けている)
        (回復薬は、置いてきた。自らの強さを試すために。だから、傷ついたままの体を引きずりって、穴を這い出し)
        (もうもうと煙の舞う甲虫が居るで有ろう場所へとゆっくり歩んでいく。己の全てをぶつけた結果を見届けに) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 21:34:09
      • (土煙があがる大地、落下の衝撃で所々窪みができているが、次第にその土煙がはれていく)
        (伊吹の目にまず入ったのは…大地に散らばる砕けた甲殻、そして血痕)
        (次に目に入るは………既に立ち上がり、伊吹を待っていたかのように、伊吹と視線を合わせる、甲虫の姿である)
        (瀕死、そう表現して能わず、だが立ち上る覇気は相対してから尚上がり続け、それどころか能力は死地に達して頂点。拳術士のパッシブ。HPが減れば減るほど能力があがる底力が発動しきっている)
        (そして、伊吹を前に、誰も聞いたことがないという、その声が聞こえる)「見事。よくそこまで鍛え上げたわね。伊吹ちゃん」
        (何処かで聞いたことがある。20代半ばほどの落ち着いた女性の声だ)「だから…」
        (声が聞こえた瞬間、ゆらりと揺らめき…甲虫の体から蒼い気と紅の気が立ち登れば…甲虫の姿が二つ三つ四つ…五つ…伊吹も良く知っている技である。舞朱雀)
        (五つの身となった甲虫が伊吹の周りを囲むと同時に一斉に襲いかかってくる。拳が肘が膝が踵が掌底が肘撃が五つの身から放たれるそれは全て実体を伴う)
        (伊吹を襲う慈悲の無い高速乱打乱舞乱撃は何時までも続く。まるで嵐のように竜巻のように伊吹の周りは高速で動き続ける甲虫の青いメタリックの体が煌き続ける)
        (一方的、抜け出ることも叶わない、HPが0になろうが技が終わることはないオーバーキル。…激しい打撃音が荒野へと響き渡り続けた…)
        「私も全力で答えるわね…」(五つの身が最後に重なり、そして伊吹の身を掌底で打ち上げた瞬間、肘に付いた刃が煌めいた。中空の伊吹の体を激しく斬り裂き…鮮血が吹き出、技の終わりを告げた)
        麒麟 前に話した、操気士の友人の奥義よ」 -- 甲虫 2012-01-10 (火) 22:18:52
      • (そこに待ち受けていたのは、所々青い甲殻を剥がし、全身をボロボロにしながらも、両の足で確かに大地に立つ甲虫)
        (後一歩、ほんの少し、届かなかったか。その思いに膝が挫けそうになりながらも、拳士の意地がその両足を支える。この男は立っている、ならば自分も立たねば)
        (脳裏に浮かぶ痩せ我慢をしたヤクザな教師の姿。男なら、意地はっても立っていたいモンだろ、か。ふ、と内心笑い、痛む体を叱咤し、拳を向け構え)
        (そして、声が、聞こえてきた。それは、いつか、PvP用の道場で聞いた声。操気士の新しい道を教えてくれた、彼女の、声)
        え……バ、ニー、さん……!?(驚く。ほんの少しの間、戦いの最中であったことを忘れ、腕を下ろしかけたほどの驚き)
        (だが、甲虫の体がゆらめき、その姿が5つへと別れた瞬間、否応なく今は死合であったことを思い出し、残る最後の力を体中からかき集めて構え直す)
        (左二人目の甲虫からの右ストレート、廻風圏でいなす、間髪入れず迫る右一人目の肘、かわせない、肩で受ける、右二人目の膝、掌底を当て、相殺、中央の踵、体が流れている、頭だけは逸らし鎖骨を覚悟)
        (自らの操る舞朱雀とは違い、5人、そして、実体を持つその攻撃を、徐々に捌ききれなくなり、致命の一撃がひとつ、ふたつ、増え)
        (もはや受けること叶わず壊れかけた木偶のように打撃に踊っていた伊吹が宙に舞った時、微かに残った意識で彼女の言葉を聞いて…意識が、闇へと落ちた) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 23:06:12
      • (技が終わりきり、大地にded表示で横たわる伊吹に近づいていく。彼女の目的に答えれるよう、全力を出して戦った)
        (その結果として、友人である彼女をPKすることとなったとしても、後悔も迷いもない)
        (死亡表示のままでも会話はできる。伊吹に近づき、しゃがみ込み、意識を取り戻すのを待つ。蘇生薬などは…甲虫の身では持ち歩いてはいないので彼女が言葉を発するまで、ただ無言で寄り添う) -- 甲虫 2012-01-10 (火) 23:16:24
      • (大地を赤く染めて倒れ伏し、ぴくりとも動かない伊吹。だがその体から微かに…僅かに何かが聞こえるだろう。それは、心音) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 23:18:49
      • (心音が聞こえる。微かではあるが…しかしおかしい。死亡表示のままである。その場で復活リスポンしたのであればそれは消えるはずだが…微かな違和感。それと同時に…伊吹の元から一蹴で飛び去る。背筋に走る危機感を察知して) -- 甲虫 2012-01-10 (火) 23:23:32
      • (甲虫の耳にも届いたその鼓動は急激に強さを増し、距離を離した甲虫にさえも届く。しかし以前、表示は死亡表示のまま)
        (だが伊吹の体はあまつさえその心音と合わせて僅かに揺れ始めた。…間違いなくその音は伊吹の中から響いている) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 23:30:28
      • (この光景に近いものは見たことがある…冥府の道でみたような、その出来事に…ただ違うのは今この場には自分しかいないこと)
        (例え、そうだったとして倒すことはできたとしても…それは解決にはならない。むしろ彼女を…未帰還者としてしまう以外の何でもないのである) -- 甲虫 2012-01-10 (火) 23:33:26
      • (心音)(とうに倒れ伏し、HPの尽きたはずの伊吹の体から'それ'は響く)
        (心音)(HPは完全にゼロ。通常であればその体は光となり掻き消え、所定のリスポン地点で復活する)
        (心音)(だが、その血塗れの体はいつまでも残り続け、体からは不気味な振動が発せられている)
        (心音)(それは、心臓の鼓動にもよく似た…だが決して違う、何か)
        (心音)(幾ばくかの時が過ぎ…だんだんとその鼓動は高まっていき)
        (心音)(すぅ、と操り人形が糸に引かれたかのように伊吹の体が胸を中心に浮き上がり)

        バツン(何かを噛み千切るような音がして、伊吹の胸にぽっかりと穴が開いた)
        ああああああああああああああああああッッッッッッッッッッッッッッッッ!
        (荒野の渇いた空気を震わせる絶叫、閉じられていた伊吹の瞳は張り裂けんとばかりに見開かれ)
        (その両手両足の先端から、紙に墨を浸すがごとく、黒い黒い真の闇が登っていく) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 23:37:53
      • (予想は最悪の形で目の前で現実となろうとしている。様々な場所でバグPCと相対しているOTHの面々であれば…因子を保有していたもなんら不思議ではない)
        (激しい戦闘の末、高ぶった闘士、または敗北のショック…はたまた…己の正体に気づいたことへの驚愕…何にせよ…それが目覚めるには十分過ぎる要因があったのだろう)
        (耳を劈く咆哮がまるで衝撃を伴うかのように体を揺らす、腕を交差に構え、衝撃から身を守るしかできぬ状況) -- 甲虫 2012-01-10 (火) 23:44:22
      • (混乱する意識、強制的に再起動させられた意識がまず感じたのはとてつもない喪失感。それは、己の胸に開いた大きな穴)
        (混濁する認識、喪失感は両手両足からも広がっていく、だが痛くはない、痛みはない、それが何よりも恐ろしい)
        (混線する狂気と正気、這い来る闇。恐怖に歪む青白い顔。全てが、塗りつぶされようとしていく。…だが)
        ま……負け、ねぇ…(脳裏に浮かぶ姿、それは、眼の前で青銀色の体を血に染めた男、粗野な風変わりの教師、兎耳を付けた扇情的な少女、暗闇のコートを身に纏った男)
        負け…ねぇええええ!!(それは、冥府の王に打ち勝ち、片手を掲げた鎧の巨体)
        てめーなんかに…負けて、やらねぇぇえええええええ!!!!(それは、白く輝く剣を構え、向こう側を見つめた…) -- 伊吹 2012-01-10 (火) 23:47:23
      • (あの時の牛ヲリと同じように、抗い打ち勝とうとしている。ならば…私はそれを見守ることしかできない…そして…もしものときは…)
        (止める。そして…元に戻すための力を…この場所に…伊吹を放置することなどはできない…大切な友人であるのだから…OTHの仲間であるのだから…)
        (だから負けるな。そんなものに、負けるような軟な鍛え方はしていないだろう。そう心の中で呼び続ける) -- 甲虫 2012-01-10 (火) 23:56:14
      • (全霊を持って拒絶し、拒否し、抗う。人は、窮地に追いやられた時、記憶に救い求める。伊吹の脳裏を駆け巡ったのは強者、強い力を持つ者達)
        (叫びが残響を残し、遠く荒野の空気を震せ終わった時、闇は、心など関係のないはずのウィルスは、伊吹の首元まで迫り…止まっていた)
        …………ははっ(闇に染まったままだが…自らの自由に動く拳を握り、開き、笑みが溢れる)
        あははっ…ははは!やった!やったぜ!!バニーさん!ほら!!(男は、甲虫を見ながら勝利の感触を味わうかのようにあらぬ方向へ腕を振る)
        (強大な力の秘められたそれは、ただの空振りで空気をかき乱し、突風を巻き起こし、荒野の空間を乱す) -- 伊吹 2012-01-11 (水) 00:00:06
      • (突風で体が吹き飛びそうになるが…なんとか耐え、伊吹を見る。そうか耐え切ったかと安堵の笑みを見せると近づいていく)
        (が、やはり少し警戒はしたまま、ゆっくりとゆっくりと…牛ヲリくんのことがあったから警戒はする。だがこのままであって欲しい。そう願いつつ)
        「伊吹くん…大丈夫…なのかな?」(心配するような、女性の声が5歩ほど離れた場所から響く) -- 甲虫 2012-01-11 (水) 00:35:15
      • あはははははは!!強くなった…!!もう負けねぇ!!どんな化物にだって勝てるんだ!!!
        (歓喜の声と共に溢れる衝動に身を任せ大地に拳を振り下ろす。尋常でない爆発的な衝撃が走り)
        (大地がひしゃげ、窪み、伊吹の足元に甲虫が作ったものの何倍もの大きさのクレーターが出来た)
        (そして、男は気づかない、狂喜に震え、愉悦に浸った男は気づけない、少しずつ、少しずつ、僅かに首元の闇がまた動き始めたことを)
        (何に勝つ?) 全てにだ!俺は強くなった!(誰に勝つ?)誰にだって!世界を相手にしたって勝ってみせる!!
        あはははははははははははははははははは!!!!!!!(楽しそうな、とても楽しそうな笑い声を上げて、男は笑った)
        (だからお前は)
        (無力なのだ)


        (笑い声をあげていたはずの伊吹が動きを止めている。その瞳からは光が消え、どこにも焦点が合っていない)
        (その瞳が、どこをも見ていないような瞳が、だが、甲虫を捉える)
        ははっ、あはははははははは!!(口元だけが歪に釣り上げられた笑顔を浮かべ、奇妙な、おぞましい笑い声と共に駆け)
        (無造作な、武の欠片もない、じゃれるかのような拳を甲虫へ突き出す) -- 伊吹 2012-01-11 (水) 00:40:56
      • (腕がひしゃげる。油断はしていなかった。警戒もしていた、だからこそ受け止めた。だが甲殻が砕け、腕ごと持って行かれるような剛拳)
        (体ごと浮き上がり、そして吹き飛ぶ、乾いた笑い声だけが、荒野に響いている…やはり、やはりかと、歯を食いしばる…吹き飛んだままそれでも体勢を立て直し着地すれば)
        (普段は絶対に使わぬ、課金アイテムのHP回復ポーションを使う。すると傷ついた体は一瞬で回復し、砕けた甲殻も、腕も、羽も全て元通りとなる。ただこれは闘うために回復したのではない)
        (この場を最大速度で、立ち去るためだ、そして…伊吹くんを助けるために、己がやれることを成すべきために) -- 甲虫 2012-01-11 (水) 00:47:59
      • (数刻前の伊吹であれば全力を持ってして、ようやく砕けたその鋼の甲殻を、いとも簡単に遊ぶような手つきで砕き)
        あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!
        (それを見て楽しそうに狂気の笑い声が響き渡る、それは、どこまでも遠く遠く、歪んだ喜びに満ちて)
        (笑ったまま満足そうに手を掲げて、だが、どの目は何処も見つめず、突如、世界が砕けたかのような強烈な音が弾ける)
        (腕だけが、先ほどとは違う、破壊の意思を持って空間を砕いたのだ、その先にはあるのは闇、世界の狭間と狭間の、闇)
        (一瞬だけ焦点の合わぬ瞳が甲虫を振り返ると、遊び終わった玩具には興味がないとも言いたげに、ふい、と顔を逸らして、狭間へと消えていった) -- 伊吹 2012-01-11 (水) 01:03:38
      • …ギリッ…(歯を食いしばる音を鳴らしながら…消えていく姿を見ればその場から立ち去る。ログアウトなどしている暇などはない。今すぐに向かわねば)
        (ギルド OVER THE HORIZON 彼女を元に戻す、己が知る唯一の手段がある場所へと) -- 甲虫 2012-01-11 (水) 01:09:18
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Last-modified: 2012-01-11 Wed 01:09:18 JST (4460d)