グンマ家出身 ホヤ・カルノーサ 166956 †
その後 †
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照 ホヤ・カルノーサが植木鉢に植えられている †
机の上のメモに何か書いてある †秘伝書なんてなかった。そう気づいたのはつい最近だった
では手元にある「秘伝書」として聞いている書物は何? 謎はすぐに解けた、これは「生きている本」だ 生きている本は作成者の目的を果たすために作られる、例え作成者が死んでも目的を果たす忠実な僕だ ではこの本の目的はとは?なぜこの本が秘伝書と言われたのか? 熟読するうちに薄らとだがわかってきた、作成者の目的こそはわからなかったがこの本の目的が この本は血を求める これは危険だ、今すぐにでも破棄しなければならない "ヒト"にとっても、私たちにとってもこれは敵だ! しかし、問題は破棄の方法だ。フラクチャー1人分の血肉が注がれているだけある 燃やそうが魔法をぶつけようが平然としている、さらに私の意思と関係なく手元に戻ってくる これでは捨てることもできない。一体どうすれば… エピローグ †ホヤがとった行動は本との融合だった
フラクチャーの本の可逆変化とは違い、生きている本を胎内に寄生させる手段に出た これならば自分の意思で管理できるし覗き見などをされずに道連れに出来る、そう考えたのだ 迂闊だった。寄生させた後にホヤはそう思った 胎内に寄生させたものの、本が血を求めてホヤの身体能力を著しく下げてしまったのだ そして鈍くなったままトカゲに挑み致命傷を負ってしまった 薄れ行く意識の中、この本が始末できるならこのまま死ぬのもいいだろう そう考えていた。しかしその後に誤算は一つではなかった事と自分の浅はかさを再度思い知った 今まさに行き絶えようとした寸前、本は自分が生き残るためにホヤに力を注ぎ込んだのだ 一体誰がこの本をどのような目的で作ったのか、それは誰にも判らない ただ一つ言える事はホヤ・カルノーサを破壊と血のみを求める化物にしたというだけだ 破壊と血を求める化物の噂は一気に広まるだろう もしかしたらあなたの討伐依頼の討伐対象がソレかもしれない |