ヴァレンシュタイン家出身 ニコラウス 178930 †
受けたる呪は解け、命の焔も燃え尽きた。
兎はようやくあるじの下へ
設定 †
とある地方貴族に飼われていた野兎が魔力によって変じたもの。
猟師の罠に掛かり、貴族の晩餐になる筈であったが、貴族の娘によって救われ、以来数年に渡り愛玩動物として養われていた。
歳を経て、寿命も尽きかけていた頃、夜会へ出向く娘の馬車に同乗。
その折、盗賊によって馬車が襲撃され、娘は連れ去られてしまう。
その夜の満月が呼んだ奇跡か、どこぞの魔女の悪戯な呪いか。
両の足で立ち上がり、手を使い、人語を解す、人とも獣とも為らざるものとなった彼は、今こそ長年に渡る恩義を返さんとばかりに
傍に落ちていたナイフを抱え、盗賊の後を追いかける。主を取り戻す為に。
暫しの放浪の後、当て所無くさ迷い歩く事の無意味さを感じ、何れ、盗賊の情報が得られるだろうと
一先ず街の酒場へと身を寄せる。
それが十数年前の事。今は再び主を探し、放浪の旅に出ているが……。
旅を終え、冒険者の集う街へと帰還した。
/
外見や所持品 †
・二足で立ち手を使う兎の姿。兎獣人より、より兎そのものに近い。
・身長は四〜五歳程度の子供程。
・愛称はニコ。姓であるヴァレンシュタインは、自分を飼っていた貴族の姓。
・背負っている剣は、盗賊に襲撃された時、傍に落ちていたナイフ。彼にとっては、ショートソード程の大きさ。ナイフは親友であるジャンに譲り渡している。
・マント等は落ちていたハンカチや布切れであつらえた。
・騎士として現役であった頃は、報酬で得た曲刀を愛用していた。
・鎧は人形に着せてあった物。重量もさして無く、また防具としての能力も薄い。
・貴族の屋敷で飼われていた為か、お堅い口調で話す。
・呪いの影響か、経年しても老化する事は無い。しかし、傷による死は在り得る。
・緋色の体色は、呪いが掛かった際、血を浴び、その色がそのまま残った。(元々は茶系の体色)
近況など †
・ 黄金暦103年3月より、旅籠「とまりぎ」に逗留。
・黄金暦104年4月、黄金騎士団に所属。
・黄金暦110年8月、騎士団長より、鳳凰二級勲章を受章
・黄金暦111年3月、冒険者を引退
・黄金暦112年3月、本来の目的を果たすべく、騎士団を脱退し旅立つ
・黄金暦120年12月、目的を果たし、冒険者の集う街へと帰還。再び騎士団へ所属
・黄金暦127年7月、親友、ジャンの隠居を切欠に、再び剣を取る
・黄金暦134年5月、怪物討伐にて致命傷を負い、旅籠の自室にて息を引き取る
部屋を覗く †
言い直す 覗き見る
&color(#CC6600){};
ルビふり: &ruby(此処にルビ){此処に文};
強調 : ''''
小文字 : SIZE(文字サイズを数字で){此処に文}
来訪者達(リンク) †
名前 | 雑感 | 状況 |
ダト | 同族の……同族? …の兵士。かなりの経歴の持ち主だが、第一線からは既に退いている | 引退 |
イヌイ? | 猫獣人。元はマフィアの構成員で合った様だ | 没 |
ラゼンシア? | 時を司る妖精。今までに幾つかの分体で旅をしていた様だ | 没 |
レノール? | 魔術師の家系の娘…娘? | 没 |
トニー? | 同じ旅籠の逗留者。異国の流れ者 | 生存 |
ククッド? | 兎に似た、タビットという種族の男児 | 生存 |
黄金騎士団 | | |
ジャン | 隻腕の騎士。我が生涯最高の友。隠居し、ご家族との平穏を選ばれた | 引退 |
キノ・コーガ | 通称銀草騎士。騎士団の重鎮の一人。第一分隊隊長にして副団長 | 生存 |
リベラ? | 元青狼隊隊長。青い狼 | 引退 |
蘭丸? | 盲目の武人 | 没 |
セリーヌ | 新騎士団長。寡黙な女騎士 | 生存 |
ローザ? | 一輪の薔薇の如き女騎士 | 没 |
ウルリーカ | 呪われた左腕を持つ長剣使い | 没 |
ミネルヴァ | 義足の可憐な女騎士 | 生存 |
戦闘設定 †
基本的に全て我流。
しかし、貴族の屋敷で飼われていた際、主の父親の稽古を見ていた事から、正統派剣術の基本は何とか心得ている。
力は弱い為、獣の野性的勘と、瞬発力、機敏さを主に生かし、弱点を的確に突く闘法を取る。
剣技 †
跳躍斬り | 騎士団襲撃事件の際、コーガの体を借りて行った技。 空中の敵に対し、他者の体を駆け上っての大跳躍後、斬撃を喰らわすというもの。 人で無くとも、岩や壁等、足場になる物さえあれば行える。 |
兎の耳にそっと囁く †