ゼーテ家出身 グレーティア・ゼーテ 312023 †「…ね、私、とっても幸せだったよ ありがとう」
「…広い洞窟だな 天井もいやに高い」
「こんなとこなら大物でも十分棲家にしてそうってか?腕が鳴るねぇ」 「ちょっとちょっとぉ、勘弁してよ 私らの目的は鉱脈探しなんだから ある程度安全だからこそ捜索依頼良く受けてるってのに」 「ははっ、悪いな だが俺も剣の腕には自信があるんだぜ?そこらの敵にゃあ負けやしねぇさ」 「はいはい、まだ成人もしてないのに大層なお口だこって」 ピギェェェェェェェェェ! 「くそったれ!グリフォンだ!なんだってこんな街の近場にこんなもんが!?」 「入り口であんな冗談言うから!とにかく戦闘準備!体制を!」 「はぁ…はぁ…なんとか…全員無事…か」 「一人怪我が酷い 一応の手当てはしたが…くそっいまさら引き返せないしな 奥へ行こう…たぶんこいつが一番の大物だったろうしな」 〜洞窟、最奥部〜 「マジかよ、さっきよりよっぽど活きが良さそうだ」 「こいつの寝床がどうやら俺達の探し場所らしい 奥には光物がある」 「…やるしかない、か 幸い相手はまだ気づいてないみたい …覚悟決めていこう」 ピギャア! 「う、ぎ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 「やはりさっきより手強い!早速一人やられた!…がっ!?」 「…あ、あぁ…もう駄目よ 駄目駄目駄目駄目d」 「ちょっと!?そんな弱音吐くぐらいなら腕を…そんな…」 周りの皆がどんどん倒れていく …入り口で大口を叩いていた剣士は足が署・ェれている …とりあえずのまとめ役だった弓士は腹から何かが …しゃがみこんだ魔術師は頭を啄ばまれた 私は肩を掴まれて、大分の高さへ持ち上げられている 眼前に迫る岩棚に叩きつければひとたまりもないだろう 「…ヘズ、ごめん」 ぐしゃり マッシュルームハンター・グレーティア・ゼーテ ──黄金暦128年 2月、鉱脈捜索依頼にて死亡── 最新の4件を表示しています。 コメントページを参照 |