ドゥミモンディーヌ家出身 ラーラティーナ・ミハイロフ 366724 Edit

雪ん子さんからいただいたわv
ID:386376
名前:ラーラティーナ・ミハイロフ
出身家:ドゥミモンディーヌ
年齢:26
性別:
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前職:
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理由:
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状態:
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その他:ステータス/戦歴
お値段:金貨30枚〜プレイに応じて+α
テーマソング:雨が降る
\ほんとに何度目d/
http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049806.png
●三行設定●
娼館「ハニー&バニー」?の顔役。
おっとりおねえさん娼婦。
余裕がありそうに見えてすぐ泣くし慌てる。
北の雪国から出稼ぎに来ています。

●名簿内下の方リンク●
隠し設定戦闘設定手記コメントアウトメイドゾーン

最後の Edit

貴族護衛依頼中、瓦礫に行く手をさえぎられて、人が通れるようにする頃には何者かに囲まれていた。
ここまではいつもの護衛。
でもひとつ今日は違う。
「何者か」わからない集団に囲まれたのではなく、周りには見知った人々。
…冒険者じゃない。私とリラちゃんと同じ場所の暗殺者達。
狙いは多分護衛対象の貴族じゃない…私。
少し前にいるリラちゃんが動じた様子がないもの。きっとはじめからわかっていたこと。
今日私は殺されるんだろう。

私もわかっていたの。
ずいぶん前から。

私は冒険者と娼婦以外のもう一つの仕事を放棄した。

それでも数ヶ月は普通に暮らせていたのは父とリラちゃんのおかげだったんだろうと思う。
二人は知っていたのに何も言わなかった。いつも通りの穏やかな生活。
その裏で、私が殺されないよう尽力してくれていたんだ。
きっと説得しても駄目なことを知っていたから。私はもう決めてしまっていたから。
少し前に二人ではもうおさえられなくなったんだろう。
私はミハイロフ家の一員ではあるけれど、鬼の血は遠く、強くもないのだ。
そして貴重でもない裏切り者を見逃してくれるほど私の組織は甘くもなかった。

私は命令がきても、暗殺対象を殺さなくなった。
ううん、殺せなくなったの。

だって私……

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戦って、気がつけば血の海の中横たわっていた。
これくらいでは私は死なない。けれどもう周りには誰もいなく…ああ、一人だけ、いた。
ふわふわした薄紅色の髪の毛が見える。

「リラ…ちゃん…」

新緑を思わせるような明るい緑色の瞳が、無表情に私を見下ろしている。
力の抜けていく体を引きずって、瓦礫に手をかけ、立ち上がる。

「貴女が私を殺すの?」

     「…うん。決まりにゃ」

「ずうっと私の面倒を見てきた貴女が?」

     「そうだよ。僕以外がよかったかにゃ?」

私は少し考えて、笑顔で首を振った。

「ううん、貴女がいいわ」

思えば長い付き合いだった。
私が施設に連れて来られた時、初めて笑いかけてくれたのはこの子だった。
私より少し年上だからって、お姉さんぶってよく面倒を見てくれた。
いつの間にか私の方がおとなに見えるようになってしまったけれど。

思い出すのは娼婦としての初めての夜。
私達はお互い経験がなくて、相手はサディストの変態親父数人で。
先に部屋に呼ばれたのは彼女。
きっとすごく怖かったのに、痛みに弱い彼女は泣き叫びたかっただろうに、一言も声を上げなかった。
次に私がいたから。怖がらせないようにって、思ったんだろう。

殺すための技術を学んで、初めて人を殺して気が狂いそうになった時、抱きしめてくれた。
自分だって初めてだったのに。

わがままで、甘ったれなのに、私には誰よりも優しくあろうとしてくれた。
だけど私は彼女が嫌いだった。

誰よりも濃く強い鬼の血を持つためか、いつだって彼女は特別扱いだった。
いつ死んでも代わりがいる私とは違う。ただ生まれが違うだけなのに。
だから私は彼女が嫌いだった。

でも、好きだった。
私をいつでもかばってくれたこの子が。



「殺されるつもりはないのよ。だって私…」

血で滑る手でナイフを構えて私は口を開いた。

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闇の大魔術師・ラーラティーナ・ミハイロフ
──黄金暦166年 9月、貴族護衛依頼にて死亡──



"「だって私……子供ができたのよ」"



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その後…

設定 Edit

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  • 性格
    • 見た目とは裏腹に子供っぽい。実は地味な格好の方が好き。
      それでも仕事の時はちゃんと「作って」いる。
    • 可愛いものが好き。部屋にはぬいぐるみが多い。箪笥のなかにはもっとある。
    • ひとりで寝るのが嫌い。
  • 設定
    • 銀の髪、すみれ色の瞳、尖った耳。鬼の血を引いている。
    • 北の雪国から来た娼婦。こちらに来て、ラズの養女になった。
    • 娼館のマダムはとても忙しい人なので、代わりに雑務をやっている。未亡人らしいという噂。
  • 娼婦的な設定あれこれ
    • 包み込む様に抱いたり。甘えるお姉さんになったり。相手に合わせる。
    • でもくっつくのが好き。バックは嫌い。

アドレス帳(顧客リスト ) Edit

手帳と共に焼失。

彼女の肖像 Edit

頂き物 Edit

http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst049689.jpg http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst050664.jpg http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst053113.jpg

隠し設定的なあれ Edit

  • リラと同じ組織の暗殺者。
    • 幼い頃に組織に身を売られて暗殺者として育てられた。娼婦は組織に言われてやっている(それが組織の資金源の一つでもあるので)
    • 人を殺す事に抵抗を持ち続けつつも、組織から逃げて殺されるのも怖いし、他にどうやって生きればいいのかも知らない。
    • リラ同様子供が産めない体。でももし奇跡がおこって、子供を宿す事ができたら暗殺者も娼婦もやめて生きようと思っている。
    • ひとりで寝るのが嫌いなのは人を殺す夢ばかり見るから。
    • 冒険者であれば彼女が護衛依頼に出てくる暗殺者だと気づくかもしれない。

ミハイロフと言う名前 Edit

  • ラーラは元々ミハイロフ姓だった。
    • 生まれた時からではなくて、結婚した時に変わった名字。
    • 旦那様は今の養父の遠い親戚だった。彼女自身も養父の母親の血筋。
    • 自分が暗殺者と言うのを隠して冒険者と結婚。依頼の最中、旦那様とは知らずにその冒険者を手にかけた。
    • 人を殺す悪夢、相手は旦那様だったり、気になるお客さんだったり…色々。

暗殺者・ラーラティーナ Edit

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  • 闇色の服を纏い、黒いベールをつけて顔を隠す。それが暗殺者としての彼女の姿。
  • 仕事の前には特殊な香を炊く。対象者を殺す事以外考えられなくなって、痛みも苦しみもわからなくなる御香。
    • 御香は草花のような香りがする。原料は北の雪国の青い花
    • 特殊な血を持つ人間以外には軽い痛み止めにしかならない。
  • 黒衣を纏った彼女に、冒険者は話しかけない方がいい。暗殺者にとって冒険者は敵、ためらいなく殺しにかかる。

リラとの違い Edit

  • 香が効き過ぎる所。
    • リラは仕事中も自我は残るし、仕事が終わる頃にはきちんと抜ける。
    • ラーラは自我が残らない。仕事が終わっても数日は抜けきらない。
      • その間は黒衣のままスラムのアパートに身を隠してぼんやりしている。
      • どこかの国のシスターが住んでいたアパートで、祭壇が置いてある。それを見てると何故か落ち着くからそこにいる。
    • リラは冒険者を自分の意思で殺し、ラーラは自分の意思とは関係なく殺すということ。
      • 不幸な事に、自我がないときの記憶もしっかりと残る。

戦闘設定 Edit

短剣で切りかかる。いたってシンプル。戦う時はアラビアンナイトの踊り子のような格好をする。
暗殺者モードの時は黒衣。どちらの時も武器は一緒。

武器 Edit

  • 星の子
    • クリスナーガという60cmくらいの短剣。空から降ってきた金属の塊から作られたのでラーラはそう呼んでいる。
  • ジャマダハル
    • 手に一つずつ持つ。名前はつけてない。

手記 Edit

+  彼女の記憶。灰になった古い手帳。

コメントあうあう Edit


Last-modified: 2010-09-17 Fri 15:22:56 JST (4942d)