レナルド・アンベニス 465849 Edit

白髪であるがID:464721
年齢:23
性別:
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前職:
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状態:
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音楽:カナリヤ鳴く空

大きな庭のある、郊外の家 Edit

差分:魔城ガッデム / 編集:魔城ガッデム創られし者qst070556.png qst069106.gif qst069101.gif

qst065600.png 企画/幼馴染 
お名前:
  • ―ありがとうございましたー
    (カラン、とドアに掛けられたベルが音を立てる。その日最後の客が店を後にしたと同時に、小さくため息をついた)
    (二人が趣味で始めたような小さなバー。客入りは、幼馴染連中がフラッと寄ってくる程度で忙しいというわけでもなく)
    (利益が出ているとは言い難いが、蓄えなら十分すぎる程あった。子供達と共に静かに暮らすには申し分ない環境)
    …お疲れ様、レナルド。身体の調子はどう?
    (グラスを拭きながら傍らに立つ夫に尋ねる。忙しくないとはいえ、バーを経営しながらの暮らしは少し堪えるのではないかと) -- リアリィ
    • いや……サンキュ、悪く無いさ。 良い酒に囲まれて、隣には良い女が居る。それだけで……ああいや、ガキ共も勿論素晴らしいよ。
      (カウンターで酒瓶の残り具合を計算しながら、振り返る姿は、年齢相応の衰えと、年齢不相応の衰えが入り混じっていた)
      (片足は既に動かない。利き腕は時折、悲鳴を上げる。それでも彼は、絶望に身を啄まれる事無く、掴み取った幸福を甘受している)
      そろそろ、バイトでも雇うか。折角来てくれるヤツらの顔に、シェイカー滑らせちゃ申し訳も無い。
      どうせ酒を浴びるなら、頭からより喉の奥だよな。(ペンをカチカチと鳴らしながら、浮かべる笑みは楽しげに) -- レナルド
      • 知ってるレナルド?子供たちがね、「シェイカー振ってるお父さんってカッコいいね」って最近嬉しそうに言ってるんだよ?
        (二人の子供が寝息を立てているであろう寝室の方へと目を向け、嬉しそうに目を細め)
        バイトかぁ…それもいいかもね?こんなに楽なバイトそうそうないし、応募者殺到するんじゃない?
        (くすくすと笑いながらグラスを並べる。透き通った音が静かな店内に響く)
        (平時より落ち着いた空気のせいか、ゆっくりと時間の過ぎる店内であるが、閉店後のこの時間は時が止まってしまったかのような錯覚すら覚える)
        (だからだろうか。少し、感傷的な気分になってしまった)……あと、どれくらい?
        (何が、とは言えなかった。それでも、この幸せな時間の終わりがそう遠くないことは分かっているから。覚悟だけは決めておきたくて) -- リアリィ
      • 楽は無いぜ、柑橘系のリキュール一つにとってもだなぁ……! (10年そこらの付き合いでは無い。それが冗談なのは判っている)
        (それでも、弾む会話の後を押す。自分は後どれぐらい、生きていられるだろうか? 日数にして、どれ程?)
        (長くは無い。そう思い続けて、騙し騙し、過ごしてきた。だからこうして、残り少ない時間を、彼女と共に楽しく過ごそうとしている)
        (不安では無いと言えば、嘘になる。子供は未だ小さい。幾人分もの人生を、彼女一人に背負わせるのは……)
        (そんな心象が見透かされているのか、はたまた偶然か、妻の投げ掛ける言葉に、胸を鷲掴みにされたような錯覚を覚えた)
        ……そうだな、季節が巡って四度、五度……きっとまあ、その辺だろう。ここまで何とかなったんだから、実は気のせいだったりしないかな。
        しないよな。大丈夫、頭じゃ納得してるんだ。(物憂げな顔を封じ込めるように、濃黒なコーヒーを流し込む)
        覚えてるかな、最初の頃。俺が向こうから帰ってきて……お前が、俺の部屋に始めて来た日。さらっと名前間違えやがってな。
        俺も俺であやふやだったから、こっちが間違えてんのかと思った。 -- レナルド
      • そ…っか。…うん、分かった
        (短く答える。そうとしか言えなかったとも言える。弱音なんて口にしてしまえば彼を苦しめるだけだと)
        (そう思ったから、心中で渦巻く悲しみはぐっと押しこめる。今はただ、幸せな時間を―)
        …あは、そういえばそうだったね。レナルド、あの時にさらっと記憶喪失だーなんていうから何事かと思ったよ
        …考えてみれば、レナルドも記憶が安定してなくて僕のことちゃんと覚えてなかったんだよね?
        ってことはー(んー、と指を口にあてて考えて)「僕」の最初の友達って、やっぱりレナルドだったんだね
        (兄として友人達と接していた過去。そんな中、彼は兄の事を覚えていない状態で、自分と初めて出会った)
        (ならばそれは。兄ではなく、リアリィとして出会ったのと殆んど変わらないんじゃないかと)
        そう考えたら、少しロマンチックだね(と、年甲斐もなく可愛らしく笑うのだった) -- リアリィ
      • どうかな、もう覚えちゃいないさ。(メモを片付けながら、意地悪に返す。されど響きに嫌味な感覚は無く、どこか懐かしげな眼差し)
        (無くしたもの、取り戻したもの。新しく手に入れたもの……この地で過ごせば、色々な出来事があった)
        (ある友は、長年の恋人と、漸くその重い腰を上げ、席を入れた。ある友は、成人するであろう子を、未だに溺愛している)
        (ある友は一方で、3人目の子を授かった。またある友は、此処にはいない。天国があるとすれば、そこから見守っているのだろうか)
        (きっとこれからも、穏やかで、時に騒々しく慌しい日々が訪れるのだろう。不安はあれど、絶望は無い。今、この幸福がある限り)
        ……さて、そろそろ作業も終わりにして休もうか。 俺はまだ、「カッコいいお父さん」でいたいからさ。 -- レナルド



      • (五年が過ぎ、六年が過ぎ。黄金歴221年7月。彼は多くの人に看取られながら、この故郷の地で、静かに息を引き取った)
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設定 Edit

性格 Edit

非常に気さくではあるが、内心は様々な方面に鬱屈している。
全体の和を見ながら物事を考え、必要とあらば、さり気無い一言でフォローに回ることも多い。
それは彼の内を占めているのが現在の環境であるが故であり、騒乱の種には敵対も辞さない程の執着を見せる。
故郷を離れてからの経験から、死に対しては非常にドライな立場に立つ。
反面、生に対しては意識することも無かったのか、最良の友に第一子が出来たと告げられた時には、強い動揺を見せた。
時折、自分の発言を相手に聞き返すような口癖を見せるが、これは記憶障害時の名残である。
自意識の曖昧さに恐れを抱いた結果、重要な内容であればある程、同意を求めていたのが、口調に現れた。
個としての記憶が確立されつつある現在でも繰り返すのは、慣習化してしまったため。

外見 Edit

180に届く程の長身を持ち、しなやかで無駄の無い筋肉をしており、曰く「理想的な骨格」
艶やかだった黒髪は色素が抜け落ち、赤みがかった白色。

Edit

単独行動時、酒と煙草で焼かれた喉を響かせて、呟くように歌っている。
初恋の女性が、よく歌っていて、記憶の中の彼もまた、共に歌っていた。
とても綺麗な、思い出の歌。

初恋の女性 Edit

ミカ・レブナ。アリウェスの妹であった。享年25歳。
幼少の頃から、何かと世話を焼いてくれていた。
喜怒哀楽がはっきりとしており、まるで跳ね馬のような人だったと評している。
レナルドは彼女の死を背負いきれず、半ば逃げ出すような形で、この街を出てゆく。

初めての恋人 Edit

桜庭 千歳。年齢不詳。しがない農家の出から、科学の道へと傾倒した変わり者。
長い黒髪のソバージュと銀の眼鏡が特徴的であり、20代半ばから30代の出で立ち。
傷心の爪跡が残ったままのレナルドに、同情する形で身を寄せていた。
その愛し方は支えとしてではなく、共依存の意味合いが強い。
既にオリジナルは死亡していることを知っているにも関わらず、未だ情愛を燻らせており 現在のレナルドを、当時のまま、「レニー」の相性で呼んでいる。

得物 Edit

特務兵であるオリジナルと遜色無い戦闘能力を発揮するため、様々な武器の取り扱いに長けている。
ナイフや刀剣のオーソドックスなものや、鞭やブーメラン等、変り種もそつなく使いこなす。
中でも槍捌きは見事なものであり、高い素質を見せる。
また、武器に限らず、その性質上から、環境そのものを利用した闘法も熟知しており
砂利や小石、汚泥と、レパートリーに限りは無い。
また、極めて短時間であるが、常人の認識を越える速度を有する。

R計画 Edit

度重なる内乱で疲弊していたウッドバイン王国は、戦力を欲していた。
提示された条件は「人の範疇であり、最大限の戦闘力を持ちえる者」その一点であった。
当然であろう。人の道を反れるのであれば、機械兵士など、幾らでも代用は利く。
しかし、それらでは臨機応変な対応は望めない。当然、スパイ行為等持っての外。
判断力、骨格、精神的耐久性、様々な観点から、国中の兵士をトライアルに掛けた。
その結果、選び出されたのが、当時入隊したばかりのレナルド・アンベニスである。
まずは彼を非人道的な作戦に置くことで、内面への強制的な強化を図った。
老若男女合わせて殺した人数は、数える程に豊富な指は持ち合わせてはおらず
浴びた鮮血と罵声は、何度シャワーで拭っても、洗い流すことはできなかった。
元より優れていた体質面も、度重なる訓練により、類稀なる成長を見せる。
これらのデータを元に作られたクローン兵は、彼の名を用いてRシリーズと呼ばれた。
現在のレナルドは、R-3を素体としてオリジナルを再構成した存在であり、都合最もオリジナルに近い。
反面、歪な蘇生方法により記憶障害が発生し、意識は時折混濁を見せていた。

彼の物語 Edit

  • 193-12:アリウェスの妹、ミカの死を受け入れることができず、街を出る。近隣のウッドバイン王国にて、衛兵として登用。
  • 194-01:特務部隊へと編入。以後、反体制勢力の一掃に尽力。当時研究員であった、桜庭 千歳と恋仲に。
  • 194-09:R計画始動。レナルドの細胞を素体として、実験的に1体のクローンが生み出される。
  • 194-12:レナルドクローン、R-1の目覚め。性格は従順、体組織にも劣化は見られず、計画は進行。R-2、R-3の精製を開始。
  • 195-06:R-1失踪。母ミサ、連続殺人事件に巻き込まれ死亡。心神喪失のあまり、脱走を企てるも失敗。
  • 195-09:R-2、R-3の実戦投入。反体制派の要人を暗殺したことにより、ゲリラ活動は沈静化。功績により、千歳がラボの主任へ。
  • 195-11:突如現れたR-1により、ラボ崩壊。R-2大破。母の仇がR-1と知る。激戦の末退けるも、取り逃がす。R-3を回収。
  • 195-12:R-1との決戦に挑む。結果は両者共に再起不能。再建されたラボへと移送される。
  • 196-01:脳の欠損が酷く、再生装置も受け付けないままに肉体が消失。
  • 196-01:R-3をベースにすることで復元には成功したが、記憶の欠落が見られた。R-4の名を与えられる。
  • 196-02:故郷の街へふらりと現れる。記憶喪失だと思い込んでいた。ラボの監視下に置かれながらも冒険者として過ごす。
  • 196-12:スパイクの言葉から、ミカの存在を思い出す。記憶がいくつか蘇るも、「騒動の種」と、今まで通り振舞う。
  • 197-01:雑な女性関係に区切りを付ける。千歳との邂逅。直後の依頼で死亡。ラボで再生、目覚め。その際、己が出自を知る。
  • 197-04:兄弟機同士で争う彼方の姿に、自己投影し同情の念を抱く。親友に投げかけた言葉は、自身へ向けたものでもあった。
  • 198-05:彼方の出生、生みの母、兄弟機、全ての問題を解決するため、剣馬等と共闘に及ぶ。
  • 199-09:スパイクが父親になると聞く。名付け親の大役を任せられるも、何処か気持ちにズレを感じていた。
  • 199-09:春真に胸中を吐露するが、以前として整理は付かず。広場での言葉を思い出し、ジィに縋る。
  • 199-09:彼女の言葉は、胸を打った。返しきれないであろう程の恩義を抱く。
  • 199-10:女装姿のアルと遭遇。胸元辺りからカマをかけてみるも、中々に手強く。
  • 199-10:作った貸しで、一つ勝負に出ようと思い立った。
  • 199-11:現在のアルが、本人ではなく妹のリアリィだという事実を知った。忘れ形見に何ができるか、思い悩む。
  • 200-01:怪物ベイルが、彼方を付け狙っていると聞く。セイを巻き込んだ以上、決着は付けさせてやりたいと願うに至る。
  • 200-01:されど滾った油のような怒りを消化しきれず、酒を呷る日々。アルとのやり取りが、唯一の救いか。
  • 200-01:縄張りを汚された憤りと、柵から抜け出せない己に自己嫌悪ばかりを募らせる。
  • 200-01:街を離れていた時期を、夢に見る。水を飲むように、人を殺め続けていた日々を。
  • 200-01:R-1が母を手に掛けた際の記憶も流れ込み、夜明けまで嘔吐し続けた。
  • 200-02:ミコトから恒例のプレゼントを受け取る。続けて投書されたのは、彼女が本来の彼女でないとの記述
  • 200-02:本人に渡し伺うが、返ってくるのは狼狽した反応のみ。
  • 200-02:怪物ベイルがやってくる。彼方の動向を探っていたのだろうか。苛立ちに身を任せ、早々に追い返す。
  • 200-02:リアリィに、特務隊時代の過去を打ち明ける。結果は、予想と大きく乖離したモノであった。
  • 200-03:バレンタインのお返しに、自らセレクトした服を、リアにプレゼント。
  • 200-03:彼女からの贈り物(キス)に、柄にも無く戸惑ってしまう。それでも、彼女ならいいかと思い始める。
  • 200-04:R-1と遭遇。完敗。亡骸はラボへと送られ、再生の時を待つ。
  • 200-05:フルチューンのR-1に対抗する為、自身も再調整を受ける。結果、無類の反射速度を手に入れたが、代償は大きかった。
  • 200-06:春真の協力もあり、R-1を殺害することに成功する。舞台となった廃ビルは崩落。愛槍と合わせて大きな墓標となった。
  • 200-07:一連の始末を付けたその足で、リアの元へと急ぐ。いざ顔を合わせれば、彼女を抱きしめていた。
  • 200-07:常人並の生活水準を満たせるか、耐久度は、様々な調査を行うため、三度冒険者として登録される。
  • 202-01:リアとの温泉旅行。月下の最中、プロポーズ。見事快諾を得る。
  • 202-06:スパイク、シャモニィ夫妻と合同で、結婚式を行う。ブーケの内一つはタマラの元へ。
  • 202-09:セラに貰ったカタログで、新居を購入。リアと二人で暮らしはじめた。

何かあれば Edit


Last-modified: 2012-04-16 Mon 02:39:26 JST (4387d)