《 叙 事 詩 》
─── Epic poetry ───
─大爛帝国─
王理旦 485919 †
設定 †
蟲使い廣族一党を率いる若き頭目
妖怪蟲爺の曾孫に当たる人物で、その才を最も色濃く受け継いでいること
加えて唯一万蜂旗を使いこなしたことから、後継者として担ぎ上げられる
人前では常に仮面を付けており、素顔を晒すことは殆ど無い
先代と同じく、玄蜂と赤蟻を操る
顔は似なかった
年若い身でありながら、戦時においてその精神性は既に「廣の蟲使い」である
その群れは情無く、立ち塞がる全てを侵食蹂躙してゆく
さながら蟲の如く
廣族 †
南部山岳地帯を起源とする少数民族
古くより蟲使いの業に優れ、帝国に併合されるまでは苛烈な抵抗で悪名を轟かせた戦闘民族でもある
部隊としての規模は凡そ一大隊、戦況に応じて中隊、小隊に分けて行動
ほぼ全てが蟲使いで構成されており、赤蟻を中心とした蟲騎兵を主力としている
兵種の性質上、戦力補充が困難な代わりに兵一人一人の練度は非常に高い
また、彼らの用いる武器には多くの場合強力な神経毒が仕込まれているため
常人であれば掠り傷でも致命傷となり得る
玄蜂 †
瓢箪の如しと形容される巨大蜂
恐るべき毒針は一刺しで人畜を殺め、強靭な顎はいとも容易く肉をちぎり取る
赤蟻 †
全身に火を帯びたような真紅の体色、象の如しと形容される巨体を有する妖蟲
万鈞を背負うとも言われるように凄まじい力を誇り、虎豹をも食らう危険な捕食者だが
飼い慣らせば水域以外のあらゆる地形を踏破する極めて優秀な乗騎となる
卵は食用可、赤蟻の卵から作られた醤(ひしお)は隠れた珍味として密やかに知られる
※冒険には出ていません
業務連絡改め独り言 †