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アルベールについて |
【現在】 姿を消してから5年後、街に舞い戻る。 瞳の色は元は青であったが、《紋章》の力の影響か、薄い赤に変わり始めている。 身長は高く、基本的に落ち着いている。何か憂いを帯びた表情を良く見せる。 性格時代は幼いころから変わっておらず、心優しく、物静か。損をすることが多い人間。 右手には奇妙な《紋章》を持っている。 基本的に背広姿。 姿を消していたときのことのは聞かれてもはぐらかす。 5年前と変わったところはあまりないが、以前は吐くことのなかった嘘を吐くようになった。 《紋章》の力のためか、味覚が失われ始めている。 冒険者になった理由ははっきりしない。どうもこの街にとどまるためらしい。 目つきが悪いが怒っているとかそういうわけではなく元からである。 女心などそういうのを読むのが苦手である。
【過去】 幼少期からこの街に住んでいる。生まれもこの街らしいが、両親は人前に姿を見せたことがない。 もしかしたら死んでいるのかもしれないが、アルベールは多くを語らない。 正確には覚えていないのである。小さな邸宅に一人の使用人と共に住んでいた。 研究者気質で、よく本などを読んでいた。物静かではあったが、おおよそほかの少年と同じく外で遊ぶこともあった。 将来は大学進学し、研究者になるのが夢であった。 15歳の時に、右手の甲に奇妙な《紋章》が発現する。 それ以降、特殊な能力に目覚めるようになる。《紋章使い》となったのである。 《紋章》が発現したころから、何かを恐れるようになり、人付き合いも悪くなり始める。《紋章》の力の影響による、幻覚や幻聴が原因の一つ。 そして20歳になったとき、人知れず街から姿を消した。 |
《紋章》そして《紋章使い》 ―THE EMBLEM OF DECUS― |
人間の右手、および左手、或いは両手に顕現する《紋章》。 何故それが顕現するのかなど、詳しいことはなにもわかっていない。 それを手にした人間は、普通の人間にはない特殊な能力を得ることとなる。超能力などとは別物であるようだ。 それぞれの《紋章》はそれぞれの特性に長けている。炎を操る紋章だとか、怪力になる紋章、魔力に関するものなどさまざまである。 それら《紋章使い》は伝説上のものとされている人物が多く、謎めいている。 《紋章》は己の意志と関係なく与えられるものであるが、発動に関してはその個人の自由である。 《紋章》を持つことにより、副作用もあるようで、性格の変化や外見の変化、感覚器官の麻痺、幻覚・幻聴など、決して良い事ばかりではない。
アルベールの持つ《紋章》は、《Dの紋章》*1と呼ばれる。 不思議な文様であり、発動すると様々な特殊能力が発動する。空中浮遊や瞬間移動、怪力や、魔術めいたものを操ることができるようになる。 発動の際は目が赤く光る。 アルベールはこの世の理を越えた力と《紋章》を称する。 アルベールは《紋章》を得たことにより、自分が人間外の存在になっていくことに恐怖している。 《紋章》の力がアルベールの体に及ぶ。そのとき、彼は暗い闇を幻視する―― |
姿を消した5年間 |
アルベールは自分が姿を消していた理由などははぐらかすことが多い。 語ったとしても諸国漫遊の旅に出ていたなどと嘯くばかりである。 その真の理由は、とある秘密結社との逃亡のためである。 《紋章使い》となったアルベールは、とある秘密結社にその身を狙われることとなる。18歳ごろから、秘密結社の者たちに追われ始め、 幼馴染たちへの影響などを恐れ、20歳になると街から飛び出した。 しかしやがて秘密結社によって捕えられ、その恐るべき計画のために《紋章使い》として協力させられることとなった。 忌まわしい実験や結社の仕事に協力させられ、精神も次第に変調をきたし始めていた。 やがて、それらへの良心の呵責のため耐えられなくなり、《紋章》の力を最大限に使い、秘密結社の支部を一つ壊滅させ、脱出する。 それから秘密結社との戦いを続けながら、この街へと舞い戻った。 今のところ結社の追手などにはさらされていないが、常にその脅威に怯え、幼馴染たちのことを懸念している。 しかし、彼には帰る場所がここしかなかった。もしも結社が再びこの地に手を伸ばすようならば、すぐにこの街を出ようと決心している。 彼の憂いや、彼が言う自らの罪というのは、上記の結社とのことを言っている。 秘密結社には多くの名前があるが、東方彼岸騎士団という名をアルベールは記憶している。 東方彼岸騎士団の中の高位の魔術師にしてエージェントの男、《トートの魔術師》*2と呼ばれる男と逃亡の際に戦った。その因縁を持つこととなった。かつて《トートの魔術師》はこの街にいたという。 |
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