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右手に幻魔術(ドグラ・マグラ)を宿し 世界の救い主ならんとする 《旭光姫》と号される少女
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其れは世に残る古き幻想を護る右手 其れは偉大なる旭光の顕現 幻想と文明を結ぶもの 幻影にして光輝なりし――《旭光姫》
突如ゴルロア学園に転入してきた「転校生」だが、以前にどこかの学園に所属していたのかは不明。 その見た目は十代の少女だが、実年齢はその何倍も上であるという。学生より年上だと本人は言うが、実年齢を聞かれると女性に聞くことではないと突っぱねる。 30歳は超えているらしい。 長い黒髪で、日常は黒いセーラー服を身に纏っている。 極東出身だと語る。過去について聞かれると適当にはぐらかすことがほとんど。 世界中を回り、とある目的のために動いていた。このゴルロア学園に転校してきた目的は、この街に世界の大敵を倒すためであると語る。 この学園、世界に迫る脅威を払うために「転校」してきたのである。 転校して早々、「旭光研究所」なる学校に申請していない部活動を勝手に始めている。 活動内容としては魔術と科学の探求であると言う。 自らひけらかすことはないが、神話学や宗教学などの学問を修めている。 悪魔学やオカルトなどにも精通しているが、逆に科学にも精通している。 あらゆる機関、機械を扱うことができる。魔術と機械の碩学。 尊大な性格で、偉そうな口調であるが、正義の心を強く持っている。 どこか最近の若者との認識がズレているところが多い。年寄扱いは怒る。 人を良くからかうのが悪い癖である。 授業には毎回欠かさず出ているというわけでもない様子。教師相手でも態度は変わらない。 かつて《機械王》と呼ばれる機械の碩学に師事していたことがある。 今は《機械王》の元を離れている。それどころか、《機械王》と敵対しているようである。 《機械王》からとある機械を盗み出し、《機械王》の野望を阻止する為に戦う。 《機械王》の造りだした《機械姫》メアリーと街で戦いを繰り広げている。 幻魔術(ドグラ・マグラ)という魔術と機械技術の結合体の術を使い、旭光の力により、《旭光姫》へと姿を変える。 この姿にて、様々な秘密結社や《機械王》と戦ってきた。 陽光に当たることにより力を充填することができる。 何故このような体になったのかは不明。闇を照らす旭光の力だと本人は言う。 長時間陽の光に当たれない場合などは弱体化してしまう。 自分の科学以外のものを迷信、幻想として破壊しようとする《機械王》を憎悪する。 これまで人が守ってきた伝承、神話、信仰、それらのものを護るのが《旭光姫》である。 《機械王》が証明しようとする命題、 “この世にありとあらゆる幻想は存在しない” を否定する為に動いている。 尊敬する人はレオナルド・ダ・ヴィンチ。 今から遥か昔に極東のとある村に住んでいた。彼女の一族は、幻魔術(ドグラ・マグラ)という魔術を使う一族だった。 そのために、村人からは恐れられていた一族ではあったが、それなりに平和には暮らしていた。 しかし、ある日突如《機械王》が村に現れ、幻魔術(ドグラ・マグラ)――すなわち、科学ならぬ魔術を使う彼女の一族を滅ぼさんと襲い掛かってきた。 機械王の力は凄まじく、幻魔術(ドグラ・マグラ)で対抗しようとした一族のものどもはことごとく敗北した。魔術への断罪を完了した《機械王》は戯れに村をも遅い、そのすべてを灰塵へと帰せしめた。 まだ幼かった永子だけが生き残り、全てが失われた。 永子が《旭光姫》となるための切っ掛けの出来事である。