特殊異能『バベルの鎖・未完成』
体表を薄く覆う結界膜。術者への、あらゆる攻撃をかすり傷に留める
これが起動している限り、いかなる手段を持っても術者に致命的なダメージを与える事は出来ない
本来は永続型であり、他の機能もあるのだが、双子のそれは未完成故に無意識かつ断続的な起動しか出来ず、
ダメージ軽減以外の効果は持たない
ヴェルシーナが連日学園に訪れ続けていた為に身についたようだが、
何故かユユにも同様の異能が発現しているらしい
なお、この異能については本人達も気づいておらず、未だ公の場で発現した事は無い
追記
黄金暦247年 10月、ユユが瀕死の重傷を受けた際 僅かに能力を自覚できるようになった
結界膜に触れているあらゆるものの運動エネルギーを増幅・減衰させる
防御に用いるならば相手の武器に当たった瞬間運動エネルギーを極端に減衰させ、被ダメージを抑え
攻撃に用いるならば銃弾の運動エネルギーを変えることで対象ごとに効果的な威力を発揮させることができる
(例:硬質素材を貫徹するために銃弾を高速化させ貫通力を増す、ソフトスキン目標に対して敢えて貫通しないよう減衰させ、殺傷力を増す等)
とはいえ、上記は完全に使いこなせた場合の一例であり
現状では大きな変化は起こせず、その効果時間もきわめて短いため成功率は低いといえる
ヴェルシーナも使えるのかどうかについては不明
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