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そつぎょう?なんですけど!
いつでもお菓子を求めている系女子バナーとして使わせていただきました。
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近代文明に取り込まれつつも独自の技術や力を細々保ってきた一族の末裔。 蝙蝠を祖霊とするシャーマンの力を受け継ぐ。 チークシールはその名残でタトゥーの代わりを務める。 主に飛行とソナー感覚を持ち、その代々の弱体化にストップをかけるべく鍛えに来た。 飛行では重力を操る。熟練すれば逆に重くすることも出来る。 今の所ソナー感覚はあまり使えない。静かな所でならぼんやりと分かる程度。 実年齢は15歳。2月に年をとる。
有利な特徴・技能 身体的成長:見違えるほどの成長。主に乳製品やマッサージにより獲得。 魔術的成長:代々伝わる音波と飛行の魔術の成長。主に冒険・自主訓練により獲得。 一般的魔術:先祖より伝わる魔術以外の魔術。冒険や学校の授業、部活動により獲得。 魔法陣:体に魔法陣を描くことによって恩恵を得る技術。独学・部活などの繋がりにより獲得。 ̄ 変身魔法:衣装を一瞬にして変化させたり持ち物の見た目や機能の一部を変化させる魔法。魔法少女との特訓により獲得。 対人戦闘術:スポーツ剣術から一段階成長した。対人戦や授業、戦闘巧者からのアドバイスにより獲得。 料理:食材を人類が食し得る段階に昇華させるスキル。個人的に獲得。 耐性(辛味):辛い物などに対する耐性(辛さ度数3まで)。カレーに挑戦させられる事で獲得。 運転:自動車などを運転する技術。今後本格的に教えてもらう予定。 不利な特徴・技能 恐怖(ミイラ):ミイラに対する恐怖心。-5CP程度。 我慢弱さ:平均よりも痛みや誘惑に対して弱い。 目立ちたがり:注目されるべきでない時でも注目を浴びたがる。また、服装なども派手なものを選ぶ傾向にある。 好奇心:危ないと思いつつも興味のある事に首を突っ込んでしまう傾向あり。 被吸収:魔力や体力を吸収される事に対する抵抗性が低く、場合や部位によっては流出すらさせている。流出した活力は液体などの形態をとり特殊能力の介在無しで経口吸収が可能。吸収に対して苦痛よりも快楽を感じる傾向あり。
ミイラ。 「お返しなんですけど!」 思えば以前もこいつにやられた。 今はもう戦闘用の魔法も覚え、仕返しも兼ねて難なく倒せる相手。 そう思っていたのに。連戦の最中、疲労が見え始めた時だった。 「はぶっ!?」 突如として、背後の棺桶の中から手が伸びキシィの体を掴む。新手のミイラだった。 振りほどけない。汚れた包帯が巻き付き、乾燥した手が掴みかかる。アルコールにも似た刺激臭が鼻をついた。 「あぐっ……んんぐっ!」 口の中まで蹂躙する指を、渾身の力で噛み砕いてやった。内心少しすっとしたがそれが間違いだったのかも知れない。 ケミカルな味と臭いが口の中一杯に広がり、嘔吐く暇もなく意識は闇に落ちた。 一緒に冒険に来た仲間がその後どうなったかも分からない、ほんの数秒の間の出来事であった。 「はっ……うぅん……」 気付くと暗闇の中にいた。体がだるく、意識も明瞭ではない。深い眠りを不意に覚まされた様な、そんな感覚が頭にもやをかける。 背中側に冷たく硬い、ざらついた感触。石だろうか。 ざらつきの感じ方から自分が裸である事にも気づいたが、起き上がる事はまだ出来ない。 本人は知る由もないが、ミイラの毒にやられていた。獲物を麻痺させ生きたまま捕らえる、そういう毒。 探索の為に自分たちが持ってきたものか、落ちた松明がかろうじて火を残し、闇を僅かに照らしていた。 「あ……あ……」 目を開けるとミイラに取り囲まれていた。 手には汚れた包帯。のろのろとした動きでそれを自分に巻こうとしていると分かると、キシィは一気に恐慌状態に陥った。 「やぁっ……やめっ……!」 思うように動かない腕で、脚で、懸命にミイラを押し止めようとするが、たとえ元気であってもそれは敵うまい。 ゆっくりと、ゆっくりと包帯に肌が覆われていく。 泣いても叫んでも止まることのないミイラの機械的な動作。動きの鈍さが逆に恐怖と絶望を煽り立てる。 それから長い時間をかけ、雑然とだがキツく緊縛されたミイラが一体出来上がった。 絞り上げられた胸、絞められて強調されたくびれ、性器にさえ食い込む不潔な包帯の隙間から所々に覗く赤みを帯びた素肌。 周囲のミイラと違うのは中身がまだ生きていること。顔には目隠しされている程度の巻き方であること。そして作られた目的である。 「っ!痛いよ……離してよ……誰か助けてぇ……」 体の所々に鋭く小さな痛みが走る。同時に、僅かにであるが吸い付かれるような感覚も。 徐々に包帯が温かく湿っていく。生命力や魔力といった物が奪われていくのが分かった。 財宝は餌。 魔術的に特殊な包帯で餌に釣られた犠牲者から血を絞り、そして活力を奪い、遺跡の奥底に眠り復活の時を待つ古代の王に捧げるのが今回の冒険の敵モンスター、ミイラの役目。 そして魔力と生命力に満ちた少女はミイラの主たちへの生贄に選ばれたのだった。 「もう、もうやぁ……はぅんっ!こ、こんなので……なんでぇ……?」 このシステムを考えた者の温情か狂気か、それとも報酬のつもりか。活力の吸収には快楽を伴う。 放出する快感と吸血の痛みに苛まれ、身悶えしながら、少女は魔力を死者に搾取されていく。 さらに何事かを施そうとする様に少女に歩み寄るミイラに踏まれ、松明の残り火が消えた。 闇の中で繰り広げられているであろう陰惨な光景には似合わない、悩ましく切なげな声が暗闇にいつまでも響くのだった。 等と言う事があったのだが、なんやかやあって助かりました。 その代わり魔力や体力を吸収されたので弱くなったというありがちな展開です