後日談 Edit

このページは、後日談を含む主観的視点からみた世界観設定のページとなる予定です。

都市概説 Edit

本稿は洋上学園都市に関するインタビューを含む資料である。

様々な組織、様々な人物に関する談話、テキストを含むが、主観的な視点で描かれたものであり、多くの矛盾点もあると考えられる。

設定ページとの違い
不特定多数が好きに書き散らす

異能者 Edit

(その辺に歩いていた学生の談話)

魔法や超能力との違い?

正直大した違いは無いんじゃないかな。

強いて言うなら、ある日突然降って湧いたように力を授かるってパターンが多いらしいね。

魔法とかは小さい頃からの修行や勉強で身につけたっていう人との違いはそこだろうね。

系統や法則がてんでバラバラで、研究するにもひたすらサンプルを集めるだけでやっとっていうかんじ。

何人いるかだって?

少なくとも僕は知らないな。

覚醒していても隠している奴はそもそも気がついていないっていうのもあるんじゃないかな。

詳しいことはちゃんとした機関にでも聞いてよ。

僕?

一応、持っているよ。大したものじゃないけど・・・。

こんなふうにおしゃべりして遅刻しそうなときにはちょっと便利かな。

それじゃあまた。このへんで。

(そう言って少年はあたかもガラスの上を歩くかのごとく何もない空中を歩き学園の塀を飛び越えていった。)

学園都市 Edit

(経済学史教授、アルバート・F・ウィンデル氏による話。氏は講義中に授業とは関係ない話題を唐突に始めることで知られている)

厳密に言えば、我々が住んでいるこの街は都市ではない。

そこ、寝るな。単位をやらんぞ。

……まあ、都市という単語に厳密な定義があるわけではない。人が密集し、商業や農業が行われ、人が生活するためのライフラインが確立されれば、そこは都市だ。

しかしこの街は厳密には都市ではない。なぜだかわかるかね?

きみ達の本懐は学ぶことだからだ。

この都市で行われている擬似社会の運営は、すべてその目的に準じている。

きみ達は学問やスポーツ競技だけではなく、労働や自活を通じて、経済だとか商業の成り立ちを学んでいるのだ。

画期的だとは思わんかね。通常の学園組織では、ここまで生活に根ざした"実習"など到底行えない。

過去の閉鎖性は、今きみ達が過ごしている日々のこの安定した擬似社会を確立するためには、必要な期間だったのだよ。

きみ達はただこの都市で生活しているだけで、「学ぶ」という学生の本分を生かせるわけだ。

こうしてまじめに授業を受けることも……そこ、寝るな。二度目だぞ。……あるいは、違反学生として校則を破ることもだ。

部活動という形態での商業活動もそこに通じる。きみ達は学びながら金銭を得て、勤労し、自活するのだ。

私はこれ以上に完成された共同体を知らん。50年の歴史は、これからさらなる飛躍を以て……。

何? ……きみはどこの生まれだ? なるほど、クヴェイル。あそこのワインはどれも格別だな。

では質問するが、きみはあの街の行政に携わる人間の顔と名前をどれだけ知っているかね?

行政機関と一口に言っても色々だ。首長は? 事務組合の長は? 警察組織の財政は誰が任されている?

わからんだろう。同じことだ、理事長や統治会のメンバーがわからん程度であれこれ騒ぐな。

授業を続けるぞ。

佐々木食品グループ直営店 スーパー佐々木 Edit

(なにやら見つからにいかつい男がスーパーより去っていった後、店員の雑談)

ありがとうございます、たまに来るんですよああいう困った人。

ま、こっちも客商売ですから穏便に済めばソレで言うことないです。

どういう頭してたらスーパーマーケットにM240機関銃が置いてあるって思えるんでしょうかね?

いくらなんでも自由すぎるでしょう、それ。

洋上学園都市は何でもありに見えて、一応法治国家の都市ですもの。

会員でも無い方にそんなもの売れるわけじゃないですか、在庫も切れてますし。

ええ、あなたのような会員様なら別ですよ。

サブマシンガン程度なら一週間以内に。

では、惣菜の半額セールが終った後、裏口よりご案内します。

それまでは新鮮な食材のお買い物をごゆっくりお楽しみ下さい。

勿論、「バナナ」もありますよ。

オカルトライター 西田 加流也 Edit

やぁ、怪しいものじゃないよ。これ、名刺ね。

僕は月刊「パラケルスス」のライター ニシダ カルヤだ。

この都市は非常に興味深いよ。

異能については最早、オカルトというより公然の存在だが、ここにはそれ以外の不思議なことが沢山あるはずだ。

たとえばこの間、立て続けに起こった爆発事故・・・。結構な数の犠牲者が出ているはずなのに、規模に対して報道の量が少なすぎる。

これはどこかで圧力がかけられているに違いないよ。

―――この都市はこの国に所属しているはずだけど半分、別の国みたいじゃないか。

君もそう思うだろう?

(声を潜めながら)

これは取って置きの情報なんだけどね、特別に教えてあげるよ。

懇意にしているある高名な占術師の先生の話なんだけどね。

ここは明らかに龍脈を人為的に操作している痕跡があるんだ。

興味が湧いてきたかい?なら最新刊のパラケルススを上げよう。特別だ。

いいかい、真実はTVやネットではなく専門家の執筆する精度の高い情報…つまりこの雑誌に書かれている。

勿論、僕の記事も載っているよ。

「第七支部 UFO開発に関与」「南米独裁国家 内紛に隠された魔術師の暗躍」この二つの記事の・・・。

おい、何処へ行くんだい?話はまだ終わっていないよ?


Last-modified: 2013-06-08 Sat 00:21:40 JST (3979d)