妓楼の白拍子?
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- チラシが届けられた!内容はどうもイベントのお知らせらしい。
メイドの祭典、メイドフェステバル!参加者募集中! 受付日時は11/20〜より!参加希望や質問などはこちらまでどうぞ! --
- はあ、めいどふぇすてぃばる……女給祭、でございますか。殿方はお好きでございますね…
(くすりと笑ってチラシを眺める) -- 瑰?
- 来月の護衛で同行だよ。ふむ…白拍子って奴かな? -- スレット?
- …はい。婀娜花の白拍子、『瑰』と申します。どうぞよしなに…
(にこりと笑む幼げな童子、その上で男の装いだけに…ある種の危うさを醸して) 博学でいらっしゃるのですね? (男の風貌は東洋系とは掛け離れているが、服飾等の拵えは幾らか近い感もある) -- 瑰?
- いやいや、聞き覚えがある程度でさ。その格好で舞をするんだろ?風雅なものだね。(風雅とはかけ離れた旅装姿で顎を撫で) -- スレット?
- (道中何事もなく、双方無事に終えて…労い、男の培った経験の助けに礼を述べて)
はい。舞楽を興じ、身に付いた遊芸を奉ずる… (白拍子は舞に限らず楽を奏で、歌を謡う…時には閨に招かれ一夜を明かす) …余興としてひととき、皆様に愉悦をもたらす…それが生業ですから (見目の愉しみもまた気は抜けぬ) -- 瑰?
- なるほど、そっちはそっちで大変そうだ……しかも扇だけでなく剣も取るとはね。
傷でも負ったら大変じゃないのか?化粧でいくらか隠せるだろうが、もし腕や足に深手を負ったら商売に差し障るだろう。 -- スレット?
- 非力な身だけに皆様の妨げになってばかりで…誠に申し訳なく
(当人が言うほど役立たずという訳でもなかったが) 確かに荒事だけに差し障りのある深手もありえましょうね… (実の所、然程問題にはしていない…既に己の役分が直に座敷で持て成す者でなく、営み運ぶ側だからだ) ですが……それも杞憂にございましょう (斯くも頼もしい御仁達が同道しているのだから…そうした怖れは抱いていない、と) -- 瑰?
- 済まないね、余計な節介だったようだ。それにその腕前なら魔物に遅れを取る事もないだろうしね。(瑰の謙遜を受け流し)
まあ何が起こるか分からないのが冒険だ。用心に越したことはないだろう…ってところで、また組む機会があったら宜しく頼むよ。 -- スレット?
- えっとカイさんが居るのって、この辺かしらねぇ?(この辺りでは珍しいであろう服装と髪の色を持つ少女が、誰かを探している) -- アーシュラ
- (東洋の情緒溢れる町並み…交易の類はあるとはいえ、異邦の少女は珍しい)
(特に賑わう花街ともなれば、容姿の端麗さも相まって見目に合わぬ色気が人目を惹く) ……何方かお探しでございますか? (橋の途上で声を掛けてきたのは白拍子の装束纏った幼げな童子) -- 瑰?
- (もし少女の服装をよくよく見れば、外からでも下着の類を身に着けていない事が分かるであろう。
花街を歩くには、あまりにも無防備が過ぎる格好。されど、少女は周りの目を気にする事無く街道の真中を歩き) あら・・・(橋の上で童子に声をかけられ、その足が止まる。その顔を見ると、パッと笑顔を浮かべて) うふふ、貴女を探していたのよカイちゃん♪ ほら、覚えてない?この前、魔物退治の依頼でご一緒した・・・ (そう言って、自分を指差してみせる) -- アーシュラ
- (訊ねに対して、斯様な麗人忘れるほど薄情ではありませんよと笑んで)
いらして下さるなら迎えにあがりましたのに、アーシュラさま…… (その節はお世話になりまして…と。呼び掛けた異人の名の発音を確かめながら) 年の変わり目で街も賑わっていますから……難儀されたでしょう? (何事もなく大丈夫だっただろうかと気遣わしげに…無垢と妖艶さを併せた少女を見やる) -- 瑰?
- いえいえ、こっちの観光もしたかったしね。この町は色々情緒があって良いわねぇ♪
(こちらこそありがとね、と微笑み)難儀はしなかったけど、活気は凄いわね。今は特に賑わってる感じかしら? (そう言って周りを見渡す。此処に来るまで、少なからず声をかけられる事はあった。当然であろう。 もっとも、その手の輩の受け流し方は心得ているので何事も無かったのだが) -- アーシュラ
- なるほど、左様でしたか。
年の瀬、年の始は一種の祭事……寺社を詣でたりと、特に人で賑わうもの。 観て回るにはよい季節かと…存分に愉しまれて行かれれば何よりですが (見物兼てと聞けば得心した様子で頷き)
…ええ、藩の御触書で諸国からの人入りが増えたのもありますが…… 何より今の時季は独り寝には辛く…人肌恋しくなるでしょうから (冗談粧すが、言外を匂わすを遠慮せずに…些か無頓着なように見えても隙の無い少女、) (質の悪い輩へも平然とあしらいに慣れた様子を後に聞けば、要らぬ心配でしたねと笑って) -- 瑰?
- お姉ちゃんの街じゃ、あんまり年始めの寺院参りは盛んじゃなかったからね。そういう場所も見てかないとね♪
(そうクスクスと笑い) うふふ、確かに寒い季節は人恋しくなるものだからね。でも残念、お姉ちゃんには暖めてくれる人が もう居るのよね〜。・・・まぁ、義理の息子なんだけど♪(と、そのまま息子の可愛さについて数刻程惚気たそうな) //もうちょっとお話したいところですが、これ以上文通も申し訳ないですのでコレにて・・・! -- アーシュラ
- それは至極残念で。しかも御相手は義理の、ですか。
フフッ、お熱いですね……些か妬けるかもしれません (語るに事欠かず、話が尽きぬ様子に冗談粧して相槌…歩き場を移してからも長話を続けたとか) //御意に。お気遣い頂きありがとうございます、長引いて申し訳なく… -- 瑰?
- (花町を勝手知ったる足取りで歩く見た目だけは女児 しかし着ている物はしつらえの良く
派手さは無いが高級であることは素人目にもわかるほど 途中、道に立つ客引きがペコペコと挨拶をする) ん、暖かくなってからか、活気のあるのう…さて、どこか飯の美味いところは… -- 御白?
- (寒ければ人肌恋しくなり、暖かくなれば気が弾んで紐が緩くなる…)
(…なれば季節問わずにある程度人が出入りするが色街だが、) (これだけ賑わうのは御触れで藩への人入りが格別に増えた賜物…市街とはまた違った、その異質な華々しさが活気の目安とも言えた)
(品の良い選び、着こなしの女児……一見すれば名の有る家の子女) (色街になどまるで縁遠そうな風体ながら、馴れた足取り) (人目を惹くのは已むなき事だ)
(散策で辺りを見やれば前方、赤塗りの橋に幼げな白拍子の姿…その奥手に見えるのは妓楼か) -- 瑰?
- (共も連れず、一人、軽い足取りで絢爛風靡な花道を子供は歩く
夜桜の舞散る朱橋に差し掛かればふと足を止め 橋に佇む白拍子の姿に、にやりと微笑んだ) ホホホホ、まるで義経公のようじゃのぉ この先はたしか婀娜花の楼があったかな? -- 御白?
- …ごきげんよう。
私が五条の遮那王ならば…笛を奏でれば多少なりともそれらしくみれたでしょうか? (五条の大橋で牛若と鬼若、九郎判官と武蔵坊の出会いは広く知られる噺) …尤も。こうして誘われたのが鬼若でなく、女御で幸いですが (白拍子も幼げな容姿ではあるが、それよりなお年若げな女児への受け応えは表敬が伺える) はい、左様で。婀娜花を憶え頂き、光栄にございます…… -- 瑰?
- ん、最近噂になっておるからのぉ ちょっと案内してくれんか? 腹が減ったので何か頼むぞ
(堂々と橋の真ん中を歩き、ちょいと白拍子の小袖を掴んで進んでいく) -- 御白?
- そうでしたか、悪い噂でなければよろしいのですけれど……お食事と先導を、ですか?
(冗談粧して笑うが) はい。では参りましょうか……そう慌てずとも逃げませんよ? (幾らか驚いた様子は見せたが承服して橋の先へと供していった) -- 瑰?
- 何を言う、時は早く逃げていくのだぞ さて、今頃は何か美味いものがあるかね? -- 御白?
- 愉しい時ほど早く流れていくものですし、ね……
(瞬く間に流れ過ぎて惜しむの) 春先といえば…筍や鰆は欠かせませんね (派手さはないが、店構えのしっかりとした表口まで到れば色とりどりに着飾った遊女達も出迎えて) -- 瑰?
- うむ、それではひとつご馳走してもらうかのー おすすめの綺麗どころも頼むぞ! -- 御白?
- (宵の花の風情、街の灯りの景観を愉しめる間へと誘いながら木造の廊下を童女に供して歩む)
御意に……些々、此方へ… (そう応えて微笑むが、その内では持て成す算段を講じていた) (出迎えた幾人かの妓楼の遊女達…擦れ違う迄の間に客人が遣った眼差しや表情) (それから嗜好を類推、今時分に呼べる娘から候補を吟味し) (食事と共に配す手筈を整えて…ならば、部屋までの『案内』で入れ代わりに己の役目は後免となろうか) -- 瑰?
- (面妖な絡繰の、鉄の馬じみた何かに乗った赤毛の青年が妓楼の前何事か呟き)
遠出して来たけどこっちにもこういう店あんのなー…… -- 春真
- いらっしゃいませ……遥々お越しとお見受けしますが…
(妓楼の者か、一見すればまだ幼くも見える白拍子が機馬に跨る青年を出迎えて) 異国とて、人が暮らすは同じ。ならば似通うは自然に御座いましょう。 (特に色事の類は避け得ぬ業だ、と……微かに笑んで) -- 瑰?
- (道端に魔導二輪を寄せ、白拍子に顔を向けて)
人の営みは何処も変わらず、って事ね…… お茶の一杯頂いてっていいかな -- 春真
- 土地や住む者で文化が異なるもまた事実ではございますけれど、ね…
(頷く一方で…共通項だけでなく、異国の情緒や風情を見せれず落胆させたままお帰しするの忍びないものだと) 御随意に……客人を持て成すのが私どもの慶び、望まれれば否はないのが無論の事。 (此方へ…と、いつのまにか燈の灯った小道を示して。妖しき楼閣へと招き入れる) -- 瑰?
- 異文化情緒だねぇ……っつーかまぁ、俺も親のどっちかが東方の生まれらしんだけど(よく知らねえんだよな、と続け、瑰に続いて建物へと入る。へーこうなってんだーとお上りさん丸出しで)
そりゃ有り難い話で。……サービス業って大変そうだよなぁ…… -- 春真
- (表口で出迎える遊女達、白粉や芳香混じった婀娜めいた強い女の薫り…)
左様でしたか……東境は国々が乱立して居りますから諍いから西国に流れるも少なくありません (履物を脱いで木床の廊下を進めば先客がいるのか艶やかな声が其処彼処…何処からともなく聞えたりもする) 楽な生業とは申し上げれませんが。 それでも綺麗に装い、飲んで食べれて…殿方の逞しい腕に抱かれる。命のやり取りよりは… (こなしやすいものだと告げて抜けた先、襖に隠れた向こう側…落ち着いた風情の座敷へ通されて) -- 瑰?
- (酒場の街、西方の娼館ともまた違う艶やかな風情に気圧されたかのように息を呑み……そこここから聞こえてくる営業中のお声に苦笑いを浮かべ)
苦界とか言うけどさ。変な意味じゃなく、そういう職の女の人ってのは尊敬するなぁ俺 (外から見た故の感想か。そう呟き、多少落ち着か無げに靴を脱ぎ、座敷で一息) あぁ、えっと……(そう言えば相手の名前を聞いていなかったと思い返し) -- 春真
- 畏れ入ります…穢れに携わる生業と思う方も少なくありませんから。
(寛容な反応に笑む…尤も、語る当人はそうした勤めに恥入る様子も伺えず、堂々としたものだが) (召し物を整え預かり、座を整え…一から十まで馴れた手際) そう気兼ねなくお寛ぎを…とは言っても。なかなか難しいものでしょうが… (落ち着かなげな幾分強張った面持ちを見てか、柔らかな笑みを向けて) 妓楼『婀娜花』、白拍子の『瑰』と申します……カイとお呼び頂ければ (静かに腰を下ろせば深く礼して…異国の名の呼びにくさを知るからか、簡易に名乗った) -- 瑰?
- (寛ぐ事を勧められるまま、紙巻煙草に火を点けてふぅ、と煙を吐き)ま、そう思う奴はこゆとこお世話んなんねーっしょ……か、勝ち組の余裕……!?
(なんかツボに入ったらしくハラハラ泣く。閑話休題。) 仇花……? ってなんか、物騒な字面が思い浮かぶ名前だな。で、カイ…… (ふむ、と首を捻り)『木』に『鬼』? (赤毛に翠眼の様相から受ける印象にはそぐわぬ疑問、中空に指で漢字を描いて) -- 春真
- (不意に嘆く様子を見て、殿方は繊細と思ったかは定かではないが、会話の最中…煙る部屋で茶を入れ)
艶やかな花は咲けども、決して実らぬ…確かにそういう意味もございますね (色気のある女を婀娜っぽいと形容する事が多いのだと表意を教えた上で、剣呑との反応を否定せず) (名の響きから虚空に字を描くのを気付いて…片親の話は僅かに聞いたが、心得があるのかと少なからず驚きながら応えて) いえ、王に鬼で…カイ、と。意味合いは… …そうですね、珠が近いかと。 (美しい石を意味するのだと) -- 瑰?
- (こういう、間合いを測るようなやりとりを楽しめる女の事を言うのかな、と脳裏に思い浮かべたり)……なるほど。確かに体を表す名かもな
(王に鬼。妓楼の号と相俟って、何処かしらの剣呑さを含みつつも) 珠、美しい石かー。いい名前だわね。『春真』なんつー名前の割に春が遠そうなんですけどもね俺…… あ、所で。(お茶を一口、唇を湿らせて)……瑰ちゃんってさァ、男の子? 女の子? -- 春真
- 読み書きにも堪能で、博学なのでございますね……春真さま
(素直な称賛を交えて) あら、御謙遜を。どれを手折るか、目移りなさる位に咲いておられるのでは? (或いは女子同士で牽制し合って居るのかも知れぬ、と) (意味ありげな視線と隙間から心を擽るような詞選び) それに…よい名でございましょう。季節の春の他にも様々な意味を含むもの……気になられますか? (男の子か女子か、衣を脱がせば判りましょうね…と、からかうように笑む) -- 瑰?
- 様付けは勘弁してくんねーかな、育ちが良くねえからどーにも座りが悪ィ(謙遜を苦笑で表し、紫煙を吐き出す)
色男ならそれも叶うだろうがねー。何時でも、男は選ばれる立場ッスわ。女の子にゃ敵わねえよ (参りましたと両手を挙げて、意味ありげな視線をするりと避けるように) ……幼馴染に一人、男なのにやたら可愛い女装枠が居てさー。気になると言うか若干トラウマと言うか。 (ま、物言いから断ずるとすりゃ女なんだろねと笑って) -- 春真
- (それではそう言う事に…と、笑んで応えて)
あら、お嫌いですか?それなら… (考えるように首を僅かに傾げていたが) だって、お兄さまったら…あしらいが手馴れていらっしゃいますもの。 (呼び方の変化、それだけで何処となく幼い弟が慕ってくるような風情に聞こえ) 左様でしたか……西国でも異装を愉しむ趣向があるのですね この白拍子の装いは寧ろ逆に女子が男子に扮しているのですよ…… (男児を愛でる代わりであり、同性で情を交す際の煩わしさを誤魔化す為の者) -- 瑰?
- 嫌いって訳じゃねぇけど……うわぁ、なんかすごい。(むず痒さは増した気がするが、悪い感じは無い。顎を指で掻いて)
手馴れて見える? それなら良かった、そういうフリをしてるのがが通じてる訳だからさ (悪戯に成功した童子のような笑みを見せると煙草を灰皿に揉み消して、一息) 何処も業が深い……まぁでも。結い上げよりそっちの方が好みかな (そう言って、瑰の頬にかかった黒髪を指で梳き) -- 春真
- お兄さまったら、からかって……戯れが過ぎます!
(少しばかり不服げに口を尖らせる仕草をするが、実際そうではないのは見て取れる) ……やはり、落胆した顔を拝見するのは悲しいですから (垂れ髪へ軽く触れるのをされるがままに、童子如きあどけなさから一転……愁いを漂わせて見上げ) -- 瑰?
- 意外と戯れじゃなく、余裕が無ェから有る風に仮面被ってんのさ
(ひひひと笑う。この男装束の女性の仮面も面白いと思いながら) ……、(ごくりと生唾を喉に通す。姿とは凡そ離れた色気に、ぞくりとした気配を背筋に感じ) 茶だけじゃ、やっぱ失礼かな、とか思うわけだけど。どうなのかな(魔性に魅入られた者のように、瞳をじっと見返しながらその手を首筋へと滑らせる) -- 春真
- そうなのですか?てっきりお兄さまは…
(頬から下り、襟口から覗く透くように白い肌…その細い首へと指を這わせれば、鮮やかな紅の唇から微かに吐息を洩らして) …花を見て、愛でて。それで満足なさる御方なのかと… (今のようにと言外に…儚げな容姿とは裏腹に、何処か挑むような響き) お気になさらずとも。御随意になさればと。ただ、そうですね… (指を男の唇に触れさせ、なぞり) …こういう時は一言でも嬉しいもので (欲しいと、求められていると分かるのが歓びであると…) -- 瑰?
- (妖しき色香に、吸い寄せられたように視線が動かない。)……そこまで風流を解する訳じゃ、
(そこまで口にして、白魚のような指に言葉を止められる。怖気をも感じる程に美しく、蠱惑的な誘い。ぐらり、と天地が歪んだような錯覚を得た) ……瑰を、手の中で転がして。一時、恣にしたい(熱に浮かされたようにそう言って、くすぐるように喉元を撫で────) // -- 春真
- (春真の言葉にまるで花が咲いたように笑んで)
心行く迄、御存分に…… (短くも、情感の籠められた返事…場にあった二つの影が一つに重なり…) (妓楼の夜は更けていく、『暗転』) -- 瑰?
- ふりかけパックが振り撒かれた --
- あら、何方からの贈り物で御座いましょうね……?
(撒かれたのは掌ほどの包が幾つも、近隣にも撒き歩いてる様子に首を傾げて) -- 瑰?
- 今月はご同行お疲れ様でした脳髄グシャ〜(頭の角をガン見しながら) -- ロボ子?
- (ある種不躾な視線を気付かぬ筈もないが、まるで意に介していないかのように平然と)
ヴァイスさま…でございましたね、その節はお世話になりまして。 (微笑で出迎える幼げな容姿の白拍子、たおやかな見掛けとは裏腹に中々強か…面の皮も厚いか)
…のう、ずいぐしゃあ? (それでも流石に、特徴的な語尾には微かに首を傾げて) 寡聞にて私は存じませんが、どちらかの流行り言葉かなにかで…? -- 瑰?
- (首をかしげると動く角に視線もつられて、やがて手を打ち)姫子さんと同じ鬼さんです脳髄グシャー!(思いっきり指をさす)
ロボ〜?一体何のことです脳髄グシャー?(なんだかわかっていない様子) -- ロボ子?
- (はったりではなく明らかに見えている、如何やらまやかしで曇らぬ眼の主らしい…)
(この妓楼そのものがある種の隠れ里、異界に等しく…存在を夜の帳に包み隠すのだが) 姫子、さま……知己の御方なのでしょうね。名の響きからして東が生国のようですが… 鬼と一言で言っても多様にございますが……この界隈では人は鬼を恐れ、狩り立てるもの 人目を憚り静かに暮らすも居ります。あまり触れ回らぬがよろしいかと…… (鬼の血に誇りを持つ類も少なくはないが、その場合は隠れる事無く…寧ろ誇示して触れ回る) -- 瑰?
- ……。いえ、お気になさらず。でも本当に…面白い御方、ですね……
(からかいと言った風でもなく、まるで己の言霊を認識出来てない様子に微かに思案し…そのまま触れずにくすりと笑う) -- 瑰?
- (仮にもロボなので幻術などは通じないのかもしれない//)
出身地は分からないですけど、人食いの鬼さんです脳髄グシャー! ぽえ?面白いです脳髄グシャー?なんだかよく分からないけど、また組む時はよろしくです脳髄グシャー! -- ロボ子?
- 御同業が増えているようですね…… -- 瑰?
- 寄り合いみたいなものだよね(たまに餌をもらいにくる猫)
名を連ねてない妓楼があってもいいと思うし、連ねるなら『婀娜花』の紹介も一緒に連ねられるみたいだけど… -- 黒猫
- (店が違うとなるだけに客分か習いの通い遊女的な形になるか…と思案するが)
……あら、ねこや。 (何時の間にか来て、聞いていた様子に気付いてくすりと笑う) 今日は座敷に出したお造りもあるけれど…… (何時ものマンマの方がいいかと訊ねて首を傾げる) -- 瑰?
- なーおう (どちら、と言うでもなく鳴いて 毛繕い) …賑わうといいね -- 黒猫
- 記名で多少の賑やかしとはなるだろうが、構える側ばかり増えるのも考えもの……
(商売である以上、客入りが悪いとなれば寂れた歓楽街となる) ほら…お食べよ、ねこや。尤もそなた程になれば きっと川のヌシでも喰わねば腹の足しにもならぬのだろうけれど…… (半身近く残った刺身を皿に載せたまま出して) -- 瑰?
- にゃ(かつかつと刺身をたいらげ、満足げに前足で顔を洗う) そりゃ主食は自分で狩るけど、気持ちが嬉しいじゃない
(ありがとう、と瑰の脚に額を摺りつけ、婀娜花を出て行った) -- 黒猫
- むう、白拍子の姿……お前は今様でも歌って踊るのか。(何やら分厚い本を抱えた少女がやってきていきなり不躾に聞いた。)
そう言えばここは妓楼だったか……お前は遊女というわけだな……。 -- 類苑
- 婀娜花へ、ようこそお越しを……私、瑰と申します
ええ、物心付いた頃から舞って謡って奏で…望まれれば勿論、今も奉げておりますよ あら。変わった御方、ですね……目当てでお越しの方が多いですから。 若い女人が知ってこうした場へいらっしゃるのも珍しいですし… (身を商う遊女を留め置く妓楼、そうしたなりわいを穢れと考える潔癖な者も少なくはない) -- 瑰?
- うむ、通りで我が不思議な目で見られていると思ったのだ。妓楼なら我がいるのも変だな……。
うーむなるほど、それならばその舞楽も見てみたいものだな。 冷やかしに思われたらすまぬが、今日は特にその、なんだ、そういうことをしようと思ってきたわけではなく、なんとなくだ……。(少し赤面しつつ言った。) 我が名は古事類苑。神代より続く……(長い説明が始まった。要するに、日本のことをたくさん記した百科事典の化身だという。) 遊郭となると吉原などが有名だったがのう。やはりこの国でもこの商売は盛況か……。(娼婦の知識も辞書であるので持っているようだ。特に嫌悪した様子はない。こういうものなのだろうという意識のほうが強いらしい。) -- 類苑
- こうした界隈、女は勿論……見目が麗しければ男の子すらも引く手数多、ですから
知らずの内に、さぞ目を惹かれたのでしょうね…近頃往来も盛んですし 恐れ入ります。山育ちの手習い、都の方にはご満足頂けるか… (所作に振舞い、口振り…何れも堂々としたもので、野卑には思いにくいが) あら、うぶな御方……これも巡り合わせ、愉しまれるならばお手伝い致しますよ? (妖しく笑う)
類苑さまを陰陽寮の呪い方か、天文部の方かとは見立てていましたが…… (書の化身とは流石に見抜けず、余さず知らされ…目をぱちくりと) -- 瑰?
- 男娼というやつか。我が国でも歴史ある職業だな……。
むむ、目を惹かれたとは……気をつけんといかんな。我が娼婦だと思われても困る。 いや、我の目からしても貴様のそれは優雅だ。本当に山育ちなのか……?(普通に都会でも通用しそうな所作だ。不思議そうに首を傾げて言う。) むぐぐ、な、何を言う。わ、我はそんなことはせぬっ!(真っ赤な顔で首を振った。興味がないわけではないようだ。辞書なので知識はあるのだろう。) フフ、その陰陽寮の資料も我の中に入っておるぞ。我は世紀の大辞典なのだ。(威張って胸を張って言った。) -- 類苑
- 先のようには申しましたが、類苑さまの纏う気配は我々のような生業とは一線を画すもの……
(日頃から目を惹くもので、間違われるのは場による天災に等しいと) 美丈夫や稚児を侍べらせる代わりから、こうした装いを女に望まれたのも実に可笑しき事で…… (何処となく皮肉な調子で世は面白いと白拍子が語る) それは残念。童子も居りますが、また別に女人には女人の……愉しみ方もございます 識ると味わうも、別の趣がありましょう……何れ気が向かれましたら、申し付け下さいね? (素振りに微笑ましげに眉尻が緩む) -- 瑰?
- お疑いですか?東へ流れ、時には西国を渡り…貴人の館で宴に参じ、荒寺で夜露を凌ぐ事も
(愉しげに笑う、身なりは童女…しかし、来歴と立場に釣り合わぬ)
類苑さま、ご不快を承知で申し上げれば…書の化身とはあまり明かさぬが宜しいかと 月の精気を得て九十九年、琵琶に狐狸も人に化けると申しますが… (付喪神に妖怪、よく知られる巷説だが) 各地より退魔を生業となさる方が集まり始めて、賑わう一方…… お上も、そうした御仁も…必ずしも妖物の知識を正しく持っては居られぬ様子 よきも悪しきも悉く狩るのだとか -- 瑰?
- それもそうだのう、我は人とか、そういう存在ではないからな。この場所の影響か。
むぐぐ、そ、そうだな、き、気が向いたらな……。(そわそわしながらそう言った。)むう、女には女の楽しみ、か……。 確かに、知識として得るためには、己が身で体験せねばならぬことも多いが……。 貴様も色々と遍歴しておったのだろう。どういう流れで今の身分に落ち着いたのかはわからぬが……。
むむ、なんと。我の正体をあまり明かさぬ方が良いと言うのか。 (自分の事に非常に自信があるだけにショックを受けたらしい。) そういえば、退魔師だのなんだの増えておるらしいな。我のような知性溢れる高潔な存在を魑魅魍魎と同じと思われるのははなはだ不快であるが…… 確かに貴様の言うとおりだ。我は妖怪だの人だののいさかいに口を突っ込むつもりはないが、彼奴らも正しい認識を持ってるわけではないからな。 我がそんな人間の退魔師などに負けるはずもないが、もしもということもある。面倒な事になっては困るからのう。 本居宣長の定義では、妖怪もまさしく神の一種と言えるのだが、嘆かわしいことだ。力を手に入れるとどんなものでもすぐに使いたがるから困ったものだ。よかろう、注意はしておくとする。 -- 類苑
- いえいえ、私の来歴などごくごくありふれたものですから…
はい……その折は是非に。誠心誠意、満ち足りて頂けるように務めましょう (目に見えて平静を欠いているのを気付いていないかのように変わらず、平然と) 思慮深く御聡明な方だけに野暮かとも思いましたが、浮き世は儘為らぬもの…… (一寸先は奈落とも知れず…不興覚悟の忠告への留意の応えに然りと頷き、笑む) 明かすとしても…時と場、その人を見極めてからでも遅くはないでしょうから (用心深い気質が伺えてくる一方で大胆さも見え隠れして) -- 瑰?
- むぐぐ、そう真面目に対応されるとは……いや、お前にとっては仕事なのだからそりゃあ真面目にもなるだろうが……。
(相手の態度にしどろもどろになりつつ、首をぶんぶんと振って平静を取り戻す。) まあ、面倒な奴らにはかかわらぬことにしよう。たまには我のありがたい説教でも聞かせてやりたいがな。 ふうむ、まあ確かにそうだな。相手を見極めてからがいいのかもしれぬが……我は早く明かしたいのだ。(自分の正体を早く明かして自慢したいのだった。) さて、今日は長いしたな。特に客でもないのに居座ってすまぬな。また遊びに来るとしよう……いや、お前に相手をしてもらうかどうかはわからんが。 ではな。(そういうと、軽やかな足取りで外へと出て行った。) -- 類苑
- 遊興なればこそ皆熱を入れるのでしょう……そうですね、お眼鏡に合う者をお選び頂ければ
またのお越しを…… (お待ちしていますと見送って) -- 瑰?
- 絵がないックス!? --
- ええ、今の処は……未だ暫し猶予を下さいまし
(女子は特に支度に時を要すもの…ある種、男の気を惹く手管でもあろうが) …無論この先も御簾越しに夜更け迄、とは参りませんから何れ折をみて…にはなりましょうが (花街となれば情も交す、長ければ夜の帳が降りた後も日を跨いで…) (何時までも見目を明かさぬとはいかぬ以上、考えねばならない事柄の一つであった) -- 瑰?
- ノタレガタリキャラックス!? --
- ええ、お察しの通り……頭数やら諸々に問題は山積みですけど、ね
(幼い白拍子が扇で口元を隠しながら大人びた吐息一つ、憂い気味に呟いて) -- 瑰?
- セックス!! --
- セックス!!! --
- (異人であろうと異族であろうと、何時の世も男が望むのに然して変わりは無い)
あら、まだ店構えも出来ていませんのに……お越し頂いて、気の早い方々。 (眩灯の妓楼、出迎えるのは無垢な白…白拍子に扮した、男装の主人) 一夜の戯れ、傀儡子と嗜まれるのがお望みとあらば彼方へ… (手の鳴る方へ、奥の間へと誘う) よきひとときとなりますように……どうぞよしなに、ご贔屓になさって下さいましね? (幼くも、艶めいた声が響いた) -- 瑰?
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