3行 †
あ!やせいの おうじが とびだしてきた! †
編集
タヴィアーニ空賊団について †
東の大国ザーラが王政を行っていたころの王家とその腹心、王制に賛同する元軍人からなる空賊団
革命後の現政権に反抗するべく、ザーラ国籍の船を襲っては略奪を繰り返している 構成員は120名ほど
- 基本的に海上航行する船舶を上空から威嚇し、停船させた後に船内に乗り込んで略奪を行う
もし対象がザーラ国籍であった場合には乗員全員を救命ボート等に移乗させた後、対象を撃沈する
以上の過程において停船指示に従わない等の抵抗があった場合、乗員に対する殺傷行為もある程度は見せしめとして必要という認識
- 南洋の植民地から本国へ資源を運搬する輸送船を主な獲物として、それらの航路に網を張っていることが多い
ザーラ本国への嫌がらせと、資源獲得を兼ねた作戦であるが、最近は護衛艦艇を随伴している場合もあり、楽な仕事ではなくなってきている
王子について †
本名エラルド・ヴィト・タヴィアーニ
尊大でわがまま。現政権を打ち倒して再びザーラに王政を布くのが夢
革命で両親を処刑されており、復讐心と孤独感に苛まれているが部下達の手前、表には出せないでいる
王子の自室や士官の個室などは豪華客船のそれを思わせる内装で、快適な空の旅を満喫できる
反面、下っ端の乗員はベッドが使えずハンモックで寝る者も多い
乗員達 †
- 艦長:40代後半の男性 もともと王制派であったため、リエト・カタラーノ接収の際にも自ら協力を申し出た 軍時代の階級は少佐
- 大臣:30代初頭の女性 何の大臣なのか不明 王子に色々と入れ知恵して艦の運営に何かと意見するため、元軍人達とは折り合いが悪い
- 戦闘員:年齢性別、人種も様々 元からリエト・カタラーノの乗員であった者もいれば
ザーラ脱出の際に合流した軍人や、王子の護衛官だった者もいる 当然服装もバラバラ
主な武器は銃火器だが、敵船内制圧のために催涙ガス弾とその発射筒を用いる場合もあり
突入要員は大抵ガスマスクを装着して制圧を行う
リエト・カタラーノ級ネームシップ、同型艦なし
東の大国ザーラにて建造された最新鋭の飛行艦である
艦艇というよりは航空機、特に飛行艇をスケールアップしたような構造で、その装甲は決して厚くない
水上艦よりも高速で多様な任務に使用可能であることから将来を期待されたが
肝心の相手である水上艦に比較して装甲・火力共に劣り、優位に立てる爆撃能力に関しては
通常の爆撃機を運用した方が効率的という、中途半端な性能が災いして
当初6隻の建造予定が3隻にまで減らされてしまった
同級にとって更に不幸なことに、ネームシップ完成後にザーラで市民革命が起こり王政が廃止
軍事費の大幅な見直しを迫られ、建造途中だった2番艦及び3番艦は解体されてしまった
唯一残ったリエト・カタラーノは、革命当時ザーラの植民地にて対潜哨戒任務に就いていた
本国での異変を察知した一部の王制派将校らが同艦を接収、新政権に反旗を翻した
機関は整備の容易な空冷星型を基本とし、メインエンジンは大型の星型エンジンを3基連結したものを装備
巨大な4翅プロペラを駆動させる
エンジンナセル内は機関室となっていて、飛行中であっても整備が可能である
サブエンジンは通常の航空機用エンジンを8基備え、うち4基は翼内の通路から点検が可能
なお、メインエンジン無しでの離水は不可能であるため サブエンジンのみでは低速の水上航行を余儀なくされる
全力飛行時の速度は時速200キロに満たない程度、高度3000mまでの上昇が限界である
水上では大型のスポンソンで船体を安定させるが、それだけでは足りず油圧引き込み式のフロートが主翼に存在
離水後に翼内に引き込む方式を取っている
本艦は離着水に広大な海面を必要とする他、整備にも大型艦用のドックを必要とし
運用面での制約が大きいが、王制派の支援を受けており 現状で整備補給の面ではあまり苦労していない
航続距離はそれなりに長く、長期の哨戒任務に耐えるだけのものを持っている
飛行は昼間のみで夜間は着水し、行動が必要な場合は水上航行をするのが基本
主に小艦艇や浮上した潜水艦を仕留めることを目的とした武装が施されている他、
天敵といえる戦闘機を追い払うためにハリネズミの如く対空火器が搭載された
特に20mm機関砲塔は動力式を採用、素早く旋回して敵機を捕捉する
設計段階ではスポンソン上に魚雷発射管を搭載する案もあった
しかし飛行中の発射が困難であることが早期に明らかとなり、代わりにボートダビットが配置された
ここに搭載されたカッターで敵船に乗り込み、強奪した物品類は後部甲板のクレーンで艦内へ運び込む
艦の特性上、襲撃対象はあくまでも水上を航行する船舶に限られる
- 武装他
85mm高角砲 2門
54mm速射砲 6門
20mm機関砲 10門(主翼下面エンジンナセル後方2門)
13mm連装機銃 10基
13mm単装機銃 3基
8mm単装機銃 16基(主翼下面垂下式銃塔4基)
120cm探照灯 2基
3m高角測距儀 1基
主翼下面に爆弾倉あり 積載量合計1.5t程度
この他に浮遊機雷約30個を搭載