人よ、汝は罪深きもの
その愚かさが闇の中で魔となり
その過ちが闇より魔を生み出した
世界を満たすは負の想念
根深き欲望、絡みつく業の鎖
暗黒の飛影に取り籠められ
天は低くして
風は死んだ
水は澱み
炎は燻る
大地は腐り果てた
目次 †
虚数世界ニルヴァーナ †
Welcome to "The World"……
- 概略
- 魔導魔族の故郷たる魔界
- 全てがマイナス化した裏返った世界
- 成り立ち
- 元々は酒場の街が存在する「此方」の世界と然程違いの無い異世界だったという
- 「此方」の世界が召喚魔導の技術を編み出してから状況は一変した
- 数多の異世界が際限なく魔力を吸い上げられ……エネルギーが枯渇してマイナス化し、滅びた
- 魔導魔族の祖たるニルヴァーナの住人は存在を虚数化する事によってマイナス化した世界に適応
- 世界崩壊の危機においても辛うじて種を保ち、耐え凌いだ
- とはいえ、こうして残ったのは崩壊以前の1%にも満たないという
魔導魔族 †
一般に魔族といえば妖魔や魔竜等を含め纏めて魔の陣営を指す事も多いが
この場合の魔族または悪魔は魔術や召喚魔導によって「此方」の世界に導かれた存在である
- 概略
- 異世界ニルヴァーナからの侵略者
- 感情豊かな知的生命体を喰らう怪物
- 性質・特徴
-
- 精神生命体
- 虚数存在
- 時間や空間、確率等の曖昧なものに介入可能
- 存在の二乗化や物理存在を「器」として受肉、顕現すれば物理介入も可能
- 呪圏による侵食汚染・同一化
魔とは表面上の定義においては魔力と言い換えることもできるだろう、だがその実態は…
- 召喚魔導
- 統合された力の体系、「機巧技術」と「気術思想」と「魔術論理」の産物
- 召喚とは此処ではない何処か違う別の場所から何かを呼び寄せ、引き出す技術
- 其処から更に発展させ、魔力そのものを異世界からほぼ無尽蔵に導く技術として生まれた
- 異界(他世界)から力を引き出す事は「此方」の世界のエネルギーの総和を大きく増やす事になる
- 魔導魔族との接点となる縁、「此方」の世界へと導く道標
- 「此方」の世界によって数多の異世界が魔力を際限なく吸い上げられマイナス化し、滅亡した
- 魔導魔族の故郷もマイナス化した異世界の一つであり、それが彼等の誕生の原因ともいえる
- エネルギー総和の増加に対する反動・寄せ返しとして減少させるべく現れる負の存在…
「魔」族を文字通り他の界域からこの地に導いているともいえる
魔導魔族の目的 †
『これは同じ資源を必要とする世界同士の戦い。人間が抗うのは当然だが、此方も退く訳にはいかない』
- 「此方」の世界側に搾取された異世界側の魔力、資源(エネルギー)の奪還
- 「此方」の世界側への侵略、虚数世界からの移住
魔導魔族の呪圏 †
それは世界に対する彼等の呪詛…
- 概略
- 魔導魔族が自らの周囲に発生させる擬似的な魔界、一種の結界
- 世界を呪うかのような万物を毒して滅ぼす悪しき力、瘴気に満ちた空間
- 自らの望む空間に周辺を変質させる
- 影響圏内では魔族の意志が桁違いに強力な干渉をし、操作を行い、
あらゆる物理法則や確率を超越した現象として顕現させる
- 端的に表せば魔導魔族が魔術を発生させる場とも言える
- 魔族の等級に応じて呪圏強度や呪圏半径は拡大する
- 中級以上の魔導魔族になると周囲に恒常的に展開、存在し続ける
- 圏内に存在する異物を自動的に侵食し、同一化を図るという性質を持つ
魔導魔族の捕食と繁殖 †
憎悪、悲哀、恐怖、懐疑心など
人の内に秘めた負の感情…心にある闇に囁き、闇で埋め尽くし、自ら堕落させていく
- 手順
- 呪圏を構成する瘴気の侵蝕作用を用いて物理存在の精神へと介入する
- 意志の薄弱な有機物(動植物や死体など)であればこの時点でほぼ変異は完了
- 侵入によって肉体から溢れ出た精神を押し出し、引きずり出す
- この段階では精神は喰われるのではなく、抜き取られた状態
- 魂を奪われた状態であり、肉体はある種抜け殻
- 多くの場合、最終的には肉体にも影響が及び破壊されてしまう
- 寄る辺を失った精神を犯し、穢し、汚し、蝕み……己同様の黒に染める
- この同化による自己の増殖が彼等にとっての繁殖に当たると思われる
魔導魔族の等級・位階 †
- 概略
- 一概には言えないが基本的に上位の爵位ほど影響力の強大な存在
- 分類
- 最上級
- 上級
- 中級
- 下級
- 従属種
魔導魔族の活動状況 †
彼等と同様の存在は其処彼処に居る…
人が魔力で何かをする限り、彼等は現れる
- 主な出現地
- ガリア南方
- 封鎖地域、魔導魔族の勢力圏
熱砂と不毛の大地に覆われていると言う
- 酒場の街周辺地域
- 対外交流
- 矛盾の魔王
- 魔族全般
魔導魔族の代表例 †
- 紅衣の男
- 第三次聖杯戦争にて目撃された巨大な十字架を担いだ異様な風体の人物
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