花粉/かふん
カトラサキの共用コメ欄


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  • まだ、カトラ達が眠っていた時間。
    日の上る直前、もっとも夜の暗い瞬間である。
    不意に、空を緑色のオーロラが音もなく覆いつくした。
    カーテンのように分厚くはっきりとしたオーロラの、ひらひらと
    舞う端からは、漆黒の宇宙空間に瞬きもせず散らばる星々、そして
    頭上にのしかかるほどに巨大な月が姿を見せる。

    異常な光景だった。
    オーロラに覆われた夜空は、穏やかな地上の空で、切れ目からは、
    宇宙空間に放り出された漂流者の視点である。

    10分程で、空が白み始めると、オーロラも巨大な月も消えた。
    朝日が昇ると、目覚める直前の夢だったかのように、ちぎれた
    綿雲を太陽が黄色く染めていた。

    湖面には黄金色の光を受けた朝霧が、ゆったりと立ち込めている。
    目を覚ました水鳥達の影が点々と、霧の中を動いている。
    夜露に濡れた、はるかぜの運搬車のフレームに小鳥が停まって
    小さく鳴いてまた飛びたっていった。

    テントの中ではまだ4人が寝息を立てている。
    熟睡中だ。
    レィメルとウルメルに背を向けていたカトラの尻尾が、夢でも
    みているのか、うねうねと動いている。
    動きながらウルメルのほっぺたを先端の毛で叩いている。
    ウルメルは寝ながら口を開いて…。

    「………んっひょぅぁあぁああ!?」
    カトラが素っ頓狂な悲鳴を上げて飛び起きた。
    「もにょ…もにょ…もにょ…」
    ウルメルは口いっぱいに尻尾を頬張ってもっちゃもっちゃ噛んでいる。 -- カトラ 2019-11-01 (金) 23:56:55

    • 「ひゃふっ…?何…何事ぉ…?」
      「…ふにぃ……」
      カトラの悲鳴に驚きサ姫も飛び起きた。
      一方レィメルはサ姫の胸に抱き付いたまま寝息を立てていた。

      「ふぁ…カトラちゃん何かあったの…?」
      半分閉じた目のまま、サ姫はカトラに問い尋ねた。まだ眠そうだ。
      「…みぅ…?」
      サ姫の声に反応しレィメルが頭を上げた。でもまだ半分寝ている様です。
      -- サキ 2019-11-02 (土) 01:03:18
      • 「しっぽ!尻尾が溶け………ア゛ア゛ッ!?」
        変な悪夢を見て飛び起きたカトラは、しっぽをもちゃる
        ウルメルを睨みキレ気味な声をあげた。
        「止めんかバカ者ー!うわーっ!尻尾がべっちゃべちゃなのだ…」
        尻尾の先についている、ふさふさした毛が唾液まみれである。
        「むにゅむにゅ…けぽっ」
        ウルメルは寝ぼけながら猫めいて毛玉を吐いた。 -- カトラ 2019-11-02 (土) 01:22:44
      • 「あはっ?…ウルメルはカトラちゃんの尻尾が好きみたいだねー」
        「笑いごとではないのだ、我の尻尾はおしゃぶりでは無いのだ」
        笑うサ姫に尻尾を拭かれながら、カトラは頬を膨らませた。
        レィメルはウルメルが吐き出した毛玉をコロコロと指で突いてる。

        「でも、ほら…子供は親の尻尾に甘えるものだし…?」
        そう言ってサ姫は自分の尻尾をウルメルの前に出してみた、すると……
        ウルメルは寝惚けながら、尻尾を咥え様と口をぱくぱくとし始めた。
        -- サキ 2019-11-02 (土) 22:22:04
      • 「えぇー…」
        しっぽをおしゃぶりにさせるサキをみて、寝ぼけつつドン引きな
        表情を浮かべるカトラさんだ。文化の違いというやつだろう。
        「ふぁー…ぁ…、もう寝なおそうにもしっぽべっちゃべちゃで気
        持ち悪ぃのだ…洗ってくるのだ…」
        あくびしながらテントの入り口をめくると、朝日が眩くて目を細める。

        「さわやかな朝なのだ…」 -- カトラ 2019-11-02 (土) 23:04:15
      • 朝霧漂う湖面は幻想的に輝き
        カトラの朝声は霧の彼方へ流れ消えて行く
        一方で朝を告げる鳥の歌声が
        遠く彼方からカトラの耳へと届き穏やかなリズムを囁く

        「海の朝とはまた違うね……」
        「むぃ〜……」
        「ぷに?にゃう」
        カトラから遅れて、サ姫とウルメルレィメルもテントから這い出して来たが
        ウルメルはまだ寝惚けているのか
        明後日の方向へ行きそうになったのを、レィメルに手を引かれた

        「ん〜…なのだ」
        「ううん〜♪」
        「がう〜」
        「ぬぃ〜」
        そして四人横に並ぶとみんなで深呼吸
        ここが地下とは思えないほどに空気が美味しい。多分マイナスイオンも豊富だ。
        豊かな自然と眠る者の力で空気が澱む事無く浄化されているのだろう
        -- サキ 2019-11-03 (日) 21:31:18
      • 『みなさま、おはようございます。本日は午後に降雨予定がございます、雨具の用意をお忘れなく』
        「おはようなのだ、わかったのだ…ふわ…」
        テント脇に駐車していたはるかぜに挨拶すると、それから、4人並
        んで湖で顔を洗う。冷たさで眠気が洗い落とされるようだ。
        ウルメルとレィメル達はサキに顔を拭かれて世話を焼かれている。

        「朝餉はどうするかなー」
        水が冷たいので、カトラは尻尾だけ湖に入れて
        ばちゃばちゃ振って洗う、横着だ。 -- カトラ 2019-11-03 (日) 23:14:56
      • 「ぬ、ぬぁ〜ぷわぁ♪」
        「にゅい、にゅい…みゅい♪」
        サ姫に顔を拭かれながら
        ウルメルとレィメルは面白い声を上げて笑った。
        きっと自分の声が面白いのでしょう。

        「ん♪二人ともキレイキレイできました…♪」
        二人の顔を拭き終え、自分もと湖へ向かった所でふと気付いた。
        「カトラちゃん?尻尾の先に何かいない…?」
        水の中で揺れるカトラの尻尾の先に
        毛先とは違う何か黒い影が見え隠れしていた。
        -- サキ 2019-11-03 (日) 23:33:56
      • 「え?…うわっ魚が釣れた!」
        銀色の鱒のような魚が飛沫をあげて水面から飛び出した!
        空中で口を離し身を翻す魚を、カトラは反社的にキャッチ!

        「おおお!結構な大物ではないか!これ絶対旨いやつじゃろ!」
        30センチを越える太った魚だ。朝からツイているぞ。
        「よし、これを朝食にするなのだ!」 -- カトラ 2019-11-03 (日) 23:45:12
      • 「すごい!?尻尾で魚を釣るなんて絵本みたいだよぉ♪」
        「わぅー♪」
        「みゅぃー♪」
        サ姫が拍手をすれば、ウルメルとレィメルも一緒に拍手を始めた。
        「うぉーなのだー!」
        拍手を受けながら、獲物を掲げあげるカトラさん。

        そんな訳で、朝餉はカトラの釣り上げた魚をメインとする事に。
        「魚の他にも何か…あ!ダッチオーブンがあるからリンゴ焼こうか?」
        「ふむ?焼きリンゴなのだ?甘い物なら問題ないであろうなのだ」
        サ姫が料理をどんな食材でも甘いスイーツ味にしてしまうが
        元から甘い果実ならば、スイーツになったとして問題ないはず。
        -- サキ 2019-11-04 (月) 00:00:06
      • 「そうと決まれば―…ふふんっやはり持ってきておいてよかったのだ!」
        ヴァル姉の鞄から、カトラは手慣れた様子で釣竿を取り出し、小箱
        の中の大量のルアーの中からマス釣り用を選ぶ。手作りだ。

        「適当に尻尾を入れただけで釣れたのだ、良いポイントなら
        きっと大漁なのだ。ぐふふ…」
        キャップも被って40秒で支度完了である。
        カトラは、釣りが達者であった。

        「…で、おぬしは向こうで待って居れって、ほれ、あっち
        こら、ルアーにいたずらしようとするんじゃない、おもちゃじゃないのだ」 -- カトラ 2019-11-04 (月) 00:17:38
      • 「二人は釣りに興味津々なのかな?」
        初めて見る釣りに好奇心を刺激されたのか
        ウルメルとレィメルはカトラの周りから離れようとしない
        ここ最近、カトラと共に行動する事の増えたウルメルだけで無く
        レィメルもウルメルの背中から顔を出したり引っ込めたりカトラの様子を窺っている。

        そんな二人を見れば、サ姫は納得した様に頷き。
        「私…向こうで竈の準備するから、カトラちゃん二人をお願いね?」
        そう言うと、ダッチオーブンを手に竈の方へと行ってしまった。
        -- サキ 2019-11-04 (月) 00:45:14
      • 「ええー!?…仕方ないのぅ…」

        不承不承引き受けたが、この湖、ざっと見渡しても釣りに良さそう
        なポイントがいくつもある。
        岸の近くは程よい岩場と木陰がいくつもあるし、湖の中ほどには
        沈没船の舳先が突き出していて、良い漁礁になってそうだ。

        っていうか、ドローン達がすごい勢いで湖面に餌をばら撒いている。
        魚が飛び跳ねまくる湖面は、まるで沸騰したようになっていた。

        「デカい釣り堀なのだ。これなら初心者のおぬしらでも楽勝じゃ
        の。まぁよく見ておれ」
        カトラは、手慣れた手つきでひょうっとルアーを投げ入れる。
        わずかに手元で糸を手繰ると、物の数秒でアタリが来る。
        食いつきが浅い。警戒心が強いのだ。
        初めての相手だが、竿に感じる感触で、魚の特性を見抜いた
        カトラは、すぐにリールを巻かずに待つ、すると…ぐんっと強く
        竿がしなった!その瞬間、カトラはリールを巻き竿を引き上げる!
        どんな大物も、ドラゴン腕力による手繰り寄せには為す術無し。
        「はっはっは!この分なら朝餉の前には十分な魚が確保できるなのだ!」
        50センチ級の魚を自慢げに掴み上げるカトラ。
        おー…と声を揃えて、ウルメル、レィメルの2人も真似をして竿を
        振るった。
        「おっと…やると思ったのだ、竿は横に振るんじゃない、縦なのだ
        こうな?こう。引っかかって危ないからな」
        頭の上を掠めたルアーを回避して、さっそく2人に手ほどきする。
        カトラは釣りが達者であった。 -- カトラ 2019-11-04 (月) 01:13:46

      • 「…んー二人共楽しくやってるみたい…よかった……」
        遠くからウルメルレィメルのはしゃぐ声が聞こえれば
        サ姫の表情は自然と笑顔となっていまう。

        こんな楽しくも素敵な思い出を重ねて行けば
        カトラとウルメルレィメルの関係は良くなって行くはず
        今の自分達に大切なのは『思い出』だ。
        どんな苦しい状況になっても
        思い出す事で笑顔になり強くなれる
        そんな『思い出』が必要だ。

        「そのために、私もがんばらないと…ね…?」
        小さく呟くと焼きりんごの下ごしらえを始めた
        -- サキ 2019-11-04 (月) 01:29:31

      • カトラがまた一匹吊り上げた。
        ウルメルとレィメルの方はさっぱりだ。
        あたりがあって、竿を引いても針だけが上がってくる。

        この魚を釣り上げるにはコツがあるのだ。
        やすやすとは教えてやらない。カトラのちょっとした悪癖である。
        あからさまには見下しはしないが、自分より劣る者の前で余裕をかます
        のが実は好きなのだ。ちょっと趣味が悪い。
        「ふふんっ」
        そうこうしてるうちにまた一匹。 -- カトラ 2019-11-07 (木) 23:05:40
      • 「がぅぅぅ……」
        自分の竿へのヒットが無い事にいら立ちを感じたのか
        ウルメルは獣じみたうなり声を上げている。
        こう見えて負けず嫌いなのかもしれない。
        一方で……

        「…みゅぴ……」
        レィメルは竿を持ったまま頭がゆらゆらと揺れていた
        空気の美味しさやマイナスイオン効果等、眠りを誘う要因は多数あるが
        のんびりな気質の方が大きいのかもしれない

        「ふむ、生まれは同じでも個性は出る物なのだな……」
        そんな二人を見ながらカトラで小声で呟いた。
        そこへ……
        「カトラちゃん、ウルメルレィメルー出来たよー」
        甘い匂いを漂わせながらサ姫の声が近付いてきた

        「がぅぅ…う…わぅー!」
        「ぷみ?みゅぁ!」
        当然の様に甘い匂いに反応するウルメルとレィメル
        「良い匂いなのだ!ここで朝餉にするか…なのだ…ん?」
        カトラが釣った分の魚は多数ある
        釣りの続きはまた後でも良いかも?
        そんな事を思っていると、ウルメルの竿が大きく揺れた!

        「むぃ?ぬぁ!?」
        ウルメルは竿の反応と甘い匂いにきょろきょろしてる
        -- サキ 2019-11-08 (金) 00:11:22
      • 「よそみしないで、引っ張り上げるのだ」
        カトラが手を貸して竿を引く。
        「おっおっおっ!?なんだ引きが強いぞ!
        お前、よそ見してないでちゃんと引きあげるのだー!」
        「あぅ?ぬぁ!?」
        ウルメルが竿の方に注意を向けたとたん、ずずっと足元が
        すべって湖に引っ張れた。
        慌てて両手で竿を持って踏ん張る。それでも引きずられてしまう!
        「さっき片手で押さえてたじゃろー!?」
        幼いウルメルはまだ神ドラゴンの怪力を使いこなせていないのだ。
        状況を察して、目を覚ましたレィメルも加勢に加わる。


        「ぬぬぬ…手繰り寄せは我がやる!おぬしらは引っ張っておれ!」
        「ぬいー!」
        「ふんぬー!」 -- カトラ 2019-11-08 (金) 01:16:24
      • 「あ、私も手伝うよ!」
        サ姫は持っていたダッチオーブンを置くと
        急ぎ三人の元へと走って行った。

        「よーし!我らの力を見せる時ぞなのだ!」
        「いくよーおーえす!」
        「にゅぉー!」
        「みゅぃー!」
        四人で掛け声しながら竿を引くのだが
        糸の先に居るであろう存在は湖から姿を見せない
        それでも四人力合わせれば、徐々にこちらの方が優位となって行く
        -- サキ 2019-11-08 (金) 01:32:31
      • 「ぬぅ!なんだこの引きは!カジキでもかかったのかなのだ!?」
        この驚異的な引きと暴れっぷり、決して根掛かりなどではない。

        「むっ!今なのだ!全員思い切り引けぇー!」
        通常、怪魚クラスの大物を引き寄せるのは相手の体力が弱ってから
        だが、カトラにはドラゴン腕力と、優れた手繰り寄せの才がある!

        全員でせーのっと声を合わせて引っ張り上げた瞬間、水面下の魚は
        完全に隙を突かれる形で引っ張り上げられた!
        ドォーンと水柱が上がった。
        その瞬間、全員があっけに取られて上を見上げる。
        飛び出してきたのは、カジキどころかクジラ並みの巨体だ!
        「おわあー!?」
        竿を握っていたカトラが今度は逆に宙へ引っ張り上げられてしまった。
        慌てて手を放し、羽を広げるカトラの目の前で真っ黒な巨大魚は
        身を翻し、針を竿ごと振りほどくと水面へと身を叩きつける。
        あたりを一瞬夕立のような水しぶきが洗った。

        「うーわ、なんじゃあれ…ヌシかの…。ってうわー!バカが
        突っ込んでいったー!」
        水面い浮かんだ竿を取りにいったカトラの横から、ウルメルが
        躊躇なく湖にダイブ!

        「……先に、朝食にするかの?」
        振り返ると、サキとレィメルがプルプルと首を横に振っていた。
        カトラは心底めんどくさそうな顔をしてちゃぷんっと湖に入った。 -- カトラ 2019-11-08 (金) 01:54:01
      • 「ちゃんと連れ帰ってねー?」
        「るー……」
        サ姫は水の中へ消えるカトラに手を振りながら呼びかけた
        そしてサ姫に抱き付きながら、不安そうな声を上げるレィメル
        「大丈夫だよ…カトラちゃんがちゃんと連れて帰ってくれるから、ね?」
        「みぃ……」

        「ねぇはるかぜさん…さっきのおっきな魚は…?」
        『資料を検索 ありました
        レイクマザーと呼ばれる水中環境の循環のために開発されたクジラの一種です
        元々はシーマザーと呼ばれる超大型のクジラの遺伝子から複製されたとされています
        しかし詳細な資料は存在せず、シーマザーの存在も不明とされています』
        「超大型…あれも大きかったけど…もっと大きいのがいるかもしれないんだね……」
        「ぷわぁ……」

        一方湖の中では……
        「あのチビ思ったよりも泳ぐのが早いのだ……」
        カトラは飛び込んだウルメルを必死になって追いかけていた
        赤子は生まれた時から泳げると言うが
        ドラゴンの赤子、それも神域のドラゴンの赤子ならばなおさらの事だろう

        「しかしこの湖どこまで深さがあるのだ…?」
        ウルメルを追い続けるカトラだが、湖の底は未だ見えてこない。
        潜り続けるウルメルの前方には先程の巨大魚の姿
        そろそろ光が届かなくなりそうだ。
        -- サキ 2019-11-08 (金) 21:47:25
      • 辺りは深緑色の闇に包まれはじめ、潜るほどに湖は果てしなく広がっていく。

        水中に巨大な球根型の岩が、氷山の底部のごとく浮かんでいた。
        芽のように伸びた突端が、水上の沈没船につながっている。
        なんらかの装置なのだろうか、球根から伸びた根のようなものが
        四方八方にどこまでも伸びて、先端は闇の中である。
        何もない田舎道に、とつぜんキノコ型の巨大な給水塔が現れた
        ような、得体のしれない異物感が漂う。

        穏やかな湖面から一転して、水中は茫漠とした薄暗がりであった。
        追いかけていた巨大魚の姿も闇に消えている。
        カトラは羽の角度を調節して、速度を上げるとウルメルの尻尾を掴んだ。
        「もがーごぼっ!?」
        「息止めておらんと溺れるぞー」
        ジタバタするウルメルを引っ張って浮上をはじめた。

        それにしても得たいの知れぬ湖である。
        ここも地下都市だと言っていたのだから、もしかしたら他の都市と
        構造は同様で、むやみに高い構造物の一番上だけが森になっていて、
        下は地底湖のようにすべて水に満たされているのかもしれない。

        だとしたら、この湖はどれだけ深いのだろう…。
        行きに見た巨大球根がちょっと不気味だったので、岸に続いてると
        思しき壁沿いに浮上していく。
        この壁も壁で、何やら樹の根のようなものに一面覆われていて、ミジ
        ンコか何かになって、植物の水中根の中を泳いでるような気分にさ
        せてくれるのだが…。

        「って、これ神ドラゴンの樹の根っこじゃないかなのだ。
        こんなとこまで根を伸ばしておるのだなー…
        お…ここもなんか奥に入れそうな洞窟になって…」
        「ごぼっもがごぼぼ…ぼほっ………」
        「お、いかん、空気が切れた」
        ごぼごぼ泡を吐いていたウルメルが肺の空気を使い果たしたらしい
        動かなくなってしまったので、とりあえず水面へ急いだ。



        「ぷはー、もどったぞーなのだー」
        「ぶぴゅー………」
        水面に浮かんでくるカトラと、肩に担がれて鉄砲魚みたいに水を噴
        き出してぐったりするウルメルだ。 -- カトラ 2019-11-08 (金) 23:24:44
      • 「カトラちゃんおかえりなさ…ウルメルー!?」
        「りゅー!?」
        二人が浮上するのを確認すると笑みを向けるのだが
        ぐったりとしたウルメルを見れば
        サ姫とレィメルは濡れる事にかまわず湖へと足を踏み入れていた

        「問題は無いのだが、水はしっかり吐き出させた方が良いのだ」
        「う、うん……」
        カトラにバスタオルを渡し、代わりにウルメルを受け取ると
        岸へと戻り、バスタオルの上にウルメルを寝かせた

        「横に寝かせるのだ、逆流した水が肺に戻るのだ」
        「こ、こうかな?」
        バスタオルで髪と身を拭くカトラのアドバイスを受けながら
        ウルメルへの処置を進め……

        「むぃ〜……」
        「みゅあ〜」
        なんとか回復するもウルメルはまだぼんやりとしている
        そんなウルメルに抱きつくレィメル。心配だったのでしょう。

        「ウルメルよかったよぉ〜…カトラちゃんありがとう」
        -- サキ 2019-11-08 (金) 23:47:33
      • 「うむ!よかったななのだ!」
        頷きながら、寄道してたら窒息しかけたことは黙っておくことにした。



        服を乾かしついでに、焚火を囲んで朝食にした。
        地面で焚火は禁止なので、丸いBBQコンロで火が燃えている。
        その周りには釣りたての魚が、串に刺さって焚火を囲んでいた。

        「この湖、底の方がものすごく深くなっておってななのだ。
        たぶん、森の地下は全部地底湖みたくなってるぞなのだ。
        もう一枚くれなのだ」
        サキがダッチ―オーブンから、パンケーキを一切れ切り分けて
        皿に乗せる。
        ウルメルは魚を頭から無心に齧っている。 -- カトラ 2019-11-09 (土) 00:26:32
      • 「ほわぁ…なんだか海みたいだねー?」
        カトラから聞く湖の底の話は、なんだか異世界の話を聞いている様で
        聞けば聞くほど驚きの声が出てしまう。
        「あ、はーい、メイプルシロップもあるよ?」
        ちなみにメイプルシロップもオーガニック素材であります

        「みゅい!」
        「レィメルもパンケーキのおかわりほしいの?」
        「みゅあー♥」
        皿を出しながらレィメルもパンケーキのおかわりを催促
        小さめに切ったパンケーキをレィメルの皿に乗せると
        ホイップクリームをトッピング

        ここまでさらっと流してきたが
        ダッチオーブンで作っていたのは焼きリンゴだったはず
        それがなぜか蓋を開けたらアップルパンケーキになっていたのでした
        いつものサ姫の異能(?)が発動してしまった様ですね。
        カトラ曰く「小麦粉の節約が出来てこれも良いのだ」

        「んー私も湖の底みたいなー…でも息が続かないし……」
        -- サキ 2019-11-09 (土) 00:51:31
      • 「そうじゃなぁ、我は平気だけどななのだ」
        例の悪癖が出て、カトラはドヤ顔だ。
        「あれだけ深いと、森の下は水族館にでもなっておったのかのー」
        『はい、その通りです』
        相変わらず絶妙な間で、ガイド情報を入れてくれるはるかぜさんだ。
        ウルメルは焼魚をもにゃもにゃと食んでいる。

        『水深は最大部分で3200m総延長50辧都市構造物を丸ごと水槽に
        した世界最大の人工海洋設備でした』
        「相変わらず地下都市のスケールは、とんでもないな!?」
        『ですが、現在は地下階、海洋モジュール施設が全てオフライン
        状態です。海洋モジュールはその規模から、環境を維持する循環機
        構が、都市自体に組み込まれているため。
        ドローン達も現状を把握しきれていないようです』

        「ふーん…ふふーん?」
        何かカトラが意味ありげな含み笑いをする。
        「もにゃもにゃ」
        ウルメルは無心に3匹目の魚を食んでいる。 -- カトラ 2019-11-09 (土) 02:01:50
      • 「そっか残念……、でも仕方ないよね……」
        肩を落とし、サ姫は俯きながらパンケーキをはみはみする。
        「みゅぃ…?」
        「むぃ…!」
        そんなサ姫にウルメルとレィメルが反応し動きを止めた
        そして……

        「え?あ、二人ともありがとう……」
        「みゃー♪」
        「ぬぁー♪」
        ウルメルとレィメルは立ち上がるとサ姫の頭を撫で始めた
        いつも二人がサ姫からして貰っている様に
        サ姫の頭を小さな手でふわふわと撫でた
        食事途中でベタベタの手だけど
        それでもサ姫には二人の優しさが嬉しくて
        -- サキ 2019-11-09 (土) 22:20:40
      • 「髪べったべたになっておるぞ。まぁそれよりじゃな
        湖の中へ、行けると思うぞなのだ」 -- カトラ 2019-11-11 (月) 21:34:56 New
      • 「あ、二人共ごはんの途中だったもんね…え?行けるの…?」
        「むぃ?」
        「みぃ?」
        サ姫が驚けば一緒になって驚くウルメルとレィメル

        「水中呼吸の魔法とかかな…?」
        ウルメルとレィメルの手を拭いてから、自分の髪を拭くと
        パンケーキを切り分けながら首を傾げた。
        -- サキ 2019-11-11 (月) 22:00:35 New
      • 「ふふーん、腹ごしらえが済んだら行ってみるとするかの」
        ドヤ顔でカトラはパンケーキを頬張った。



        昨日、神ドラゴンの大樹をトレッキングした時、大樹の洞の奥は洞窟になって
        いた。
        ただの洞窟ではない、どういうわけか大樹は、幹の中に取り込んだ人造の施設
        を粉々に砕き、施設があった部分を空洞として残すという性質があるようで。
        カトラは、絞め殺しの樹みたいなもんかのと言っていた。

        「つまり、逆に言えば樹に大きな空洞がある部分は、昔そこに施設があった
        はずなのだ」
        再び湖底に潜ったカトラは独り言をした。
        不気味な水中洞窟の前である。
        神ドラゴンの大樹は、こんなところにまで根を張っていたのだ。水中の洞窟は
        大樹が絡まりあってできた洞であった。

        案の定、カトラが内部に入るとドラゴン同士の共鳴で緑色の燐光が灯って奥ま
        で見渡せる。
        目当ての物はあっさりと見つかり、カトラは喜んで両手でそれを抱えた。

        「で、もってきたのがこれなのだ」
        湖の畔に、ボートよりも大きなものが浮かんでいる。
        丸い透明なボール状の頭に、円筒形の胴体が付いている。
        胴体にも半球型の透明なドームがいくつも並んでいた。
        左右にジェット水流式の推進器が取り付けられていて、短い翼のような潜舵と
        方向舵がある。
        「どっからどう見ても潜水艇じゃろこれ!」
        潜水艇であった。定員7名。地下人造海周遊ツアー用潜水艇である。 -- カトラ 2019-11-11 (月) 22:28:41 New
      • 「すごーい!…で、せんすいていって何?」
        「むぃ?」
        「にゅぃ?」
        仲良く首を傾げるサ姫ウルメルレィメルに、カトラはがくりと肩を落した
        しかし、サ姫の中に船や汽車等の概念はあっても
        水に潜る乗り物の概念は無かったのだから仕方ない




        『…以上が潜水艇のスペックとツアー案内となります』
        「わー…これに乗れば湖の中の観光が出来るんだ……」
        「ぬぁー♪」
        「みゅいみゅい♪」
        はるかぜとリンクした潜水艇の映像ガイドが終わると同時に
        サ姫達は拍手をした
        「うむ!そう言う事なのだ!」
        映像の横でカトラはえへんと胸を張った。
        9割がたはるかぜによる説明であったのはこっちに置く
        -- サキ 2019-11-11 (月) 22:42:42 New
      • 電磁式推進機構が音もなく作動して、船体を前後左右にと動かした。
        つづけて、舵が一人でに動いて動作を確認する。
        『問題ありません。ご搭乗ください』
        はるかぜがそう言うと、ハッチが自動で開いた。
        潜水艦等についている、人一人が通れるマンホールのような狭い穴ではない。
        中には階段がついていて、悠々と歩いて入っていけるバリアフリー設計だ。

        「ふわー」
        「ふわー…」
        ウルメルとレィメルが揃って、驚きの声を上げた。
        トリとボールのドローンを、それぞれ抱えて乗り込んだ潜水艇の内部は驚きの
        空間だった。
        天井と足元に覗き窓がついた胴体の中央に、外向きにベンチが並んでいる。
        中にあるのはそれだけだ。
        それ以外は、何もない、そう壁すらもないのだ。
        内部は窓以外隙間なく、全天周モニターになっていたのだ。

        「うわーこれ、中にいるのか外にいるのか見分けつかぬなのだー!」
        わーすっげーと6本足と一緒にバンザイするカトラさんだ。潜水艇に似合わぬ広々空間である。 -- カトラ 2019-11-11 (月) 23:02:48 New
      • 「すごい…これ本当にすごいよー」
        潜水艇内部をグルリと見渡し、サ姫は驚きの声をあげた
        階段を上がり艇の中へと入ったはずなのに外に居る様な感覚。
        ちなみにサ姫の手には
        パンケーキと肉と魚のサンドイッチの入ったバスケットが握られています

        『では搭乗ハッチを閉じた後、当潜水艇は湖の中央へと進んで行きます
        360度大パノラマによる自然環境をお楽しみください』
        はるかぜのアナウンスの後、ジリリリとベルが鳴り響き
        搭乗ハッチが自動で閉じられた。
        ウルメルとレィメルはベルに驚いたのか固まっています
        -- サキ 2019-11-11 (月) 23:16:26 New
      • 足元に揺れを感じて、潜水艇はゆっくりと動き出した。
        左右と上下にふわふわと揺れる船特有の揺れである。

        岸から離れて、水上から陸地を眺めるというのは、それだけで不思議な非日常
        感があるものだ。
        「船に乗るのは、ドラゴンの国から来る時とこれで2回目なのだ」
        窓にべったり張り付くウルメルとレィメルの後ろでカトラはベンチに腰掛けた。 -- カトラ 2019-11-11 (月) 23:25:34 New
      • 「故郷(魔界)の湖で舟遊びはした事があるけど…こんな船は初めてだよ」
        サ姫はそう言うとカトラの隣に腰かけた。
        他にもベンチはあるが、あえてカトラの隣に座るのがサ姫らしい。

        「むぃ?ぬぁー♪」
        「ぷわぁぷわぁ♪」
        ウルメルとレィメルが見て!とばかりに窓の外を指さしながら振り向いた
        窓の外を見れば、水面すれすれを白い鳥達の群れが飛んでいた。
        これだけでも見惚れてしまう光景だが、次の瞬間……

        「おおぉ?」
        「わぁ……」
        鳥達は白いシーツが揺らめくがごとく浮き上がり
        そして再び湖面すれすれを飛翔する
        鳥同士ぶつかる事無く、秩序だった動きは
        まるで一つの生物の様にさえ見えて来る。
        -- サキ 2019-11-11 (月) 23:45:32 New
      • 「沈む船の話は聞いておったが、我も乗るのは始めてなのだ。なんか妙に楽し
        いのうこれ…!」
        鳥たちが格子状の天井スレスレまで上がっていくのを見ていると、前触れも
        なく足元から水面が上がりはじめた。
        船が潜航を開始したのだ。

        「おお!いよいよ潜るのか!ほおー…本当に水の中に沈むのだなー」
        カトラも思わず壁面のモニターにべったりと張り付いてしまった。
        ウルメル、レィメルと並んで、3人とも夢中である。

        完全に水中に没すると、いよいよ本番だ、艇内の照明が暗くなり、
        窓の外の、水中の様子が明るく映し出される。 -- カトラ 2019-11-12 (火) 00:28:36 New
      • 最初に四人を歓迎してくれたの小魚達。
        差しこむ光を浴びながら、小魚達がスイスイと泳ぎ回っている。
        「こんな風にお魚を見るのは初めてだよー」
        「むぃ!むぃ!」
        「ウルメルったら……」
        ウルメルは窓の向こうの小魚に手を伸ばそうとしていた
        もしかして捕まえたい?

        「みゅ?みゅあ〜♪」
        「ん?上…きらきらだね〜」
        レィメルが上を指差した
        そこにはキラキラと輝く水面が複雑な光の紋様を描いている
        「見る所が多すぎて困るのだ」

        カトラの言う様に全てが見所であった
        まだ潜り始めたばかりなのに、全て見所で新鮮な光景であった
        先程潜った時よりも鮮明な光景がそこにある。
        -- サキ 2019-11-12 (火) 21:02:39 New
      • 「おおーすごいのう…湖の中こんなに魚が…。汚いから窓を舐めるのを止めるのだ、汚いから!」
        窓の外に置かれた餌を取ろうと、必死に窓を舐める犬みたいな動きをしていた
        ウルメルの首根っこを掴み上げるカトラさんだ。

        銀色の体をきらめかせる魚の群れを横目に通り過ぎ、湖の中を一周した潜水艇
        はさらに深みへとすすんでいく。

        球根の化け物めいた巨大な水中施設が見えてくると、雰囲気も変わり始める。
        「そーいえば、ここらへんの水ちょっとしょっぱかったんじゃよなー」 -- カトラ 2019-11-13 (水) 23:42:16 New
      • 「もうウルメルったら…これ食べて落ち着くのー」
        「むぃーあむ!」
        バスケットからフィッシュサンドをウルメルに持たせてやる
        さっそくはむはむするウルメル

        「我も我も!」
        「みゅいみゅい!」
        それを見て食べたくなったのか、カトラとレィメルにも
        それぞれ干し肉のサンドイッチとアップルパンケーキを渡す
        食べながらならの水中観光もおつな物です。

        「なにこれ?湖の中にこんなのがあったんだ…すごい」
        「うむ、これらがはるかぜの説明にもあった
        都市の一部であるらしいのだ。干し肉サンド美味いのだ」

        四人でわいわいとしていると、はるかぜによるガイド音声が聞こえて来た
        『この層は淡水と塩水の混じり合う汽水域となっております』
        「ん?塩水?どう言う事なのだ?」
        -- サキ 2019-11-14 (木) 00:08:33 New
      • 『F003は、都市構造物最上部を陸上、その下を淡水層、さらに下を海水層
        といった区切りの構造となっています。
        元は、恒星間移民船のために開発された技術によって建造されており、大崩壊
        以前の地球環境を生態系ごと保存するためのビオトープなのです』

        「へぇー」
        水中モニターに映し出される様々な映像や図に見入る。
        難しい解説も、映像とともに聞いていると理解できたような気がするから不思議だ。

        『全ての構成要素がつながっていることで、都市自体をミニチュアの地球
        としているわけですね。
        お土産もので、わずかな紫外線を充てることで、生態系の循環を観察できる
        ミニチュアビオトープのセットなどもありました。
        基本構造はこの都市と同じです』
        ひょいっと窓に映し出される、小さな海老と虫と水草の入った密閉されたガ
        ラスボールの置物である。

        「ということは、こっから下は海というわけか…。
        おおっほんとだ、サメが泳いでるなのだ!」
        深く潜るにつれ、陽の光はとどかなくなっているが。不思議なことに
        モニターにうつる海は、遠くまで明るく見通せる。 -- カトラ 2019-11-14 (木) 00:40:52 New
      • 「理解が追いつかないよー…わぁ…?」
        「ひゃぅ!?」
        「ぴゃっ!?」
        サメはこちらへと一気に接近すると
        その巨体を見せつける様に上昇し通りすぎて行った
        あまりの迫力、サ姫そしてウルメルとレィメルは驚き座り込んでしまった。

        「襲われるかと思った……」
        『F003に生息する肉食魚類は、常に豊かな餌を得る事が出来るので
        他生物を襲う事はめったにありません。特に潜水艇サイズの物体を襲う様な事はまず無いでしょう』
        「そ、そうなんだ……」
        「ふふん、皆びびりなのだ。ほれ今度は大型のエイが見えて来たぞ」
        -- サキ 2019-11-14 (木) 01:02:35 New
      • 暗い海の中からぬぅっと出てきた巨体は、ずいぶんとゆっくりと泳いでいるように見える。
        実際には、あまりに大きすぎてだいぶ遠くに居たのに、距離感が狂って近くに感じていたせいだ。
        やがて大きな白い腹がのしかかってくるように目の前一杯に広がって。
        大きな影を落として、潜水艇よりも大きなエイはゆったりと泳ぎ去っていく。
        思わずぽかーんとなって見上げてしまった。

        深海の領域に居たっても、海中はにぎやかであった。
        人工的に作られた岩礁から生える、深海棲のサンゴは、柔らかい体を揺らして、
        植物の幽霊めいた姿を見せる。
        少し不気味な花壇の中を、肉ひれの足で這いまわる丸い魚は、妖怪じみた小人の
        ようで、怖い物見たさについ覗き込んでしまう、怪しい魅力を放つ。

        「お、蟹の群れだ」
        やがて白い砂に覆われた海底が見えてくると、足の長い蟹の群れが、足元一杯に
        広がっている。
        「こいつ旨い蟹なのだ、2〜3匹持って帰れんかのー」
        「だぅー」
        蟹に手を伸ばそうと、床をぺしぺしやってるカトラとウルメルだ。 -- カトラ 2019-11-15 (金) 01:15:31 New!
      • 「海の底ってこんなににぎやかなんだね……」
        『自然の環境下においても、この深度の海は生命溢れる環境であると記録されています
        また深海底においても、海底火山近く等では独自の生体系が育まれる事があるそうです』
        「うむ、生命とはしぶとく強い物なのだな」
        はるかぜの解説を聞き、サ姫は驚きカトラは納得した様に頷いた

        「小さな蟹は食べた事あるけど…こんな大きいのは私ないよ」
        「湖面に出て改めて潜るか…?」
        『当艇後方下部、減圧室から水中へ出る事も可能ですが……
        この深度になりますと専用の活動装備が必要となります』
        -- サキ 2019-11-15 (金) 01:41:24 New!
      • 「なに、ここで外に出られるのか?それを早く言うなのだ」
        カトラはいそいそと服を脱ぎ始めた。
        『水深800m相当の水圧ですよ?』
        「その位なら素潜りできるのだ」
        できるの?できます。理屈はわからないが、神ドラゴンとは
        そういう生き物である。 -- カトラ 2019-11-15 (金) 01:50:04 New!
  •   -- 2019-11-01 (金) 23:07:35

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Last-modified: 2019-11-15 Fri 01:50:04 JST (12h)