名簿/446387

  • (古びた廃墟の家の前 夕焼けが照らす庭の上に)
    (跪くような姿勢で、その女は一瞬の光を放ってから現れた)

    ……………………
    今は……何年なのかしら。それどころか文明は未だあるのかしら?
    ただ、とても長い時間が過ぎたのだけは解るけど。……まだ、ここに未練があるの?
    ……そう。まあ、いいわ。何も無くたって貴方はやるわよね。そういう性格よ。……OK、付き合うわよ。じゃ……まず……家の修繕ね。
    (そう、虚空に向かって言って、女はマントを翻すと、家の修繕をし始めた)

    もしかしたら……まだ。誰か居るかもしれないからね……お茶ぐらいは……できるように、しておかないと。……

    (夕暮れに、釘を打つ音が、風の中に響いていた)
    -- 2016-03-31 (木) 04:17:43
    • (釘にまぎれてゴボウを混ぜ込む謎の姿) -- ??? 2016-03-31 (木) 23:15:28
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  • …んふふ、あれからどうなってるかしらね? (夜半も過ぎ、音もなく窓際へと忍び寄る悪魔の羽。戸口へと腰を下ろすように降り立てば) -- イルゼ 2014-06-21 (土) 09:23:00
    • ――ぴたり
      (……一瞬だった)
      (イルゼの喉元にナイフが伸びている いったいどこから?――上だ 屋根の縁からぶら下がり、窓際に座るイルゼの喉にナイフをつきつけたのは、アレッサだ)
      ……どうもなってない。(闇夜に光る目はすでに碧眼で いつも異常に鋭く光っている)……来る予感がした……この窓辺に……
      (いつもどおり?否、その放つ空気を張り詰めさせるようなオーラはまるで決闘前の早撃ちを狙うガンマンが如く)
      (異常なほど五感が研ぎ澄まされているのが判る……しかしイルゼの狙っていた「魔の目覚め」によるものではない、どちらかといえば……逆だ)
      (「生存欲の超発達」、命の短い生物ほど必要ゆえに鋭敏な感覚 それが異常なほど強化されている)
      ……ちょうど。喉が渇いていたから……
      (イルゼが見ない進化の仕方だ 欲望に負けて弱るどころか、性欲と食欲を一緒くたにして逆に人間としての能力を高めている!)
      (今のアレッサは渇望によって全感覚が異常に研ぎ澄まされ、イルゼの微細な視線の動きすら感じ取っている!)
      -- 2014-06-22 (日) 01:55:56
      • (喉元に押し当てられる銀閃、気配無きその刃にさしもの悪魔にも冷や汗が浮かぶ)
        …ぞんざいな扱いね、それとも天上の梁で寝るのが貴方にとってのステータスなのかしら
        (言葉は軽いが身は重く、それもアレッサの眼光に隙がないからである。あらゆる動きをとろうとすれば彼女に首を掛かれる)
        (そのイメージが両手を上にあげさせ、悪魔の動きを止めていた) -- イルゼ 2014-06-22 (日) 06:52:13
      • ならこっちも返させてもらうわ、礼儀を知らない化物ね。来るなら玄関から入るのが当たり前よ。人間の頃に習わなかったのかしら。
        ああ……そういう境遇だっけね。お前。
        (研ぎ澄まされた空気から出る言葉はいつものクールなようで実は感情が多い声じゃない 言葉は鋭く、冷たい、捕食者の声だ アレッサのこんな声は聞いたことがない)
        (夜魔としては上位の、男も女も手玉に取るのが日常のイルゼにとって、聞きなれない類の声だ)
        (ましてや根拠のない自信から来る声ではない 事実として、精神力で前回、イルゼと対等に渡り合い、その顔を地に伏せさせたのだから)
        (そこらの殺し屋程度が出してきた「なまっちょろい声」ではないとなれば、初めて耳にするような声かもしれない)
        ……へえ。お前、汗もかくのね。(ナイフを突きつけたまま、もう片方の指でその汗を掬い取ると、舐める)
        ―――ッ(脊髄をぴりっと走る快感が、さらに欲望を掻き立てる 目が見開かれ 上乗せするように空気が張り詰める)
        ふっ!(次の瞬間、身動きの取れなかったイルゼの喉にナイフを持った腕の肘を容赦なく突き入れ、そのまま部屋の中へ転がり込ませる)
        ……おとなしく待ってなさい。私は、玄関から行くから。
        (そう言ってイルゼを一瞥すると、玄関のほうへ歩いていった)

        (――本来、弱らせるためのものだった)
        (欲望を高め、理性に縛られた弱い心をさらけ出し、そこにつけいるためのものだった筈……だった)
        (だが、こんなことは初めてだろう)
        (誓いは解き放てずとも、理性からは解き放った だが理性の檻が無くなった弱い心は逆に窮鼠のように針を立て、普段以上の能力を引き出してしまったのだ)
        (付け入るどころか――精神的な隙が、一切見当たらなくなった事実を、部屋で待つ間に認めざるを得なくなってしまった)
        -- 2014-06-22 (日) 07:36:22
      • 真逆、夢魔の来訪は窓から行うのが礼儀…うっ!
        (肘が胸へと入ると肺から空気が漏れて体をくの字に曲げて部屋の中へと転がる)
        いたぁ〜…。まったくもう、でも本当に、今までにないタイプね…
        (部屋の中、椅子を見つけるとそこに腰を落としてアレッサを待つ) -- イルゼ 2014-06-22 (日) 07:42:47
      • ふうん。痛いものは痛いのね。いいことを聞いたわ。
        (暗い部屋の向こうから声 腕を組みながら、こつ、こつと足音を立て、部屋に入ってきた)
        (まったく冗談じゃない こっちは限界を超えるために定命を捨てたというのに こいつは定命ならではの特性をフルに使って限界を超えている)
        (生き物の癖に――化け物よりも十分、恐ろしい 経験も少ない下位の夜魔ならもう失禁して許しを請いてるんじゃないだろうか)
        ……(無言でイルゼの前に立つと、異様な威圧感を発しながら、一言)動くんじゃないわよ。
        (そう言って壁からロープを手に取ると、背後にくるりと回って、堂々と椅子とイルゼの体を縛り付け始める 急ぐ様子も無く、当然のように)
        (隙を付かれている訳でもない なんてことは、ない 逃げようと思えば逃げれる――はずだ)
        -- 2014-06-22 (日) 08:11:40
      • え、ちょ…ちょっと!?
        (その気になって抵抗をすればアレッサの行為を制止し、この家から抜け出すことは出来る)
        (だがその考えはアレッサの威圧感に気圧されているのもあるが、彼女がこれから何をするかという興味がその気を失くさせた)
        んふふ、縛るのが好きなんて意外といい趣味してるんじゃない? -- イルゼ 2014-06-22 (日) 08:29:51
      • お前の悪趣味よりはマシだと思うけどね。それに、私は縛るのが好きなんじゃあないわ。動くとうっとおしいからよ。
        (そう言ってぐい、と縛り上げれば、かなり乱暴な縛り方だ ロープに擦れて少し血が出るくらいに)
        さて……(その状態で、向かいに椅子を置いて腰掛ける)イルゼ。お前って、食事は普通のものも食べるの?今日は夕食は?
        -- 2014-06-22 (日) 08:51:57
      • 酷い言い草ね。言われればじっとしてるわよ?
        (まるで咎人とでも言うように椅子に縛られ、アレッサの言葉も尋問めいた強い語気であった)
        当然よ、こう見えても私は美食家なの。うちのシェフには素材は厳選させてるわ
        今日の夕食は若鶏のコンソメ、サーロインのパヴェ。そして食前酒は私の好きなロゼワインよ、ふふ。今度食べにきてみる? (と、あえてアレッサを挑発するかのように鼻を鳴らして) -- イルゼ 2014-06-22 (日) 09:10:21
      • へえ、そりゃ豪勢なことね。……でも、それも今日としては……(つか、つか、と歩いて来て、乾いた音が暗闇に響く)
        最悪のチョイス。(もう一度、渇いた音――二発の平手はイルゼの両頬をほのかに赤く染めた)
        お前は私の餌。だから来るときは私はお前の体液を貰う時……なのに、その腹の中には……臭いゲロしか入ってないってことでしょ。
        それを飲まなきゃいけない私の身にもなりなさいよッ!!!
        (胃をめがけ、杭のような蹴りが突き刺さり、衝撃が後ろまで通り抜けて椅子の背もたれを破壊した そのまま、椅子と一緒に部屋を吹っ飛ぶ)
        次から来るときはハーブや紅茶を飲んでおいて。せめて、ね。(それなりに高い肉を買って帰ったら腐っていた――そんなとき、こんな目をしてその肉を見るのだろうか)
        (そんな目でイルゼを見下ろす もはや、夢魔どころか、本当に餌としか見られていないのか?ここまで心が冷たい人間だったのだろうか?)
        (少なくともそれを引き出してしまったのは、皮肉にも被害を受けているイルゼ本人だ)
        -- 2014-06-22 (日) 20:37:24
      • (頬を叩かれ、左右の頬に掌の痕を残して悪魔が口元を緩ませる)
        (そして決して広くはない室内に響く怒号、蹴られて仰け反った身が背もたれを割って椅子と共に転がる)
        (床の冷たさが体を伝わるも、頬と腹が痛みを熱を発してその顔が苦痛で、・・・…笑ったのだ)

        …く、クク。アハハ!
        (乱れた呼気が整い、肺から漏れた息が擦れた笑いを象る)
        体液を欲して、私の胃液まで求める人なんて初めて見たわよ
        悪いけど私は桃娘(トウニャン)じゃないの
        (東方、大爛帝国に連なる地域では少女に桃や木になる果実のみを食べさせて体液を果実と同様のものにするという奇習があるという)
        だから心配しなくてもいいわよ。──── 体液を摂取する方法は、他にもあるのだから
        (椅子と共に床に伏した悪魔の傍ら、蛇のように床を跳ねる尻尾がある。その先端がアレッサの方を向く) -- イルゼ 2014-06-22 (日) 21:06:20
      • ……(目を細める その尻尾の先端から感じる情欲が、今のアレッサには暗闇の中で色を煙のように纏っているように見えていた)
        (イルゼのためだけに特化した鋭敏な感覚が、この夜魔の魂胆をよく見せてくれる こいつを使って夜魔に墜とされた人間の情欲がいくつも見えるからだ)
        (それに、もう何度こいつの口車に振り回され、刻印を植えつけられたろうか)
        (何度も何度も何度も何度も何度も、私の優位に立とうとしている 私の運命を勝手に変えようとしている)
        (――腹立たしい これだから、嫌いなのだ 化物は)
        (……逆にイルゼには 今の自分の発言でアレッサの神経を逆撫でしたのが分かっただろう イルゼに特化した五感はいわばイルゼにも暗闇の中で見えるほど相性がいい)
        (つまるところ、決して折れることの無い意思、不屈の精神 表情が変わらなくとも、イルゼの挑発は、すればするほど、今その精神を研ぎ澄まさせていっているのが良く判るだろう)
        (アレッサと同じように、イルゼにも見えるのだから――まるでダイヤモンドのような色の「星」が暴風のように彼女を取り巻いているのが)
        ……へえ。どうするの?(その上で、そう聞きながらゆっくりと尻尾の先端のほうまで、歩いてくる)
        -- 2014-06-23 (月) 00:09:18
      • (─── 曰く、悪魔に尻尾があるのは攻撃性の体現であって手にする三叉の槍は男性根の象徴であるとか)
        (夜魔は望む者に全てを与える。男であれば股座で咥えこむがそれが女であった場合にはどうするか、それは臀部より生えた尻尾を槍として使うのだ)
        (アレッサに向けられた尻尾の先端が柘榴の実のように左右へと裂け、中より縦に筋の線が入った亀頭が顔を覗かせる)
        (頭は透明色の液体に包まれ、剝いた皮からは情欲の香りを周囲へと撒き散らされる)
        (アレッサの心中は吹き荒れる彼女の魂を見れば分かる。分かった上で悪魔は意地悪な誘惑をしているのだ)
        おぼこじゃないんだからこれが何かは分かるでしょう? …それとも、見るのは初めてだったりしたかしら -- イルゼ 2014-06-23 (月) 00:25:24
      • (目の前に向けられた男根は、女の脳を溶かすような甘い匂いがする 鋭敏な感覚は、それを全力で感じ取る)
        (――曰く、聖母と呼ばれる存在が何故に純潔であることを古来より求められていたか)
        (それはその操を神のために捧げているからである 純潔を守るということは、それを捧げる相手を決めている強い意思がそうさせる)
        (彼女がかつて純潔を捧げた相手は既に居ない 魔物に陵辱されたとしてもその次には死を選んでいる リセットされた体は、常に純潔だ)
        (居もしない愛する人に捧げた純潔――それはまさしく聖女の条件 悪魔を祓うアイアンメイデン)
        ……悪いわね。見たこと無いのよ。こんなにも……
        (つ、と指を伸ばし、その先端が悪魔の槍に触れる 甘い香りが脳を満たし、情欲の悪魔がその魂に槍を突き刺しにやってくる)
        (それを――星が、棘のようになって、突き刺し返した)
        醜いものは。

        (湿った、嫌な音が、かすかに響いた 果実の潰れるような、いやな音)
        なんて……なんて、醜いものかしら。こんなにも悪意に満ちて邪悪に染まっているものが……
        (工具?ペンチと呼ばれる工具が、その先端をぺちゃんこに潰していた この暗闇の中で――隠し持っていたのだ)
        (最初から、この聖女たりえる女は……悪魔を蹂躙するつもりだったのだ ここは、異端尋問所、魔女裁判所、悪魔祓いの間だったのだ)
        (徹底的に心を潰した上で、はっきりとこの夜魔を心の底から地面に伏せさせるために! ぼう、ぼう、ぼうと周囲のろうそくに灯がともる)
        (十字架、聖杭、聖釘、聖水、そして数々の拷問器具が闇の中に浮かび上がった アレッサの星の光で、夜魔の目を眩ましていたのだ)

        ガッシャァッンッ!!

        (窓辺に鉄――いや、銀格子が下りる いたるところに銀細工が施されている おそらくはすべてが祝福儀礼を受けたものだ)
        (全て――イルゼを出迎えるために用意していたのだ 今日まで!)
        でも安心しなさい。お前は私によってとても綺麗な存在になるのよ。私が生まれ変わらせてあげる。……怖がることはないのよ。
        (かつてイルゼが何度、欲望を求めた少女たちに唱えた決まり文句だろうか それをまさか、逆に言われるとは)
        だから、大丈夫……ほら。まずはこれを無くさないと……痛みがあっても死ぬことは無いんでしょう?良かったわ……本当に。
        (先端から、順々に、隙間無く、その尻尾を潰していく その行動には一点の躊躇いも無い これもまた特注品の銀のペンチが、容易く尻尾を焼き潰していく)
        -- 2014-06-23 (月) 01:00:04
      • (淫魔の誘いを断れるものなど希少価値に等しく、人を容易く堕落へと誘う声は淫靡にしてとても心地が良い)
        (幾人もの女たちが毒牙にかかっては望んで身を差し出し、背徳の徒への改宗を勧めてきたのだ)
        (いずれも身を縛る理性や倫理からの解放によって少女たちは真に自由となったかもしれない。だがそれは人の法ではなく、悪魔の法に準じるもの)

        (だがこのアレッサという女は、誘いの囁きを幾度となく退けているのだ。意思の力が為せるのか…それとも今ではなく過去に縛られているせいなのか、──── もしくはその精神が人間からは掛け離れてしまっているのかもしれない)
        (故に悪魔は見たかったのだ、この女がどこまで耐えられるか。欲望の開花はしつつある、それがどう実を付けるかが見たいのだ)
        醜いなんて思うのは最初だけよ。悪意は善意に、邪悪は誠意に、これが私から出せる貴方へのプレz・・・・・・ッ!
        (悪魔の眉が火柱のように立ち上がり、その口端が苦痛にて彩られる)
        (アレッサが侮蔑をこめて聖別された拷問具が悪魔の局部を握りつぶしていく、そのたびに悪魔の口からは断末魔のような悲鳴が吐き出される)
        (見開かれた目は飛び出すかの如くせり出し、その端からは落涙が留めなく溢れてしまう)
        (魔族であるが故に気絶ができない、絶え間なく続くその激痛に意識を削られるのだ)

        ──────────── ッ!
        (もはや声にならぬ咆哮をあげて慟哭する悪魔、その瞳がアレッサの視線と合わさったかは知らない。だが真紅の瞳は淀み、捉えきれない感情が渦巻いているのを見えてしまったかもしれない) -- イルゼ 2014-06-23 (月) 01:35:37
      • ……ふ。は……
        ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!
        (――狂気)
        (人間は意志の力で限界を超える しかしながら、限界を超えることが殆ど出来ないのもまた人間だ)
        (では限界を超えるような人間は何が違うか?簡単な話だ、脳の作りが違う)
        (「普通の人間じゃない」から人間の限界を超えるのだ それは言い換えれば、狂った人間のことだ)
        (人は諦め、考えを曲げ、何かに馴染むようにして徐々に変形していく生き物だ だがそれでは生きている間に限界値にたどり着くことは不可能なのだ)
        (だがこの女は、転生前――つまり、たったの30年でこの不屈の魂を完成させている それはとどのつまり、常識も何もかもかなぐり捨てて、自分の信じるものだけを信じた証)
        (よく似た人間がたまにいる ……宗教の狂信者だ だが彼女は自分自身のルールを狂信する、まさしく「正義」の体現者 自我のみが全ての、自分が正義という究極の正義)
        (それを1世紀に渡って変化させていない まったくの見込み違いだった 耐えることが正義であるならそれが最大の悦びなのだ)
        (人間という生き物の本来の欲求すら捨て去って、自分だけの欲求を作り上げた、これは)
        (「正義」を体現することが最大の欲望であり悦び!)
        (むしろ欲望を開放する枷になっていたのは、別の欲望へと誘うイルゼの行為全てだったということ その証拠に)

        ざまあないわね、化物。悪魔。夜魔。イルゼ。「邪悪」。
        私は「正義の英雄」アレッサ・リデル。私の正義に反するお前は悪だ!悪は悲鳴を上げながら罪を後悔し続けるのが仕事だ!!!
        やっと……ハハハ、やっと!お前の涙を見てやったわよ、イルゼ!!!私の勝ちだ!!正義の勝ちだ!!!ハハ、ハハハハハハハハハハハハッ!!!

        (そして、今はそれが暴走している 「正義欲」がイルゼの呪いによって増幅されている 性欲に墜ちた者は性的快楽を求め狂うが、アレッサは)
        (正義欲求を求め狂っている――イルゼを、いや「悪」を苦痛にゆがめることが、何よりも心を満たしているのだ)
        だけど私は正義の英雄だ。慈悲の心だって持ってるのよ。(そう言い ぐいと髪の毛をつかんで顔を上げさせる その目は聖者が神の信託を行う時の様に清らかに輝いている)
        謝れ。
        まずは私にだ。この私の純粋な思いを踏みにじる刻印をいくつも刻み付けたことを謝れ。(その指の間には、聖釘が握られている)
        (……正真正銘の聖遺物だ 何故こんな冒険者が持っている?くださいといってもらえるような物ではないし、厳重に保管されているはずだ まさか――自分の正義のために、奪ってきたのか)
        -- 2014-06-23 (月) 02:35:45
      • (悪魔といえどここまで苦悶の表情を出来るものなのだろうか。激痛によって引き攣った口元は元に戻らぬというほどに歪んでいる)
        (髪を掴まれ持ち上げられても悪魔は抵抗できないといった様相だ、痛みが全ての意識を最上級に塗り潰しているのだろう)
        (その瞳は湖沼のように濁り、虚無の如く何も無かった。反論も、抵抗も、意思さえも)
        (そして悪魔は自分の審美眼は当たっていたが、人間の世界に浸りすぎた為か感覚が鈍っていたことに気付く)
        (この女の意思は強靭でありその魂は輝きに満ちたものだと思っていた。だがこの女の根底にあるもの、それは正義という形を借りた傲慢であった)
        (アレッサの高笑いが響く、自らを正義の英雄と誇示する声が。勝利を確信した祝勝に酔い痴れる)
        (故に夢魔は笑った。この女の魂は最初っから ──── )
        ヒュー…ハァー…は、はは… (虫の息のような呼気で夢魔が息を漏らした、アレッサの眼と向き合う。指に握られた聖釘を突きつけられて観念をしたのか。…否
        …く、ふふ。私も随分と耄碌したものね。うちの商会では美術品、も扱う・・・けど。中には真似ただけの、贋作というのも混じってくるの
        正義を謳って酔い痴れる。私に謝罪を要求する。…どちらか片方なら、く。ふふ、許してあげたのにね
        でも両方が揃ったら駄目。私たちを滅ぼしに掛かったあの糞ったれの聖職者どもと同じことをしようとしてるわ
        そうなったら、その心を花でも抓むかの如く手折さなきゃだめ
        (悪魔の眼孔が振動し、その目の焦点は定まることなく回り、文字通りの濁りとなる)
        貴方は宝石は宝石でも、───── まがい物の贋作ね
        (にたりと笑った瞬間、悪魔の眼球が内側より血の波によって押されて床へと零れる)
        (同時、その口と鼻からも枷の外れた消火栓のごとく血が溢れて床へと広がりを見せたのだ) -- イルゼ 2014-06-24 (火) 01:34:21
      • ――なら元人間のお前はまがい物の化物だな。
        (ひゅん、と聖釘を回し、そこに突き立てようとする が……多量の血液を見て手を止める)
        ……(血に触れる前にだん、と地面を蹴り、天井に指の力でぶら下がる)

        聖職者はなぜ人間に尊ばれるか知っている?神を信じれば信じるほどその意思が揺らぐことが無いからよ。
        揺るがない意思はお前ら誘惑者の口車に乗りはしないし、心を狂わす呪いにも決して屈しない。
        それは限界を超えた精神!魔に対抗する力!人間だけが持ちうる魂の強さ!だからただの人間には出来ないことが出来る。だから尊ばれる。
        ……お前ら化物には理解も出来ないでしょうけどね。

        (あらゆる誘惑をもはねつける「意思」 それは言い換えれば自らの考えは曲げたくないという「欲望」)
        (つまりはイルゼの耐え難い欲望をもはねつける更に巨大な欲望 意思とは、その内容が高潔であれど下衆であれど「欲望」なのだ)
        ……他者に諭されたくらいで揺らぐ「欲望」なんてはなからたいしたものじゃない。お前が宝石だと思ってたものこそが全部、まがい物の贋作。
        お前がまさにそれだ。お前の欲望は移り気で輝きを保ち続けることができない。……その形を持たない血のように――
        (天井から床を見下ろし、嘲笑う)
        勝負よ、イルゼ。お前の欲望と私の欲望。どちらがより揺ぎ無いか。その血で何をする?やってみろ。私の欲望は、「意思」は決して砕かせない!
        -- 2014-06-24 (火) 18:18:18
      • (アレッサの拘束を失った肉体は血袋のように床へと落ち、水風船が破裂でもするかのように内側から皮が破れて血溜まりが周囲へと撒かれる)
        (だが不思議なことに破けた皮は萎れてなくなり、肉も内臓もなければ全てが血の波となって部屋へと広がるのだ)
        (朱より黒き血は床を満たして壁を伝い、灯かりを飲み込みこんでで銀細工のまじないでさえその輝きを曇らせる)
        (闇の呼び声、それをもたらしたのは暗黒の王。いや…、夜魔を統べるものと呼ぶべきか)
        (夜は静寂を与え、暗闇は不安をもたらし、虚無が心を貪る。勝負と挑んだアレッサに対し、夢魔もまた自分の得意とするところで手札を切るのだ)

        ──── 貴方の言葉、それは持てる者の理屈よ。精神賛歌?高潔なる意思?殉教?
        あはは、そんな理屈こそ欺瞞のまやかしね。今それを見せてあげるわ…


        (暗闇の中、悪魔の声だけが響く。それは部屋のどこでもなく、またどこからでも響いて所在を掴ませない)
        (アレッサが周囲を警戒すると同時、) あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
        (少年と思わしき絶叫と共に、アレッサにむけて鋭利な刃物とそれを握る人影が走り寄る) -- イルゼ 2014-06-25 (水) 23:28:59
      • ……闇か。(部屋が天井まで覆われたのを見るや、ふん、と鼻を鳴らし手を離して、暗闇に降り立つ)

        (――漆黒の闇を見て少し、思い出す。200年弱ほど前の記憶を)
        (最初に穏やかな光があった 家族の光、まぶしくもないが、暖かい光――しかしそれをを包み消し、何もかも燃やし尽くしてしまった、灼熱の、何も見えないほどの真紅の強すぎる光)
        (そして、自分の心の中にある、小さな闇の迷宮に閉ざされた 十年の時をかけてやっと出た現実にあったのは、自分以外の闇の数々 それは自分の闇が些細に見えるほどの深過ぎる闇)
        (光も、闇も、私を護り 光と、闇が私を狂わせた 落ちていたナイフを手にとって、私は心の迷宮でやったように、そこにいた光も闇もすべてぶった切ってやった)
        (命を闇から助け、命を光から奪う どっちが正しい?何が正義で何が悪なのか?教えてくれる人も魔物も、そこにはもういなかった すべて私が消したから)
        (でも、私だけがそこにいた 私は私に聞いた 何が正しい?何を以ってそれを測ればいい?)
        (その時、私は無意識に呟いた)

           ――私が正義よ。正義の英雄、アリス・リデル。
               貴方はこの戦争をしていた人も魔物も全て黙らせた。この町は――静かになったわ。
               さっきよりも、ずっといいでしょ?貴方は英雄よ。動乱に静寂をもたらした。貴方が静寂を欲したから。
               光にも闇にも惑わされないで。貴方は、どちらか貴方が好きなほうを選び続ければいい。迷ってもいい。ゆっくりでもいい。
               時に灼熱の光であり、穏やかな光になり、ほのかな闇になり、全てを呑む闇であればいい。
               貴方の選択が貴方の正義。気に入ったものを愛し、気に入らないものに牙を剥ければいいわ。
               だけど、一つだけ。死はいつだってすぐにやってくる。同じことを決めては迷っている暇までは無いのよ。
               だから――決めたら、それからは迷うのをやめなさい。選択を後悔して選びなおす暇があったら、次の選択をしなさい。
               全世界が貴方を悪だと言っても、貴方が正義だと決めたなら、貫きなさい……アリス……


        (何度あれから迷っただろう 闇に呑まれ、光に押しつぶされ、闇を纏い、光を放ち、正義を選び続けた)
        (後悔することもあった それでも私はその選択をしたのだ 選んだのは私だ 全て私が責を負う為には、他人のせいで選ぶことを拒否しなくてはならない)
        (光も、闇も 私の選択を変えることだけは、許さない 私はもう、これ以上何かに運命を決められたくない!)
        (その渇望をイルゼが増幅したとき、私は「選択」をしたのだ 闇の中で、それを呟く)

        なんでも自分の思い通りになると思っているお前の鼻っ柱をへし折ってやる。
        お前の指し示す道は気に食わない。だから、それを選ぶことは無い。
        お前が闇で私を引きずるなら、私は今は光になってその闇を踏みにじってやる。そう決めたのよ。
        魂が一千億兆回砕けようとも、私は私の選択を曲げはしない!!

        (暗闇の中で宣言し、感覚を研ぎ澄ます 気配は無い――いや 何か来る)
        (――子供!?)
        ふっ!!!(瞬時に背中に仕込んでおいた銀のバックラーでその刃物を受け止める)
        ……?(その向かってきた人影に目を凝らす)
        -- 2014-06-27 (金) 01:55:58
      • (アレッサのバックラーによって弾かれたその刃は少年の苦痛の声によって止まった)
        (少年が握っていた刃はナイフなどではない。割れたガラス瓶、その破片を握り締めてその手からは滴る血が床に波紋を生む)
        (少年はどこにでもいる浮浪児、この街にもそう少なくない数で路上生活をしている。少年の影に寄り添うように少女が不安げに寄り添っている)

        ──── その子たちの名前は貧困。決して望んでその場所に生まれてきたわけじゃないわ
        だけどその子たちはその場所に生まれてしまった。神に祈れど救いはなく、生き残るには他者を犠牲としなければならない世界
        妹の具合が悪く薬を飲ませようにもそれも適わない。だから偶然にも通り掛かった貴方から財布を奪い取ろうとしている
        貴方はそれでも、この子たちを悪として断罪するのかしらね?ふふ・・


        (夢魔の囁き、少年は血の滲む手で破片をにぎり少女はそんな兄を不安げに見つめては咳き込む。すべては夢魔の作り出した幻なのだが・・・) -- イルゼ 2014-06-27 (金) 20:27:43
      • ……っ。(受け止めた先にしたたり落ちる血と悲哀)
        ……お前は私の正義がどういうものか、試したいわけ?……本当、性根のねじくれ曲がった奴ね。
        (鋭い眼光で睨めば、その兄妹が震え上がる ふう、とため息をついた 幻なのはよーくわかっているが、それでも自分だったらこうする、というのをやらざるを得ない)
        くそがき。……妹の命を護るためにその命を賭けたわけね。怯えてても……怖くても。その目から伝わってくる。追い詰められて、それでも自分より妹を護ろうとした。
        そんな貴方が出会ったのは私。誰のものでもない、私の正義で貴方を断罪してあげる。
        (瞬間――容赦なく、少年の腹を蹴り飛ばす)
        ……因果応報。貴方はこれを覚悟してやったわけでしょう。失敗すれば命は無いって分かって、それでもやったわけでしょ。ならこの蹴りを食らうことは当然。
        とはいえ、私は死んでも居ないから、ものすごく痛い程度の蹴りでいいわ。死にはしない……でも、まだやるというなら死ぬ覚悟をするのね。
        そして――(ざしゅ、と何かが刺さる音 アレッサが懐から短剣を取り出し、怯え、咳き込む妹の足元に突き刺した)
        貴方はどうするの?お兄ちゃんが命を賭して貴方を護ろうとした。貴方はそこで怯えてるつもり?
        貴方のお兄ちゃんは貧しい運命を命がけで切り開く「意思」を見せた。貴方は?ここに武器はある。貴方の手は動く。運命を切り開くための選択肢はある。
        ここには神も悪魔もいない。あるのは人間と人間の意思だけ。神にも縋らず、悪魔にも縋らず――貴方の意思で決めなさい。
        (その短剣には、鋭い刃と――多様な銀細工が施されている この短剣を手に取り振るえば十分な殺傷力もあるだろうが、それ以外にも)
        起きた事実はどうしようもない。出会う偶然を止められはしない。貴方達は貧困に生まれる偶然にめぐり合い、私と偶然にも出会った。
        どうしようもない偶然はある。私がただの殺人鬼だったなら、荒くれものだったなら。貴方たち二人はとっくに殺されていた。
        だけどそれよりはマシな偶然に出会った。「分岐点」はここにある。選ぶ余地がある。選びなさい。考えなさい。何が最善かを。
        それが貴方の「正義」。お兄ちゃんに任せちゃダメよ。貴方が選びなさい。(そう言って、短剣をそのままに、一歩下がり、腕を組んでみせる)
        分岐点――未だ誰も知らない、一瞬先の「神の領域」。まだ誰も、貴方の選択を知る者はいないのよ。……どうするの?
        -- 2014-06-29 (日) 17:02:28
      • (少年は鍛えられたアレッサの蹴りを避わせる由もなく腹につま先を喰らい、体を曲げられ床を転がされる)
        (少女は兄を追おうとするが自分の足元に投じられた短剣に肩を震わせ、身を竦ませた)
        (アレッサが説いたのは意思を持ち戦う勇気、何が最善かと問われて少女は迷いながらにも短剣へと手を伸ばそうとする)

        (──── が、少女はその手を途中で止めてしまった。自分には出来ないと否定で顔を横に振って俯いてしまう)
        (蹴られて倒れていた少年も立ち上がることはできず、死ぬ覚悟というものを突きつけられて震えていた)

        ・・・ま、貴方ならそう言うわよね。人の可能性を説き、選択肢を迫る
        だけど人はみな強い意思があるわけじゃないわ。その兄妹の名前は貧困、そして貧困は諦観を生むもの
        己の境遇を嘆くも抜け出せることはできず、搾取されるがままに現状を受け入れてしまう
        兄は自分よりも強い人間を相手にし一蹴されたことで無力を痛感し、妹は選択肢を提示されても選ぶことができない
        生き残る為に振るえといわれたその刃、でも誰かを傷付けるくらいならば自分はこのままでいいと思ったのかしらね
        ・・・いずれにしてもその子たちは貴方が『最善』と説いたものを選ぶことが出来なかった。それは持てる者の持論だからよ


        (闇の中、夢魔が嘲笑うと幻の子供たちは掻き消えて再び空間が黒一色となる)

        だけどそれだと貴方も納得しないわよね。ふふ、だから今度は“諦め切れない人間”を見せてあげる

        (すると今度は闇の中、アレッサのものではないベットと病床に伏せた男の老人がいた) -- イルゼ 2014-06-30 (月) 03:07:35
      • ………………(目を閉じて、息を吐く)別にいいのよ。それも意思。それも選択よ。
        自分の身を守るために本能がそれを選んだ。……それに私は「最善」なんてこの子たちには説いてない。この子達の最善は、この子達が決めたのよ。
        他人を傷つけず自らに背負う、それだって人間の意志の一つ。恐怖を知り、逃げることで学ぶ事だってある。今は選べなくても、無駄なんかじゃないわ。
        それに。傷つけず、立ち向かわず、それでも現状を打破するための選択肢はあったわ。……それは、お前も気づかなかったみたいだけど。
        刃が人を傷つけるんじゃない。刃を持った人間が人を傷つけるだけよ――その刃は(掻き消える子供たちに、静かに呟く)……豪華で貴重な銀細工が施されている……ただの、「物」なのよ。
        持てる者、持てない者にも、それでも、抗いようの無い偶然と足掻くだけの選択肢は平等にやってくるわ。あの子達は選択肢を前にして、一つの選択肢を選んだ。
        それ以上でも、それ以下でもないのよ。

        (残された短剣を地面から引き抜き、仕舞う)
        ふん。……今度は、何。(腕を組んで、伏せった老人を見下ろし)
        -- 2014-06-30 (月) 03:35:34
      • (命の間際にある老人、彼の人生が何を経て何を失い何を為したかは分からない。だが枯れ枝のような手を虚空へと伸ばして呟くのだ)

        ま、まだワシは…。死にたくない、これから…これからだというのに……

        (人の一生というのは長くもあり短くもある。彼は自分の人生をまだこれからだと言った)

        ──── その老人の名前は『老い』。人である限り逃れられない宿命
        貴方は限りある命と言ったけど、その間際にあっても人は生を諦めることができない
        その宿命に諍い、延命をしようとあらゆる手段を尽くす
        ・・・それを貴方はどう思うかしら?
        -- イルゼ 2014-06-30 (月) 03:50:34
      • どう思う……?(その枯れ木のような手を見て、ため息をつく)
        当たり前のことよ。
        今際であっても死は恐ろしく、不安なものよ。やりのこし無く死んでいく人間のほうが少ないわ。
        それでも、いつかは死ぬ。だから、必死で生きるのよ。
        何もしてこなければ当たり前だけど、必死で生きても悔いややり残しは生まれる。何とかしたいと願う。それも人間の意思。
        今際になったときに逃れられない死を前に、必死で生き延びながら傑作を書き遺した人間もいる。親から子へ、孫へ、伝えていく言葉を紡ぐために心臓が止まってもしゃべり続けた人間も居る。
        怖いから、死にたくないから……だから、乗り越えようとする。それが限界を超える魂を生み出す。そして――
        もしその場に居合わせたら、私は問う。(そう言って、老人の近くに歩み寄り、膝を着いて顔を近づける)
        ……これから、と言ったわね。何がしたいの?
        -- 2014-06-30 (月) 04:13:03
      • (老人はアレッサを見ず、虚空に姿を見ているのか伸ばした手のままに答える)

        ワシは…一代で財を築いた。だが、それがなんだ…!
        まだだ、ワシはまだ…。満足してはおらん、これから、これからなのだ…
        金も、才も、栄光も…すべてがまだこれからなのだ……だから死にたくない、死にたくはない…

        (老人の答えは意外にも俗人沁みたものであった。だが人は老いてもなお欲は尽きないことを言わしめる

        ──── ええ、私も同感よ。老いは人生で積み上げたものを奪い去ってしまう
        何もかも、その瞬間を人は恐怖するから乗り越えようとする。…私達の仲間となってね
        そうでもして護りたいもの、飽くなき探求のために老いを捨てるもの、力と美貌を保ち続けたいもの
        そのいずれもが老いを恐れてるわ。…貴方はこれらを弱い人間と罵るかしらね?ふふ
        -- イルゼ 2014-06-30 (月) 04:35:21
      • ……そう。(浅ましくも聞こえるような老人の答えに、意外にも少し笑いかける)
        でもやり残しを悔いるにはまだ早いわ。貴方はまだ、生きている。
        明日死ぬかもしれない、でももしかしたら明後日死ぬかもしれない――1日だけでもあれば、1日分の何かが出来るわ。
        (そっと手を握り締めて)

        ……その輝きは、死への恐れを知っていたから。
        その物語は、辛さを知っていたから。
        貴方はまだ、遺すべきものがたくさんある。ここで呻いていたって、何も変わらない。呻く時間に――(枕元に、メモ帳と、ペンを置く)遺せるだけ、遺して。
        もしかしたらまだもっと長生きするかもしれない。そしたら今のこの時間を後悔する。
        貴方の「意思」は潰えていない。死にたくないと思うなら、まだ意思は潰えていないのよ。だから、その意思を、最期の瞬間まで、遺し続けて。
        これは私が選択させる未来じゃない……ただの、私の「願い」よ。
        そして……願わくば。
        死への恐れを捨てて、人の心の判らない何かになってしまわないで。その時、貴方は、今まで貴方の信じてきた「愛」と「勇気」を喪ってしまうから。
        貴方の信じた「愛」と「勇気」は、沢山の人間を強くした。だから、精一杯、生きて。ほんの僅かでも。
        ……時は、速く、過ぎる。光る、星は、いつか消える。だから、貴方はここまで来たんでしょ……?最後まで……諦めないで。

        (選択肢もそうだが、先ほどと違い、願い、祈った その魂の光から、何かを感じ取ったのか)
        (そして老人に背を向け、暗闇を仰ぎ見て、叫ぶ)

        たとえ悪魔が囁いても、それはヒーローなんかじゃない!
        傷つき、泥にまみれて、かっこう悪くって、自分の身を削ってでも飢えた人に食べ物を分け与えるのが、この人の信じた「ヒーロー」よ!
        今際に都合のいいものをなんのリスクもなく持ってくるような奴なんかじゃない!この人は、最期まで自分の信じたヒーローに願いを託し続けた!
        幻だとしても、この人が生きた輝きを冒涜するなッ!!!この人が遺したたくさんの輝きを、こんな茶番劇で汚すなァッ!!!


        (幻だとしても伝わった その人がどれだけのものを遺したのか、魂が感じ取った)
        (それを心から尊敬した この人こそ本当のヒーローだと思ったのだ)
        (だからこそ、こんなくだらないことに持ち出したことが、とても腹立たしかったのだ)

        お前は!今!宝石よりも輝く「星」を汚した!!お前がこの人の心を、意思を、魂を、選択を、勝手に代弁するな!!
        私は「選んだ道」を否定なんかしない!どんな道であれ、意思から生まれ出た選択には、自らの選択を以って接する!!
        だけどお前は!!自分の正しいと思う道に人を強引に導こうとする!その道をあの手この手で選ばさせようとする!!!
        偶然は人を選ばない、だから目の前に悪魔への道が広がることもある!それを選ぶことを、邪悪であるとは言わないわ……だけどッ!!
        人間の!
        意思を!
        選択肢を!
        可能性をッ!
        勝手に自分で選んだ道だけ見せて、他を隠し、何もかもを台無しにする、その「加害者」は許さない!!

        お前がやっているのはそれだ!お前は選択肢を増やしているんじゃない!選択肢を一つだけにしようとしているのよ、人間の「弱さ」につけこんで!!
        それが正しいと思っているお前を、私は――認めない!

        (叫び 魂の叫び その叫びとともに、聖釘を自らに突き刺し、叫ぶ)
        強……制……ッ……ダウンロード!!!
        (闇の中、青白い閃光がアレッサの全身から放たれた!)
        -- 2014-06-30 (月) 05:33:57
      • (アレッサの激情、そこから放たれる輝きは人間が生来持つものなのだろう)
        (悪魔は弱さに付け込んだ甘言を囁く、だがそれは捻じ曲げたものなどではない。アレッサの信じる強さもあれば弱さもまたある)
        (心の光と闇は表裏一体なのだ、アレッサが意地を貫くならばまだ夢魔もまた己が矜持を貫く)
        …私を加害者と言いきるその剛毅さ、もしかしたらそこに惹かれたのかもしれないわね
        だけど私にも通すべきものはあるもの。甘言といわれようと私は人を拾うわ
        弱さこその人間、それを否定して見果てぬ高潔の夢を抱けというのは…

        (あなたもまた加害者ではないかしらと囁けば、彼女を取り巻く闇が一層と濃くなる。光があればまた闇もまた強く…) -- イルゼ 2014-09-29 (月) 00:10:06
  • ・・・ふぅ。相変わらず、急に来るのに大事な時は迎えに来てあげないとダメなんだから。
    (少女の姿をした魔女は、アレッサに手を伸ばし、微笑む)さ、行きましょうか? -- アーシュラ 2014-07-31 (木) 03:15:21
    • ん……(いつの間にか、机の上に突っ伏して寝ていた)……ああ。ごめん。ふわぁぁああ。(ぐぐ、と伸びをして)
      何か……少し、のんびり、し過ぎる、した?…………うん。そだね。行く。
      (ぎゅ、と手を握り 遠い過去の忘れ物が微笑んだ 200年の時を駆け抜けた二人の手がつながる)
      行こう。
      -- 2014-07-31 (木) 05:17:10
  • (人ではない気配…魔物のそれを隠そうともせず。一つの影が部屋の壁に掛けられた絵を眺めている)
    … -- フェン 2014-07-26 (土) 12:18:46
    • (ガツンと扉を蹴ってドアを開けてきたのは他でもない家主、こちらも一切の殺気を隠さず既に構えている)
      随分、堂々、くつろいでる、じゃあないの。魔物、来る、したら、戦う、人間、当たり前、こと。
      ……で?誰?(目を細めて)
      -- 2014-07-26 (土) 15:55:41
      • …なに、道楽で芸術を嗜んでいる者さ。(誰と聞かれれば、曖昧な返しをして)
        此処に素晴らしい絵があると聞いて足を運んだ次第なのだが、勝手に上がってしまってすまないね。ただそれをどうしても見たかった物でな(我が身の事を考えれば追い返されるのは明白…この家主が腕が立つとも聞いている。だからと言って不法侵入には変わりないのだが)
        …なぁ、良い絵だな。(家主の敵意や殺意を受けながらもそれには関心を示さず、そう、問いかける) -- フェン 2014-07-26 (土) 16:56:01
      • ……はぁ。(構えを解く 魔の気配は間違いないが、殺気が微塵も無いのもよくわかる こいつは本当に好奇心で来た類のやつだ)
        そう?ふん、ありふれた、絵。素晴らしい、ちょっと、変、噂、なってる、じゃない?
        (やれやれと壁にもたれかかって)……まあ。賑やかし、くらい、には、なる、だから、飾ってる、だけど。……欲しいの?
        -- 2014-07-26 (土) 21:29:47
      • 良い絵には噂が立つ物だよ。この絵には…オレ様が欲しかった物が全て詰まっているぞ。
        芸術家を始めて100年は過ぎたが、こういった作品には中々巡り合えなくてな。…君は…幸せだな?(少年の見た目をした魔物は苦笑する、そして欲しいの?との問いに対して)
        はは、これは此処にあって始めて…この作品なのだよ。オレ様には眩しすぎる、手に余る物さ。
        しかし…すまなかったね。勝手に入ってしまって(と、続けて) -- フェン 2014-07-26 (土) 22:05:53
      • そりゃ、また、あの、変人、画家、随分、高く、評価、される、したわね。(良かった良かったとサクッと言い)
        ふうん。……まあ、良いもの、見れる、して、良かった、わね。(つかつかと横を通り過ぎると、冷蔵庫から冷えた瓶ジュースを投げ渡す)
        いや。割、礼儀、ある、ほう。非常識、もっと、きり、ない。(自分もジュースを開けて、くぴくぴと)
        ファンタグレープ。好き?(表情は特に歓迎してるでもなく拒絶でもなく、ナチュラルな無表情で)
        -- 2014-07-27 (日) 00:00:56
      • おっと(投げられた瓶を受け取り)いや、先にこうして投げて渡されたら嫌いとは言えないぜ?(どちらかと言えば刺激の強い飲み物は苦手だが、勝手に侵入した手前家主の好意を無下には出来ない)
        どーも。…あぁ、感謝しているよ。この絵を描いた画家にも、君にも。(瓶の蓋を開け、人口呷れば強い炭酸に渋い顔をする)
        君は綺麗だな…オレ様が後130歳若ければ口説いていた所だよ(そして今度は冗談めかして) -- フェン 2014-07-27 (日) 05:51:21
      • 炭酸、苦手?(渋い表情を見て、少し笑う)二百年、前、から、私、好物。
        ……ハハ。やっぱり、礼儀、ある、ほう。何歳、なってても、口説く、馬鹿、良く、来るだから。常識人。
        (穏やかな表情で微笑む)アレッサ。アレッサ・リデル。貴方、名前?
        -- 2014-07-27 (日) 12:11:17
      • 身体能力は見たままなのでな。ハイカラな飲み物だぜ、これは(苦笑しながら)
        ははは、まぁ…こんなに美しい君を放って置くなら、そいつは三流だぜ?
        (そして名乗られれば)あぁ…アレッサ。知っているよ、君は良く噂になっていたからな。…オレ様はフェン。フェンリス・シャドウ(そして穏やかな表情で微笑むアレッサに笑顔を向け、踵を返す)
        君とは…相容れぬ魔物さ。そうであろう?アレッサは「正義の味方」なのだから。…今日は良い物を見せてもらったぜ、礼を言うぞ(そのまま振り返る事無く、その影はまるで最初から何も存在しなかったかの様に消えて行った) -- フェン 2014-07-27 (日) 13:17:04
      • ……フェンリス・シャドウ。
        (姿が消えた部屋で、少し笑う)「正義の『英雄』」よ。……結局、なれなかったけどね。
        -- 2014-07-31 (木) 05:37:26
  • しっかり…人間らしく生きてるじゃないのさ(愉快そうに微笑みながら絵を示すように壁をコン、と叩く) -- フェリックス 2014-07-23 (水) 21:14:37
    • ……ふん。所詮、絵。こんな、人、集まる、しない、だし。
      (そう言いながら部屋の一番目立つところに飾ってあるのは、分かりやすい話だが)
      どうせ、なら、私も、みんな、方、見てる、すれば、いいのに。……わたし、そっけない、だけど、周り、みんな、居る、表現、したい、だから、だって。
      -- 2014-07-24 (木) 22:38:20
      • (からからと笑い)実際こんな集まったら照れて顔合わせられないんだから丁度いいじゃないの
        (そう言う男の表情はこの絵と同じく笑みの多い人生を示す笑いジワの深い顔で)
        いい絵だよ本当、ありがとな?…いつか俺はいなくなるだろうがそれでも生きた証がずっと残る -- フェリックス 2014-07-24 (木) 23:01:39
      • (すぺん、と額にデコピン)誰、照れる、だって?冗談。うっとおしい、がる、だけ、よ。
        (それこそ、この絵の通りになるんじゃないか?とは気づいてないようで)
        ……何で、お礼、私?する、なら絵描き、でしょ。私、何、してないし。
        -- 2014-07-24 (木) 23:10:24
      • あでっ!(苦笑しつつ指の跡を撫でて)俺とアレッサちゃんが出会った、それが全てさ
        それにアレッサちゃんならこの絵を見た時きっと俺の事を思い出してくれるだろうからな、俺と違って忘れるって事無いみたいだし
        この絵のお陰で一つ踏ん切りもついたからな… -- フェリックス 2014-07-24 (木) 23:20:26
      • ……何。(目を閉じてもう一度開けば、蒼眼が碧眼へ)……らしくないわね。
        (少しだけ、表情を濁らせて)……さようならが、近い訳?
        -- 2014-07-24 (木) 23:36:19
      • …一番デカかった胸のつかえがやっと降りそうなんでね、それに新しい冒険ってのには体が付いて行きそうにない
        心残りが無いと言えば嘘になるが…そろそろいいかとも思っちまってる
        (遠くを見つめてはいるがそこに「次」は映っていない)そう思っちまったらアレッサちゃんはどうする? -- フェリックス 2014-07-24 (木) 23:45:16
      • ……冗談じゃないわ。ここまで来たんだったら、足掻くだけ足掻きなさいよ。
        (がし、と襟を掴んで)分かってないわね。貴方は……私の同世代なのよ。私が生まれたのが丁度百年前ぐらい。私はもうその時記憶も見た目も既に有ったけど……
        同じ時を生きた貴方を見て、私は時間の流れを感じることができた。私もほんの少しだけ老いて行く実感が持てた!
        ……やめてよ。私がまるで幾つも別れを知ってる様な風に言うのは……私だって、年老いた友人との別れなんて……経験、無いのよ……
        -- 2014-07-25 (金) 00:13:37
      • それがアレッサちゃんの答えか、いーい答えだな?(嬉しそうに目を細め襟を掴む手に手を添える、男の調べた「アリス」ならばきっとその答えは違った)
        そうだったのか…知っているようで全然知らないんだなアレッサちゃんの事、…俺が単に聞いたのに忘れてるだけかもだが
        (軽く手に力を込めればアレッサの手から力が抜けゆるりと襟から外される、戦い続けたからこその力の操り方を知る者の技だ)
        ごめんな、でもだったら尚更知った方がいい…老いて行ける実感があるのならきっと必要な事だからな
        多分な、俺も時間を無視しようと思えば出来ちまうんだと思う、何を犠牲にしてでも冒険を続けようと思えばきっと出来ちまう
        …けど人である事を自覚する事が悪い事じゃない事を思い出させてくれた子がいる(モブ子との会話を思い出す)…だから人なら知るべき事なのさ、きっとな -- フェリックス 2014-07-25 (金) 00:28:18
      • ッ……(手を外されれば、それ以上は掴みかからない 力の差は歴然だからだ)
        ……分かってる。違うわよ、人間をやめろなんて言うわけじゃないわよ……ただ……終わりが見えたからって、そんな目を……
        ……(俯いて唇を噛む 寂しそうな顔)……どう、言うべきなのかな。私も普通の人間なら……
        私ももうすぐ追いつくとか……向こうでも美味いケーキ作ってよねとか……言えたのかしら……
        (本来であれば、そういう言葉が似合う年齢になってはいる、はずなのだろう 彼女は明らかに不老不死だが、そんな存在の中ではまだあまりにも若かった
        -- 2014-07-25 (金) 17:37:29
      • (アレッサの頬を両手で包み顔を上げさせる、そこに見えるのはアレッサに一度も見せた事が無い顔)
        (夜の街の中仮面の中に隠し続けてきた悩む様な、慈しむ様な…正義の味方特有の顔だ)
        前を向き続ければ俺の目やどんな言葉を紡げばいいか分かる日がきっと来る
        地べたには希望は転がってないぜ、俺の目から見ればアレッサちゃんだって人間さ…だから今はさようならで十分だ
        ……(外に向けられた眼は今度は何かを見ている)それでも終わりが見えないのは辛いよな
        (知っている、不老不死ではないこの男でもその苦痛を…) -- フェリックス 2014-07-26 (土) 00:55:03
      • ……(フェリックスの白味がかった瞳を見る 何だろう ああ、きっと、こうして真正面から瞳を見るのも最後なんだろう)
        (そう思うと泣きそうになった ずっとあの絵の様にいつでも遊びに来て欲しかった でも、そうだ、人間は生きる時間は短いのだ)
        (だから走り抜ける だから限界を超えて強くなれる それが人間の素晴らしさだと説いて居るのは、信じて居るのはまさに自分なのに)
        (今はそれが辛い 定命から外れた者達が経験する「置いていかれる」感覚)
        ……ッ(歯を、噛み締める まだ逝かないでという言葉を言いかけながら噛み締める その言葉はその目が訴えかけていたが 口は、定命から外れた者の決まり文句)
        −−私は……ずっと、ここにいるから。生まれ変わっても……いつでも、来なさいよ。
        (初めて口にしたその言葉は、人間として生きたいと願う者にとっては、とてもつらく、覚悟の必要な言葉だった
        -- 2014-07-26 (土) 11:49:36
      • (アレッサのその送る言葉に少し苦笑して、直ぐにいつも通りの軽い笑みに変わって)
        だーかーらっ重く考え過ぎなんだよアレッサちゃんは!気楽に考えろ気楽にぃ
        (同い年の女性にまるで子供をあやすように頭をぐしぐしと撫でる)単に一区切りが付いたってだけさ
        それに今日明日死ぬ訳でもないぜ?一度故郷に戻ったりお義母さんに挨拶したりしなきゃいけないしな
        …けどまた「在」えたらその時は宜しくな(俺は飽きっぽいから天国でだらだらしてらんないと冗談っぽく)
        その時今度は俺を置いていってくれよ(その覚悟が、悲しみがいつか存在し得ない可能性を掴む芽となると信じてそう呟く)
        (一つ頷けば踵を返して)そんじゃあ…またな、生きろよ?(手をひらりと振って去っていく) -- フェリックス 2014-07-26 (土) 19:16:31
      • うるさいっ……説教くさいのよ、チャラい男の癖に。(はぁ、と溜息を強く吐いて 此方も背を向けた)
        ……うん。またね。フェリックス……
        (気配が消えてから絵を見上げる 思い出の欠片を握りしめる様に手を握ると、そのまま自室に篭り、眠った)
        -- 2014-07-26 (土) 21:38:22
  • (夕暮れ。けんけんぱをしながら、アレッサの小屋にやってきて)やっほーアレッサさーん、あそびに……きたよん
    (すでにどこかで遊んできた後なのか、泥だらけの子供の笑顔を浮かべた) -- 名簿/247354 2014-07-23 (水) 19:37:32
    • ふっ、はっ!(家のシンボルのような巨木に、今日も今日とて素手での徒手空拳のトレーニング 巨木も慣れたものか微動だにしないのはさすがというべきか)
      ん?(声に気づいて振り返る)アト?……来る、珍しい。って、ちょ、ちょっと。(少し汗を拭きながら駆け寄る)泥、だらけ。女の子、もう少し、上品、遊ぶ。
      (巨木にステゴロの鍛錬するような女が何を、という感じだが)どこか、遊ぶ、してきたの?
      -- 2014-07-23 (水) 19:44:19
      • いまのいままでなぐるれんしゅーしてたコに、おんなのこだとかじょーひんだとか、いわれたくないなあ(クスッと笑って、そのまま大木に寄りかかった)
        うん、このマチのこたちと。まいにちあそんでますよ。そのおとうさんやおかあさんも、アトがむかしあそんでたコで、そのまたおとうさんやおかあさんも、アトがむかしあそんでたコなの -- 名簿/247354 2014-07-23 (水) 20:07:17
      • わ、わたし、いいの。どうせ、誰も、女、思ってない、だろうし。(コホンと咳払いをして)
        ……ははあ。そういう、関係。……アト、ならでは、ね。……親、知ってる、なの?
        -- 2014-07-24 (木) 22:43:43
      • あら、おんなのことしてみてほしい?(にや、といやらしく口角を上げて)
        うん、しってるよ。いまでもそーだんのったり、あそんだりしてるし。このマチのヒトとは、そんなかんじでほとんどともだちだよ。
        でも、ヤクザのこーそーにかりだされたときはさすがにこまったなあ -- 名簿/247354 2014-07-25 (金) 00:44:15
      • やめてよ、冗談。そういうの、イルゼ、みたいなの、だけ、十分。(肩を竦める)
        ふうん。意外、有名人、なんだ、アト。(こんな街から離れた一軒家で大半過ごしてるのだからそういうのには疎いらしい)
        ……それって、もしかして、梟、みたい、やくざ?(苦笑しつつ)
        -- 2014-07-25 (金) 17:42:31
  • 笑顔がまた可愛くて・・・今にも咬みつきそうな貌も好きだけど。表情豊かだねえアレッサは。いや何でもない
    (周囲を見渡して懐かしそうに)澱んだ気が残ってるね。それもとびきり上等のやつ。退屈とは無縁そうでなにより -- ミロク 2014-06-30 (月) 11:42:03
    • ……いきなり、何。(何言ってんだか、という顔で)ふん。ただ、「友人」、訪ねる、した、だけ。
      ……そうそう。ほら。(壁にかけてあるカンバス絵を見せる
      画家、うち、何度、来る、して、ここ、よく、来る、顔、全部、集める、して、描いた。……よく、やる。まあ……飾る、別に、悪く無い。
      -- 2014-07-23 (水) 05:51:45
      • (彼女の呆れ顔に満足したように笑みを浮かべると)
        (絵に向かって目を細め、しばし魅入り・・・・・・)
        (・・・・・・やがて視線をアレッサに戻した)
        良い絵だ
        本当に、良い絵だ。僕の心の欠片が、絵の中の僕にも入っているような
        ・・・・・・いやあ、ハハハ、長生きはするもんだねえ
        暗殺者がこうもはっきりと姿を捉えられちゃお終いかもしれないけど、もう前線からは引退した身だ。見事な観察眼・・・!
        その画家にお礼を言っておいて欲しい。ありがとう
        あと君にも(スウと右手を差出して握手を求める) -- ミロク 2014-07-24 (木) 23:37:12
      • ふん。(少しだけ笑って)人目、はばからず口説く、し続けた、癖に、よく、言う。
        ま……少しは、ね。特徴、捉える、してる、んじゃない。(そういえば、アレッサは連日通い詰めるその画家をうっとおしがっていた 素直に褒めたくはない様だ)
        ?……何で、私?
        -- 2014-07-24 (木) 23:50:53
      • 素敵な女性。しかも他の誰でも無い、僕自身が強く惹かれた女性を口説かないなんて、失礼になる
        んー・・・・・・「何で」って。アレッサの手に触れたいから、かなぁ -- ミロク 2014-07-25 (金) 00:24:44
      • 出会い頭、毎回、口説く、される、のも、十分、うっとおしい、失礼、なんだけど?(すぺん、と手を払って)
        長い付き合い、なのに、まだまだ、私、こと、分かる、ってない、わね。
        そーゆー、キザ、セリフ、無ければ、普通、握手、してやるのに。(呆れた様に笑って)
        -- 2014-07-25 (金) 17:45:26
      • ハハ、痛い痛い。・・・・・・いいや、これでいいんだ
        (いい加減付き合いも長い。アレッサの気質も解っているはずだ。解っていてワザとやっているのだこの男は。他愛のない。飾り気のない。彼女が纏うそんな空気を堪能したいがためか)
        また逢おう
        (ス、と軽く右手を己の胸の高さまで上げて・・・もう一度、アレッサの周りに集う冒険者たちの絵を眺めた後、踵を返した) -- ミロク 2014-07-26 (土) 01:17:29
      • あ……(何故か 急にその背に何か、感じた 次に逢う事は出来るのか分からないかもしれないという、何か)
        (どちらかが消えて無くなるとかそういう感覚ではない 世界が変わって 例えば時が戻ったり、遙か未来に進んだり、全く別の世界になったり)
        (それでも、そうなっても、また逢おうという言葉に感じて 思わず口をついて出た言葉)
        ……来なかったら……私が、見つけ出す……からね。例え、どんな世界でも……必ず!
        (何を言っているのだろうと自分でも思った でも、そう約束すべきだと、思ったのだ)
        -- 2014-07-26 (土) 11:59:14
  • (そろりとやってきて、生活必需品入りの箱をそっと置く) -- フレイア 2014-06-23 (月) 07:51:59
    • ……もう。それ、ぐらい、自分、揃える、してる、わよ?(心配性ね、とフレイアを撫でつつ)今、少し、忙しい、だから、下、ほう、置き、ておく、わね? -- 2014-06-27 (金) 01:58:31
      • (やっぱり気になるらしいので持ってくるらしい(おとなしく撫でられつつ)) -- フレイア 2014-06-28 (土) 02:22:02
      • ……ふう。フレイア、らしい、わね。(でも、いるものといらないものはちゃんと考えて持ってきなさい、と頭を撫でつつ) -- 2014-06-29 (日) 17:04:00
      • (小須田部長みたいに、いるものいらないものの箱を用意してみる) -- フレイア 2014-07-03 (木) 01:14:14
      • (いるものの箱に、茶葉やお菓子等を入れていく) -- フレイア 2014-07-19 (土) 00:05:27
      • ……いらない、もの、分ける、ほど、ある、のね。何、ある?(覗き込む) -- 2014-07-23 (水) 06:17:35
      • (肌着はどうしようかと思いつつもいるものに放り込み、変な柄の靴下はいらないものに放り込む) -- フレイア 2014-07-23 (水) 13:25:50
      • ……む。こういう、靴下、意外と、好き、かも。(ちょっと変なガラだが星が描いてあるのが気に入ったようだ)
        あ、そうそう。ほら。(ひょいと壁を指差す 大きなカンバス絵画が飾られてる)フレイア、も、描く、してった、のよ、あの、画家。似てる、思う?
        -- 2014-07-23 (水) 19:46:16
      • うん・・・似てる・・・(砥石と手入れ用の油、革のグローブはいるものの箱にいれる) -- フレイア 2014-07-27 (日) 10:10:27
      • ふふ、良かった。ここ、いつも、飾る、してる、だから。……
        フレイア。何か、予感、感じる?新しい、世界、始まる、様な、予感。(必要に「なるかもしれない」物達を見ながら)
        -- 2014-07-27 (日) 12:04:41
      • うん…よく…分からないけど・・・そんなのを・・・感じる・・よ・・・(変な柄の枕カバーをいらないものに分類しつつ) -- フレイア 2014-08-01 (金) 10:42:44

Last-modified: 2016-03-31 Thu 23:15:28 JST (2946d)