名簿/450141
- 歩いていると突如目の前に空間のゆがみが生じたようで、かすかに歪んで見える
気を付けていなければ歪みに入り込んでしまうが、気を付けていれば回避することも可能だろう --
- (出張診察帰りに見掛けてぼけーっと見てるくたびれた白衣の男) -- ゲッシュ
- どうした医者よ 余に何か用事でもあるのか?
- …およ?バレてもうたか…いや、別嬪さんは人目を惹くものやしなー。
(悪怯れずに癖のある喋り方でそう答えた) -- ゲッシュ
- ふーん…(元は白かったであろう下着、腿まである薄汚れた靴下、ブーツ 上半身にはフードのついたボロボロのマントのみ しかし、なんら恥じ入ることなく堂々と男の前に立つ)
そのようにほうけていて、気づかれぬと思ったか (それと反し肌には赤子のように張りがあり、長い髪はみずみずしい 老廃物を血とともに排出することが出来る体質ゆえに、険の強い表情を除けばおおむね美人に見えた) (所々に残る、肌色の傷跡を除けば) --
- (年頃の少女らしからぬあまりにも堂々とした様子に軽く目を見張る…場に似つかわぬ強靱さを)
でも人の視線を集める、いや…その中で立ってるのに馴れてるやろ? 冴えない地味なうちみたいんが見惚れて見てようが、あんさん的にはよくある事なんちゃうん? …せやけど不躾思うたんならえろうすまへん、げっさんを許してーな? -- ゲッシュ
- そうだな…(背はそれほど高くない 男の観察力の鋭さに、様子をうかがうようにやや見上げ、男の顔を見据える)
では、名を名乗るのならば、許そう --
- …ん、うちの名前?何や、それで済むならお安い御用やで!
(条件を聞いてきょとんとした後におもろいなーと笑いながら評して) げっさんはな、ホンマはゲッシュ言うんやで?皆げっさんとしか呼ばんけどな! そんで、うちは見ての通り腕利きの医者や……叩けば埃が仰山出るけどなー? -- ゲッシュ
- このような場所に暮らす人間だ 叩けば埃が出るのは、お互い様というものだ
ゲッシュか…変わった言葉を話す やはり異国のものか?ともあれ、余は約束をたがわぬ 好きなだけ見るが良い --
- …へ?ええの?ならお言葉に甘えよか…しっかし、あんさん律儀なお人やなー
(許可が下りた事に呆れたのか感心したのかよくわからない口調でお触りはNG?とか調子に乗ってる) …ん、気になるん?げっさん流れ者さかいな、彼方此方の訛りが混じってるらしいねん (話しながらも無遠慮に…単に見るというより診察や観察と評するのがこの場合は相応しいだろうか?) (この男は明らかに少女自身を見ていない…不躾な熱い視線が注がれているのは少女の肢体に刻まれた傷痕) -- ゲッシュ
- それ以上は金を取るぞ(甘く、湿り気を帯びた空気に肌がしっとりと濡れている)
貴様も気になるか?誰もがまずこれを見る --
- …なんやて!金払えば傷を触り放題!?
(一気にテンション最大で、すっごい食い付いたが) その価値は十分あるやろが、あかん。そら残念……げっさん金と力はない色男やねん… (一転、しょんぼりと肩を竦めて) …へー、そなん?皆ええ趣味しとるなー…確かに実に見応えのある傷やしなー げっさんの場合は仕事柄いうんもあるやろが、其処にはそいつの過去と今が見えてくるさかいな……? (男の指先が少女の顔の痕を指し示す) -- ゲッシュ
- 貴様のようなものを何というのだったかな…いじょうせいへきだったか…
控えよ!(怒気を孕んだ声)余をみだりに指差すような無礼は許さぬ (だが、怒りの強さは指差された無礼だけではないのかもしれない) --
- …いや、げっさんめっちゃノーマルやで?ただ、傷を抱えて生きている人間を綺麗思とるだけやし
(誤解するなとばかりに否定の意味で差した手を振るが明らかに手遅れだった) …およ、びっくりやで。そんな怒らせる心算はなかったんやがなー… (少女のこれまでになく感情の籠もった、怒気まじりの声と反応に頭を掻いて困り顔をしている男) -- ゲッシュ
- (長い沈黙)
(内心自分でもこれほどカッとなるとは少し意外だった 一回深呼吸し)もう良い --
- ううむ…なんやげっさん、あんさんの気に障る事ばっかしてまっとるみたいやな…
…堪忍な?詫びにはならんけど…これ、持っててーな? (白衣のポケットから名刺を取り出して) げっさんの友割チケットや…自分でも知り合いんでもかまわんさかい怪我したら来るとええ -- ゲッシュ
- そういう…わけではない(顔の傷跡をあからさまに見られたことに羞恥を感じたのは自分でも意外だった 傷跡も失われた部位も、すべてが何一つ恥じ入ることなき自身の誇るべき王国なのだとそう思っていたはずなのに)
もうよいと余が言ったのだ(ばつが悪そうに目をそむけ、しかし名刺を受け取る) --
- (家に帰る道すがら路地裏を通り抜ける。そこでアルマリカの姿を見止め、歩の速度が緩んだ)
(この界隈では別段珍しくない宿無しだったが、目を惹く彼女の容姿からか、遠目に何度か見かけていたのを思い出した) 貴女、ここいらへんを寝床にしてるの? -- フラーマ
- (路地裏に座っていると声をかけられ、顔をあげる 左側はフードと髪でよく見えない)
(答える前に、立ち上がる 背は高いわけではないが、見下ろされて話すのは好まない) 余は好きなときに好きな場所で休む 偶々、今夜はここで休んでいた --
- (少女の大仰な言葉遣いに、サングラス越しの目が好奇の光を灯す。口元緩ませ、路地裏の壁に凭れ掛かる)
夏場は過ごしやすいものね、ココ。下手に風通しの悪い室内よりもよっぽど (生温い風に吹かれた髪をそっと手で押さえる) (つと月を見上げ) 今日は私もココで夜明かししようかなあ (視線をアルマリカに戻して、にっこり微笑む) -- フラーマ
- おかしなやつ(こぎれいな身なりをしている わざわざ外で過ごす必要も無い社会身分に見えた)
好きにすればよい ここは余の領土では無いのだから、余はなにも言わぬ --
- あらヒドイ。私、この街では普通過ぎて箸にも棒にも掛からない女なのに (くすくす笑って、地べたに腰を降ろす)
ふぅん? 余の領土では無い? (目を丸くして小首を傾げ) じゃあ貴女の領土ってドコにあるのかしら? -- フラーマ
- (一呼吸)
(胸元に手を置き)ここが余の王国だ 余の王国のすべてだ --
- (少女の翡翠の目。そこに何者も侵し難い輝き……誇りを見い出すと、今までと違った笑みを口の端に浮かべる)
そう。……貴女の王国の名前は? -- フラーマ
- 砂に覆われた… 今はもう、ここにしか無い王国だ --
- ……その王国の主である、貴女の名前は? -- フラーマ
- (思案するように小さな沈黙)
(胸を張り、ぴんと背筋を伸ばし)アルマリカ、アルマリカ=シャムス=カマル --
- (朗々と名乗る少女を眩しそうに見上げ、自身もすっくと立ち上がる)
私はフラーマ。よろしくアルマリカ。 (名乗り終えれば中腰になってアルマリカに目線を合わせ、右手を差し出す) -- フラーマ
- (握手には逡巡する が、こうするのが礼儀なのだ)
(右手を握り返す)フラーマか、覚えておこう --
- (握り返された手の感触に、ふっと目元を緩める) さっきはココで夜明かしするって言ったけど気が変わっちゃった。
今ね、すっっっっごい飲みたい気分なの。貴女も一緒に行かない? (多分来ないな、と彼女の勘は告げていたが、それでもごく気軽に誘ってみる) -- フラーマ
- (その勘は果たして的中する)
余は、ここを今夜の寝所と決めた 王とはそう簡単に決定を覆さぬものだ(拒絶の意思をつげる) --
- そっか、残念 (言葉とは裏腹に明るくカラッと笑う)
私ね、このすぐ近くに住んでるの。もしまた貴女が、偶々この周辺で休むことがあれば……またお目に掛かるかもね? (また会いましょうと、言外に告げると、手を振りながら路地裏の向こうへ歩き去っていった) -- フラーマ
- (流れに任せたら酷い単語ができちゃって、ごめんねと舌を出す) -- イルゼ
- 余が求め、余が受け入れたものに、謝罪の必要は無い それとも、余の決定に異を唱えるか --
- いえ、滅相もございません。それでは早速……ためしてハッテンということで (ムラムラ) -- イルゼ
- …
貴様がなにを望んでいるのかは察しがつく が、試すなどというつまらぬことを口にしてそれを得られると思っているのならば、それは余の王国に対する侮辱だ --
- えーっと、つまりガチンコ勝負ならいいと?流石ですわ、王様! -- イルゼ
- そのように言葉を弄するものを、余は好まないということだ(なお食い下がろうとする相手に呆れたように) --
- ならどうしてくれれば好んでくれるんです?あ、無理矢理がお好きとか! (ワクワク) -- イルゼ
- 諦めよ ということだ
引き際をわきまえるのも、資質だぞ --
- んむー。仕方ないわねえ
(あーあーっと、肩を落とす) それじゃ王様。アタシはこれで帰るけど困ったことがあったら相談に乗るわよ〜 (ひらひらと手を振って、屋敷の住所を教えて帰って行った) -- イルゼ
- ふむ…わかった、覚えておこう そのときは、助けを借りるかも知れぬ --
- (夜更けに巨大な鎧が近づいてきた。目前で立ち止まって少女を見下ろし、)
・・・・・・善!・・・少女よ、このような場所で休むのは些か無謀だぞ。 -- ギガンティア
- (目深にかぶったフードの奥から、緑色の瞳がのぞく)
それは余に言っているのか?(冷たいコンクリから立ち上がると、月明かりに褐色の裸身 長い黒髪が夜風に軽くなびく) 心配には及ばない(胸元に手を置き)ここは、余の王国だ 余の意思なくして何者にも侵略はさせぬ
- その目は・・・。全てを失い、しかし使命を果たさんとする目か。我は無用の配慮をしたようだ(踵を返し、立ち止まって)
・・・せめて多少の安息が得られるよう、念入りに見回っておこう。邪魔したな(そのまま立ち去った) -- ギガンティア
- (じいと緑色の片目が鎧の様子をうかがう 前髪とフードに覆われた右目はうかがうことが出来ない)
なりの割りに、お節介なのだな(禍々しい姿が街を見回る姿を想像し、くすりと笑いがこぼれる) が、その風体が街をうろついておれば、よもや悪事を働こうとするものもおるまいよ
- しっこおいしいックス! --
- 何の話だろうか?不明瞭な発言はやめよ
作ろうと思えば、余の力ならば美味しい尿は作れるだろうが…作ったことは無いが 美味しいからと言って何になるのだ?
- 浮浪者ックス! --
- 余はこの国の人間になるつもりは無い ゆえに!こうしているだけのことだ
- セックス! --
- したいのか?余と
余は相手は選ぶ主義だ ときも!場所も!値も!そして相手も!すべて余が決める!
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