キミはシンジ・ウェーバーを知っているか!
- こうして、『たまたま偶然』集まってた連中の力でうまいこと小鬼ども相手の戦争には勝ったワケだが…
めでたしめでたし。で終わっていいのか?このまま…何も変わらないままじゃあ、『たまたま偶然』いつかきっと同じことが起こる そしてまた、今回と同じようにたまたま偶然すげえ奴らが集まって、たまたま偶然特権階級のブタにしちゃマトモなヤツがいて、たまたま偶然同じように勝てる… そんな事だれが保障できる?俺は『最後通告』だと思ってる、このままじゃあダメだ。全部ひっくり返して…何もかも変えて…攻め込まれる前にこっちから攻めていって… せっかく平和になったのに無駄な争いを起こすのはバカげてる?違うね、馬鹿げてんのは…本当の敵は…
そんな世迷言を吐いていたヤツがいたらしいが、大きく歴史が動くときにはよくある事だ。 ソイツやその国がその後どうなったかって?いちいち知るかよそんな事。歴史の授業じゃあるまいし…知りたきゃ自分で確かめるこったな。 --
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- 終 --
- 戦 --
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- オイオイオイ…捕まったのか?! あいつが? 嘘でしょ?! -- 歪歪
- 死体は見つかってないが帰ってきてもいない、おそらく捕まったか…あるいは逃げたかという話だ --
- 恥ずかしながら、帰ってまいりましたー…ってか?(小鬼どもの物資だが、無いよりゃいいだろうと補給線を断つついでに根こそぎかっぱらってきた…マズい干し肉をかじる) --
- 皇帝の影武者…! 何の任を帯びて移動してたんだろうね。核心に近づいてきたっていうか、終戦は近いかもしんない
とりあえず、しばらくは安静にしてなよ? -- 歪歪
- ションベンくれえは、自分でするさ…(よっこらせと立ち上がる、実際タフだ…)
案外偽物バラ撒いて逃げる算段かもしれねえぜ?小鬼でも人間でも、特権階級ってなそんなもんだろ。(そうだったら楽でいいやなどと言いつつ、いつものクッキーバーを頬張る) --
- グンターのあんちゃん…今月は、大変だったみたいですね。……とりあえずは、お帰りなさい。無事とは言えなさそうですがー…。
皇帝…の影武者、ですか。僕も戦いました。恐ろしい相手だった…本物はどれくらいの強さなのか、少し恐ろしい所があるので。 -- リーゼル
- 見ての、とーりだよ…(包帯にギプスに…傷のないところを見つけるのが難しいレベルの負傷だが、無理やり起きては食って、吐いて…なんとか回復を図っている最中だ)
…だろうな。(いくら小鬼とはいえ、『我が身かわいさに逃げたあげく命乞いをする』ヤツが皇帝の器とは思えない…あっけなく砕けた頭蓋骨の手ごたえを思い出しつつ掌を見る) おまえが軽口叩かねえってだけでシャレになってねえのは解る、だがよ…!(隊の連中、そのほとんどを殺られて『偽物でした』じゃ帳尻が合わねえ…ツケはご本人自らキッチリ耳揃えて払ってもらうだけだと、むしろ闘志は滾っているようで) --
- ……(拒まれるな、と思った。自分の治癒魔法を欲していればまず話をくれるはず…僕から切り出す必要はなさそうなので。と傷跡を見て目を伏せるにとどめた)…命があってよかったです。
……わかるよ。(自分の時は単独だったがゆえに被害はなかった…しかしだ。グンターの周辺、よくしてもらった護衛の仲間たちの姿が見えないということは。リーゼルには容易すぎる推理、したくはなかったが…) …わかるよ。僕だってそう思ってるので…ケリはつけましょう。たとえ本隊と一戦交えなくても。ゴブリンは絶滅させるくらいの勢いで。(伝播するかのように、似合わぬ言葉を吐いてから) …とはいえ。休めるときには休まなければいけませぬー。(そう言って一小節の詠唱。ふわん、と空間のゆらぎが生じる ゴブリンどもがよく使うそれ ラーニングしたようだ)…実はご飯を準備してありまして。食べましょう。 -- リーゼル
- 気にすんなよ、俺の…ワガママなんだから(月並みだが『死んだヤツは痛みも苦しみも感じることができない』それを良い事のように言うことは自分にはできない、生きることは苦しんで戦って、だからこそ喜びがあるんだから)
おーお、怖ぇ怖ぇ…がふっ…(噂の天才くんがマジになって絶滅させるっていう宣告をする、心強いんだか怖いんだか…と、愉快そうに笑って…咳き込む、内臓もやられちまってるのか時々血も混じるが…血が流れてるってことも生きてるってことだ) ああ、ちょうど…少し、血が…漏れちまったとこだからよ…(メシ食って少しでも血を作るんだよ…と、いつものように手づかみで、口に流し込むように…弱者ゆえの生き残りへの執念だろうか) --
- 我儘は大切ですよ。我儘を貫き続けて強くなったのが人間です…ゴブリンに負けないくらい我儘を通さねば。僕も我儘を言えば、この戦争をとっとと終わらせたいので。
(吐血。内臓系へのダメージ…安静が必要なのだろう。だがこの極限状態でより効果的な治療はむしろ無茶をすることなのかもしれない。人体とはそういう物なので) あんちゃん。血で喉につっかえない様にしてくださいね。(お出しされる料理はいつぞやの専属料理人が作った見事な味付けの料理。だが今のグンターに逸れは感じ取れないかもしれない) (それでいい。がむしゃらに生きようとする力こそが今の彼には必要なのだ)…僕も食べよう。あんちゃん、負けたくないですね。ゴブリンなんかに(こちらも手づかみでがつがつと。やけ食い会場になっている) -- リーゼル
- 違ぇねえ、ワガママ張り通して、行けるとこまで行くってのもいいもんじゃねえか…(死んでねえってだけで、他に何もないのに笑えてくる…生きてるだけで丸儲けだ)
滅多に…(がじがじ)食えねえ…(ゴクン)上等な…(ガブリ)料理…だぜ?(ゴクン)もったいなくて(ぐっちゃぐっちゃ…)吐けるかよ…!(つっかえようがなにしようが飲み込んで血と肉にしてやるという姿勢、ある意味最も食を尊ぶ姿と言えなくもない) ああ、小鬼だけじゃねえ、何もかも…全部…!(何もかもとはいったい何なのか、言うだけ野暮かもしれないが…食うだけ食って腹パンパン、ばったり倒れるようにして寝転がる) --
- そうですね。行くとこまで行って、やることをやりきれば。人生冥利に尽きるという物…僕は最近、そう考える様になりました。戦争の影響なので。
(ともすれば破滅的な思考。だが嫌いではない…なくなった)おうおう。エステルおねーさんもこんだけ食べてもらえれば喜ぶので。僕が9割食べると思ったけど…半分くらい持ってかれたなー(こちらもだいぶ腹に入れた。当然満腹に放っていないが…グンターの横に腰を下ろす) (そしてその先、何もかもという言葉に対して)…そうですね。戦争が終わった後の流れ次第では。僕も「何もかも」に係わるかもしれない。ちょっとそんなことを言いに来ました。 -- リーゼル
- 殺し合いしてる時のほうがイキイキしてくるってか?…かもな。(今となっちゃ平和ってモノのほうが遠く感じる…いや、生まれてこのかた平穏な日々ってヤツはなかった)
(だからこそちょっとした幸せや、仲間との他愛ない友情ってヤツも敏感に感じ取れてたのかもしれない、もっとも昔のほうがよかったと感じるのは人間の習性らしいが…) ははっ…早いモン勝ちだぜ…(パンパンにした腹を叩いて食ったメシが入っているのを確かめる、入ったってことはきちんと肉と血になるってことだ) ……どうした?何かあったか(期待は裏切られるもの。基本はそうだと信じているこの男にとってもあまりいいニュースではなさそうな気配を感じ、体を起こす…) --
- 何かあったかと聞かれるとー…何もなかったとしか答えられないのですがー。(隣に体を起こすグンターのほうを見ずに、どこか遠くを見て)なんとも、人間の頑固さを僕はまだよく知らなかったので。
みんながみんなのためを思っているのに、そこに争いが生じるのは不思議だなって。そう思っただけです。…今はまだぼんやりとなので、忘れてくれていい話。(国民を思う心はグンターもディートリンデも同じだろう。しかし歯車は噛み合わないかもしれない) …まずはこの戦争を終わらせましょう。そうしてからでも考える時間はありますので。…お大事にね、あんちゃん。(立ち上がって、最後に微笑みだけ向けて去っていった) -- リーゼル
- 何もなくって万々歳、『今まで通りの元ザヤ』ってか?(この戦争の先に『以前と同じ』を求めるか『以前より良くなる』を求めるか…根っこの部分で絶対に噛み合わないそれがカチ合った…んだろうなと)
ふざけろ…!俺は…ゴメンだ…!!(なんのために特権階級のブタどもに使われ、仲間を犠牲にし、この戦争を戦ってるのか?前と同じような生活に戻るためなんかでは断じて無いと吐き捨てるように) …ああ、このキズ治さなきゃケンカもできねえ…(全身に走る痛みや、リーゼルの言葉を受けて少しだけ冷静さを取り戻し…) ……情けねえ…(縁も所縁も義理もない、こんなクソったれな国を変える闘いに、あのものぐさなヤツが名乗りをあげてくれた…無関係なヤツらを巻き込むでもしなきゃ闘いにもならないのか。この戦争でこの国が取ったなりふりかまわぬ戦力募集と同じことじゃないのか?) (これから否定しようってヤツらと同じことをしなきゃならない、そう思うと素直に申し出を喜べなかった) --
- えーと、この辺りですか…?グンタ―さーん?グンタ―さーん!
(ゴブリンに故郷を追われた人々でも集めたのだろうか。駐屯地の一角を占める難民キャンプでグンタ―の名を呼ぶ女の声が響く) -- ガーベラ
- でけえ声出すなよ…(罠だ!ミイラ男の襲撃…と見せかけてただの怪我人、包帯巻きのグンターである…傷に響くとばかりにローテンション)
ああ、アンタたしか…(アイドル?とかいう…と、パッと見戦場には不似合いな恰好の女を見て --
- うわあ、なんかすっごい人が来ました!?えーと、酷いお怪我ですけどゴブリンにやられた村の人ですか?
(ご愁傷様です、と頭を下げ)お騒がせしてすみません。私はガーベラ・サクラケーキ、ここで遊撃隊員をしている者です! この辺りにいるグンタ―さんという方を探しているのですが、ご存知ないでしょうか? -- ガーベラ
- アンタの声量がすげえってのは解った。(歌って踊って皆殺し♡なんてフレーズが脳裏をよぎってぐらぐら…)
顔が売れてんだか売れてねえんだか…(こっそりやってることは筒抜けで、堂々とやってると目立たねえってのはこういうことか…?とリーゼルの言葉を思い出し) 俺だよ。(俺がグンターだ。と名乗りつつ顔の包帯を取る…生傷だらけの20にも届いてない少年だ) で、探しに来てくれたらしいが…とうとうお縄にでもなるのか?(まさか捕り物しにきて下手人の顔を知らないなんてこたあるめえとは思いつつ、カマをかけるようにして) --
- そうでしょうか。うーん、いまだボイトレの効果が生きてるんですかね…(ちょっと懐かしそうに言って笑み)
(続く言葉はちょっと意味が分からず首を傾げるも、包帯をとって名乗られれば)おお!グンタ―さん本人でしたか! もー、嫌ですね。包帯で覆面なんて!それとも、お顔もケガしちゃったんですか?(端正な顔なのにもったいない、と眺め) はい!…あ、いえ、お縄ではなく、探してました!今日は2月14日、なんの日がお分かりですね!? -- ガーベラ
- ここでも配置ミスかあ…?(歌手が戦場ってのもよく解らない配置だが、ならず者に罪人もいる以上なんでもありかと)
ほっとけよ…(眺められるとじりじり後ずさり…この女目力がすごい…!) ……知らねえ。(掃き溜めのクズにはそういう話題ってのがいままで縁がなかったらしく、なんかの祭り?と逆に聞くような視線。) --
- 配置ミス?んー。グンタ―さんは望んでここ…キャンプにいるのですか?
(疲れた顔をした人々、寒さに凍える人々、食べ物が足りず力なく歩く人々、そんな中で暮らしているのか、と問い) まあ、ガーベラはお医者ではないのでほっとくしかないのですが、お早い回復をお祈りしてますね! というわけで――(サッと、リボンで飾られた白い紙袋を差し出し)慰安も兼ねたヴァレンタインのプレゼントです! (中身はチョコチップクッキー。それがみっちり詰まった袋をはい、と)はい、ガーベラも詳しくはしらないのですけど 大昔の聖人さんに由来したお祭りで、こうして女の子が男の子に愛のプレゼントを渡すのです! -- ガーベラ
- 逆だ、俺がコイツらに来いって言ったんだ。(戦争の真っただ中で村を焼かれて行き場のないヤツらに生き残る事、戦う事を訴えるたびに人数だけは増えてって…今の状況だと話す。)
(だが、怒りを糧に戦えるヤツや、何が何でも生き残るって意志の強い奴らばかりでもない…ガーベラの見る難民たちはそういう奴らだ) ああ、戦えないヤツらの分まで戦わねえことには…言い訳も立たねえからな。(あくまで隊って形で人を集めた以上、非戦闘員や怪我人たちの分まで食料や医薬品その他の物品を回してもらうには相応の戦果が必要だ…自分や戦えるヤツがそいつらの分まで戦って帳尻をあわせればそれが得られるのなら、そうするだけだと話す) ありがてえ、甘いモンは大歓迎だ(栄養になってる感じは肉の次にある。とすでに色気のない思考を…) ……愛、ねえ…(まさか俺だけにってワケじゃないだろうが、おおっぴらに愛のプレゼントと言えるタイプの女にある種の清々しさというか、思い切りのよさというか…勢いを感じつつ、さっそくクッキーを一枚、また一枚と貪るようにいただく) --
- おお、なるほど。行き場のない方々を救助してきたんですね!やるじゃないですか!
(グンタ―の野望はしらないまま、善意的に捉えて笑む)誰も彼もが戦えるわけではないのは仕方ないですね。 けれど、そういった方にもいずれ、新しい生活を築くという戦いが待ってはいるのでしょうけど…。 (長引く戦争によるグロム王国の疲弊も思うと、戦後もしばらくつらい日々が続くだろうという事は、この野蛮人にも予想はできた) ええ、甘いものは心身の疲れを癒します。ですので、ゆっくり食べてくださいね! (愛ね、と言われれば親指を立てて)そう、愛です!力があれば敵を殺すことはできますけれど 大事なものを救う事ができるのは、きっと…それだけですから…ね(何故か、すこし表情が翳りを帯びる) まあ、そのようなわけで、ガーベラも出来る事をしてるという次第です。どうもお騒がせしました! (言って頭を下げる。結局、声が大きいのは変わらず)それでは、グンタ―さんにもゴブ運あれー! (言って手を振り、駐屯地の方へと歩み去っていく) -- ガーベラ
- ほっといたって、邪魔だかんな。(捕虜だのなんだのを人質にして使うゴブリンなんてのもいるという、そう言う手を封じるにも有効…なんて言い訳をもう一つ思いつく)
そう、新しい生活と、新しい国を作っていかなきゃならねえんだ。みんなで…(それは野望を現実のモノにしたいという意思か、それとも…新しい希望を得て前向きになったのか、いずれにしても新しい国を作りたいという意思は依然ある。) …(以前ならくだらねえとでも悪態をついたのかもしれないが、切った張ったで命がけの闘いをし続けて来たせいか人の心の機微というか、ガーベラの『戦う理由』について『愛』が重要な要素なのだろう…という直感めいた考えをして) 不吉じゃねえか?ソレ…(ゴブの運ってな、ないほうがいい気がするぜ…と苦笑いしつつ、愛の戦士ガーベラの背中と…ケツを見送りつつ、クッキー袋をひっくり返すようにしてカスまで食いきるしぐさをした) --
- チョコの配給です。さあ1列に並ぶがよい -- 歪歪@メイド服
- (グンターの隊…とは名ばかりの難民キャンプには子供も多い、チョコを求めてはしゃぐヤツもいれば、家族親戚皆殺しで鬱屈したヤツもいる…こういうところでも人間の違いってのはよく解る)
よう、俺にもくれよ。(そして、律義に列に並ぶヤツらにはちゃっかり大の大人や、もう子供って歳でもない男もいた) -- グンター
- かなり大変な状況なのにちゃんと一列に並ぶ当たり、秩序立っていて驚くね。グンターのカリスマ性なのか
(山のように用意していた日持ちするチョコケーキを次々配り、グンターにも手渡しする) (手をぎゅっと握る様にして、にこっと微笑みかけるメイド) いやぁ、最近本当に見直しまくってるわ。キリンもグンターのことやけに気に入ってたみたいだし。面白いねっ。生き残れよー? -- 歪歪@メイド服
- ハッ…すぐそこにマジモンの『女王様』がいるのに、笑い話にもなりゃしねえぜ。(カリスマだとか統率力だとか、そういうもんじゃない、これは生きるために必死にやってるヤツらが力を合わせてる結果だ)
(モメ事を起こせるような元気のある連中はもっぱら小鬼をブチ殺す方向に鬱憤を発散し、戦う以外にも炊き出しなりなんなり…やることがいくらでもある、やることがねえから余計な事をやりだすんだと) なんだよ、気持ち悪いぃ…見直されるような生き方なんかしてねえよ…(この女、師匠が笑うときは何か背筋がゾクっとする感覚を覚えるのは、初対面であの笑顔を見てしまっただろうか、ともあれチョコケーキを受け取り、手づかみで食べ始める…) アイツって誰にでもああじゃねえのか?(ケーキを食いつつ、指をなめなめ…食い方が汚いのはご愛敬…キリンに関してはおせっかいでお人よしな、『ほっとけない』タイプだと思っている…) --
- いやぁ、それでも。我先に殺到したりせずに、ちゃんと子供や怪我人、年寄りに行き渡るように自然とできてるのは大したものだよ。グロムの民って凄いんじゃない。そうそういないよこんな民族。胸を張って良い
キリンのこと? ああ、そうでもない。敵とみなしたら容赦ないし、兵士だもん。結構冷徹だよ。そこがまた頼りになるんだけど。お節介したくなるほど、グンターがユニークな人間だった、ことでしょ それじゃ、配給も行き渡ったことだし、帰るね? ゴブ運をねー -- 歪歪@メイド服
- 正直モンの言う事だ、信用しとくよ。(国ごとひとくくり…ってのも、こういう風に言われるなら悪くはない、誇らしいというのだろうか?)
だといいがね…(それって、『出来の悪い弟や子供をほっとけない』ってのと同じなんじゃあねえか…?と思わなくもなかったが、言わぬが花だ) だからそれ!不吉だって!!(とんでもねえのとブチ当たるんじゃねえだろうな…と、ゲンを担ぐタイプでもなかろうに不吉さを感じつつ見送った、そろそろ出陣だ… --
- グンターのあんちゃんや。……戦争の余波で第二王子がお亡くなりになりましたね(告知が出されていたその内容を)
その件、どう思っております?このままの流れだとディートリンデのおねーさんが王位継承しそうな流れですがー。あとごはんか食材ください(この辺は相変わらずのエルフだが) -- リーゼル
- ソイツを俺に聞くかぁ?(政治だの腹芸だのはお前の方がよっぽど解るんだろうがとジト目、自分がどういう意見を求められてるかわかったような気がするのもシャクだ)
俺としちゃそっちのほうが愉快でいいねぇ、どうせ上に立つなら間抜けよりキレたヤツだ。(誰が上になっても同じ。とは言わないぶん王女の人となりを周囲から聞いているし、部下のために自分の命まで投げ出せる頭のネジの飛びっぷりも特権階級らしくないと笑う) …で、そうなりそうもねえってのも解ってんだろ?(今日はコレくらいしかねえぞ。といつぞやのドーナツとは雲泥の差の保存食、口にねっとり残るクッキーバー入りの袋を一つ手渡す) --
- ところがどっこい。(グンターの意見を聞きつつも保存食をもっちもっち食べながら)そうなりそうな流れもあるのです。具体的には第一王子のほうですがー。ディートリンデのおねーさんがかなーりバレないように頑張ってるみたい。
もちろん殺したりー、なんてしないでしょうが。権力争い上はそうなってもおかしくないかもー?…つまり僕たちの働き次第では、本気でおねーさんが次期王、となる可能性があるのです。そうしたらグンターのあんちゃんどうするのかな、と。 (もっちもっち)…まぁもうあんちゃんと僕の仲なので言ってしまいますが。革命します?国に対して。ちな、これはスパイとかそういうのじゃないので。僕とあんちゃんの秘密です。このごはんに誓いますよ。 -- リーゼル
- …ぶほっ?!(女王様になろうってんなら周りが全力で引きずり落としにかかる、それに本人が現場主義である…と、聞いていただけにその答えは意外。思わず食いかけのクッキーバーを吐き出す)
おい、ガセじゃねえだろうな…?(にわかに持ち上がった可能性、それもあらゆる意味で丸く収まりそうなその可能性はあまりに都合がいい…あるいはそういう情報を流して王女を体よく謀反人に仕立て上げてから殺そうなんて誰かの策じゃねえかなどと無い頭を絞って思考中) バレねえようこっそりやってるつもりなんだがな…(自分たちの情報を無視した間抜けとは違った『真実を見分ける優秀さ』ってのは、こういう所で因果に働くもんなんだなと息を吐く…たかだか20にもならん小僧の革命ゴッコを買いかぶってくれちゃって…) さあな、生き残ってから考えるさ。(と、答えをはぐらかすような事を言うが…もしかしたら、『みんなを巻き添えにして革命なんてしなくても済むかもしれない』という安堵感が表情に出ている…) ……それに、この国を一番最初に作った王さまってヤツもすごい立派だったのかもしれねえが、今はこんなザマになったわけだしな。(王に立てたら腐った。なんてのも古今東西よくある英雄の堕落エピソードだ、なんて…期待しているからこそ憎まれ口をたたくと言うヤツだろうか) --
- 流石にこの手の話題をあんちゃんにするときにガセネタ持って来ないので…。あくまで僕の予想ではー、ってところですよ。そうなるかどうかには責任が持てませぬー(=△=みたいな顔でもっちもっち)
こっそりやるとバレることも多いのです。今のところ「僕にとっての」実害もなさそうなので誰にも言っておりません。ご安心をー。理由もある程度は予想がつきますしおすし。(国の過去まで調べているのか…このエルフは真意が掴みづらい) まずはもちろん、そこですね。(生き残るという言葉にわかりみ…と頷く)命が一番大切。そこから目を逸らした時点で、悪への第一歩ですから。ただしゴブリンてめーは駄目だ。命をないがしろにする輩は僕も嫌いなので。(それは誰に向けた言葉か) (言葉通りに受け止めればゴブリンか…それとも過去にグンターに辛酸を舐めさせた国か、これから革命を起こそうとするグンターか。その一言を零したエルフは猫のようにふむー、と鼻を鳴らして)人は永く生きられませんからね(エルフとしての言葉を) その分、変化が早いのがよきことでもあり悪きことでもあり。変化には痛みが伴いますので。(またしても含みの在りそうな言葉をつかいよってからに!何も考えていないのかそれとも…) ……このごはんおいしいですね。おかわりあります?(何も考えていないのかもしれない!) -- リーゼル
- おいおい…めんどくせえコトは自分から進んでしねえんじゃなかったのか?(情報の精査にまで気を遣ってんじゃねえよ、ともっちもっちするリーゼルの頭をなでる くしゅくしゅ)
…そうかい。(おそらく、『特権階級に使われるのが嫌いなくせにこんなところで戦ってる』からだんだんと推理を組み立ててけばコイツなら行きつく答えだったんだろうなと天を仰ぐ…) なるほどね…(一方で、ものぐさで、そのくせなぜか戦場での立ち回りに場慣れしてるコイツ…リーゼルの根っこってヤツが『命をないがしろにする輩への怒り』なら…ここで戦ってる理由にもなるんだろうな、と思い至る) 責任重大ってワケだ、お前がまたメシせびりに来たくなるくらい…この国をよくしなきゃならねえんだからな(エルフとしての言葉をかけられれば、短いなりにやることは山積みだなんて人間の言葉を) 残念ながら今ので手持ちはパーだ、また戦って稼ぐとしようぜ!(小休止は終わり、ここは戦場…今はただひたすら小鬼と戦って、戦って、戦い抜いて…まずはメシ食って生き残ることを考えるだけだ…と出発の準備をする) --
- 自分から進んではやっていませんので。耳に入る情報は整理したくなる性分なだけですのでー…うわー(わしゃわしゃされる)
(グンターの理解、それに近い思考でこのエルフが動いていることは確かだろう)…そうですねー。よくも悪くもこの国には想い出が多くなり過ぎました。間違いなく戦争が終わってどこかへ行っても、永い時間が経っても、また足を運ぶでしょうね。その時美味しいごはんがあればよきです。 むっ。それは残念。ではそうですね、功をあげてごはんとしましょう。(外套を羽織り直して)またけが人が出たら、いつでも呼んでくださいね。ごはんで手を打ちますのでー(こちらもまた戦いに備える準備に入るのあった) -- リーゼル
- なー、革命マン。王族と貴族みんな殺して?殺さないのかな?つくる新しい国って、どんな国になるの? -- キリン
- おいバカ!…誰かに聞かれたらどーすんだ!?(キリンの口をふさいであたりを見回す…大声で話すような内容じゃないことくらい学のないこの男だって解る)
(少しずつ不満を持つものを集めたり、不満を漏らしたりはしているが…小鬼どもと戦争してる時におっぱじめるほど手段を選ばないタイプではないようで、要は見通しも考えも甘いのである) どんなだ?決まってら!『特権階級』なんてモンがいねえ国…俺たち掃き溜めのクズの国だ…!(皆殺しでも追い出すでもいい、とにかくああいう奴らがいない、自分たち掃き溜めの住民のための…力を合わせて生きていける国、それが欲しい) --
- んーふぐっ!? んー、んーんうーうーっ……(もがもがと口を動かす。ぺろ、とグンターの掌を舐める)
なー、なー、それさ。食料とか水とか、インフラどうすんの!? 生産性とかヤバいような……下手したら世紀末なスラム街ができるだけじゃないの!? 結局は権力の代わりに暴力の特権階級ができちゃいそうなんだけど……せめてもうちょっと良い国つくろうよ!? -- キリン
- うわっ…やめろって!(掌にくすぐったい感触があり手を離す)
イン…フラ?(なんだそれ食えるのか?と首を傾げ…ろくに読み書きも出来ん掃き溜め出身ではそんなもんだ) …じゃあ聞くがよ、いまのこの国のほうがマシなんて誰が言えるんだ?(そもそもの原因が、小鬼をナメて初動を誤った特権階級の奴らの愚鈍さにある。と盗人にも三分の理ではないがそんなことを言いだし) だいたいだ、ずっと魔族どもの国と切った張ったして、小競り合いがずっと続いてるってのも怪しいモンだね…(陰謀論だが、周辺諸国からの評判は『魔族と戦ってくれる国』で『軍備を増強することを正当化している』ってワケで、最初からあいつらとグルだったのが…とうとう小鬼に出し抜かれたんじゃないかとまで言いだす) --
- うぁははははー。あたしグロム王国民じゃないからなー
ただね、グンターのいう新しい国が虐げられた王国民の希望の星になれるかというと、一瞬の輝きで消えちゃうような気がするのよあたしは ゴブリン帝国が片付いて、革命が成っても、次の敵は周辺諸国になるだけだよ。たとえそういうグルだったとか、口実だとかが本当だとして、グンターたちは周辺の国の都合の良い勢力、になっちゃうだけかも グロムの上の方がね、敵のチカラを見誤って、グンター達の情報を信じずに王国民にひどい損害を与えた大失敗は責められるだろうけど そもそもだいたい、あんたたちが胡散臭さ過ぎんだよ!! もうちょっとこう、信用されようとした方が良いよ!!歪ちゃんはグンターのことちょっと信用してるっぽいけど、あたしはまだ信用してねーぞぉ! -- キリン
- ハッ!今だって変わらねえさ…気づいてるか?今のこの状況…マズいんじゃあねえか?いろいろと(周辺諸国からすれば魔族避けとして重要だったこの国がこの体たらく、魔族避けにもならない、軍備だけは蓄えてある、さらに今は戦争中…)
(火事場泥棒よろしく、攻め落としておいしく頂くには打ってつけじゃあねえか?と周辺諸国の話題を出されればそんなことまで言いだし…) ああ?知らせたのが俺たちだったから信用されなかった、だあ…?(それに関しては思う所があるらしくしばし黙り…) だから、今度はそうならねえために、特権階級のブタどもに使われてるって、解ってても…戦うんじゃねえか…(身の証を立てるにはこの戦争で活躍する必要もある、誰よりも革命の同志になってくれる者のためにも、ただの吹き溜まりのクズの妄言だと思われないだけの信頼を得るためだと話して) やめだやめ!いま言ったってしょうがねえことばかり話したって腹が減るだけだ!(手を振って中止のサインをすると…) なにより解らねえのはおまえだよ…余所者だって言うのに、俺たちのことを心配するような事ばっか…(そう、国民でもない傭兵の一員のキリンがなぜここまで親身になるのか?それがわからない…と) --
- ふっふふふふふ。良い事聞いた。グンター達が口先だけのチキン野郎じゃないことはよく分かった!
理想のためなら、気に入らなくても頑張って、涙も血も流せる奴にはきっと正義も人望もついてくるよ (スッ、と蔓で編まれた大きなバスケットを突き出し。中には蒸したジャガイモやニンジン、チキンを挟んだサンドイッチが入っている。食べなよ、という風に差し出し、自分も食べる。はむはむ) 帝国がどんどん広がっていけば無関係ではいられなくなるんでー。それにあたし、こう見えて兵士なんだよ 同盟国…ってほど強い同盟でもないけど、要するに仲間が困ってるときに一緒に戦うのは義務だし、名誉なことなんだよ あたし達が一緒に戦うことでちょっとでも早く平和を取り戻せるようになればなーって -- キリン
- るせえ。(チキンじゃ信用もクソもねえだろとぶーたれて視線を逸らす)
やめろよその…セイギ?だのジンボー?だの…(褒めてもらいたくてやったワケでもないことをそういう風に言われれば照れ臭いのかそっぽむいたまま) …おう。(そこまでいうならもらってやろう…という雰囲気だが、食い物には勝てずにガツガツと…肉だ!上等なチキンだ!) 腕っぷしは一番強い…んだったか?(配置ミスなんじゃねーの?と突っ込んだ記憶がある、いじきたなくゆびをなめなめサンドイッチを食らい) ま、対岸の火事だとおもって視てたら母屋が焼けてたじゃ笑い話にもなんねえか。(茶化すようなセリフだが、国同士の事情ってのもあんだろうと指をナメ終え…) ありがとよ。(こうやって仲間だと面と向かって言われれば素直に感謝をする…) --
- 休 --
- 戦 --
- 中 --
- 隊が大攻勢を果たしたって時に全然活躍できなかったと思ってたら…どうにもお仲間が居たみたいだね。でも……。
(その鋭い視線、そして何よりもそこからにじみ出る何らかの強い意思。それが何かは分からないが…それが、自分とは違うのだと感じさせる) -- トリム
- よう、どうしたラッキーボーイ…(上がらぬ戦果、増える難民、負傷で減る戦闘員…自分がなんとかしなければ、そう考えて剣術の稽古…という名の巻き藁相手のチャンバラをしていたところ声を掛けられ)
一山いくらの、寄せ集めをっ…笑いに来たのか?(そちらに一瞥をくれただけで巻き藁の解体ショーを再開する、よほど鬱憤が溜まっているのだろうか) --
- (その呼び方には苦笑を返す、こちらの戦果の上げ方を知っていれば当然の呼び方だ)……笑えるもんか。僕もその一山のうちの一掴みだからね。
ただ、興味があっただけさ。もしかしたら僕と似たような人なんじゃないかって思ったから。…でも、違うみたいだ(巻藁に打ち込む姿にはやはり強い感情を感じる。あれは…怒りだろうか) -- トリム
- …浮かれてねぇんだったら、いい。(周りに縁起物みたいに言われて調子乗ってるようなヤツなら一発ぶん殴ってやろうと思っていたが、本人は冷静であるようなので、そちらをもう一度見て)
俺と似てないってことはそりゃあ運がいいってことだ、ラッキー(とりあえずボーイはやめる、だからラッキー…イラだってたとはいえ今のはなかっただろうと本人なりに反省でもしているのか) 俺と似てるヤツが増えないようになんとかしなきゃ…ならねえんだからよっ!!(故郷も、家族と呼べる人も、皆殺し…腹が立つのはそこから逃げたあげく、無様にもとっ捕まって牢屋の中でそれを止めることもできなかったってことだ…) (命の捨てどころはこの戦場だとばかりに、手にした大量生産品のカタナを一閃…とうとうマキワラくらいなら袈裟懸けバッサリを体得したようだ) --
- そういう方面で運がいいって言われたことはなかったね…でも…そうか、君は自分が不幸だと思ってるんだね…(その声色には、卑下もなく、哀れみもなく)
…少し、わかったよ。君はその"不幸"に怒ってるんだ(東国の曲刀が気合一閃、巻藁が落ちるのを見守り、それが彼の原動力の一つなのかもしれないと思い) 羨ましい、と言ったら僕も怒られるかな。僕だって僕なりに必死に戦っているつもりだけど…君ほどにとは、余り思えない(かがみ、斜めに断ち切られた上半分の巻藁を拾い、その断面を見て) -- トリム
- …かもな(さっきの勢いとは対照的に、トリムから巻き藁を受け取り、冷静に片付ける声はトーンダウン…激情とそれを隠すための顔かもしれない)
ハマってんな、『ヤツら』の考えに(なんだか自分に対して申し訳なさのようなモノを抱いているらしいトリムに声をかける、ヤツらとは?) 後ろでふんぞり返って高みの見物を決め込んでやがる特権階級の連中のな。(いま目立った戦果を挙げてるのは後ろで様子見をしている特権階級ではなく、自分たちだ) (その討伐数に優劣をつけて、競わせ争わせ…優越感を与えたり、劣等感を与えたり…心を煽って必要以上に無理をさせて使い潰す…良い感じに戦場がこなれてきたら正規軍がお出ましになるか、『手打ち』でもして終わり。そんなとこだろうと) おまえの闘いはおまえが生き残って、その後もずっと続けなきゃいけないことなんだ、ずっと…!(要はペースを見失って死ぬより、生き残ることを考えろと、命を削る無茶をしているヤツが真顔で言うのにはある種の矛盾からくる滑稽さがあるかもしれない) --
- (巻藁を渡し、彼が放った言葉には首を傾げる)奴ら…って……(そうしてそれが指す人間たちの事を聞けば、そうなのかもしれない、と思ってしまったが)
……だけど、王女様は違う、それだけは世の中を知らない僕でも断言できるよ。王女様は僕たちと同じ目線、同じ場所、同じ戦場で戦ってる。 それどころか…僕たちを追い越して先に行ってしまう(と少し心配そうな顔をして)…そんな王女様に僕はついていく。だからその『ヤツら』とは…僕も違うよ。 (その時だけは気弱な様子を見せず自信満々に言う。僅かながら…笑顔さえ見せて)ああ…でも、そうだね。王女様にずっと寄りかかってる訳にはいかない。 僕は僕なりに…やっていかないと…!(ある種の激か、忠告か、少々違う形かもしれないがそれを受け取り青年は、ぐ、と握りこぶしを作って) -- トリム
- …(カリスマってヤツなんだろう、権力にも血統にも左右されない生まれながらの素質…)
(さっきまで自信なさげだったトリムがそれだけはきっぱり言えるほどに、人にそれが正しいと思わせるだけの力がある…) 避けて通れねえってことかよ…(自分が胸に秘めた野望、ささやかな願いを叶えるにはその正しさやカリスマを否定できるだけの何かが、人々を引き付けるだけの何かがなければならない…それを思い知らされる) …そうだよな、やる前から諦めてたら話にならねえ。(自分は自分なりにやっていく、トリムの言葉はまさにペースを乱されそうになっていた自分にも返ってくるものだった、一つずつ確実に達成しなければならない…ペースを見失っては生き残ることさえできないと、トリムに合わせるように握りこぶしを作った) --
- …多分だけど、人生ってやつには避けて通れないものは絶対いつか現れるんだ。僕に取ってはそれがこの戦場、…小鬼なんだろうね。
(彼の中に渦巻く妄執か、怨念か、…それとも希望か。それには気づかぬまま、笑顔を浮かべ、そんなことを言い) どちらかというと今までは諦めがよかった僕だけど…頑張らないとね、ここが瀬戸際なんだ(そうして彼に近づき) (ごつん、と二人の握りこぶしをぶつけ合わせる)違う物を見てても、今は仲間。たぶん、走る方向くらいは合わせられるさ(などと分かった風なことを言って) うん、いい刺激になったよ、来てよかった。それじゃ、総力戦ワースト同士、再開したらお互い頑張ろう!武運を祈ってるよ!(そう力強く言って、手を振りその場を去っていった) -- トリム
- 人でそうなら、国だってそうだろうさ…(この国が直面している戦争、そして…笑顔を浮かべるトリムに対して眉間にシワをよせ目線は鋭く…)
おっ…それでも、早さまで合わせるこたできねえぞ?(こぶしを合わされ不意をつかれたようにきょとんと、そして今は仲間…という言葉を受ければ、眉間のしわは消えていく…速さでは負けないなんて不敵な事を言うが…) ばっ…ワーストって…それを言ったらおしめーだろーがよ!ったく…(表面上は怒りを見せたようであるが、その言葉は弾んで…この瞬間だけは年相応の少年のように笑顔を浮かべていた) --
- うん、生きてるようだね。もう食事は摂った? -- 歪歪
- おう、(ボリボリ…)見ての通りさ。(足もついてるし、メシも食ってる。と保存食のもっちゃりしたクッキーバーを袋から出して食っているところ) --
- 結構美味そうだねそれ。私の硬い煎餅×1と交換しない?ひと口だけでいいよ。煎餅そんなに大きくないし -- 歪歪
- オヤツにしてももうちょっとマシなもんねえのかよ…(それ食いかけじゃねえのか?と硬い煎餅と自分のクッキーバーを見比べ…)
いいよ、ロクに飲み水もねえのに口の中がうっとーしーんだコレ(口の中で粘り着く系のクッキーバーと、硬い煎餅を交換することにした --
- なんだとー。米菓を舐めんなよー。美味しいんだよこれ!!! 大丈夫、私のよだれは付いていない
(物々交換成立!早速ネバつくバーを齧る。もっちゅもっちゅもっちゅ)……ん、悪くはない -- 歪歪
- あいにく小麦派でね。(コメのメシ…オニギリってヤツだろ?と食いなれないモノについて半端な知識を見せる)
よかった、文句あんなら返してもらうとこだった(一方のグンター…歯ごたえありすぎる煎餅をなんとか噛み砕こうと顎を動かし続ける…クッキーの粘着質とは違った意味で水が欲しくなる!) --
- ははは、どう?顎が鍛えられるでしょ。ほら(水筒に入った水を寄越す) -- 歪歪
- 干し肉のほうがまだジューシーだったな…(硬いしぱさぱさする…水がありがたいとのみこみ)
食えるモン増やすのは損にはならねえ、ありがとよ(非常食の選択肢がまた増えたと歪を見て…) 損にはならねえついでにさ、アンタ…ソレ使うんだろ?(歪の携えたカタナを指さし…)どうやって使うかとかさ、教えてくれねえか?(グンターも、グンターの隊ももっぱら飛び道具、近接戦闘はしょせんゴロツキのケンカに毛の生えた程度のレベル…腕に覚えのある連中だらけならその戦い方を学ぶのは『損にはならない』…たとえこの後敵になるか味方になるかしても --
- そんな簡単に扱える代物じゃないよ、このサムライソードってやつは癖が強いんだ
でもちょっとだけなら。初歩の初歩で良ければ教えるよ(と、鍔迫り合いは基本しないとか、どの角度で撫でればよく斬れるか、といったことをレクチャー) (割と真剣に) -- 歪歪
- 包丁使うのとはワケが違うってか…(ナイフに包丁くらいは使ったことがあるが、剣術ともなれば話は別、その表情は真剣…)
アンタ、こんなこと…戦いながら…やってるのか…?(戦うための術なのだから戦闘中にやるのは当たり前だが、いま言われた基本中の基本を、マキワラ相手にやろうってだけでも…真っ二つとはいかない) (戦慣れしてきたようだが、まるで初体験の剣術に戸惑っているようだ) --
- 慣れればこんなに頼れる武器は無い。よく斬れて、丈夫。私にとって手足みたいなもんだし。壊れてもまたすぐに予備あるし
だから、グレーザーも自分の得意な武器を極めた方がいいかも? -- 歪歪
- アンタだって、最初ッから…手足だったってワケじゃ…ねーだろ…?(自分は隊のみんなの分まで戦えるようにならないといけない、得手不得手とか言ってる場合じゃないと…才能はともかく、根性だけはあるタイプのようだ)
…グンター。グンターだよ、俺は…(グレーザーと呼ばれれば名前で呼べと…)ハク付けるために名乗っちゃみたが、やっぱ名前がいい。 --
- まぁね。小さい時から刀握って、もう10年くらい?
OK、グンター。私も歪(ひずみ)って名前で呼んで。私も名前で呼ばれる方が好きだ。家名は半分好い加減なんでね。あっはははは。それじゃ、また。クッキーバー美味かったよ -- 歪歪
- 10年って…(じゃあお前いくつだ?と聞いたらマズいような気がしてそれ以上言わなかったが、10年鍛錬積んでやっとアレなら…自分はどうなる?などと考えていてもしょうがない、打てる手を増やして戦えるようにするだけだ)
はは…違いねエや(家名は掃き溜めで会った『学者先生』の名をもらっただけ、今も昔も自分はただのグンターだ…声をかけるヒズミに応えるように素振りの音を立てた) --
- また隣が変わっている……だれですか?(そーっと扉を開ける) -- ファム
- …どうした?(扉に背を向け、作業台に向かってクロスボウらしきものをいじっている…扉を開けられたことは分かったのかそのまま声をかける) --
- だれですか?(背中から手元を覗き込む)これはクロスボウだな? -- ファム
- 取るに足らねえ雑兵で、雑草だよ。(誰?と聞かれて皮肉っぽくそう返す。ファムの顔を見るもなんだか皮肉が通じそうもないなといった感想を抱いた。)
そうさ、下賤の賊が好む品性の欠片もねえ武器ってヤツだよ。(俺たちにはお似合いさ。と言いつつ作業を続ける…小型のものにバリスタのような大型のもの…何個か用意して使い分けているようだ) -- グンター
- よろしく、ゾウヒョウ・ザッソウ。私はピグファムだ
いっぱい持ってるんだな!コレクターか?私は伝説の剣があるからクロスボウは要らないな -- ファム
- …(案の定だ、低い天井に視線を移して息を吐く…古来グンターって名前には『兵士』だの『戦う』だのって意味はあったらしいが…)
いつ壊れるか解らねえし、いつどんなヤツを相手にするかわかったもんじゃねえからな。(さすがに飛んでる船相手に使うとは思わなかったが…と並の人間が担ぐには大き目のバリスタに視線を移し) そうかい、もしアンタがくたばったらその剣をとっときの弾にでも使わせてくれ。(で、その船を叩き落すのに使った弾が元『ゴブリンの暗黒騎士の使ってた聖剣』って名前の鉄の塊…御大層な剣ならいい弾んなるだろ?と) --
- 大事にしているのだな!私はこの剣しか持っていないがだいたいなんとかなった!(胸を張って得意げにはないき)
私は死なないから安心しろ!神の加護を受けた聖戦士だ! それに、弾の代わりにしなくても投げればとんでくし、手元に戻ってくるぞ。掴んだまま飛ばせば、一緒に空も飛べるから便利だ!このくらいおっきい飛行機にも飛んでいけるんだ(両手を左右に広げる) 前まで隣にはリーゼルが住んでたんだ。リーゼルは女の子に見えるけどエルフの男の子だ。親切だからきっといろいろ助けてくれる -- ファム
- そりゃいいや、カミサマに贔屓されてるなら負けも死にもしねえだろうな(神の加護を受けた聖戦士…普通なら子供の戯言と流すとこだが、たった一人で自分の隊より成果を出してるって話くらいは聞いてる、ひがみ半分嫌味半分だ)
デタラメもいーとこだな…(見た目非力な子供にしか見えないファムがどうやって活躍したかを本人の口からきけば、目頭に手をやって頭を振る…並の人間としちゃ頭痛もするさ) ああ、散々面倒見てもらって…アイツには頭が上がらねえ、リーゼルさまさm…は?(そして、一番驚いたのはそこかもしれない、リーゼルは…男なのか?と確認するようにファムを見る) --
- デタラメじゃない、ホントの事だ!(プスー頬を膨らます)
リーゼルは男だぞ!私もびっくりした!……確認は…しようとしたら怒られた!ヒョウもお腹いっぱいでご飯残すことがあったら持ってくときっと喜ぶ! -- ファム
- ホントの事だから困るって話だよ…(理不尽な力の差、生まれの違い以外にもそういった運命に導かれた英雄ってヤツを相手にすれば…自分たちみたいな雑草は暇を持て余した主婦の趣味の園芸くらいのお手軽さで薙ぎ払われるんだろうか…そう思わずにはいられない)
あたりめーだろ!?…最近は女のほうが積極的ってのは本当なんだな(リーゼルのヤツこんなとこでも苦労してんのか…と遠い目をする) 生憎、俺はいくら食っても足りない大食いなんだ。(という割には痩せ型…自分たち戦闘員のぶんの食料も抱え込んだ難民によこしているため食料に余裕はない…それでも「仲間」になら分けるくらいはするし、実際そうした。) しかし安心したぜ、カミサマに贔屓してもらってるってどんなネジの飛んだヤツかと思ったが…(仲間にメシ分けて喜んでもらおうって考えがあるぶん特権階級のブタどもより相当まともな頭してるんじゃないかと、微笑んで見せる) --
- だって、見た目は女の子と一緒だったから……ヒョウだって、目の前で言われたら絶対確認してた!
リーゼルと同じタイプなんだな。私は男の人ほど食べられないから、余る!残ったのはおにぎりにしてもらうと、お弁当にもできて便利だぞ 何かわからないことがあったら、私のところに聞きに来るといい!でも、字に関してはリーゼルの方に行ったほうが早いな。リーゼル恥を教えるのも上手い! うむ!(よくわからないが笑顔になったのを見て満足)いつまで続くかわからないが、お互い頑張ろう!じゃあな! -- ファム
- しねーって!…そういうトコなのか?カミサマのお気に入りってのは(多かれ少なかれ英雄ってやつは突飛な事をするもの、運命に愛されるにはそれくらいしてみろって事なのかも…と)
えらいぞ、食い物をムダにしねえのはとっても…いい事だ!(美味、美食、一口食って捨てればまだいいほうで、口もつけられず生ごみにされる食料もある…そんな事を平気でできる特権階級とは違うのだと思えば、仲間になれる気がした。) へいへい…やる気は買うぜ(あまり説明は上手くないが、やる気はある様子のファムを見て頷く…かくいうグンターも読み書きを十全にできるわけではない、いずれ起こすつもりの革命にも役に立つか…と字を覚えることに興味を抱く) 短い付き合いになるか、腐れ縁になるかはそれこそ、カミサマに聞いてみなきゃわかんねえな…ああ、またな。(だが、こうしてお互いに顔を合わせたなら…無事を祈る理由くらいにはなる、そう思いつつ見送った。) --
- ようよう。グンターのあんちゃん。今月も頑張っていたようで。今日はゴブリンが使う毒の解毒剤の配給なのです(隊では有名なエルフがやってきて、人数分の薬を渡す)
(噂では、とにかくごはんをたかってくること、大食いであること、普段は無気力だが本気出すと凄い事など…妙な奴ではあるようだ そして)ところでごはんもってません?ごはんくれます?(噂は正しかったようだ) -- リーゼル
- おいおいまたそれかよ…(メシをたかるってのは食欲、つまりは生命力が強いってことだ、ガキはそれくらいがちょうどいいが…コイツはちょっと食いすぎじゃないか?と苦笑いしつつ薬を受け取る…仲間たちのぶんもきちんと人数分。こういう『人間扱い』ってのは嬉しいもんだと微笑む)
いまはそうだな…ドーナツとかどうだ?(おれのオヤツだ。と袋にくるまれた数個のドーナツを取り出す…どこから調達したのかは不明) --
- ごはんたべないと死ぬので…必死なのです。(薬の使い方についても説明の上、分かりやすいメモも渡して、これだけは駄目な服用法を説明。いつの間にか毒物管理の責任者やらされているエルフ)
ドーナツ。よきですね(目が輝く)あまあじは大切…。ありがたくいただくので。ありがとうグンターのあんちゃん(深々とお辞儀をしてドーナツを貰う。もっちもっち)うまあじ…。 ところで。(ハムスターのように頬膨らませて)あんちゃんの隊は体調とかはどうです。毒とか受けたり、身体欠損のある重症の人とかいないです?(重症患者の治癒も仕事だ。なぜだろう…やる気がないのに仕事が回ってくるのは…) -- リーゼル
- …だよな。(飢えは辛い、みんなで力を合わせて生きていくにも飯の確保は必要…みんなとの暮らしでそれは骨身にしみていた)
だからこうやって食い物を分けるのも、信頼の証ってわけだ。(自分たちのような集団にもきちんと分け隔てなく接する…生まれよりなにより、そういう存在こそ『同志』に欲しいなどという打算もあるが…) …正直深刻だ、でもだからこそ闘いてえって奴らだらけなのが困りどこかな…(自分を信じてついてきてくれた連中だ、見捨てるようなことはしたくない…そんなグンターの甘さからか怪我人に無理をさせることができず、その結果戦果は芳しくないという本末転倒な事態に陥っている…) (グンターの隊は隊とは名ばかりの難民キャンプのようなもので、戦闘員でないものも多かったのだ) --
- (もっともこのエルフは人の30倍くらい食べるのでその基準も違うのだが)わかりみ。ご飯をくれた恩は必ず何かしらの形で返すのでー…。困ったことがあれば言ってください。
深刻かー。んー。……今日は、ディートリンデのおねーさんから支給されたごはんでパーティしたので。お腹がわりかし満ちたところあるので魔力に余裕があります。 グンターあんちゃんの隊、お望みならば重いけがの人は治しますが。…ただー、それで意気揚々と戦いに行って殺されてしまうのはだめ。どうします?(ドーナツを齧りながら選択肢を与えた) -- リーゼル
- そういう貸し借りみたいなのは好きじゃねえんだ。(貸しも借りも、それで人生棒に振ったヤツの話はあの吹き溜まりではよく聞いた、まあ金の話なんだが…打算でドーナツわたしといて貸し借りみたいにしたくないってのもバカか俺は、と自嘲気味)
そういや、そうだったな…(この寄り合い所帯全体の責任者、女傑だっていう…だがいわゆる特権階級であるそいつからの施しってヤツは受けたくない。自分はそう思って辞退した…そんなパーティーをするくらいならもっと難民たちの食料に回すべきだという、子供じみた抗議である。) …だったら、俺が動けない奴らのぶんまで働けばいいってことだろ?帳尻合わすくらいはできるさ…!(怪我人の治療を重点的に、下がった戦力は自分がその分もっと武器を作り、戦って、小鬼どもをブチ殺せばいいと…) --
- じゃあ、ごはんをくれた優しいあんちゃんが困ってたら僕もなにかしらやってあげたい。そんくらいで。実際そんなに気をもんでたら僕はみんなからごはんをもらえない!(きりり)
左様。僕のお腹が満ちたことで助かる人がいるのであればやっておこうかと。それではー、歩けなくなっちゃったくらいの人はしっかりと治しておきますね。 ただまぁ。(グンター隊の非戦闘員を中心に治療をかけながら)…ここの人たちは、たぶんグンターのあんちゃんがやられたら路頭に迷ってしまうでしょうな。そこは、あんちゃんが頑張らないとね。(死ぬなよ、と遠回しに言っているのかもしれない) (…この隊は少し危うさを感じる。天才肌のエルフはそう雰囲気から読み取るが)…うむー。これで歩けるようになるでしょう。お礼はごはんでよいですぞー(治療はしっかりとこなしていったという) -- リーゼル
- そういう事、自分で言うか?(自分を客観視しつつそれでも飯はたかる!という力強い宣言にまたも苦笑い、これくらい開き直るのも必要なのかもな?と…)
すまねえ、恩に着る…(治療はこの戦時下において戦力になる戦闘員に優先して行われるべき、それくらいは解ってる、治療を施したとして以前のような生活を送れるか解らない負傷者や子供や老人、二の次三の次扱いされるそいつらを治療しろなどと…ドーナツ一袋で通るワガママじゃないことくらい) 俺が?殺られる?…生き汚さだけは自慢でね。(そう、死ぬならこの戦争を生き抜いて、そのうえで革命を起こしてからだ…それまではたとえどんなことをしても生き残り、隊の連中を守る…) (その覚悟を仲間を見捨てられない甘さと天秤にかけてはたしてまともに戦えるのか、リーゼルの感じた危うさが現実のモノになるかどうかはまだ誰にもわからない…) --
- 出遅れたな…だが逆境には慣れてる…! --
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