街人/旅商の露天

路銀が貯まったので、再び旅に出た。

次の目的地は山向こうからさらに先。

数日をかけて街から山へ、山越えのルートに入る。

山道を進むと、中腹で開けた場所に出た。

あの街が点景で見える。

点景になった街を見ているとと突然涙が流れ出してきた。

良いところだったな、と思う。

いつかまたこれたらいいなと思う。

涙をぬぐい、最後にもう一度だけ、街を振り返り立ち止まる。


いつかまたね

&color(#d3a243){};　キクチバ>街人/旅商の露天

お名前:

• （彼女が良くいた場所に何度か向かっていた、無駄だとはわかっていても、もう一度会いたかった）
  キクチバちゃん……わたし、待ってますから。また……いつか……
  （誰に告げるでもなく、そうつぶやいて、大切な友の行く末に幸あらんことを祈った） -- シィホ 2016-07-16 (土) 03:50:15
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