名簿/502210
- <冒険を始めたい人も冒険を続けてる人も出会いは冒険者ギルド!冒険者たちよ、集え!>
(……というチラシが届いている) -- チラシ
- ワッパ!仕事であるぞ!(陸船から台車が出る。肩のバイアサイトが砕かれたパラシーム。サルタン共和国のバイアフだ) -- ドゥー
- 親方! 船から男の子が! …あれ、御曹司 どうしたんです? (金持ち=良いとこの坊ちゃんイメージで)
立派なバイアフ…えっと、これてー… (興味津々な様子で足元に駆け寄り、ぐるっと駆け回る) -- クーゲル
- 見ての通りである!余のパラシームを二晩で治してみせよ -- ドゥー
- (いっちょまえに顎に手を当てて見上げ、考える様子を見せて) バイア石の交換か、修復か、装備の改装か、補強かにもよりますよ? -- クーゲル
- (副官らしき人物がオーダーメモを寄越す。肩のバイアを持参の碧玉型と交換、それだけであれば楽だろうが)
装甲の換装もだ!本国仕様に戻すぞ、決闘に負けたままの姿では怒りが収まらん -- ドゥー
- んー… あ、ども (受け取る仕様書にざっと目を通して、頭を掻く)
交換と換装スか!? えー、そりゃできますけどー…もう少し余裕がほしいかななんてー… (唇を尖らせる) -- クーゲル
- できんのか?(見下す眼!) -- ドゥー
- 速さだけなら張りぼてつけた方がマシッスよ! (キッ) 職人に頼むのなら時間も支払うのが礼儀ッス! (負けない勝気な目) -- クーゲル
- 言うではないかワッパ!良かろう、期限は延ばす
だが万に一つの紐ズレも許さぬ 言ったからには仕上げに妥協は無いであろ? -- ドゥー
- 見習いって言っても職人の端くれッスから! (腕組み胸張り) ふふん、そりゃもう! ぐうの音も出ないくらいにかんっぺきにー…
(そこで、子供の頭にゴツンと振る拳 頭を抱えてしゃがみこむ子供の向こうに、髭面の老人の姿) 半人前が偉そうな事言うんじゃねえ …だが、しかしなぁ (髭を弄りながら、酒瓶片手に老人は見上げる) 随分派手に割ったな どう言う様な換装をしたいんだね 軽くか、重くか、バイアフの制御の方法は? さて、細かい事を聞かなきゃあ、受けられんな (しわが多い顔だが、目の奥の光は強い) -- クーゲル
- (にぃーと笑って 子供は扱いやすい、と思った矢先に 出てくる本命、そう上手くは行かないものだ)
軽やかに優美、そして華麗!装甲一つとっても機密である、丁重に扱えぬものには任せられぬ物 (陸船から、鎧立てに組み付けられた「本国仕様」の装甲一式が運び込まれる 軽量かつ装飾過多、透かし彫りが多用された―それこそ、国家旗騎並の) -- ドゥー
- …お前ェさん、王侯貴族かなんかか? 随分は随分な代物をそうぽんぽん、場末の個人工房に持ち込むなんざ、正気の沙汰じゃあねえ
(白眉の下よりじろりとドゥーを見る老人の瞳) 大きな工房に運べない後ろめたい秘密があるのか、それとも、金を余らせたタダの馬鹿か 後者の兆候はあるかも知れんが、そればかりじゃあねえな (酒をあおり) 言えねえかい? 命の次くらいにゃ大事な代物を預ける相手によ -- ウーヴェ
- うふふ、余は謎のお大尽騎士よ 今はそれで良い
(無礼であるぞ、と言いかける副官を制して)しかし余が愛騎を預けるからには余が見込んだという事 秘密を共有するのも面白きことかもしれぬ 知りたいか?(クーゲルをおいでおいで、と手招きして) -- ドゥー
- (剣に手をかける副官にも動じた様子もなく、老いて尚太く逞しい腕組み しかし目はとがめるではなく、ニヤニヤと面白そうに)
(手招きされた子供が、痛む頭を涙目で摩りつつ近づく) なんスか? …んー? (近づいて内緒話が聞ける位置) -- ウーヴェ
- (こしょこしょ)余はサルタン共和国が永世筆頭将軍、ロトゥス・サルタン 国家主権者である そしてあれこそはサルタンの国家旗騎カヴォード・エレフ、妖精の写身よ
(老人に告げるかどうかは童任せ、いかにもいたずら好きの彼らしい) -- ドゥー
- うひひ、耳がこしょばいっ (モジモジしつつも耳を傾け…そして、その正体に目を丸くして顔を見上げた)
(まんまるな子供の目をもっと丸くして見つめ、そのままぐるっとドゥーの周りを回ってから) (親方に振り返って何か言おうとしてから、口を押さえてドゥーを振り返る それから、手招きしてかがんでもらって) …ひみつ? (目を輝かせて、こそこそ話) -- クーゲル
- (心底楽しそうにウロウロする様子を眺めた後、かがみ)
クーゲルと言ったな?ワッパ 勿論秘密だ、しかし貴様が隠しておけぬ相手ならば…話しても良い 秘密とはそういうもの。現に余がきさまに話しているであろ? -- ドゥー
- 密談にメテオリートの瞳が光ったような気がした --
- …た …かた…っ (朝、揺すられる老人と) 親方っ! 朝ですよっ!! (起こす子供)
まったくもー、深酒するから起きられないんですよ (エプロン姿で腰に手を当てて呆れ顔) -- クーゲル
- …ん、おう… もう朝か… (まだ頭の中にバイアフの駆動音が、鎧袖ぶつかり合う戦音楽が響いている)
…30年前の夢か (ひげもじゃの下の口を大きく開けてあくびをする 伸び放題の髪、皺も深くなった) … (頭を掻いた手で、自分の右目を押さえる あの盗賊に奪われた右目がうずく) -- ウーヴェ
- …親方? また、昔の夢ですか? (ベッドに手を突いて、心配そうに子供は覗き込む)
(老人の大きな手が頭をなでれば、安心したように目を細めて) 古い夢なんか、新しい朝の光で吹っ飛んじまいますよっ! ほら! (ベッドに登って、しゃあっと勢いよくカーテンを開ける 朝日が差しいる窓辺で、老人に笑顔) ね、親方! -- クーゲル
- …新しい酒でもあったら、もうちょいとスッキリするんだがなぁ? -- ウーヴェ
- 〜〜〜…昨日の飲み残しの一杯しかダメっスからね (ジト目で老人に釘をさしてから、ぽんとベッドを降りて)
じゃ、顔洗ったら降りてきてくださいね! オレもうお腹ぺこぺこなんスから! (そうして、工房の朝が始まる…) -- クーゲル
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- 30年前――某国首都
夜半に突如鳴り響く霧笛。暗雲を割って現れたのは漆黒の海賊船エンデュミオン。ひるがえるのは髑髏の旗。だれもが叫んだ。海賊ネロだ! 海賊船より降下した髑髏のバイアフは電撃的に国庫を強襲し、圧倒的な戦闘力で衛兵を殲滅。 単騎にて国庫中心部に到達し数十トンに匹敵する金塊を強奪しようとしていた。 -- ネロ?
- (目映いほどの金銀財宝である 御伽噺の挿絵にも似た宝の山 …が、其処にあるはずだ なのに、ネロはいまだ其処にたどりつけていない)
(財宝を守るにしては、それはあまりに無骨すぎた 光らぬ身体は黒金の、国庫を守るスプリガン いったいのバイアフが、逆さに突いた剣の柄に両手を重ねて、仁王立ち) (東洋のサムライにも似たそのバイアフから、落ち着いた声がした) 快進撃だな (賊に対して、それはむしろ楽しげに) -- ウーヴェ
- (最期の扉の前に立ちはだかる黒金のバイアフと、髑髏のバイアフは対峙した)
(鉄の装甲の奥から聞こえるのは、やはり鉄を思わせる重い声だった) そのとおり。ここまではな。(髑髏の頭を持つ亡霊の騎士から発せられたのは、賊とは思えないほど、気品のある響きを持った声だ) (一瞬の静寂── 国庫の外からは砲撃と爆撃の音) (亡霊の騎士の手が、髑髏が刻まれた剣を引き抜いた。同時に大理石の床を踏みぬいて漆黒の風のようにサムライへと斬りかかる。その速さたるやまさに神速である) -- ネロ?
- 此処までは、か (笑う声である 鈍重な動きで剣を持ち上げるバイアフ) そのとおり、此処までだ
(対峙する黒と黒 先に動いたのは髑髏であった その切込みが、サムライのバイアサイトを穿つかに見えた しかし、歯が浮くような重い衝突音 剣を受け止める、剣) 国庫見学は楽しかったかね ツアーはそろそろおしまいとしよう (鬼の面の暗い眼窩奥、赤いバイアサイトが輝く 唸る駆動関節!) (鍔競り合いを捻り上げ、鉈のような剣は蛇の様にネロの剣を滑り、肩のバイアフを狙う) -- ウーヴェ
- 止めたか。(賛嘆にも似た声が髑髏の奥より発せられる。剣と剣の接触点が火花を挙げて、劈く様な剣戟音を響かせた)
それはどうかな(滑るように刃の峰を伝い襲い掛かる剣を、僅かな体裁きで回避すると、そのまま肩ごと飛び込んで強烈な体当たりを食らわせる) (炸裂する重低音。だが相手は異様なほど重く、硬いバイアフだとみえて、大して怯まないと見るやすぐさま飛び上がり、その鬼の顔めがけて痛烈な蹴りを叩き込む) (擦り切れたマントを靡かせてひらりと着地すると、再び剣を構える) 我が名はネロ。黒金の騎士よ、名を聞こう。 -- ネロ?
- お互い、小手調べはいらない だろう? (表情の無い二つの機械 しかし、確かにそれは笑った 無機質な鬼の顔が、獣のように脂染みる錯覚)
(火花をはじかせながら剣を滑る刀 すれ違いざまに叩き込まれるショルダータックル 髑髏のバイアフよりも一回り小さなそれは、山の如き不動) (懐に飛び込んだ髑髏を捕まえるように動くサムライ 住んでのところでよける髑髏の置き土産は、硬いバイアフの面頬に痕を残す) (ねじるように顔を背けていた侍は、名乗りを受けてゆっくりと顔を戻す 操縦者のクセだろうか、軽く首を鳴らすような仕草をして、構える 先ほどよりも深く、重く) ウーヴェ・ツヴァイクレ そしてその相棒、メテオリート (低い構えが沈む それはまるで、津波が襲う直前に潮を引く様に静かに、しかし滑らかに) 参る (そして、ネロを襲う大津波である 重く、黒く、強く 何者をも飲み込み打ち砕く、袈裟の一撃 肩を狙って!) -- ウーヴェ
- (第一陣最初の遠征が終了し、雑魚散らしを担当していた傭兵がイアフから顔を出す)
『打ち砕く』メテオリート・・・っ引退しても尚勇猛なる騎士ウーヴェの名は健在か・・・同じ戦場に立てて光栄だ -- サム
- そうかい (低く落ち着いた声が通信機から返される 凱旋の高揚もなく、歴戦らしく聞こえた)
(しかし、胸部装甲を開けて顔を出したのは、) うぃー… (片手に酒瓶を握った、ヒゲも伸ばし放題の老人だった) 新人さんかい、ボウズ 見ない顔だな (酒をあおってから、サムを見る 少し離れているが、見れば) 生態戦士か、珍しい (興味をもって声を漏らす) -- ウーヴェ
- (パラドスィにおいて彼の名声は悪名として鳴り響いていたが、政治を知らぬ無邪気な子供にとっては強さこそが憧れの象徴であった・・しかし)
・・・・・・中に酒瓶のホルダーでもあるのか?(出てきたウーヴェを見た瞬間、子供の頃の夢を壊されたような気分に襲われた・・・流石に表情には出さなかったが呆れたように言って) いぃや、この道に入ってもう・・・10年近いかな?・・・傭兵だよ、決闘なんざした事がないから名前は響いちゃいないが・・・ (自己紹介をしようとした所で体について指摘され)・・・ちょっと訳ありでな・・半年くらい前に派手にやられて、改造されて今日は復帰一発目だ(ふいと息をついて) -- サム
- いや、剣の代わりに握って振ってる (ぐいっと呷ってから、やるか?と瓶を揺らしてみせる 酒場の背景の酔っ払いのようだ)
10年か オレが廃業してからじゃあ、知らんのもしかたなし (胸甲に腰掛けて片胡坐 膝に頬杖をついてじろりと見る目 隻眼である) パラドスィの鈍りだな 格式ばった奴等ばかりと思ったが、若いやつも礼儀正しいな 改造ね オレも改造してもらうか (胡坐をかいた右足は、棒状の義足であった) リハビリにしては、良い動きだったぞ パラドスィの奴等は古臭い戦いをするが、その分一騎討ちにおいては年季入りだ ボウズもその内名が広まるだろうさ (伸び放題の顎鬚を弄りながら好々爺然として笑い) 名前を聞こう -- ウーヴェ
- (軽く肩を揺らして笑って)振ってよし飲んでよしか、成程合理的だ・・・(軽い調子で跳躍、数mの距離をものともせずに胸甲に降り立ち「戴こう」と受け取る、マスクが開けば植物繊維を束ねた口が露になってぐぃと煽る)・・・
(向かいに座って酒瓶を返し、隻眼を真正面から捉える)そうか・・・アンタが引退した時は、まだその辺の技術は進んでいなかったんだな・・・・・結構金が掛かるぞ?(自分もこの先苦労するのだろうと苦笑して) なに、感を取り戻せばすぐさ・・・元々エンティアで傭兵やろうと思ったら、村々の魔物退治とかも請け負わないと仕事がない・・大きな戦争ほど一騎打ちでカタが付いてしまうからな だと良いが・・・(パラドスィの事が話題になればバツが悪そうに)傭兵になった時に国も一緒に捨てたつもりだったんだが・・・言葉ってのはどうも残っちまうみたいだな・・・ ・・・サムだ、サムイル・スポーナー・・・所属していた傭兵団はなくなっちまったから・・今はフリーランスってトコだな -- サム
- 振るいまわすと空気が混ざって味もまろやかになるしな 嘘だ (超人的な身体能力を見れば、ほう、と眉を上げ)
便利だが、メンテナンスとー…女にもてなくなるのが悩みになりそうだな、ボウズ (グロテスクにも見えるサムの口を、軽い冗談で済ます 落ち着いたものだ) ああ、うちの『屑鉄』を扱うに不備は無いが、やはり、片足が無いと押し出しも利かない コイツを退職金代わりに追い出されてそのままだ (メテオリートを叩いてみせる) オレのは、メンテナンスや改造のテスト代わりってのもあるがな 傭兵は日銭がかかるから死活問題か 国雇いの騎士だった俺にはわからない世界だな くっはっはっは、そう簡単に国は捨てられん 意識も知識も無い時からその国のもので育ったんだ そんな顔をするな、ボウズ そのうちに諦めもつくさ サムボーイ 自由になるのと、根無し草になるのは違うぜ (口髭の下で口に笑み) 本陣で修繕技師もやっている たまには顔を見せてくれ -- ウーヴェ
- ・・・あぁ(にがにがしげに口元を撫でる、鏡を見るたび自分でもそうだろうとは思っていた・・冗談っぽく言ってもらえたのがせめてもの救いか)玉も竿もないから抱く事も出来ない(下腹部を示して「ほんにつまらん」と笑って返し)
『屑鉄』・・・(メテオリートを見上げ)酷い話だ・・・嘗ての英雄なら、教官とかの道もあっただろうに・・ 人を集めて起業するとか・・それこそ騎士にでもなれば大分変わるんだろうけどな・・・(あーやだやだと頭をかくと立ち上がり) ふん、根がなきゃ何処までも転がっていける・・・それも結構面白い(傭兵なんて物は山賊まがいの職業だ、元より従順な奴には勤まらない)あぁそうさせてもらう(じゃぁなと言い残すと再び跳躍、イアフに戻れば近くに停泊した陸船へと戻っていった) -- サム
- …新しい世代か (去っていくイアフを見送って一人呟く) 英雄なんていっても、タダの人さなぁ
(胸部ハッチを閉める メテオリートの中で酒瓶に栓をする) 教官も企業主も向かない俺は、とりあえず、かわいい弟子の元に帰るとするか -- ウーヴェ
- うん -- ウーヴェ
- はい! -- クーゲル
- オッケーだな -- ウーヴェ
- セックスもきてません! -- クーゲル
- ボールペンックス! --
- 親方が俺を拾った時にポケットに入ってたのがペンだったんだって… -- クーゲル
- 覚えてないな (ぐびーぐびー) -- ウーヴェ
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