名簿/416397
- そして、ここではないどこかへ
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- ……(無駄か。と思いつつもここまで来た自分に少しだけ腹が立つ)
(そもそもここに来て、何を話したい、何を聞きたいという具体的な思考すら纏まっていないのに、何故か足はここに向いていた) ……あたしも。お前と同じでわからんくなったぞ。レビン。(人気のない屋敷を見上げて、小さく呟いた) -- ピリオド
- (ふと、ピリオドに並んでもう一人の人物が屋敷を臨んでいることに気づく。
背は低めであり、顔立ちはどことなく幼い。一見すれば成人前の『少女』としか認識できないはずだ) ……逃げたわね。あたしが打って出る前に先手を、ってワケかしら。 (苛立たしげな足踏みと共に舌打ちする。少女の腰には中型の長剣が提げられており、足の動きと共に鞘が左右に揺れた) --
- (声に横を見ると一人の少女がいた。同じ方向を同じような表情で眺めていたためか警戒心が少しだけ緩む)
……お前もレビンに用か。残念だったな。(いつも通りな横柄な口調で尋ねた) -- ピリオド
- (腰ほどまであるブロンドロングは、何故だかレヴィンの髪色によく似ていた)
本当、残念ね。こうなったら自分の足で探し出すしかないわ。 あんた、レヴィンのナニ? 彼女? まっさかねー。かなり大爆笑してあげるわよ。 (ピリオドと同じかそれ以上に横柄な口調で、遠慮なく口撃を仕掛ける) --
- (少し怯むが)知るか。ただの。(すでに修練会を辞めた身と辞めようとしてる身でなんと言えばいいのか微妙な顔をする)
(とりあえず保留)お前こそなんだ。レビンの彼女か聞いてくるってことはレビンの彼女じゃないのは分かる。……家族か?(髪の色だけであてずっぽうに言ってみる) (なんとなく手に持っていた鉢植えは後ろ手にして隠す) -- ピリオド
- (ピリオドの反応を予想していたように、小馬鹿にした微笑を浮かべ)『ただの』? まーいいわ。
ご名答。その目敏さと野生的な勘に免じてあたしの名前を教えてあげる。 (髪を掻き上げると、左程背も変わらないはずのピリオドを全身で威嚇し)カミーリア・コルテージュよ。 -- カミーリア
- っ……ほんとに。家族か。(冗談半分だったらしく普通に驚き)
なんで家族がこんなところうろうろしてる。あいつと暮らしてたのか? 置いていかれたのか? (全身に受けているぴりぴりとした感触を反芻する。……若干の敵意だと判断し、小さく左手を動かして大剣の位置に持っていくシミュレートを一度だけ行った) -- ピリオド
- (驚かれると、露骨に表情を崩す。試しているというよりは、単純に相対しているピリオドに興味があるようだ)人間だもの、家族くらいいるわよ。
(次の問いには答えず、再びそびえる屋敷へと目をやった) ま、今日は挨拶代わり、ってことで。 (ピリオドの懸念は現実に、カミーリアは躊躇なく剣を鞘から引き出す。解き放たれた抜き身には、通常ではありえない現象が起こった。剣が、燃えている) 安心して、あんたを取って食おうってわけじゃないのよ。 -- カミーリア
- //起きられない! ねゆ! --
- (抜き身の剣。それも発火炎上する異形の剣を見て、反射的に左手が動く。同時に鉢植えが土の上にどさりと落ちる)……っ。……信用できない!(右手で左手を支える妙な持ち方で大剣を向けた)
お前。レビンの家族だっていったな。だとしても剣を向ける相手に容赦できるほど強くないぞ。 (空気は一瞬で張り詰める。不器用な持ち方で剣を構えながら、真っ直ぐにカミーリアと名乗る少女を見た) -- ピリオド
- 別にいいわよ。どうせ戦り合ってもあんたが損するだけだし。
(臨戦態勢のピリオドから離れ、玄関を越え屋敷の入り口まで足を進める。木製の番扉へ無造作に剣を振り降ろすと、扉を起点として屋敷全体へ発火が伝播していく) もう一度聞くわよ。あんたはレヴィンのナニかしら。(凶行も意に介さず、それが自分の自然体だ、とばかりに) -- カミーリア
- な。(凶行に絶句する。燃え広がる炎をとめる術はない)なにしてんだ!お前!!(珍しく、何の感情を刺激されたか激昂する)
(自分にとって。レヴィン・コルテージュは何か。何故こんなに怒っている。何故目の前の自分には何の関係もない少女を許せない)
(それは、あるいは。初めて少女が自覚的にあげた。誕生の際の産声のようなものだったのかもしれない) (今なら分かる。なんでもないレヴィンとの語らいが、とても楽しかった自分をようやく自覚できた。だから、答えよう。胸を張って言っていいんだ) レヴィンは。……あたしの仲間だ。(切っ先をカミーリアに向けたまま、はっきりと。少女は宣言した) -- ピリオド
- 不必要になったモノを燃やしているのよ。どうせレヴィンは戻ってこないわ。こうでもすれば、あいつの刺激にもなると思うし。
(激情を鬱陶しげにねめつけていたが、レヴィンを『仲間』と評された瞬間、表情が崩れる。見つけた、満足させてくれそうな玩具―) 別に、あんたを今此処で斬り伏せてもいいのよ。あたしのことがお気に召さないようだし。 (ピリオドとは対照的に、剣を鞘へと収める。噴出していた炎はなりを潜めたが、屋敷は既に焼け落ちており。隣家に被害が出なかったのが幸いか) 今のあたしの敵はレヴィンだけよ。本当なら、こんなところで道草してる暇もないの。 (苛立たしげに頭を掻いて)レヴィンを見つけたら教えてくれない? あたしが探してるって伝えたら一発よ。 -- カミーリア
- (全ては理解できないが、全てを理解できないからこそ理解できた。目の前の女は、レヴィンの家族であり――敵でもある)
(カミーリアを真っ直ぐ睨みながら、剣を収めた姿に舌打ちをする。剣を構えない相手を斬る強さまではまだ持ち合わせていない) じゃあ。あたしにとってもお前は敵だ。(敵意だけは向けたまま、剣を地面に下ろす。後遺症の残る右腕が震えている) (焼け落ちた屋敷を見て、自らの中に生じる苛立ちを噛み砕く。残滓すらも残すことを許せない怨念や執念を、自分はまだ理解できない) 断る。あたしは。……お前の敵だ。(大剣を背負いなおし、花を拾い上げてくるりと踵を返した) ピリオド・レスリスウェーバー。(それは名前しか発さない名乗りであり――ゆるぎない宣戦布告でもあった) -- ピリオド
- (拾い上げられた鉢に少しだけデジャヴを感じる。確か、母が大切に育てていた植物が、あれとよく似ていたはずだ。
雑念だ、と思考を正し) 終止符? 洒落た名前ね。好きよ、そういう大層なハッタリは。 (大火事を悟った近隣住民が集ってくる中、静かに群衆の中に埋もれて行った。二人が再び合間見えるのか。未来の賽は、未だ目を出さない) -- カミーリア
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- こんにちわー…お、いたいた。メリークリスマスってことで今年もケーキを持ってきたよ。
今年も色々あったけど大きな怪我はしてない?来年も一緒に道場で頑張ろう。 -- ファルコ
- 今年何かあったっけ?(生憎修練会周りの状況には疎い。リルカやピリオドの心の動き、那智の帰還など、殆どの出来事に耳を寄せる暇もなかった)
来年ねえ……来年があるといいけどな。 -- レヴィン
- 今年も修練会のメンバーにケーキを配ってるんだ、去年と変わらずアクア・アビスの。
(サンタの格好でやってくるとショートケーキ1ホールの入った紙箱をあけ、中を見せてから渡す) -- ファルコ
- ふーん、お前もマメだな。(遠慮なく受け取り) ;来年もそこそこには頼むぜ。 -- レヴィン
- レヴィン殿ー、レヴィン殿はおられるか。拙者でござるよ、修練会のフォルモーントでござるー -- フォルモーント
- あー?(それなりに巨大な屋敷から顔を出したのは、普段修練場で見る表情のレヴィン)
誰だっけ? つーお約束なネタももういいよな。えーと……悪い、名前忘れた。 修練所の奴だってことは分かるんだよ、ここまで出掛かってるんだよ! -- レヴィン
- (やあ、とばかりに片手を挙げるサムラーイ)
まぁ面識うっすいでござるからなあ。その辺り已むをえぬ所でござるけど…… ほうほう。分かっているならほれ、先程拙者も名乗っているし結構容易にいけそうな気がするでござるがー -- フォルモーント
- 毎日いるわけでもないもんなー。でも今時ござるはどうかと思うわ。
フォ……フォルテッシモ! 違う! Mrブシドー! 違う! フェルグラントドラゴン! 惜しい気がする! (あーでもないこーでもない)あ、フォルモーンとだ。悪い悪い。何か用かよ? -- レヴィン
- それぞれ冒険者なぞやっておればすれ違いも増えるでござるしね。……まあ流行り廃れとかそう気にしないのも侍でござれば
……惜しい!かなり近かった!ってそれはそれで響きはカッコいいでござるけどな!……惜しいって言うか訳分からんでござる! ……何やらまだ若干の違和感あるでござるけどフォルモーントでござるよ。いやいや、用件の方は単刀直入に言うと、折角だから仲良くしようよって奴でござる(恥ずかしげも無く言うサムラーイ) -- フォルモーント
- だからござるは流行らねえって! 方言じゃねーんだから!
フォるモーントだろ? 大丈夫だ問題ない。仲良く……ねえ。(ちょっと疑わし気な視線でフォルモーントを見返す) ああ仲良くってそういう……? オレそういう趣味じゃねーから。 -- レヴィン
- 気にしたら負けでござるよ?変な語尾よりはよほど聞き易かろうと思うゆえ
拭いきれないでござるが……まあ小さな事でござるか。……そう、仲良くでござる ……いやいや。衆道の気は拙者も無いゆえな?単に友情を育もうとかってだけでござるからな? -- フォルモーント
- そもそもフォルモーントって名前の癖に刀持ってたりござるだの言ってることがおかしいんだよ。
ほらちょっと普通に喋ってみ? ジャパニーズハラキリゲイシャって言ってみ? 男がいきなり「仲良くしよう」って声掛けてきたらそりゃ警戒するってもんよ。まーよろしく頼むぜ。 -- レヴィン
- それ言ったらリルカちゃんやモリオン殿とて刀持ちでござろうし、喋りは拘りの末もはや素になってしまっておるしー
そうは言ってもこれが拙者の普通なんでござるゆえな?しかもなんでそこで間違った感のあるのを喋らせようとするでござる? えー?やはりこの街は恐ろしい所でござるなぁ……。んむ、ともかくこちらこそよろしくでござるよ なんせふと気付けば知人がすっかり女人ばかりで……この街で同行するのも女人ばかりでござるし……それはそれで悪か無いでござるけどね。ま、ともかく今日の所はこれで帰るとするでござるよー -- フォルモーント
- (リスト片手に屋敷の近くをうろうろ)…えーっと、レヴィン先輩のおうちは何処から訪ねればいいですかね…(先輩へのあいさつ回りのようだ) -- ナコル
- (修練場に行く予定だったのか、丁度扉を開けて現れる)何やってんだお前。
えーとえーと……誰?(必死に記憶を辿ろうとするが思い出せず) -- レヴィン
- 修練会のメンバーに今年もクリスマスのケーキを配ることにしてるんだ、来年もよろしくね。(包装されたケーキの紙箱を両手で差し出す青年) -- ファルコ
- ……ああ。(どこか浮ついた様子で、焦点の定まらない瞳のまま箱を受け取った) -- レヴィン
- 修練会のメンバーをひとりずつ訪ねようと思って越させてもらったんだ、これ手土産のお団子。(フィルムに包まれている団子の包みを差し出し)
大分長いこと冒険で苦労してるみたいだね、調子は上向いてきた? -- ファルコ
- この初めて来たような台詞!(団子を受け取ると早速齧り始め)
あんなもんじゃね。よく失敗してたのは真面目にやってなかったせいだよ多分。修練会も人増えたよなー。 -- レヴィン
- いや…来たことあるけど一応理由をね。(何だか申し訳なくなったのか謝りつつ)
一見すると妙な人もいるみたいだけど…まあ付き合って行けばいい所もちゃんと見えてくると思うよ。 技を高め合うところだしね、人は少ないよりも多いほうがいい。 -- ファルコ
- 妙な人ってリルカにヒかれてたあの……初対面からあれはないわ。仲良くなってからもないわ。
いいところを探すとか学級会じゃないんだ、ソリが合わないならそのままでいいんじゃね。 そのうち100人とかに膨れ上がって当初の理念から外れる者が……ラノベだこれ。 -- レヴィン
- たはは、でもまあ…生きてる時間の幾らかを一緒に過ごす訳だしね。仲が悪いより仲が良い方がマイナスのことがあるってそうそうないし。
そこまで行くと経理の人とか雇わないと無理だろうなあ…今は手が空いた時に俺とリルカさんがやってるけど -- ファルコ
- 努力はするよ努力は。ただイラっとしたら殴っちまうかもしれん。
お前らそんなことまでやってるのか。大変だな。しかし修練会に流れてくれる人間はどうやって修練会を知っているんだ。どっかに宣伝でも出してるのかよ。 -- レヴィン
- あんまり一方的だったりしつこかったら止めるけど…な、なるべくナカヨクネ?(今から板挟みになりそうでギクシャクと体を動かし)
誰かがやらなくちゃいけないしね、気付かれずに済んでるならそれで…ああ、それは俺も疑問に思ってたよ、酒場で聞きつけてるのかな? -- ファルコ
- レビンチョコほしいか。ほしいのか。いやしんぼめ。
クノンから買ったチョコケーキがあるので板チョコはレビンにやるぞ。褒めろ。 -- ピリオド
- (扉を開けば、汗で乱れた金色の鬣を振り乱し)いらねーよっ! そういえばチョコレート貰った記憶ほっとんどねえな。別にそれはいいや、ちょっと待ってろ。
(板チョコを腰のポケットに捻じ込むと庭の側へ引っ込んで)案外重いな、こいつ。 (一株の植物が植えられた中型の植木鉢を運んできた。開花の季節を外れているのか、蕾は閉じられたままだ)返せって言われたからな。 別にお前がどうとか言わないが、黙って引き取ってくれ。(背景事情を説明するのも面倒そうに、無理やり押し付けようとする) -- レヴィン
- (持たされる)……? なんだこれは。重いぞ。花か? 咲いてないぞ?(不思議そうに植木鉢を見て)
くれるっていうなら貰う。でも枯らすかもしれないぞ。いいのか。あとチョコいらないならあたしが食べるぞ。いいのか。 -- ピリオド
- チョコレートは後で食べるんだよ。渡したものを奪い取ろうとするな!
オレもよく知らねーよ。母さんがレスリスウェーバー姓の人間に世話になったことがあるらしくて、所縁の品だから同じ家名の人間見つけたら渡してくれってさ。 (軽く溜息をついて)よくもまあ、こンの広い世界の中で巡り合う不確定な可能性に掛けられるもんだ。結果としてはオーライだな。 もうそれ花が死んでるんじゃね? 念のため水やったけどさっぱり咲かなかったぞ。 -- レヴィン
- いらないって言ったりいるって言ったり。レビンは自分勝手だな。(ふぅーとため息をこぼす)
……? よく分からんが貰っておく。 死んでたらすぐに腐るんじゃないのか? せっかくだから咲かせてやりたいな。 (静かに俯いたままの苗を見て、黒色の瞳が少しだけ揺れた)……うん。貰っていく。ありがとうレビン。(重そうにその鉢植えを持って帰っていく) (その途中で振り返る)あ。でもお返しはこれとは別の甘いのがいいぞレビン。甘いのがいい。(勝手なことを言って帰っていった) -- ピリオド
- そんなに甘いもんが好きなら自分で買えよ! 気が向いたらくれてやる、じゃーなー。
(屋敷の奥の部屋、立て掛けられた写真のうちの一つ、貴族然とした女性と使用人らしき女性が写っているものが、窓から流れ込む二月の風に、少しだけ靡いた気がした」) -- レヴィン
- こんばんわー修練所のみんなにケーキの配布にやって来ましたーっ!メリークリスマス!
(サンタの格好でアクア・アビスのクリスマスケーキが入った紙箱を差し出す)こういうのは楽しんだ物勝ちだからね、来年もよろしくっ。 -- ファルコ
- 自腹かよ……すげえな。
(今何人いるんだっけ、いやサイドカーにまで配ったのか? いやいやいや)サンキュー、来年もよろしくな。 -- レヴィン
- 実は釣りを副業というか、元はこれで飯食ってて。それで働いてる分には多少の余裕があるんだ。
そうだね、来年また手合わせでもできれば嬉しいな。それじゃあよいお年を! -- ファルコ
- セックス!! --
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