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古びた草庵にぽつねんと暮らす世捨て人、身の丈五尺六寸、肩までかかる黒髪 身なりには無頓着で年中読み捨てた本で作った紙衣を着ている 若き日に道徳の復古こそ世界の復興、繁栄の根源と信じて奮起するも、すぐに酒の味を覚え堕落した 日々酒浸りではあるが、初心は一応失っていないのか散逸した古の思想書を集め、再編纂することもある
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