IAL/0011
- さあそういう訳で!明けましておめでとう!この世で最も強大な存在となる事を目指しているミオソティスですどうぞよろしく!
(学園の中でも特に穏やかで静かな空気の流れる温室でのんびりとしていたシャルロッテに溌剌とした大音量が襲う!) (恐らくシャルロッテにとって最も会いたくないタイプの人種が接触を図ってきたのだ!)ハーフ!そしてエルフ!これはインタビューしなくてはならないよ! -- ミオソティス
- (なにやら恐ろしく理解のできない事を騒いでいる人がいる。こちらに向いている様な気もするが、関係無いだろうし特に関わりたくもない)
(私は何も応えず踵を返して温室を後にする) --
- (姿勢を変えずに恐るべき勢いでスライド移動をしてシャルロッテの前に立ち塞がる、良く見れば少女の足に紫電が纏われているのが分かるだろう)
(そしてシャルロッテの前へと立ち塞がる形で雷のレールが瞬時に現れている事も…雷魔術を使う者が時折試そうとする使い方だ、大抵制御を出来ず足の骨を折る) はははー!恐れるなハーフエルフよー!いやさ逃げられぬよう名乗ろう!シャルロッテ!(マークされている!) -- ミオソティス
- (全く何なのかは想像もつかないが、バチバチ音と光をまき散らしながら目の前に移動してくる)
(これだ……この手の輩はこちらが必死に逃げても退路を断つなど容易い。目をつけられた時点で終わりとあきらめるしかないのか) ……はぁ、それで何か御用ですか?私はあなたを知らないのですが(諦めは冷静さを保つ大事な要素だ。命も含めて万事諦める境地に至れば、何が起ころうとも楽しめるのだろうか……そんな事を考えながら聞いてみる) --
- フフフいい顔だ…ボクの中の竜が凄く喜んでいる…が!そういう諦めの顔を堪能したい訳じゃないんだー
よくある街頭の面倒くさいインタビューとかしつこい募金活動ぐらいに思って!(自分の迷惑さは理解しているのかそんな事を曰いつつ…) うん、人とエルフが愛し合ったより優れたキミだから聞きたい。キミにとって完全な存在ってなんだと思う?(それはとても奇妙な質問) -- ミオソティス
- はぁ……(いちいち私如きに嘘など言うまいと考えると、とりあえず竜の入った凄い存在らしい。その凄い存在がどういう思考をしているのかは推測も出来ないが、他者はモノ言う玩具くらいに思っていそうだな)
(ハーフエルフがハーフだから優れているなんて聞いた事が無い。両親の愛情は疑った事もないけど、どちらにとっても中途半端な存在が自分だ) (とりあえず投げられた質問に手短に答えて終わらせよう)……そりゃあ、自分以外の存在を一切必要としない存在じゃないですか?(答えたのでもう一度踵を返し去ろうとする) --
- キミは今自分を中途半端と考えてるなー?でもボクを育てた竜はそういう個体を垣根を乗り越えたモノ、評価に値するモノってボクに教えてくれたよ
(それはまるで心を読んだかのような…もしくは実際に読んだのかも知れない、表情からか、それとも実際に心からか) ふむ…やっぱりそうなるよねー…神の信仰薄い地なのもあるかもだけど大体の共通認識としてそうなる… あっじゃあもう一つ!(募金箱を持つような姿勢でつつーっと再び前に)その自分以外必要の無い存在が他者を求めたらそれは不完全という証拠かな?キミはどう思う? -- ミオソティス
- おやつを我慢して待てが出来た犬はかしこいって話ですか(ゾッとするなぁ……実際に背筋が寒くなる。心を読まれるならどうしようもないので、私からできることなどないのだが)
(また回り込んできた。大体の答えがそうなっているならそこで納得できないものだろうか?私は短くため息をつく)そりゃあそうでしょう。何なら自分以外の存在を全て滅ぼしにかかるんじゃありませんか?住んでる大地も含めて --
- そういう意味ではボクは賢い犬には負けるなぁ、何故なら出されたおやつで満足出来ない性質だからさ!でもそれこそがアリウスがくれた知性さ!
ふむふむそうしてしつこく接したら出た答えは実に興味深いよ?究極の個体であるのなら自分こそが世界、と …ではアリウスは完全ではなかったのだろうか。世界を生み出す程の神でありながら彼は自分に良く似たモノを生み出した… (一人呟いていたがいけない、と背を正して)今はキミから得た貴重な情報に感謝をしないとだ!ありがとうねシャルロッテ! なーんでアリウスは何も無い所から全てをお作りになったんだろうねー(などと歌うように口にしながらばいばーい!と手を振って去っていった) -- ミオソティス
- それは賢い犬に負けているのではなく、同じラインに立つ必要が無い、私達と違って満足も我慢もする必要が無いということじゃないかな(今までの一連の行動からもわかる。何事に対しても諦める必要が無い力があるとこういう感じなのだなあ)
まあ私達にとっては途方も無い想像の話ですけど。逆に、周りに何があろうとも一切干渉せず動きもせずに、ただただ存在し続ける、ってなるかも?自分以外の全てに価値が無いのだから まぁ私アリウスなんて見た事ありませんし知りませんが、他の人を必要としたなら完全じゃなかったかもしれないですね(神や竜どころか皇族でも遥か上位に感じる自分にとって、アリウスについて感想を求められても答えにくい。視点を身の丈に落として考える事は出来るがまず間違っているだろう) (アリウスの考えを理解する意義があるのはやはり同じような存在だろうな。同様に世界の創生ができつつ完全という程では無い者ならアリウスは参考になるかもね。どちらにしても私にとっては空想の物語とそう変わりない) (やれやれ……今日もまた眠れない予感がする。今更ながらに寒気を感じ、どうせ死ぬなら苦しまず一瞬で死ぬのがいいな、なんて思いつつその場を後にした) --
- …………(へい!っと大きな声で声かけると逃げ出しそうな気配を感じたので…気配を殺してそーっと近づく)
(後ろからいったら絶対逃げられるので正面から…さりげない看板をアピール…バニー部部員募集中の文字…) -- シュエ
- (……見た所ドワーフと思われる女子生徒が妙な看板を掲げて立っている。邪魔だ……)
(看板にはバニー部と書かれていた。聞き慣れないが聞いた事もあるような気がする。学食か何処かで人の噂話が耳に入ったのだろうか?やれやれ、風変わりな人達が増えると奇天烈な事を考えだすんだな……私は視線を逸らしたまま横に避けてそのまますれ違っていく) --
- (すれ違いざまに…道を譲ろうとして…お互い進行ルートを塞いじゃう奴ー!をやって)
あっ!あっ!あっ!ごめんねぇ!(3回くらいお互い進行ルートブロックしたあと) 新入生…じゃないよねって先輩でも同級生でもない…ってことは2年の子かな?(全校生徒の顔覚えてるわけじゃないけど、なんとなく消去法でそんな事聞いてみる) 綺麗な金髪だねー!ねぇ!君!お名前は!ボクは3年のシュエだよ!バニー部の部長さ!(通り過ぎないように無理やり自己紹介をしはじめたぞ!) -- シュエ
- ……はぁ、なんなんです?邪魔なんですが……(仕方なく足を止めた。すり抜けるにしても虚をつく方がいいだろう)
……2年生のシャルロッテ・メイシープです。(少し悩んだが名前は教える事にした。この学園に籍を置いている以上、偽名を使った所で調べればすぐにバレる事だからだ) それでは、私はこれで(名乗った事で十分とばかりに私は改めて横から抜けていこうとした) --
- おっと!おっと!(辛口系の子だな!っとめげない負けない!)今ね、バニー部の部員募集してるんだ!バニー部…!
興味ない?こう今まで発見したことない自分を発見できたり…ドワーフ族の文化に技術… 食文化やボーパルバニーの生態にまでついて知れる…とってもお得な部活なんだけどさー!(押し売りみたいになりつつ) -- シュエ
- はぁ……(帝国学園の学生がバニーをしてどうなるのだろう。軍が風俗業に手を出したという話はまだ聞いていなかった。どこかの金持ち貴族ならありえなくもないか……?あまり考えたくないけど)
なるほど(食文化はさておきドワーフ族の文化や技術とボーパルバニーの生態がどうやってバニー部に関係しているのだろうか?まさか首切り技術の研鑽が部活だとか?これまたありえる話だ。かなり考えたくないけど) そうですね、興味はありません(私は一瞬考えたふりをしてから返答し、くるりと踵を返した。遠回りになるが別の道を探すか、あるいは時間を置いてから行くか……) --
- (手強い…!がしかし…ここまできっぱりと興味がない。と言われると逆に燃えてくる戦士の魂!)
ね、そんなこと言わず、シャルロッテくん?凄い可愛いしさ!きっと似合うと思うんだよね!バニー! うちの部に足りないんだ…君のような…子が…!うちの部に…必要な…必要な人材なんやぁ…お嬢さん…お話だけでもぉ(過ぎ去っていこうとするシャルロッテの後ろから袖ひっぱってずりずり引きずられる) -- シュエ
- 私視点では似合いませんね。今日も同級生に目の隈が濃くなって不健康そうだと言われたばかりなので(これは事実だ。特に悪意は無かったろうがいちいち指摘しなくてもいいだろうにと思った)
奇矯な部活なら奇矯が趣味の方々を誘って下さい。とてもじゃありませんが必要には見えませんし……重い!(当たり前だが、引っ張られるとすぐに足が止まる。筋力的には並以下の成績なのだ、戦士の様に人を抱えて平気で走れる様には出来ていない)離してください! --
- そのじとっとした目つきがええんや……あと今掴んでわかった(?)けど…すごい猫背なのと本抱えてるから目立ちづらいだけで…
その服の下に…凄い宝を…宝を隠してるはず…はずなんだよ…ボクの戦士とバニーの直感がそう告げてるんだよぉ! …きっとうちの部でも最大クラス…潜在能力はドラゴン並…かのボーパルバニーの大統領・ギ・バルバに匹敵する力がある…ボクの直感がそう告げている…! (話聞いてくれるまでテコでも動かないぞ!な迷惑スタイル)…せめて…一度だけ…一度だけでも袖を通してくれるだけでも…力を…力が見たい…そう…ボクにはない…力が…(胸がスカスカ) -- シュエ
- 好きでこんな目つきをしている訳じゃありません(まさに今、絶賛現在進行形で眉間に皺が寄り目つきが悪くなっていっているのを感じた。昔は隈もなく、どちらかといえば丸い瞳と呼ばれていたのだが。たまったものではない)
(何の話か全く分からない。が、ゾクゾクと背筋が凍るこの感覚、間違いなく恐ろしい事を言っている。バニー部に関わる何がしかで宝だの最大だのと言われれば、ろくな要素なはずがない) 私が覚えている限りではバニーの衣装に袖はありません(まずったな……こういうタイプとは遭遇しない様に気をつけて来たのだけど……油断しただろうか。知らず知らず長い溜息をつく)どうして着たくも無いものを着なくちゃいけないんです!?世の中の見せたがりな人を誘えばいいじゃないですか --
- (あ、地雷踏んでしまったかなぁ…!っと流石に申し訳無さそうな顔をしてしゅーんっとする)
ご、ごめん!ボクは魅力的だよっていいたかったけど…自分が好きじゃないものを褒められたら…逆に嫌な気がするよね?(そこは本当にごめんねと心から謝る) でも無理やり着せたい…わけではない!(そこはちゃんと否定する) ボクはボクの好きなものの良さを広めたい…!興味ない人…むしろ苦手な人にも…良さを知ってもらって…思ったよりはいいものだな…と思ってくれたならーっと! …ちょっと強引すぎて君を怒らせてしまったことは…申し訳ないと思うので…ごめんね…?(強引すぎたなっと反省して看板を下げ。裾を離す) -- シュエ
- (私はもう一度長くため息をついた。この手の人はなまじ悪意が無いだけに厄介さを増す。押しの強いタイプにこちらから謝るのは良い手ではなさそうだ)……考え事と不眠症でこうなっているだけですので。今まさに悩み事が進行中なのですが……
はァ……無理矢理着せる気はなく、良さを広めたいだけなら、着てみたい人だけでステージ公開でも演って、ついでにそこでバニー服体験会したらいいでしょう。そうすれば興味が沸いた人だけが着てくれるんじゃないですか? (まともに付き合わず早く離れるべきなのだが……諦めてもらう為の別案を出したつもりで私は言った) --
- 不眠症…それは…辛いね…今度不眠によくきく、ドワーフ族の薬湯でも飲んでみる…?眠るのは精神と体力の回復に大事だからね…!
そこらへんを安定させる奴が何種類かあるんだけど…(これは押し付けじゃなく普通に心配して提案する) あ、うん!同じようなこと考えてて…今度バニー部で体験入部とかぁ、体験着用会みたいなイベントをやろうと思ってるんだよね…! ボクと同じ考えに至るとは…(やはりバニーセンスがただならぬ…!) でも、ちょっとまだそれだとパンチが足りないっていうかさ、例えば君のように、まったく興味ない人が興味をもってくれるにはどうすればいいと思うかな?興味ない人としての意見…大事だなって…今日実感してるんだ…! -- シュエ
- 結構です遠慮しておきます(私は間髪入れずに断った。我ながら頭で考えるより早く口が開いたな、と感心する)
それならいいじゃないですか(おかしな趣味の仲間が寄ってくるでしょ、と言いかけて私はやめた。続けると言わなくていい皮肉まで言ってしまいそうだ)……勿論私は行きません(皮肉の代わりに先んじて断っておく) そうですね……興味の無い人間からの意見としては……興味がないので興味持ちません、としか言えないですね。強いて言えば、それこそイベントか何かで多くの人に機会を与えるくらいでしょうか 下手な魔法も数撃てば当たる……ではありませんが --
- そう仰らず(奥ゆかしいいい子だなぁと侘び寂びを感じる)
ぐっ…(手強い…!)でもやはり数…興味ないと言われても諦めず…数で勝負をすればいい…ということだね! …よぉし…そうとなればめげてられないさらにバニー勧誘重点!ガンバルゾー! 意見参考になったよ!ありがとうね!シャルロッテくぅん!また誘いにくるね(今日のところはこのへんにしておいてやる!覚えてろよー!っと謎の捨て台詞を吐いて去っていった) -- シュエ
- はぁ……(鬱陶しい程の元気さで……世間一般では美点とされるんだろうな……バニー部の彼女は去っていった。声も姿も消えてから、しくしくと胃の辺りが痛み始める)
(よく逃げずに会話できたものだ……胃と頭どちらを押さえたものかと手を彷徨わせる。……いつもの胃痛なら気を休めれば治まるだろう) (バルコニーにでも行こうかと思っていたけど……学食に寄って胃に優しい飲み物でも頼もうか。薬は少し大袈裟だ……まだ授業もあるし) (廊下を歩く時はもっと気をつけないといけないかな、と反省しつつ私もその場を後にした) --
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