ブランフォード家出身 アンナ・ブランフォード 12228 †
旅路 †アンナの家へと戻る二人。
引き止めようとする父親の静止を振りきって 自らの信念を貫き通す事にする。 「シャクナゲさん」 「なんじゃ、アンナ」 「何処に向かいましょうか、まだ決めていませんでした」 「そうじゃな…、ユマのおる山岳はどうかの」 「良いですね、港へ行けばカーツさんにも逢えるかも知れませんね」 「一段落したら、酒場へ顔を出してカカオやオリオナエに挨拶しても良いかも知れんの」 「その時は、クォックスさんに迎えに来て貰いましょうね」 「悩むのう。いざ行くとすると…」 「何処でも良いんですよ、時間はいくらでもあります。 これからを楽しみにしていましたから。行きたい所へ」 遠い、どこか遠い、他の国 それは国と呼べるかどうかもわからない、その場所で 一振りの白金の魔剣を振るう、金髪の女と その肩に乗り、未知なる力を扱う小さな蒼髪の少女 誰かの為に、魔物を打ち倒し、人々の生活を護り 自分たちの信念をその刃へ乗せて、戦い続ける そして今もまた、どこかへ旅立って行く そんな二人の話を聞く事になるのは、そう遠く無い未来 果てしなく続く、灼熱の砂漠を踏破し 底知れぬ、深緑の森を潜り 吹雪の吹き荒ぶ、雪原を通り 遺跡に棲み付いた者達と渡り合い 汽船に乗り、また他の国へと向かう 二人の冒険譚は、永遠に続いて行く でもそれはもっと別の、ここではないお話 その時、また逢える時まで 今はまだ、暫しのお別れを 全ての冒険者に、貴方だけの Anna=Branford + Syakunage 黄金暦、何時か
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