イモゲ家出身 マリー・アリウム 325239 †
ID: | 325239 |
名前: | マリー・アリウム |
出身家: | イモゲ |
年齢: | 10 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
方針: | |
難易度: | |
信頼性: | |
その他: | ステータス/戦歴 |
マリーゴールドの花言葉は「絶望」
ローズマリーの花言葉は「追憶」
アリウムの花言葉は「無限の悲しみ」
ここに来るまで †
マリーが住んでいたのは北の国のある国境近く
彼女の居た国と隣の国は世界の通例に漏れず仲が悪く、よく小競り合いを繰り返していた
そんなある日、それは始まるべくして始まってしまった。隣国による国境侵犯、そして侵略
銃声と悲鳴が入り混じる中彼女の両親は彼女だけでも救うべく、彼女を屋根裏に隠すと自分達は囮として外へ出て行った
運良く、その目論見は功を奏し彼女の命を救うことはできはしたが代償も大きかった
彼女は両親に足手纏いとして置き去りにされたのだと誤解し、両親の死も自分の目に刻み付けてしまった
両親から最後に残されたぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ、止められない震えに膝を抱え
そうしている内に全ては終わった。軍隊は街を陵辱し終えると次の獲物目掛け戦車を唸らせ去っていった
元は街だった瓦礫の中を彼女は夢を見るように歩いた
現実を現実として受け止められず、全てを失ったことに気付かぬ振りをしようとしながら
しばらくして、空腹でおなかがぐぅーっとなる頃。彼女はやっと我へと返った
帰る家も無く、食べるものも無い。残飯すら野良犬に占拠されていて得る事ができない
不意にぽろぽろと涙を流してしまう。空腹がこんなに悲しいなんて知らなかった、と彼女は思った
全て失った悲しみを空腹の悲しみでごまかしながら辺りを彷徨った
運よく戦渦を逃れたらしい隣の街まで着いたとき、車の乗り合い場で大人たちが険しい顔で話しこんでいた
話していることは難しくてほとんど彼女にはわからなかったが
遠くの街で学歴や年齢を問わず冒険者を募集しているらしい、という言葉が彼女の興味を引いた
……車はガクガクと舗装されていない道を揺れながら走っていく、冒険者の街へと向けて
そこに彼女は乗っていた、しばらくぶりの安眠をぬいぐるみを抱いて貪りながら
夢の中で幸せだった過去を振り返り……
設定 †
- 薄幸少女、常にマイナスオーラを背負って死んだ目をしている
- 両親は二人とも死んでいる、ぬいぐるみは形見
- 甘えたがりの年頃で年上を男性だったらお兄ちゃん、女性だったらお姉ちゃんと呼ぶ
誤字脱字