帰る
- 次はこの住所か、えーと…。(扉を軽くノックして)こんにちはー、冒険中ゲートを使って挨拶回りしてるカリュートっていいますー。
いきなり来たのはごめんって言うしかないけど…よかったら少し話ができないかなってー。 -- 加硫
- 「いい目だ。もうとっとと幕にしてくれ、この後なにが起こるかなんてとっくにわかってる、そんな目だ」
「とはいえどういうわけか手も足も動き頭も働く、自動的に生き延びるすべを見つけてしまっている」「楽しみな娘だな。それはともかく、次回はよろしく」 -- ケイオスウェイスト
- 奪われる側から奪う側に回った気分はどうだ -- 凛
- (凜を見ると怯えながらも目をそらし、ぶすっとした態度で)……別に -- マリー
- そろそろ死んでると思ったんだけど(2歩離れた距離で煙管にタバコをねじ込みながら)
まだしぶとく生きてる、そんなにがんばって生きてどうすんだ(たばこに火をつけながら) こんなところに娘一人放り出す親なんて居ない、どうせ捨てられるか殺されでもしたんだろ、どこにも帰る宛ないのに必死になってどうすんだ(壁によりかかって煙管を吹かす) -- 凛
- そう……残念ね私が生きてて(あえて興味を示さず適当に返事を返し)……知らない、そんなこと
(捨てられた、という言葉に反応し憎々しげな目つきを返し)…そんなことわざわざ言いにきたの?暇なのね -- マリー
- (ちょっと前にはただ怯え竦んでた少女の憎悪の籠った視線を横目に見る、すこし間をおいて煙管を口から離し)
少しはマシな目になった、だけど・・・(懐から銃を抜く、銃口がマリー目の前にある、その所作は異常に早い) こないだまで泣きっ面さげてた甘ったれにナメられるのはムカつくな(このまま引き金を引くのは蚊でも叩き潰す事のような態度で) ・・・弱いのが憎いか? -- 凛
- ……ッ!!(一瞬瞬きをしただけで現れた銃に思わず息を呑み、体をこわばらせ)
(銃を前に一歩も動けずただ視線だけを凛に向けながら)……私は、強いからって好き勝手する奴のほうが…憎いっ -- マリー
- (引き金に指をかけたまま)そうか、じゃあ今こいつを盾にしてる私がそういう奴らと同じだったら
手があれば私の首を掻き切るか?(左手の親指で首切りのジェスチャー) それともその憎悪に身を捧げて撃ち殺されるか? -- 凛
- (涙を目に溜め半分やけになりながら)さっきから…何だって言うの。そんなの
私はもう…辛いから何も考えたくないのに。邪魔ばっかり! -- マリー
- ・・・こんどはダダを捏ねるかガキだな(銃をしまう、と同時に硬い義足で蹴りを放つ) -- 凛
- (義足の足先が腹部へと突き刺さり、一度ふわっと持ち上がるとそのまま地面にしゃがみこみ。声にならない声を発し、悶絶しながら四つん這いに手を地面についた)う…うゥ…アぁ…げほッ -- マリー
- 何も考えたくない?バカじゃねぇの、力もない奴が考えなしで生きてられるわけないだろ、今私にさえ殺されかかってるのに
(四つん這いのマリーの頭をガッと掴む)邪魔されたくなきゃもっと頭使って強くなってみろよ・・・憎い奴が居るんだろ? 五体満足なくせに途半端なお前を見てるとムカついてしょうがないんだ・・・ 憎いならもっと憎め、憎んでるらしくしろよ、自分を見捨てた世界を憎んで皆殺しにしてやるくらい思え、そうしなきゃお前はただのクズだ -- 凛
- …(頭を捕まれるも生気が無く、焦点の合ってない瞳を宙に向け)
(ガクッとうなだれ地面を見ながら)だって…私じゃどうしようもない……何も出来ない、私じゃ…(自分への言い訳のようにだんだんと声を小さくし、ボソボソと呟く) -- マリー
- (どうしようもないと言う言葉を聞くと、凛の濁った瞳の底から沸騰する感情がある)
ふざけんな・・・(一度顔を伏せ押し殺した声で言う) ふざけんな!(頭を掴んでいた手で胸倉を掴み直す、しばらくそのまま睨み手を離す) ・・・何もできないか・・・そうか、お前にはもう引き換えにする命すらないってことか -- 凛
- (胸倉を掴まれ睨まれるも目線をそらし、凛の怒りに気まずそうに黙りこくり)
(手を離されると同時に凛に見放されたような気持ちになってしまい思わずボロボロと涙をこぼし) ち、違う…私は、私は…!(何か言おうとするも上手く言葉にならず、ただ真正面から凜を見つめる) -- マリー
- (手を離して立ちあがる)私は・・・なんだよ? -- 凛
- 憎いけど…怖くて、どうしようもなく怖くって……(自分の弱さを悔しさと恥ずかしさで表情を歪めながら語り)だから…逃げてきちゃったんだ。こんな遠いところまで……私// -- マリー
- 逃げたところでどこまでも追ってくる、奪われた頭の中身を奪い返さないかぎりな
その気があるなら私の足跡を追ってみろ、どうせ無理だろうけど(立ち去る)// -- 凛
- ・・・ふんっ、嫌な眼をしている…嫌な眼だ
おい、そこのちびっ子生きてるか・・・・生きてたら返事をしろ -- オーレル
- ……(しばらくオーレルの言葉に怖気づき黙りこくっていたが、見上げがちに目を合わせ小さく口を開き)……生きてるよ -- マリー
- (今日も今日とて沢山のお菓子を身の丈に合わないバスケットに詰めて飛んでいる妖精)
………ありゃ?(あまり生気を感じない瞳を持つ少女が目に留まったらしい) こんにちは〜っ この街に着たばっかりの子かな? 私は妖精のラゼンシアっていうの!(にこっと微笑んで) -- ラゼンシア?
- 妖精……(感情を交えずその言葉を独り言のようにボソッとつぶやく)
うん…着たばかり(返事をしつつも視線を思わずお菓子のほうへと向けてしまう) -- マリー
- (特に気にした素振りも見せず、バスケットからスイートポテトを取り出し)そっか〜、じゃあ新人さんなんだね
お名前は〜? 甘いもの、好き?(マリーの方へスイートポテトを差し出しながら笑顔で尋ねる) -- ラゼンシア?
- ……(スイートポテトを差し出されるもどうしていいかわからず押し黙り)
…………好き(しばらく考えた末そう一言だけ喋ると差し出されたスイートポテトを手に取り口へと入れた) (もぐもぐと一口づつそれを頬張り、平らげ終わると口を開き)……美味しかった…ありがとう……私はマリー -- マリー
- マリーちゃん、だね! スイートポテト気に入ってもらえて良かったよ〜
この街に来たばっかりだと、色々不便だと思うけど…そうだ、これあげる!(バスケット丸ごとマリーに渡そうと) -- ラゼンシア?
- ううん…(そっと首を振り)そうでもない……いい人多いし…お姉ちゃんみたいな
(お菓子のつまったバスケットを手渡され鼓動の高鳴りを抑えながら)……いいの?(言いながらも腕はぎゅっとバスケットを抱きしめている) -- マリー
- そかそか、ココに来てからいい人に一杯会ったんだね(さらににこーっと笑いながら)ん! 遠慮は要らないよ〜
私はお菓子屋さんのようせいなのだ! マリーちゃんみたいな子に美味しいって言ってもらえるのが一番嬉しいんだよ♪ -- ラゼンシア?
- うん…(今度は首を縦に振りその言葉を肯定する)そう…なら…(渡されたバスケットをテーブルの上に置き)
妖精のお菓子屋さん…(楽しげな存在の組み合わせに少しだけ心を躍らせ)…ファンシー -- マリー
- えっへへ〜 楽しそうでしょ♪
私の家…お店にはもっと一杯お菓子があるから、よかったら遊びに来てね? それじゃあマリーちゃん まったね〜(くるり、と一回りすると消えた 妖精らしい演出のつもりらしい) -- ラゼンシア?
- (一杯のお菓子と聞いて頭の中でそれを想像し夢を膨らませ)…うん、いく…またね -- マリー
- …………(顔をじっと見つめている) -- ハク?
- ……(ハイライトの無い瞳で見つめ返す。その表情からは何も読み取れない) -- マリー
- ……あ…あぁ……ごめんよ……妹と…よく似た表情をしてたものだから……(ハンチング帽を深く被りなおして) -- ハク?
- 私は…あなたの妹じゃない……(そっけなくそれだけ言うと視線を下に落とし、俯く) -- マリー
- ……うん…そうなんだ……分かってる…分かってるんだ……(ふっと自嘲気味に小さく笑う)
…君……冒険者かな……名前…聞いていい…?(帽子を取ると、しゃがみこみ、視線を同じくらいの高さに合わせ、訪ねる) -- ハク?
- …(警戒しているのかハクがしゃがむと自分は二三歩後ずさり)
(しばらくそのままでいた後躊躇いがちに口を開き)マリー…マリー・アリウム -- マリー
- …マリー……いい名前だね…(ふっと口元を緩める)
…あっ…!(はっとした顔で) …僕の方から…名乗るべきだったね…ごめん……僕はハク…ハク・イェニチェリ……(少し頭痛がするのか、頭を抑えている) -- ハク?
- ハク…えにちぇり(上手く発音できずに疑問そうな表情を浮かべながら)……東の人? -- マリー
- …えっと…僕はどっちから来たんだっけ……それすらも…忘れちゃった…(男は儚げに笑った)
……マリー…また会えると嬉しい…じゃ……(自然な仕草で頭を一撫ですると、おぼつかない足取りで帰っていった) -- ハク?
- (頭を撫でられその暖かさに少し過去を思い出し、懐かしさと悲しさで憂いの表情を見せ)…うん、またね -- マリー
- ・・・?・・・・・・あの、突然話しかけてゴメンなさい・・・その、食べます?
(顔色の悪い緑のローブを着た女がパンと水を差し出してくる。買い物帰りのようだ) -- ティーナ
- ……(差し出されたパンと水をじっと見つめ)……いいの?
(そっとパンと水を受け取るともぐもぐと全てたいらげ)……ごちそうさま…ところでお姉ちゃんは何て言うの? -- マリー
- えぇ、どうぞ・・・・・・(たいらげる様子を微笑んで見守り)・・・はい、おそまつさまです。(にこっと笑う)
私、ですか?・・・私はティーナ、ティーナ・ティアナリントン・・・この街でしがない冒険者をしている魔女です・・・貴女は? -- ティーナ
- (笑いかけられても表情を変えずハイライトの無い眼差しを返しながら)
そう…私はマリー。マリー・アリウム -- マリー
- マリーさん、ですか・・・突然、同情をしたような事をしてゴメンなさいね?・・・なんだか、こうしないといけないような気がして・・・
(少女の横にペタンと座り)・・・かといって、何か用があるわけでも無いんですけどね?(たははと笑い)この町に来て、間もないのですか? -- ティーナ
- (不思議そうな表情でティーナを見つめ)同情…?ふぅん…(あまり興味なさそうに話を流し)
(問いに肯定するように首を縦に振り)…うん。ついこの間着たばかり……ここは平和だから -- マリー
- ふふ、やっぱり、そんな気がしました・・・・・・・・・平和・・・ですか・・・前の所は、あまり治安が良くなかったのですか・・・? -- ティーナ
- (ふるふると首を振り)そうでもない……でももう…なくなったから -- マリー
- 無くなっ・・・(ショックを受けたように目を伏せ)では、ご両しn・・・・・・いえ、何でもないです(少女の周囲を軽く見た後、察したのか軽く首を振る)
・・・そっか・・・貴女も・・・(もう行かなくてはと立ち上がり、メモを差し出す)・・私の住んでいる所です・・・何か困った事がありましたら、いつでも・・・(それでは、と去っていった) -- ティーナ
- (ティーナが去っていった後地図を広げ、読み終わるとくるくると丸め片し)……そろそろ眠ろ -- マリー
- やぁ、お隣さんにご挨拶だぜ!俺はクルーエル、宜しくなガール!(無駄に爽やかに笑いながら握手を求め -- クルーエル
- (握手をせずに暗い瞳でクルーエルを見つめながら)……うん(コクンと一つだけ頷き)私はマリー… -- マリー
- おいおい、暗い、暗すぎるぜガール!どうせ今日という一日は一瞬!一期は一会でしかない!ならば!(言いながらまるで手品のように二種類の飴玉を取り出し
キャンディでも舐めながら笑って過ごすがモアベター。そう思うだろう、マリー?(告げ、渡す。ソーダ味の青いキャンディと、イチゴ味の赤いキャンディを -- クルーエル
- (迷わず先にイチゴ味のキャンディを口に入れ)おいし…(その後飴玉を口に入れたまま困ったような顔をしながら)私は……そんな開き直れない… -- マリー
- ふふん、ストロベリーが好みかい?ならばそちらも交換して上げよう!(指を鳴らすと、マリーの握っていたソーダのキャンディはイチゴ味の物に変わるだろう
なら開き直らなくても良い。ただ、俯くのだけはやめておきな。それが明るい明日への最初の一歩だ! さて、今日はこんなところでお暇するぜ!じゃーな、次に会える日を待ってるぜ! -- クルーエル
- (手の中のキャンディが一瞬で変化したことに、驚きと好奇心で一瞬目に光が戻りかけたように見えたがそれはすぐ消え去り)
…うん、それじゃぁね。クルーエルお兄ちゃん -- マリー
- (同じように目が死んでるけど弱弱しさとは正反対に雰囲気がおっかない女の子が見てる)//優しくしないのでスルー可 -- 凛
- (視線に気付き振り返ると凛と目が合い、蛇に睨まれた蛙のように動けなくなる)だ……誰?(汗ばみ緊張した面持ちでやっとそれだけを喉から発声した) -- マリー
- (目が合う、読み取れる気だけでなく死んだようなその目がやはり自分と似てると思った、それが故に)
・・・気にくわねぇ目だ、世界一の悲劇のヒロインにでもなったつもりみてぇな(煙管にタバコねじ込んでる) 物乞いやるんでわざとその面してんならアカデミー賞ものだな・・・ -- 凛
- ……(言い返すでもなくただ凛の悪意に怯え押し黙る、逃げ場を失くした小動物のように凛の顔を怯えと困惑が募った濁った瞳で見つめる) -- マリー
- (さらにイラッとしたらしい、タバコに火をつけるのを止め)なんで自分はこんな目ばっかりに会うんだって気が滲みでてんぞ
怖いことだらけだ、影の中からあいつらの足音がする、誰も助けてくれないから震えて縮こまってるしかない・・・(視線を外して独り言のように言ったあと、急に左腕の義手が動いて胸倉に素早く伸びてくる) -- 凛
- (胸倉を手で掴まれ、足をプルプル震わせながら立ち上がり)イヤ……やめて…殺さないで…(ぐずりながら懇願するように瞳を潤ませ、命乞いの声を搾り出す) -- マリー
- (命乞いを影の中にある濁った瞳でじっと見て)・・・そうかだったら死ねよ、その方が楽だ、もう怖い思いも哀れに命乞いもしないで済むぞ
ああ・・・そうか、自分で死ぬ度胸もないからここに死ににきたのかぁ、そうだないくらでもおっかない化け物が喰い殺してくれるからな (乱暴に放り投げて離す)泣いて震えるしかできないならさっさと喰われちまえ・・・気にくわねぇ(キセルに火をつけてフラフラとどっかに消えた -- 凛
- ……(地面に叩きつけられよろよろと起き上がり、またぺたんと座り込み。凛が去った後も俯き地面を見ながら乾いた瞳の中身を濁らせていた) -- マリー
- (旧日本軍の軍服を着た少女が歩いている) -- 眞子
- (軍服を目の端に捉えると嫌な汗が流れるのを感じ、そっと部屋の隅へとうずくまった) -- マリー
- ……早く、早く父様、母様、兄さんの仇を取らねば……
植民地となりし我が祖国を解放せねば……数多散りし英霊に申し訳が立たぬ……我が祖国を焼き、家族を殺したこの国の王を、許すわけにはいかん……(一人暗い面持ちで呟いている) -- 眞子
- (異様な言動の軍服の少女を見ないように部屋の中で震えながら)何……アレ、怖いよ…お母さん… -- マリー
- 大東亞の解放を信じ、散った者達の思いを無駄にすることはできぬ……
東亜の、ひいては世界の平和の為にと戦った者達を踏みにじり、不当な裁判により裁き、処刑し者をなぜ許せようか。 この国の王を捕らえ、正当な世界の裁きにより、罰を与え、祖国を、東洋を解放させねば……父様も、兄様も、そのために戦ったのだ……(何かを思い出したのか突如涙を浮かべながら) ……もう戦で死ぬのは俺で最後だ。国の為に散り、靖国の花となろう……(どうやら大東亞戦争というものについて思い出しているらしい。それによって天涯孤独の身となったようだ) -- 眞子
- (近くを巡回していた衛兵が眞子のほうへと近寄り、後ろから肩を叩く)おい君、あまり物騒なことを言いながら歩くんじゃない。他人が気味悪がるだろう -- 衛兵?
- 触るな……! ふん……無辜の市民に手など出さん。これは俺の独り言だ。貴様らが知ったことではないわ。俺から離れろ。(衛兵のほうを向いて、憎しみと怒りの瞳で見つめて) -- 眞子
- わかったわかった(ふぅっと呆れた顔をすると手を離し)それならもう家に帰りなさい、子供が出歩く時間じゃないぞ -- 衛兵?
- 俺は子供ではない! 誉れ高き大和民族の男児なるぞ! ふん、西洋人は無礼な……。
貴様こそさっさと去ね。……西洋の兵を見ていると嫌なことを思い出す。 -- 眞子
- ふぅ…まったく、衛兵を怒鳴り散らすなんて困った子供だな…(手に負えない、といったようなジェスチャーをし)
わかった、だけど最近はここらもあまり治安がよくないからな。帰り道は気をつけるんだぞ(そう言うと衛兵は去っていった) -- 衛兵?
- 黙れ、我が祖国を焼き、父母を、兄を殺した国の兵に身の心配などされたくはない!
武士を愚弄するは許さんぞ!(日本刀に手をかけるが、衛兵が去ったのでそのまま手を離し) ちぃっ……胸糞の悪い……(かなり不機嫌な様子で、怒りを抑えながら帰っていった) -- 眞子
- ・・・・・昏い・・目・・・(いつの間にだろうか、長身の男は幽鬼のように其処に佇み少女を見ていた) -- グレイ
- (いつの間にか現れていた男を怖がり、ぬいぐるみを抱き口を隠しながら)お兄さん……誰? -- マリー
- ・・・・グレイ、だ・・・(全身を漆黒に包んだ男は、しかしその場に佇み少女に近づくことは無い)
・・怖い、か・・俺が・・・当然、か・・(無表情な顔に、わずかに人間らしい苦笑が浮かんだ) -- グレイ
- グレイ……?(恐る恐るぬいぐるみを顔から離し男の顔を見上げ)私は…マリー
(苦笑を見て答えづらそうに困った表情をしながら)……うん -- マリー
- ・・・・マリー・・・良い、名だ・・・・マリーゴールドという、花には・・・「悪を挫く」という、意味が・・ある
・・・・良い、当然だ・・(困った顔にふるふると首を振って見せ) (じっと見透かすように少女の瞳を見て)・・・辛い、思いを・・した・・・らしいな・・ -- グレイ
- でも…「絶望」「別れの悲しみ」も…ある(言いながら目を暗くし、ぎゅっと手を握り締め)
(自分のことを見透かすような言動をいぶかしみ)お兄さん……人間? -- マリー
- ・・・・二面性は、どんな・・ものにでも・・ある・・・・そして、ヒトも・・そうだ・・・(憧憬を篭めて、呟き)
・・・・違う・・・君達が、魔族と・・呼ぶ者・・だ・・ -- グレイ
- うん……(自信無さげに頷き)お兄さんも…そうなの?
まぞく……それなら…少しは平気。ヒトのほうが怖いから……(何かを思い出すように俯く) -- マリー
- いや・・・俺は、曖昧だ・・・灰色として、生み出された・・・曖昧な、存在だ・・・
・・・君は・・余程、辛い・・目に・・・あったの・・だな・・・(ゆっくりと近づくとしゃがみ、目線をあわせ) ・・・だが、ヒトが・・すべて、そうでは・・ない・・・優しい者も、気高い者も・・いる・・・ ・・・まだ、君には・・その、出会いが・・・ある・・筈だ -- グレイ
- そう…それでグレイ…なの?
…っ!(目が合うとおどおどと不安そうな表情をし)う…うん…でも私は… 私は……ヒトが怖い…から(そう言うと瞳を曇らせ押し黙った) -- マリー
- ・・・恐らく、名の・・理由は・・そんな、ところ・・だろう・・(瑣末な事だが、と苦笑し)
・・・今は、それでいい・・・だが・・片隅にで、構わない・・・ヒトを、受け入れる・・その心を、忘れないで・・欲しい・・ (これ以上は脅えさせるだけと判断し、立って距離を離すと)・・・・魔族(おれ)でも、ヒトから・・・愛を、学べた・・ ・・・・大丈夫だ・・・(そう呟く事と共に男は消え、後にはドーナッツの入った紙袋が残っていた) -- グレイ
- 不思議なヒト…じゃなくて魔族だったけど…いいひとだったのかな…?
……(残されたドーナッツの袋を手に取り、先ほどグレイに言われた言葉を胸の内で反芻した) -- マリー
- 飴ちゃんをあげよう -- リスト?
- (恐る恐る飴を受け取ると口に放り)…甘い。ありがとうお兄ちゃん -- マリー
- 気にすんなーい なんか困ったことがあったら黄金騎士団、もしくは今にも崩れ荘を尋ねるんだ -- リスト?
- (飴玉を口の中で転がしながら)うん…わかった。でもそれって何? -- マリー
- 黄金騎士団は困った人を助けるところ 今にも崩れ荘は俺んち
うちにくれば多分誰かが何か食べ物くれるから -- リスト?
- (食べ物という言葉に特に反応しながらこくこく頷き)…うん……お腹減ったら、行く -- マリー
- 俺はリスト 危ないことがあったらいつでも騎士団にどうぞ(笑って言ったあと去っていく)
(そのあと他の子供に襲撃されて飴を奪われたり奪われなかったり) -- リスト?
- リストお兄ちゃん……うん(名前を確かめるように反芻した後頭に刻み込み)
危ないことがなくちゃ行っちゃいけないのかな…(去っていくリストの背を見ながら独りごちた) -- マリー
- セックs・・・いや、これ食え・・・(こしあんぱん) --
- うん…ありがとう…(渡されたあんぱんをもぐもぐと頬張る) -- マリー
- ・・・長生きしろよ! --
- ……うん(少しの沈黙の後こくっと頷くとあんぱんを食べ直した) -- マリー
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