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金髪異人娘さんが おサムライになる事を目指して 頑張ります
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生まれは遠い東の小国、とはいっても異人の捨て子である為にその地域の血は混ざってはいない 小さい頃からそのせいで色々とからかわれたり時にはいじめられたりもしてきた そんな時、彼女の養父は何を思ったのか彼女に剣術を叩き込み伝統の戦士である「サムライ」の志を教え込む そうして数年、立派に成長した彼女は養父の言うサムライを求めて、世界を旅して回る事を決意した
「おとさま、おとさま、どうしてわたしのかみは、ほかのみんなとちがうの?」 「そりゃぁお前が拾い子だからだ」 「おとさま、おとさま、どうしてわたしのなまえは、ほかのみんなとちがうの?」 「お前が幸せそうにぐーすか眠ってた籠に花がぎっしり詰まってて、ふりぃじあって名前の花らしくてな、そっからだ おとさま、おとさま、わたしは、ほかのみんなとちがうの?」 「んなわけあるか、どこのどいつだウチの娘に変なこと吹き込んだ野郎は」 「かみのいろがみんなとちがう」 「ちいせぇ」 「なまえがみんなとちがう」 「ちぃぃぃせぇ」 「でも、なかまはずれはやだよ?」 「めんどっくせぇぇ……おい、ふりぃじあ…出かけんぞ、ついてこい」 「うん♪おとさまー、おとさま!どこに行くの?」 「道場だ」 「どーじょー?」 「うだうだ小さい違いを気にしてんなら、おめぇの心棒くらい同じにしてやんよ」 〜〜数年後〜〜 「お父様、今日の稽古の方は終わりました」 「おう…酒の用意して待ってろ」 「はい」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「うめぇ……」 「あの…お父様……」 「うん?そうだ思い出した、お前…いつ出立すんよ?」 「…明日には」 「そんじゃま、道中気をつけんだぞぉ」 「……知ってらしたんですか?」 「ちょっと前までピーピー泣いてた小便くさいガキが、一気に剣の腕を上達させてやがるくせに、まぁーだうだうだ悩んでる事くらいわからぁ」 「お父様!…私…!」 「小さい頃に言ったな、小さいことで悩むなら精神くらいは皆と同じにしてやるって」 「良い頃合だ、世界を旅して見てこい、んでもってサムライになって帰って来い」 「そんときゃ立派な一人前だ…おめぇも酒の味がわかるようになってんだろ…行って来い」 「…はい…はい!」