ディランディ家出身 シャスカ・ディランディ 458900 †
| ID: | 458900 |
名前: | シャスカ・ディランディ |
出身家: | ディランディ |
年齢: | 29 |
性別: | |
前職: | |
理由: | |
状態: | |
方針: | |
難易度: | |
信頼性: | |
その他: | ステータス/戦歴/名簿 |
説明 †
旅の絵式医(ペインティング・ドク)。
医療大学院を卒業した24の春に旅に出て、この度街に戻ってきた。
筆を用いて患部を描くことによって、患者を治療する。
治療に用いる高価な絵の具代によって生活は困窮しているが、三大欲求に対して鈍感なため、本人は困っていない。
絵式医 †
患者の幹部を描くことによって患者を治療する医療技術を習得した医師。
現状シャスカ一人。
博士論文を書き上げる際には本方式による医療の系統分類を作り上げ、その発表をおこなった。
しかしそれを理解しうる教授がおらず、雑誌への投稿論文にいたっては、医療分野の雑誌にも関わらず魔術師の査読がついた。
絵式医療は、医療分野の中でも特に整形外科に適正の高い技術。
だがシャスカ本人は「傷も含めての個人」だと考えており、依頼が無い限り整形外科医の仕事はしない。
見た目 †
178cm。不健康そうな白い肌。見た目はまだ若々しい。
伸ばされたままの柔らかい黒い髪。
髪に隠れて見えない後頭部に大きな傷跡があり、そこに触れると皮膚に埋もれたごつごつとした感触がある。
手指は長く細い。
左耳に小さなエメラルドのついたピアス。髪に隠れてほとんど見えることはない。
医療外套を羽織っている。
テンプレート †
| この街で過ごした時期 | 5年前まで |
その頃どんな子だったか | あまり活発とはいえない。本を片手に歩く姿がよく見られた。 |
家族構成 | 父は医師、母は看護師であったが両親ともに23年前に他界。 |
その他知っておいて欲しい事一つか二つ | 宿暮らし。けれど宿にはほとんどおらず、街中を歩く姿がよく見かけられる。 |
判定 †
+
| | あだな判定
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名字だけロックオンぽい
油絵師のあぶれ医師
鮮烈な一人遊びデビュー
完全にあってる
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+
| | 恋人にしたい判定
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遅れて立った人はみんなマワシをしめて芸者カツラに刀を持って
上半身裸でニンジャーと叫んでもらいます
ニンジャー
本人の恋愛する気はさておき個人的には隠れた有望株だと思っています
RPもそこそこ、活動時間も良い具合、設定は簡素だが過不足がない
本人が前に出る気概を見せれば恋人にしたい人は多くいるかなって
最終評価の前にド級の地味だってことは言及しておきたい 100点満点中70点
凄く褒められていて、なんて言っていいのか分からないのだけれど。
その。照れてしまう。
ありがとう。
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+
| | 死に様判定
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458900 これが意味するものは しごいてハック オッオッ!
すなわち しごいてると「HACK!〜切り刻む〜」というクソホラーコメディが上映され始めます
この映画は 様々な映画のオマージュから成っており その名のとおり切り張りホラーなんですが
そのどれも出来が悪く あの「最終絶叫計画」シリーズにも劣るという目も当てられない状態
こんな映画を観るくらいなら 「シャーロック・ホームズVSモンスター」でも観た方が万倍マシですね
そんな貴方が雪山にスキーに出かけたところ 作業員の勘違いで運悪くスキーリフトの途中に置き去りにされてしまいます
まもなくゲレンデの照明が消え 地上15メートルの空中にぶらぶらりん
スキー場の営業が再開されるのは一週間後 携帯電話も食料も持っていない
猛烈な吹雪にさらされ 気温マイナス20℃という暗闇の中 体力と気力を失い 寒さと凍傷の恐怖から逃れられない
まさしく絶体絶命 最悪の状況に陥ってしまった貴方は この悪夢から脱出することができるのか……
はい このあらすじだけで何の映画かわかった人は クソ映画観すぎ病なので病院へゴー!
今の僕には理解できない
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いつかの話 †
+
| | 黄金暦×××年 ×月×日
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ほとんど柄のない、片刃のサーベル。
自分の名の意味を辞書で見たとき、僕は首をかしげた。
どうしてこのような名前になったのか。
質問できる、由来を知る相手はもう、一人として残っていなかった。
シャスカ。シャスカ。なぜなのだろう。
街道を歩く。
ふらり、ふらりと、病人にも見える足取り。
平衡感覚を失った、熱に浮かされたような歩みで街道を歩く。
清潔ではあるが手入れされていない髪が、一歩歩くごとに揺れる。
外套で体の線は隠れ、その髪で輪郭が隠れ、肩幅から男であるとかろうじてわかる。
町と町の間、馬車の車輪が幾度も線を穿った街道。
道の端を歩くその横を、時折馬が、馬車が過ぎ去っていった。
親切そうな風貌の商人が声をかけ、同乗を促すのを、丁寧な言葉とゆっくりとした首の動きで断る。
街道を歩く。
夜になった。
月明かりが街道を照らす。
ふらり、ふらりと歩みを進める。
幽鬼のようにも見える姿は、町を目指して歩いている。
町までの残りの距離は、どれほどだっただろう。
そろそろ休むべきだろうか。けれどまだ町には着かない。
道を外れて休息をとり、腹を満たし、眠る。
そうするには男の荷は少なすぎた。
一抱えほどの鞄が一つ。それだけ。
歩く。歩く。歩く。
空腹は感じない。眠くもない。性欲は言わずもがな。
月明かりは街道を明るく照らす。ふと空を見上げれば十八夜。
僅か登りになった道を一歩一歩、足取りを速めるでもなく、緩めるでもなく。
外套の内側から取り出した容器。栓を開けて、口をつけないように中身を口内へ注いだ。
酒の匂いはしない。おそらくは水。
丘を越える。
町の明かりが見えた。
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+
| | +32
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死が満ちていた。
街にあふれる煙は住人の肺を侵し、道行く人々からはぜぇぜぇという耳障りな呼吸音。
よそ者と簡単に見分けのつくそんな住人たちは、暗く茫洋とした目でふらりふらりと歩みを進める。
道に時折立つ、フルフェイスの冑をつけた衛兵からは、呼吸音が聞こえない。
それらは喋ることもなく、住人たちを見張るように。あるいは本当に見張っているのだろう。
住人たちが向かう先、大きな建物の持ち主である、貴族に仕えるそれらの兵士。
管理された町並み。区分けされた住人。立ち寄るものの殆どいない街。
ふらり、ふらり。住人は歩く。
ふらり、ふらりと一人の男が、その歩みの中に混ざる。
呼吸音は聞こえない。表情の見えぬ長い髪。
洗いざらしの白い医療外套は、煙の中で灰色に見える。
色を失った街の中、色に縁遠い男が、街を歩く。
髪の下の青い目は、ただ前を見ている。
不意に歩みを止めた。
見上げる。住人たちの足の向かう先、大きな一本の煙突をはやした、無機質な建物を。
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