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神社で育った猫が 猫又巫女に そして神主の意思を継いだ
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とある古びた神社、老躯神主は天寿を全うしようとしていた。 独身であった神主は余年の友として一匹の猫を飼っていた… それはもう大層な可愛がりぶりでまるで親子のようであったと近隣の者は語る。 床に伏せた神主は、今際の際、心残りが二つあった。 一つは猫を残して逝くこと、もう一つは跡継ぎの居らぬ神社の行く末である 神主は床に伏す前、縁側で膝に猫を乗せ、撫でながら神社の行く末を憂い、時折淋しげに呟いていた、そのたびに猫は「にゃあ」と一声鳴いた。 神主は天寿を全うする時、猫を撫でながら長生きしろよと言い残した、猫は「にゃあ」と一声鳴いた。 今、古びた神社には神主の娘と名乗る巫女が一人。 神社からは時折、猫の鳴き声が聞こえると近隣の者は語る。
身の丈 五尺一寸 体重が一二貫ほどの小柄な少女 本人は隠しているつもりだが猫又。尾は二つ。怪生となってまだ数年。 名は猫柳 宮尾(ネコヤナギ・ミヤオ) 猫の頃の名はミャオ。名乗るとき時々自分でも間違える 青味がかった黒髪を大きな絹布で纏め、黒い目、健康的な肌色 巫女としてはまだ見習い程度の実力しかなく、神社を維持するために退魔師業も営んでいる 実際は退治などではなく同じ妖として、説得したりが殆ど。 神の類に滅法弱い。巫女的な意味でも妖かし的な意味でも 巫女としてお酒は好き。巫女だから、でもあまり強くなく、お酒飲むと猫っぽさがまろびでる ヤコちゃんの部下になった。ごっこ遊びに付き合ってると本人は思っている 名刀「叢月」が奉納される。清められてはいるが未だ妖しく輝く。 神社は150年ほど歴史がある。ただ今は廃社に間違われるほどボロボロ その社の横に築40年くらいのボロいが大きめで趣のある長屋に住んでいる 奉っているのは火之夜藝速男神 退魔手形は袖口にいつも入れている