黄泉家出身 八紅女 493791 Edit

ID:493791
名前:八紅女
出身家:黄泉
年齢:20
性別:
edit/refer
前職:
edit/refer
理由:
edit/refer
状態:
edit/refer
その他:ステータス/戦歴/名簿Edit

 末路 Edit

鳥は苦手
昔からそうだった
蜘蛛にとって羽虫は獲物であっても、鳥からすれば蜘蛛が逆に獲物となる
それは力を得た八紅女であっても、鳥が力を得た怪鳥であらばまた同じことだった

「…ったく…これだから、鳥は」
口から青い血を滲ませながら自らの腹部を見ると、鳥の鋭い爪が深々と食い込んである
避けることが難しい怪鳥の急降下からの攻撃に捕まった結果だった
鳥のもう片方の足に捕まった哀れな仲間を見れば、既に事切れていた
逃れる術はない、それにもはやこの体は持たぬ事はよく分かっていた
「…けれど…ただでやられるのは…いかないわ」
別に残った知り合いの天狗や恋人のいる人間の女のためではない
そう、蜘蛛娘としての誇りのため
例え、自分の蜘蛛の糸を断ち切る怪鳥であっても
「…飛んでる途中に目隠しされたら、どうなるかしらね?」
糸を使い、残りのものを襲おうと急降下を始めた怪鳥の目を糸で覆い尽くした
もがくも絡みつき続ける糸、怪鳥は視界を失い急降下をし続ける
地面に落下して死ぬのはもはや時間の問題だろう

「…やれやれ、ね…まさか、ここで終わるだなんて」
もう少しこの街にいよう、そう思って変更したのが運の尽きだった
本来は引退すればそこまで、即座にこの街から引き上げるつもりだったのに
「…あの子は、泣くかしらね」
妊娠して幸せそうだった哀れな贄
八紅女の本性に気づきながらも八紅女に子供を任せようとした愚かな贄
姉様と呼ぶのを許した、哀れで愚かで…可愛い子
「…最後まで、気づかなかったものね…毒なんて既にないことを…」
痛みで苦しんでいるのに、あの子を思うと思わず笑みがこぼれる
そんなあの子が子供を産み、その子とともに成長していくのが見たいだなんて
月並みな人の言う幸せを願ったのが、人を喰らう蜘蛛娘に罰を与えたのだろう

地面がもう近い、あともう少しで自分は死ぬ
やり残した事はいくらでもある
トキアにはどちらが上か教え込ませてからまた喰らうつもりだった
睦月は如月とともに贄に加えるつもりだった
リルはせっかく用意して恩で縛り上げて従わせるつもりだった
他にも悪戯好きの鼬やお金好きな間抜けな小悪魔などを筆頭にやりたいことはあった
だがここまで、もうそこに未練はない
あるとすれば…

「一度くらい…赤子を抱くことを…してみたかった、わね」
それが、東方より流れる間に何人もの人を喰らい、人生を狂わせた妖怪の最後の言葉だった

 屋敷はいずれ朽ちてゆく Edit

そこにはもう巣の主はいない
お名前:
  • …おーい…ヤクメー?いないのー…?
    出てこないと屋敷の中のもの持ってっちゃうぞー…
    ……(ぽり、と頬をかき、主のいない屋敷を見上げ溜め息を一つ) -- タバサ 2013-03-17 (日) 22:21:11
    • なんか森の糸が解けてるなと思ったら……(主の気配はなく、屋敷中の妖力も以前より随分落ちている、その事でトキアは悟った)
      (自分に対する危機は一つ消えた、おいしいと証言する者もこれでいなくなった)……でも、なーんかすっごい複雑な気分
      (何処かから入手した手ネガを握り潰し燃やすと屋敷を後にした) -- トキア 2013-03-17 (日) 22:27:03
      • (もう居ないんだなーと、気配でわかってしまい、家族が居なくなる事はやっぱりなれてないので暫く泣いてた)
        (毒で死ぬかと思ったらそうでも無くて思いだすとやっぱり泣いた) -- 由佳 2013-03-17 (日) 22:38:16
      • やっぱ戻っとらんか。……残念無念、と(頭を掻いた後、神妙に黙祷を捧げた)
        (あの瞬間、虚を突かれたと言うは容易いが、冷静に対処出来れば慌てて深手を負う事も無く助けられたのではないか、と思わないでもない)
        (が、己にそれは出来ず、彼女は戻らず、時は止まらない)
        やれやれ。……暫く酒が不味くなるなあこれは -- 弼爾 2013-03-17 (日) 22:53:31
      • ヤクメさん駄目だったんだ……私なんかよりしぶとい様な気がしてたんだけどねまったく、睦月の働き先どうするのよ……
        (独り言を呟きつつ屋敷の中を当てもなく彷徨う、やがて小さく息を吐くと事実を受け入れたようにそこを後にした) -- キサラ 2013-03-18 (月) 21:02:00
      • (彼女の計らいで戻った腕と、手に入れた剣を携えて、その場を訪れる)
        (言葉はない。そのまま、しばらくの間、主のいなくなった廃墟を眺めていた) -- リル 2013-03-18 (月) 22:29:46
      • きゅっ(森には虫や動物達が戻っていた・・ようやくまともな狩場として機能し始めた森に一先ず満足)
        ・・・・・・(ふと目に留まった屋敷をみると)・・(軽く肩をすくめて狩に戻っていった) -- ・・・ 2013-03-21 (木) 23:14:25
  •   -- 2013-03-17 (日) 22:10:27

最新の2件を表示しています。 コメントページを参照

 屋敷の女主人との一幕 Edit

街の近くにあるのに、何故か鬱蒼としている小さな森
その森の奥に屋敷らしきものが見える
あなたがそこに近づくと、待っていたかのように一人の女性が立っている
そしてその女性は妖艶な微笑みとともにこう言う

「あら、こんな所になんのご用かしら?…ふぅん、そう…」
「良かったら、私の屋敷にいらっしゃい…すぐそこにあるわ」
「フフッ、大丈夫よ…別に取って食ったりはしないもの…本当よ?」
「さぁ、いらっしゃい…『歓迎』してあげるわ」

http://notarejini.orz.hm/up2/file/qst079576.png

その言葉を信じるも信じないも人の自由
あなたは、どのように行動しますか?

 屋敷の女主人、八紅女について Edit

真紅のロングドレスに身を包む女性
妖艶な笑みを見せもする美女だがその実人間ではなくアラクネの類
普段は両手足だけしか見せないが、腰の辺りに四本の赤い蜘蛛の足が本来はついている
ドレス姿の時は見えないようにしているので、見た目は人間のようにしか見えない

能力は糸を操る程度のもの
ただし糸なら大抵のものは自在に出す事が出来、強度や粘度、色彩も思うがまま
それを使い自身の服はもちろん、巣となる住まいも全て自身の糸によって構築してある

ただし冒険中は自分の能力を悟られぬように炎魔法を使う
ただ、緊急時には燃えやすい油糸を使って相乗効果で戦ったりもする
もちろんその時糸を使用してるのは見られぬように気をつけている

住まいは木々に囲まれた大きなお屋敷
ただし建物家具に至るまで全て八紅女が作り出したもの
中の構造はバイオハザート1の洋館に似たものがある(ただし変な仕掛けはない
見た目も感触も普通に家具と変わらないが、一度八紅女が変化させれば蜘蛛の巣のように変わる
本来は巣にやってきた獲物を捕食するための擬態である
最も昔はともかくこの街に限ってはそんな事はしない、らしい

カードにするとこうなったりするらしい

 訪問者リスト Edit

テヌーロ?とても大きな妖精、ぬとしか言えないのがとても残念だけど興味はあるわ★☆☆★★☆☆☆☆
名前総評警戒度興味度贄対象
由佳狼系獣人の巫女、巫女だけど贄に出来るかしら、後温泉も気になるわ★☆☆★★☆★★☆
リル人に作られし人形、拠点防御は面白いわね、こちらで操れればいいけれど★★☆★★★☆☆☆
ウイキョウ猫系獣人の忍者、なかなか動物的で俊敏ね、騙しやすそうではあるわ★☆☆★★☆★☆☆
トキア鳥系妖怪の少女、風や雷を操る妖怪ね、秘密を知られたからには…★☆☆★☆☆★★★
スケチカ天狗の男、飄々としていて掴み所がないわ、天狗は強いから厄介ね…★★★★☆☆★☆☆
見ル太目玉の妖怪、目玉が浮かんでる姿が不思議なものね、美味しそうではないわ…★☆☆★★☆☆☆☆
イタチ賢いイタチ、不思議な能力があるようね、従順ならペットにしたいわ★★☆★★☆☆☆☆
キサラ元人間のスライム、まだ中身は人間そのもの、けれどスライムは厄介ね…★★☆★★☆★★☆
タバサお金が好きな悪魔、抜けたところがあるから贄向きの子ではあるわね…★☆☆★★☆★★☆
リコリス三つ目の悪魔、悪魔らしい子と言えるけど果たして能力は何かしらね…★★☆★★☆★☆☆
ピルカ生まれたばかりの悪魔、まるで幼女のような精神だけど体は成熟したものね☆☆☆★★☆★★☆

某ゲーム的性能 Edit

+  [某ゲーム的属性とか]

 『巣』の中 Edit

ここは『巣』の中、贄やその候補関連のコメントです

&color(#A800F9){}; ''''
お名前:
  • 八紅女姉様ー、色々あって、妊娠した!(ちょっとお腹膨らんでる狼巫女) -- 由佳 2013-03-13 (水) 23:42:37
    • …(それを聞くと、優しげに微笑みながら手招きする。) -- 八紅女 2013-03-13 (水) 23:52:46
      • わぅ?あ、それでさ、この毒って遺伝したりしないかなってちょっと不安になって(素直に近寄る) -- 由佳 2013-03-13 (水) 23:54:16
      • (近寄った直後、蜘蛛の巣が額に巻き付き、ギリギリと締め上げる。)
        …妊娠したことは責めないし、由佳の自由にすればいいのだけれど…私の相談なしに、預ける予定と言うのはどいういう事かしら?
        (本人は苛立たしげに組んだ腕を人差し指で叩いて、ジト目で睨みつける。)
        -- 八紅女 2013-03-14 (木) 00:00:11
      • わぅぅぅ!?や、相談して許可貰ったらって話だし!?(じたばたと頭振り回して)
        駄目って言われたら他を当たるから迷惑かけるつもりは無かったしぃぃ!?(怒られるとは思ってなかったので混乱してる駄犬) -- 由佳 2013-03-14 (木) 00:02:32
      • ふぅん……(ジト目で聞いていたが、指をくいっと動かすと、締め付けていた糸が解ける。)
        …まぁ、貴方が嘘をつくとは思えないし…リコリスが先に報告しにきたというだけなのでしょうけど。
        …けれど、由佳は私の正体知っているのに…よくも子守させようと思ったものね?(可否の前に、それが気になったようだ。)
        -- 八紅女 2013-03-14 (木) 00:08:54
      • あ、リコリスが先に言ってたんだ、それで誤解が……(糸が解けてほっとしてる)
        ?だって八紅女姉様が私の子供をどうにかするなんてリスク高いことするとは思えないし?(なんだかんだで性格は徐々に把握してきていた) -- 由佳 2013-03-14 (木) 00:11:45
      • …まぁ、他人の前でもお姉様など言う点にも気をつけておいて欲しいものだけれど…(そこはやや小声。)
        …フフッ、由佳もなかなか言うものになったものね?まぁ、そのリスクもあるけど…。
        …貴方は私が、子守向きだと思ったのかしらね…。
        -- 八紅女 2013-03-14 (木) 00:28:52
      • わぅ?だって八紅女姉様だし?(ちゃんと聞こえてる犬科の耳)
        だってなんだかんだで八紅女姉様は優しいし、意外と子守向きだと思うんだけどなぁ -- 由佳 2013-03-14 (木) 00:50:09
      • …それはそうだけど、でも他人の手前で控えることも必要よ…わかったかしら?(強引に言いつける。)
        優しい、ね…けれど、貴方が考えてるほど子守の知識はないから…預けるのなら、そのつもりでいてほしいわね。
        あぁ、それと…毒は遺伝されるものではないわ…ある意味、生まれたときには抗体出来るものだもの。
        -- 八紅女 2013-03-14 (木) 00:55:51
      • はーい、じゃあ外じゃあんまり言わないようにする(しかし結局言いそうな駄犬)
        キサラんの妹さんも居るみたいだし、多分大丈夫!根拠は無いけど!
        じゃこの子は中和とか必要ないんだ、それじゃ安心だね -- 由佳 2013-03-14 (木) 00:59:58
      • …本当に、大丈夫かしらね…(こちらも由佳の事を把握してきただけに訝しげだ。)
        …あぁ、そのこと…実は、あの子にも働いてもらってるのよ…いずれ、貴方にも紹介するでしょうけど。
        えぇ、流石に貴方も不安でしょうし…リコリスと敵対すると、厄介そうだものね…。
        -- 八紅女 2013-03-14 (木) 01:25:18
      • だってもう癖みたいな物だし……
        だいたい入れ違いだからねぇ、キサラんより大人しそうな感じだけど、やっぱり変な体質なのかな
        やっぱり子供は元気に育って欲しいし、リコリスって魔力無効化するけど糸って大丈夫なのかな?(妖気とかで作ってたら消えたりしないのかなと首を傾げ) -- 由佳 2013-03-14 (木) 01:32:52
      • …最初に注意しておくべきだったわね…(ため息をつく蜘蛛娘だった。)
        えぇ、あの子も色々と変化していたのだけれど…今は普通の人間よ?(だからこそ御し易いと言いたげでもある。)
        屋敷に触れたら、そこが糸の束に戻る可能性が高いわね…だからこそ、リコリスには警戒もしてるわ…。
        -- 八紅女 2013-03-14 (木) 22:00:24
      • 色々手遅れな感じかなぁ
        やっぱり戻る事はできるんだ、キサラんは今妖精だったかな……不思議体質すぎる
        あー、それは色々困るよね、泊まったりできないし、うーん、一度試すような機会があればいいのかな -- 由佳 2013-03-15 (金) 00:12:58
      • …はぁ…あまり私を損なうような真似は今後は控えてほしいものね…姉様程度なら、まだなんとかなるでしょうけど。
        えぇ、もちろん…でないと、2階に作った風呂による貴方との連携も成し得ないでしょう?…えぇ、妖精はすばしっこいけど(羽虫のようなものと考えている。)
        ある意味とんでもない体質ね…研究者などに捕まったらどうなるか…人間は妖怪よりも、恐ろしい面があるのだから。
        そうね…何か、貴方に私が編み上げたモノを渡して…それで試すのも手かもしれないわね。
        -- 八紅女 2013-03-15 (金) 22:37:51
      • 困らせる気はないんだけど、うん、姉様って呼んでるぐらいだから多分大丈夫
        あー、でもここまで侵入者が来るとか滅多に無いと思うんだけどね、確かに研究されたら色々酷い事になりそうだよねぇ……
        服とか作ってみてプレゼントとか?もっと簡単なもののほうがいいかも? -- 由佳 2013-03-16 (土) 00:29:29

最新の1件を表示しています。 コメントページを参照

 蜘蛛の巣のポスト Edit


Last-modified: 2013-03-17 Sun 22:10:32 JST (4049d)