少女地獄 グレーテ・マーグラー Edit

exp024490.pngID:496064
名前:グレーテ・マーグラー
出身家:マーグラー
年齢:17
性別:
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前職:
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理由:
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状態:
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その他:ステータス/戦歴/名簿
ステータス/戦歴/冒険中?
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三行 Edit

  • 死んだ兄を想い続ける
  • ピンチになると超能力が発動する
  • 不幸な境遇の少女

少女地獄 Edit

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グレーテの家、街中、冒険中、路地裏、店の中など場所、時間はご自由に
お名前:
  • し、死んでる… -- 2013-03-01 (金) 16:31:42
    • ちゃんと帰ってきましたのよー! お兄様に会うまでは死ぬわけないんですっ!(胸を張って) -- グレーテ 2013-03-04 (月) 08:55:59
  • グレートマラっぽい名前がイイックス! -- 2013-02-28 (木) 16:09:09
    • ぐれーとまら……ってなんですの?(首をかしげる) -- グレーテ 2013-03-04 (月) 08:55:27
  • シゴコイってカクとシゴフミみたいですよねーックス! -- 2013-02-28 (木) 15:33:01
    • シゴコイ……本当にありそうなタイトルなの -- グレーテ 2013-03-04 (月) 08:55:05
  • セックス! -- アフロリコリス 2013-02-28 (木) 10:46:13
    • い、いきなり、いきなりなにをいうんですか!? い、嫌ぁーっ!(赤い顔で悲鳴を上げる) -- グレーテ 2013-03-04 (月) 08:54:01

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グレーテ・マーグラー Edit

基本設定 Edit

  • この街で冒険者を営む、少しとぼけた性格の少女。
    • 子どもっぽい印象を与える。
  • 見た目は実年齢より幼く見られ、子供扱いされることが多い。体はあまり成長せず、子供の時分から今の容姿のままであると言う。
    • 本人はこの容姿を気にしており、からかわれると怒る。
  • それなりに裕福な家に生まれた。
  • 最近この街に現れ、小さな下宿を借りて暮らし、冒険者家業を営んでいる。
  • この街に来た理由は家出であると語る。兄と共に実家から逃げてきたのだと言う。
    • お父様が嫌いだったからと語るが、詳しい話は語らない。
  • 一緒に逃げてきたという兄をとても愛しており、いわゆるブラコンである。
    • しかし、時折、兄妹としての愛情以上のものを見せることがある。
      • 暇さえあれば「お兄様お兄様」と兄の事を語っている。
  • この街で冒険者をしている理由は、兄を探すためであるという。
    • 二人一緒にこの街まで逃げてきたというのだが、その逃げる途中で兄とはぐれてしまったのだと言う。
      • 兄はこの街にまだいると信じ、この街で冒険者を営みながら、兄を探す毎日を送る。
  • 軽い健忘症、いわゆる記憶喪失を患っており、ごくまれに自らの行動に関する記憶が消失することがある。
    • 本人はそれに悩み、病院に通院しているが、日常生活に支障をきたすほどのものではないらしい。

秘匿設定 Edit

以下の設定はグレーテ本人が隠している、もしくは記憶していない設定である。
故に自身の口から語られることはまずないが、グレーテについて少し調べる等すればわかることではある。

  • 彼女が探しているという「兄」は既に故人である、
  • 兄妹で家出する前は、日常的に父親から性的暴行を受けていた。
    • 母親は既に他界しており、それを止める者もおらず、グレーテの精神と肉体は疲労していった。
      • グレーテは兄を異性として愛しており、兄がいたからこそ精神を保てていたが、徐々にそれも限界に近づき、兄はグレーテの様子がおかしいことに気づき、やがて父とグレーテの行為の瞬間を見る事となった。
      • 兄はそれに非常に憤り、また妹を護るために、この家から脱出することを提案する。妹は怯え、それを止めようとするが、このままではグレーテが壊れてしまうと、兄はグレーテを連れて深夜に家出を強行した。
  • 家出は半ば成功したと思われたが、すんでのところで父親に見つかってしまう。逆上した父親は二人を連れ戻そうとし、兄はそれに強く抵抗する。
    • 既に退廃的な生活により狂気に陥りかけていた父は、グレーテを失うことを恐れ、グレーテの兄をグレーテの目の前で殺害する。
      • 目の前で最愛の兄を己が父親に殺害されたグレーテは狂気の状態に陥る。
      • 発狂したグレーテの感情の爆発、その精神の本流が肉体にも影響を与え、強力な超能力を発現させる。
      • グレーテはその自分でも抑えきれない強力な力の暴発により、己が兄を殺した父を殺害し、狂乱状態のまま家を飛び出し、闇の中に消えていった。
  • 気づいたときにはグレーテは冒険者の街にたどり着いていた。
    • 兄が目の前で殺害されたのと、父親を殺害してしまったという事実にグレーテの精神は耐えきることができず、そのために、その記憶を脳髄の奥底に封じ込め、「兄と共にこの街まで逃げてきたが、途中ではぐれてしまった」という偽りの記憶を、自らの完全な発狂を防ぐために造りだされる。
      • このため、グレーテの中では「兄も父も未だ生存している」のである。最早故人である兄に恋し続け、求め続けることによって、精神の安定が図られている。
  • この過去の出来事で心に受けたダメージはあまりに多く、何度も軽い記憶喪失を患うこととなってしまった。過去の事を、様々なことがきっかけで思い出そうとするのを防ぐため、そうなった場合は記憶が軽く消えていくことになる。
    • 主に深夜(兄とともに逃げ出したのは深夜であるため)に、軽い狂気の発作が起こることがあり、その際はふらふらと街に夢遊病者のように出ていき、「お兄様お兄様」と呟きながら、亡き兄を探し、徘徊する。
      • その時の記憶は基本的に存在せず、何もなければ、朝には寝床に戻っている。
  • 心に受けた傷により、一時的な記憶の喪失などが頻発するようになり、時折幻覚めいたものも見えるようになったため現在は家の近くにある「ディノグラー医院」の精神科に通院している。
    • そこにいる著名な精神科医に様々なアドバイスを受けている。
      • まだグレーテがこの街に来たばかりで精神が不安定だった時にその超能力で、自らを襲おうとした暴漢5名を殺害する事件を起こした際、重要参考人として官憲にグレーテは連れて行かれた。
      • 周りに暴漢とグレーテ以外おらず、犯人と目されたからであるが、グレーテの超能力については官憲もそれを知ることが出来ず、少女が5名もの男を殺害することは疑問視されていた。
      • グレーテはその時の記憶を喪失していたため、精神のケアを担当することになったのが、この精神科医であった。
      • 精神科医は診断の結果、グレーテは暴漢を殺害した犯人により催眠術を掛けられ、記憶を喪失したと診断した。これによりグレーテへの疑惑は解かれ、それから、この医院に通院するようになった。
      • 身寄りのないグレーテに関して、色々と世話をしたらしく、グレーテには恩人のように思われている。
      • 精神科医は、彼女を診断した際に、精神が肉体の変容を招いていることに気づき、彼女の超能力の存在を知るも、それを官憲に言う事はなく、グレーテの記憶喪失を看るということで通院させ、彼女の病状の経緯を観察している。
      • この目的等は不明である。この精神科医には助手が一人おり、ともにグレーテの治療に携わる。
  • 狂気の発作が起こらない場合は、普通の精神状態のままであり、多少情緒不安定だが、特に生活に問題などは起こっていない。
  • 上記の事件以降、強烈な感情の奔流、即ち狂気によって己が肉体も変質し、強力な超能力を発現させる。
    • これは自らの意思で扱えるようなものではなく、使用された場合は基本的にその時の記憶が失われるためグレーテは己が能力に気づいていない。
      • 極度の恐怖や、強い感情の発露、「兄が死んでいる」ということに関することなどを突き付けられると精神が不安定になり、超能力が発動する。
      • それは周りのものをすべて吹き飛ばし、内部から爆発させると言った力を持つ。禍々しい魔力にも似ているという。
  • このようにさまざまなトラウマを抱えており、そこを突かれると弱体化する


  • 精神科医の診断により、精神科医は彼女の秘密に感づく。
    • 精神科医の研究の主題「精神の変容と肉体の関係」についての研究対象となる
      • グレーテは被検体とされ、グレーテの気づかぬうちに、実験などが行われていくこととなる。
      • グレーテに処方している薬に関しても実験の一つである。
      • 精神科医はグレーテを患者ではなく、己の研究対象としか見ていない。

瓶詰地獄 Edit

※グレーテがひどい目に遭う用のコメント欄。特に一人遊び用ではないのでご自由にどうぞ。

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精神の変容は肉体にも影響を及ぼす。その証明のための観察、実験。
お名前:
  • ――黄金暦242年 7月
    夏の深夜のことであった。少女は突如目覚めた――否、完全な覚醒とは言えない。夢遊病のようなものだ。
    少女、グレーテは言いようもない不安に襲われ始めていた。理由は彼女にはわからない。ただただ恐ろしく、寂しく、頭の奥底から何かが響いてくるということしか感じられなかった。
    「ア……お兄様、お兄様、どこ……お兄様、どこ……?」
    ベッドから起き上がると、ふらふらと寝間着のまま今は亡き兄を呼びながら、兄を探し始めた――外へ。 -- 2013-03-07 (木) 01:00:27
    • 「お兄様……お兄様お兄様お兄様お兄様お兄様……どこ、どこに、いっちゃったの……お兄様ぁっ……!」
      悲痛な叫びを上げながら、グレーテは夜の街を歩く。人など歩いてもいない時間である。
      少女がそんな中、一人寝間着姿で、兄の名を呼びながら徘徊しているのは異様な光景であった。
      そう、この街に来てから、少女は夢遊病のような状態になることがあった。兄をただただ求め、夜の街をさまようのである。兄を求めなければ、彼女が封印した忌まわしい記憶が、蘇ってしまうかもしれないのだ。
      「お兄様、おにい、さま……どうして、どこに、いるの……」
      薄暗い街路地を歩きながら、少女はただ兄を探していた。見つけることのできるはずもない兄を。 -- 2013-03-07 (木) 01:08:12
      • 少女は路地裏に入って行った。人気のない路地裏だ。暗い夜……狭い通路……兄と共に逃げ出した時のことを想起させる場所であった。
        この夢遊病状態の事を、グレーテはほとんど記憶していない。グレーテはこの夢遊病になるときは、歩くルートも全てが毎回同じであった。毎回、繰り返すのである。
        そんな闇の中、少女の進行方向には二つの人影があった。柄の悪そうな男が二人、まるで少女を待ち構えていたかのように、そこにいたのである。
        「へえ……本当に来やがった。あいつがいってたことは嘘じゃなかったんだな」
        「まあ、なんでもいい。こんな楽な仕事でいいっていうんだ。あんなガキをやっちまうだけなんだからよ」
        「ああ、しかし、なんだ。趣味の悪いやつもいたもんだぜ……」
        グレーテはただひたすら「お兄様」と呟きながら、進行方向にいる二人の男など見えていないかのように、進んでいく。 -- 2013-03-07 (木) 01:34:53
      • 少女はぶつぶつと呟きながら路地裏を進み――ついに二人と対峙した。
        「よおお嬢ちゃん。ちょっといいかな?」
        背の高い方の男がグレーテに声をかけた。グレーテはそこでようやく二人に気づいたらしく、二人を見ると、びくっと体を震わせ、怯えた表情を見せた。
        「あ、あれ……? ここ、どこ……? 私、寝てたのに……あ、れ? 貴方たち、だ、れ……?」
        グレーテは男に話しかけられようやく正気に戻ったようだった。夢中遊行しているさいの記憶はなく、今の状況に困惑しきっていた。
        「あ? 何言ってるんだこのガキは……まあいい。お嬢さん、おじさんたちはちょっとある人から頼まれてねえ……べつにお嬢ちゃんに恨みとかあるわけじゃねえんだが……ちょっとばかし、苦しんでもらうよ」
        男はそういうと、残虐な笑みをグレーテに向けた。 -- 2013-03-07 (木) 02:21:40
      • 「おい、とっととやっちまおうぜ」
        背の低い方の男がせかすように言った。「ああ、そうだな。できるだけ苦しめるようにっていうご注文だったからな……全く、趣味が悪いぜ。お嬢ちゃんも何があったか知らんが可哀そうにな……よっ、と!」
        そう背の高い男が言ったかと思うと、男の拳がグレーテの小さな腹に打ち込まれた。
        「か、はぁっ!?」 グレーテの軽い体が小さく中に浮く。グレーテは何が起こったかもわからないまま、強烈な腹部への痛みに悶え、腹を押さえ、えづく。目を見開いて蹲る。 -- 2013-03-07 (木) 03:46:30
  • 冒険者の街の一角に建てられた病院がある。白い外壁に包まれた、純白の建物があった。
    看板には【ディノグラー医院】と書かれている。精神に関する症状を主に取り扱う病院であった。
    その診察室で、三人の人間が顔を合わせていた。白衣を着た初老の精神科医と、その助手である若い青年、そして患者である幼い姿の少女だった。
    「ありがとうございました、先生。言われた通り、お薬、ちゃんと飲みます」
    小さな少女はぺこりと二人に頭を下げた。
    「きちんと飲むのだよ、グレーテ君。それと、記憶の喪失についてはあまり深く気にしすぎないことだ。余計に症状が悪化してしまうかもしれないからね……大丈夫、直に治るよ」
    初老の精神科医はそう言うと、少女に笑みを浮かべた。少女もその笑みに、にこにこと答えた。
    薬を受け取ると、少女は何度も礼をしたのちに、診察室から去って行った。 -- 2013-03-04 (月) 16:34:05
    • 去って行った患者の少女の名はグレーテ。この精神科医と助手とは、この街に来てからの付き合いであった。
      とある事件の証人となったが、その事件に関する記憶を喪失しているグレーテの治療に携わったことからの関わりであった。
      ――頻発性健忘症。それが彼女の症状だった。まれに、自分の行動に関する記憶を喪失するのであった。その治療のために、少女はこの病院に通っていた。
      「彼女の記憶喪失は……回復するのでしょうか。いえ、教授の診察を疑うというわけではありませんが……実際には、教授はどうお考えでしょうか」
      診察室に「教授」と呼ばれた初老の精神科医と若い助手は二人だけになり、助手がまず口を開き、精神科医へと問うた。
      「脳の外傷等が原因ではなく、心因性の健忘症だ。過去のトラウマが原因とみて間違いないだろう。彼女が喪失した記憶を戻させるためには、催眠療法なども使えるだろうが……基本的に、失った記憶は彼女にとって好ましくはないことだろう。無理に思い出させようとすれば、症状が悪化するかもしれんな」
      椅子に深く腰掛けながら精神科医は言った。
      「では……やはり、そのトラウマとは、彼女が遭遇したあの“事件”でしょうか……」 -- 2013-03-04 (月) 16:46:36
      • “事件”とは、グレーテが町に来たばかりの頃に遭遇したものである。グレーテは5人の暴漢に襲われたのだが、気づくと、少女の周りは血の海であり、5人の死体が転がっていたというのである。
        何が起こったかグレーテは覚えておらず、ただただ恐怖に慄いているばかりであったという。犯行現場の状況もあり、彼女は殺害の嫌疑をかけられ、重要参考人として官憲に連れて行かれたものの、凶器は見つからなかった。
        この少女が5人の男を殺せるかという問題もあり、別の犯人がいるという可能性が浮上し、彼女の記憶に眠る事件の真相を呼び起こすため、精神科医は召喚され、治療にあたっていたのであった。
        警察も誰も彼もが、彼女の記憶喪失の原因は、事件のショックによるものだと考えていたが、この精神科医は違っていた。
        「いいや……そうとも言い切れん。もしかすると、さらに過去のことが原因になっている可能性がある。あまりにも記憶の喪失が頻発すぎるからな。おそらく……思い出させないようにするための、心の防衛機能だろう」
        パイプを口にくわえつつ、淡々と精神科医は言った。彼の言ったことに、助手は大きく驚いていた。
        「では、彼女の健忘症は、あの“事件”が直接の原因ではなく、原因はもっと過去にあると……? 確かに、あれほど強力な喪失ですからね……。しかし、教授……そうすると、彼女の記憶を蘇らせることは、彼女のためにならないのでは?」
        「君、少し勘違いをしているね。確かに“事件”の解決には彼女の記憶が必要だが……彼女が祖の復活を望んでいるというわけではない。我々が治すのは、彼女の頻発性健忘症だ。事件の記憶の復活に関しては、彼女が求めない限りは行うべきではないだろう」
        その言葉に、助手はどこか安心したようであった。「ええ……我々がすべきことは彼女の記憶の復活ではなく、健忘症の治療、ですからね」
        「が、かなり珍しいケースだ。君もよく記録を取っておきたまえ。今後の精神病理学の発展につながるやもしれんケースだ」
        「わかりました、教授」 -- 2013-03-04 (月) 17:03:54
      • そして、助手も己が業務のために診察室を後にした。残されたのは初老の精神科医のみであった。
        「やはり、私の見立て通りか。あの“事件”を起こしたのは彼女で間違いない。記憶喪失と過去のトラウマ……そして、あの事件現場。おそらく間違いない。彼女の精神の変容が外部に何らかの影響を与え、暴漢どもを殺戮せしめたのだ」
        精神科医は立ち上がると、窓の外から夕焼けの街を眺めはじめた。
        「……私の理論を証明するときが来た。精神の変容は肉体の変容をも引き起こす。精神の力の証明だ。……彼女について、詳しく調べさせるとしよう。あの薬の効果も、そろそろ現れてくるころだろう」
        その精神科医の顔は、少女に向けたやわらかい笑みからすれば、考えられないような冷徹な表情であった。医学者として、科学者としての本性がそこにはあった。 -- 2013-03-04 (月) 17:14:17

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Last-modified: 2013-03-07 Thu 00:00:28 JST (4070d)