509420 カラスマ家出身 ショウコ ・ カラスマ |
| M E M O : そろそろ転校してきて一年になるな・・ |
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現 状 三 行
かつて転校生だった少女は、
目的を果たして卒業し、悠々自適に就職を遂げたと思ったら
たどり着いたのが窓際部署で上司がこれまでの相棒だった。
詳 細 設 定
女性でありながら武芸に対して父親譲りの非凡な才覚を持ち、大人であっても太刀打ちできぬ実力を誇る。
しかし誰かに師事を請うたことはなく我流の武術を扱う。
性格はそのせいか勝気で自信家、悪く言えば少々傲慢である節がとれるだろう。
だが不遜ではあるが誰かの上に立つという気は一切なく、
一人身を好んで各地を渡り歩く転校生として名を売っていた。
after
数多の戦いを経て父親との再会、フェティアゴルの信奉者として目覚めや相棒との出会いは荒んでいた少女の心を変えた。
勝気で男勝りだった少女は色香を漂わせた大人の女性へと成長し、
卒業後は有人宇宙飛行部でのオペレーター経験を買われて、相棒の実家企業であるS.N.R.I.に就職を果たした。
だが現実は学友だったユエの神社を事務所とし、窓際部署での雑用やクレーム処理係としての毎日に辟易するばかりだった。
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履 歴 設 定
遠方の宿場街にて生まれ、父と母を両親に持つ。
母親は場末の宿屋を営む平凡で気立ての良い女性だったが、父親は当時は並ぶ者のいない最強の拳客として名を馳せていた。
だがショウコが5歳のときに父親は行方知れずとなり、その理由には誰かに討たれて死んだとか借金取りに追われたなどの噂が錯綜する。
噂の正否すら分からぬままに歳月が経ちその存在は伝説のものとなった。
後に成長したショウコは13歳のときに失踪した父親を探すために出奔。
かつて憧れた父親の背を追い縋るように求めて、父親と同じ武芸の世界にいればいつかは出会えるのではないかと。
しかし手掛かりすらも掴めない日々に思春期の心は荒んでいき、
父親を探す手段であった武術が澱んだ感情を消化させる目的となってショウコの乾いた心を支えていた。
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戦 闘 設 定
いわゆる無手、徒手空拳でショウコは戦うがあらゆるところでよく見られる空手などといった流派とは一線を画したものである。
素手での戦いは大まかに分ければ、『打撃、掴み、投げ、極め(関節)』に分けられるが、ショウコのセンスは投げや極めといったものに重点が置かれている。
中でも《投げ》は体重差のある大人を投げ飛ばせるだけの技量を誇り、相手の力や動体をそのまま生かす合気道由来の技を使う。
これは拳は殴るためではなく使うものであれといった幼少期の父親から教えられた一言から会得したものである。
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体 育 祭 バ ト ル ト ー ナ メ ン ト - 優勝、その代償 -
転校して間もなくに行われたバトルトーナメント、同時に超人レスリング部に誘われていた少女にとっては実力を試すには相応しい場だった。
野良試合、いわゆるストリートファイトに明け暮れていた少女は勝利こそが全てだと信じていた。
如何なる手段だろうと勝ちすればいい、準決勝でのルィンディとの戦いにおいて魔術師の喉を潰すという方法を取る。
相手に実力を出させないままに勝利する。これこそが乾いた少女の理念であった。
だが決勝戦の相手である白斗鏡との戦いにおいて、彼が初戦で発現させた力を見ないまま優勝してしまう。
また彼に対しても同様の手段を取り、実力を出させないままに勝利することに意味はあるのかと疑念を抱く。
失意のままの優勝トロフィーは彼女の心中に揺らぎを生み、一回戦の相手であったアレックスの『 正々堂々と実力を出し合う 』ことの意味を考えるのだった。
タ ッ グ エ ア レ ー ス - 信頼の翼 -
茶道部主催で行われたタッグエアレース、少女はバトルトーナメントから縁のあったアレックスを誘い参加する。
初めは少女がエアバイクで前を飛び、アレックスが後から後から追いかけてくるというものだったが
アレックスの一途で真っ直ぐな性格を信頼して飛ぶ自分がいたことに少女は内心で笑った。
二回目の参加はアレックスを守って飛ぶものだったが、序盤で集中砲火にあって墜落する彼を心配するが
逆境にまけることなくそこに意地を貫き通したことにより高い評価と信頼を寄せるようになっていた。
レースは一回目と二回目のどちらも2位、準優勝となってしまったが少女にとっては何よりも価値のあるトロフィーであったことだ。
有 人 宇 宙 飛 行 部 - 夢への挑戦 -
始まりはほんの些細な切欠、日課の屋上の昼寝を妨げられたことから一人のバカの夢を手伝う事となった。
学生の身でありながら天上の星海を目指す、誰もが聞けば誇大妄想な夢だと笑った。
だがバカ、イカルはその夢に正直でありどこまでも真面目だった。少女は無理だと笑いながらもその夢の手助けを行う。
それは自分のすぐ傍にも似たようなバカがいたからだ。ゆえに彼が無事に戻ってこれるようにと、
機材と整備の勉強を重ねて地上からの管制を担った。そして有人宇宙飛行部は夢を成し遂げて地上へと戻ってくる。
少女は宇宙というものを見ることは出来なかったがそれでいい。夢を遂げるよりもそれを支える方が性に合っていると。
だから彼女は今の自分が支えるべき相手、いつも失敗続きの相棒の姿を影ながらに見守ると決めるのだった。
相 談 室 †