-''倉庫''
--''裏手には武器や道具類、そして記憶を消すために使われている杖型魔導具。&br;そして人を操る力がある手袋型魔導具がある。''
- 倉庫
- 裏手には武器や道具類、そして記憶を消すために使われている杖型魔導具。
そして人を操る力がある手袋型魔導具がある。
- 倉庫
- 裏手には武器や道具類、そして記憶を消すために使われている杖型魔導具。
そして人を操る力がある手袋型魔導具がある。
- (大きな書き割りを前に、一人で解体作業をしている。体に似合わないツールバッグを付けてただ黙々と作業に没頭する) -- クロウ
- (いつも、こうしているとなんだかんだ言いながら手伝ってくれた男がいた。今はもういない)
なるほど…こういう感じ、だったのかな…(溜息を一つ。それでも手は止めない。扱うのは自分の道具よりも使い込まれた道具達。手には、あまり馴染まない) -- クロウ
- (消毒液の匂いがする女が、倉庫に人の気配を感じて中に入る)……クロウ。いたの。
(しかしガルデグラムの道具を使っている彼を見て、それ以上の言葉をかけられない) -- ステラ
- ガルデに、頼まれたから。身体動かしてないと、なんだか…(憔悴している表情だが、それでも少年は下を向いてなかった)
ステラは…大丈夫かな、怪我とかは(大丈夫じゃないのは精神的なものだ。そしてそれは、口に出すまでもなく、その顔を見ればわかった) -- クロウ
- ……そう。(少年は前を向いている。ガルデグラムと親しかった分、彼の死を無駄にしたくないんだ)
怪我は大丈夫。もうすぐ治すわ。治してみせる。(無表情のまま、倉庫の壁にもたれかかって)…でも、ちゃんと自分の足で立つのはもう少し経ってから。 -- ステラ
- うん、そうだよ(涙は、あのとき流した。だから、ここからは、これからは進むんだ。彼にまた会った時、誇れる自分でいれるように)
うん、わかってるし、信じてるよ。無理する事も、なさそうだしね -- クロウ
- ……エルはしばらく裏の仕事を休むから。私たちがその分の穴埋めよ、頑張りましょう。
ガルデグラムは……酒飲みで、自分の武勇伝を語る時に話が長くて。いい加減で、声が大きくて、ガサツで。
優しくて、厳ついのに気遣いができて、私がダメな時には叱ってくれて……!(涙が流れた)ダメね、こんなんじゃ…ガルデグラムに怒られるわ。 -- ステラ
- そっか…エルが…うん、大丈夫。今度は無理しないし、もう二度と、仲間も失わない。絶対に
大丈夫だよ。今のステラなら、怒るんじゃなくて…今は泣け、泣けるだけ泣いちまえ!って、そんな事言うんじゃないかな。泣き終わった後、きっとちゃんと立てる事、分かってるはずだからさ
(そう言ってポケットからハンカチを取り出してステラに渡す)
ダメなんかじゃないよ。僕は、ここで泣けない人についていきたくない。誰かを想って泣ける人がリーダーでよかった。そう思うよ -- クロウ
- (ハンカチを受け取って)……クロウ………(涙を拭う)なんだか、今の本当にガルデグラムみたいだったわ。
……それと…背、伸びた?(そんなことを聞いて、涙を拭い終えると)しばらくは、怪我を治して。すぐにまた、歩き出すから。
ハンカチ、洗って返すわね。ありがとう、クロウ。(そのまま壁から身を離して、去っていき) -- ステラ
- でしょ? 少し自信あった(そう言って微笑って)
そう、かな? また一年経ったし、そうかもね(嬉しそうに頷いて)
…うん、どういたしまして、ステラ(それ以上は何も言わず、ステラを見送ると再び作業に戻って)
これでいいのかな、ガルデ(不安はある、でも、確かに受け継いだ。だから)見守っててよ、この行き先を(頬を伝う何か、それでもその口元には笑みが浮かんでいた) -- クロウ
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- 裏手には武器や道具類、そして記憶を消すために使われている杖型魔導具。
そして人を操る力がある手袋型魔導具がある。
- よいせっと(ブリジッドの店で購入した釘やかすがいの箱を台車で運び入れ、棚に積み上げていく)
倉庫整理は随分ジャック君にお願いしたキリだったからなぁ……釘はどこにおくんだっけ(釘箱の置き場を探し品を見て回る) -- エル
- 釘箱なら、そこの棚ですよ
(倉庫の奥からそう声を掛けつつ、ぬっと現れる)
お疲れ様です、エルさん -- ジャック
- お、ありがとージャック君(指示通り、釘の箱を棚において)いやいや、大道具の金物を切らしてたみたいだから色々と仕入れてきてね
ついでに大道具の三人に新しい金槌も用意したって伝えてもらえると助かるな まぁ会ったらボクが伝えてもいいけど
(釘箱、かすがい箱を収めて更に金槌の棚に新しく三本の金槌を加える 陽光の八分の一亭の焼印がグリップエンドに入った物) -- エル
- ありがとうございます、大道具の皆さんにはそれぞれ伝えておきます
ガルデグラムさんとクロウ君はともかく、スパンキーさんは捕まるかわかりませんけど
(横にならんで、それぞれ道具を棚に仕舞うのを手伝う)
立派な金槌ですね -- ジャック
- スパンキーに関してはガルデさんに捕まえてもらう方針でいいかな。どうせ目を離すと逃げ出すしさ……(全部収めてグリグリと首を回して)
うむ、腕のいい鍛冶屋さんにツテがあってね。表の道具より先に裏の道具をお願いしてたわけだけど……(苦笑し、台車を折りたたみ立てかけ)
ま、これで表仕事オンリーも終わりかな。怪我も治ったし、裏の仕事もちょいちょい復帰だ(背筋を伸ばすように大きく伸び) -- エル
- ステラさんがあの調子ですから、エルさんがまた頑張ってくれるのは嬉しい限りです
(実際の所、ここ最近のステラの気の張り様は、見ていて痛ましいものがある)
(ステラに倒れられるまだしも、その先に最悪待っているものを想像すると……ジャックとしては非常に困る)
……不幸が続いて、あまり人数が減り過ぎると……当局にも不審がられますし -- ジャック
- ステラがちょい頑張りすぎなのが気にかかるけどね。丁度いい落とし所に落ち着いてくれるといーんだけどなー
一人なら不幸な事故で済む。……実際、不幸な事故だったわけだけど それ以上となると……官憲の目を誤魔化すのも厳しいか それと、件の十字教の治安維持部隊、だっけ
……でも、人数が減ったとしても 皆の仇は必ず打つし、皆の復讐へはきっちり導くさ。責任、みたいな言い方をすると傲慢かも知れないけどさ(これ以上皆が死んでいく そんなことはなるだけ考えたくないが) -- エル
- 仇に関しては……言うべきことはありません
(元より復讐者。その為だけに……戦っている。今までの全てを擲って)
(しかし、気になるのはエルの口からでた、聞き慣れない単語)
……治安維持部隊? なんですか、それ?
(劇団は所詮は暗部であり、暗殺組織……ようは犯罪者の集団だ)
(どんな御題目と言い訳をならべようが……世間からみれば、やっていることは法の裁きすらも無視した、独善と言うのも憚られる罪悪)
(ともなれば、そういった連中を向こうに回すのは今に始まった事ではない。日常だ)
(だというのに、わざわざクチにするという……その治安維持部隊)
(只者でないことだけは、察しが付く) -- ジャック
- んむ、無理だけはするなよー、若人 何事も命あっての物種だからね 計画は万全万端に
余裕綽々で生きて帰れるぐらいでないと、不測の事態でしくじってご破産、なんてありうるからね(それは石橋を叩いて渡るどころか、石橋を破壊し鉄橋を建造し直して渡る程の執念を持つエル故の過剰過ぎるほどの忠告)
名前はなんだっけ、えーと……そうだ、『デウスウルト』!どうも最近過激にやってるらしいからね
なんせ宗教直下の治安維持部隊、だぜー?やべーやつしかいないよそんなの?(過激派の存在を懸念する、その視線)
で、そこの分隊の一番やばいとこの隊長に……ステラの妹がいるってさ。だから余計に逸ってるんじゃ、という心配もね(年若いステラより更に年下でありながら、一部隊の隊長を務める 腕前も、そこに至る経緯も、決して侮れはしない) -- エル
- ステラさんの……妹さんが……!?
(思わず、瞠目する)
(父親を殺されたステラの肉親)
(そのステラの妹というだけで……過激派の治安維持部隊に身を置く理由は、痛ましい程に理解できる)
(選んだ道は違えど、行き着いた先は……どちらも過激極まる思考と場)
(余りに……皮肉が過ぎる)
……なら、尚の事、ステラさんには無理をさせられませんね
(思わず、視線を逸らす)
(そんな妹と姉の行きつく先を……僅かに想像して) -- ジャック
- ステラの担当だから、ボクも詳しい事は聞いてない。一度交戦したけど、顔は見られてないってさ
顔が割れてないなら話し合いでいくらか情報収集……出来れば多少丸く出来ないかって言ってみたけど、それもうまくいくかどうか
(妹に執着する余り、周りが見えなくなったりはしないか それも不安ではある)
まぁ、無理にとは言えないけど……ステラのフォローに回ってあげてもらえないかな、ジャック君?(一人でやるより二人で行動すれば、不安も少ないと見て)
ボクの方は……そろそろ復帰戦の時間かな。相手はチンピラまがいだけど、気は抜かないでいかないとね それじゃ!(す、と手を上げて別れの挨拶とし、ジャックを残し倉庫を去っていった) -- エル
- いくら面が割れてないからって直接会うつもりだなんて……早速、無理しようとしてて呆れますね……ステラさん
わかりました。成果は約束できませんが……出来る限りは、俺がフォローに回ります
エルさんも、御武運を
(見送りつつ、溜息を吐く)
……妹、か
(懐の懐中時計を握りしめながら、一人、静かに呟いた) -- ジャック
- 倉庫
- 裏手には武器や道具類、そして記憶を消すために使われている杖型魔導具。
そして人を操る力がある手袋型魔導具がある。
- 倉庫
- 裏手には記憶を消すために使われている杖型魔導具があるのみだ
- (ステラの仇の情報が集まっている。それは、大きな仕事が近づいている事を意味していた)
(そうなると、訓練以上に重要になってくるのが……道具の手入れである)
(訓練は一朝一夕で成果を生んだりはしないが、道具の手入れは別だ)
(例え簡単な手入れや、軽く様子を見るだけの目視点検ですら、仕事前にするのとしないのとでは雲泥の差である) -- ジャック
- (それぞれ個人の持ち物である道具はともかく、劇団所有の武器も当然ある)
(ジャックが専ら使うのはここに隠してある量産品だ)
(証拠を残さないようにするなら現地調達が一番だが、毎度それが望めるわけではない) -- ジャック
- (いつものように、隠し棚に仕舞っていあるダガーや、分厚い本の中身をくりぬいて仕舞われている拳銃などを一つ一つ点検していく)
(薄暗い中での作業だが、これも訓練の一環だ)
(明るい場所で仕事する機会の方が少ない) -- ジャック
- (ナイフの刃毀れを確認し、弾丸を一つずつ検めては、順番にまた仕舞っていく)
(単調な作業の繰り返し)
(仕事も、この延長線上でしかない)
(裏も、表も……それが変わるわけじゃない) -- ジャック
- 倉庫
- 裏手には記憶を消すために使われている杖型魔導具があるのみだ
- (口元に布をまきながら、埃を払っている)
(薄暗い倉庫掃除もまた、雑用の仕事である)
(『道具』の配置を覚える仕事も兼任であるため、時間が掛かっているが、どうせ今日はこれが最後なので、大して気にしてもいない) -- ジャック
- (倉庫内の清掃を大雑把に終えたら、巧妙に隠されている武器を一つ一つ点検して、また元の場所に戻す)
(時間の掛かる作業だが、欠かすことは出来ない)
(入り口からは見えない倉庫の隅で、一つ一つ、丁寧に行う) -- ジャック
- (投げナイフを一本ずつ油で拭いて、錆や刃毀れがないか確認していく)
(道具の不備は、命の危険に直結する)
(故に、手入れは欠かせない)
(復讐を果たすその日まで……死ぬわけにはいかない) -- ジャック
- 姉さん……
(仇を討つ日は、そう遠くない)
(ステラは数年覚悟しろといっていた)
(だが、ジャックはおそらく、それほどは掛からない)
(この劇団に入ったことで、ある程度の目星はついてきた)
(情報は、着実に集まりつつある) -- ジャック
- (手入れを終えて、また元の場所に戻す)
(次は大きな仕事があるらしい。エルが既に、偵察に出ていると聞く)
……こんなところでは死ねない
(それでも、死ぬわけにはいかない)
(道具を全て隠してから、倉庫を後にする)
(休んだらすぐにまた……仕事だ) -- ジャック
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