D.D.伽藍(でぃー・でぃー・がらん) †
| 芝居がかった仮面と衣装に身を包んだガラン、この仮面と衣装も盗品である。 |
元気で楽しくストレスフリーをモットーにしている世界渡り、ラミアの正体。
芝居がかった仮面と衣装、芝居がかった振る舞いをするわざとらしいヤツ。
怪盗にして界渡、「界盗」…という呼ばれ方は不本意な模様。
欲しいものがあったら「もらう」し、やりたいことがあったらする、をしているだけなのだから。
今回は「鬼の居ぬ間に洗濯」というヤツで邪魔者がいない間に学生生活をエンジョイするためそれっぽく経歴を詐称して学校に潜り込んだ。ラミアも偽名。
身体能力、特に身軽さが怪異じみている、十傑衆走りをマスターしていたり、ビルの谷間を飛び交うNINJAめいた動きが可能なほど。
法力を用いる密教系の祓魔術の心得もあるようだ。
どこでそんな力を得たかは誰も知らないし、本人もはぐらかして話そうとしない。
回転式祓魔契約召喚複合機試製零号(Revolving Exorcismus Deal Summon Multi Function Device Proto ZERO) †
| 略してR.E.D.S.… ひどいメドレー、名前じゃないわ。 |
回転式拳銃のような形をした祓魔調伏召喚複合機、輪蔵シリンダーを回転させマニスピナー式功徳力を発生させることでエネルギー源にするオーソドックスな作り。
回転させた分ありがたさが増す非実体弾を発射する祓魔機能のほか、怪異との契約を行い調伏した上で「護法神」として召喚を行うことが可能…だが現在R.E.D.S.内は満室。
この手のアイテムにありがちな使用者へのダメージのフィードバックや、契約の対価としての生命力の消耗などもほぼない。
ハデなカラーリングやおもちゃにしか見えない形状なため持ち歩いていても怪しまれないデザイン、よほどオカルトマシンに詳しくもなければおもちゃだと思うことだろう。
当然ガランが作ったものではなく、どこかから盗んできたものだ。
R.E.D.S. 補足 †
護法神がR.E.D.S.の中でも外でも、どれほど距離が離れているかも問わず召喚が可能。
ただし召喚される側はある程度拒否ることができる。これはD.D.がそれでいいと縛りを緩めたから。
護法神はR.E.D.S.に縛られているため距離にかかわらずR.E.D.S.の中に直帰することも可能。
R.E.D.S.を介して契約した護法神は外に出た場合距離に制約されない自由行動が可能
その代わり、R.E.D.S.の中に入れば勝手に外に出ることはできない。例外はあるかもしれない。
護法神が体力を消耗したり、形を維持できないほどのダメージを受ける、『死ぬ』ことがあってもR.E.D.S.の待機空間内に収容すれば回復する。
五行の相生、一種のバイオリレーションの効果によって五体揃っていれば『死』すら回復することが可能なのだ。
だがそれは同時に、縛られているがゆえに死んでもこの契約、調伏から逃げられないということである。
R.E.D.S.の出自 †
かつて黄金の時代、強力無比な「七曜の邪神」をR.E.D.S.によって調伏、護法神化し異魔呪との闘いに投入する計画があった。
しかし当の邪神たちは多くが行方不明、その眷属に関しても途絶えたもの、あるいは姿を消して潜伏したもの…再集結は困難を極めた。
肝心のR.E.D.S.の性能も七曜すべてを支配するほどの容量は確保できずじまい、辛うじて五行論に対応する七曜のうち5体の眷属を調伏した時点で計画は凍結。
未完成品のR.E.D.S.はヒノモトの火薬庫、ヤクいブツの最終廃棄場、流れ着く末路と言われる「御山」の預かりとなり長年封印され続けてきた。
1000年ほど経過した後、五輪星たちの呼ぶ声に導かれたD.D.が強奪しR.E.D.S.の持ち主となった。
調伏されたきり飼い殺しになり自由を求めていた五輪星とも利害が一致し行動を共にしている。
五体の護法神、五輪星(ごりんせい) †
様々な信仰から集められた五体の使役護法神、R.E.D.S.の持ち主を守護し闘う事を定められた存在。
本来の形から歪められ貶められ邪神となり、縁もゆかりもない信仰の守護者とされた邪神の眷属たちの慣れの果て。
荒事から細かい仕事、暇なときの話し相手までできる頼れるメンツ、ふだんから外に出て別行動している者もいるほど戒めはゆるい。
現在のR.E.D.S.の持ち主のガラン自身と契約しているため、他人が使おうとしても従うことはない。
かといってガランことD.D.に絶対服従というわけでもないため油断していると寝首をかかれるかもしれない、そんな関係。
熒惑(けいこく)の鋭鳴利(えめり) †
| トップレスで失礼するわ! |
ハーピィに似た形態を取って活動する護法神。身長は2メートルくらいで翼開長は4メートルほど
赤毛交じりの黒髪、煽情的な女性の上半身と黒地に血をぶちまけたような汚い赤羽毛、翼腕に爪脚を持つ。
ガタイがいい分わりとパワーがあるがグロい敵など直接触りたがらない場合も多い。おまえのほうが怖いって?ほっとけ。
歌で周囲の音をかき乱し通信機器をもイカれさせる伝達阻害の魔力と、対象をズタズタに抉る「超音波グラインダー」を放つこともできる声が特徴。
さらに炎を吐いたり全身に纏ったりもできる、羽ばたきと炎を組み合わせて火災旋風めいた攻撃が可能…敵はもちろん味方も巻き込まれるリスクは高い。
飛行能力持ちなのでその脚にしっかりと握りしめられればそらをとぶで移動が便利。特に逃走にはもってこい。
最速で板野サーカスもびっくりな動きもできるなどと言うもののほんとかどうかは不明、試したらロクなことになりそうにない。
自由時間にはR.E.D.S.から出て空を飛んでは歌を歌うヒリライフをエンジョイしている…が、将来に不安を感じて就職活動したりもしている。
召喚されるのも「楽しい事」として認識しているためこう見えて命令に忠実なほう。…楽しくてつい勢いあまってD.D.が死んでも…事故よね?
太白(たいはく)の牌羅(パイラ) †
身長は150センチくらい、見た目15歳くらい、黒髪と褐色の肌、頭部からヤギ角を生やした女性のような護法神、お金大好き!遊ぶのも大好き!食べるのも大好き!
光の魔術を使いこなし幻惑や高熱線による加熱溶断を可能とする…が、直接戦闘はニガテで特に近接戦闘はNG、目くらましや障害物の除去に留まる。
腐っても富を司る女神の眷属のはしくれだけあって金運財運アップの御利益があり、宝くじの類がよく当たりギャンブルでも負けなし…
だが大当たり大勝利まではいかない、生活費を得るのには不自由しない程度。
その半端な御利益が功を奏しイカサマや異能を疑われることなく、「自然」なラッキーとして目立たず稼げる。
資金調達ついでの情報収集もパイラの仕事だが…集めてくる情報がパイラの興味関心のあることばかりになるため、結局ラミアが情報収集しがち。
ギャンブルで金を増やすにも見た目が災いし補導されかかることもしばしば、なにより浪費ぐせがあるため資金があったら買い物したり遊んでしまう、何事も都合よくはいかない。
自分で遊び歩きたいほうなので、基本的に召喚は拒否るなど付き合いはあまりよくない。
お菓子いっしょに食べない?など遊びの誘いには100パーセント応じ召喚されるゲンキンなイマドキ女子である。
辰星(しんせい)の慧璽乃守(えじのす) †
象頭を持つ巨体の護法神、身長3メートルほど、人間に化けるときはメカクレの少年の姿を取るがそれでも180センチオーバーのガタイである。
巨体に似合わないスピードを誇る加速系、泳ぎが得意なゾウはよく聞くが水上でも問題なく行動できちゃうくらい足が速い。
膂力は凄まじく何か特別製でもない限りは大抵の物体を破壊できる腕力を持ち、相手からの物理的接触を伴う攻撃を『物理反射』することも可能とガチガチの近接型。
水を操って雲を作り天候の操作が可能、嵐と雷雨を呼ぶことは無理でもそれなりの雨を呼び雨天中止、順延の状況を作ることはできる程度。
それよりも操った大量の水をそのまま相手に叩きつけるなどの攻撃に用いるほうが得意、水は鼻から出すこともできるが近場に水場があればそれを操ることも可能。
人語を解し話すこともできるが精神年齢や知能は低く、相手に強い語気で迫られたりすると苦手意識を持ってしまいがち。
ただひとたびスイッチが入ってしまえば怒り狂って力任せに暴れまわるため、R.E.D.S.に収納するなどしてクールダウンさせる必要がある。
ふだんは荷物持ちなどの力仕事担当としてラミアにこきつかわれることが多い、五体の中では末っ子気質。
歳星(さいせい)の阿吽覇(あんば) †
天をも覆いつくすほどの巨大な樹木の姿に成長するという植物タイプの護法神、「植物」と聞いてイメージされることはだいたい可能なスーパー系の植物。
クルミ大の植物の種のような形で召喚されると瞬く間に根を伸ばし周囲の土壌、近場にいた生物を取り込むなど片っ端から養分を吸い上げ急成長する。
追っ手を巻く根のバリケードを生やしたり、建築物を植物体の成長力で土台から破壊するといった土木工事系荒事担当筆頭。
荒事だけかと思いきや滋味のある各種フルーツ、作物を生らせたり、各種化学物質の合成を行うといった裏方もイケる…のだが
人語を発さずこちらの言う事が通じているかあいまいで契約者のD.D.との意思疎通も困難。
一度外に呼び出したが最後どんな状況でも際限なく成長しようとするため融通が利かず、基本的に場を荒らすときにしか使えない困ったヤツ。
本体はずっとR.E.D.S.の内部の空間で根を張っているため、外部に出た場合は焼却するなどして処分しておくのが無難。
ある程度育ってしまったぶんはしつこくそこに根付くものの、本体から切り離されれば次第に成長速度は落ちていき触れるものみな取り込むなどという無茶はしなくなる。
これはアンバにベストマッチな土壌や生育条件が揃っていないせいと推測されるが、もし条件がベストマッチする土地があったら株分けが成功し第二のアンバとなって成長し続けることだろう。
一度外に出ればいくらでも成長しようとする反面、呼ばれないかぎりはR.E.D.S,の中に引きこもっている引きこもり気質。
おかげでR.E.D.S.の中の待機空間は某天空の城も真っ青な緑がいっぱいの空間になってしまった。出歩き組が中に戻りたがらない原因。
ラミアの言う家庭菜園の正体であり、D.D.一味の非常食である。
填星(てんせい)の零弐肆拾(オブシド) †
直径12センチ、厚さ1ミリ未満の黒曜石のような光沢のある物質で作られた円盤形、非生物タイプの護法神。
自在に浮遊して移動が可能なほか、円盤に刻まれた幾何学模様に沿って自在に変形しアナログデジタル問わずあらゆるロックにアクセス、解除するための鍵の役割をする。
見た目通りそのままの状態では五輪星中もっとも非力でもっとも直接戦闘に向かない、ただし硬度とエッジ部の鋭利さがすさまじく体積や質量を無視して「刀」状の手持ち武器に変形することも可能。
鍵や刀以外の物体にも体積や質量を無視して変形可能と思われるがその変形パターンの総数は不明、そのたび円盤に描かれた幾何学模様がスライドパズルのように変形する。
寡黙を通り越して一切の言葉を発さないが、幾何学模様に走る発光信号でラミアたちとの意思疎通はできている模様。
占いも得意だがその腕が披露されることは少ない、『未来を予知することは何よりも楽しくないことだ。』とD.D.が考えているからかもしれない。
占いこと『予言』はいつか支払われるだろう『ツケ』を対価にその日までの運命を確定させるもの、その『ツケ』がどんな形で支払われるかは解らないがその日は確実に訪れることだろう。『だが今日じゃない。』
呼ばれない限りは外に出てこようとしない引きこもり勢その2、アンバとは仲がいいのか悪いのか不明。
その武器どうした? †
本体がやられると洒落にならないので持物として五輪星の力の一部を行使できる
D.D.本人が基本逃げるか傍観者なのであまり使われない。
木 錫杖 †
小輪六つのタイプ、六道輪廻様々な世界との扉を開く世界渡りの必須アイテム。蟲避け厄除けの効果もある、無用な殺生を避ける逃亡者のマストアイテム。
来訪を告げる『気配』を発することもできるので気配を置いて高速移動すれば自動感知系の攻撃に対するデコイにも使える、F91が質量のある残像をバラまくイメージ
歳星=木星=ゼウスの加護というこじつけに過ぎるそれで召雷も可能、琥珀がエレクトロンでもしてるんでしょう。だが武器の機能はむしろおまけ。
火 羽ペン †
ペンは剣より…というけれど、どす黒い羽に赤をぶちまけたような色。空中に炎を残し軌跡で文字を描く。それだけではそれまでだが『何を描くか』で応用できる。
このペンは何個か同時に取り出せるので手裏剣のように投げて使うことも。アバン先生のフェザーみたいな、火属性付与で着弾爆裂させたり煙幕も張れる飛び道具。相手へのダメージより周囲に火を放って逃げるのに最適。
土 黒曜刀 †
非常に鋭利でかつ硬度も高い。サイズも打刀くらいなので大きすぎず適度。しかして刃渡り以上の大きさの物体を切断するファンタジーKATANA。
オブシド本人が変形しているため持物の中では一番強力、かつ一番言ったものがち、なんでもあり。
形態もおよそどんなものにでも変形が可能なため刀のみならず鍵から防具から獣、はては誰かへの変装も…ロデムかお前は。
金 喧嘩煙管 †
サイズは並みだがかなりの硬度と重量。まんじブロックにひっかけるチェーンキセルにもなるゴエモンさんみたいな打撃武器
上手くすれば相手の近接武器をカウンターで破壊できるため不意打ちに適する。煙を吹くことで光幻惑のスクリーンの役割もできる
相手に放り投げてキャッチしたところを攻撃などの不意打ちに用いたりもっぱら不意打ちしてナンボの武器。ちなみにDDは喫煙者ではありません。
水 象牙笏 †
シャクで何するって?水芸かな。どこからともなくほぼ無限に高水圧噴射が可能
だがさすがに禍災消防隊ほどの瞬間放水パワーはない。
その代わりかなり精緻な水のコントロールが可能、海と大地を貫くモーゼロードだって
操った水面に乗ってロビンダディごっことか、問題はない!15メートルまでなら!という烈さんゴッコも可能。
飲料水の確保もできちゃうのでサバイバルに重宝する。
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