住処にしているどこかの薄暗い洞窟とか色々 †
構成要素 †
- ゴーレム使い
ゴーレムを作成、操作することに特化した魔術師。基本的にどのような素材でもゴーレムにすることが出来る。
ただし素材によって向き不向きがあり、特に生命が宿っている存在、つまり生物を素材にすることは難しい。
魔力を通しやすい物質であれば効率が良く、逆に魔力を通さない物質がある場合は素材にできない。
素材は一握りの物質であったとしても、それを魔術で擬似的に複製して一つのゴーレムにすることができるが、
ゴーレムとして成り立たなくなると消え、複製素材の質は元のものより劣る上、複製物は魔力そのものでもあるため効率が悪い。
なので普段使いのゴーレムは概ね土から作られたクレイゴーレムなどであり、いつも一緒にいることが多い。
冒険の際は戦闘をゴーレムが行うため、頑丈さを考慮してストーンゴーレムなどを引き連れている。
特に大きく作ろうとしていない時は、2〜3mほどの人間型ゴーレムが多く、武器なども基本的にはゴーレムが使う。
ゴーレムは術式によって構成され、込められた魔力の量だけ動き、魔力が切れると崩れ去る。都度補給も可能。
それそのものにも擬似的に意思があるが、基本的には知性は意図して与えない限りはなく、
与えられるとしても高度な知性を作り上げることは現状できない(せいぜい犬程度)
通常はエメスの意思をほぼダイレクトに伝える思念操作を行う。しかし距離が遠く離れたりすると、
思念操作はできないため、自律行動に頼ることになる。
- 普通に作った際のエメスの作ったゴーレムの操作もろもろ
十分に距離が近い時:思念接続による直接操作。思いのままに動く
そこそこ近いその辺にいる時:思念接続による命令操作。そこそこ思い通り動く
ちょっと離れた所にいる時:思考接続による情報交換はできるが複雑な命令はできない。ある程度動く。
だいぶ離れた所にいる時:思考接続不可。事前に仕込まれた命令及び、疑似意思による自律行動。きびきびは動けない
いずれにおいても自律行動自体は可能。エメスが気を失っているなどしている時は、近くに居たとしても自律行動となる。
思念接続はある程度の集中力が要るため、口頭で命令を与えることも多い。その場合はもちろん声が届かなければならない。
- ゴーレムいろいろ
基本的に素材としてありふれており用意しやすいものは複製の必要がないため燃費が良くなる
複製についても魔術的、物理的な存在強度が高いものであればあるだけ魔力が必要であるため、
僅かな素材から作った場合でもモノにより魔力の消耗が違う(宝石は高く、しらたきはお安い)
素材によっては、その素材が持つ特性が現れ、ゴーレムの能力に反映される場合がある。
- クレイゴーレム
最も頻繁に製作、運用している土から作ったゴーレム。
土であるため、強度はそれほど高くはないが身長3mほどで作った場合には400kg近くにもなるその質量は、
下手な魔物や戦士を圧倒する怪力を生み出す。反面、細かい動作は苦手で、大雑把な挙動をする。
いつも連れているクレイゴーレムは、利便性も考えて2mほどのスマートな体型。
燃費がいいため、数も多めに造られているが、大体どれもクーちゃんと呼ぶ。
アレグリアにより月桂冠を備えた個体はナッちゃん。花輪の冠を植え付けられた個体はハっちゃん。
- ストーンゴーレム
主に迷宮での戦闘用として製作、運用している石で作ったゴーレム。
頑強、怪力であり、ちょっとした攻撃なら傷つくどころかはねのけてしまう。
しかし、素材故に重く。動きはどうしても遅くなり、俊敏な敵には遅れを取ってしまうことも。
土ほどではないが、素材が比較的手に入りやすいため、燃費もそれなりにいい。
大体どれもストーくんと呼ぶ。
- ウッドゴーレム
枯れ木や生木などの木から作ったゴーレム。当然生木で作ってもそのうち大体枯れ木になる。
火に弱いのが難点だが、重量、強度、燃費、などのバランスよく汎用性が高い。
エメスは殆ど行わないが、故郷で運用されていたウッドゴーレムは素材とする木そのものを
加工し、人形としてのパーツを作成した上でゴーレムとすることで更なる性能向上を行っていった。
大体どれもウっちゃんと呼ぶ。
- アイビーゴーレム
蔦で構成されたゴーレム。丈夫さやパワーはイマイチだが、特性として自身の体の蔦を操って飛ばし
敵を縛り付けることができる。並みの力程度の人間だとにっちもさっちもいかないくらいの勢いで縛れる。
- ファイアゴーレム
火で構成されたゴーレム。元々がきちんとした形が無く移ろいゆく炎のため、文字通り燃費が悪い。
炎を吹き付ける特性をもつが、体を構成する炎を放出しているだけでもあるので消耗が激しい。
- ウォータゴーレム
水で構成されたゴーレム。質量はまあまあだが水なので物理的な攻撃力はほとんどなく、敵を溺れさせるような
攻撃方法を取っていた、が、泉の精であるナハの加護により特性が強化。
水を圧縮した水弾を体から撃ち出せるようになった。一発一発は成人男性が力いっぱい投げたペットボトル程度だが、
数を大量に撃てるのでなかなかの打撃力となり結構いたい。
- スモークゴーレム
煙で構成されたゴーレム。もう殆ど煙なので、攻撃能力は無いに等しい。煙たいだけ。
存在自体が希薄なため燃費がいいが、それだけ。
- ハーフペリドットゴーレム
イリスから譲ってもらったペリドットを、クレイゴーレムに纏わせた複合型ゴーレム。
クレイゴーレムの効率の良さや補修のしやすさと、宝石による鋼鉄並みの強固な鎧を両立させたバランスの良い力を持つ。
また、特性としてペリドットの風の力が強く現れ、刃のような真空を放って攻撃するごとができる。リンゴを取るのに便利です。
- アシッドゴーレム
スヴェンから購入した酸毒の指輪による腐食液体によって構成されたゴーレム。
ちょっとした木くらいなら溶かし折ってしまうくらいの攻撃力を持っていたが、
今は酸毒の指輪自体がドワーフにより鍛えられ、王水の指輪となったため作れない。
- アクアレギアゴーレム
王水の指輪から発せられる王水によって構成されたゴーレム。すごい溶けるので扱い厳禁。
ちょっとした鋼鉄くらいなら直ぐに溶かしてしまうほどの強い酸により、金さえも溶かしてしまう程の攻撃力を持つ。
更に、泉の精であるナハの加護により特性が強化。
ウォータージェットのように細い水流を撃ち出し、下手な防御であればそれごと貫くような攻撃をできるように。
- レッドクオーツゴーレム
第二層の赤い石英のような鉱石で構成されたゴーレム。ストーンゴーレムよりも硬く強靭で、
特性として熱に強く、一般的な魔術師によるファイヤーボール程度ならそよ風のように防ぎ切る熱耐性を持つ。
- ミスリル<アローヘッド>ゴーレム
ハイエルフの英傑サリヨンの使っていた真銀の鏃によって構成されたゴーレム。
魔法金属であるため、複製にめちゃくちゃ魔力を使うがその強靭さ、出力の高さは折り紙付き。
ただし消耗も激しいため普段はとてもではないが使えない。
鏃としての特性を持ち、左右の拳が半分ずつに別れたような鏃を模しており、それらを合わせ放つことで
両腕を一本の巨大な矢として撃ち出すことができる。もちろん撃った後は腕がなくなる。
- ブルーストーンゴーレム
第三層の蒼い廻廊の建材で構成されたゴーレム。石かどうか絶妙に謎なのだがたぶん石っぽいので石として扱っている。
通常のストーンゴーレムよりも駆動魔力効率がよく、また堅牢なのでいい動きをしつつ硬いという夢のストーンゴーレム。
ただし複製は結構キツいので摩耗したりした時の修繕は辛い。夢は夢のままでした。
特性として闇の力に親和性が高く、闇魔術に類する魔術への耐性が高い。
- アダマンタイトゴーレム
スヴェンの手に入れたアダマンタイトの欠片から構成されたアダマンタイトのゴーレム。
一節には自然界に存在する物の中で、最も硬いとされるアダマンタイトで造られているため、物理的な強度は破格であり、
並大抵の攻撃を受けたとしても傷一つさえ付かない硬度を持っている。反面、サイズ比に対して、重量がとてつもなく重くどうしても動きが鈍くなり、
また、余りにも高い存在強度のため複製を行うだけでも一苦労。外部からの干渉によって傷つくことはほぼ無いが、
アダマンタイトそのものが擦れ合うことによる摩耗は多少なりとも起こるため、それの修繕をするだけで魔力消費が激しく燃費はかなり悪い。
- ハイ・プラズマゴーレム
ルーシェの従者、エムロードの呼び出したプラズマを、故郷から持ち出した実験器具である雷を封じ込めるための特殊フラスコへ封じた物から構成したゴーレム。
サイクロプスに鍛えられた特殊フラスコ、反響増幅式対光熱特殊フラスコは、内部の光熱を増幅するように強化されており、通常のプラズマよりも高い威力を秘めている。
ただし、現れるだけでも周囲に熱を放出し、触れるだけで凄まじい電熱に晒されることになるため通常のゴーレムのように連れて歩いたり、物理的な防御壁としては使いづらい。
- レッド・ドラゴニア・ゴーレム
炎姫の竜玉を核にして紅い龍鱗にて構成された、竜人を模ったゴーレム。物理的な強固さもさることながら、竜としての高い魔術的存在強度を誇り、
並みの攻撃魔術なら特に防御行動を取らずして弾いてしまうほどの堅牢さを誇る。
また、通常のゴーレムとは違い、炉となりうる核である竜玉があるため込められた魔力を更に効率よく運用ができ、魔力比での出力が非常に高い。
竜玉で制御され有機的に連携する龍鱗による機動性も高く、殆ど人間と同じレベルの行動を取れるため格闘戦にも優れ、近距離で操作すれば人間以上の動きを見せることさえする。
その大きな顎の奥には魔力を竜玉にて励起増幅させた超高熱の業火を放つ機構があり、一度放てば直線上の何もかもを焼き尽くす。
なお、このゴーレムは古竜の肉体的頑強さを再現しただけのものであるため、竜言語魔法は使えない。
- ゴーレム・ホムンクルス
エメスの体組織を一度分解し、周囲から素材を取り込んで再度体組織として組み込み直す、己自身を素材としたゴーレム。
久遠の種の位相段階をニグレド/黒化、アルベド/白化、ルベド/赤化のうち、ルベドまで進める必要があり、
その段階まで至った場合は、擬似的な賢者の石として久遠の種が機能し、人が手にするには余る程の力を引き出せる。
また、赤化した久遠の種の各種術式制御の難易度の高さのため表層人格を維持することも困難となる。
その性能は、取り込んだ素材によって変化する。単一の希少素材であればいいという訳ではなく、ありふれた素材も含め、
総合的なバランスが全体としての性能を引き出し、決定づける。
全ての要素を増幅し合わせることによって概念的な小世界を構成し、その世界そのものを叩きつける、
『造られし大いなる御業』/マキナ・アルス・マグナを放つ事ができる。小世界の世界としての完成度が高ければ高い程、
対象に対しての干渉度が上がり、それが崩壊した際の威力も比例して高くなる。
- エビフライゴーレム
アネモネが提供したエビフライによって構成されたゴーレム。さっくり揚がったエビフライ推定5000本くらいでできている。
核になっている一本のエビフライ以外は全部複製なので食べても衣が崩れた瞬間に魔力になって消えてしまう。かなしさ。
- しらたきゴーレム
アネモネが提供したしらたきによって構成されたゴーレム。正直全身うねうねしてぬめぬめしてるのでちょっとキモい。
質量はなかなかなので敵の攻撃をどっせいと受け止めたとしたらそのぷるんとした感触と絶妙な生臭さに顔をしかめること請け合い。
- おんせんゴーレム
パジャマパーティでのスヴェンの温泉の壺から湧き出した温泉によって構成されたゴーレム。
基本的な性質はウォーターゴーレムと一緒だが、温泉としての特性が現れたのか何故かいつまで経っても程よい温泉として入るにいい温度。
やろうと思えば移動温泉としても利用可能。でも流石に汚れを浄化はできないので利用のたびに汚れていく。ああ無情。
- クッションゴーレム
パジャマパーティでイリスが用意したクッションで構成されたゴーレム。ふかふかもこもこ。
もちろん攻撃用途などには使えないため、寝る時のお供やふかふか感を味わうSUMOU相手などに。
なお体内?に人を取り込めば移動式寝袋としても利用可能。人を駄目にします。
- 洞窟ぐらし
生まれた場所に雰囲気が似ているということから、迷宮にほど近い場所にある洞窟を改造して暮らしている。
土木作業はゴーレム達が行い、中に入れば木材と土で作られた割とちゃんとした住居になっている。
洞窟の周囲はクレイゴーレムやウッドゴーレムが巡回しており、防犯も割としっかりしている。
- 巡回中のゴーレムには『みまわりパトロール中』と書かれた紙が貼り付けられている。
- 洞窟の直径は人が8人くらい横に並んで歩ける程度。月の明るい夜ほどには薄暗く、
気温は通年を通してどの季節でもひんやりとした少々肌寒い気温。
エメスの家は洞窟の入り口から少し歩いた所にあり、洞窟を半分埋めるくらいの木造建築住居となっている。
特に家は洞窟を全部塞いでいる訳ではなく、その奥も続いており進もうと思えば進めるが、
エメスたちは特にそっちへは行っていない。
【アイテム類もろもろ】
+
| | アイテム
|
持ち主に仇なす魔力で動く螺旋状の刃物
べとべとした箒
ありふれた口紅
とても質の悪い闇の魔法書
ありふれた護符
非常に質の悪いロープ
羽のように軽いロープ →イリスへ売却
持ち主に仇なす長槍 →トウへ売却
非常に質の良いレイピア →ラエリエルと交換
非常に質の悪い知り合いのパンツ →お焚き上げ
媚毒の滲む服だけ分解する粉 →お焚き上げ
媚毒の滲む耳飾り →お焚き上げ
氷の魔力を帯びた発情薬 →お焚き上げ
辛うじて使えるロングソード →妖精さんによる変換
神聖なカピバラ
強靭なモンスターの卵
薫香マツタケ
道化の風船
道化の帽子
ストラディヴァリウス
上質な骨
とても上質な剣
・妖精さんに変換
精巧な魔力で動く螺旋状の刃物
・ラエリエルと交換
非常に上質なバスタードソード
・マリーシアから購入
氷精の槌(氷の魔力を帯びたモール)
魔鉱の斧(非常に質の良いハンドアックス)
濃縮マナポーション(多数)
苦くて栄養満点の丸薬
・スヴェンから購入
酸毒の指輪 →サイクロプスに鍛えられた↓
王水の指輪
エメスに似合いそうな短剣
・スヴェンから譲渡
アダマンタイトのあしらわれたペンダント
・ベイセルから差し入れ
一本一日持つバータイプの保存食(多数) →たべた
一本一日持つバータイプの保存食(多数✕3)
一本一日持つバータイプの苦い丸薬入り保存食(多数)
・アレグリアから譲渡&妖精さんの出会ったドワーフにより鍛錬
身代わり人形(+1)
・英傑サリオンのと戦闘で入手
真銀製の矢じり
・第七竜人小隊が古の竜姫ガーフジーから授受した物を譲渡
炎姫の竜玉
・アズレートから譲渡
青光の理剣
・深淵の巨神ドゥ・アのと戦闘で入手
破滅の魔剣
・アレグリアから譲渡
『ぬ』を形取った金属板?
・ラエリエルから譲渡
『斑の記憶』の茶葉
・生まれ故郷から持ってきたアイテム
蛍石のランプ
抑制用薬液
恒久定温石 →水底の竜へ捧げた
反響増幅式対光熱特殊フラスコ
星詠みの羅針盤
などなど
|
その他もろもろ †
- 性格は天然な感じでちょっと子供っぽいタイプ
- 見た目は10代後半の少女で健康的に見える
- 本人の体力も凡そ見た目通りの体力・筋力しか無い
- 魔力に関しては感じるものが感じれば凄まじいものを感じるかもしれない
- 魔術はゴーレム関連のものしか使えないが、それのみに関しては卓越している
- 襟で見えづらいが、首元に鉱物のような金属のような質感をした指先ほどの黒い丸い球が埋まっている
- 時折妙に常識知らずなことがある
- 大食漢。え?大丈夫なの?しぬの?みたいな量を平気で食べる
- かと思えば全然飲みも食べもないこともある
- 道具屋のマリーシアの『意地悪な加護』により以下のスキル及び称号を習得済み。スキルは習熟することでレベルが上がる。
耐毒Lv7 軽い毒なら無効化する耐久スキル。十日目のカレーくらいなら問題なく食べれる
→腐ったのを食べてたりしたので地味にレベルアップ
→これも行けるんじゃない?いけた(小並感)と毒が普通に混入された物も食べてたことによりレベルアップ。致死性の毒でなければそこそこ耐える
耐麻痺Lv7 軽い麻痺毒なら無効化する耐久スキル。てきとーにその辺に生えてるキノコを食べてもだいたい大丈夫。
→キノコ食べまくりによりなんとなくレベルアップ
→コブラとか美味しいのでは…?とチャレンジ精神発揮によりレベルアップ。ちょっとしたふぐならそのまま食べれるぞ
称号:『悪食』 本来食べれないようなものも食べれるようになる。試しに石を齧ったら食べれたびっくり。でもまずかった。
フラスコの中の少女 †
【自然派パーティ くさくさじめんみず】
「みぎががわたし!!」と添えられている
【飾られたカードの隅】
【泉の精 ナハ】
みずみず精霊たちの集会でどんな抱き心地なのだろうと第二層の休憩ポイントの泉の精さんへ抱きつこうとしたら一体化。
自らの身の内に泉の精を宿すこととなった。その時につけた名は、自分の名と同じ言語による、ナハ/nahar、という川を意味する名。 時折誰ともなしに虚空を見て楽しそうに話をしていたり、たまに少女の中から顔を出したり引っ込んだり、なんならお出かけとかもするが、 いつの間にかまた少女の元へと戻っているのだという。これにより、常時水属性の加護を得ている。
- エメスはある魔術師が造ったホムンクルスである
年齢通り、つまり二年前に作成されており、もろもろの知識はその際に直接刷り込まれたもの
魔術師が命を落としたため、かつての生まれた場所を離れて冒険者となった。
- ホムンクルスであることは特に隠してはいない
問われれば答えるし過去に教えた者から聞くこともあるだろう
ただ結果的に冒険者としての経歴が浅いことによって冒険の依頼などで足元を見られたりするので
おおっぴらに言ったりするほどでもない。
- 大食漢であるのは、通常の栄養以外にも食事で魔力をコントロールしているため
エメスの核となっているのは首元の球であり、そこから強い魔力を引き出しているが、
そのためには呼び水となる自身の魔力が必要である。
食べたものを魔力に変換して自身に溜め込むことによって安全にゴーレム魔術を扱える。
自身の魔力がない状態で下手に強い魔術を使おうとすれば、身体の崩壊を招く。
- エメスは不老である
正確にはそもそも構造上加齢をしない。10代後半の少女の姿として造られたため、いつまで経ってもその姿である。
目ざとい者が居れば、数ヶ月経とうが、数年経とうが彼女の髪の長さが変わらないことに気づくかもしれない。
人間のように成長しないエメスは、髪の長さも、爪の長さも基本的には変わらない。
髪を切っても、髪を染めても、しばらくすれば恒常性維持機能により元の姿に戻ってしまう。
ただし、特別に調合した薬液を用いればある程度だが制御することができる。ので髪型を一時期変えるくらいならできる。
- 内的知識階層とは
エメスを製作した魔術師が少女の中に埋め込んだ、概念的内的世界の一つ。つまりは形の無いデータベース。
魔術師が蓄えた知識を概念要素へ変換し、大量の情報が色々な形で存在している。
とはいえ、森羅万象を網羅しているとはもちろん言い難く、あくまで魔術師が記述したものしかない。
なお、魔術師はこのデータベースに出来るだけ頼らないようにエメスに言い含めている。
これに頼りっぱなしでは、エメス自身の成長にならないからだ。
エメスにより追記や書き換えなどの変更も可能。ある意味ではここに全てを書き記すことがホムンクルスとしての目標とも言える。
場合にもよるが、アクセスの際は一時的にデータの読み出しに集中するため、エメスは感情のない人形のようになったりもする。
- エメスを作った魔術師、フルメルについて
『玩具調律者』と呼ばれた、錬金術の分野において知る人ぞ知るという程度に名を知られた魔術師である。
オートマタの製作、ゴーレム創造術、人工生命の研究、魔法薬や魔導具の作成において実績を残しているが、
研究結果を広く公開しているのはその一部である。
研究一辺倒の研究畑の人間と思われているが、ごく一部の人間だけが知る、
『極夜の海嘯』と呼ばれる事件を知る者は、その印象を否定するだろう。
- エメスの魂について
生物であれば、例外はあれどあまねく存在する魂が、エメスには存在しない。
エメスの心は、狂気にも等しい精緻さを持って編まれた魔術式の塊によって、"そう見える"ように造られた擬似的な物とも言える。
もちろん、エメスには自我が存在し、その精神は学び、成長するが、生物としての核でもある魂、イデアを無から生み出すことはフルメルにはできなかった。
- 久遠の種について
以下、フルメルの手記から引用。
『──以上のことから、万能の担い手たる完全な賢者の石を錬成するのは、
残念ながら僕には不可能と思われる。紛い物なら作れるだろうが、それでは意味がない。
だが、それの代替となりうるアーティファクトの存在を突き止めることには成功した。
あらゆる時代、あらゆる場所、文献が正しいのならば、ここではない、他の次元でさえも。
世界の外の何者かによって齎され、世界の片隅に存在し、芽吹く時を待つ"それ"のことを、
僕は「久遠の種」と名付けることにした。「久遠の種」は決まった形を持たない。
ある時は剣、ある時は心臓、ある時は人間の瞳に顕れたこともあったらしい。
それを手に入れ、莫大な魔術式によって制御、ニグレド、アルベド、ルベドの段階工程を踏めば、
最終的には賢者の石に匹敵する…いや、もしかすればそれ以上の物になりうるはずだ。
現在、在り処の判明している「久遠の種」を手に入れるのは、大きな危険が伴うことが予想される。
でも、構わない。それしか方法が無いならば、選ばない理由はどこにもない。
この世の理の枠を越え、人知を超えた力を生み出すそれを核として、僕の夢の結晶を作り出す。
それだけが僕に残された、たった一つの大いなる作業なのだから』
色々スペース †
インナースペース †
|