そもそもさくらんぼって桜に生るのか?
じゃあさくらんぼの種を庭に植えて育てたら桜の木に…?
- さて…掃除も一先ず終わりと言った所か -- シラハ
- (純白のエプロンと三角巾、それに負けじと真っ白なマスクを外して額の汗を拭い)
こんなところでいいだろう。さてシラハ、君には二つの選択肢がある。
僕と同じ家に住むか、冒険者として独り立ちするか。どちらを選んでも有事の際に協力してもらうことには変わりない。
(説明しながら竹箒を窓際ではたいて箒に付着したゴミを落とし) -- エリス
- (部屋の隅っこに腰を下ろし)
護衛獣として喚ばれたからには責務を全うするつもりだ。住居を分けていては護るものも護れん
蒼の派閥……と言ったか。研究を旨とする組織だと聞くが、頻繁に狙われたりするものなのか? -- シラハ
- ではここに住むという形にしてもらおう。(手を止めて三角巾を外す)
言い訳タイム開始
いいかこの際だから言っておくが僕は君に対して卑劣漢の如き
振る舞いをすることはないと思ってもらおうか!最初は鬼界シ
ルターンから召喚するのだから鬼火の精霊やちょうちんに目と
鼻がついたような召喚獣が来るんだろうと内心で油断しきって
いたら君のような同世代の女性のご登場というわけだしかしだ
がだからといって僕がそれに対し情欲をぶつけるような真似は
絶対に一切全くこれっぽっちもしない!異界から女性を浚って
そのような行為に働くだなんてまるで強姦魔じゃないか!僕は
断じてそのようなことはしない!金の派閥の名門ランブロスの
名に誓って君に対し護衛召喚獣以上の責を求めたりはしない!
言い訳タイム終了
(このようなみっともなき言動に至るのも生真面目が服を着て歩いているような男・エリスロットの性分故であった)
……別に蒼の派閥だから狙われるわけではない。この家の蔵書や召喚石、資料は召喚師でなくても一定の価値があるものだ。
それだけでも十分に護衛を喚ぶ意味はある。 -- エリス
- 案ずるな、雌の狼は自分より弱い雄に体を許す事はない(バッサリ感溢れる一言で以て)
無論種族以前に私個人にもそう言った趣味はない(返す刀で)
要は番犬か、しかしそれなら退屈する事もなさそうだな……(蒼の派閥に属する者でありながら家は金の派閥だと言う事が気にかかったが、込み入った事情を聞ける程密な関係でもないので黙っていた) -- シラハ
- (『弱い』『趣味はない』の連刃にばっさりと切り裂かれ)
誤解がないことは嬉しいが……まぁいい。それでいい。シラハ、僕は君の腕っ節を見込んでいるんだからな。
逆に言えば番犬以上のことは求めない。家事も掃除は僕がやる。念入りにやる。
……さて、シラハ。君は突然この世界に呼び出されたことになる。質問があるなら聞くが? -- エリス
- しかし、そう言った唾棄すべき下衆な輩に呼び出されいい様に扱われた者を私は知っている
私の主が貴様のような可愛げのある者で良かったとは思っているよ(言って柔らかく微笑んだ。思えばこちらに来てから初めて笑ったかもしれない)
質問、質問か……そうだ、貴様他の召喚獣は喚べるのか? -- シラハ
- …………。(シラハの笑顔にしばらく固まり)
なんだ、笑えるんじゃないか。(不貞腐れたように言い放ち)
呼べる。といっても鬼界シルターンに通じる召喚術以外はほとんど扱えない。まだまだ新米召喚師だからな。
そしてシルターンからも強大な存在は呼び出せない。僕はどちらかというと槍術のほうが得意だ。 -- エリス
- 何だ、岩か氷で出来ているとでも思っていたか?(不満げに睨み)
ほう、少々意外だな。その内見てみたいものだ、その槍術とやらを……貴様の成長も楽しみにしておこう(その場でごろりと転がり)
さて、寝る -- シラハ
- 両方だ。(口の端を持ち上げて挑発的に)
なんだ、僕のお目付け役でもするつもりか? わかった。後で君の分の部屋を準備しておく。
ふぅ……(空を見上げて眉を中央に寄せ)冒険の始まりか。 -- エリス
- さくらんぼは桜の仲間さ 桜の実をあまーーーく食用に改造した木からなるってワケよ
さくらんぼの種から・・・ってのはやったことないな・・・桜はウマいからいろんな虫に食われちまう
ちゃーんと世話してやらないといけないヤツさ・・・オット、俺はガンキュ 炎の魔術師さ (左手を差し出して握手を求めました) -- ガンキュ?
- ほう。桜の花が咲くあのサクラとさくらんぼが生る桜の木は別なのか……
桜の世話……「桜守」と呼ばれる人たちのことか。(眼鏡の位置を直すと握手をし)
僕はエリスロット・ランブロスだ。エリスと呼んでくれ。冒険者としては次で駆け出しになる予定と言ったところかな。 -- エリス
- 桜の実は何をどーやっても食えないから注意しとけよ 夏頃にめっっっちゃ落ちてるけどな
桜守、というのか・・・何かを守る事ができる、それはとても誇り高い事なのかもしれない(左手で握手をしました 右手からはかすかにモーター音と、金属のこすれる音がしておりました)
エリスか、よろしく!・・・ほう、俺と似た魔術師タイプのようだな・・・魔力の流れがスムーズに循環している -- ガンキュ?
- どうやっても食べられない?(甘く酸っぱいさくらんぼのイメージと食い違い)それは毒があるということだろうか。
桜は食害にも病害にも弱いと聞いた。それはきっと想像もつかない苦労があるんだろうな。
ああ、よろしくガンキュ。……器用貧乏でね、僕は魔術も槍の使い方も程ほどでしかない。
そういう君は右腕に鎧を纏ったままなのか? 金属音が小さく聞こえてくる。 -- エリス
- 単純にすごい不味いらしい・・・渋柿をかじったような感じと聞いたけど、俺はそんなマズいものをわざわざ食べたりしないので・・・本当はすげえ美味いのかも・・・
しかし桜は、美しい みんなそれに魅せられて、こぞって植え、世話をし、花を愛でるのさ それは喜びでもある
器用貧乏って事は、逆に言えばどんな場面にも対応しうる応用性があるって事さ・・・チームにはそういう、カユい所に手が届くヤツが必要になる
名誉の負傷・・・とは、とうてい言えんがね(右手首をゆっくりと回しました 同方向に回り続ける右手・・・そう、これは機械義手だったのです) -- ガンキュ?
- ま、不味いのか……しかし(顔を綻ばせ)そんなことを聞いてわざわざ試す気にもならないな。
花は美しい。食事でしか空腹は満たせないように、花を見ることでしか満たせないものは確実にある。
……チームか。僕は今まで共同戦線を張ったことなんて数えるほどしかないよ。実戦経験も同様。
……これは。珍しいな、機界ロレイラルの技術にも見える精巧な機械だ。装着者自身が動かせる義手を初めて見る。
いや、失礼。ガンキュにとっては失った四肢を補うもの。みだりに奇異の目で見るべきではなかった。 -- エリス
- さくらんぼを作ろうって考えた昔の人には脱帽だな・・・初めてチャレンジした人は、とても偉大だ
生きるのに直接必要のないものかもしれないが、そういう心のパワーを得るものはたしかに、ある
だから「駆けだし」であり・・・エリスの冒険者としての人生は、これから始まるのさ チームはいいぞ・・・とても心強い
なに、しばらく片腕だったからな・・・新しいオモチャをもらったんで見せびらかしたいのさ
自在に動かせるが、感触がなくて加減がわからない 女の子も抱けないんで、なにげに不便だよ・・・ないより幾分かマシだがね
それじゃ俺はこれで!桜の話題が出てたからつい、ね (機械の右腕をカシャッと上げ、去っていきました) -- ガンキュ?
- 品種改良の結果だろうか。しかし果物を食べられるように改良していった人の根気は推して図れないものがある。
違う。(断定的な口調、自分の語気に驚いて苦笑し)
生きていくだけで草花や音楽を必要としないはずがない。そう思っているんだよ、僕は。
そうだ。駆け出していく。僕は、これからを……(「護衛召喚獣に暴言を吐いておいて?」苦々しいものが先行きに待っている気がした)
加減がないというのは難しいな。それでも戦う分には両腕があったほうがいい。……冒険というものも、中々に気苦労が絶えないようだ。
ああ、それではまた会おうガンキュ。なに。新しい知識を得られて実に有意義だったよ。 -- エリス
- (酒場のカウンターに座り冒険者の登録を終えて紙切れ一枚にまとまった自分のパーソナル・データを眺めて溜息)
(自分の護衛召喚獣であるシラハに怒鳴りつけたことへの自己嫌悪に口元を歪めての仏頂面)
やれやれ……僕は子供か? それともヒステリーか。 -- エリス
- ちんこ! --